JPH08155801A - 小径ボルト手入れ装置 - Google Patents

小径ボルト手入れ装置

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Publication number
JPH08155801A
JPH08155801A JP30244894A JP30244894A JPH08155801A JP H08155801 A JPH08155801 A JP H08155801A JP 30244894 A JP30244894 A JP 30244894A JP 30244894 A JP30244894 A JP 30244894A JP H08155801 A JPH08155801 A JP H08155801A
Authority
JP
Japan
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bolt
hand
maintenance
brush
repairing
Prior art date
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Pending
Application number
JP30244894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Fukushima
信二 福嶋
Fuminobu Kanzaki
文伸 神崎
Takao Kawatani
孝雄 川谷
Keizo Kai
圭三 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISHI NIPPON PLANT KOGYO KK
Daihen Tech KK
Original Assignee
NISHI NIPPON PLANT KOGYO KK
Daihen Tech KK
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Filing date
Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト磨き作業を自動化して作業者の労力を
減らすこと。 【構成】 手入れ前のボルト16aは搬入レール1に沿
って切出し位置まで移動され、第1ハンド6により取り
出し位置に1本づつ移動され、第2ハンド7により把持
され旋回されて手入れ位置まで移動される。手入れ位置
において、手入れすべきボルト16bは、ボルトヘッド
固定部21とボルト固定シリンダ17により上下から挟
持されて固定された状態で回転される。この回転してい
るボルト16bに対して回転駆動されるブラシ14が当
接され、ボルトの手入れが行なわれる。手入れ後のボル
ト16cは第3ハンド15により把持され旋回されて、
搬出位置まで移動される。このとき同時に次のボルトが
第2ハンド7により取り出し位置から手入れ位置まで移
動される。搬出位置に移動された手入れ後のボルト16
cは、搬出レール19に沿って装置外に搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的小径のボルトを
自動的に手入れする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、工作機械等の定期点検の際に
は、工作機械に各部分を締結しているボルトを外し、こ
のボルトに付着している焼付防止剤等を除去し、新しい
焼付防止剤等をボルトに塗布して再度工作機械等に組み
込む必要がある。
【0003】この焼付防止剤の汚れ及び錆を除去するた
めボルト磨き作業を行なうが、従来のボルト磨き作業に
おいては、ワイヤーブラシ及びワイヤーホイールを使用
し、人手でによりボルトを1本づつ磨いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手作業
によるボルト磨き作業では、手入れするボルトの本数が
多いと時間がかかり、大変な労力になり作業者の疲労度
も大きいという問題があった。
【0005】そこで本発明は、ボルト磨き作業を自動化
して作業者の労力を減らすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、手入れ位置に
おいて手入れすべきボルトを軸方向に関して上下から挟
持して固定する一対の保持装置と、前記一対の保持装置
の少なくとも一方に設けられ前記手入れすべきボルトを
軸回りに回転させるボルト回転駆動装置と、前記手入れ
すべきボルトに対して離接可能に設けられた手入れブラ
シと、前記手入れブラシを回転させるブラシ回転駆動装
置と、手入れ前のボルトを切出し位置まで移動させる搬
入装置と、前記切出し位置にある手入れ前のボルトを取
り出し位置に1本づつ移動させる第1ハンドと、それぞ
れ共通の旋回部材に円周方向に関して所定の角度を持っ
て取り付けられており、前記取り出し位置にある手入れ
前のボルトを把持して前記手入れ位置まで移動させる第
2ハンドと、前記手入れ位置の手入れ後のボルトを把持
して搬出位置まで移動させる第3ハンドと、前記搬出位
置にある手入れ後のボルトを装置外に搬出する搬出装置
とを備えていることを特徴とする。
【0007】また、前記一対の保持装置は、手入れすべ
きボルトを挟持したままの状態で昇降可能とされている
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】手入れ前のボルトは、搬入装置により切出し位
置まで移動される。切出し位置に至った手入れ前のボル
トは、第1ハンドにより取り出し位置に1本づつ移動さ
れる。取り出し位置に至った手入れ前のボルトは、第2
ハンドにより把持され旋回されて手入れ位置まで移動さ
れる。この後、第2ハンドは取り出し位置まで戻ると共
に第3ハンドは手入れ位置に対向する。手入れ位置にお
いて、手入れすべきボルトは、一対の保持装置により上
下から挟持されて固定された状態で回転される。この回
転しているボルトに対して回転駆動させるブラシが当接
され、ボルトの手入れが行なわれる。手入れの終了後、
手入れ後のボルトは第3ハンドにより把持され旋回され
て、搬出位置まで移動される。このとき同時に次のボル
トが第2ハンドにより取り出し位置から手入れ位置まで
移動される。搬出位置に移動された手入れ後のボルト
は、搬出装置により装置外に搬出される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例に基づいて
本発明の特徴を具体的に説明する。
【0010】図1は、本発明の小径ボルト手入れ装置の
実施例を示す斜視図である。図において、搬入レール1
は、手入れすべきボルト16aのボルト径に対応したレ
ール幅を有しており、この搬入レール1に手入れすべき
ボルト16aが複数本セットされる。なお、本実施例に
おける手入れすべきボルトは、比較的小径のボルト、た
とえば、径が5/8インチ〜3/2インチ、長さ44m
m〜350mm程度のボルトである。ボルト移載ドグ2
は、ボルト16aの移動に使用するツメであり、搬送チ
ェーン3に2個連結されている。搬送チェーン3は、搬
入モータ4により回転駆動され、ボルト移載ドク2によ
りボルト16aを移動する。搬入モータ4は、ボルト移
載ドク2を移動させ、ボルト16aを所定の位置へ移動
し、停止する。また、ボルト16aが手入れのための所
定の位置から離れると再び駆動し、ボルト16aを移動
する。第1ハンド旋回シリンダ5は、第1ハンド6を旋
回させるためのシリンダである。第1ハンド6は、搬入
レール1上のボルト16aを第2ハンド7でクランプで
きるように引き出すための装置である。第2ハンド7
は、ボルト16aを固定する場所(手入れ位置)まで移
動するための装置であり、ボルトの手入れ中、すなわ
ち、ボルト磨き中は、次に手入れするボルト16aをク
ランプしておく。アーム旋回シリンダ8は、前述の第2
ハンド7と後述する第3ハンド15を同時に旋回させる
シリンダである。ボルトヘッド固定モータ9は、手入れ
するボルトのボルトヘッドを固定するため固定部21を
上下させるモータである。このボルトヘッド固定モータ
9は、小径ボルト手入れ装置の図示しないフレームに固
定されており、このボルトヘッド固定モータ9の回転軸
には送りネジ9aが取り付けられている。この送りネジ
9aは、後述するボルト回転モータ11が取り付けられ
た上下動可能な可動フレーム26に固定されたメネジ
(図示せず)に螺合しており、ボルトヘッド固定モータ
9の回転により可動フレーム26が上下動する。ワーク
固定センサ10は、ボルトヘッドを固定したことを認識
する光電スイッチからなるセンサである。ボルト回転モ
ータ11は、ボルトを磨く時、ボルトを自転させるモー
タである。ボルト回転モータ11の回転軸11aに設け
られたギア11b(図14参照)とボルトヘッド固定部
21の回転可能な外側回転軸29に設けられたギア29
aとの間には、チェーン11cが張り渡されている。手
入れモータ12は、ベルト12aを介して手入れブラシ
14を回転させるモータである。ブラシ押えシリンダ1
3は、手入れブラシ14をボルト側へ移動させるシリン
ダである。手入れブラシ14は、ボルトを磨くブラシで
ある。第3ハンド15は、手入れ後のボルト16cをク
ランプし、搬出レール19へ移動するための装置であ
る。図において符号16bは、手入れ中のボルトを示
し、ボルトはこの部分で固定され磨かれる。ボルト固定
シリンダ17は、手入れ中のボルト16bの下端部を上
方に押し付けてボルト16bの下端部を固定するエアシ
リンダであり、手入れ中のボルト16bは、ボルトヘッ
ド固定モータ9とこのボルト固定シリンダ17との間で
挟持される。制御盤18は、上記した各部分の一連の動
きを制御する電子機器を収納している。搬出レール19
は、手入れ後のボルト16cを搬出するためのレールで
あり、手入れ後のボルト16cは搬出レール19乗り滑
って降りてくる。操作盤20は、装置を動作させるため
の各種の操作スイッチ(非常停止スイッチを含む)等を
組み込んでいる。
【0011】次に上述した小径ボルト手入れ装置の動作
について説明する。
【0012】先ず、搬入レール1及び搬出レール19の
幅を手入れすべきボルトの径に調整する。
【0013】次に、搬入レール1にボルト16aをセッ
トし、操作盤20に設けられた起動スイッチ(図示せ
ず)を押す。これにより、以下に説明するような一連の
ボルト磨き動作が開始される。
【0014】先ず、搬入モータ4が回転を開始し、搬送
チェーン3が動き始める。これにより、図2に示すよう
に、ボルト16aは、搬送チェーン3に取り付けられた
ボルト移載ドグ2により駆動され、搬入レール1に沿っ
て第1ハンド6(図1参照)方向に搬送される。
【0015】図3に示すように、搬入レール1の第1ハ
ンド6側の端部近傍にはボルト検出用のリミットスイッ
チ1aが設けられており、ボルト16aがリミットスイ
ッチ1aの位置に至るとボルト16aによりリミットス
イッチ1aが押されて、たとえば、オンとなる。リミッ
トスイッチ1aの出力は、制御盤18に内蔵された制御
用の電子機器に供給されており、リミットスイッチ1a
がオンとなると、搬入モータ4の回転が停止され、ボル
ト16aは、リミットスイッチ1aの位置、すなわち、
切出し位置で停止する。
【0016】図4及び図5は、搬入レール1からボルト
16aを取り出す様子を示す概略断面図及び概略平面図
である。第1ハンド旋回シリンダ5により、図5に示す
ように第1ハンド6が搬入レール1の端部と対向する位
置まで旋回される(矢印A参照)。次いで、第1ハンド
6がボルト方向に前進し(矢印B参照)、第1ハンド6
のクランプ部6aが切出し位置P1にあるボルト16a
をクランプし(矢印C参照)、取り出し位置P2まで移
動する(矢印D参照)。次に、第1ハンド6のクランプ
部6aが開放される(矢印E参照)。次に、第1ハンド
6は原点位置へ戻る(矢印F参照)。
【0017】次に、アーム旋回シリンダ8により、図6
に示すように、第2ハンド7が搬入レール1のボルト取
り出し位置と対向する位置まで旋回される(矢印G参
照)。次いで、第2ハンド7がボルト取り出し位置にあ
るボルト方向に前進し(矢印H参照)、第2ハンド7の
クランプ部7aが切出し位置にあるボルトをクランプす
る(矢印I参照)。次に、第2ハンド7が旋回し(矢印
J参照)、ボルト16aをボルト手入れ位置まで移動す
る。
【0018】次に、ボルト手入れ位置におけるボルト固
定動作について、図7及び図8を参照して説明する。
【0019】図8に示すように、第2ハンド7がボルト
手入れ位置まで旋回され(矢印K参照)、図7に示すよ
うに、第2ハンド7が、ボルトヘッド固定部21とボル
ト固定シリンダ17を結ぶ軸と、手入れすべきボルト1
6aの軸が一致するように前進し(矢印L参照)、ボル
トヘッド固定部21が下降して(矢印M参照)ボルト1
6aの上部を固定すると共に、ボルト固定シリンダ17
のピストン部17aが空気圧により上昇して(矢印N参
照)、ボルト16aの下部から押し上げ、ボルト16a
の下部を固定する。次に、第2ハンド7のクランプ部7
aを開放し(矢印O参照)、後退した後(矢印P参
照)、搬入レール1方向に旋回し(矢印Q参照)、次の
ボルトをクランプして待機する。
【0020】次に、手入れ位置におけるブラシ動作につ
いて、図9を参照して説明する。
【0021】ボルト回転モータ11が回転を開始し、こ
の回転がチェーン11cを介してボルトヘッド固定部2
1に伝達され、ボルト16bが自転を始める。ボルトヘ
ッド固定部21の動作の詳細については後述する。な
お、ボルト16aの下端を支持するピストン部17aは
回転自在となっており、ボルト16bの回転に従って回
転する。また、手入れモータ12が回転を開始し、ベル
ト12aを介して手入れブラシ14に伝達され、手入れ
ブラシ14が回転を始める。次に、手入れブラシ14が
ブラシ押さえシリンダ13により押されて、ブラシ原点
位置(図9において破線で示す)からボルト16bに接
触する位置(実線で示す)に移動し(矢印R参照)、ボ
ルト16bの手入れを開始する。このボルト16bの手
入れは、予め決められた一定時間、或いは、操作者の指
示による任意時間行なわれる。手入れ終了後、手入れブ
ラシ14はブラシ押さえシリンダ13によりブラシ原点
位置まで引き戻される(矢印S参照)と共に、手入れブ
ラシ14の回転も停止される。また、ボルト回転モータ
11の回転も停止される。
【0022】次に、手入れ後のボルト解放手順につい
て、図10及び図11を参照して説明する。なお、この
時点では第3ハンド15は、手入れ後のボルト16cと
対向する位置に旋回している。
【0023】先ず、第3ハンド15が前進し(矢印T参
照)、クランプ部15aが手入れ後のボルト16cをク
ランプする(矢印U参照)。次に、ボルト固定シリンダ
17のピストン部17aが下降し(矢印V参照)、ボル
トヘッド固定部21が上昇する(矢印W参照)。次に、
手入れ後のボルト16cをクランプした状態で第3ハン
ド15が後退する(矢印X参照)。
【0024】次に、第2ハンド7が次に手入れ前のボル
ト16aをクランプし、アーム旋回シリンダ8が所定角
度旋回される(矢印Y参照)。これにより、手入れ前ボ
ルト16aが手入れ部に移動すると共に、第3ハンド1
5によりクランプされた手入れ後ボルト16cが、搬出
レール19の入口端部に対向する位置に至る(矢印Y参
照)。図12は、アーム旋回シリンダ8旋回後の第2ハ
ンド7と第3ハンド15の位置を示す。
【0025】次に、第3ハンド15が搬出レール19方
向に前進し(矢印Z参照)、手入れ後のボルト16cを
搬出レール19に載せた後、クランプ部15aを解放し
(矢印a参照)、第3ハンド15が後退する(矢印b参
照)。これにより、手入れ後のボルト16cは、図13
に示すように、搬出レール19を滑降して装置外へ搬出
される(矢印c参照)。
【0026】上述した一連の動作により、ボルトを自動
的に手入れすることが可能となる。
【0027】次に、上述したボルトヘッド固定部21の
取付構造について、図14を参照して説明する。
【0028】ボルトヘッド固定部21は、上下方向に伸
延する上下動可能な回転軸22と、この回転軸22の下
端部に取り付けられた円柱状のウレタンゴム等の弾性体
から形成されている下部ドグ23と、この下部ドグ23
の外周に遊嵌された下方が開放された円筒状の支持筒体
24と、下部ドグ23と一体に形成され支持筒体24の
上側面に形成された透孔に対して垂直方向に摺動可能な
状態で係合する係合ピン23aと、回転軸22の周囲に
回転軸22の軸方向に関して摺動可能に嵌合する筒状の
外側回転軸29と、外側回転軸29の外周を回転自在に
支持する可動フレーム26に取り付けられた軸受25
と、外側回転軸29に取り付けられたギア29aと、外
側回転軸29の上端部に設けられたフランジ27と、回
転軸22の上端部に形成されたフランジ27と対向する
上部ドグ28とから構成されている。
【0029】下部ドグ23と支持筒体24はピン23a
により係合されているので、回転軸22と外側回転軸2
9は一体的に回転するが、回転軸22は外側回転軸29
に対して上下動可能となっている。なお、下部ドグ23
は、外側回転軸29内に設けられた圧縮バネ(図示せ
ず)により支持筒体24に対して下方に向けて付勢され
ている。また、可動フレーム26上には、回転軸22を
挟んだ対称位置に、発光素子30aと受光素子30bが
配置され、ワーク固定センサ10(図1参照)を構成し
ている。なお、発光素子30aと受光素子30bの高さ
は、上部ドグ28が最低位置にあるときに、発光素子3
0aから受光素子30bへの光路(矢印d参照)が上部
ドグ28により妨げられないような高さに設定される。
【0030】下部ドグ23は、外側回転軸29内に設け
られた圧縮バネ(図示せず)により、下方に向けて付勢
されているので、通常状態、すなわち、ボルトを固定し
ていない状態においては、図14(a)に示すように、
回転軸22は最下位置にあり、上部ドグ28がフランジ
27と接触した状態にある。この状態においては、発光
素子30aから放射された光は受光素子30bへ入射
し、ワーク固定センサ10は、たとえば、オンとなる。
【0031】次に、ボルトヘッド固定部21が下降し
て、下部ドグ23がボルト16aの頭部に当接すると、
ボルト16aの位置は第2ハンド7により固定されてい
るので、図14(b)に示すように、下部ドグ23が前
述したバネの力に抗して押し上げられ(矢印e参照)、
この下部ドグ23に回転軸22を介して一体に設けられ
ている上部ドグ28が、フランジ27から浮き上がる
(矢印f参照)。このため、発光素子30aから受光素
子30bへの光路(矢印g参照)が上部ドグ28により
妨げられて、ワーク固定センサ10は、たとえば、オフ
となる。このワーク固定センサ10のオフにより、ボル
トヘッドがボルトヘッド固定部21に当接したことを知
ることができる。ワーク固定センサ10のオフが検出さ
れたときにボルトヘッド固定部21の下降動作を停止さ
せれば、ボルトヘッド固定部21をボルトヘッドに当接
した状態で固定できる。
【0032】次に、ボルトの手入れ動作について、長い
ボルトを固定した場合と、短いボルトを固定した場合の
それぞれについて説明する。
【0033】先ず、長いボルトを固定した場合の手入れ
動作について、図15を参照して説明する。ボルトの長
さがブラシの高さよりも長い場合には、ボルトの全長を
一度に磨くことはできないので、ボルトとブラシの軸方
向の相対位置を変える必要がある。本実施例において
は、ブラシの高さを固定とし、ボルト全体を上下動させ
ている。
【0034】図15は、ボルトヘッド固定部21とボル
ト固定シリンダ17によりボルト16bを固定した状態
を示している。ボルトヘッド固定部21が回転自在に取
り付けられた可動フレーム26には、垂直に配置された
棒状の案内部材32を挿通可能な透孔(図示せず)が形
成されており、可動フレーム26は案内部材32に沿っ
て上下動可能となっている。また、ボルト固定シリンダ
17のピストン部17aには、上下方向にはピストン部
17aと一体的に移動するが、軸方向には回転自在に支
持アーム31が取り付けられている。この支持アーム3
1には、案内部材32を挿通可能な透孔(図示せず)が
形成されており、支持アーム31はピストン部17aと
一体的に案内部材32に沿って上下動可能となってい
る。したがって、ボルトヘッド固定部21とボルト固定
シリンダ17によりボルト16bを固定した状態で、全
体が上下動可能となる。また、案内部材32に平行に支
柱33が設けられており、この支柱33には、支持アー
ム31に設けられたドグ34の存在を検出するセンサ3
5が設けられている。このセンサ35とドグ34の上下
間の間隔は、ブラシ下部14aとボルト下部16b−1
の上下間の間隔に等しくなるように調整してある。
【0035】図15(a)は、ボルトヘッド固定部21
とボルト固定シリンダ17によりボルト16bを固定し
た直後の状態を示している。この状態では、ドグ34は
センサ35の下方にあるので、センサ35はドグ34を
検出せず、センサ35はたとえばオフとなっている。本
実施例では、センサ35がオフのときに、固定されたボ
ルトが長いものであると検知する。
【0036】ボルト16bをボルトヘッド固定部21と
ボルト固定シリンダ17により固定した状態でボルトヘ
ッド固定モータ9(図1参照)を駆動すると、送りネジ
9aの回転により、可動フレーム26が上昇し、この可
動フレーム26に取り付けられているボルトヘッド固定
部21が上昇する(矢印h参照)。ボルト16bの下端
部を支持しているボルト固定シリンダ17のピストン部
17aには、空気圧により上向きの力が加えられている
ので、ボルトヘッド固定部21の上昇に従ってピストン
部17aも上昇する。なお、このときブラシ14は既に
回転しておりボルト16bの手入れを始めているので、
ボルト16bは上から下に向けてに順次磨かれる。
【0037】ボルト16bを固定した状態でボルトヘッ
ド固定部21とボルト固定シリンダ17が上昇し、図1
5(b)に示すように、ドグ34がセンサ35の高さに
至ると、センサ35がオンとなり、ボルトヘッド固定モ
ータ9を駆動が停止され、上昇が停止する。この状態で
はブラシ14がボルト16bの下部に接触してボルトが
磨かれる。
【0038】このボルトの上昇量及び下降量は、図16
に示す回転数検出装置36により検出される。この回転
数検出装置36は、ボルトヘッド固定モータ9の回転軸
9aに取り付けられたセンサスリット37(図17参
照)と、このセンサスリット37により光路が断続的に
遮られるフォトインタラプト型のセンサ38とから構成
されている。センサスリット37には放射状に4本のス
リット37aが形成されているので、センサ38はボル
トヘッド固定モータ9の1回転で4個のパルスを出力す
る。ボルトの昇降量はボルトヘッド固定モータ9の回転
数に比例するのでセンサ38からの出力パルスをカウン
タ等でカウントすることにより、ボルトの昇降量を知る
ことができる。上記したボルトの昇降中は、センサ38
からの出力パルスがカウントされ、このカウント値が記
憶される。
【0039】ボルトの上下方向の停止時間は一定でも可
変でもよい。可変の場合には、ボルトの汚れがひどいと
きには、停止時間を長くする。すなわち、磨く時間を長
くする。
【0040】一定時間或いは所望時間だけボルトを磨い
たのち、今度はボルトを固定した状態でボルトヘッド固
定部21とボルト固定シリンダ17を下降させ、図15
(a)に示す状態に戻す。この下降は、上昇時にカウン
トしたカウント値が初期値に戻るまでボルトヘッド固定
モータ9を逆回転することにより行なわれる。下降が終
了した状態でボルトの上部を一定時間或いは任意の時間
だけ磨いたのち、ブラシがボルトから離れ、手入れが完
了する。
【0041】次に、短いボルトを固定した場合の手入れ
動作について、図18を参照して説明する。短いボルト
の場合には、ボルト固定シリンダ17を上昇させたとき
(矢印i参照)、ドグ34がセンサ35の位置を通過す
る。したがって、ボルト固定シリンダ17によりボルト
16bを固定するときに、センサ35がオフ・オン・オ
フの順で変化すれば、短いボルトであることが検出でき
る。短いボルトの場合は、ボルトを上下動させるこな
く、その位置でブラシによりボルトを磨く。
【0042】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、ボルト
を自動的に手入れすることができるので、以下の効果を
奏する。
【0043】(1)作業者の労力が軽減できる。
【0044】(2)作業時間が短縮ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の小径ボルト手入れ装置の実施例を示
す斜視図である。
【図2】 手入れ前ボルトの搬送機構を示す概略側面図
である。
【図3】 手入れ前ボルトの搬送機構を示す概略平面図
である。
【図4】 手入れ前ボルトの取り出し機構を示す概略側
面図である。
【図5】 手入れ前ボルトの取り出し機構を示す概略平
面図である。
【図6】 ボルト取り出し位置からボルト手入れ位置ま
での移動機構を示す平面側面図である。
【図7】 ボルト手入れ位置におけるボルト固定動作を
示す概略側面図である。
【図8】 ボルト手入れ位置におけるボルト固定動作を
示す概略平面図である。
【図9】 手入れ位置におけるブラシ動作を示す説明図
である。
【図10】 手入れ後のボルト解放手順を説明するため
の概略側面図である。
【図11】 手入れ後のボルト解放手順を説明するため
の概略平面図である。
【図12】 アーム旋回シリンダ旋回後の第2ハンド7
と第3ハンド15の位置を示す説明図である。
【図13】 手入れ後ボルトの搬出機構を示す概略側面
図である。
【図14】 ボルトヘッド固定部の取付構造を示す側面
図である。
【図15】 長いボルトを固定した場合の手入れ動作を
説明するための概略側面図である。
【図16】 昇降量を測定するための回転数検出装置を
示す概略側面図である。
【図17】 回転数検出装置において使用されるセンサ
スリットを示す平面図である。
【図18】 長いボルトを固定した場合の手入れ動作を
説明するための概略側面図である。
【符号の説明】
1…搬送レール、2…ボルト移載ドグ、3…搬送チェー
ン、4…搬入モータ、、5…第1ハンド旋回シリンダ、
6…第1ハンド、7…第2ハンド、8…アーム旋回シリ
ンダ、9…ボルトヘッド固定モータ、9a…送りネジ、
10…ワーク固定センサ、11…ボルト回転モータ、1
1a…回転軸、11b…ギア、11c…チェーン、12
…手入れモータ、12a…ベルト、13…ブラシ押えシ
リンダ、14…手入れブラシ、15…第3ハンド、16
…手入れボルト、17…ボルト固定シリンダ、18…制
御盤、19…搬出レール、20…操作盤、21…ボルト
ヘッド固定部、22…回転軸、23…下部ドグ、24…
支持筒体、25…軸受、26…可動フレーム、27…フ
ランジ、28…上部ドグ、29…外側回転軸、29a…
ギア、30a…発光素子、30b…受光素子、31…支
持アーム、32…案内部材、33…支柱、34…ドグ、
35…センサ、36…回転数検出装置、37…センサス
リット、38…センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川谷 孝雄 大分県杵築市大字溝井1660番地7 ダイヘ ンテック株式会社内 (72)発明者 甲斐 圭三 大分県杵市大字溝井1660番地7 ダイヘン テック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手入れ位置において手入れすべきボルト
    を軸方向に関して上下から挟持して固定する一対の保持
    装置と、 前記一対の保持装置の少なくとも一方に設けられ前記手
    入れすべきボルトを軸回りに回転させるボルト回転駆動
    装置と、 前記手入れすべきボルトに対して離接可能に設けられた
    手入れブラシと、 前記手入れブラシを回転させるブラシ回転駆動装置と、 手入れ前のボルトを切出し位置まで移動させる搬入装置
    と、 前記切出し位置にある手入れ前のボルトを取り出し位置
    に1本づつ移動させる第1ハンドと、 それぞれ共通の旋回部材に円周方向に関して所定の角度
    を持って取り付けられており、前記取り出し位置にある
    手入れ前のボルトを把持して前記手入れ位置まで移動さ
    せる第2ハンドと、前記手入れ位置の手入れ後のボルト
    を把持して搬出位置まで移動させる第3ハンドと、 前記搬出位置にある手入れ後のボルトを装置外に搬出す
    る搬出装置とを備えていることを特徴とする小径ボルト
    手入れ装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の保持装置は、手入れすべきボ
    ルトを挟持したままの状態で昇降可能とされていること
    を特徴とする請求項1記載の小径ボルト手入れ装置。
JP30244894A 1994-12-06 1994-12-06 小径ボルト手入れ装置 Pending JPH08155801A (ja)

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