JPH0814676A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0814676A
JPH0814676A JP18174094A JP18174094A JPH0814676A JP H0814676 A JPH0814676 A JP H0814676A JP 18174094 A JP18174094 A JP 18174094A JP 18174094 A JP18174094 A JP 18174094A JP H0814676 A JPH0814676 A JP H0814676A
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JP
Japan
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heat exchanger
heat
side heat
air conditioning
compressor
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Application number
JP18174094A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Iguchi
和幸 井口
Toshikazu Mitani
俊数 三谷
Kazuyoshi Takeuchi
一喜 竹内
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡素なサイクル構成で対流空調と輻射
空調を同時に行う。 【構成】 室外に圧縮機1と熱源側熱交換器3とを有
し、室内に室内ファン22を設けた第1利用側熱交換器
20と、蓄熱材31を設けた第2利用側熱交換器30と
を有する空気調和機において、非空調時に圧縮機1を運
転して第2利用側熱交換器30に設けた蓄熱材31に蓄
熱し、空調時には圧縮機1を運転した第1利用側熱交換
器20による対流空調と蓄熱材31による輻射空調とを
併用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機に関するも
のであって、特に温度レベルの異なる対流空調と輻射空
調との2つの空調方式を複合した空気調和機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】対流空調と輻射空調とを1台の空気調和
機で行う装置としては、例えば特開平5−288428
号公報に記載された空気調和機を挙げることができる。
この空気調和機のサイクル構成図を図5に示す。図5に
おいて、51は圧縮機、52は四方切換弁、53は第1
利用側熱交換器、54及び56はそれぞれ第1及び第2
絞り装置、55は冷媒と第2媒体とを熱交換させる中間
熱交換器、57は熱源側熱交換器、58はアキュームレ
ータ、59はバイパス管であり、その途中に全閉可能な
流量調整弁60が設けられ、第1利用側熱交換器53と
第1絞り装置54をバイパスするように接続されてい
る。そしてこれらを冷媒配管で接続して冷媒を循環させ
るサイクルが構成されている。また62は第2利用側熱
交換器、61はポンプであり、中間熱交換器55と配管
で接続されており、第2媒体を循環させるサイクルを構
成している。
【0003】上記のような構成の空気調和機において、
例えば第1利用側熱交換器53を対流空調ユニット、第
2利用側熱交換器62を輻射空調ユニットとして使用す
る場合、第2媒体の循環を停止しておくと対流空調単独
となり、第2媒体を循環させると対流空調と輻射空調と
を複合で行うことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで対流空調と輻
射空調を1台の空気調和機で行う場合は、それぞれ異な
る温度レベルの2つの空調方式が複合されるため、複雑
なサイクル構成及び制御構成が必要となる。上記従来例
においても、2つの絞り装置54、56、バイバス管5
9、開閉弁60を用いた複雑なサイクル構成を採用して
いる。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、比較的簡素なサ
イクル構成で対流空調と輻射空調を同時に行うことが可
能な空気調和機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機は、室外に圧縮機1と熱源側熱交換器3とを有し、
室内に室内ファン22を設けた第1利用側熱交換器20
と、蓄熱材31を設けた第2利用側熱交換器30とを有
する空気調和機において、非空調時に圧縮機1を運転し
て第2利用側熱交換器30に設けた蓄熱材31に蓄熱
し、空調時には圧縮機1を運転した第1利用側熱交換器
20による対流空調と蓄熱材31による輻射空調とを併
用することを特徴としている。
【0007】また請求項2の空気調和機は、圧縮機1、
熱源側熱交換器3、膨張機構5を順次接続して冷媒を循
環させるヒートポンプサイクル11と、第1利用側熱交
換器20と第2利用側熱交換器30を接続して第2媒体
を循環させるように配管した第2媒体循環サイクル42
とを有し、さらに冷媒と第2媒体を熱交換させるための
中間熱交換器40を設けたことを特徴としている。
【0008】さらに請求項3の空気調和機は、圧縮機
1、熱源側熱交換器3、膨張機構5、第1利用側熱交換
器20を順次接続して冷媒を循環させるヒートポンプサ
イクル12と、第2利用側熱交換器30に第2媒体を循
環させるように配管した第2媒体循環サイクル42とを
有し、冷媒と第2媒体とを熱交換させるための中間熱交
換器40を上記第1利用側熱交換器20に並列接続した
ことを特徴としている。
【0009】請求項4の空気調和機は、圧縮機1、熱源
側熱交換器3、膨張機構5、第1利用側熱交換器20を
順次接続して冷媒を循環させる第1ヒートポンプサイク
ル14と、上記圧縮機1、上記熱源側熱交換器3、膨張
機構6、第2利用側熱交換器30を順次接続して冷媒を
循環させる第2ヒートポンプサイクル15とを有するこ
とを特徴としている。
【0010】請求項5の空気調和機は、上記蓄熱運転を
深夜に行うことを特徴としている。
【0011】請求項6の空気調和機は、上記第2媒体が
水であることを特徴としている。
【0012】請求項7の空気調和機は、上記蓄熱材31
は、床蓄熱パネルと天井蓄熱パネルとの少なくともいず
れか一方を構成していることを特徴としている。
【0013】
【作用】上記請求項1の空気調和機では、第2利用側熱
交換器30に蓄熱材31を設けているので、非空調時に
圧縮機1を運転して蓄熱材31を予め蓄熱しておくと、
空調時においては、圧縮機1を運転した第1利用側熱交
換器20による対流空調と上記蓄熱材31の放熱又は放
冷による輻射空調との両方を同時に行うことができる。
【0014】また請求項2の空気調和機では、第2利用
側熱交換器30に蓄熱材31を設けているので、非空調
時に圧縮機1を運転し、中間熱交換器40で冷媒と熱交
換して加熱又は冷却された第2媒体を配管内で循環させ
て上記蓄熱材31に蓄熱することができる。しかも請求
項2の空気調和機においては、蓄熱された上記蓄熱材3
1単独による対流・輻射空調と、これに圧縮機1の運転
を併用した対流・輻射空調をそれぞれ同時に行うことが
できる。前者の場合は、予め蓄熱した上記蓄熱材31を
放熱又は放冷して行う輻射空調と、上記蓄熱材31によ
り加熱又は冷却された第2媒体を第2媒体循環サイクル
42内で循環させて、第1利用側熱交換器20において
室内ファン22を作動して行う対流空調である。後者の
場合は、圧縮機1を運転して中間熱交換器40で冷媒と
熱交換して加熱又は冷却された第2媒体を、第1利用側
熱交換器20と第2利用側熱交換器30を接続した第2
媒体循環サイクル42内で循環させて第2利用側熱交換
器30において放熱又は放冷して行う輻射空調と、第1
利用側熱交換器20において室内ファン22を作動して
行う対流空調である。後者の場合での対流空調では、予
め蓄熱した蓄熱材31により第2媒体が加熱又は冷却さ
れるので、冷暖房の立ち上がりが速くなる。
【0015】また第2利用側熱交換器30が複数設置さ
れているような場合には、配管長が長くなり、蓄熱材3
1に冷媒を直接作用させるようとすると、それに応じて
多量の冷媒が必要になるが、請求項2の空気調和機は中
間熱交換器40を設け第2利用側熱交換器30を接続し
た配管内に、上記中間熱交換器40において冷媒と熱交
換した第2媒体を循環させているので、ヒートポンプサ
イクル11内への充填冷媒量を少なくすることができ
る。
【0016】さらに請求項3及び請求項4の空気調和機
では、上記同様に対流空調と上記蓄熱材31の放熱又は
放冷による輻射空調の両方を同時に行うことができる
し、また請求項3の空気調和機においては上記同様に、
サイクル全体の充填冷媒量を少なくすることができる。
【0017】請求項5及び請求項6の空気調和機では、
ランニングコスト及び装置コストを低減することが可能
である。なお請求項7は、この発明の好ましい実施態様
を例示するものである。
【0018】
【実施例】次にこの発明の空気調和機の具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は第
1実施例を示すサイクル構成図である。図1において、
1は圧縮機、2は四方切換弁、3は熱源側熱交換器、4
はアキュームレータ、5は電動膨張弁、40は冷媒と水
とを熱交換させる中間熱交換器であり、これらを冷媒配
管で順に接続して冷媒循環用のヒートポンプサイクル1
1を構成している。また20は第1利用側熱交換器、3
0は第2利用側熱交換器、41はポンプであり、これら
は中間熱交換器40とパイプで接続されており、水循環
サイクル42を構成している。すなわちヒートポンプ用
冷媒と水(第2媒体)とのそれぞれが循環する2つのサ
イクル11、42を、中間熱交換器40を介して熱交換
させるように組合わせたサイクル構成である。
【0019】上記のようなサイクル構成において、暖房
運転時においては、圧縮機1、四方切換弁2、凝縮器と
なる中間熱交換器40、電動膨張弁5、蒸発器となる熱
源側熱交換器3、四方切換弁2、アキュームレータ4の
順に冷媒を循環させ、さらにポンプ41を起動させ、中
間熱交換器40、第1利用側熱交換器20、第2利用側
熱交換器30の順に、中間熱交換器40において冷媒と
熱交換させながら水を循環させる。
【0020】また冷房運転時においては、圧縮機1、四
方切換弁2、凝縮器となる熱源側熱交換器3、電動膨張
弁5、蒸発器となる中間熱交換器40、四方切換弁2、
アキュームレータ4の順に冷媒を循環させ、さらにポン
プ41を起動させ、暖房運転時に同様に中間熱交換器4
0、第1利用側熱交換器20、第2利用側熱交換器30
の順に、中間熱交換器40において冷媒と熱交換させな
がら水を循環させる。
【0021】図1において、21は室内機ケーシングで
あり、その内部には上記第1利用側熱交換器20及び室
内ファン22が設けられており、これらで室内機を構成
している。また33は床板、34は伝熱板、32は蓄熱
材31を封入したケーシングであり、上記パイプ42表
面と上記ケーシング32とを上記伝熱板34を介して接
触させることにより上記第2利用側熱交換器30を形成
しており、これら全体で床蓄熱パネルを構成している。
蓄熱材にはCaCl・6HO(融点29.7℃)、
NaSO・10HO(融点32.4℃)等の無水
和塩に凝固温度降下剤や相分離防止剤を添加したものを
用いる。さらに上記パイプ42を循環する水について、
室内機出口において温度測定を行う第1サーミスタ23
と蓄熱パネル出口において温度測定を行う第2サーミス
タ35が設けられている。
【0022】次に以上のように構成された第1実施例に
おける暖房及び冷房の各運転パターンについて説明す
る。まず表1は暖房運転の運転パターンを記載したもの
である。暖房蓄熱モードでは圧縮機1及びポンプ41を
ONにして蓄熱パネルの蓄熱材31に蓄熱する。その
後、第2サーミスタ35の測定温度が35℃になった時
点で蓄熱を終了する。このモードでは夜間電力を利用し
た運転とすることにより低ランニングコストに蓄熱する
ことができる。放熱暖房モードAでは、上記暖房蓄熱モ
ードにおいて蓄熱した蓄熱材31からの放熱により床暖
房を行う。放熱暖房モードBでは、ポンプ41及び室内
ファン22をONにして上記暖房蓄熱モードにおいて蓄
熱した蓄熱材31により暖められた水をポンプ41で水
循環サイクル42内を循環させ、室内機の室内ファン2
2を作動させて送風暖房を行う。このモードBでは蓄熱
材31を床下に敷設していない部屋に上記室内機を設置
して送風暖房を行うこともできる。暖房モードにおける
床暖房モードでは、蓄熱材31の温度が低いときなどに
圧縮機1及びポンプ41をONにし、水循環サイクル4
2内に高温水を循環させて床暖房を行う。暖房モードに
おける送風暖房モードでは、圧縮機1、ポンプ41及び
室内ファン22をONにして送風暖房を行う。このモー
ドでは上記暖房蓄熱モードにおいて蓄熱した蓄熱材31
により水循環サイクル42内の循環水が加熱されるの
で、暖房の立ち上がりが速いという利点を有する。なお
このモードでは、室温や室内ファン22の回転数及び第
1サーミスタ23の測定温度により圧縮機1の運転周波
数(圧縮能力)を制御する。
【0023】
【表1】
【0024】表2は冷房の運転パターンを記載したもの
である。冷房蓄冷モードでは圧縮機1及びポンプ41を
ONにして蓄熱パネルの蓄熱材31に冷熱を蓄熱(以
下、蓄冷という)する。その後、第2サーミスタ35の
測定温度が15℃になった時点で蓄冷を終了する。暖房
蓄熱モードと同様に、このモードでも夜間電力で蓄冷す
ることにより低ランニングコストにすることができる。
放冷冷房モードAでは、上記冷房蓄冷モードにおいて蓄
冷した蓄熱材31からの放冷により床冷房を行う。蓄冷
量があるのに輻射量が少なく室温が上昇するような場合
は、放冷冷房モードBを適用する。この放冷冷房モード
Bでは、ポンプ41及び室内ファン22をONにして上
記冷房蓄冷モードにおいて蓄冷した蓄熱材31により冷
却された水をポンプ41で水循環サイクル42内を循環
させ、室内機の室内ファン22を作動させ、床冷房と同
時に送風冷房を行う。冷房モードにおける床冷房モード
では、圧縮機1及びポンプ41をONにして水循環サイ
クル42内に放冷温度より低い冷水を流し、輻射冷房を
行う。冷房モードにおける送風冷房モードでは、圧縮機
1、ポンプ41及び室内ファン22をONにして送風冷
房を行う。送風暖房モードと同様に、このモードでも上
記冷房蓄冷モードにおいて蓄冷した蓄熱材31により水
循環サイクル42内の循環水が冷却されるため、冷房の
立ち上がりが速いという利点を有する。なおこのモード
では、室内機出口温度(第1サーミスタ23の温度)を
制御しながら冷房を行う。
【0025】
【表2】
【0026】ところで同一温度での輻射冷暖房を行おう
とする場合、蓄熱材31の凝固温度範囲は22〜27℃
である必要がある。蓄熱材31の凝固温度は、年間の空
調負荷が冷房>暖房の場合は22℃付近、冷房≒暖房の
場合は25℃付近、冷房<暖房の場合は27℃付近とす
る。また地域及び住宅熱性能などの空調負荷により、単
一の蓄熱材31を蓄熱パネル(冷暖房兼用)に利用する
か、凝固温度22℃の蓄熱材31を天井蓄冷パネル(冷
房用)に利用し、凝固温度27℃の蓄熱材を床蓄熱パネ
ル(暖房用)に利用して両者を混在させてもよい。
【0027】以上のように第1実施例の空気調和機で
は、従来のような複雑なサイクル構成を必要とせずに対
流空調と輻射空調を同時に行うことができる。また夜間
電力を利用して蓄熱材31に蓄熱することにより、昼間
に対流空調及び輻射空調を低ランニングコストで行うこ
とができる。また蓄熱材31に蓄熱しておくと、パイプ
42内を循環する水が加熱又は冷却されるので、対流空
調運転(送風冷暖房モード)の立ち上がりが速くなり快
適性が増す。
【0028】図2は第2実施例を示すサイクル構成図で
ある。なお上記実施例と同一部分は同一番号を付し、説
明を省略する。図2において、5及び6はそれぞれ第1
及び第2電動膨張弁であるが、この実施例においては、
圧縮機1、四方切換弁2、熱源側熱交換器3、アキュー
ムレータ4、第1電動膨張弁5及び第1利用側熱交換器
20を冷媒配管で接続して冷媒を循環させる第1ヒート
ポンプサイクル12と、圧縮機1、熱源側熱交換器3、
アキュームレータ4、第2電動膨張弁6、中間熱交換器
40を冷媒配管で接続して冷媒を循環させる第2ヒート
ポンプサイクル13と、上記中間熱交換器40、ポンプ
41、第2利用側熱交換器30をパイプで接続して中間
熱交換器40と第2利用側熱交換器30とに水を循環さ
せる水循環サイクル42とをそれぞれ構成している。上
記中間熱交換器40は、第2ヒートポンプサイクル13
を循環する冷媒と、上記水循環サイクル42を循環する
水(第2媒体)を熱交換させるものである。また第1利
用側熱交換器20には室内ファン(図示せず)が設けら
れており、第2利用側熱交換器30には、床蓄熱パネル
を構成するため蓄熱材31が設けられている。
【0029】上記のようなサイクル構成において、送風
暖房時は第1ヒートポンプサイクル12において、圧縮
機1、四方切換弁2、凝縮器となる第1利用側熱交換器
20、第1電動膨張弁5、蒸発器となる熱源側熱交換器
3、四方切換弁2、アキュームレータ4の順に冷媒を循
環させ、送風冷房時は第1ヒートポンプサイクルにおい
て、圧縮機1、四方切換弁2、凝縮器となる熱源側熱交
換器3、第1電動膨張弁5、蒸発器となる第1利用側熱
交換器20、四方切換弁2、アキュームレータ4の順に
冷媒を循環させる。
【0030】夜間蓄熱時及び輻射暖房運転時には、第2
ヒートポンプサイクル13において、圧縮機1、四方切
換弁2、冷媒と水とを熱交換させると共に、凝縮器とな
る中間熱交換器40、第2電動膨張弁6、蒸発器となる
熱源側熱交換器3、四方切換弁2、アキュームレータ4
の順に冷媒を循環させ、さらにポンプ41を起動させ、
中間熱交換器40と第2利用側熱交換器30の間で中間
熱交換器40において冷媒と熱交換させた水を循環させ
る。また夜間蓄冷時及び輻射冷房運転時には、第2ヒー
トポンプサイクル13において、圧縮機1、四方切換弁
2、凝縮器となる熱源側熱交換器3、第2電動膨張弁
6、蒸発器となる中間熱交換器40、四方切換弁2、ア
キュームレータ4の順に冷媒を循環させ、さらにポンプ
41を起動させ、上記同様に、中間熱交換器40と第2
利用側熱交換器30の間で中間熱交換器40において冷
媒と熱交換させた水を循環させる。
【0031】第2実施例では両サイクルにおいて冷媒循
環制御が可能なため、送風冷暖房運転、輻射空調運転を
それぞれ単独、あるいは同時に行うことができる。また
第1実施例と同様に、夜間電力を利用して蓄熱材31に
蓄熱することにより、昼間に輻射空調を低ランニングコ
ストで行うことができる。
【0032】図3は第3実施例を示すサイクル構成図で
ある。なお上記実施例と同一部分は同一番号を付し、説
明を省略する。図3において、7、8、9及び10はそ
れぞれ第1、第2、第3及び第4開閉弁である。第2実
施例の空気調和機では、各ヒートポンプサイクル毎に電
動膨張弁5、6が接続されていたのに対し、この空気調
和機のサイクル構成では、両ヒートポンプサイクル1
2、13が共有する冷媒配管に電動膨張弁5を1台接続
し、各ヒートポンプサイクル12、13には上記各開閉
弁7、8、9、10を接続している。この空気調和機の
サイクル構成では第2実施例の空気調和機のように両ヒ
ートポンプサイクルにおいて同時に冷媒の循環制御がで
きないため、送風冷暖房と輻射空調を同時に行いたい場
合には、予め夜間電力などを利用して蓄熱材31に蓄熱
しておき、実際の使用時には送風冷暖房運転を行い、輻
射空調は蓄熱材31の放熱又は放冷により行うことにな
る。
【0033】図4は第4実施例を示すサイクル構成図で
ある。なお上記実施例と同一部分は同一番号を付し、説
明を省略する。この空気調和機では、圧縮機1、四方切
換弁2、熱源側熱交換器3、アキュームレータ4、第1
電動膨張弁5、第1利用側熱交換器20を冷媒配管で接
続して冷媒を循環させる第1ヒートポンプサイクル14
と、圧縮機1、四方切換弁2、熱源側熱交換器3、アキ
ュームレータ4、第2電動膨張弁6、第2利用側熱交換
器30を冷媒配管で接続して冷媒を循環させる第2ヒー
トポンプサイクル15を構成している。このように第4
実施例では上記実施例と異なり、床蓄熱パネルを構成す
る蓄熱材31を設けた第2利用側熱交換器30を中間熱
交換器40を介さずに第2ヒートポンプサイクル15に
直接に介設しており、実施例中で最も簡単なサイクル構
成をしている。
【0034】上記のようなサイクル構成において、送風
暖房運転時は、第1ヒートポンプサイクル14におい
て、圧縮機1、四方切換弁2、凝縮器となる第1利用側
熱交換器20、第1電動膨張弁5、蒸発器となる熱源側
熱交換器3、四方切換弁2、アキュームレータ4の順に
冷媒を循環させ、送風冷房運転時は、第1ヒートポンプ
サイクル14において、圧縮機1、四方切換弁2、凝縮
器となる熱源側熱交換器3、第1電動膨張弁5、蒸発器
となる第1利用側熱交換器20、四方切換弁2、アキュ
ームレータ4の順に冷媒を循環させる。夜間蓄熱運転時
及び輻射暖房運転時には、第2ヒートポンプサイクル1
5において、圧縮機1、四方切換弁2、凝縮器となる第
2利用側熱交換器30、第2電動膨張弁6、蒸発器とな
る熱源側熱交換器3、四方切換弁2、アキュームレータ
4の順に冷媒を循環させ、夜間蓄冷運転時及び輻射冷房
運転時には、第2ヒートポンプサイクル15において、
圧縮機1、四方切換弁2、凝縮器となる熱源側熱交換器
3、第2電動膨張弁6、蒸発器となる第2利用側熱交換
器30、四方切換弁2、アキュームレータ4の順に冷媒
を循環させる。この空気調和機のサイクル構成では、各
ヒートポンプサイクル14、15毎に第1及び第2電動
膨張弁5、6がそれぞれ接続されているので、第2実施
例の空気調和機と同様に、両ヒートポンプサイクル1
4、15において冷媒循環制御が可能となり、送風冷暖
房運転、輻射空調運転をそれぞれ単独あるいは同時に行
うことができる。また上記実施例の空気調和機と同様
に、夜間電力を利用して蓄熱材31に蓄熱することによ
り、昼間に輻射空調を低ランニングコストで行うことが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1の空気調和機で
は、輻射空調を行う第2利用側熱交換器に蓄熱材を設け
ているので、非空調時に圧縮機を運転して蓄熱材を予め
蓄熱しておくと、空調時においては、圧縮機を運転した
第1利用側熱交換器による対流空調と上記蓄熱材の放熱
又は放冷による輻射空調の両方を同時に行うことができ
る。したがって快適空調を行いながらも、従来よりもシ
ステム構成及び制御構成を簡素にすることが可能とな
る。
【0036】また請求項2の空気調和機では、上記同様
に輻射空調と対流空調を同時に行うことができる。さら
に圧縮機を運転して空調を行う場合、蓄熱材に予め蓄熱
しておくと、配管内を循環する第2媒体が加熱又は冷却
されるので、対流空調の立ち上がりが速くなる。またサ
イクル全体の充填冷媒量を少なくすることができる。
【0037】さらに請求項3及び請求項4の空気調和機
では、上記同様に、対流空調と上記蓄熱材の放熱又は放
冷による輻射空調の両方を同時に行うことができるし、
また請求項3の空気調和機においては、サイクル全体の
充填冷媒量を少なくすることができる。
【0038】請求項4及び請求項5の空気調和機では、
ランニングコスト及び装置コストを低減することが可能
である。なお請求項7は、この発明の好ましい実施態様
を例示するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気調和機の第1実施例を示すサイ
クル構成図である。
【図2】この発明の空気調和機の第2実施例を示すサイ
クル構成図である。
【図3】この発明の空気調和機の第3実施例を示すサイ
クル構成図である。
【図4】この発明の空気調和機の第4実施例を示すサイ
クル構成図である。
【図5】従来例を示すサイクル構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 熱源側熱交換器 5 第1電動膨張弁 6 第2電動膨張弁 11 ヒートポンプサイクル 12 第1ヒートポンプサイクル 13 第2ヒートポンプサイクル 14 第1ヒートポンプサイクル 15 第2ヒートポンプサイクル 20 第2利用側熱交換器 22 室内ファン 30 第2利用側熱交換器 31 蓄熱材 40 中間熱交換器 42 水循環サイクル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外に圧縮機(1)と熱源側熱交換器
    (3)とを有し、室内に室内ファン(22)を設けた第
    1利用側熱交換器(20)と、蓄熱材(31)を設けた
    第2利用側熱交換器(30)とを有する空気調和機にお
    いて、非空調時に圧縮機(1)を運転して第2利用側熱
    交換器(30)に設けた蓄熱材(31)に蓄熱し、空調
    時には圧縮機(1)を運転した第1利用側熱交換器(2
    0)による対流空調と蓄熱材(31)による輻射空調と
    を併用することを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(3)、
    膨張機構(5)を順次接続して冷媒を循環させるヒート
    ポンプサイクル(11)と、第1利用側熱交換器(2
    0)と第2利用側熱交換器(30)を接続して第2媒体
    を循環させるように配管した第2媒体循環サイクル(4
    2)とを有し、さらに冷媒と第2媒体を熱交換させるた
    めの中間熱交換器(40)を設けたことを特徴とする請
    求項1の空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(3)、
    膨張機構(5)、第1利用側熱交換器(20)を順次接
    続して冷媒を循環させるヒートポンプサイクル(12)
    と、第2利用側熱交換器(30)に第2媒体を循環させ
    るように配管した第2媒体循環サイクル(42)とを有
    し、冷媒と第2媒体とを熱交換させるための中間熱交換
    器(40)を上記第1利用側熱交換器(20)に並列接
    続したことを特徴とする請求項1の空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(3)、
    膨張機構(5)、第1利用側熱交換器(20)を順次接
    続して冷媒を循環させる第1ヒートポンプサイクル(1
    4)と、上記圧縮機(1)、上記熱源側熱交換器
    (3)、膨張機構(6)、第2利用側熱交換器(30)
    を順次接続して冷媒を循環させる第2ヒートポンプサイ
    クル(15)とを有することを特徴とする請求項1の空
    気調和機。
  5. 【請求項5】 上記蓄熱運転を深夜に行うことを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれかの空気調和機。
  6. 【請求項6】 上記第2媒体が水であることを特徴とす
    る請求項1〜請求項5のいずれかの空気調和機。
  7. 【請求項7】 上記蓄熱材(31)は、床蓄熱パネルと
    天井蓄熱パネルとの少なくともいずれか一方を構成して
    いることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかの
    空気調和機。
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