JPH0814620A - 同時給排気型レンジフード - Google Patents

同時給排気型レンジフード

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JPH0814620A
JPH0814620A JP6149570A JP14957094A JPH0814620A JP H0814620 A JPH0814620 A JP H0814620A JP 6149570 A JP6149570 A JP 6149570A JP 14957094 A JP14957094 A JP 14957094A JP H0814620 A JPH0814620 A JP H0814620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air supply
air
range hood
exhaust
hood
Prior art date
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Pending
Application number
JP6149570A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Ohira
昇 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP6149570A priority Critical patent/JPH0814620A/ja
Publication of JPH0814620A publication Critical patent/JPH0814620A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 捕集率の向上を計り、同時に温熱環境を損ね
ない同時給排気型レンジフードを得る。 【構成】 レンジフード本体1の下端周囲に給気吹出口
6、7を形成し、且つ吹出口6、7の吹出角を30°〜
60°の範囲で上向きに形成し、給気率を排気量の20
〜50%以内とし、吹き出し速度を2m/s以下に設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同時給排気型レンジフ
ードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】厨房において使用されているレンジフー
ドであって、室内に新鮮な外気をとり入れることによ
り、室内の負圧化の防止を計るように構成した、所謂同
時給排気型レンジフードが公知である。
【0003】又、この公知の同時給排気型レンジフード
において、フードの正面側と左右両側面側の下端に外部
空気を下方に向けて吹き出すパイプを取り付け、レンジ
フードを使用している際、このパイプから下方に向けて
とり入れた外気を吹き出すことにより、フードの下方に
エアーカーテンを形成して排気、湯気、煙等が室内側へ
拡散するのを防止するように工夫した構造のもの(特開
昭59−56030号公報)、或いはレンジフードの周
囲に給気通路を形成し、この給気通路から下向きに外気
を吹き出してエアーカーテンを形成し、これにより捕集
率を向上させるように工夫した構造のもの(特開平5−
180483号公報)が公知である。
【0004】又、特開平3−129231号公報には、
レンジフードの正面側に給気分岐板を取り付け、給気さ
れた空気をこの給気分岐板で水平方向と下向きの二つの
流れに分岐することにより、室内外の圧力差の問題、異
常騒音の問題を解消し、併せて捕集率の向上を計るよう
に工夫したものが公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記三つの公
知例においては、次のような欠点がある。
【0006】a.特開昭59−56030号公報に掲載
されたレンジフードの場合、エアーカーテンにより煙等
の拡散防止効果は認められるが、エアーカーテンを形成
する下降気流と、コンロ、鍋等から発生した煙や湯気の
上昇気流との間に干渉が起こり、上昇気流を乱して捕集
率を低下してしまうという欠点がある。更に、エアーカ
ーテンとして吹き出した外気は、室内に拡散若しくは室
内空気と接触するため、温熱環境を損ねる欠点がある。
又、この公報第3図には、吹出口を吸込口に向けて斜め
に開口した例が示されているが、このように吹出口を吸
込口に向けて斜めに形成した場合、やはり吹出口から出
た空気と上昇気流との間に干渉が起こるという欠点があ
る。
【0007】b.特開平5−180483号公報に掲載
されたレンジフードの場合、これもエアーカーテンを給
気(外気)で形成する構造であることから、吸気と上昇
気流の干渉が起こると共に温熱環境を損ねる欠点があ
る。
【0008】c.特開平3−129231号公報に形成
されたレンジフードの場合、上昇気流は、レンジフード
内の仕切板及び固定フード仕切板並びに可動フード仕切
板に衝突した後、後方(水平方向)に流れが変わり、そ
の後フード外に排出される構造であって、給気(外気)
の一部は、この上昇気流が後方に流れを変える部分にお
いて水平方向に吹き出し、他の一部は下方に吹き出す方
式であることから、この公知例の場合も、上昇気流を乱
し、更に上昇気流は90°方向転換するために流速が低
下して捕集率が低下するという欠点がある。
【0009】本発明の目的は、同時給排気型レンジフー
ドにおいて、上記a〜cに記述した欠点を解消すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明において提案する
同時給排気型レンジフードの構成は次のとおりである。
【0011】1.フード内に給気通路を形成すると共に
このフードの下端であってその内側に給気吹出口を形成
し、この給気吹出口の角度を水平を基準として30°〜
60°上向きに、給気率を排気量の20〜50%に、吹
出速度を2m/s以下に設定したことを特徴とする同時
給排気型レンジフード。
【0012】2.給気通路及び給気吹出口をレンジフー
ドの正面側に形成して成る前記1記載の同時給排気型レ
ンジフード。
【0013】3.給気通路及び給気吹出口をレンジフー
ドの左右両側面側に形成して成る前記1記載の同時給排
気型レンジフード。
【0014】4.給気通路及び給気吹出口をレンジフー
ドの正面及び左右両側面に形成して成る前記1記載の同
時給排気型レンジフード。
【0015】
【作用】外気は、吸気ファンにより吸引されてレンジフ
ードの給気通路内を下降し、レンジフード内に30°〜
60°の上向きの角度で吹き出す。この吹き出し量は、
排気量の20〜50%が最良であって、20%以下の場
合、室内に負圧化の傾向が生じ、50%以上であると捕
集率が低下する。又、前記吹き出し角度30°〜60°
において、30°以下の場合、上昇気流への干渉が激し
くなって捕集率が低下し、60°以上の場合は給気効果
が減退して同じように捕集率が低下する。又、吹き出し
速度は2m/s以下が良く、これ以上になると上昇気流
を乱し、捕集率が低下する。
【0016】以上の結果から、吹き出し角度(吹出口の
角度)は水平を基準にして上方に30°〜60°、給気
量は排気量の20〜50%、吹き出し速度は2m/s以
下が望ましい。
【0017】
【実施例】図1及び図2に本発明に係る同時給排気型レ
ンジフードの実施例を示す。
【0018】符号の1はレンジフード本体、2は内側フ
ード、3は外側フードであって、この内側と外側フード
2、3により、フードの正面側Aと左右両側面側Bには
給気通路4、5が形成されている。6は正面側Aの給気
吹出口、7は左右両側面側Bの給気吹出口であって、こ
の吹出口6、7の吹出角θは50°に設定されていると
共に吹出口6、7の面積は流速が2m/s以下になるよ
うに設定されている。
【0019】8は排気ファン、9は排気ダクト、10は
吸気ファン、11は給気ダクトであって、給気ファン1
0の吸気能力は排気ファン8の排気量の40%になるよ
うに設定されている。図中12はガステーブルである。
【0020】上記実施例の場合、上昇気流(点線)は排
気ファン8により捕集後、排気ダクト9を経由して屋外
に排出される。一方、給気は、吸気ファン10により吸
気ダクト11を経由して吸引され、給気通路4、5から
吸出口7、8を経由してフード内に50°上向きの角度
で吹き出す。この吹き出しにより、給排気バランスが保
たれると共にレンジフードの周囲において上昇気流を内
側に巻き込み、捕集率を高める。
【0021】なお、実施例の給気通路4、5及び吹出口
6、7は、フードの正面側と左右両側面側に形成されて
いるが、正面側Aだけ、又は左右両側面側Bだけの場合
でも、作用効果に大差はない。
【0022】図3は給気吹出口の角度を0°、30°、
60°、90°に設定したときの捕集率を表したもの
で、給気吹出口30°〜60°、給気率20〜50%の
範囲において、捕集率は90%以上を示す。
【0023】図4は吹出速度と捕集率の関係を表したも
ので、吹出速度が2m/sを超えると捕集率は70%以
下に低下する。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成と作用から成る
ように同時給排気型レンジフードを構成したことによ
り、次の効果を奏する。
【0025】a.給気はレンジフードの下縁から30°
〜60°の上向きの角度で吹き出し、又その量は排気量
の20〜50%で、吹き出し速度は2m/s以下なの
で、上昇気流を乱さず、給排気バランスを保ち(室内の
負圧化を防止し)、且つ捕集率を高めることができる。
【0026】b.給気をフード内に向けて吹き出し、か
つその量は排気量の20〜50%のため、温熱環境を損
ねない。
【0027】c.フードの給気通路を横壁側に位置させ
た場合、断熱効果により、横壁の過熱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した同時給排気型レンジフードの
説明図。
【図2】レンジフードを正面側から見た断面図。
【図3】吹出角度別給排気率に対する捕集率の関係を示
す説明図。
【図4】吹出速度と捕集率の関係を示す説明図。
【符号の説明】
1 レンジフード本体 2 内側フード 3 外側フード 4、5 給気通路 6、7 吹出口 8 排気ファン 9 排気ダクト 10 給気ファン 11 給気ダクト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード内に給気通路を形成すると共にこ
    のフードの下端であってその内側に給気吹出口を形成
    し、この給気吹出口の角度を水平を基準として30°〜
    60°上向きに、給気率を排気量の20〜50%に、吹
    出速度を2m/s以下に設定したことを特徴とする同時
    給排気型レンジフード。
  2. 【請求項2】 給気通路及び給気吹出口をレンジフード
    の正面側に形成して成る請求項1記載の同時給排気型レ
    ンジフード。
  3. 【請求項3】 給気通路及び給気吹出口をレンジフード
    の左右両側面側に形成して成る請求項1記載の同時給排
    気型レンジフード。
  4. 【請求項4】 給気通路及び給気吹出口をレンジフード
    の正面及び左右両側面に形成して成る請求項1記載の同
    時給排気型レンジフード。
JP6149570A 1994-06-30 1994-06-30 同時給排気型レンジフード Pending JPH0814620A (ja)

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JP6149570A JPH0814620A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 同時給排気型レンジフード

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002300967A (ja) * 2001-04-04 2002-10-15 Kamusa Shoji:Kk 煮釜のフード装置
JP2005098618A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Fuji Industrial Co Ltd Ihクッキングヒータ用のレンジフード
JP2021076276A (ja) * 2019-11-06 2021-05-20 協立エアテック株式会社 排気フード

Cited By (4)

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