JPH08151415A - 耐候性組成物 - Google Patents

耐候性組成物

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JPH08151415A
JPH08151415A JP25247695A JP25247695A JPH08151415A JP H08151415 A JPH08151415 A JP H08151415A JP 25247695 A JP25247695 A JP 25247695A JP 25247695 A JP25247695 A JP 25247695A JP H08151415 A JPH08151415 A JP H08151415A
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JP
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meth
acrylate
group
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acid
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Application number
JP25247695A
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English (en)
Inventor
Yuji Tada
祐二 多田
Atsuo Akata
充生 赤田
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Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、耐金属イオン性、長期的な耐候性
等に優れた硬化被膜を形成することができ、各種材料と
それらの少なくとも1種からなる成形品の表面を保護す
るのに有用な耐候性組成物を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明の耐候性組成物は、(イ)1分子
中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキシ基を
有する(メタ)アクリル系化合物、並びに(ロ)一般式 【化1】 〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子、R1は水素原
子又はアルキル基、R2はアルキレン基を示す。R3は水
素原子又はメチル基を示す。〕で表される紫外線吸収性
化合物等を有効成分とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐候性組成物に関
する。詳しくは、耐金属イオン性、長期的な耐候性、透
明性等に優れた硬化被膜を形成することができ、各種材
料とそれらの少なくとも1種からなる成形品の表面を保
護するのに有用な耐候性組成物に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】1分子中に少なくとも
1個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する(メタ)
アクリル系化合物を有効成分とする塗料には、主に、硬
化型塗料とラッカー塗料の2種がある。
【0003】硬化型塗料は(メタ)アクリル系化合物に
光又は熱重合開始剤を添加した組成物であり、これを被
塗体の表面に塗布し光を照射するか又は加熱することに
より、硬化被膜が形成される。この硬化被膜は高い表面
硬度を有し、耐磨耗性、耐擦傷性、密着性等に優れるた
め、合成樹脂等の表面保護に汎用されている。しかる
に、一般に、有機化合物の重合体である合成樹脂は耐候
性が充分ではなく、そのため紫外線に晒されると、分子
量低下ひいては機械的強度の低下や黄変を生ずるを避け
得ない。前記の硬化被膜もその例にもれず、加えて紫外
線を透過させて内部の合成樹脂にも損傷を与えてしまう
ので、耐候性の改良が望まれている。例えば、特開昭5
6−127635号公報、特開昭56−141309号
公報、特開平1−308416号公報、特開平4−20
9663号公報等には、重合性基又は架橋性基を有しな
い紫外線吸収剤を含む硬化型塗料が提案されている。こ
れらの硬化型塗料による硬化被膜の耐候性は従来のもの
より幾分優れているが、紫外線吸収剤が徐々に膜外に溶
出するため、長期的な耐候性の向上は認められない。
【0004】ラッカー塗料は(メタ)アクリル系化合物
を主成分とする共重合体を水又は有機溶媒に溶解又は分
散させたものであり、これを被塗体の表面に塗布し乾燥
することにより、硬化被膜が形成される。この硬化被膜
についても、前記と同様に、紫外線によって機械的強度
の低下や黄変等が起こるという欠点があり、その改良が
急務になっている。例えば、特開平3−124776号
公報には、(メタ)アクリル系化合物及び(メタ)アク
リロイルオキシ基を有するテトラ又はペンタメチルピペ
リジンを主成分とする共重合体が開示されている。この
共重合体からなる硬化被膜は、比較的良好な耐候性を有
しているが、280nm以上の波長の紫外線を吸収する
能力に欠けるため、被塗体に対する紫外線遮蔽効果は期
待できない。
【0005】更に、従来の紫外線吸収剤を耐候性付与剤
として含む硬化型塗料及びラッカー塗料によって形成さ
れた硬化被膜は、耐金属イオン性が低いため、銅イオン
等の金属イオンを含む液体や固形物(具体的には、自動
車用ワックス等)に晒されると、褐変して透明性が損な
われる。
【0006】更に、例えばポリエステル等の透明度の高
い合成樹脂に耐候性を付与するために、従来の紫外線吸
収剤を添加すると、該合成樹脂の透明性が損なわれて黄
土色となり、且つ表面にクラックが発生し易くなるとい
う問題点もある。
【0007】一方、(メタ)アクリロイルオキシ基を有
するベンゾトリアゾール系化合物は、特開平5−271
203号公報及び特開平5−255447号公報に記載
されている。しかしながら、これらの公報は、前記ベン
ゾトリアゾール系化合物が紫外線吸収剤として有用であ
ることを教えるのみであり、該化合物と(メタ)アクリ
ル系化合物を併用により、長期的な耐候性のみならず、
耐金属イオン性にも優れた硬化被膜が形成できることは
教示も示唆もなされていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来技
術の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、長期的な
耐候性だけでなく、耐金属イオン性にも優れた硬化被膜
を形成でき、しかもポリエステル等の透明度の高い合成
樹脂に耐候性を付与するのに有効な耐候性組成物を得る
ことに成功し、ここに本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、(イ)1分子中に少なく
とも1個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する(メ
タ)アクリル系化合物、並びに(ロ)一般式
【0010】
【化3】
【0011】〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を
示す。R1は水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を
示す。R2は炭素数2〜12のアルキレン基を示す。R3
は水素原子又はメチル基を示す。〕で表される紫外線吸
収性化合物及び一般式
【0012】
【化4】
【0013】〔式中、R3は上記に同じ。R4は置換基と
して水酸基を有してもよい炭素数2〜6のアルキレン基
を示す。Yは水素原子又は炭素数1〜6のアルコキシ基
を示す。Zは水素原子又は水酸基を示す。〕で表される
紫外線吸収性化合物から選ばれる少なくとも1種を有効
成分とする耐候性組成物に係る。
【0014】本発明によれば、長期的な耐候性、耐金属
イオン性及び透明性に優れた被膜を形成することがで
き、各種材質とそれらの少なくとも1種からなる成形品
の表面を保護するのに極めて有用な耐候性組成物が提供
される。本発明組成物をポリエステル等の透明度の高い
合成樹脂に、好ましくは0.1〜1μm程度の膜厚にな
るように塗布すれば、該樹脂の透明性を損なうことな
く、優れた耐候性を付与できる。
【0015】
【発明の実施の形態】上記一般式(1)中、R1で示さ
れる炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、iso−プロピル基、ブ
チル基、iso−ブチル基、tert−ブチル基、ペン
チル基、tert−ペンチル基、ヘキシル基、tert
−ヘキシル基等の直鎖又は分枝鎖状のものが挙げられ、
メチル基及びtert−ブチル基、tert−ペンチル
基、tert−ヘキシル基等の炭素数4〜6のtert
−アルキル基が好ましい。R2で示される炭素数2〜1
2のアルキレン基としては、例えば、エチレン基、プロ
ピレン基、iso−プロピレン基、ブチレン基、ter
t−ブチレン基、アミレン基、ヘキシレン基等の炭素数
2〜12の直鎖又は分枝鎖状のポリメチレン基が挙げら
れ、エチレン基、プロピレン基、iso−プロピレン
基、ブチレン基、tert−ブチレン基等の炭素数2〜
4のものが好ましい。また、上記一般式(2)におい
て、R4で示される置換基として水酸基を有してもよい
炭素数2〜6のアルキレン基としては、上記と同様の炭
素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状のものが挙げられ、やは
り炭素数2〜4のものが好ましい。Yで示される炭素数
1〜6のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、iso−プロポキシ基、ブ
トキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、
ヘキシルオキシ基等の直鎖又は分枝鎖状のものが挙げら
れる。
【0016】本発明組成物の有効成分の一つである1分
子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキシ基
を有する(メタ)アクリル系化合物としては、公知のも
のが使用できるが、その中でも、(a)1分子中に少な
くとも2個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する
(メタ)アクリレートオリゴマー及び(b)1分子中に
少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有す
る(メタ)アクリレートモノマーから選ばれる少なくと
も1種のものが好ましい。以下にこれらの具体例を挙げ
る。
【0017】(a)(メタ)アクリレートオリゴマー 1分子中に少なくとも2個の(メタ)アクリロイルオキ
シ基を有する(メタ)アクリレートオリゴマーとして
は、例えば、1分子中に少なくとも2個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する、多官能ポリエステル(メ
タ)アクリレートオリゴマー、多官能ウレタン(メタ)
アクリレートオリゴマー、多官能エポキシ(メタ)アク
リレートオリゴマー、多官能エーテル(メタ)アクリレ
ートオリゴマー等が挙げられる。
【0018】1分子中に少なくとも2個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する多官能ポリエステル(メタ)
アクリレートオリゴマーとしては、例えば(メタ)アク
リル酸、多価アルコール及び多塩基酸(無水物)から合
成した化合物が挙げられる。多価アルコールとしては、
例えば、エチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、
ジメチロールヘプタン、ジメチロールプロピオン酸、ジ
メチロールブチリオン酸、トリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、ジペンタエリスリトール、グリセリ
ン等が挙げられる。多塩基酸(無水物)としては、例え
ば、マロン酸、(無水)コハク酸、アルケニルコハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、
アゼライン酸、セバチン酸、イソセバチン酸、(無水)
マレイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸、(無水)
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、(無水)トリ
メリット酸等が挙げられる。
【0019】1分子中に少なくとも2個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する多官能ウレタン(メタ)アク
リレートオリゴマーとしては、例えば、「ファインケミ
カル」誌、第17巻、19号(5〜14頁、1988年
発行)、「ファインケミカル」誌、第17巻、20号、
(14〜25頁、1988年発行)等に記載されている
様なポリイソシアネート、ポリオール及びヒドロキシ
(メタ)アクリレートの反応によって得られる化合物が
挙げられる。ポリイソシアネートとしては、例えば、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネ
ート)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、芳
香族イソシアネートを水素添加して得られるジイソシア
ネート(例えば、水素添加トリレンジイソシアネート、
水素添加キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート等)、トリフェニルメタント
リイソシアネート、ジメチレントリフェニルトリイソシ
アネート等のジ−及びトリ−イソシアネート、該ジ−又
はトリ−イソシアネートを多量化させて得られるポリイ
ソシアネート等が挙げられる。ポリオールとしては、例
えば、脂肪族、脂環式及び芳香族のポリオール、ポリエ
ステルポリオール、ポリエーテルポリオール等が挙げら
れる。脂肪族及び脂環式のポリオール並びにポリエーテ
ルポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ジメチロールヘプタン、ジメチロール
プロピオン酸、ジメチロールブチリオン酸、トリメチロ
ールエタン、トリメチロールプロパン、ジトリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリ
トール、グリセリン、水素添加ビスフェノールA等が挙
げられる。芳香族のポリオールとしては、例えば、エト
キシ化ビスフェノールA、エトキシ化ビスフェノールS
等が挙げられる。ポリエステルポリオールとしては、例
えば、カプロラクトン変性ジオール等が挙げられる。ま
たヒドロキシ(メタ)アクリレートとしては、例えば、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシ
プチル(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)
アクリレート、グリセロールアクリレート/メタクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート
等が挙げられる。
【0020】1分子中に少なくとも2個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する多官能エポキシ(メタ)アク
リレートオリゴマーとしては、例えば、ポリグリシジル
エーテルと(メタ)アクリル酸との付加反応によって得
られる化合物が挙げられる。ポリグリシジルエーテルと
しては、例えば、エチレングリコールジグリシジルエー
テル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ト
リプロピレングリコールジグリシジルエーテル、1,6
−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0021】多官能エーテル(メタ)アクリレートオリ
ゴマーとしては、例えば、ポリオールとエチレンオキサ
イドやプロピレンオキサイド等を反応して得られるポリ
エーテルと、エチル(メタ)アクリレートとのエステル
交換反応によって得られた化合物を使用することができ
る。ポリオールとしては、例えば、グリセリン、ヘキサ
ントリオール等が挙げられる。
【0022】上記各オリゴマーは、いずれも、1種を単
独で又は2種以上を混合して使用される。また上記オリ
ゴマーは、異なる種のものを2種以上併用してもよい。
上記オリゴマーの中でも、多官能ポリエステル(メタ)
アクリレートオリゴマー、多官能ウレタン(メタ)アク
リレートオリゴマー、多官能エポキシ(メタ)アクリレ
ートオリゴマー、多官能エーテル(メタ)アクリレート
オリゴマー等は、耐候性向上のために脂肪族又は脂環式
化合物から調製されたものを好ましく使用できる。
【0023】(b)(メタ)アクリレートモノマー 1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキ
シ基を有する(メタ)アクリレートモノマーとしては、
例えば、「ファインケミカル」誌、第21巻、3号(1
6〜28頁、1992年発行)、「ファインケミカル」
誌、第21巻、4号(16〜25頁、1992年発
行)、「機能材料」誌、第12巻、8号(52〜58
頁、1992年発行)等に記載の多官能及び単官能の
(メタ)アクリレートモノマーが挙げられる。
【0024】1分子中に少なくとも2個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する多官能(メタ)アクリレート
モノマーとしては、例えば、ビスフェノールAジ(メ
タ)アクリレート、エチレンオキシド変性ビスフェノー
ルAジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性
ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エチレンオ
キシド変性ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、
エチレンオキシド変性ビスフェノールSジ(メタ)アク
リレート、テトラブロモビスフェノールAジ(メタ)ア
クリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エ
ピクロルヒドリン変性エチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、グ
リセロール(メタ)アクリレート、グリセロールトリ
(メタ)アクリレート、エピクロルヒドリン変性グリセ
ロールトリ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、エピクロルヒドリン変性
−1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エ
ピクロルヒドリン変性−1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変
性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロー
ルプロパントリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキ
シド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、エピクロルヒドリン変性トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール変
性トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ジ
シクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変
性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メ
タ)アクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、アルキル
変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エピ
クロルヒドリン変性ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、エピクロルヒドリン変性ポリプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性
リン酸ジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性
リン酸トリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性
リン酸ジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性
リン酸ジ(メタ)アクリレート、エピクロルヒドリン変
性フタル酸ジ(メタ)アクリレート、トリス{(メタ)
アクリロイルオキシエチル}イソシアヌレート、カプロ
ラクトン変性トリス{(メタ)アクリロイルオキシエチ
ル}イソシアヌレート、亜鉛ジ(メタ)アクリレートな
どが挙げられる。また、ヘキサ{(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ}シクロトリホスファゼン、オクタ
{(メタ)アクリロイルオキシエトキシ}シクロテトラ
ホスファゼンのような(メタ)アクリロイルオキシ基を
有するホスファゼン化合物が挙げられる。これらはグリ
セロールアクリレート/メタクリレートのようなアクリ
レート/メタクリレートの混合物であってもよい。
【0025】1分子中に少なくとも1個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する単官能(メタ)アクリレート
モノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)ア
クリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、メチルシク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、カプロラクトン変性−2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレー
ト、グリシジル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,3−
ジブロモプロピル(メタ)アクリレート、2−シアノエ
チル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル
(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性テトラヒド
ロフルフリル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニ
ル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)
アクリレート、テトラフルオロプロピル(メタ)アクリ
レート、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレー
ト、ヘプタデカフルオロデシル(メタ)アクリレート、
ベンジル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル
(メタ)アクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)
エチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)
アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、2−メトキシプロピル(メタ)アクリレート、
メトキシジプロピレンリコール(メタ)アクリレート、
メトキシトリプロピレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール
(メタ)アクリレート、脂環式変性ネオペンチルグリコ
ール(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン
酸(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ブトキ
シ化リン酸(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変
性フェノキシ化リン酸(メタ)アクリレート、トリメト
キシシリルプロピル(メタ)アクリレート、スルホン酸
ナトリウムエチル(メタ)アクリレート、エチレンオキ
シド変性コハク酸(メタ)アクリレート、モルホリン
(メタ)アクリレート、フェノキシ(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキ
シジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エチレ
ンオキシド変性フタル酸(メタ)アクリレート、プロピ
レンオキシド変性フタル酸(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸N,N’−
ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸グリシジ
ル、(メタ)アクリル酸等が挙げられる。
【0026】多官能及び単官能(メタ)アクリレートモ
ノマーは、それぞれ1種を単独で又は2種以上を併用し
て使用できる。また、多官能(メタ)アクリレートモノ
マーと単官能(メタ)アクリレートモノマーを併用して
もよい。
【0027】上記の多官能及び単官能(メタ)アクリレ
ートモノマーの中でも、1,6−ヘキサンジオールアク
リレート、ヒドロキシピバリン酸エオペンチルグリコー
ルアクリレート、トリメチルプロパントリアクリレー
ト、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ
アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、テト
ラヒドロフルフリルアクリレート、2−(2−エトキシ
エトキシ)エチルアクリレート等を好ましく使用でき
る。
【0028】本発明組成物においては、1分子中に少な
くとも1個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化
合物と共に、上記一般式(1)及び(2)で表される紫
外線吸収性化合物の少なくとも1種が配合されることを
必須とする。
【0029】一般式(1)で表される紫外線吸収性化合
物の中でも、下記一般式(1a)で表される化合物が好
ましい。
【0030】
【化5】
【0031】〔式中、R1'はメチル基又は炭素数4〜6
のtert−アルキル基を示す。R2'は炭素数2〜4の
直鎖又は分枝鎖状のアルキレン基を示す。R3及びXは
上記に同じ。〕 上記化合物(Ia)の具体例としては、例えば、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−(メタ)アク
リロイルオキシプロピルフェニル)−2H−ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−(メタ)ア
クリロイルオキシプロピルフェニル)−5−クロロ−2
H−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′−tert−ブチル−5′−(メタ)アクリロイル
オキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−
5′−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル)−
5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール等が挙げられ
る。これらの中でより好ましい化合物としては、例え
ば、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル
−5′−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル)
−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ
−3′−tert−ブチル−5′−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾ
トリアゾール等が挙げられる。
【0032】また、一般式(2)で表される紫外線吸収
性化合物の中でも、一般式
【0033】
【化6】
【0034】〔式中、R3及びZは上記に同じ。R4'
置換基として水酸基を有してもよい炭素数2〜4の直鎖
又は分枝鎖状のアルキレン基を示す。Y′は水素原子又
は炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状のアルコキシ基を示
す。〕で表される化合物が好ましい。
【0035】上記化合物(2a)の具体例としては、例
えば、2−ヒドロキシ−4−{2−(メタ)アクリロイ
ルオキシ}エトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−{2− (メタ)アクリロイルオキシ}ブトキシベン
ゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−{2−(メ
タ)アクリロイルオキシ}エトキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−{2−(メタ)アクリロイルオキ
シ}エトキシ−4′−(2−ヒドロキシエトキシ)ベン
ゾフェノン等が挙げられる。
【0036】上記の紫外線吸収性化合物の中でも、化合
物(1)の方が化合物(2)よりも好ましく使用でき
る。化合物(1)及び化合物(2)は、それぞれ1種を
単独で又は2種以上を併用して使用できる。また、化合
物(1)と化合物(2)とを併用してもよい。
【0037】本発明の耐候性組成物において、1分子中
に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有
する(メタ)アクリル系化合物と紫外線吸収性化合物と
の使用割合は特に制限されず、得られる化合物の使用目
的、組成物を適用する基材の材質、基材の形状、組成物
の硬化後の膜厚、硬化後の長期耐候性、耐金属イオン
性、透明性等の度合、紫外線吸収性化合物のモル吸光係
数等の種々の条件を考慮して広い範囲から適宜選択すれ
ばよいが、通常、紫外線吸収性化合物を本組成物全量の
0.01〜50重量%程度、好ましくは0.1〜10重
量%程度とし、残部を1分子中に少なくとも1個の(メ
タ)アクリロイルオキシ基を有する(メタ)アクリル系
化合物とすればよい。
【0038】本発明の組成物には、その効果を損なわな
い範囲で、例えば、酸化防止剤、界面活性剤、レベリン
グ剤、熱重合禁止剤、光安定剤、溶剤等の公知の各種添
加剤、更には化合物(1)及び化合物(2)以外の公知
の重合性紫外線吸収性化合物、非重合性紫外線吸収性化
合物等を加えることができる。
【0039】酸化防止剤としては公知のものが使用で
き、例えば、「酸化防止剤ハンドブック」(猿渡建市、
他著、大成社、1976年発行)、「プラスチックス」
誌、第43巻、11号(52〜54頁、1992年発
行)等に記載されているようなフェノール系、イオウ
系、リン系、アミン系等の化合物が挙げられる。フェノ
ール系化合物としては、例えば、2,6−ジ−tert
−ブチル−4−メチルフェノール、ペンタエリスリチル
−テトラキス〔3−(3′,5′−ジ−tert−ブチ
ル−4′−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート〕、
オクタデシル−3−(3′,5′−ジ−tert−ブチ
ル−4′−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、
2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−tert−
ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−エ
チル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4′−
ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t
ert−ブチルフェノール)、2,4−ビス−(n−オ
クチルチオ)−6−(4”−ヒドロキシ−3′,5′−
tert−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジ
ン、2,2′−チオジエチレンビス〔3−(3′,5′
−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)
−プロピオネート〕、N,N′−ヘキサメチレンビス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒド
ロシンナマミド)、3,9−{2−〔3−(3−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プ
ロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエチル}−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカ
ン等を使用できる。イオウ系化合物としては、例えば、
ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジトリ
デシル−3,3′−チオジプロピオネート、ジミリスチ
ル−3,3′−チオジプロピオネート、ジステアリル−
3,3′−チオジプロピオネート、ペンタエリスリチル
−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)、ビ
ス{2−メチル−4−(3−n−C12又はC14アルキル
チオプロピオニルオキシ)−5−tert−ブチルフェ
ニル}スルフィド、2−メルカプトベンツイミダゾール
等を使用できる。リン系化合物としては、例えば、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリフェニルホス
ファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)ホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイ
ト、ジフェニルイソオクチルホスファイト、ジステアリ
ルペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(2,4−
ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−
ブチルフェニル)−4,4′−ビフェニレジホスホナイ
ト等を使用できる。アミン系化合物としては、例えば、
アルキル化ジフェニルアミン等を使用できる。また、酸
化防止剤の相乗作用剤であるジドデシル−3,3′−チ
オビスプロピオネート、ジオクタデシル−3,3′−チ
オビスプロピオネート、ヘキサメチルホスホリックトリ
アミド等及び他の安定剤を適宜併用できる。
【0040】界面活性剤としては公知のものが使用で
き、例えば、「新界面活性剤」(堀口博著、三共出版、
1986年発行)に記載されているような、アニオン
系、カチオン系、ノニオン系、両性イオン系等の化合物
が挙げられる。
【0041】レベリング剤としては公知のものが使用で
き、例えば、ポリビニルブチラール、ポリアルキルアク
リレート、ジメチルシロキサン等が挙げられる。
【0042】熱重合禁止剤としては公知のものが使用で
き、例えば、ハイドロキノン、メトキノン、ベンゾキノ
ン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール等が挙げられる。
【0043】光安定剤としては公知のものが使用でき、
例えば、「色材協会誌」第62巻・4号(215〜22
2頁、1989年発行)等に記載されているような、ヒ
ンダードアミン系の化合物等が挙げられる。
【0044】溶剤は、塗料の粘度を調整したり、硬化被
膜の平滑性、均一性、被塗体に対する密着性等を向上さ
せるために使用する。溶剤としては公知のものが使用で
き、例えば、水、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール等のアルコール類、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等のケトン類、2−メトキシエタノ
ール、2−エトキシエタノール、2−エトキシプロパノ
ール、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、1,
4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、
市販の各種シンナー等が挙げられる。溶剤は、2種以上
を混合して用いてもよい。
【0045】更に本発明組成物は、その効果を損なわな
い範囲で、帯電防止剤、防曇剤、防黴剤、抗菌剤、難燃
剤、充填剤、顔料、染料等の添加剤の少なくとも1種を
含んでいてもよい。
【0046】本発明組成物は、主に、硬化型塗料及びラ
ッカー塗料の形態で使用される。
【0047】本発明組成物は、そのまま硬化型塗料とし
て用いることができる。
【0048】硬化型塗料を被塗体に適用するに際して
は、公知の方法が採用できる。例えば硬化型塗料を被塗
体の表面に塗布した後、硬化させて被膜を形成すればよ
い。この時、硬化被膜の膜厚は、被塗体の用途等に応じ
て広い範囲から適宜選択すればよいが、通常0.1〜3
0μm程度、好ましくは1〜20μm程度とすればよ
い。膜厚を上記の範囲にすると、十分な硬度を有する被
膜が得られると共に、被膜にクラックが生じたり又は被
膜が剥離するおそれが全くなくなる。尚、本発明の硬化
型塗料からなる硬化被膜は、従来の(メタ)アクリル系
硬化型塗料の硬化被膜と同様に、高い鉛筆硬度を有し、
耐磨耗性、耐擦傷性、密着性等にも優れている。
【0049】塗布には公知の方法が採用でき、例えば、
ロールコート、グラビアコート、フローコート、ディッ
プコート、スピンコート、スプレーコート、スクリーン
版による方法等が挙げられる。
【0050】硬化は、加熱するか又は電子線、紫外線等
のエネルギー線を照射することにより行われる。
【0051】加熱による硬化は、公知の方法に従い、通
常50〜150℃程度、好ましくは80〜130℃程度
の温度下に行われる。硬化に際して必要であれば、ベン
ゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネート等の過酸化物、ま
たは、2,2−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスシクロヘ
キシルニトリル、アゾビスシアノ吉草酸、2,2−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物等の
重合開始剤の適量を加えてもよい。
【0052】また、エネルギー線による硬化も、公知の
方法に従って行われる。例えば、電子線を照射すると、
本発明組成物は硬化する。また、紫外線を用いる場合に
は、硬化を速やかに行うため、本発明組成物に光重合開
始剤、重合促進剤、光開始助剤等を添加するのがよい。
光重合開始剤としては、公知のものが使用でき、例え
ば、「ファインケミカル」誌、第22巻、20号(16
〜33頁、1993年発行)等に記載されているよう
な、アセトフェノン系化合物、ベンゾインエーテル系化
合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン系化合
物等が挙げられる。アセトフェノン系化合物としては、
例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−
2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−
(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−
メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−
ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロキシシ
クロヘキシル−フェニルケトン、2−メチル−1−〔4
−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパノ
ン−1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4
−モルホリノフェニル)−ブタノン−1,4−フェノキ
シジクロロアセトフェノン、4−tert−ブチルジク
ロロアセトフェノン、4−tert−ブチルトリクロロ
クロロアセトフェノン等が挙げられる。ベンゾインエー
テル系化合物としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾ
インイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエー
テル、ベンジルジメチルケタール等が挙げられる。ベン
ゾフェノン系化合物としては、例えば、ベンゾフェノ
ン、オルト−ベンゾイル安息香酸、オルト−ベンゾイル
安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ヒ
ドロキシベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベン
ゾフェノン等を用いることができる。チオキサントン系
化合物、例えば、チオキサントン、2−クロロチオキサ
ントン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチル
チオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、
2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジエ
チルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサント
ン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン等を用
いることができる。また、特殊な系として、アシルホス
フィンオキサイド、例えば、2,4,6−トリメチルベ
ンゾイルジフェニルホスフィンオキサイドを使用でき
る。更に、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノ
ン、2−エチルアンスラキノン、カンファーキノン、メ
チルフェニルグリオキシエステル、3,3′,4,4′
−テトラ(tert−ブチルパーオキシルカルボニル)
ベンゾフェノン等を使用できる。光重合開始剤は、1種
を単独で又は2種以上を併用して使用できる。光重合開
始剤の使用量は特に制限されないが、通常(イ)及び
(ロ)の化合物の合計量100重量部に対して0.1〜
30重量部程度、好ましくは1〜5重量部程度とすれば
よい。重合促進剤及び光開始助剤として、例えば、トリ
エタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイ
ソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メ
チル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチ
ルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチルアミノ安息
香酸アミル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチル
ヘキシル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4′
−ジメチルアミノベンゾフェノン、4,4′−ジエチル
アミノベンゾフェノン等が使用できる。重合促進剤及び
光開始助剤の使用量は特に制限されないが、通常光重合
開始剤100重量部に対して0.01〜10重量部程
度、好ましくは0.5〜3重量部程度とすればよい。
【0053】尚、硬化型塗料が有機溶剤を含む場合に
は、エネルギー線を照射する前に溶剤を蒸散させてもよ
い。このためには、熱風加熱、赤外線加熱、遠赤外線加
熱等の公知の乾燥方法を適宜採用できる。
【0054】また、本発明耐候性組成物をラッカー塗料
とするには、適当な溶媒中又は無溶媒下にて、(イ)1
分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキシ
基を有する(メタ)アクリル系化合物及び(ロ)紫外線
吸収性化合物を、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合
法、塊状重合法等の公知の重合方法に従って共重合させ
ればよい。この時、(イ)及び(ロ)の化合物と共に酸
性官能基含有モノマーを共重合させるのが好ましく、更
に重合性二重結合含有モノマーを共重合させてもよい。
得られる共重合体の数平均分子量、ガラス転移温度等は
特に制限されないが、被塗体(基材)等に塗布する際の
作業性、塗膜の強度、その他の特性等を考慮すると、数
平均分子量が10000〜40000程度、ガラス転移
温度が20〜80℃程度となるように適宜調整すればよ
い。
【0055】上記において使用される(イ)の1分子中
に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有
する(メタ)アクリル系化合物の好ましい具体例として
は、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert
−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、メチルシクロヘキシル(メタ)
アクリレート、tert−ブチルシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート
類、グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含
有(メタ)アクリレート類、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート類等のアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、カプロラクトン変性ヒドロキシ(メタ)アクリレー
ト、フタル酸とプロピレングリコールとから得られるポ
リエステルジオールのモノ(メタ)アクリレート等の水
酸基含有(メタ)アクリレート類等を挙げることがで
き、これらの中でもアルキル(メタ)アクリレート類が
特に好ましい。これらの(メタ)アクリル系化合物は1
種単独で又は2種以上混合して使用され得る。
【0056】また酸性官能基含有モノマーの具体例とし
ては、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、マレイン酸、無水マレイン酸等のカルボキシ基
含有モノマー類、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、スルホエチル(メタ)アクリレート等のスルホン酸
基含有モノマー類、2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チルアシッドホスフェート、2−(メタ)アクリロイル
オキシプロピルアシッドホスフェート、2−(メタ)ア
クリロイルオキシ−3−クロロプロピルアシッドホスフ
ェート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニ
ルリン酸等の酸性リン酸基含有モノマー等を挙げること
ができ、これらの中でも(メタ)アクリル酸が好まし
い。これら酸性官能基含有モノマーは1種単独で又は2
種以上混合して使用され得る。
【0057】更に、前記以外のモノマーとして、例え
ば、(メタ)アクリルアミド、ビニルピリジン、ビニル
イミダゾール、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニ
ル、ビニルエーテル、(メタ)アクリルニトリル等の重
合性二重結合含有モノマーの1種又は2種以上を添加す
ることもできる。
【0058】上記各成分の使用量は、特に制限されず、
得られるラッカー塗料の適用する被塗体の材質、適用場
所等に応じて広い範囲から適宜選択できるが、好ましく
は紫外線吸収性化合物0.01〜50重量%及び酸性官
能基含有モノマー0.1〜10重量%、より好ましくは
紫外線吸収性化合物0.1〜10重量%及び酸性官能基
含有モノマー0.1〜10重量%を含み、残部が上記
(メタ)アクリル系化合物であり、必要に応じて上記の
重合性二重結合含有モノマーを含む組成物とすればよ
い。更に該組成物の中でも、(メタ)アクリル系化合物
としてのアルキル(メタ)アクリレート類及び/又は重
合性二重結合含有モノマーとしての(メタ)アクリル酸
を50重量%以上含むものが特に好ましい。
【0059】溶媒中にて共重合を行う場合、溶媒として
は公知のものが使用でき、例えば、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢
酸エステル類、メチルエチルケトン等のケトン類、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の低
級アルコール類、水、これらの2種以上の混合溶媒等が
挙げられる。加熱温度は、共重合反応が起こる範囲であ
れば特に制限はないが、通常20〜150℃程度、好ま
しくは60〜120℃程度とすればよい。重合を速やか
に進行させるために、例えば、アゾビスイソブチロニト
リル、ベンゾイルパーオキサイド、ジtert−ブチル
パーオキサイド等の公知の重合開始剤の適量を添加して
もよい。
【0060】このようにして製造される本発明ラッカー
塗料の被塗体への適用は、従来のラッカー塗料と同様に
行うことができる。例えば、自動車用鋼板等へ適用する
場合には、本発明のラッカー塗料を主成分とする中塗り
塗料及び上塗り塗料を調製し、公知の方法に従って塗布
すればよい。
【0061】また、被膜の硬化は、自然乾燥又は加熱に
よって行うことができる。硬化被膜の膜厚も特に制限さ
れないが、通常は硬化型塗料の場合と同程度でよい。
【0062】尚、本発明のラッカー塗料から形成される
硬化被膜は、耐薬品性にも優れている。
【0063】また、本発明の耐候性組成物の中でも、長
期耐候性に特に優れるものの一例を挙げれば、紫外線吸
収性化合物、1分子中に少なくとも1個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する(メタ)アクリル系化合物と
してのシクロアルキル基含有(メタ)アクリレート類及
び水酸基含有(メタ)アクリレート類を含み、必要に応
じてこれらアクリレート類以外の(メタ)アクリル系化
合物及び重合性二重結合含有モノマーを更に含む組成物
を挙げることができる。シクロアルキル基含有(メタ)
アクリレート類としては、例えば、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、メチルシクロヘキシル(メタ)アク
リレート、tert−ブチルシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、シクロドデシル(メタ)アクリレート等を
挙げることができる。水酸基含有(メタ)アクリレート
類及び重合性二重結合含有モノマーとしては、上記ラッ
カー塗料の説明に際して例示したものと同じものを使用
できる。また上記アクリレート類以外の(メタ)アクリ
ル系化合物としては、例えば、上述したアルキル(メ
タ)アクリレート類、エポキシ基含有(メタ)アクリレ
ート類等を挙げることができる。これらの成分は、いず
れも1種を単独で使用でき又は2種以上を併用できる。
【0064】斯かる組成物を製造する場合、上記各成分
の使用量は、特に制限されず、得られる組成物の用途、
組成物を適用する基材の材質、適用場所等に応じて広い
範囲から適宜選択できるが、好ましくは紫外線吸収性化
合物0.01〜35重量%、水酸基含有(メタ)アクリ
レート類1〜40重量%、より好ましくは紫外線吸収性
化合物0.1〜10重量%、水酸基含有(メタ)アクリ
レート類2〜35重量%を含み、残部がシクロアルキル
基含有(メタ)アクリレート類であり、必要に応じて上
記アクリレート類以外の(メタ)アクリル系化合物及び
重合性二重結合含有モノマーを含む組成物とすればよ
い。更に、この組成物にポリイソシアネート化合物を加
えることにより、二液型ウレタン樹脂塗料として使用す
ることができる。ここでポリイソシアネート化合物とし
ては、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する
ポリイソシアネートであれば特に制限されず、例えば、
トリメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート等を挙げることができる。これらポリイソシアネ
ート化合物は、1種単独で又は2種以上混合して使用さ
れ得る。このウレタン塗料には、ジラウリン酸ジ−n−
ブチル錫、第三級アミン等の公知の触媒を添加してもよ
い。
【0065】本発明組成物は、木材、金属、合成樹脂、
セラミックス等の実質的に全ての材質のものに適用でき
るが、硬化型塗料とする場合は、木材、合成樹脂等に適
用するのが好ましく、ラッカー塗料とする場合には、木
材、金属等に適用するのが好ましい。
【0066】適用し得る金属としては、特に制限はない
が、例えば、鉄、銅、ニッケル、クロム、亜鉛、鉛、
錫、チタン、アルミニウム等の単体、これらの少なくと
も1種を含む合金等が挙げられる。より具体的な金属の
成形品としては、例えば、板、棒、柱、パイプ、タン
ク、針金状物、建築物や構造物のフレーム、窓枠、自動
車、電車、飛行機等の輸送機器の車体、照明灯、表示
器、家電製品、一般事務機器、家具、玩具等が挙げられ
る。
【0067】適用し得る合成樹脂としても特に制限はな
いが、例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリアリルジグリシジルカーボネート
樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹
脂、アセテート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリオレ
フィン樹脂等の熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂が挙げら
れる。より具体的な合成樹脂の成形品としては、例え
ば、自動車、電車、飛行機等の輸送機器のガラス代替品
(フロントガラス、リアウインドウ、オペラウインド
ウ、三角窓、サンルーフ等)、ランプ(ヘッドランプ、
テールランプ、方向指示器等)、各種メーターや文字
板、バンパー、ホイールキャップ等の自動車用内外装部
品に代表される車両用途、冷蔵庫、掃除機、テレビ、ク
ーラー等の部品に代表される電気器具用途、コンピュタ
ー機器、プリンター、複写機、ファックス、光ディス
ク、電話機、無線機等の部品に代表される一般機器用
途、玩具、家具、包装、スポーツ用具、ゲーム機部品等
に代表される雑貨用途、採光板、窓ガラス、窓枠、壁
材、断熱材、床材、屋根材、防音板等に代表される土木
建築用途、メガネ、コンタクトレンズ、カメラ等のレン
ズ等に代表される光学機器用途、医療器具用途、一般工
業材料用途、原子力関係用途等が挙げられる。
【0068】
【実施例】以下に、実施例、比較例及び試験例を挙げ、
本発明を更に詳細に説明する。尚、実施例1〜38、比
較例1〜6及び試験例1〜2は硬化型塗料に関し、実施
例39〜43、比較例7〜13及び試験例3〜7はラッ
カー塗料に関する。
【0069】実施例、比較例及び試験例において、(メ
タ)アクリレートオリゴマーは表1、(メタ)アクリレ
ートモノマーは表2、紫外線吸収性化合物は表3、光又
は熱重合開始剤は表4、溶剤は表5に示す化合物をそれ
ぞれ用い、略号で表す。表3に示すように、一般式
(1)又は(2)の重合性基を有する紫外線吸収性化合
物は「RUVA」とし、重合性基を有しない従来の紫外
線吸収性化合物は「UVA」とする。
【0070】更に、実施例及び比較例における「部」及
び「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味
する。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】実施例1〜38及び比較例1〜6 表1〜5に示す(メタ)アクリレートオリゴマー、(メ
タ)アクリレートモノマー、紫外線吸収剤、光又は熱重
合開始剤及び溶剤を下記表6〜8に示す配合量(部)で
混合し、本発明の硬化型塗料を製造した。
【0077】
【表6】
【0078】
【表7】
【0079】
【表8】
【0080】試験例1 実施例1〜38及び比較例1〜6で製造した硬化型塗料
を、バーコーターにより、厚さ3mmのポリカーボネー
ト板に膜厚が5μmになるように塗布し、空気中におい
て、高圧水銀灯(80W/cm)を用いライン速度2m
/分で照射し、硬化被膜を形成した。
【0081】但し、実施例34、35及び36は、ポリ
カーボネート板に代えて厚さ3mmのABS樹脂板、厚
さ3mmのポリオレフィン樹脂板及び厚さ3mmのアク
リル樹脂板をそれぞれ用いた。実施例37、38におい
ては、実施例1と同様に操作して塗料を基材に塗布した
後、100℃の熱風循環乾燥機で30分間加熱すること
により、硬化を行った。溶剤を用いた実施例において
は、硬化前に70℃の熱風循環乾燥機で15分間乾燥を
行った。 形成された硬化被膜の外観、鉛筆硬度、耐擦
傷性、密着性及び耐候性は、以下に示す方法により評価
した。結果を表9及び表10に示す。
【0082】(1)外観 目視により判定した。判定基準は、次の通りである。
○:良好、△:塗膜にクラック、ひび割れ発生、×:塗
膜が完全に自然剥離する。
【0083】(2)鉛筆硬度 JIS K−5400に準じて行った。
【0084】(3)耐擦傷性試験 #0000スチールウールを用いて傷のつき具合を以下
の基準で判定した。A:強く擦っても傷がつかないか、
かすかにつく。B:強く擦ると傷がつく。C:傷がつ
く。
【0085】(4)密着性試験 塗膜に100個の碁盤目(1mm×1mm)を付け、セ
ロハンテープを密着させ、次いで直角に急激に剥離す
る。判定基準は次の通りである。○:剥離が認められな
いもの。×:剥離が一部認めらるもの。
【0086】(5)耐候性 耐候性試験は加速暴露促進試験機としてサンシャインカ
ーボンウェザーメーター(スガ試験機WEL−SUN
DCH型、降雨18分/1サイクル120分)を用い実
施した。試験後、目視により外観を判定し、さらに、J
IS K7103規定されている黄変度(ΔYI)を測
定した。判定基準は次の通りである。○:変化なし。
△:塗膜にクラック、ひび割れ発生。×:塗膜が完全に
自然剥離する。
【0087】
【表9】
【0088】
【表10】
【0089】試験例2 実施例19の硬化型塗料を、スピナーにより、厚さ1m
mの石英基板に膜厚が1μmになるように塗布し、70
℃の熱風循環乾燥機で15分間乾燥を行った後、空気中
において、高圧水銀灯(80W/cm)を用いライン速
度2m/分で照射し、硬化被膜を形成した。この試料を
60℃の95%メタノール水溶液に浸漬し、2時間毎に
紫外線吸収スペクトルの吸光度(340nm)を測定
し、紫外線吸収剤の溶出性の評価を行った。試験前の試
験片の吸光度を100とし、各測定時間での吸光度保持
率(%)を算出した。
【0090】実施例21、23及び比較例4、5の硬化
型塗料を用い、上記と同様にして、試料の作成及び試験
を行った。但し、紫外線吸収スペクトルで330nmの
吸光度を測定した。結果を図1に示す。図1から、本発
明の硬化型塗料からなる硬化被膜は、20時間後も紫外
線吸収能が完全に保持されるのに対して、重合性基を有
しない紫外線吸収剤(UVA)を含む比較の硬化型塗料
からなる硬化被膜は経時的に紫外線吸収能が低下するこ
とが明白である。
【0091】実施例39〜42
【0092】
【表11】
【0093】表11に示す配合量(部)で各成分を混合
し、これを80℃に保持したトルエン50部に攪拌下2
時間かけて滴下し、不揮発成分である共重合体を約50
%含む本発明のラッカー塗料を製造した。
【0094】比較例7 RUVA−2を用いない以外は、実施例39と同様にし
て、不揮発成分約47%のラッカー塗料を製造した。
【0095】比較例8〜11
【0096】
【表12】
【0097】比較例7で得られた共重合体溶液に、更に
表12に示す配合量(部)で紫外線吸収性化合物を加
え、ラッカー塗料を製造した。
【0098】比較例12 RUVA−2に代えて、特開平3−124776号に記
載の重合性紫外線安定性化合物である4−メタクリロイ
ル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを用いる
以外は、実施例39と同様にして、不揮発成分約50%
のラッカー塗料を得た。
【0099】実施例43及比較例13
【0100】
【表13】
【0101】表13に示す配合量(部)で各成分を混合
し、これを80℃に保持したキシレン100部に攪拌下
2時間かけて滴下し、不揮発成分である共重合体を約5
0%含むラッカー塗料をそれぞれ製造した。
【0102】このラッカー塗料を用い、表13に示す配
合量(部)で各成分を混合し、更にトルエン60部、酢
酸ブチル30部及びn−ブタノール10部からなる混合
溶媒を加えて粘度調整することにより、中塗り塗料をそ
れぞれ製造した。
【0103】
【表14】
【0104】表14に示す配合量(部)で各成分を混合
し、これを80℃に保持したキシレン100部に攪拌下
2時間かけて滴下し、不揮発成分である共重合体を約5
0%含むラッカー塗料をそれぞれ製造した。
【0105】このラッカー塗料を用い、表14に示す配
合量(部)で各成分を混合し、更にトルエン85部及び
n−ブタノール15部からなる混合溶媒を加えて粘度調
整することにより、上塗り塗料をそれぞれ製造した。
【0106】上記で得られた中塗り塗料及び上塗り塗料
を用い、塗装鋼板を製造した。まず、脱脂とリン酸塩処
理を行った鋼板に自動車用電着プライマー及び中塗りサ
ーフェーサーを塗工し、その上面に中塗り塗料をスプレ
ーコートした。室温で10分間放置した後、上塗り塗料
をスプレーコートし、塗膜を140℃の熱風循環器中で
30分間加熱して硬化させ、塗装鋼板をそれぞれ製造し
た。
【0107】試験例3 紫外線吸収剤を含まない市販ポリカーボネートペレット
(三菱ガス化学(株)製)を射出成形し、厚さ3mmの
板状成形体を得た。これに、実施例39〜40、比較例
7〜8及び比較例12で得たラッカー塗料をスプレー塗
布し、室温で1週間乾燥して膜厚30μmの硬化被膜を
形成した。これを試験片とし、デュークサイクルサンシ
ャインウェザーメーター(商品名:WEL−SUN−D
C、スガ試験機(株)製、ブラックパネル温度80℃、
120分毎に18分間降雨)による暴露試験に供し、所
定時間後の色差と表面の光沢(60度鏡面反射率)を評
価した。結果を表15に示す。
【0108】
【表15】
【0109】表15から、本発明品が被膜の耐久性及び
ポリカーボネート板の変色防止の両面で優れていること
が判る。
【0110】試験例4 顔料で白色化した厚さ3mmのポリブチレンテレフタレ
ート板に、実施例39〜40、比較例8〜11で得たラ
ッカー塗料をスプレー塗布し、40℃で2日間乾燥し
て、膜厚0.1mmの硬化被膜を形成した。この試験片
を、銅粉を4g/リットルの割合で仕込んだ40℃の温
水中に10日間浸漬し、試験前後の変色状態を黄変色差
(ΔYI)で評価した。結果を表16に示す。
【0111】
【表16】
【0112】本発明品は、いずれも試験前後で被膜は目
視により無色であったのに対し、比較品は、キレート反
応によって淡黄色から濃茶色に変色し且つ不透明化し
た。表16から、本発明品が良好な耐金属イオン性を有
していることが明らかである。
【0113】試験例5 実施例39、比較例9及び11で得たラッカー塗料をテ
トラクロルエタンで希釈し、これを直径30mm、厚さ
1mmの石英ガラス製ディスク上に滴下し、スピナーに
より厚さ約1mmの均一な硬化被膜を形成した。このデ
ィスクを70℃の温水中に浸漬し、該被膜の340nm
における吸光度を2時間毎に測定した。10時間後の吸
光度保持率〔%、(10時間後の吸光度/初期吸光度)
×100)を表17に示す。
【0114】
【表17】
【0115】表17から、従来の紫外線吸収剤を含む比
較品は、これらの溶出により被膜の吸光度がほぼ直線的
に減少するのに対し、本発明品は、紫外線吸収剤の溶出
がなく、被膜の吸光度が初期と同程度に保持されること
が明らかである。
【0116】試験例6 試験例5と同様に操作して作成したディスクを、70℃
に保持した1%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、ディ
スク上に形成された硬化被膜の340nmにおける吸光
度を2時間毎に測定した。10時間後の吸光度保持率を
表18に示す。
【0117】
【表18】
【0118】表18から、従来の紫外線吸収剤を含む比
較品は、これらの溶出により被膜の吸光度が顕著に減少
したことに加え、被膜の溶解が認められるのに対し、本
発明品は、紫外線吸収剤の溶出がなく、被膜の吸光度が
保持されることが明らかである。
【0119】試験例7 実施例43及び比較例13で作成した塗装鋼板を、試験
例1と同様の1000時間促進暴露試験に供した。その
間50時間毎に、天然カルナバロウを主成分とする研磨
材を含まない自動車用ワックス(商品名:ブルーワック
ス、シュアラスター社製)をタオル地に含ませて50回
ラビングし、所定時間後の色差と表面の光沢保持率を評
価した。結果を表19に示す。
【0120】
【表19】
【0121】試験後に被膜の状態を観察したところ、被
膜のワレ、密着性、保存安定性は同等で差は認められな
かった。しかしながら、表19から、従来の紫外線吸収
剤を含む比較品は光沢保持率が低く、且つワックス中に
紫外線吸収剤の溶出が認められたのに対し、本発明品は
ほぼ完全に光沢が保持されたのに加えて、紫外線吸収成
分の溶出は全く認められず、良好な耐ワックス性を有す
ることが明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、試験例1における、95%メタノール
水溶液中での紫外線吸収成分の溶出試験の結果を示す図
面である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)1分子中に少なくとも1個の(メ
    タ)アクリロイルオキシ基を有する(メタ)アクリル系
    化合物、並びに(ロ)一般式 【化1】 〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を示す。R1
    水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示す。R2
    炭素数2〜12のアルキレン基を示す。R3は水素原子
    又はメチル基を示す。〕で表される紫外線吸収性化合物
    及び一般式 【化2】 〔式中、R3は上記に同じ。R4は置換基として水酸基を
    有してもよい炭素数2〜6のアルキレン基を示す。Yは
    水素原子又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す。Zは
    水素原子又は水酸基を示す。〕で表される紫外線吸収性
    化合物から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする耐
    候性組成物。
  2. 【請求項2】 1分子中に少なくとも1個の(メタ)ア
    クリロイルオキシ基を有する(メタ)アクリル系化合物
    が、1分子中に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル
    オキシ基を有する(メタ)アクリレートオリゴマー及び
    1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイルオキ
    シ基を有する(メタ)アクリレートモノマーから選ばれ
    る少なくとも1種である請求項1に記載の組成物。
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