JPH08152411A - 偏平物品の側面検査装置、偏平物品の搬送装置及びそれらを用いた偏平物品の外観検査装置 - Google Patents

偏平物品の側面検査装置、偏平物品の搬送装置及びそれらを用いた偏平物品の外観検査装置

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JPH08152411A
JPH08152411A JP6294176A JP29417694A JPH08152411A JP H08152411 A JPH08152411 A JP H08152411A JP 6294176 A JP6294176 A JP 6294176A JP 29417694 A JP29417694 A JP 29417694A JP H08152411 A JPH08152411 A JP H08152411A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランダムに投入された偏平物品の側面を直接
検査可能な偏平物品の側面検査装置、被搬送物品の大き
さに関係なく搬送可能な偏平物品の搬送装置、及びそれ
らを用いた偏平物品の外観検査装置を得る。 【構成】 偏平物品1を略垂直にガイド溝12中で整列
させ、間欠回転する搬送ドラム20のポケット22bに
移し換え、所定の位置に停止中に偏平物品回転ローラ3
0により偏平物品1を少なくとも1回転以上回転させ、
撮像装置40によりその全側面を観察する。次に姿勢変
換装置110により、偏平物品1を略水平に姿勢変換し
た後、正多角形断面を有する搬送ドラム50、60の正
多角形の各辺上に偏平物品1を保持し搬送する間に、撮
像装置120、130により偏平物品1の表裏面を観察
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略円形断面を有する錠
剤等の偏平物品の側面検査装置、それに適する偏平物品
の搬送装置及びそれらを用いた偏平物品の外観検査装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、略円形断面を有する錠剤等の偏
平物品としては、例えば図12及び図13に示すものが
知られている。図12及び図13中、(a)は略円形断
面を水平にした場合の平面図であり、(b)はその側面
図である。図12に示す錠剤の場合、略円形断面に垂直
な方向に断面は略楕円形である。そのため、図12
(b)中、矢印A及びBで示す2方向から外観を検査す
れば、全ての外観上の異物の付着、形状の変形、印刷の
不良等を検査することが可能である。一方、図13に示
す錠剤の場合、略円形断面に垂直な断面は略長方形であ
り、その外周部に垂直な円筒面が存在する。そのため、
図13中、矢印A及びBで示す2方向からだけでは外観
の全てを検査することができず、さらに矢印Cで示す方
向からも外観を検査する必要がある。
【0003】上記矢印A、B及びCで示す3方向から偏
平物品の外観を検査する装置としては、例えば特開平2
−107383号公報に示されたものが知られている。
この従来の偏平物品の外観検査装置を、図14を参照し
つつ説明する。図14において、ホッパー501より供
給された偏平物品は、整列装置502により円形断面が
水平となるように整列され、コンベア503等により水
平方向に搬送される。次に、吸引コンベア504により
吸引保持され、裏面が露出された偏平物品は、撮像装置
505により裏面の外観が撮影される。さらに、吸引コ
ンベア504から別のコンベア506に移し換えられ、
表面が露出された偏平物品は、撮像装置507により表
面の外観が撮影される。物品の表裏両面の検査が終了す
ると、姿勢変換装置508により、円形断面が垂直とな
るように、偏平物品の姿勢が変換される。偏平物品は、
回転装置509により円形断面が垂直となる状態で回転
され、撮像装置510により側面の外観が撮影される。
表面、裏面、側面のいずれかに外観不良がある場合、そ
の偏平物品は不良品と判断され、不良品排出装置511
により排出され、良品はシュート512から次の工程に
搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明したように、従来の偏平物品の外観検査装置は、ホッ
パー501、整列装置502、コンベア504、50
6、姿勢変換装置508、回転装置509、シュート5
12等が水平方向に順に配列されているため、装置の大
きさが水平方向に大きくなるという問題を有していた。
また、ホッパー501にランダムに収容されていた偏平
物品を、一旦円形断面が水平になるように整列させた
後、再度姿勢変換装置508により円形断面が垂直とな
るように偏平物品の姿勢を変換しなければならず、物品
の整列及び姿勢変換に要する搬送距離が長くなり、装置
の水平方向における大型化を伴うという問題を有してい
た。
【0005】一方、偏平物品を整列させた状態で搬送す
るために、従来のコンベアとして、物品の外径とほぼ同
じ幅を有するガイドレイルや、物品の外径寸法とほぼ同
じ寸法のポケットを有するスラット等が用いられてい
る。しかし、1つの装置でそのまま大きさの異なる複数
の偏平物品の外観検査を行うことは困難であり、被検査
物品の大きさや形状に応じて、ガイドレイルやスラット
を交換しなければならないという問題を有していた。ま
た、ガイドレイルやスラットの交換に時間を要するた
め、装置の稼働率が低くなるという問題を有していた。
【0006】また、一般に、偏平物品の表面及び裏面を
観察するためのコンベア504、506及び撮像装置5
05、507等は周知の構成である。そのため、姿勢変
換装置508、回転装置509及び撮像装置510等で
構成される偏平物品の側面検査装置は、上記構成以外の
構成と組合わせて使用されたり、独立して使用される場
合もあり得る。しかしながら、その使用の前提として、
姿勢変換装置508に投入される偏平物品は、あらかじ
め水平方向に整列されていなければならず、ランダムな
状態の偏平物品を直接側面検査装置に投入することはで
きないという問題を有していた。
【0007】本発明は、以上のような従来例の問題点を
解決するためになされたものであり、ホッパー等からラ
ンダムな状態で受け取った偏平物品の側面を直接検査可
能な構成が簡単でコンパクトな偏平物品の側面検査装
置、被搬送物品の大きさに関係なく搬送可能な偏平物品
の搬送装置、及びそれらを用いた偏平物品の外観検査装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の偏平物品の側面検査装置は、ランダムな状
態で投入された偏平物品を、その最大断面積を有する方
向が略垂直となるように整列させるための、前記最大断
面積を有する方向と直交する方向における前記偏平物品
の幅よりも所定の公差分だけ大きい幅を有する複数のガ
イド溝を有する整列装置と、前記ガイド溝に対向するよ
うに配列され、前記整列装置により整列された偏平物品
を前記最大断面積を有する方向が略垂直となるように保
持するポケットを有し、垂直面内において水平方向の軸
を中心として間欠的に回転される搬送ドラムと、前記搬
送ドラムの内部で、且つ所定の位置に設けられ、前記所
定の位置に停止しているポケット中の偏平物品を水平方
向の軸を中心として少なくとも1回転以上回転させる偏
平物品回転ローラと、前記所定の位置において、前記搬
送ドラムの外周面に対向するように設けられ、前記ポケ
ット中の偏平物品の側面を撮影する撮像装置とを具備す
る。
【0009】上記構成において、前記搬送ドラムは、固
定された中空の内筒と、前記内筒の外周面に所定の公差
で嵌合する回転可能な外筒を具備し、前記ポケットは前
記外筒に設けられ、前記内筒の前記ガイド溝に対向する
部分には連通孔又はスリットが設けられ、前記内筒の内
部は真空吸引装置に連通されていることが好ましい。ま
た、上記構成において、前記偏平物品回転ローラは、前
記内筒に回転可能に軸支され、前記ポケットの配列に対
応して、前記内筒の外周部よりも外側に突出した複数の
大径部分を有することが好ましい。また、上記構成にお
いて、前記偏平物品回転ローラの軸方向における前記大
径部分の幅が前記ポケットの幅よりも広く、且つ前記大
径部の中心と前記ポケットの中心とがずれていることが
好ましい。または、上記構成において、前記ポケットの
開孔は略平行四辺形であり、1組の平行な辺は前記搬送
ドラムの回転軸に平行であり、他の1組の平行な辺は前
記搬送ドラムの回転方向に対して傾斜していることが好
ましい。また、上記構成において、前記整列装置のガイ
ド溝の最上部から下方に進むにつれて徐々に幅が狭くな
る傾斜部と、前記ガイド溝の幅が前記偏平物品の幅より
も所定の公差分だけ大きい幅に達した後、最下部に至る
までの直線部分とを有し、前記整列装置に振動が加えら
れていることが好ましい。
【0010】一方、本発明の偏平物品の搬送装置は、垂
直方向に正多角形断面を有し、前記正多角形の各辺上の
所定の位置に連通孔を有し、垂直面内において水平方向
の軸を中心として回転され、前記連通孔を介して負圧に
より偏平物品をその最大断面積を有する方向が前記軸に
略平行な状態で保持する搬送ドラムを具備する。
【0011】または、本発明の別の偏平物品の搬送装置
は、垂直方向に正多角形断面を有し、前記正多角形の各
辺上の所定の位置に連通孔及び汎用ポケットを有し、垂
直面内において水平方向の軸を中心として回転され、前
記連通孔を介して負圧により偏平物品をその最大断面積
を有する方向が前記軸に略平行な状態で前記汎用ポケッ
ト内に保持する搬送ドラムを具備する。上記構成におい
て、前記汎用ポケットはそれぞれ前記搬送ドラムの回転
方向に平行な部分と、前記連通孔の中心から前記回転方
向に所定の距離離れた点を頂点とする、頂角が略90度
の略V字状部分とを有することが好ましい。また、上記
構成において、前記汎用ポケットは、それぞれ略矩形断
面を有する棒状ブロックに形成され、各棒状ブロックが
それぞれ搬送ドラムの正多角形の各辺に交換可能に取付
けられていることが好ましい。
【0012】本発明のさらに別の偏平物品の搬送装置
は、ランダムな状態で投入された偏平物品を、その最大
断面積を有する方向が略垂直となるように整列させるた
めの、前記最大断面積を有する方向と直交する方向にお
ける前記偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ大きい幅
を有する複数のガイド溝を有する整列装置と、前記ガイ
ド溝に対向するように配列され、前記整列装置により整
列された偏平物品を前記断面積が最大の方向が略垂直と
なるように保持する第1のポケットを有し、垂直面内に
おいて水平方向の軸を中心として間欠的に回転される第
1の搬送ドラムと、前記第1の搬送ドラムの下方に設け
られ、前記第1のポケットと対向するように配列された
第2のポケットを有し、前記第1の搬送ドラムから前記
最大断面積を有する方向が略垂直となる状態で受け取っ
た偏平物品を最大断面積を有する方向が略水平になるよ
うに姿勢を変換する姿勢変換装置と、前記姿勢変換装置
の下方に設けられ、垂直方向に正多角形断面を有し、前
記正多角形の各辺上の前記第2のポケットに対する位置
に連通孔を有し、垂直面内において水平方向の軸を中心
として回転され、前記姿勢変換装置から最大断面積を有
する方向が略水平になる状態で受け取った偏平物品を、
負圧により前記最大断面積を有する方向が前記軸に略平
行な状態で各辺上に保持する第2の搬送ドラムとを具備
する。
【0013】本発明のさらに別の偏平物品の搬送装置
は、ランダムな状態で投入された偏平物品を、その最大
断面積を有する方向が略垂直となるように整列させるた
めの、前記最大断面積を有する方向と直交する方向にお
ける前記偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ大きい幅
を有する複数のガイド溝を有する整列装置と、前記ガイ
ド溝に対向するように配列され、前記整列手段により整
列された偏平物品を前記断面積が最大の方向が略垂直と
なるように保持する第1のポケットを有し、垂直面内に
おいて水平方向の軸を中心として間欠的に回転される第
1の搬送ドラムと、前記第1の搬送ドラムの下方に設け
られ、前記第1のポケットと対向するように配列された
第2のポケットを有し、前記第1の搬送ドラムから前記
最大断面積を有する方向が略垂直となる状態で受け取っ
た偏平物品を最大断面積を有する方向が略水平になるよ
うに姿勢を変換する姿勢変換装置と、前記姿勢変換装置
の下方に設けられ、垂直方向に正多角形断面を有し、前
記正多角形の各辺上の前記第2のポケットに対する位置
に連通孔及び汎用ポケットを有し、垂直面内において水
平方向の軸を中心として回転され、前記姿勢変換装置か
ら最大断面積を有する方向が略水平になる状態で受け取
った偏平物品を、負圧により前記最大断面積を有する方
向が前記軸に略平行な状態で各辺上に保持する搬送ドラ
ムとを具備する。
【0014】上記構成において、前記汎用ポケットはそ
れぞれ前記第2の搬送ドラムの回転方向に平行な部分
と、前記連通孔の中心から前記回転方向に所定の距離離
れた点を頂点とする、頂角が略90度の略V字状部分と
を有することが好ましい。また、上記構成において、前
記汎用ポケットは、それぞれ略矩形断面を有する棒状ブ
ロックに形成され、各棒状ブロックがそれぞれ第2の搬
送ドラムの正多角形の各辺に交換可能に取付けられてい
ることが好ましい。また、上記構成において、前記第1
の搬送ドラムは、固定された中空の内筒と、前記内筒の
外周面に所定の公差で嵌合する回転可能な外筒を具備
し、前記第1のポケットは前記外筒に設けられ、前記内
筒の前記ガイド溝に対向する部分には連通孔又はスリッ
トが設けられ、前記内筒の内部は真空吸引装置に連通さ
れていることが好ましい。また、上記構成において、前
記整列装置のガイド溝の最上部から下方に進むにつれて
徐々に幅が狭くなる傾斜部と、前記ガイド溝の幅が前記
偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ大きい幅に達した
後、最下部に至るまでの直線部分とを有し、前記整列装
置に振動が加えられていることが好ましい。また、上記
構成において、前記姿勢変換装置は、前記第2のポケッ
トが設けられた水平方向の軸を中心として回転するドラ
ムと、前記ドラムの外周面に対して所定の隙間を介して
設けられたガイド板とを具備し、前記第2のポケットか
ら突出した偏平物品と接触するための、前記ガイド板の
上端部の前記第2のポケットに覆い被さらない位置から
前記第2のポケットを完全に覆う位置まで傾斜した溝を
有することが好ましい。
【0015】一方、本発明の偏平物品の外観検査装置
は、ランダムな状態で投入された偏平物品を、その最大
断面積を有する方向が略垂直となるように整列させるた
めの、前記最大断面積を有する方向と直交する方向にお
ける前記偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ大きい幅
を有する複数のガイド溝を有する整列装置と、前記ガイ
ド溝に対向するように配列され、前記整列装置により整
列された偏平物品を前記断面積が最大の方向が略垂直と
なるように保持する第1のポケットを有し、垂直面内に
おいて水平方向の軸を中心として間欠的に回転される第
1の搬送ドラムと、前記第1の搬送ドラムの内部で、且
つ第1の所定の位置に設けられ、前記第1の所定の位置
に停止している第1のポケット中の偏平物品を水平方向
の軸を中心として少なくとも1回転以上回転させる偏平
物品回転ローラと、前記第1の所定位置において、前記
第1の搬送ドラムの外周面に対向するように設けられ、
前記第1のポケット中の偏平物品の側面を撮影する第1
の撮像装置と、前記第1の搬送ドラムの下方に設けら
れ、前記第1のポケットと対向するように配列された第
2のポケットを有し、前記第1の搬送ドラムから前記最
大断面積を有する方向が略垂直となる状態で受け取った
偏平物品を最大断面積を有する方向が略水平になるよう
に姿勢を変換する姿勢変換装置と、前記姿勢変換装置の
下方に設けられ、垂直方向に正多角形断面を有し、前記
正多角形の各辺上の前記第2のポケットに対する位置に
第1の連通孔を有し、垂直面内において水平方向の軸を
中心として回転され、前記姿勢変換装置から最大断面積
を有する方向が略水平になる状態で受け取った偏平物品
を、負圧により前記最大断面積を有する方向が前記軸に
略平行な状態で各辺上に保持する第2の搬送ドラムと、
前記第2の搬送ドラムの外周面に対向する第2の所定の
位置に設けられ、前記偏平物品の最大断面積を有する方
向に平行な第1の表面を撮影する第2の撮像装置と、前
記第2の搬送ドラムの下方に設けられ、垂直方向に正多
角形断面を有し、前記正多角形の各辺上の前記第2の搬
送ドラムの第1の連通孔に対向する位置に第2の連通孔
を有し、垂直面内において水平方向の軸を中心として回
転され、前記第2の搬送ドラムから表裏が反対となるよ
うに最大断面積を有する方向が略水平になる状態で受け
取った偏平物品を、負圧により前記最大断面積を有する
方向が前記軸に略平行な状態で各辺上に保持する第3の
搬送ドラムと、前記第3の搬送ドラムの外周面に対向す
る第3の所定の位置に設けられ、前記偏平物品の最大断
面積を有する方向に平行な第1の表面の裏側に相当する
第2の表面を撮影する第3の撮像装置とを具備する。
【0016】または、本発明の別の偏平物品の外観検査
装置は、ランダムな状態で投入された偏平物品を、その
最大断面積を有する方向が略垂直となるように整列させ
るための、前記最大断面積を有する方向と直交する方向
における前記偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ大き
い幅を有する複数のガイド溝を有する整列装置と、前記
ガイド溝に対向するように配列され、前記整列装置によ
り整列された偏平物品を前記断面積が最大の方向が略垂
直となるように保持する第1のポケットを有し、垂直面
内において水平方向の軸を中心として間欠的に回転され
る第1の搬送ドラムと、前記第1の搬送ドラムの内部
で、且つ第1の所定の位置に設けられ、前記第1の所定
の位置に停止している第1のポケット中の偏平物品を水
平方向の軸を中心として少なくとも1回転以上回転させ
る偏平物品回転ローラと、前記第1の所定位置におい
て、前記第1の搬送ドラムの外周面に対向するように設
けられ、前記第1のポケット中の偏平物品の側面を撮影
する第1の撮像装置と、前記第1の搬送ドラムの下方に
設けられ、前記第1のポケットと対向するように配列さ
れた第2のポケットを有し、前記第1の搬送ドラムから
前記最大断面積を有する方向が略垂直となる状態で受け
取った偏平物品を最大断面積を有する方向が略水平にな
るように姿勢を変換する姿勢変換装置と、前記姿勢変換
装置の下方に設けられ、垂直方向に正多角形断面を有
し、前記正多角形の各辺上の前記第2のポケットに対す
る位置に第1の連通孔及び第1の汎用ポケットを有し、
垂直面内において水平方向の軸を中心として回転され、
前記姿勢変換装置から最大断面積を有する方向が略水平
になる状態で受け取った偏平物品を、負圧により前記最
大断面積を有する方向が前記軸に略平行な状態で各辺上
に保持する第2の搬送ドラムと、前記第2の搬送ドラム
の外周面に対向する第2の所定の位置に設けられ、前記
偏平物品の最大断面積を有する方向に平行な第1の表面
を撮影する第2の撮像装置と、前記第2の搬送ドラムの
下方に設けられ、垂直方向に正多角形断面を有し、前記
正多角形の各辺上の前記第2の搬送ドラムの第1の連通
孔及び第1の汎用ポケットに対向する位置に第2の連通
孔及び第2の汎用ポケットを有し、垂直面内において水
平方向の軸を中心として回転され、前記第2の搬送ドラ
ムから表裏が反対となるように最大断面積を有する方向
が略水平になる状態で受け取った偏平物品を、負圧によ
り前記最大断面積を有する方向が前記軸に略平行な状態
で各辺上に保持する第3の搬送ドラムと、前記第3の搬
送ドラムの外周面に対向する第3の所定の位置に設けら
れ、前記偏平物品の最大断面積を有する方向に平行な第
1の表面の裏側に相当する第2の表面を撮影する第3の
撮像装置とを具備する。
【0017】上記構成において、前記第1の搬送ドラム
は、固定された中空の内筒と、前記内筒の外周面に所定
の公差で嵌合する回転可能な外筒を具備し、前記第1の
ポケットは前記外筒に設けられ、前記内筒の前記ガイド
溝に対向する部分には連通孔又はスリットが設けられ、
前記内筒の内部は真空吸引装置に連通されていることが
好ましい。また、上記構成において、前記偏平物品回転
ローラは、前記内筒に回転可能に軸支され、前記ポケッ
トの配列に対応して、前記内筒の外周部よりも外側に突
出した複数の大径部分を有することが好ましい。また、
上記構成において、前記偏平物品回転ローラの軸方向に
おける前記大径部分の幅が前記第1のポケットの幅より
も広く、且つ前記大径部の中心と前記ポケットの中心と
がずれていることが好ましい。または、上記構成におい
て、前記ポケットの開孔は略平行四辺形であり、1組の
平行な辺は前記搬送ドラムの回転軸に平行であり、他の
1組の平行な辺は前記搬送ドラムの回転方向に対して傾
斜していることが好ましい。また、上記構成において、
前記整列装置のガイド溝の最上部から下方に進むにつれ
て徐々に幅が狭くなる傾斜部と、前記ガイド溝の幅が前
記偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ大きい幅に達し
た後、最下部に至るまでの直線部分とを有し、前記整列
装置に振動が加えられていることが好ましい。また、上
記構成において、前記姿勢変換装置は、前記第2のポケ
ットが設けられた水平方向の軸を中心として回転するド
ラムと、前記ドラムの外周面に対して所定の隙間を介し
て設けられたガイド板とを具備し、前記第2のポケット
から突出した偏平物品と接触するための、前記ガイド板
の上端部の前記第2のポケットに覆い被さらない位置か
ら前記第2のポケットを完全に覆う位置まで傾斜した溝
を有することが好ましい。また、上記構成において、前
記第1及び第2の汎用ポケットはそれぞれ前記第2及び
第3の搬送ドラムの回転方向に平行な部分と、前記第1
及び第2の連通孔の中心から前記回転方向に所定の距離
離れた点を頂点とする、頂角が略90度の略V字状部分
とを有することが好ましい。また、上記構成において、
前記第1及び第2の汎用ポケットは、それぞれ略矩形断
面を有する棒状ブロックに形成され、各棒状ブロックが
それぞれ第2及び第3の搬送ドラムの正多角形の各辺に
交換可能に取付けられていることが好ましい。また、上
記構成において、前記第3の搬送ドラムの下方に設けら
れ、前記第2の連通孔又は第2の汎用ポケットに対向す
る位置に設けられた前記偏平物品の最大断面積よりも面
積が大きな第3のポケット及び各第3のポケットに設け
られた第3の連通孔を有し、前記側面、第1及び第2の
表面のいずれかに不良が発見された偏平物品を前記第3
の連通孔を介して圧縮空気を噴射することにより除去す
る不良品排出装置とを具備することが好ましい。
【0018】
【作用】以上のように構成された本発明の偏平物品の側
面検査装置によれば、整列装置のガイド溝の幅を、偏平
物品の最大断面積を有する方向と直交する方向における
偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ大きくしたので、
ランダムな状態で投入された偏平物品は、その最大断面
積を有する方向が略垂直となるようにのみ、ガイド溝中
で整列させる。整列された偏平物品は、ガイド溝に対向
するように配列された搬送ドラムのポケットに移し換え
られ、最大断面積を有する方向が略垂直となるように保
持された状態で、垂直面内において水平方向の軸を中心
として間欠的に回転移送される。所定の位置に停止して
いるポケット中の偏平物品は、偏平物品回転ローラによ
り水平方向の軸を中心として少なくとも1回転以上回転
され、撮像装置によりその全側面が観察される。その結
果、偏平物品をその最大断面積を有する方向が略水平と
なるように、あらかじめ整列させておく必要がなく、簡
単に偏平物品の側面検査を行うことができる。さらに、
偏平物品回転ローラが搬送ドラムの内部に設けられ、ま
た撮像装置も搬送ドラムに対向するように設けられてい
るため、装置の水平方向における大きさは、搬送ドラム
の大きさに対してほとんど大きくはならず、構造が簡単
でコンパクトな偏平物品の側面検査装置が得られる。
【0019】一方、搬送ドラムを、固定した中空の内筒
と、内筒の外周面に所定の公差で嵌合する回転可能な外
筒とで構成し、外筒にポケットを設け、内筒のガイド溝
に対向する部分に連通孔又はスリットを設け、さらに内
筒の内部を真空吸引装置に連通したので、ガイド溝に整
列されている偏平物品は、負圧によりその最下部のもの
から順にポケットに移し換えられ、ポケットの抜け(偏
平物品の収容されていないポケットの発生)はほとんど
生じない。また、偏平物品回転ローラを内筒に回転可能
に軸支し、その大径部分をポケットの配列に対応した内
筒の外周部よりも外側に突出させたので、側面検査にお
いて偏平物品の側面が外筒の外周面よりも大きく突出
し、撮影された画像における偏平物品の側面とポケット
又は外筒の外周面とが容易に区別される。また、偏平物
品回転ローラの軸方向における大径部分の幅をポケット
の幅よりも広く、且つ大径部の中心とポケットの中心と
をずらせたので、大径部分がポケットの底を塞ぐと共
に、大径部分の両側からそれぞれポケットに至るまでの
空気流の経路に差が生じ、圧力差が発生する。偏平物品
は、この圧力差によりポケットのいずれか一方の端面に
押しつけられる。従って、偏平物品が押しつけられる端
面を基準とすることにより、側面検査における良否判定
が容易になる。または、ポケットの開孔の形状を略平行
四辺形とし、1組の平行な辺を搬送ドラムの回転軸に平
行とし、他の1組の平行な辺を搬送ドラムの回転方向に
対して傾斜させることにより、偏平物品は搬送方向(搬
送ドラムの回転方向)に対して後ろ側の端面に押しつけ
られる。その結果、同様に、偏平物品が押しつけられる
端面を基準とすることにより側面検査における良否判定
が容易になる。また、整列装置のガイド溝に、その最上
部から下方に進むにつれて徐々に幅が狭くなる傾斜部
と、偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ大きい幅に達
した後、最下部に至るまでの直線部分とを設け、整列装
置に振動を加えることにより、ランダムに投入された偏
平物品を容易にガイド溝中に整列させることができる。
【0020】一方、本発明の偏平物品の搬送装置によれ
ば、垂直方向に正多角形断面を有し、正多角形の各辺上
の所定の位置に連通孔を有し、垂直面内において水平方
向の軸を中心として回転され、連通孔を介して負圧によ
り偏平物品をその最大断面積を有する方向が回転軸に略
平行となる状態で保持する搬送ドラムを具備し、又は垂
直方向に正多角形断面を有し、正多角形の各辺上の所定
の位置に連通孔及び汎用ポケットを有し、垂直面内にお
いて水平方向の軸を中心として回転され、連通孔を介し
て負圧により偏平物品をその最大断面積を有する方向が
回転軸に略平行となる状態で汎用ポケット内に保持する
搬送ドラムを具備するので、偏平物品の大きさにかかわ
らず、1つの搬送ドラムで多数種類の偏平物品を搬送す
ることができる。
【0021】また、汎用ポケットを、それぞれ搬送ドラ
ムの回転方向に平行な部分と、連通孔の中心から回転方
向に所定の距離離れた点を頂点とする、頂角が略90度
の略V字状部分とを有するように構成したので、偏平物
品の大きさにかかわらず、連通孔が偏平物品の中心近傍
に位置し、偏平物品を安定して吸着保持することが可能
になる。また、汎用ポケットを、それぞれ略矩形断面を
有する棒状ブロックに形成し、各棒状ブロックをそれぞ
れ搬送ドラムの正多角形の各辺に交換可能に取付けるよ
うに構成したので、偏平物品の大きさの範囲に応じてブ
ロックを複数種類用意することにより、より広い範囲の
大きさの偏平物品が1つの装置で搬送可能となる。
【0022】本発明のさらに別の偏平物品の搬送装置に
よれば、上記構成に加えて、前記整列装置、第1の搬送
ドラム、姿勢変換装置を具備するので、ランダムに投入
された偏平物品を、その最大断面積を有する方向が搬送
ドラムの軸に略平行になるように整列して搬送すること
ができる。また、姿勢変換装置を、第2のポケットが設
けられた水平方向の軸を中心として回転するドラムと、
ドラムの外周面に対して所定の隙間を介して設けられた
ガイド板とで構成し、ガイド板の上端部の第2のポケッ
トに覆い被さらない位置から第2のポケットを完全に覆
う位置まで傾斜した溝に第2のポケットから突出した偏
平物品と接触させるので、最大断面積を有する方向が略
垂直となる状態で第2のポケットに保持された偏平物品
を、最大断面積を有する方向が略水平となるように、容
易に姿勢変換することができる。さらに、整列装置、第
1の搬送ドラム、姿勢変換装置及び第2の搬送ドラムが
略垂直方向に配列されるため、装置の水平方向における
大きさは搬送ドラムの大きさに対してほとんど大きくな
らず、構造が簡単でコンパクトな偏平物品の搬送装置が
得られる。
【0023】一方、本発明の偏平物品の外観検査装置に
よれば、上記偏平物品の側面検査装置及び偏平物品の搬
送装置の各作用に加えて、姿勢変換装置を第1の搬送ド
ラムの下方に設け、第1の搬送ドラムから最大断面積を
有する方向が略垂直となる状態で受け取った偏平物品を
最大断面積を有する方向が略水平になるように姿勢を変
換し、姿勢変換装置の下方に第2の搬送ドラムを設け、
また第2の搬送ドラムの下方に第3の搬送ドラムを設
け、第2及び第3の搬送ドラムにより搬送される偏平物
品の表面及び裏面をそれぞれ第2及び第3の撮像装置で
検査するので、偏平物品の側面だけでなく表面及び裏面
の検査を行うことが可能である。さらに、第3の搬送ド
ラムの下方に、第2の連通孔に対向する位置に設けられ
た前記偏平物品の最大断面積よりも面積が大きな第3の
ポケット及び各第3のポケットに設けられた第3の連通
孔を有する不良品排出装置を設けたので、側面、第1及
び第2の表面のいずれかに不良が発見された偏平物品を
第3の連通孔を介して圧縮空気を噴射することにより除
去することができる。さらに、整列装置、第1の搬送ド
ラム、姿勢変換装置、第2の搬送ドラム、第3の搬送ド
ラム及び不良品排出装置が略垂直方向に配列されるた
め、装置の水平方向における大きさは搬送ドラムの大き
さに対してほとんど大きくならず、構造が簡単でコンパ
クトな偏平物品の外観検査装置が得られる。
【0024】
【実施例】本発明の偏平物品の側面検査装置の好適な一
実施例の構成を、図1から図3を参照しつつ説明する。
図1は偏平物品の側面検査装置の構成を示す側部断面図
であり、図2は図1におけるO−P断面図、図3は図1
におけるO−Q断面図である。
【0025】図1に示すように、本発明の偏平物品の側
面検査装置は、整列装置10と、搬送ドラム20と、偏
平物品回転ローラ30と、撮像装置40と、ブラシロー
ラ41と、ガイド板42とを具備する。整列装置10
は、ホッパー等(図示せず)からランダムな状態で投入
された偏平物品1を一時的に貯蔵するための容器部11
と、容器部11の底部に設けられ水平方向に配列された
複数のガイド溝12を有する。図2に示すように、ガイ
ド溝12は、最上部における幅が最も広く、下方に進む
につれてその幅が徐々に狭くなる傾斜部分12aと、ガ
イド溝12の幅が所定の幅に達した後、最下部に至るま
での幅が一定な直線部分12bとを有する。所定の幅と
して、例えば偏平物品1の最大断面積を有する方向に直
交する方向における偏平物品1の幅よりも所定の公差分
だけ大きい幅とする。このように構成することにより、
偏平物品1は、その最大断面積を有する方向が略垂直と
なるようにのみ、ガイド溝12中で整列される。また、
偏平物品1がガイド溝12に整列され易くするため、整
列装置10に振動を加えてもよい。
【0026】図1、図2及び図3に示すように、搬送ド
ラム20は、中心軸が水平となるように保持された円筒
状の外周面を有する固定された中空の内筒21と、内筒
21の外周面21aに対して所定の公差を介して嵌合す
る回転可能な円筒状の外筒22と、外筒22を垂直面内
において回転させるための水平方向に支持された回転軸
24とを有する。内筒21の内部21bは、連通管21
cを介して真空吸引装置(図示せず)に接続されてい
る。また、図2に示すように、内筒21のガイド溝12
と対向する部分には、連通孔又はスリット23が設けら
れている。また、外筒22の円筒状の外周面22aに
は、整列装置10のガイド溝12と対向するように配列
された複数列のポケット22bが設けられている。従っ
て、図2におけるガイド溝12から順にポケット22
b、連通孔又はスリット23、内筒21の内部21b及
び連通管21cへ流れる空気流が発生し、ガイド溝12
内に整列された偏平物品1は、負圧によりその最下部の
ものから順にポケット22bに半強制的に移し換えられ
る。その結果、ポケットの抜け(偏平物品の収容されて
いないポケットの発生)は、ほとんど発生しない。な
お、図1、図2及び図3に示すように、ポケット22b
は、偏平物品1をその最大断面積を有する方向が略垂直
(であり、且つその向きが搬送ドラム20の回転軸24
に直交する)となるように保持するように形成されてい
る。
【0027】搬送ドラム20における外筒22の外周面
22aには、外周面22aと接するようにブラシローラ
41が設けられている。ブラシローラ41は、外筒22
の外周面22a上に載った余分な偏平物品1を除去する
ためのものであり、1つのポケット22bに2個以上の
偏平物品1が収容されたり、偏平物品1が正常でない状
態でポケット22bに収容されたりすることを防止す
る。また、搬送ドラム20の外筒22の外側には、所定
の隙間を隔てて、ガイド板42が設けられている。ガイ
ド板42は、外筒22に設けられたポケット22bの内
部に収容されている偏平物品1が、重力の作用等によっ
てポケット22bから脱落することがないように、ガイ
ドするためのものである。また、搬送ドラム20の内部
で、且つその最下部には、搬送ドラム20により搬送さ
れてきた偏平物品を他の装置に強制的に移し換えるため
の圧縮空気噴射装置43が設けられている。なお、搬送
ドラム20は、図示しない駆動機構により、所定角度毎
に間欠的に所定の方向に回転される。
【0028】図1及び図3に示すように、偏平物品回転
ローラ30は搬送ドラム20の内部で、且つ所定の位置
に設けられ、その水平方向の回転軸31は内筒21及び
固定ブロック25により回転自在に軸支されている。ま
た、回転軸31及び偏平物品回転ローラ30は、前記搬
送ドラム20とは独立して、図示しない別の駆動機構に
より所定方向に連続的に回転される。図3に示すよう
に、偏平物品回転ローラ30は、外筒22に設けられた
ポケット22bの配列に対応して、内筒21の外周部2
1aよりも外側に突出した複数の大径部32を有してい
る。従って、前記所定の位置に停止したポケット22b
中の偏平物品1の側面は、外筒22の外周面22aより
も外側に突出され、その状態で偏平物品回転ローラ30
により所定方向に回転される。また、外筒22を介して
偏平物品回転ローラ30と対向する位置には撮像装置4
0が設けられており、撮像装置40は偏平物品回転ロー
ラ30により回転される偏平物品の側面を撮影する。こ
の側面検査において、偏平物品1の側面が外筒22の外
周面22aよりも大きく突出しているため、撮像装置4
0により撮影された画像における偏平物品1の側面とポ
ケット22b又は外筒22の外周面22aとを容易に区
別することができる。なお、搬送ドラム20の間欠動作
における停止中、偏平物品回転ローラ30は、偏平物品
1を少なくとも1回転以上回転させ、偏平物品1の全側
面を観察することは言うまでもない。
【0029】また、図3に示すように、偏平物品回転ロ
ーラ30の軸31方向における大径部分32の幅をポケ
ット22bの幅よりも広くし、且つ大径部32の中心と
ポケット22bの中心とをずらせている。そのため、大
径部分32がポケット22bの底を塞ぐと共に、大径部
分32の左右両側からそれぞれポケット22bに至るま
での空気流の経路に差が生じ、圧力差が発生する。その
ため、図示しているように、偏平物品1がポケット22
bの空気流の経路の短い側の端面に押しつけられる。従
って、偏平物品1が押しつけられる端面を基準とするこ
とにより側面検査における良否判定が容易になる。な
お、ポケット22bの開孔の形状を略平行四辺形とし、
1組の平行な辺を搬送ドラム20の回転軸24に平行と
し、他の1組の平行な辺を搬送ドラム20の回転方向に
対して傾斜させるようにしてもよい。この場合、偏平物
品1は搬送方向(搬送ドラム20の回転方向)に対して
後ろ側の端面に押しつけられる。その結果、上記実施例
と同様に、偏平物品1が押しつけられる端面を基準とす
ることにより側面検査における良否判定が容易になる。
【0030】次に、本発明の偏平物品の搬送装置の好適
な一実施例の構成を、図4及び図5を参照しつつ説明す
る。図4は偏平物品搬送装置の側部断面図であり、図5
はその要部拡大断面図である。図4及び図5に示すよう
に、偏平物品の搬送装置における搬送ドラム50、60
はそれぞれ垂直断面が正多角形であり、正多角形の各辺
50a、60a上において、例えば上記偏平物品の側面
検査装置における搬送ドラム20のポケット22bに対
向する位置に、連通孔50b、60bが設けられてい
る。搬送ドラム50、60は、それぞれ図示しない水平
方向の軸を中心として回転可能に軸支され、且つ正多角
形の各辺50a、60a又は連通孔50b、60bが同
期するように連続的に又は間欠的に駆動される。各連通
孔50b、60bはそれぞれ軸方向に設けられた連通管
50c、60cに連通され、転通管50c、60cはそ
れぞれ図示しない真空吸引装置に連通されている。従っ
て、連通管50c、60c及び連通孔50b、60bを
介して、偏平物品1は負圧によりその最大断面積を有す
る方向が回転軸に略平行となるように、正多角形の各辺
50a、60a上に吸引保持される。なお、図中上方の
搬送ドラム50において、連通管50cが最下部50d
の位置に達すると、負圧により吸引保持していた偏平物
品1を他の搬送装置(例えば搬送ドラム60)に移し換
えるために、負圧を解除し重力により偏平物品1を自然
落下させる。なお、移し換えを確実にするため、負圧を
解除するだけでなく、正圧を加える(圧縮空気を噴射す
る)ように構成してもよい。
【0031】また、本発明の偏平物品の搬送装置の好適
な別の実施例の構成を、図6及び図7を参照しつつ説明
する。図6は本発明の偏平物品の搬送装置の構成を示す
側部断面図であり、図7は図6における汎用ポケットブ
ロック100の形状を示す平面図である。図6におい
て、搬送ドラム70、80はそれぞれ垂直断面が正多角
形であり、正多角形の各辺70a、80aにはそれぞれ
汎用ポケット101を有する交換可能な汎用ポケットブ
ロック100が固定されている。汎用ポケットブロック
100にはそれぞれ、例えば上記偏平物品の側面検査装
置における搬送ドラム20のポケット22bに対向する
位置に、汎用ポケット101及び連通孔102が設けら
れている。搬送ドラム70、80は、それぞれ図示しな
い水平方向の軸を中心として回転可能に軸支され、且つ
正多角形の各辺70a、80a上の汎用ポケット101
どうしが同期するように連続的に又は間欠的に駆動され
る。各搬送ドラム70、80には、さらに汎用ポケット
ブロック100の各連通孔102に連通する連通孔70
b、80b及びそれぞれ軸方向に設けられた連通管70
c、80cが設けられている。転通管70c、80cは
それぞれ図示しない真空吸引装置に連通され、連通管7
0c、80c、連通孔70b、80b及び汎用ポケット
ブロック100の連通孔102を介して、偏平物品1は
負圧によりその最大断面積を有する方向が軸に略平行と
なるように、各汎用ポケット101中に吸引保持され
る。なお、図中上方の搬送ドラム70において、汎用ポ
ケット101が最下部の位置に達すると、負圧により吸
引保持していた偏平物品1を他の搬送装置(例えば搬送
ドラム80)に移し換えるために、負圧を解除し重力に
より偏平物品1を自然落下させる。なお、移し換えを確
実にするため、負圧を解除するだけでなく、正圧を加え
る(圧縮空気を噴射する)ように構成してもよい。
【0032】汎用ポケットブロック100は、図6及び
図7から明らかなように、略矩形断面を有する棒状ブロ
ックであり、また汎用ポケット101は搬送ドラム7
0、80の回転方向(図中矢印Yで示す)に平行な部分
101aと、連通孔102の中心から回転方向Yに所定
距離離れた点を頂点とする、頂角が約90度の略V字状
部分101bとを有し、略V字状部分101bとは反対
側は開放されている。このように、汎用ポケット101
を用いることにより、偏平物品1の大きさにかかわら
ず、連通孔102が偏平物品1の中心近傍に位置し、偏
平物品1を安定して吸着保持することが可能になる。ま
た、汎用ポケット101を、それぞれ略矩形断面を有す
る棒状の汎用ポケットブロック100に形成し、各汎用
ポケットブロック100をそれぞれ搬送ドラム70、8
0の正多角形の各辺70a、80aに交換可能に取付け
るように構成することにより、偏平物品1の大きさの範
囲に応じてブロック100を複数種類用意し、より広い
範囲の大きさの偏平物品を1つの装置により搬送可能に
することができる。なお、上記偏平物品の搬送装置の各
実施例において、少なくとも搬送ドラム50又は70を
具備していれば、他の搬送ドラム60、80の代りにベ
ルトコンベアやスラット等の平面搬送装置等を用いても
よい。
【0033】次に、本発明の偏平物品の搬送装置の好適
なさらに別の実施例の構成を、図8に示す斜視図を参照
しつつ説明する。図8に示す偏平物品の搬送装置は、ラ
ンダムな状態で投入された偏平物品1をその最大断面積
を有する方向が略垂直となるように整列させるための整
列装置10と、整列装置10に対向するように設けら
れ、垂直面内において水平方向の軸を中心として間欠的
に回転される第1の搬送ドラム20と、第1の搬送ドラ
ム20の下方に設けられ、第1の搬送ドラム20から最
大断面積を有する方向が略垂直となる状態で受け取った
偏平物品1を最大断面積を有する方向が略水平になるよ
うに姿勢を変換する姿勢変換装置110と、姿勢変換装
置110の下方に設けられ、垂直面内において水平方向
の軸を中心として回転され、姿勢変換装置から最大断面
積を有する方向が略水平になる状態で受け取った偏平物
品を最大断面積を有する方向が軸に略平行な状態で保持
する第2の搬送ドラム50とを具備する。整列装置10
及び第1の搬送ドラム20は、図1から図3に示した上
記偏平物品の側面検査装置のものと実質的に同一であ
り、偏平物品回転ローラ30及び撮像装置40等が省略
されている。また、第2の搬送装置50は、図4及び図
5に示した偏平物品の搬送装置における搬送ドラム50
と実質的に同じである。なお、第2の搬送ドラム50を
図6及び図7に示した搬送ドラム70に置き換えるても
同様に機能することは言うまでもない。
【0034】姿勢変換装置110は、水平方向の軸を中
心として回転するドラム111と、ドラム111の外周
面111aに対して所定の隙間を介して設けられたガイ
ド板112とを具備する。ドラム111は、その外周面
111aに、第1の搬送ドラム20の第1のポケット2
2bと対向するように配列された第2のポケット111
bを有する。また、ガイド板112は、第2のポケット
111bから突出した偏平物品1と接触するための、ガ
イド板112の上端部の第2のポケットに覆い被さらな
い位置から第2のポケットを完全に覆う位置まで傾斜し
た略V字状の溝112aを有する。なお、整列装置1
0、第1の搬送ドラム20及び姿勢変換装置110の構
成及び動作は、本出願人による特開平6−271086
号公報に詳細に記載されているため、ここではその説明
を簡単に述べるにとどめる。
【0035】次に、姿勢変換装置110の構成及び偏平
物品の姿勢変換動作を説明する。ホッパー等(図示せ
ず)からランダムな状態で整列装置10に投入された偏
平物品1は、整列装置10に加えられた振動により、そ
の最大断面積を有する方向が略垂直となるように順にガ
イド溝12内に落下し整列される。整列装置により整列
された偏平物品1は、ガイド溝12に対向するように配
列された第1のポケット22bに移され、その断面積が
最大の方向が略垂直となるように、第1のポケット22
bにより保持される。第1の搬送ドラム20は、垂直面
内において水平方向の軸を中心として間欠的に回転さ
れ、第1の搬送ドラム20の最下部に到達した時、第1
の搬送ドラム20の下方に設けられた姿勢変換装置11
0のドラム111に設けられた第2のポケット111b
に移し換えられる。第2のポケット111bは第1のポ
ケット22bと対向するように配列されており、第1の
搬送ドラム20から最大断面積を有する方向が略垂直と
なる状態で受け取った偏平物品を、一旦そのままの状態
で第2のポケットから突出するように保持する。姿勢変
換装置110のドラム111が水平方向の軸を中心とし
て回転すると、第2のポケット111bから突出した偏
平物品1は、ガイド板112の略V字状の溝112aの
側面に接触する。さらに、ドラム111が回転すると、
偏平物品1は徐々にドラム111の軸方向に押し倒さ
れ、最終的に偏平物品1の最大断面積を有する方向が略
水平になるように姿勢が変換される。姿勢変換装置11
0のドラム111に設けられた第2のポケットにより、
最大断面積を有する方向が略水平になる状態で搬送され
た偏平物品1は、姿勢変換装置110の下方に設けられ
た第2の搬送ドラム50に移し換えられる。第2の搬送
ドラム50は、姿勢変換装置110から最大断面積を有
する方向が略水平になる状態で受け取った偏平物品1
を、負圧により最大断面積を有する方向がその回転軸に
略平行な状態となるように各辺上に保持し搬送する。な
お、ドラム111の駆動に関し、第2のポケット111
bが第1のポケット22bと同期していればよく、ドラ
ム111を間欠的又は連続的のいずれの方法で駆動して
もよいことは言うまでもない。
【0036】以上のように構成された偏平物品の搬送装
置は、整列装置10、第1の搬送ドラム20、姿勢変換
装置110を具備するので、ランダムに投入された偏平
物品1を、その最大断面積を有する方向が搬送ドラムの
軸に略平行になるように整列して搬送することができ
る。従って、本発明の偏平物品の搬送装置を外観検査装
置だけでなく、印刷装置やPTP包装装置等に応用する
ことができることは言うまでもない。
【0037】次に、上記偏平物品の側面検査装置及び搬
送装置を用いた偏平物品の外観検査装置の一実施例を、
図9及び図10を参照しつつ説明する。図9は偏平物品
の外観検査装置における各ユニットの配置を示す側面図
であり、図10は不良品排出装置の構成を示す側部断面
図である。なお、以下の説明において、上記偏平物品の
側面検査装置及び搬送装置の実施例における番号と同一
の番号を付した構成要素は実質的に同じものであり、そ
の説明を省略する。
【0038】図9に示すように、偏平物品の外観検査装
置は少なくとも、ランダムな状態で投入された偏平物品
1(図9には図示せず)をその最大断面積を有する方向
が略垂直となるように整列させるための整列装置10
と、整列装置10に対向するように設けられ、垂直面内
において水平方向の軸を中心として間欠的に回転される
第1の搬送ドラム20と、第1の搬送ドラムの内部に設
けられ偏平物品1を水平方向の軸を中心として少なくと
も1回転以上回転させる偏平物品回転ローラ30(図9
には図示せず)と、第1の搬送ドラム20の外周面に対
向するように設けられ、偏平物品1の側面を撮影する第
1の撮像装置40と、第1の搬送ドラム20の下方に設
けられ、第1の搬送ドラム20から最大断面積を有する
方向が略垂直となる状態で受け取った偏平物品1を最大
断面積を有する方向が略水平になるように姿勢を変換す
る姿勢変換装置110と、姿勢変換装置110の下方に
設けられ、垂直面内において水平方向の軸を中心として
回転され、姿勢変換装置110から最大断面積を有する
方向が略水平になる状態で受け取った偏平物品1を、そ
の最大断面積を有する方向が軸に略平行な状態で保持す
る第2の搬送ドラム50又は70と、第2の搬送ドラム
50又は70の外周面に対向ように設けられ、偏平物品
1の最大断面積を有する方向に平行な第1の表面を撮影
する第2の撮像装置120と、第2の搬送ドラム50又
は70の下方に設けられ、垂直面内において水平方向の
軸を中心として回転され、第2の搬送ドラム50又は7
0から表裏が反対となるように最大断面積を有する方向
が略水平になる状態で受け取った偏平物品1を最大断面
積を有する方向が軸に略平行な状態で保持する第3の搬
送ドラム60又は80と、第3の搬送ドラム60又は8
0の外周面に対向するように設けられ、偏平物品1の最
大断面積を有する方向に平行な第1の表面の裏側に相当
する第2の表面を撮影する第3の撮像装置130とを具
備する。さらに、必要に応じて、第3の搬送ドラム60
又は80の下方には、側面、第1及び第2の表面のいず
れかに不良が発見された偏平物品を除去するための不良
品排出装置140が設けられている。なお、上述のよう
に、第1の搬送ドラム20は間欠的に駆動されるが、第
1のポケットと第2のポケット等の動作が同期されてい
る限り、姿勢変換装置110、第2の搬送ドラム50又
は70、第3の搬送ドラム60又は80及び不良品排出
装置140は、間欠的又は連続的のいずれの方法で駆動
してもよいことは言うまでもない。
【0039】次に、不良品排出装置140の構成及び動
作を図10を参照しつつ説明する。図10に示すよう
に、不良品排出装置140は、第3の搬送ドラム60又
は80の下方に設けられ、水平方向の軸を中心として回
転するドラム141と、ドラム141の側部に設けられ
た不良品排出シュート142と、ドラム141の底部に
設けられた良品搬送シュート143とを具備する。ドラ
ム141の外周面141aは、第3の搬送ドラム60又
は80の第2の連通孔又は第2の汎用ポケットに対向す
る位置に設けられた偏平物品1の最大断面積よりも面積
が大きな第3のポケット141b及び各第3のポケット
に設けられた第3の連通孔141cを有する。例えば、
側面、第1及び第2の表面のいずれかに不良が発見され
た偏平物品に対し、不良品排出シュート142に対向す
る位置141dにおいて、第3の連通孔を介して圧縮空
気が噴射され、不良品排出シュートに吹き飛ばされ除去
される。一方、側面、第1及び第2の表面のいずれにも
不良が発見されなかった偏平物品は、ドラム141の最
下部まで搬送され、良品搬送シュート143に落下さ
れ、次の工程へと搬送される。
【0040】以上のように構成された偏平物品の外観検
査装置は、上記偏平物品の側面検査装置及び偏平物品の
搬送装置の各作用に加えて、姿勢変換装置110を第1
の搬送ドラム20の下方に設け、第1の搬送ドラム20
から最大断面積を有する方向が略垂直となる状態で受け
取った偏平物品1を、その最大断面積を有する方向が略
水平になるように姿勢を変換し、姿勢変換装置110の
下方に第2の搬送ドラム50又は70を設け、また第2
の搬送ドラム50又は70の下方に第3の搬送ドラム6
0又は80を設け、第2及び第3の搬送ドラム50、6
0又は70、80により搬送される偏平物品1の表面及
び裏面をそれぞれ第2及び第3の撮像装置120、13
0で検査するので、偏平物品1の側面だけでなく表面及
び裏面の検査が行われる。さらに、第3の搬送ドラム6
0又は80の下方に、第2の連通孔又は汎用ポケットに
対向する位置に設けられた偏平物品の最大断面積よりも
面積が大きな第3のポケット及び各第3のポケットに設
けられた第3の連通孔を有する不良品排出装置を設けた
ので、側面、第1及び第2の表面のいずれかに不良が発
見された偏平物品は、第3の連通孔を介して噴射される
圧縮空気により除去される。
【0041】なお、第2の搬送ドラムとして上記汎用ポ
ケットブロック100を有する搬送ドラム70を用いた
場合、図11に示すような方法を用いて汎用ポケット1
01内における偏平物品1の位置決めを行うことができ
る。例えば、姿勢変換装置110から偏平物品1を受け
取る際、連通管70c−1を介して負圧により偏平物品
1を搬送ドラム70の汎用ポケット101側に強制的に
吸引する。この時点で、汎用ポケット101内における
偏平物品1の位置は必ずしも一定ではない。そこで、隣
接する連通管70c−2において一旦負圧を解除し、偏
平物品1の自重又は圧空により汎用ポケット101内を
滑らせ、偏平物品1の側面を汎用ポケット101のV字
状部分101bに当接させる。この状態で偏平物品1を
収容した汎用ポケット101が連通管70c−3に到達
した際、再度負圧による吸引を再開する。その結果、連
通管70c−3よりも先の部分では、偏平物品1はその
側面が常に汎用ポケット101のV字状部分101bの
頂点側に当接した状態で保持され、強制的に位置決めが
なされる。この方法は、第2の搬送ドラム70と第3の
搬送ドラム80との間における偏平物品1の移し換えの
際にも用いることができる。その結果、偏平物品1の表
面及び裏面の外観検査の際、汎用ポケット101に対す
る偏平物品1に位置が安定し、良否判定が容易になると
共に、良否判定精度が向上する。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の偏平物品の側面
検査装置によれば、整列装置のガイド溝の幅を、偏平物
品の最大断面積を有する方向と直交する方向における偏
平物品の幅よりも所定の公差分だけ大きくしたので、ラ
ンダムな状態で投入された偏平物品は、その最大断面積
を有する方向が略垂直となるようにのみ、ガイド溝中で
整列させることができる。また、整列された偏平物品を
ガイド溝に対向するように配列された搬送ドラムのポケ
ットに移し換え、搬送ドラムを回転させることにより、
偏平物品をその最大断面積を有する方向が略垂直となる
ように保持された状態で、垂直面内において水平方向の
軸を中心として間欠的に回転移送させることができる。
さらに、所定の位置に停止しているポケット中の偏平物
品は、偏平物品回転ローラにより水平方向の軸を中心と
して少なくとも1回転以上回転されるので、撮像装置に
よりその全側面を観察することができる。その結果、偏
平物品をその最大断面積を有する方向が略水平となるよ
うに、あらかじめ整列させておく必要がなく、簡単に偏
平物品の側面検査を行うことができる。さらに、偏平物
品回転ローラを搬送ドラムの内部に設け、また撮像装置
も搬送ドラムに対向するように設けたので、装置の水平
方向における大きさは、搬送ドラムの大きさに対してほ
とんど大きくはならず、構造が簡単でコンパクトな偏平
物品の側面検査装置を得ることができる。
【0043】一方、搬送ドラムを、固定した中空の内筒
と内筒の外周面に所定の公差で嵌合する回転可能な外筒
とで構成し、外筒にポケットを設け、内筒のガイド溝に
対向する部分に連通孔又はスリットを設け、さらに内筒
の内部を真空吸引装置に連通したので、ガイド溝に整列
されている偏平物品を、負圧により半強制的にその最下
部のものから順にポケットに移し換えることができ、ポ
ケットの抜け(偏平物品の収容されていないポケットの
発生)はほとんど生じない。また、偏平物品回転ローラ
を内筒に回転可能に軸支し、その大径部分をポケットの
配列に対応した内筒の外周部よりも外側に突出させたの
で、側面検査において偏平物品の側面を外筒の外周面よ
りも大きく突出させることができ、撮影された画像にお
ける偏平物品の側面とポケット又は外筒の外周面とを容
易に区別することができる。また、偏平物品回転ローラ
の軸方向における大径部分の幅をポケットの幅よりも広
く、且つ大径部の中心とポケットの中心とをずらせたの
で、大径部分がポケットの底を塞ぐと共に、大径部分の
両側からそれぞれポケットに至るまでの空気流の経路に
差が生じ、圧力差を発生させることができる。その結
果、偏平物品はポケットのいずれか一方の端面に押しつ
けられる。従って、偏平物品が押しつけられる端面を基
準とすることにより側面検査における良否判定を容易に
することができる。または、ポケットの開孔の形状を略
平行四辺形とし、1組の平行な辺を搬送ドラムの回転軸
に平行とし、他の1組の平行な辺を搬送ドラムの回転方
向に対して傾斜させることにより、偏平物品を搬送方向
(搬送ドラムの回転方向)に対して後ろ側の端面に押し
つけることができる。その結果、同様に、偏平物品が押
しつけられる端面を基準とすることにより側面検査にお
ける良否判定を容易にすることができる。また、整列装
置のガイド溝に、その最上部から下方に進むにつれて徐
々に幅が狭くなる傾斜部と、偏平物品の幅よりも所定の
公差分だけ大きい幅に達した後、最下部に至るまでの直
線部分とを設け、整列装置に振動を加えることにより、
ランダムに投入された偏平物品を容易にガイド溝中に整
列させることができる。
【0044】一方、本発明の偏平物品の搬送装置によれ
ば、垂直方向に正多角形断面を有し、正多角形の各辺上
の所定の位置に連通孔を有し、垂直面内において水平方
向の軸を中心として回転され、連通孔を介して負圧によ
り偏平物品をその最大断面積を有する方向が回転軸に略
平行となる状態で保持する搬送ドラムを具備し、又は垂
直方向に正多角形断面を有し、正多角形の各辺上の所定
の位置に連通孔及び汎用ポケットを有し、垂直面内にお
いて水平方向の軸を中心として回転され、連通孔を介し
て負圧により偏平物品をその最大断面積を有する方向が
回転軸に略平行となる状態で汎用ポケット内に保持する
搬送ドラムを具備するように構成したので、偏平物品の
大きさにかかわらず、1つの搬送ドラムで多数種類の偏
平物品を搬送することができる。
【0045】また、汎用ポケットを、それぞれ搬送ドラ
ムの回転方向に平行な部分と、連通孔の中心から回転方
向に所定の距離離れた点を頂点とする、頂角が略90度
の略V字状部分とを有するように構成したので、偏平物
品の大きさにかかわらず、連通孔が偏平物品の中心近傍
に位置し、偏平物品を安定して吸着保持することができ
る。また、汎用ポケットを、それぞれ略矩形断面を有す
る棒状ブロックに形成し、各棒状ブロックをそれぞれ搬
送ドラムの正多角形の各辺に交換可能に取付けるように
構成したので、偏平物品の大きさの範囲に応じてブロッ
クを複数種類用意することにより、より広い範囲の大き
さの偏平物品を1つの装置で搬送することができる。
【0046】本発明のさらに別の偏平物品の搬送装置に
よれば、上記構成に加えて、前記整列装置、第1の搬送
ドラム、姿勢変換装置を具備するように構成したので、
ランダムに投入された偏平物品を、その最大断面積を有
する方向が搬送ドラムの軸に略平行になるように整列し
て搬送することができる。また、姿勢変換装置を、第2
のポケットが設けられた水平方向の軸を中心として回転
するドラムと、ドラムの外周面に対して所定の隙間を介
して設けられたガイド板とで構成し、ガイド板の上端部
の第2のポケットに覆い被さらない位置から第2のポケ
ットを完全に覆う位置まで傾斜した溝に第2のポケット
から突出した偏平物品と接触させるように構成したの
で、最大断面積を有する方向が略垂直となるように第2
のポケットに保持された偏平物品を、最大断面積を有す
る方向が略水平となるように、容易に姿勢変換させるこ
とができる。さらに、整列装置、第1の搬送ドラム、姿
勢変換装置及び第2の搬送ドラムが略垂直方向に配列さ
れるため、装置の水平方向における大きさは搬送ドラム
の大きさに対してほとんど大きくならず、構造が簡単で
コンパクトな偏平物品の搬送装置を得ることができる。
【0047】一方、本発明の偏平物品の外観検査装置に
よれば、上記偏平物品の側面検査装置及び偏平物品の搬
送装置の各作用に加えて、姿勢変換装置を第1の搬送ド
ラムの下方に設け、第1の搬送ドラムから最大断面積を
有する方向が略垂直となる状態で受け取った偏平物品を
最大断面積を有する方向が略水平になるように姿勢を変
換し、姿勢変換装置の下方に第2の搬送ドラムを設け、
また第2の搬送ドラムの下方に第3の搬送ドラムを設
け、第2及び第3の搬送ドラムにより搬送される偏平物
品の表面及び裏面をそれぞれ第2及び第3の撮像装置で
検査するように構成したので、偏平物品の側面だけでな
く表面及び裏面の検査を行うことが可能である。さら
に、第3の搬送ドラムの下方に、第2の連通孔に対向す
る位置に設けられた前記偏平物品の最大断面積よりも面
積が大きな第3のポケット及び各第3のポケットに設け
られた第3の連通孔を有する不良品排出装置を設けたの
で、側面、第1及び第2の表面のいずれかに不良が発見
された偏平物品を第3の連通孔を介して圧縮空気を噴射
することにより除去することができる。さらに、整列装
置、第1の搬送ドラム、姿勢変換装置、第2の搬送ドラ
ム、第3の搬送ドラム及び不良品排出装置が略垂直方向
に配列されるため、装置の水平方向における大きさは搬
送ドラムの大きさに対してほとんど大きくならず、構造
が簡単でコンパクトな偏平物品の外観検査装置を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏平物品の側面検査装置の一実施例の
構成を示す側部断面図
【図2】図1におけるO−P断面図
【図3】図1におけるO−Q断面図
【図4】本発明の偏平物品搬送装置の一実施例の構成を
示す側部断面図
【図5】図4の要部拡大断面図
【図6】本発明の偏平物品の搬送装置の別の実施例の構
成を示す側部断面図
【図7】図6における汎用ポケットブロック100の形
状を示す平面図
【図8】本発明の偏平物品の搬送装置のさらに別の実施
例の構成を示す斜視図
【図9】本発明の偏平物品の外観検査装置の一実施例に
おける各ユニットの配置を示す側面図
【図10】図9における不良品排出装置の構成を示す側
部断面図
【図11】汎用ポケット101を用いた搬送ドラム70
における偏平物品1の位置決め方法を示す側部断面図
【図12】(a)は一般的な略円形断面を有する錠剤等
の偏平物品の一例における、略円形断面を水平にした場
合の平面図、(b)はその側面図
【図13】(a)は一般的な略円形断面を有する錠剤等
の偏平物品の他の一例における、略円形断面を水平にし
た場合の平面図、(b)はその側面図
【図14】従来の偏平物品の外観検査装置の構成を示す
側面図
【符号の説明】
1 :偏平物品 10 :整列装置 11 :容器部 12 :ガイド溝 12a:傾斜部分 12b:直線部分 20 :(第1の)搬送ドラム 21 :内筒 21a:外周面 21b:内部 21c:連通管 22 :外筒 22a:外周面 22b:(第1の)ポケット 23 :連通孔又はスリット 24 :回転軸 25 :固定ブロック 30 :偏平物品回転ローラ 31 :回転軸 32 :大径部 40 :(第1の)撮像装置 41 :ブラシローラ 42 :ガイド板 43 :圧縮空気噴射装置 50 :(第2の)搬送ドラム 50a:正多角形の各辺 50b:連通孔 50c:連通管 50d:最下部 60 :(第3の)搬送ドラム 60a:正多角形の各辺 60b:連通孔 60c:連通管 70 :(第2の)搬送ドラム 70a:正多角形の各辺 70b:連通孔 70c:連通管 80 :(第3の)搬送ドラム 80a:正多角形の各辺 80b:連通孔 80c:連通管 100 :汎用ポケットブロック 101 :汎用ポケット 101a:回転方向に平行な部分 101b:略V字状部分 102 :連通孔 110 :姿勢変換装置 111 :ドラム 111a:外周面 111b:第2のポケット 112 :ガイド板 112a:略V字状の溝 120 :第2の撮像装置 130 :第3の撮像装置 140 :不良品排出装置 141 :ドラム 141a:外周面 141b:第3のポケット 141c:連通孔 141d:不良品排出シュートに対向する位置 142 :不良品排出シュート 143 :良品搬送シュート

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムな状態で投入された偏平物品
    を、その最大断面積を有する方向が略垂直となるように
    整列させるための、前記最大断面積を有する方向と直交
    する方向における前記偏平物品の幅よりも所定の公差分
    だけ大きい幅を有する複数のガイド溝を有する整列装置
    と、 前記ガイド溝に対向するように配列され、前記整列装置
    により整列された偏平物品を前記最大断面積を有する方
    向が略垂直となるように保持するポケットを有し、垂直
    面内において水平方向の軸を中心として間欠的に回転さ
    れる搬送ドラムと、 前記搬送ドラムの内部で、且つ所定の位置に設けられ、
    前記所定の位置に停止しているポケット中の偏平物品を
    水平方向の軸を中心として少なくとも1回転以上回転さ
    せる偏平物品回転ローラと、 前記所定の位置において、前記搬送ドラムの外周面に対
    向するように設けられ、前記ポケット中の偏平物品の側
    面を撮影する撮像装置とを具備する偏平物品の側面検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ドラムは、固定された中空の内
    筒と、前記内筒の外周面に所定の公差で嵌合する回転可
    能な外筒を具備し、前記ポケットは前記外筒に設けら
    れ、前記内筒の前記ガイド溝に対向する部分には連通孔
    又はスリットが設けられ、前記内筒の内部は真空吸引装
    置に連通されている請求項1記載の偏平物品の側面検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記偏平物品回転ローラは、前記内筒に
    回転可能に軸支され、前記ポケットの配列に対応して、
    前記内筒の外周部よりも外側に突出した複数の大径部分
    を有する請求項2記載の偏平物品の側面検査装置。
  4. 【請求項4】 前記偏平物品回転ローラの回転軸方向に
    おける前記大径部分の幅が前記ポケットの幅よりも広
    く、且つ前記大径部の中心と前記ポケットの中心とがず
    れている請求項3記載の偏平物品の側面検査装置。
  5. 【請求項5】 前記ポケットの開孔は略平行四辺形であ
    り、1組の平行な辺は前記搬送ドラムの回転軸に平行で
    あり、他の1組の平行な辺は前記搬送ドラムの回転方向
    に対して傾斜している請求項1から3のいずれかに記載
    の偏平物品の側面検査装置。
  6. 【請求項6】 前記整列装置のガイド溝の最上部から下
    方に進むにつれて徐々に幅が狭くなる傾斜部と、前記ガ
    イド溝の幅が前記偏平物品の幅よりも所定の公差分だけ
    大きい幅に達した後、最下部に至るまでの直線部分とを
    有し、前記整列装置に振動が加えられている請求項1か
    ら5のいずれかに記載の偏平物品の側面検査装置。
  7. 【請求項7】 垂直方向に正多角形断面を有し、前記正
    多角形の各辺上の所定の位置に連通孔を有し、垂直面内
    において水平方向の軸を中心として回転され、前記連通
    孔を介して負圧により偏平物品をその最大断面積を有す
    る方向が前記軸に略平行な状態で保持する搬送ドラムを
    具備する偏平物品の搬送装置。
  8. 【請求項8】 垂直方向に正多角形断面を有し、前記正
    多角形の各辺上の所定の位置に連通孔及び汎用ポケット
    を有し、垂直面内において水平方向の軸を中心として回
    転され、前記連通孔を介して負圧により偏平物品をその
    最大断面積を有する方向が前記軸に略平行な状態で前記
    汎用ポケット内に保持する搬送ドラムを具備する偏平物
    品の搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記汎用ポケットはそれぞれ前記搬送ド
    ラムの回転方向に平行な部分と、前記連通孔の中心から
    前記回転方向に所定の距離離れた点を頂点とする、頂角
    が略90度の略V字状部分とを有する請求項8記載の偏
    平物品の外観検査装置。
  10. 【請求項10】 前記汎用ポケットは、それぞれ略矩形
    断面を有する棒状ブロックに形成され、各棒状ブロック
    がそれぞれ搬送ドラムの正多角形の各辺に交換可能に取
    付けられている請求項8又は9記載の偏平物品の外観検
    査装置。
  11. 【請求項11】 ランダムな状態で投入された偏平物品
    を、その最大断面積を有する方向が略垂直となるように
    整列させるための、前記最大断面積を有する方向と直交
    する方向における前記偏平物品の幅よりも所定の公差分
    だけ大きい幅を有する複数のガイド溝を有する整列装置
    と、 前記ガイド溝に対向するように配列され、前記整列装置
    により整列された偏平物品を前記断面積が最大の方向が
    略垂直となるように保持する第1のポケットを有し、垂
    直面内において水平方向の軸を中心として間欠的に回転
    される第1の搬送ドラムと、 前記第1の搬送ドラムの下方に設けられ、前記第1のポ
    ケットと対向するように配列された第2のポケットを有
    し、前記第1の搬送ドラムから前記最大断面積を有する
    方向が略垂直となる状態で受け取った偏平物品を最大断
    面積を有する方向が略水平になるように姿勢を変換する
    姿勢変換装置と、 前記姿勢変換装置の下方に設けられ、垂直方向に正多角
    形断面を有し、前記正多角形の各辺上の前記第2のポケ
    ットに対する位置に連通孔を有し、垂直面内において水
    平方向の軸を中心として回転され、前記姿勢変換装置か
    ら最大断面積を有する方向が略水平になる状態で受け取
    った偏平物品を、負圧により前記最大断面積を有する方
    向が前記軸に略平行な状態で各辺上に保持する第2の搬
    送ドラムとを具備する偏平物品の搬送装置。
  12. 【請求項12】 ランダムな状態で投入された偏平物品
    を、その最大断面積を有する方向が略垂直となるように
    整列させるための、前記最大断面積を有する方向と直交
    する方向における前記偏平物品の幅よりも所定の公差分
    だけ大きい幅を有する複数のガイド溝を有する整列装置
    と、 前記ガイド溝に対向するように配列され、前記整列装置
    により整列された偏平物品を前記断面積が最大の方向が
    略垂直となるように保持する第1のポケットを有し、垂
    直面内において水平方向の軸を中心として間欠的に回転
    される第1の搬送ドラムと、 前記第1の搬送ドラムの下方に設けられ、前記第1のポ
    ケットと対向するように配列された第2のポケットを有
    し、前記第1の搬送ドラムから前記最大断面積を有する
    方向が略垂直となる状態で受け取った偏平物品を最大断
    面積を有する方向が略水平になるように姿勢を変換する
    姿勢変換装置と、 前記姿勢変換装置の下方に設けられ、垂直方向に正多角
    形断面を有し、前記正多角形の各辺上の前記第2のポケ
    ットに対する位置に連通孔及び汎用ポケットを有し、垂
    直面内において水平方向の軸を中心として回転され、前
    記姿勢変換装置から最大断面積を有する方向が略水平に
    なる状態で受け取った偏平物品を、負圧により前記最大
    断面積を有する方向が前記軸に略平行な状態で各辺上に
    保持する第2の搬送ドラムとを具備する偏平物品の搬送
    装置。
  13. 【請求項13】 前記汎用ポケットはそれぞれ前記第2
    の搬送ドラムの回転方向に平行な部分と、前記連通孔の
    中心から前記回転方向に所定の距離離れた点を頂点とす
    る、頂角が略90度の略V字状部分とを有する請求項1
    2記載の偏平物品の搬送装置。
  14. 【請求項14】 前記汎用ポケットは、それぞれ略矩形
    断面を有する棒状ブロックに形成され、各棒状ブロック
    がそれぞれ第2の搬送ドラムの正多角形の各辺に交換可
    能に取付けられている請求項12又は13記載の偏平物
    品の搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の搬送ドラムは、固定された
    中空の内筒と、前記内筒の外周面に所定の公差で嵌合す
    る回転可能な外筒を具備し、前記第1のポケットは前記
    外筒に設けられ、前記内筒の前記ガイド溝に対向する部
    分には連通孔又はスリットが設けられ、前記内筒の内部
    は真空吸引装置に連通されている請求項11から14の
    いずれかに記載の偏平物品の搬送装置。
  16. 【請求項16】 前記整列装置のガイド溝の最上部から
    下方に進むにつれて徐々に幅が狭くなる傾斜部と、前記
    ガイド溝の幅が前記偏平物品の幅よりも所定の公差分だ
    け大きい幅に達した後、最下部に至るまでの直線部分と
    を有し、前記整列装置に振動が加えられている請求項1
    0から15のいずれかに記載の偏平物品の搬送装置。
  17. 【請求項17】 前記姿勢変換装置は、前記第2のポケ
    ットが設けられた水平方向の軸を中心として回転するド
    ラムと、前記ドラムの外周面に対して所定の隙間を介し
    て設けられたガイド板とを具備し、前記第2のポケット
    から突出した偏平物品と接触するための、前記ガイド板
    の上端部の前記第2のポケットに覆い被さらない位置か
    ら前記第2のポケットを完全に覆う位置まで傾斜した溝
    を有する請求項11から16のいずれかに記載の偏平物
    品の搬送装置。
  18. 【請求項18】 ランダムな状態で投入された偏平物品
    を、その最大断面積を有する方向が略垂直となるように
    整列させるための、前記最大断面積を有する方向と直交
    する方向における前記偏平物品の幅よりも所定の公差分
    だけ大きい幅を有する複数のガイド溝を有する整列装置
    と、 前記ガイド溝に対向するように配列され、前記整列装置
    により整列された偏平物品を前記断面積が最大の方向が
    略垂直となるように保持する第1のポケットを有し、垂
    直面内において水平方向の軸を中心として間欠的に回転
    される第1の搬送ドラムと、 前記第1の搬送ドラムの内部で、且つ第1の所定の位置
    に設けられ、前記第1の所定の位置に停止している第1
    のポケット中の偏平物品を水平方向の軸を中心として少
    なくとも1回転以上回転させる偏平物品回転ローラと、 前記第1の所定位置において、前記第1の搬送ドラムの
    外周面に対向するように設けられ、前記第1のポケット
    中の偏平物品の側面を撮影する第1の撮像装置と、 前記第1の搬送ドラムの下方に設けられ、前記第1のポ
    ケットと対向するように配列された第2のポケットを有
    し、前記第1の搬送ドラムから前記最大断面積を有する
    方向が略垂直となる状態で受け取った偏平物品を最大断
    面積を有する方向が略水平になるように姿勢を変換する
    姿勢変換装置と、 前記姿勢変換装置の下方に設けられ、垂直方向に正多角
    形断面を有し、前記正多角形の各辺上の前記第2のポケ
    ットに対する位置に第1の連通孔を有し、垂直面内にお
    いて水平方向の軸を中心として回転され、前記姿勢変換
    装置から最大断面積を有する方向が略水平になる状態で
    受け取った偏平物品を、負圧により前記最大断面積を有
    する方向が前記軸に略平行な状態で各辺上に保持する第
    2の搬送ドラムと、 前記第2の搬送ドラムの外周面に対向する第2の所定の
    位置に設けられ、前記偏平物品の最大断面積を有する方
    向に平行な第1の表面を撮影する第2の撮像装置と、 前記第2の搬送ドラムの下方に設けられ、垂直方向に正
    多角形断面を有し、前記正多角形の各辺上の前記第2の
    搬送ドラムの第1の連通孔に対向する位置に第2の連通
    孔を有し、垂直面内において水平方向の軸を中心として
    回転され、前記第2の搬送ドラムから表裏が反対となる
    ように最大断面積を有する方向が略水平になる状態で受
    け取った偏平物品を、負圧により前記最大断面積を有す
    る方向が前記軸に略平行な状態で各辺上に保持する第3
    の搬送ドラムと、 前記第3の搬送ドラムの外周面に対向する第3の所定の
    位置に設けられ、前記偏平物品の最大断面積を有する方
    向に平行な第1の表面の裏側に相当する第2の表面を撮
    影する第3の撮像装置とを具備する偏平物品の外観検査
    装置。
  19. 【請求項19】 ランダムな状態で投入された偏平物品
    を、その最大断面積を有する方向が略垂直となるように
    整列させるための、前記最大断面積を有する方向と直交
    する方向における前記偏平物品の幅よりも所定の公差分
    だけ大きい幅を有する複数のガイド溝を有する整列装置
    と、 前記ガイド溝に対向するように配列され、前記整列装置
    により整列された偏平物品を前記断面積が最大の方向が
    略垂直となるように保持する第1のポケットを有し、垂
    直面内において水平方向の軸を中心として間欠的に回転
    される第1の搬送ドラムと、 前記第1の搬送ドラムの内部で、且つ第1の所定の位置
    に設けられ、前記第1の所定の位置に停止している第1
    のポケット中の偏平物品を水平方向の軸を中心として少
    なくとも1回転以上回転させる偏平物品回転ローラと、 前記第1の所定位置において、前記第1の搬送ドラムの
    外周面に対向するように設けられ、前記第1のポケット
    中の偏平物品の側面を撮影する第1の撮像装置と、 前記第1の搬送ドラムの下方に設けられ、前記第1のポ
    ケットと対向するように配列された第2のポケットを有
    し、前記第1の搬送ドラムから前記最大断面積を有する
    方向が略垂直となる状態で受け取った偏平物品を最大断
    面積を有する方向が略水平になるように姿勢を変換する
    姿勢変換装置と、 前記姿勢変換装置の下方に設けられ、垂直方向に正多角
    形断面を有し、前記正多角形の各辺上の前記第2のポケ
    ットに対する位置に第1の連通孔及び第1の汎用ポケッ
    トを有し、垂直面内において水平方向の軸を中心として
    回転され、前記姿勢変換装置から最大断面積を有する方
    向が略水平になる状態で受け取った偏平物品を、負圧に
    より前記最大断面積を有する方向が前記軸に略平行な状
    態で各辺上に保持する第2の搬送ドラムと、 前記第2の搬送ドラムの外周面に対向する第2の所定の
    位置に設けられ、前記偏平物品の最大断面積を有する方
    向に平行な第1の表面を撮影する第2の撮像装置と、 前記第2の搬送ドラムの下方に設けられ、垂直方向に正
    多角形断面を有し、前記正多角形の各辺上の前記第2の
    搬送ドラムの第1の連通孔及び第1の汎用ポケットに対
    向する位置に第2の連通孔及び第2の汎用ポケットを有
    し、垂直面内において水平方向の軸を中心として回転さ
    れ、前記第2の搬送ドラムから表裏が反対となるように
    最大断面積を有する方向が略水平になる状態で受け取っ
    た偏平物品を、負圧により前記最大断面積を有する方向
    が前記軸に略平行な状態で各辺上に保持する第3の搬送
    ドラムと、 前記第3の搬送ドラムの外周面に対向する第3の所定の
    位置に設けられ、前記偏平物品の最大断面積を有する方
    向に平行な第1の表面の裏側に相当する第2の表面を撮
    影する第3の撮像装置とを具備する偏平物品の外観検査
    装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の搬送ドラムは、固定された
    中空の内筒と、前記内筒の外周面に所定の公差で嵌合す
    る回転可能な外筒を具備し、前記第1のポケットは前記
    外筒に設けられ、前記内筒の前記ガイド溝に対向する部
    分には連通孔又はスリットが設けられ、前記内筒の内部
    は真空吸引装置に連通されている請求項18又は19記
    載の偏平物品の外観検査装置。
  21. 【請求項21】 前記偏平物品回転ローラは、前記内筒
    に回転可能に軸支され、前記ポケットの配列に対応した
    前記内筒の外周部よりも外側に突出した複数の大径部分
    を有する請求項20記載の偏平物品の外観検査装置。
  22. 【請求項22】 前記偏平物品回転ローラの軸方向にお
    ける前記大径部分の幅が前記第1のポケットの幅よりも
    広く、且つ前記大径部の中心と前記ポケットの中心とが
    ずれている請求項21記載の偏平物品の外観検査装置。
  23. 【請求項23】 前記第1のポケットの開孔は略平行四
    辺形であり、1組の平行な辺は前記搬送ドラムの回転軸
    に平行であり、他の1組の平行な辺は前記搬送ドラムの
    回転方向に対して傾斜している請求項18から21のい
    ずれかに記載の偏平物品の外観検査装置。
  24. 【請求項24】 前記整列装置のガイド溝の最上部から
    下方に進むにつれて徐々に幅が狭くなる傾斜部と、前記
    ガイド溝の幅が前記偏平物品の幅よりも所定の公差分だ
    け大きい幅に達した後、最下部に至るまでの直線部分と
    を有し、前記整列装置に振動が加えられている請求項1
    8から23のいずれかに記載の偏平物品の外観検査装
    置。
  25. 【請求項25】 前記姿勢変換装置は、前記第2のポケ
    ットが設けられた水平方向の軸を中心として回転するド
    ラムと、前記ドラムの外周面に対して所定の隙間を介し
    て設けられたガイド板とを具備し、前記第2のポケット
    から突出した偏平物品と接触するための、前記ガイド板
    の上端部の前記第2のポケットに覆い被さらない位置か
    ら前記第2のポケットを完全に覆う位置まで傾斜した溝
    を有する請求項18から24のいずれかに記載の偏平物
    品の外観検査装置。
  26. 【請求項26】 前記第1及び第2の汎用ポケットはそ
    れぞれ前記第2及び第3の搬送ドラムの回転方向に平行
    な部分と、前記第1及び第2の連通孔の中心から前記回
    転方向に所定の距離離れた点を頂点とする、頂角が略9
    0度の略V字状部分とを有する請求項19記載の偏平物
    品の外観検査装置。
  27. 【請求項27】 前記第1及び第2の汎用ポケットは、
    それぞれ略矩形断面を有する棒状ブロックに形成され、
    各棒状ブロックがそれぞれ第2及び第3の搬送ドラムの
    正多角形の各辺に交換可能に取付けられている請求項1
    9又は26記載の偏平物品の外観検査装置。
  28. 【請求項28】 前記第3の搬送ドラムの下方に設けら
    れ、前記第2の連通孔又は第2の汎用ポケットに対向す
    る位置に設けられた前記偏平物品の最大断面積よりも面
    積が大きな第3のポケット及び各第3のポケットに設け
    られた第3の連通孔を有し、前記側面、第1及び第2の
    表面のいずれかに不良が発見された偏平物品を前記第3
    の連通孔を介して圧縮空気を噴射することにより除去す
    る不良品排出装置とを具備する請求項18から27のい
    ずれかに記載の偏平物品の外観検査装置。
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