JPH08150910A - 自動ブレーキ装置の制御装置 - Google Patents

自動ブレーキ装置の制御装置

Info

Publication number
JPH08150910A
JPH08150910A JP6296487A JP29648794A JPH08150910A JP H08150910 A JPH08150910 A JP H08150910A JP 6296487 A JP6296487 A JP 6296487A JP 29648794 A JP29648794 A JP 29648794A JP H08150910 A JPH08150910 A JP H08150910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
pressure
automatic brake
solenoid valve
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6296487A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Fukamachi
和弘 深町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP6296487A priority Critical patent/JPH08150910A/ja
Publication of JPH08150910A publication Critical patent/JPH08150910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動ブレーキにより接触防止する方式におい
て、長時間自動ブレーキ停車する際の電力消費の増大、
ソレノイド弁の焼損等を確実に防止する。 【構成】 自動ブレーキ選択スイッチ52,CCDカメ
ラ50,車速センサ51,ブレーキスイッチ53からの
各信号に基づき、自車両と対向する物体との接触の可能
性を判断し、接触する可能性があるにも拘らずブレーキ
操作の無い場合は、ブレーキ圧の加圧,保持,減圧の信
号を各減圧ソレノイド弁30,40及び加圧ソレノイド
弁32,42に出力して自動ブレーキを作動させる自動
ブレーキ制御手段C1と、自動ブレーキ作動信号と車速
信号に基づいて自動ブレーキ状態での停車を判断する
と、所定時間経過後に警報器70により警報を発する警
報出力手段C2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両におい
て自動的にブレーキ作動する自動ブレーキ装置の制御装
置に関し、詳しくは、自動ブレーキ装置により長時間停
車する際のソレノイド弁の焼損等の防止対策に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の安全性を飛躍的に向上する
対策として、エアバック等の衝突被害軽減技術に対し
て、衝突しないための技術、即ち操作系を安全側に自動
的に制御して車両の接触を回避する総合的な運転支援シ
ステム(Active Drive Assist S
ystem(以下、ADAシステムという。))が開発
されている。このADAシステムは、車両の前後に装着
したCCDカメラにより道路状況、他の車両、路上障害
物等の外部環境を三次元的に認識する制御ユニットと、
ブレーキ,スロットル,ステアリング等の操作系を自動
的に適正に操作する各種装置とを有して、自律走行可能
に構成される。そしてADAシステムが目指す機能とし
て、傍見運転時や居眠り運転時などに起こりがちな不安
全な運転操作の場合に、安全な車間距離を確保し、また
車両接触を防止するように運転者に替わって運転操作を
代行する自動走行機能等が考えられている。
【0003】このようなADAシステムにおいて、車両
の走行中の接触防止及び停車中の停止維持を行う手段と
して自動ブレーキ装置があり、この自動ブレーキ装置の
具体的構成が、既に本件出願人により以下のように提案
されている。ここで自動ブレーキの運転支援は運転者が
必要な場合にのみ行うことを前提としており、このため
運転者が自動ブレーキの作動・非作動を選択する自動ブ
レーキ選択スイッチを備えている。またブレーキ系の加
圧源を有する自動ブレーキ油圧ユニットが設けられ、上
記加圧源と対角2系統のP系,S系のブレーキ管路との
間の管路には、ON−OFF式の加圧ソレノイド弁及び
減圧ソレノイド弁がブレーキ圧を電子制御する手段とし
て設けられる。この場合に加圧ソレノイド弁はノーマル
クローズ、減圧ソレノイド弁はノーマルオープンに設定
され、通常時は両ソレノイド弁が共に非通電で開閉し
て、ブレーキペダルによるフットブレーキ操作で任意に
制動可能になっている。
【0004】そして自動ブレーキ選択スイッチがONし
た車両走行中に、例えば先行車両に接近して接触の可能
性を予測すると、ON,OFF信号または所定のデュー
ティ比信号を加圧ソレノイド弁及び減圧ソレノイド弁に
出力してこれらの開閉または開度を変化させ、ホイール
シリンダのブレーキ圧を自動的に加圧,保持,減圧する
ようにフィードバック制御して、先行車両との車間距離
を確保することで接触を未然に防止するように自動ブレ
ーキが作動する。そこで車両走行中に先行車両に対して
一時的に減速する場合は、ABSやTCSのシステムと
同様にソレノイド弁の制御、通電時間が数秒であって、
何等支障を生じない。
【0005】ところで自動ブレーキ装置の場合は、先行
車両等との関係で自動ブレーキの状態で車両停止に至る
ことがあり、このとき減圧ソレノイド弁や加圧ソレノイ
ド弁が継続して作動して停車状態に保持され、これによ
り停車中の車両接触も防止される。しかし渋滞等により
長時間運転者が気付かずに自動ブレーキの状態で停車す
る場合は、ソレノイド弁等に長時間連続通電して、電力
消費の増大、ソレノイドの焼損等のトラブルが懸念され
る。そこで自動ブレーキの状態で停車する場合は、ソレ
ノイド弁等を保護する対策を施すことが要求される。
【0006】従来、上記自動ブレーキ停車の際の制御に
関しては、例えば特開昭64−60457号公報の先行
技術がある。この先行技術には、登坂路での坂道発進容
易化対策として、ブレーキ管路に制動用電磁逆止弁を設
け、種々のセンサ信号により坂道停車を判断すると、そ
の逆止弁によりブレーキ圧をホイールシリンダに封じ込
めて制動力を保持し、発進を判断すると、逆止弁でブレ
ーキ解除するように制御すると共に、逆止弁による制動
力保持中に、部品の経時変化等で保持圧が低下して車両
が動き出し、車速センサでそれを検出すると、警報を発
して運転者にブレーキの踏み増し等を促すことが示され
ている。
【0007】また特開昭64−60460号公報の先行
技術では、同一の技術分野において制動力保持時間が設
定値以上になると、保持圧低下の可能性を考慮して警報
を発する。そして運転者にブレーキの踏み増しを促し
て、車両が動き出すことを未然に防ぐことが示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術のものにあっては、いずれも坂道発進対策として停車
時にブレーキ圧を単に保持、解除するように制御するも
のであるから、本発明のように走行中の衝突防止対策と
してブレーキ圧を加圧、保持、減圧するようにフィード
バック制御するものには適応できない。また警報の目的
が、坂道で保持圧低下により車両が動き出すのを防止す
るものであるから、ソレノイド弁の焼損等を防止するこ
とはできない。
【0009】本発明は、このような点に鑑み、自動ブレ
ーキにより接触防止する方式において、長時間自動ブレ
ーキ停車する際の電力消費の増大、ソレノイド弁の焼損
等を確実に防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る自動ブレーキ装置の制御装
置は、図1に示すように、車両のブレーキペダル13の
操作に応じてブレーキ圧を発生するマスターシリンダ1
4とブレーキ圧に応じて車輪を制動するホイールシリン
ダ17,19とを連通するブレーキ管路16,18に減
圧ソレノイド弁30,40が介設され、この減圧ソレノ
イド弁30,40の下流側のブレーキ管路16,18に
は加圧源34からの管路26,44が加圧ソレノイド弁
32,42を介して連通する自動ブレーキ油圧ユニット
と、自動ブレーキの作動・非作動を選択する自動ブレー
キ選択スイッチ52,車両の前方を監視するCCDカメ
ラ50,車両の速度を検出する車速センサ51,ブレー
キペダル13の操作の有無を検出するブレーキスイッチ
53からの各信号に基づき、上記減圧ソレノイド弁3
0,40及び加圧ソレノイド弁32,42の作動を制御
する自動ブレーキ制御ユニットとを備えた自動ブレーキ
装置において、上記自動ブレーキ制御ユニットは、上記
自動ブレーキ選択スイッチ52,CCDカメラ50,車
速センサ51,ブレーキスイッチ53からの各信号に基
づき、自車両と対向する物体との接触の可能性を判断
し、接触の可能性があるにも拘らずブレーキペダル13
の操作が無い場合は、ブレーキ圧の加圧,保持,減圧の
各信号を各減圧ソレノイド弁30,40及び各加圧ソレ
ノイド弁32,42に出力して自動ブレーキを作動させ
る自動ブレーキ制御手段C1と、上記自動ブレーキ制御
手段C1からの自動ブレーキ作動信号と上記車速センサ
からの車速信号とに基づいて自動ブレーキ作動状態での
停車を判断すると、所定時間経過後に警報器70により
警報を発する警報出力手段C2とを備えることを特徴と
する。
【0011】また、請求項2に係る自動ブレーキ装置の
制御装置は、図2に示すように、車両のブレーキペダル
13の操作に応じてブレーキ圧を発生するマスターシリ
ンダ14とブレーキ圧に応じて車輪を制動するホイール
シリンダ17,19とを連通する対角2系統のP系ブレ
ーキ管路16には減圧ソレノイド弁30が介設され、S
系ブレーキ管路18には他の減圧ソレノイド弁40が介
設されると共に、上記P系ブレーキ管路16の減圧ソレ
ノイド弁30の下流側には加圧源34からの一方の管路
26が加圧ソレノイド弁32を介して連通し、上記S系
ブレーキ管路18の減圧ソレノイド弁40の下流側には
加圧源34からの他方の管路44が加圧ソレノイド弁4
2を介して連通する自動ブレーキ油圧ユニットと、自動
ブレーキの作動・非作動を選択する自動ブレーキ選択ス
イッチ52,車両の前方を監視するCCDカメラ50,
車両の速度を検出する車速センサ51,ブレーキペダル
13の操作の有無を検出するブレーキスイッチ53から
の各信号に基づき、上記各減圧ソレノイド弁30,40
及び各加圧ソレノイド弁32,42の作動を制御する自
動ブレーキ制御ユニットとを備えた自動ブレーキ装置に
おいて、上記自動ブレーキ制御ユニットは、上記自動ブ
レーキ選択スイッチ52,CCDカメラ50,車速セン
サ51,ブレーキスイッチ53からの各信号に基づき、
自車両と対向する物体との接触の可能性を判断し、接触
の可能性があるにも拘らずブレーキペダル13の操作の
無い場合は、ブレーキ圧の加圧,保持,減圧の各信号を
上記P系とS系の各減圧ソレノイド弁30,40及びP
系とS系の各加圧ソレノイド弁32,42に出力してP
系とS系の自動ブレーキを同時に作動させる自動ブレー
キ制御手段と、上記自動ブレーキ制御手段C1からの自
動ブレーキ作動信号と上記車速センサ51からの車速信
号とに基づいて自動ブレーキ作動状態での停車を判断す
ると、P系またはS系の一方を加圧,保持し、他方を解
除する停車保持制御パターンを設定し、設定した加圧,
保持,解除の各信号をP系の減圧ソレノイド弁30及び
加圧ソレノイド弁32と、S系の減圧ソレノイド弁40
及び加圧ソレノイド弁42とに所定時間毎に交互に出力
して、P系とS系の自動ブレーキを交互に作動させる停
車制御手段C3とを備えることを特徴とする。
【0012】従って、請求項1に係る自動ブレーキ装置
の制御装置にあっては、車両走行時に自動ブレーキ選択
スイッチ52をONすると、CCDカメラ50、車速セ
ンサ51の信号により自動ブレーキ制御手段C1で、自
車両と例えば先行車両との接触の可能性を判断し、接触
する可能性が無い場合は、例えば非通電として加圧ソレ
ノイド弁32,42を閉じると共に減圧ソレノイド弁3
0,40を開き、ブレーキペダルによるフットブレーキ
が作動可能になる。このためブレーキペダル13を操作
することで、マスターシリンダ14がブレーキ圧を発生
し、ホイールシリンダ17,19の作動で車両は任意に
減速、制動される。
【0013】一方、自車両が先行車両に接触する可能性
があるにも拘らずブレーキペダル13の操作が無い場合
は、減圧ソレノイド弁30,40を閉じて加圧ソレノイ
ド弁32,42を開き、加圧源34によりブレーキ圧を
発生するように加圧する。また減圧ソレノイド弁30,
40を開いて加圧ソレノイド弁32,42を閉じること
でブレーキ圧を減圧し、更に減圧ソレノイド弁30,4
0と加圧ソレノイド弁32,42を閉じてブレーキ圧を
保持するように制御して自動ブレーキを作動し、これに
より先行車両に対する車間距離が確保され先行車両との
接触が未然に防止される。
【0014】このとき、警報出力手段C2は自動ブレー
キ作動状態での停車を判断すると、ソレノイド弁等の通
電時間を監視し、所定時間経過後に警報器70により警
報を発する。そこで運転者がこれに気付いてブレーキペ
ダルを操作すると、自動ブレーキの作動が解除されて減
圧ソレノイド弁及び加圧ソレノイド弁の通電による作動
が停止し、減圧ソレノイド弁及び加圧ソレノイド弁のコ
イル焼損等が防止される。
【0015】一方、請求項2に係る自動ブレーキ装置の
制御装置にあっては、車両走行時に自動ブレーキ選択ス
イッチ52をONすると、CCDカメラ50、車速セン
サ51の信号により自動ブレーキ制御手段C1で、自車
両と例えば先行車両との接触の可能性を判断し、接触す
る可能性が無い場合は、例えば非通電として対角2系統
のP系とS系の加圧ソレノイド弁32,42を閉じると
共に、P系とS系の減圧ソレノイド弁30,40を開
き、ブレーキペダルによるフットブレーキが作動可能に
なる。このためブレーキペダル13を操作することで、
マスターシリンダ14がブレーキ圧を発生し、P系とS
系のホイールシリンダ17,19が同時に作動すること
で車両は任意に減速、制動される。
【0016】一方、自車両が先行車両に接触する可能性
があるにも拘らずブレーキペダル13の操作が無い場合
は、P系とS系の減圧ソレノイド弁30,40を閉じて
P系とS系の加圧ソレノイド弁32,42を開き、加圧
源34によりブレーキ圧を発生するように加圧する。ま
たP系とS系の減圧ソレノイド弁30,40を開いてP
系とS系の加圧ソレノイド弁32,42を閉じることで
ブレーキ圧を減圧し、更にP系とS系の減圧ソレノイド
弁30,40及び加圧ソレノイド弁32,42を閉じて
ブレーキ圧を保持するように制御して、P系とS系の自
動ブレーキを同時に作動し、これにより先行車両に対す
る車間距離が確保されて先行車両との接触が未然に防止
される。
【0017】このとき、停車制御手段C3は自動ブレー
キ作動状態での停車を判断すると、設定された制御パタ
ーンにより例えばP系の減圧ソレノイド弁30と加圧ソ
レノイド弁32によりブレーキ圧を加圧、保持するよう
に制御して停車状態を保持すると共に、S系の減圧ソレ
ノイド弁40と加圧ソレノイド弁42を非通電として自
動ブレーキを解除する。次にS系の減圧ソレノイド弁4
0と加圧ソレノイド弁42によりブレーキ圧を加圧、保
持するように制御して停車状態に保持すると共に、P系
の減圧ソレノイド弁30と加圧ソレノイド弁32を非通
電として自動ブレーキを解除する。これを所定時間毎に
交互に繰返すことで、減圧ソレノイド弁及び加圧ソレノ
イド弁の連続通電時間が短くなってコイル焼損等が防止
される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3において、車両の駆動系とブレーキ系の概略
について説明する。先ず車両は左右の前輪1L,1Rと
後輪2L,2Rを有しており、駆動装置Aとしてエンジ
ン3がクラッチ4、変速機5、プロペラ軸6、ディファ
レンシャル装置7、車軸8を介して例えば左右の後輪2
L,2Rに伝動構成される。エンジン3のスロットル弁
10はアクチュエータ11を備え、自動ブレーキとそれ
以外のABS、TCS等の制御の際にスロットル制御ユ
ニット12でスロットル制御するようになっている。
【0019】ブレーキ装置Bは、ブレーキペダル13の
操作によりブレーキ圧を発生するマスターシリンダ14
から対角2系統のブレーキ配管15として、P系ブレー
キ管路16により右前輪1Rと左後輪2Lのホイールシ
リンダ17に、S系ブレーキ管路18により左前輪1L
と右後輪2Rのホイールシリンダ19にそれぞれ連通さ
れる。そしてP系とS系のブレーキ管路16,18の途
中に、自動ブレーキ装置20の自動ブレーキ油圧ユニッ
ト21が、自動ブレーキ制御ユニット60の信号により
自動ブレーキ作動するように設けられる。尚、ABS装
置が装着される場合は、ABS油圧ユニットが自動ブレ
ーキ油圧ユニットの下流側に直列的に連通され、自動ブ
レーキ作動時の車輪ロックも防止することが可能になっ
ている。
【0020】図4において、自動ブレーキ油圧ユニット
21について説明する。対角2系統のブレーキ配管15
のP系ブレーキ管路16について説明すると、このP系
ブレーキ管路16に減圧ソレノイド弁30とリリーフ弁
31が設けられる。また加圧源34として、マスターシ
リンダ14のオイルリザーバ22からの管路23が、モ
ータ25により駆動するオイルポンプ24に連通してい
る。オイルポンプ24の吐出側管路26は、チェック弁
27を介してリリーフ弁28に連通し、更にアキュムレ
ータ29に蓄圧可能に連通する。また管路26は加圧ソ
レノイド弁32を有して、P系ブレーキ管路16の減圧
ソレノイド弁30の下流に連通する。
【0021】管路16,26はペダル圧、ブレーキ圧、
アキュムレータ圧を検出する油圧センサ36,33,3
7が設けられ、管路26に圧力スイッチ35が設けられ
ている。圧力スイッチ35は、設定下限圧でモータ25
を駆動すると共に設定上限圧でモータ25を停止してオ
イルポンプ24を作動させ、アキュムレータ29に常に
高圧のアキュムレータ圧を蓄圧する。そして高圧のアキ
ュムレータ圧により応答良く加圧することが可能になっ
ている。
【0022】一方、対角2系統のブレーキ配管15のS
系ブレーキ管路18にも同様に減圧ソレノイド弁40と
リリーフ弁41が設けられ、ポンプ側の管路26から分
岐する管路44が加圧ソレノイド弁42を有して、S系
ブレーキ管路18の減圧ソレノイド弁40の下流に連通
する。またS系ブレーキ管路18にもそのブレーキ圧を
検出する油圧センサ43が設けられている。
【0023】減圧ソレノイド弁30,40はノーマルオ
ープンであり、非通電のOFFで開き、通電のONによ
り閉じる。加圧ソレノイド弁32,42はノーマルクロ
ーズであり、非通電のOFFで閉じ、通電のONにより
開くものである。
【0024】これにより加圧ソレノイド弁32,42が
OFFで閉じ、減圧ソレノイド弁30,40がOFFで
開くと、通常のフットブレーキ可能な状態になる。一
方、減圧ソレノイド弁30,40がONで閉じ、このと
き加圧ソレノイド弁32,42を所定のデューティ比で
ONして開弁変化すると、アキュムレータ圧によりブレ
ーキ圧を増大制御する。そして減圧ソレノイド弁30,
40がONで閉じ、加圧ソレノイド弁32,42がOF
Fで閉じると、ブレーキ圧を封じ込めて保持する。また
加圧ソレノイド弁32,42がOFFで閉じ、このとき
減圧ソレノイド弁30,40を所定のデューティ比でO
FFして開弁変化すると、ブレーキ圧を抜いてブレーキ
圧を減少制御する。これら加圧、保持、減圧によりブレ
ーキ圧を適正にフィードバック制御して自動ブレーキ作
動することが可能になっている。
【0025】図5において、自動ブレーキ制御ユニット
60の全体の機能ブロックについて説明する。先ず車両
の前後に配置されて道路状況、自車両と対向する先行車
両等の物体を認識し、その距離情報を得るCCDカメラ
50、車速Vを検出する車速センサ51、自動ブレーキ
選択スイッチ52、実際のブレーキ圧Pbを検出する油
圧センサ33,43、フットブレーキ操作の状態を検出
するブレーキスイッチ53、スロットル開度θを検出す
るスロットル開度センサ54を有する。これらセンサと
スイッチの信号は自動ブレーキ制御ユニット60に入力
して、電気的に処理される。
【0026】自動ブレーキ制御ユニット60は、CCD
カメラ50、自動ブレーキ選択スイッチ52の信号、車
速Vが入力する接近予測部61を有する。そして自動ブ
レーキ選択スイッチ52がONでの車両走行時に、CC
Dカメラ50の信号に基づき例えば自車両と先行車両と
の相対距離L、相対速度Vsを演算して、自車両と先行
車両との接近状態を判断し、接触の可能性を予測する
と、アラーム56に接近警報信号を出力する。また自動
ブレーキ選択スイッチ52がOFFの場合、あるいは接
触の可能性が無い場合は、デューティ出力部67により
減圧ソレノイド弁30,40と加圧ソレノイド弁32,
42にOFF信号を出力する。接近信号とスロットル開
度θはスロットル閉判定部62に入力し、接触予測時に
スロットル開度θが設定値以上の場合は、スロットル制
御ユニット12にスロットル閉信号を出力する。
【0027】接近信号は目標加速度設定部63に入力
し、接触予測時に接触を回避するための負の目標加速度
Gtを設定する。車速Vは実加速度算出部64に入力
し、車速Vを微分して実加速度Gを算出する。これら負
の目標加速度Gtと実加速度Gが偏差算出部65に入力
して両者の偏差ΔGを、ΔG=Gt−Gにより算出す
る。この偏差ΔG、実加速度Gは加圧、保持、減圧の判
定部66に入力し、予め設定される制御不感帯a、偏差
ΔGと実加速度Gの正負の符号により、加圧、保持、減
圧を判断する。即ち、偏差の絶対値|ΔG|が制御不感
帯a内の場合は、保持を判断する。また偏差の絶対値|
ΔG|が制御不感帯a外で、ΔG>0、即ちGt>Gの
場合は、実加速度が負で目標加速度より小さいので減圧
を判断する。ΔG<0、即ちGt<GでG<0の場合
は、実加速度が負で目標加速度より大きいので加圧を判
断し、このときG>0の場合は減速前を判断する。
【0028】これら加圧、減圧、保持または減速前の判
定信号、ブレーキスイッチ53の信号、偏差ΔG、実際
のブレーキ圧Pbはデューティ出力部67に入力し、O
N、OFFやデューティ信号に変換して出力する。先
ず、接触警報等により運転者がブレーキペダル13を踏
み込むことでフットブレーキ操作してブレーキスイッチ
53がONすると、接触回避を判断して減圧ソレノイド
弁30,40と加圧ソレノイド弁32,42にOFF信
号を出力する。ブレーキスイッチ53がOFFでは、偏
差ΔGに応じた目標指示圧Ptを設定し、この目標指示
圧Ptとブレーキ圧Pbとの偏差ΔPを例えばPID制
御して所定のデューティ比Dに変換する。
【0029】そして加圧の場合は、減圧ソレノイド弁3
0,40にON信号を出力し、加圧ソレノイド弁32,
42にそのデューティ比DのON信号を出力し、減速前
では加圧ソレノイド弁32,42に初期値として所定の
デューティ比DiのON信号を出力する。減圧の場合
は、加圧ソレノイド弁32,42にOFF信号を出力
し、減圧ソレノイド弁30,40にそのデューティ比D
のOFF信号を出力する。更に保持の場合は、加圧ソレ
ノイド弁32,42にOFF信号を、減圧ソレノイド弁
30,40にON信号を出力する。
【0030】続いて、長時間自動ブレーキ停車する場合
のソレノイド弁焼損等の防止対策について説明する。先
ず、長時間自動ブレーキ停車する場合は、運転者に警報
を発し、フットブレーキや駐車ブレーキの操作を促して
自動ブレーキ解除すれば良い。またブレーキ系の対角2
系統のP系とS系のブーキ管路16,18に2組の加減
圧ソレノイド弁30と32、40と42を有するが、停
車状態を保つ制動力は小さくて済む。このためP系とS
系の2組の加減圧ソレノイド弁30と32、40と42
で交互に自動ブレーキ作動することで、ソレノイド弁の
通電による負担を軽減できる。
【0031】そこで警報を発する場合の実施例について
説明すると、デューティ出力部67の自動ブレーキ状態
の信号と車速Vが入力する警報出力部68を有する。そ
して自動ブレーキ作動中でV=0の停車時には、タイマ
69によりカウント開始して通電時間を監視し、所定時
間経過すると、警報器として自動ブレーキウオーニング
ランプ70で警報を発するように構成される。
【0032】次に、自動ブレーキ制御を図6のフローチ
ャートを用いて説明する。先ずエンジン運転時に、ステ
ップS1でイグニッションスイッチONの際にイニシャ
ライズする。即ち、図4のブレーキ系において加圧ソレ
ノイド弁32,42がOFFで閉じて加圧源34が切り
離され、減圧ソレノイド弁30,40がOFFで開いて
ブレーキ配管15が連通した状態になる。そこでブレー
キペダル13を踏み込んでフットブレーキ操作すると、
マスターシリンダ14により4輪のホイールシリンダ1
7,19にブレーキ圧Pbを発生して、任意に制動する
ことが可能になる。このとき加圧源34では、モータ制
御によりポンプ24を作動して、アキュムレータ29に
常に高いアキュムレータ圧が蓄圧される。
【0033】その後ステップS2で自動ブレーキ選択ス
イッチ52の操作をチェックし、スイッチOFFの場合
はステップS3に進み、自動ブレーキをキャンセルして
常にフットブレーキ作動可能状態となる。
【0034】スイッチONの場合は、ステップS4に進
み自動ブレーキ作動フラグFをチェックし、F=0の不
作動の場合は、ステップS5に進んで車速Vをチェック
する。そして車両走行時にはステップS6に進んで先行
車両の有無をチェックし、相対距離Lが設定値Ls以下
で先行車両がある場合は、ステップS7で先行車両と自
車両の両速度を減算して求めた相対速度Vsをチェック
する。そして相対速度Vsが減少すると、接触の可能性
を判断してステップS8で接近警報する。またこれ以外
の車両停止、相対距離Lsが大きくて先行車両が無い、
相対速度Vsが大きくて離されるような条件では、接触
の可能性が無いと判断してステップS11で自動ブレー
キ作動フラグFをクリアする。
【0035】接近警報する場合は、ステップS9で負の
目標加速度Gt、実加速度G、両者の偏差ΔGを読込
む。そしてステップS10でブレーキスイッチ53によ
りフットブレーキ操作の有無をチェックし、ブレーキ操
作でスイッチONすると、運転者により接触回避したこ
とを判断し、ステップS11で自動ブレーキ作動フラッ
グFをクリアする。一方、ブレーキ操作の無い場合は、
ステップS12に進んで自動ブレーキ作動し、ステップ
S13で自動ブレーキ作動フラグFをセットする。
【0036】自動ブレーキ作動では、負の目標加速度G
t、実加速度G、両者の偏差ΔGにより自動的にブレー
キ圧制御する。先ず、初期の減速前では、Gt<0、|
ΔG|>a、ΔG<0、G>0の条件によりブレーキ圧
を初期値に制御する。そして減速開始すると、負の実加
速度Gを生じ、負の実加速度Gの方が負の目標加速度G
tより大きくなって、ΔG>0の場合は減圧制御する。
また負の実加速度Gの方が負の目標加速度Gtより小さ
くなって、ΔG<0の場合は加圧制御する。更に、偏差
の絶対値|ΔG|が制御不感帯a内に入ると、保持制御
する。
【0037】そこで図4の自動ブレーキ油圧ユニット2
1では、初期に減圧ソレノイド弁30,40がONして
閉じ、ブレーキ配管15がマスターシリンダ14から切
り離される。このとき加圧ソレノイド弁32,42が所
定の初期デューティ比DiでONしてアキュムレータ圧
により4輪のホイールシリンダ17,19に初期ブレー
キ圧を生じて減速開始する。その後減圧制御では、加圧
ソレノイド弁32,42がOFFで閉じてアキュムレー
タ圧等の導入が停止し、減圧ソレノイド弁30,40が
所定のデューティ比DでOFFすることで、ブレーキ圧
がマスターシリンダ14を介しオイルリザーバ22に抜
かれて減少する。加圧制御では、再び減圧ソレノイド弁
30,40がONで閉じ、このとき加圧ソレノイド弁3
2,42が所定のデューティ比DでONしてアキュムレ
ータ圧によりブレーキ圧が増大する。
【0038】保持制御では、加圧ソレノイド弁32,4
2がOFFで閉じ、減圧ソレノイド弁30,40がON
で閉じ、このためブレーキ圧は封じ込めにより一定に保
持される。これによりP系とS系のブレーキ圧が同時に
所定の上昇率で自動的に上昇して、車両を制動するよう
に自動ブレーキ作動する。この場合に実加速度Gが負の
目標加速度Gtに追従するようにフィードバック制御さ
れることで、車両は安全に制動して、先行車両に対する
接触が未然に防止される。
【0039】上記自動ブレーキ作動時には、ステップS
4からステップS14に進んで車速Vをチェックし、車
両走行中ではステップS5以降に進んで再び自動ブレー
キ成立条件を判断し、不成立の場合はステップS11で
自動ブレーキ作動フラグをクリアして自動ブレーキ解除
する。自動ブレーキ作動状態でV=0の車両停止に至る
と、目標加速度Gtが非常に小さくなるためブレーキ圧
は低く制御されるが、加減圧ソレノイド弁30,32,
40,42の通電による加圧、減圧、保持の制御が継続
して停車状態に保持され、且つ停車中の先行車両に対す
る接触も防止される。
【0040】この場合は、ステップS14からステップ
S15に進んで所定時間ts経過したか否かを判断し、
経過前ではステップS10以降に進む。そして自動ブレ
ーキ停車して所定時間tsを経過すると、ステップS1
6に進み自動ブレーキウォーニングランプ70で警報を
発し、その後ステップS10に進んでブレーキ操作の状
態をチェックする。
【0041】従って、警報により運転者にフットブレー
キまたは駐車ブレーキを操作することが促される。そこ
で運転者が気付いてフットブレーキ操作してブレーキス
イッチ53をONすると、ステップS11で自動ブレー
キ作動フラグをクリアして自動ブレーキ解除し、ソレノ
イド弁の通電による作動が停止する。このため自動ブレ
ーキ停車時の加減圧ソレノイド弁30,32,40,4
2への連続通電によるコイル損傷、電力消費の増大等が
未然に防止される。
【0042】続いて、自動ブレーキ停車する際の本発明
の他の実施例の制御を、図7のフローチャートと図8の
タイムチャートを用いて説明する。この制御は、自動ブ
レーキ停車する場合に、図4のブレーキ系の対角2系統
のP系とS系の2組の加減圧ソレノイド弁30と32、
40と42に対し、一方を加圧、保持し、他方を解除す
る停車保持の制御パターンを設定し、この制御パターン
で所定時間毎に交互に自動ブレーキ作動するものであ
る。
【0043】そこでステップS21で自動ブレーキ作動
中か否かを判断し、作動中ではステップS22に進んで
車速Vをチェックし、自動ブレーキ状態で停車すると、
ステップS23に進む。そして図8の時点t1のように
P系では加圧ソレノイド弁32のOFF、減圧ソレノイ
ド弁30のONで保持制御して自動ブレーキ作動し、S
系では加圧ソレノイド弁42と減圧ソレノイド弁40の
OFFで解除する。その後所定時間tsを経過すると、
ステップS24からステップS25に進んで制御フラグ
F2をチェックする。最初はF2=0によりステップS
26に進み、図8の時点t2のようにP系では加圧ソレ
ノイド弁32と減圧ソレノイド弁30のOFFで解除
し、S系では減圧ソレノイド弁40をONし、加圧ソレ
ノイド弁42を一時的にONした後OFFし、加圧、保
持して自動ブレーキ作動する。
【0044】そして所定時間tsを経過すると、ステッ
プS27からステップS28に進んで制御フラグF2を
セットする。そこで次回は、ステップS25からステッ
プS29に進み、図8の時点t3のようにS系では加圧
ソレノイド弁42と減圧ソレノイド弁40のOFFで解
除し、P系では減圧ソレノイド弁30をONし、加圧ソ
レノイド弁32を一時的にONした後OFFし、加圧、
保持して自動ブレーキ作動する。そして所定時間tsを
経過すると、ステップS30からステップS31に進ん
で制御フラグF2をクリアする。以下同様の制御を繰返
す。
【0045】これによりP系とS系のソレノイド弁の一
方が自動ブレーキ作動して停車状態に維持し、このとき
その他方が休むことが所定時間ts毎に交互に行われ
る。このため自動ブレーキ停車時におけるソレノイド弁
の連続通電が少なくなってコイル損傷、電力消費の増大
等が同様に防止される。
【0046】以上、本発明の実施例について説明した
が、自動ブレーキ制御するものであれば、その全てに適
応できる。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の請求項
1に係る自動ブレーキ装置の制御装置は、自動ブレーキ
制御ユニットが、上記自動ブレーキ選択スイッチ,CC
Dカメラ,車速センサ,ブレーキスイッチからの各信号
に基づき、自車両と対向する物体との接触の可能性を判
断し、接触の可能性があるにも拘らずブレーキペダルの
操作が無い場合は、ブレーキ圧の加圧,保持,減圧の各
信号を各減圧ソレノイド弁及び各加圧ソレノイド弁に出
力して自動ブレーキを作動させる自動ブレーキ制御手段
と、上記自動ブレーキ制御手段からの自動ブレーキ作動
信号と上記車速センサからの車速信号とに基づいて自動
ブレーキ作動状態での停車を判断すると、所定時間経過
後に警報器により警報を発する警報出力手段とを備える
構成であるから、自動ブレーキ作動状態で車両が停車し
て所定時間が経過すると、ブレーキペダルの操作を促す
べく警報が発せられるのであり、運転者がブレーキペダ
ルを操作して自動ブレーキの作動が解除されることで、
減圧ソレノイド弁及び加圧ソレノイド弁の連続通電によ
る損傷、電力消費の増大を確実に防止することができ
る。また、警報により自動ブレーキ選択スイッチの切り
忘れや、渋滞停車中で自動ブレーキが長時間にわたり作
動状態となる事態を未然に防止することができる。
【0048】また、請求項2に係る自動ブレーキ装置の
制御装置では、自動ブレーキ制御ユニットが、自動ブレ
ーキ選択スイッチ,CCDカメラ,車速センサ,ブレー
キスイッチからの各信号に基づき、自車両と対向する物
体との接触の可能性を判断し、接触の可能性があるにも
拘らずブレーキペダルの操作の無い場合は、ブレーキ圧
の加圧,保持,減圧の各信号を上記P系とS系の各減圧
ソレノイド弁及びP系とS系の各加圧ソレノイド弁に出
力してP系とS系の自動ブレーキを同時に作動させる自
動ブレーキ制御手段と、上記自動ブレーキ制御手段から
の自動ブレーキ作動信号と上記車速センサからの車速信
号とに基づいて自動ブレーキ作動状態での停車を判断す
ると、P系またはS系の一方を加圧,保持し、他方を解
除する停車保持制御パターンを設定し、設定した加圧,
保持,解除の各信号をP系の減圧ソレノイド弁及び加圧
ソレノイド弁と、S系の減圧ソレノイド弁及び加圧ソレ
ノイド弁とに所定時間毎に交互に出力して、P系とS系
の自動ブレーキを交互に作動させる停車制御手段とを備
える構成であるから、減圧ソレノイド弁及び加圧ソレノ
イド弁の連続通電時間が短くなり、そのコイル焼損や電
力消費の増大を確実に防止することができる。自動ブレ
ーキ作動状態を保つため、その機能が有効に発揮され、
停車と走行を繰返す場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ブレーキ装置の第1の制御装
置の構成を示すクレーム対応図である。
【図2】本発明に係る自動ブレーキ装置の第2の制御装
置の構成を示すクレーム対応図である。
【図3】車両の駆動装置とブレーキ装置の概略を示す説
明図である。
【図4】自動ブレーキ装置の油圧ユニットを示す油圧回
路図である。
【図5】自動ブレーキ制御ユニットの構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図6】第1の実施例として自動ブレーキと自動ブレー
キ停車時の警報の制御を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施例として自動ブレーキ停車時の対角
2系統のP系とS系のブレーキ制御を示すフローチャー
トである。
【図8】同第2の実施例の作動状態を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
13 ブレーキペダル 14 マスターシリンダ 16,18 ブレーキ管路 17,19 ホイールシリンダ 26,44 管路 34 加圧源 30,40 減圧ソレノイド弁 32,42 加圧ソレノイド弁 50 CCDカメラ 51 車速センサ 52 自動ブレーキ選択スイッチ 53 ブレーキスイッチ 70 自動ブレーキウォーニングランプ(警報器) C1 自動ブレーキ制御手段 C2 警報出力手段 C3 停車制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のブレーキペダルの操作に応じてブ
    レーキ圧を発生するマスターシリンダとブレーキ圧に応
    じて車輪を制動するホイールシリンダとを連通するブレ
    ーキ管路に減圧ソレノイド弁が介設され、この減圧ソレ
    ノイド弁の下流側のブレーキ管路には加圧源からの管路
    が加圧ソレノイド弁を介して連通する自動ブレーキ油圧
    ユニットと、 自動ブレーキの作動・非作動を選択する自動ブレーキ選
    択スイッチ,車両の前方を監視するCCDカメラ,車両
    の速度を検出する車速センサ,ブレーキペダルの操作の
    有無を検出するブレーキスイッチからの各信号に基づ
    き、上記減圧ソレノイド弁及び加圧ソレノイド弁の作動
    を制御する自動ブレーキ制御ユニットとを備えた自動ブ
    レーキ装置において、 上記自動ブレーキ制御ユニットは、上記自動ブレーキ選
    択スイッチ,CCDカメラ,車速センサ,ブレーキスイ
    ッチからの各信号に基づき、自車両と対向する物体との
    接触の可能性を判断し、接触の可能性があるにも拘らす
    ブレーキペダルの操作が無い場合は、ブレーキ圧の加
    圧,保持,減圧の各信号を各減圧ソレノイド弁及び各加
    圧ソレノイド弁に出力して自動ブレーキを作動させる自
    動ブレーキ制御手段と、 上記自動ブレーキ制御手段からの自動ブレーキ作動信号
    と上記車速センサからの車速信号とに基づいて自動ブレ
    ーキ作動状態での停車を判断すると、所定時間経過後に
    警報器により警報を発する警報出力手段とを備えること
    を特徴とする自動ブレーキ装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 車両のブレーキペダルの操作に応じてブ
    レーキ圧を発生するマスターシリンダとブレーキ圧に応
    じて車輪を制動するホイールシリンダとを連通する対角
    2系統のP系ブレーキ管路には減圧ソレノイド弁が介設
    され、S系ブレーキ管路には他の減圧ソレノイド弁が介
    設されると共に、上記P系ブレーキ管路の減圧ソレノイ
    ド弁の下流側には加圧源からの一方の管路が加圧ソレノ
    イド弁を介して連通し、上記S系ブレーキ管路の減圧ソ
    レノイド弁の下流側には加圧源からの他方の管路が加圧
    ソレノイド弁を介して連通する自動ブレーキ油圧ユニッ
    トと、 自動ブレーキの作動・非作動を選択する自動ブレーキ選
    択スイッチ,車両の前方を監視するCCDカメラ,車両
    の速度を検出する車速センサ,ブレーキペダルの操作の
    有無を検出するブレーキスイッチからの各信号に基づ
    き、上記各減圧ソレノイド弁及び各加圧ソレノイド弁の
    作動を制御する自動ブレーキ制御ユニットとを備えた自
    動ブレーキ装置において、 上記自動ブレーキ制御ユニットは、上記自動ブレーキ選
    択スイッチ,CCDカメラ,車速センサ,ブレーキスイ
    ッチからの各信号に基づき、自車両と対向する物体との
    接触の可能性を判断し、接触の可能性があるにも拘らず
    ブレーキペダルの操作の無い場合は、ブレーキ圧の加
    圧,保持,減圧の各信号を上記P系とS系の各減圧ソレ
    ノイド弁及びP系とS系の各加圧ソレノイド弁に出力し
    てP系とS系の自動ブレーキを同時に作動させる自動ブ
    レーキ制御手段と、 上記自動ブレーキ制御手段からの自動ブレーキ作動信号
    と上記車速センサからの車速信号とに基づいて自動ブレ
    ーキ作動状態での停車を判断すると、P系またはS系の
    一方を加圧,保持し、他方を解除する停車保持制御パタ
    ーンを設定し、設定した加圧,保持,解除の各信号をP
    系の減圧ソレノイド弁及び加圧ソレノイド弁と、S系の
    減圧ソレノイド弁及び加圧ソレノイド弁とに所定時間毎
    に交互に出力して、P系とS系の自動ブレーキを交互に
    作動させる停車制御手段とを備えることを特徴とする自
    動ブレーキ装置の制御装置。
JP6296487A 1994-11-30 1994-11-30 自動ブレーキ装置の制御装置 Pending JPH08150910A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6296487A JPH08150910A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動ブレーキ装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6296487A JPH08150910A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動ブレーキ装置の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08150910A true JPH08150910A (ja) 1996-06-11

Family

ID=17834198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6296487A Pending JPH08150910A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動ブレーキ装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08150910A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005291353A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hitachi Ltd 電動ブレーキ装置
JP2015122116A (ja) * 2015-03-16 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP2015182753A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 マツダ株式会社 自動ブレーキ制御装置
DE102005059967B4 (de) * 2005-07-15 2016-05-04 Mitsubishi Denki K.K. Fahrsteuerungsvorrichtung für Fahrzeuge
US9478135B2 (en) 2011-04-26 2016-10-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Drive support apparatus
JP2018520940A (ja) * 2015-07-28 2018-08-02 フェヴレ・トランスポール・イタリア・ソチエタ・ペル・アツィオーニFAIVELEY TRANSPORT ITALIA S.p.A. 鉄道車両用の空気圧ブレーキ・システム
WO2018179958A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
CN114604215A (zh) * 2022-02-28 2022-06-10 浙江吉尚汽车部件有限公司 电子刹车***

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4618534B2 (ja) * 2004-03-31 2011-01-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動ブレーキ装置
JP2005291353A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hitachi Ltd 電動ブレーキ装置
DE102005059967B4 (de) * 2005-07-15 2016-05-04 Mitsubishi Denki K.K. Fahrsteuerungsvorrichtung für Fahrzeuge
US9478135B2 (en) 2011-04-26 2016-10-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Drive support apparatus
US9965955B2 (en) 2011-04-26 2018-05-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Drive support apparatus
JP2015182753A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 マツダ株式会社 自動ブレーキ制御装置
JP2015122116A (ja) * 2015-03-16 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP2018520940A (ja) * 2015-07-28 2018-08-02 フェヴレ・トランスポール・イタリア・ソチエタ・ペル・アツィオーニFAIVELEY TRANSPORT ITALIA S.p.A. 鉄道車両用の空気圧ブレーキ・システム
WO2018179958A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
CN110418744A (zh) * 2017-03-31 2019-11-05 本田技研工业株式会社 车辆控制***、车辆控制方法及车辆控制程序
JPWO2018179958A1 (ja) * 2017-03-31 2019-11-07 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
CN110418744B (zh) * 2017-03-31 2022-08-30 本田技研工业株式会社 车辆控制***、车辆控制方法及存储介质
CN114604215A (zh) * 2022-02-28 2022-06-10 浙江吉尚汽车部件有限公司 电子刹车***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6662774B2 (ja) パーキングブレーキシステム
JP3473209B2 (ja) 圧力装置
JPH1035437A (ja) 路面車両の制動装置の操作装置
JP2007530363A (ja) ブレーキバルブアクチュエータを制御するecuの使用
GB2270353A (en) A vehicle brake system with automatic control
JPH1059147A (ja) 自動車におけるブレーキ作用の制御装置
JP6384503B2 (ja) 車両用制御装置
JP3620108B2 (ja) 蓄圧制御装置
JPH0769188A (ja) 自動ブレーキ装置
JPH08150910A (ja) 自動ブレーキ装置の制御装置
JPH061229A (ja) 自動ブレーキ装置の制御方法
JPH04372442A (ja) 自動ブレーキ制御装置
JPH07315187A (ja) 自動ブレーキ装置の制御方法
JPH0966822A (ja) 自動ブレーキ装置
JPH06312655A (ja) 自動ブレーキ装置の制御方法
JP2005343248A (ja) 駐車補助ブレーキ制御装置
JP2005343249A (ja) 駐車補助制御装置、駐車補助制御システムおよび駐車補助プログラム
JP3522157B2 (ja) 車両の制動操作状態判定手段及び該制動操作状態判定手段を備えた前後制動力配分制御装置
JPH11263210A (ja) 自動車における牽引制御方法及び装置
JP6933083B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JPH0958429A (ja) 坂道発進補助装置
JPH0680065A (ja) 自動ブレーキ装置の制御方法
JPH06312654A (ja) 自動ブレーキ装置の制御方法
KR102082717B1 (ko) 차량 제동 장치 및 이를 이용한 제동 시스템
JPH09175352A (ja) 坂道発進補助装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees