JPH08149851A - 圧電トランス駆動装置 - Google Patents

圧電トランス駆動装置

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JPH08149851A
JPH08149851A JP6324048A JP32404894A JPH08149851A JP H08149851 A JPH08149851 A JP H08149851A JP 6324048 A JP6324048 A JP 6324048A JP 32404894 A JP32404894 A JP 32404894A JP H08149851 A JPH08149851 A JP H08149851A
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JP
Japan
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piezoelectric transformer
frequency circuit
circuit
high frequency
driving
Prior art date
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Pending
Application number
JP6324048A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Murata
和応 村田
Hiroshi Iwata
比呂志 岩田
晃 ▲徳▼島
Akira Tokushima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
West Electric Co Ltd
Original Assignee
West Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路損失が少なく、しかも無調整で部品点数
が少ない小型で大きいパワー出力が得られるとともに、
発熱による圧電トランスのドライブ周波数の変化を自動
追尾する自励発振形駆動回路を提供する。 【構成】 誘導性素子と能動素子と位相器と共振回路か
ら構成される高周波回路とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電トランス駆動装置に
関し、より詳しくは放電ランプの点灯装置等に使用する
圧電トランスを駆動する高周波回路に関する。
【0002】
【従来技術】従来の圧電トランスは、主としてテレビの
フライバックトランスとして開発されており、圧電トラ
ンスを大型化することによりその放熱面積を大きくと
り、温度上昇を低く抑えたり、または、圧電セラミック
ス材料を緻密にして内部損失を小さくすることにより、
入・出力比を線形領域に入るように工夫している。これ
らの圧電トランスの駆動装置は、主として線形領域、あ
るいは線形領域と非線形領域の境界付近をドライブして
いたので、水晶発振子や圧電共振子等を用いた他励発振
形の駆動回路を用いるか、ハートレーやコルピッツのア
ナログ発振回路等による駆動回路を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水晶振動子や圧電セラ
ミック共振子を用いた他励形の駆動回路により、容量性
負荷に比較的高電圧で大電流の出力を取り出すと、圧電
トランスの発熱によって放電ランプの輝度が低下すると
いう問題があった。また、ハートレーやコルピッツのア
ナログ発振回路による駆動回路では、装置ごとに1対1
の圧電トランスと高周波駆動回路との調整が必要とな
り、工数が増え圧電トランスの駆動回路としては量産に
は適していない。さらに、正弦波でドライブする従来の
アナログ方式の自励発振回路は、A級ないしB級増幅器
の30〜50%程度の回路効率となるので、電池駆動に
は適していない。
【0004】加うるに、長時間使用すると、圧電トラン
スおよび回路系の発熱のために共に正弦波の電圧と電流
との位相差が生じて、次第に力率が低下して、放電ラン
プの輝度が低下するという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとするための手段および作用】近年
になってから、圧電トランスをこれまでのテレビのフラ
イバックトランス等の小さな出力電流を消費する誘導性
あるいは抵抗性負荷への使用にとどまらず、放電ランプ
等の高電圧で比較的大きな電流を必要とする容量性負荷
の駆動が検討されている。このような負荷の駆動には、
回路損失が少なく、しかも無調整で部品点数が少ない小
型でかつ大きいパワー出力が得られるとともに、発熱に
よる圧電トランスのドライブ周波数の変化を自動追尾す
る方式の自励発振形駆動回路が要望されてきている。従
って、本発明は、上述のような要望に答えて開発された
もので、誘導性素子と能動素子と位相器と共振回路とか
ら構成される、比較的部品点数の少ない高周波回路であ
る圧電トランスを駆動する駆動装置を提供する。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明による第1の実施例である圧
電トランス駆動装置を示すブロック図である。図におい
て、1は駆動されるべき圧電トランスで、圧電セラミッ
クスを用いた電気−機械量変換素子である。3、3’
(アース側端子)は圧電トランス1の1次側入力端子で
あって、この両端子間に本発明による圧電トランス駆動
装置である高周波回路2が接続されている。高周波回路
2は誘導性素子6と能動素子7と位相器8とから構成さ
れている。5は圧電トランス1の2次側出力端子4、
4’(アース側端子)間に接続された放電ランプであ
る。
【0007】また、図2は本発明による第2の実施例で
ある圧電トランス駆動装置を示すブロック図である。図
において同様に、1は駆動されるべき圧電トランスで、
圧電セラミックスを用いた電気−機械量変換素子であ
る。3、3’(アース側端子)は圧電トランス1の1次
側入力端子であって、この両端子間に本発明による圧電
トランス駆動装置である高周波回路9が接続されてい
る。高周波回路9は誘導性素子6と能動素子7と位相器
8と共振回路10から構成されている。5は圧電トラン
ス1の2次側出力端子4、4’(アース側端子)間に接
続された放電ランプである。
【0008】次に、本発明の第2の実施例である圧電ト
ランス駆動装置の高周波回路9について図2および図3
により詳しく説明する。誘導性素子6は、トランジスタ
などの増幅部あるいはスイッチング部となる能動素子7
のコレクタ部と、12Vないし24V程度の直流電源
(図示せず)間に接続されている。また前記誘導性素子
6は、自己インダクタンスが2ないし4ミリヘンリイ程
度のコイルから成る。
【0009】前記トランジスタなどから成る能動素子7
のベース部に、位相器8より帰還される数ボルト程度の
交流信号が印加されると、前記トランジスタなどから成
る能動素子7は、信号が正の電位をもつ時間帯には導通
して増幅ないしスイッチング動作する。
【0010】トランジスタなどから成る能動素子7のコ
レクタ部に接続された誘導性素子6を流れる電流は、前
記能動素子7のベース信号に応じて、導通状態とOFF
の状態を繰り返すので電気振動現象をおこす。誘導性素
子6には向きがことなる振動電流が流れ逆起電力を生じ
て、いわゆるキックバック電圧を発生するので、プラス
12Vないし24V程度の直流電源においては、前記ト
ランジスタなどから成る能動素子7の出力部(コレクタ
部)では電源電圧の2ないし3倍の、プラス30Vない
し70V程度に昇圧された交流信号が得られる。
【0011】前記トランジスタなどから成る能動素子7
のベースに帰還される信号位相と、前記能動素子7を通
過してそのコレクタ部にあらわれる信号の位相とは18
0度ことなる位相関係となるので、発振現象を持続させ
るためには出力信号の位相を反転させて正帰還をかける
必要がある。また利得を1以上に保つ必要もある。
【0012】位相器8は、誘導性素子を用いた4端子の
出力変成器から構成されており、入力部2端子の一方は
前記能動素子7のコレクタ部に接続されており、他の一
方の端子は、圧電トランス1の入力部の上面電極端子3
に接続されている。前記4端子の出力変成器(位相器
8)の入力側コイルと出力側コイルは、巻き方向が各々
逆になるよう構成されることにより、入力部に印加され
る信号位相に対して出力側の端子では、180度位相が
回転するよう構成されている。前記の出力部2端子の一
方はアース端子に、他の一方の端子はトランジスタなど
から成る能動素子7のベースにそれぞれ接続されてい
る。ループ内ゲインはコイルで調整できる。
【0013】また位相器8の出力側2端子には、容量性
素子を前記出力側コイルと並列になるよう接続すること
により、並列形の共振回路10を構成している。前記共
振回路10の共振周波数は、圧電発振子ともなる圧電ト
ランス1の形状から定まる共振周波数とほぼ同等か、少
し低め(容量性)となるように設定している。
【0014】以上の構成から圧電トランス1と共振回路
10は、同調回路としてはたらいて互いに補完するの
で、位相器8の1次側コイル(共振回路の1次側コイ
ル)に対して即応して、常に電流が最大値となるよう周
波数を自動追尾するので圧電トランスの機械的振幅を、
温度変化、周波数変化、負荷変動等に追随させるように
常に一定となるように制御しようとするフィードバック
がはたらく。
【0015】第1の実施例では、位相器8と能動素子7
が直接つながれているので、負荷が軽い場合などは、第
1の実施例で示した高周波回路2が有効である。入力電
力が数ワット程度以下の場合や負荷が軽い場合などは、
経時変化による駆動周波数の変化が緩慢となることか
ら、充分変化に追随して使用できる。また回路動作は、
高周波回路9とほぼ同様であるので詳しい説明は省略す
る。
【0016】図3に本発明による圧電トランス駆動回路
である高周波回路9の実体配線図の一例を示す。実用的
には100Vの交流電源K1を、ダイオードD1、D
2、D3、D4をブリッジ回路にして用いた整流器によ
り、コンデンサC1で安定化して得た直流電源を使用す
る。
【0017】誘導性素子6は、インダクタンス(コイ
ル)L1である。前記インダクタンスL1は能動素子7
であるトランジスタT1のコレクタに接続されている。
【0018】前記トランジスタT1のエミッタ側には、
バイアス用の抵抗R1がアースとの間に接続されてい
る。
【0019】位相器8は、共振回路10と、フエライト
コアなどによって一体構造体となっている。この1次側
のコイルL2は、前記トランジスタT1のコレクタと、
圧電トランスの1次側入力部との間に接続されている。
【0020】共振回路10は、2次側のコイルL3と並
列に、コンデンサC2が接続されることによって構成さ
れている。
【0021】
【発明の効果】本発明の圧電トランス駆動装置である高
周波回路は、総部品点数が数点の部品数から構成されて
いて、自励駆動方式であるので圧電トランスの共振周波
数が±10%程度変化しても、回路調整を必要とせずに
圧電トランスに接続可能である。また誘導性素子と能動
性素子を組み合わせることにより、電源電圧を2ないし
3倍程度に昇圧できるとともに、ハイインピーダンスの
圧電トランスとのインピーダンス・マッチングが同時に
実現できるといった効果がある。このためデバイス全体
の効率を飛躍的に高効率化できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の圧電トランス駆動装置
のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例の圧電トランス駆動装置
のブロック図である。
【図3】本発明の圧電トランス駆動装置である高周波回
路の実体配線図の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 圧電トランス 2、9高周波回路 6 誘導性素子 7 能動素子 8 位相器 10 共振回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランスを駆動する高周波回路にお
    いて、前記高周波回路が、主に誘導性素子と能動素子と
    位相器とからなることを特徴とする圧電トランス駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 圧電トランスを駆動する高周波回路にお
    いて、前記高周波回路が、主に誘導性素子と能動素子と
    位相器と共振回路とから成ることを特徴とする圧電トラ
    ンス駆動装置。
  3. 【請求項3】 圧電トランスを駆動する高周波回路にお
    いて、前記高周波回路が、主に誘導性素子と能動素子と
    位相器と共振回路とから成り、前記圧電トランスの一次
    側を前記高周波回路の一部として作用させ自励発振方式
    としたことを特徴とする圧電トランス駆動装置。
  4. 【請求項4】 圧電トランスを駆動する高周波回路にお
    いて、前記高周波回路が、主にトランジスタの出力部に
    電源昇圧とインピーダンス変換用の誘導性素子と位相変
    換器を備え、前記位相変換器からの出力信号を、容量性
    素子なども介して前記トランジスタに帰還させたことを
    特徴とする圧電トランス駆動装置。
  5. 【請求項5】 位相器は、誘導性素子による出力変成器
    から成ることを特徴とする請求項1および2に記載の圧
    電トランス駆動装置。
  6. 【請求項6】 共振回路は、誘導性素子による4端子出
    力変成器を用いた位相器の出力部と並列に容量性素子を
    設けた並列共振回路を用いて、圧電トランスの機械的振
    幅を、温度変化、周波数変化、負荷変動等に追随させる
    ことにより常に一定となるように制御することを特徴と
    する請求項2および3に記載の圧電トランス駆動装置。
  7. 【請求項7】 交流電源をダイオードによる整流回路に
    より整流した直流電源を用いて、前記直流電源に誘導性
    素子と能動素子と位相器と共振回路とから成る圧電トラ
    ンスを駆動する高周波回路を接続して成ることを特徴と
    する圧電トランス駆動装置。
JP6324048A 1994-11-17 1994-11-17 圧電トランス駆動装置 Pending JPH08149851A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1220580A2 (en) * 2000-12-28 2002-07-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Drive device and drive method for a cold cathode fluorescent lamp
KR100349229B1 (ko) * 1997-02-05 2002-08-19 시티에스 코포레이션 압전식 변압기용 펄스 위치 변조 구동 장치
CN101841251A (zh) * 2009-03-16 2010-09-22 蒂普拓普蒂普斯有限公司 用于压电变换器的发生器

Cited By (4)

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EP1220580A3 (en) * 2000-12-28 2004-08-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Drive device and drive method for a cold cathode fluorescent lamp
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