JPH08142893A - 車両制御システム - Google Patents

車両制御システム

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Publication number
JPH08142893A
JPH08142893A JP28226594A JP28226594A JPH08142893A JP H08142893 A JPH08142893 A JP H08142893A JP 28226594 A JP28226594 A JP 28226594A JP 28226594 A JP28226594 A JP 28226594A JP H08142893 A JPH08142893 A JP H08142893A
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JP
Japan
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control
steering angle
vehicle
wheel steering
rear wheel
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Application number
JP28226594A
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English (en)
Inventor
Kozo Fujita
耕造 藤田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の車両制御装置によって総合的に車両の旋
回状態を制御する車両制御システムにおいて、いずれか
の車両制御装置が異常となれば異常でない車両制御装置
の制御特性を敏感にすることにより、全体として同じ制
御効果が実現されるようにする。 【構成】ともに車両の旋回状態を制御する後輪舵角制御
装置と制動力配分制御装置とを備えた車両制御システム
において、後輪舵角制御装置が正常であれば、制動力配
分制御装置が制御量を決定する際に用いる基本制御ゲイ
ンK0 を正常時用制御ゲインKNOR とし(S104,S105)、
異常であれば基本制御ゲインK0 を異常時用制御ゲイン
ABN であって正常時用制御ゲインKNOR より大きなも
のとする(S104,S106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の旋回状態を制御す
る車両制御システムに関するものであり、特に、複数の
車両制御装置によって総合的に車両の旋回状態を制御す
る形式の車両制御システムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の旋回状態を制御する車両制御装置
として既に、後輪舵角制御装置,駆動力配分制御装置,
制動力配分制御装置等が知られている。そして、この種
の車両制御装置は一般に、(a) 車両の旋回状態に関連す
る物理量を検出するセンサと、(b) 外部からの信号に基
づいて車両の旋回状態を制御する旋回状態制御機構と、
(c) センサからの入力信号に基づいて旋回状態制御機構
への出力信号を決定してその出力信号を旋回状態制御機
構に出力するコントローラとを含むように構成される。
【0003】それら車両制御装置は車両の旋回状態を制
御可能な点で互いに共通するため、1つの車両には1つ
の車両制御装置が搭載されるのが普通である。しかし、
車両の旋回状態のうちある車両制御装置が効果的に作用
する領域が他の車両制御装置とは異なるなどの理由か
ら、1つの車両にあえて複数の車両制御装置を搭載する
ことが既に提案されており、それの一従来例が特開平6
−32242号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】1つの車両に複数の車
両制御装置を搭載する場合には普通、各車両制御装置の
制御特性が、他の車両制御装置が作動状態にあることを
前提にして設計される。しかし、常に他の車両制御装置
が作動状態にあるとは限らない。例えば、他の車両制御
装置が故障してしまい、作動状態に移行することが不可
能である場合や、故障してはいないが運転者の希望によ
って作動状態に移行することが積極的に禁止される場合
などがあるからである。そのため、常に他の車両制御装
置が作動状態にあるとの前提の下に各車両制御装置の制
御特性を設計した場合には、他の車両制御装置が非作動
状態にある場合に所望の車両旋回状態制御が実現されな
いこととなる。
【0005】一方、本出願人は複数の車両制御装置によ
って車両の旋回状態を総合的に制御する車両制御システ
ムについて研究をした結果、次のような事実が判明し
た。すなわち、ある車両制御装置が非作動状態になるこ
とによって不足する車両旋回状態の制御量を作動状態に
ある車両制御装置によって十分に迅速かつ確実に補うた
めには、各車両制御装置のコントローラが入力信号から
出力信号を決定する際に用いる制御規則(例えば、制御
ゲイン等)を、他の車両制御装置が非作動状態にある場
合において作動状態にある場合におけるより敏感なもの
(例えば、制御ゲインが大きいもの)に変更することが
望ましいという事実が判明したのである。
【0006】そこで、本発明は、そのような判明事実に
基づき、他の車両制御装置が作動状態にあるか非作動状
態にあるかによって各車両制御装置が用いる制御規則を
変更することにより、車両制御システム全体として常に
ほぼ同じ制御性能を確保することを課題としてなされた
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
に、本発明は、各々、前述の、(a) センサと、(b) 旋回
状態制御機構と、(c) コントローラとを含む複数の車両
制御装置を有する車両制御システムにおいて、複数の車
両制御装置の少なくとも一つが非作動状態になった場合
には、複数の車両制御装置のうち作動状態にあるものの
少なくとも一つにおけるコントローラが入力信号から出
力信号を決定する際に用いる制御規則を変更する制御規
則変更手段を設けたことを特徴とする。
【0008】ここに「センサ」には例えば、車速セン
サ,ヨーレートセンサ,横加速度センサ等、車体の挙動
を検出するセンサに限らず、操舵角センサ等、運転者の
意思を検出するセンサや、車輪速度センサ等、車輪の挙
動を検出するセンサも含まれる。なお、「センサ」は、
複数の車両制御装置間において共用されるものとするこ
とが可能である。
【0009】また「コントローラ」が実行する制御には
例えば、前輪アクティブ舵角制御,後輪舵角制御,駆動
力配分制御,制動力配分制御,ロール剛性配分制御等が
含まれる。なお、制動力配分制御には例えば、ブレーキ
圧の左右差を制御する形式や、各輪目標スリップ率の左
右差を制御する形式等がある。また、ロール剛性配分制
御には例えば、サスペンション装置のばね定数の前後差
を制御する形式や、減衰力の前後差を制御する形式や、
スタビライザー剛性の前後差を制御する形式等がある。
【0010】
【作用】本発明に係る車両制御システムにおいては、複
数の車両制御装置の少なくとも一つが非作動状態になっ
た場合には、制御規則変更手段が、それら車両制御装置
のうち作動状態にあるものの少なくとも一つにおけるコ
ントローラが入力信号から出力信号を決定する際に用い
る制御規則を変更する。
【0011】したがって、制御規則変更手段を例えば、
作動状態にある車両制御装置が用いる制御規則を、他の
車両制御装置が非作動状態にある場合において作動状態
にある場合におけるより制御量が増加し、制御特性が敏
感なものとなるように変更するものとすることができ、
このようにすれば、ある車両制御装置が非作動状態とな
ってもそれが作動状態にある場合に十分に近い制御効果
が得られることになる。
【0012】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、作動状態
にある車両制御装置が非作動状態にある車両制御装置を
補完することが可能となるから、車両制御システム全体
として常にほぼ同じ制御性能を確保することが可能とな
る。
【0013】
【発明の望ましい実施態様】以下、本発明の望ましい実
施態様をいくつか列挙する。 (1) 請求項1の発明であって、各々車両制御装置である
後輪舵角制御装置と制動力配分制御装置とを備え、か
つ、後輪舵角制御装置が、前記センサとして車速センサ
と前輪舵角センサ(ステアリングホイールの操舵角を検
出するセンサでも可)とヨーレートセンサとの少なくと
も1つを有し、前記旋回状態制御機構として後輪操舵機
構を有し、前記コントローラが、前記センサからの出力
信号に基づいて目標後輪舵角を決定し、それに応じて出
力信号を決定するものであり、かつ、制動力配分制御装
置が、前記センサとして車速センサ,前輪舵角センサ
(ステアリングホイールの操舵角を検出するセンサでも
可)およびヨーレートセンサを有し、前記旋回状態制御
機構として左右輪の各ブレーキ圧を制御する電磁液圧制
御弁を有し、前記コントローラが、各センサからの入力
信号に基づいて目標ヨーレートを決定し、ヨーレートセ
ンサが検出した実ヨーレートとの偏差と制御ゲインとの
積を求めることによって出力信号を決定するものであ
り、かつ、前記制御規則変更手段が、前記後輪舵角制御
装置の作動状態が異常である場合には、制動力配分制御
装置のコントローラが用いる制御ゲインの値を大きくす
るものである車両制御システム。
【0014】なお、後輪舵角制御装置は種々の制御方式
を採用可能である。例えば、検出された前輪舵角にのみ
基づいて後輪舵角を制御する方式としたり、検出された
車速と前輪舵角とに基づいて後輪舵角を制御する方式と
したり、検出された車速とヨーレートと基づいて後輪舵
角を制御する方式としたり、検出された車速とヨーレー
トと前輪舵角とに基づいて後輪舵角を制御する方式とす
ることが可能である。
【0015】(2) (1) の発明であって、前記制動力配分
制御装置におけるコントローラが、さらに、前記センサ
からの信号に基づき、前記車両旋回状態におけるタイヤ
の、車両横方向における接地状態である横方向接地状態
が旋回限界を超えないグリップ域にあるのか、旋回限界
を超えた横すべり域にあるのかを判定する横方向接地状
態判定手段を含み、かつ、前記制御規則変更手段が、前
記横方向接地状態判定手段がタイヤの横方向接地状態が
グリップ域にあると判定した場合には、前記制御ゲイン
の今回値を予め設定された基本値より増加させ、横すべ
り域にあると判定した場合には、制御ゲインの今回値を
前回値より減少させる制御ゲイン変更手段である車両制
御システム。
【0016】(3) (2) の発明であって、前記制動力配分
制御装置におけるコントローラが、さらに、前記後輪舵
角制御装置の作動状態が正常である場合には正常時用判
定規則、異常である場合には異常時用判定規則であって
正常時用判定規則より容易にタイヤの横方向接地状態が
横すべり域にあると判定されるものを用いて前記横方向
接地状態判定手段にタイヤの横方向接地状態を判定させ
る判定規則変更手段を含むものである車両制御システ
ム。
【0017】(4) (2) または(3) の発明であって、前記
横方向接地状態判定手段が、車体の重心点回りの横すべ
り角とそれの時間微分値との少なくとも一方に基づいて
タイヤの横方向接地状態を判定するものである車両制御
システム。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体
的に説明する。図示の実施例は車両制御装置として後輪
舵角制御装置と制動力配分制御装置との2つを備えた車
両制御システムである。この車両制御システムは図1に
示すように、4輪車両に搭載されている。この車両にお
いては、運転者によって回転操作されるステアリングホ
イール10がパワーアシスト機能付の前輪操舵機構12
を介して左右前輪14に連携させられており、ステアリ
ングホイール10の操舵角θに応じて左右前輪14の舵
角δf が機械的に変化させられる。左右後輪22には電
気的駆動源としてステップモータ24を備えた後輪操舵
機構26が連携させられており、左右後輪22の舵角δ
r が電気的に変化させられる。すなわち、本実施例にお
いては、後輪操舵機構26が後輪舵角制御装置における
旋回状態制御機構の一例なのである。
【0019】ステップモータ24は図2に示すように、
後輪舵角コントローラ30の出力側に接続されている。
後輪舵角コントローラ30は、CPU32,ROM34
およびRAM36を含むコンピュータを主体として構成
されており、さらに、図示しないA/Dコンバータ,ド
ライバ等を備えている。
【0020】後輪舵角コントローラ30の入力側には、
車速センサ40,前輪舵角センサ42,後輪舵角センサ
44,ヨーレートセンサ46および横加速度センサ48
が接続されている。車速センサ40は車両の走行速度で
ある車速Vを検出するものである。前輪舵角センサ42
は前輪舵角δf を検出するものである。後輪舵角センサ
44は後輪舵角δr を検出するものである。ヨーレート
センサ46は車両のヨーレートγを検出するものであ
る。横加速度センサ48は車両重心点における横加速度
Gyを検出するものである。なお、前輪舵角センサ42
は、運転者によるステアリングホイール10の操作角θ
を検出する操舵角センサに代えることが可能である。
【0021】後輪舵角コントローラ30は、ROM34
に予め記憶された後輪舵角制御ルーチン(図3にフロー
チャートで表す)を実行することによって後輪舵角制御
を実行する。この後輪舵角制御は、 δr =K1 ・δf +K2 ・γ なる式を用いて目標後輪舵角δr * を決定し、それが実
現されるようにステップモータ24を制御する前輪舵角
比例式かつヨーレートフィードバック式である。
【0022】この式において、K1 は、車速Vが大きい
ほど絶対値が大きくなる常に負の制御ゲインである。一
方、K2 は、車速Vが大きいほど絶対値が大きくなる常
に正の制御ゲインである。ただし、それら制御ゲインK
1 ,K2 は、車速Vが同じであっても、車両旋回状態に
おける車輪14,22のいずれかのタイヤの横方向接地
状態(以下、単に接地状態という)がグリップ域にある
か、横すべり域にあるか、それらの中間域にあるかによ
って異なる値とされる。
【0023】具体的には、各制御ゲインK1 ,K2 の基
本値である基本制御ゲインK10,K 20と車速Vとの関係
が予めROM34に記憶されており、タイヤの接地状態
がグリップ域にある場合には、それら基本制御ゲインK
10,K20に1より大きな値を掛け算して得た値を今回の
制御ゲインK1 (i) ,K2 (i) として用いて目標後輪舵
角δr * の今回値を決定する。そして、タイヤの接地状
態が中間域にある場合には、前回の制御ゲインK1 (i
-1) ,K2 (i-1) をそのまま今回の制御ゲイン
1 (i) ,K2 (i) として用いて目標後輪舵角δr *
今回値を決定し、実後輪舵角δr の変化を抑制する。こ
れにより、車両の挙動の変化を抑制し、タイヤの接地状
態が横すべり域に移行しないようにする。また、タイヤ
の接地状態が横すべり域にある場合には、前回の制御ゲ
インK1 (i-1) ,K2 (i-1) から予め設定された減少分
ΔKだけ減算して得た値を今回の制御ゲインK1 (i)
2 (i) として用いて目標後輪舵角δr * の今回値を決
定し、後輪22の操舵位置を中立位置に接近させる。こ
れにより、タイヤの接地状態が横すべり域から脱出して
グリップ域に回復するようにする。
【0024】ここで、後輪舵角制御の内容を図3に示す
後輪舵角制御ルーチンに基づいて具体的に説明する。ま
ず、ステップS1(以下、単にS1で表す。他のステッ
プについても同じ)において、RAM36から接地状態
を表すフラグFの内容が読み込まれる。なお、フラグF
の内容は後述の接地状態判定ルーチンの実行によって制
御されるものである。さらに、その読み込まれたフラグ
Fが1であるか否か、すなわち、接地状態が中間域にあ
るか否かが判定される。
【0025】今回はフラグFの値が1ではないと仮定す
れば、判定がNOとなり、S2において、フラグFが0
であるか否か、すなわち、接地状態がグリップ状態にあ
るか否かが判定される。今回は0であると仮定すれば、
判定がYESとなり、S3において、車速センサ40か
ら車速Vが読み込まれ、その車速Vに応じ、ROM34
から後輪舵角制御用の基本制御ゲインK10,K20が読み
込まれ、これに1より大きな値、例えば、1.5が掛け
算されて今回の制御ゲインK1 (i) ,K2 (i)が演算さ
れる。なお、図においては、K1 ,K2 をKで総括的に
表す。今回は接地状態がグリップ域にあるため、今回の
制御ゲインK1 (i) ,K2 (i) が基本値K10,K20より
増加させられ、実後輪舵角δr が入力信号の変化に対し
て敏感に応答するようにされるのである。ただし、今回
の各制御ゲインK1 (i) ,K2 (i ) は一度に増加させら
れるわけではなく、実後輪舵角δr の急変による車体挙
動の急変を防止するため、設定された勾配で緩やかに増
加させられ、各基本値K10,K20と1.5との積が上限
値とされる。
【0026】その後、S4において、各センサからヨー
レートγと前輪舵角δf とが読み込まれ、それらと上記
演算された制御ゲインK1 (i) ,K2 (i) とに基づき、
前記の式を用いることにより、目標後輪舵角δr * の今
回値が演算される。続いて、S5において、その目標後
輪舵角δr * を実現するための出力信号がステップモー
タ24に出力される。さらに、その出力信号に基づくス
テップモータ24の実際の作動状態が後輪舵角センサ4
4により検出され、ステップモータ24の制御量の目標
値と実際値とが互いに一致するようにされる。以上で本
ルーチンの一回の実行が終了する。
【0027】これに対し、今回はフラグFが1、すなわ
ち、接地状態が中間域にあると仮定すれば、S1の判定
がYESとなり、S6において、今回の各制御ゲインK
1 (i ) ,K2 (i) が前回の各制御ゲインK1 (i-1) ,K
2 (i-1) と等しくされ、その結果、各制御ゲインK1
2 が保持される。その後、S4以下のステップに移行
する。
【0028】また、今回はフラグFが2、すなわち、接
地状態が横すべり域にあると仮定すれば、S1の判定は
NO、S2の判定もNOとなり、S7において、フラグ
Fが2であるか否かが判定される。今回はフラグFが2
であるから、判定がYESとなり、S8において、前回
の各制御ゲインK1 (i-1) ,K2 (i-1) から予め設定さ
れた減少分ΔKが減算されて今回の各制御ゲインK
1 (i) ,K2 (i) が演算される。各制御ゲインK1 ,K
2 が減少させられ、実後輪舵角δr が入力信号の変化に
対して鈍感に応答するようにされるのである。ただし、
制御ゲイン増加の場合と同様に、今回の各制御ゲインK
1 (i) ,K2 (i) は一度に減少させられるわけではな
く、実後輪舵角δr の急変による車体挙動の急変を防止
するため、設定された勾配で緩やかに増加させられ、こ
のS8が複数回連続して実行される際における初回の実
行前における各制御ゲインK1 (i-1) ,K2 (i-1) から
減少分ΔKが減算された値が下限値とされる。
【0029】なお、読み込まれたフラグFが0,1およ
び2のいずれでもない場合には、後述の自己診断装置自
体に何らかの異常があると判定され、S1の判定もN
O、S2の判定もNO、S7の判定もNOとなり、S6
において、制御ゲインKが保持される。
【0030】後輪舵角コントローラ30は、後輪舵角制
御装置に異常が発生したか否かを診断する自己診断装置
を備えている。自己診断装置は例えば、センサ40等の
故障(例えば、断線,ショート等)の有無や、ステップ
モータ24の故障の有無等を判断し、それらの故障があ
る場合には後輪舵角制御装置に異常が発生したと診断す
る。後輪舵角コントローラ30は、後輪舵角制御装置に
異常が発生したと診断している間は、後輪舵角制御を中
止し、タイヤを中立位置に固定する。後輪舵角コントロ
ーラ30はまた、自己診断結果を後述のブレーキコント
ローラのコンピュータのRAMに送信する。
【0031】この車両はまたは、電気制御−マニュアル
二系統式ブレーキ装置を備えている。図4に示すよう
に、各輪14,22のブレーキシリンダ60に切換装置
としての二位置弁62を介してマスタシリンダ64と電
気制御液圧源66とが接続されている。電気制御液圧源
66は、各輪14,22ごとに電磁液圧制御弁としての
リニア液圧制御弁68と高圧源としてのポンプ70およ
びアキュムレータ72と低圧源としてのリザーバ74と
が設けられることによって構成されている。
【0032】なお、二位置弁62は電磁式の切換装置で
あるが、例えば、マスタシリンダ64の液圧を利用して
機械的に切り換える機械式とすることは可能である。ま
た、リニア液圧制御弁68は、励磁電流に対して液圧を
リニアに変化させる形式の電磁液圧制御弁であるが、1
個または複数個の二位置弁としたり、三位置弁とするこ
とは可能である。
【0033】二位置弁62とリニア液圧制御弁68とは
図5に示すように、ブレーキコントローラ80の出力側
に接続されている。このブレーキコントローラ80は、
CPU82,ROM84およびRAM86を含むコンピ
ュータを主体として構成されており、さらに、図示しな
いA/Dコンバータ,ドライバ等を備えている。
【0034】ブレーキコントローラ80の入力側には、
前記車速センサ40およびヨーレートセンサ46と、操
舵角センサ88と、踏力センサ92とが接続されてい
る。操舵角センサ88は、ステアリングホイール10の
操舵角θを検出するものである。踏力センサ92は、運
転者の操作に基づくブレーキペダル90の踏力を検出す
るものである。なお、車速センサ40とヨーレートセン
サ46とはいずれも、後輪舵角制御装置との間で共用さ
れるセンサである。
【0035】ブレーキコントローラ80はROM84に
予め記憶された通常ブレーキ制御ルーチンを実行するこ
とによって通常ブレーキ制御を実行する。具体的には、
各輪14,22のブレーキシリンダ60の液圧(以下、
単にブレーキ圧という)をブレーキペダル90の踏力に
応じた高さに電気的に制御する。
【0036】ブレーキコントローラ80はさらに、RO
M84に予め記憶された制動力配分制御ルーチン(図6
にフローチャートで表す)を実行することによって制動
力配分制御を実行する。具体的には、車速V,操舵角θ
および横加速度Gyに基づいて車両の目標ヨーレートγ
* を演算し、実ヨーレートγをその目標ヨーレートγ *
に一致させるのに適当なブレーキ圧の左右差である目標
左右差ΔB* を演算し、それが実現されるように各リニ
ア液圧制御弁68を制御する。目標左右差ΔB * は、実
ヨーレートγの目標ヨーレートγ* からの偏差をΔγと
して表せば、 ΔB* =K・Δγ として求められる。なお、左右差ΔBは左右前輪14の
制動力についてのみ発生させることも、左右後輪22の
制動力についてのみ発生させることも、左右前輪14と
左右後輪22との双方の制動力について発生させること
もできる。
【0037】この式において、Kは制御ゲインである
が、固定値ではなく、タイヤの接地状態がグリップ域に
あるか、横すべり域にあるか、それらの中間域にあるか
によって異なる値とされる。制御ゲインKをタイヤの接
地状態に応じて変化させる手法は先の後輪舵角制御装置
におけると同様である。
【0038】具体的には、制御ゲインKの基本値である
基本制御ゲインK0 が予めROM84に記憶されてお
り、タイヤの接地状態がグリップ域にある場合には、そ
の基本制御ゲインK0 に1より大きな値を掛け算して得
た値を今回の制御ゲインK(i)として目標左右差ΔB*
の今回値を決定する。そして、タイヤの接地状態が中間
域にある場合には、前回の制御ゲインK(i-1 ) をそのま
ま今回の制御ゲインK(i) として目標左右差ΔB* の今
回値を決定し、実左右差ΔBの変化を抑制する。これに
より、車両の挙動の変化を抑制し、タイヤの接地状態が
横すべり域に進行しないようにする。また、タイヤの接
地状態が横すべり域にある場合には、前回の制御ゲイン
(i -1) から予め設定された減少分ΔKだけ減算して得
た値を今回の制御ゲインK(i ) として目標左右差ΔB*
の今回値を決定し、左右輪間の制動力差を0に接近させ
る。これにより、タイヤの接地状態が横すべり域から脱
出してグリップ域に回復するようにする。
【0039】ただし、先の後輪舵角制御においては、各
制御ゲインK1 ,K2 の基本値は1つずつ用意されてい
るが、この制動力配分制御においては、制御ゲインKの
基本値が2つ用意されている。後輪舵角制御装置に正常
である場合に選択される正常時用制御ゲインKNOR と、
異常である場合に使用される異常時用制御ゲインKAB N
とであって正常時用制御ゲインKNOR より大きいものと
が用意されているのである。これにより、制動力配分制
御は、後輪舵角制御装置に異常が発生して後輪舵角制御
が中止されたことによる制御効果の不足分を迅速かつ確
実に補うようにされる。なお、それら正常時用制御ゲイ
ンKNOR と異常時用制御ゲインKABN とは予めROM8
4に記憶されている。
【0040】すなわち、本実施例においては、センサと
しての車速センサ40,操舵角センサ88およびヨーレ
ートセンサ46と、旋回状態制御機構としてのリニア液
圧制御弁68と、コントローラとしての、ブレーキコン
トローラ80のうち制動力配分制御を実行する部分とに
よって制動力配分制御装置が構成されているのである。
【0041】なお、ブレーキコントローラ80も後輪舵
角コントローラ30と同様に、制動力配分制御装置に異
常が発生したか否かを診断する自己診断装置を備えてお
り、異常が発生したと診断している間は、制動力配分制
御を中止する。ただし、以下の説明においては、制動力
配分制御装置は、説明の便宜上、常に正常であると仮定
する。
【0042】ここで、制動力配分制御の内容を図6に示
す制動力配分制御ルーチンに基づいて具体的に説明す
る。まず、S101において、各センサから車速V,操
舵角θおよび実ヨーレートγがそれぞれ入力される。次
に、S102において、それら車速Vおよび操舵角θに
基づいて目標ヨーレートγ* が演算される。車両がそれ
ら車速Vおよび操舵角θの下に定常円旋回を行う際に車
両が発生すると予想されるヨーレートが目標ヨーレート
γ* として演算されるのである。続いて、S103にお
いて、そのようにして演算された目標ヨーレートγ*
ら実ヨーレートγを減算することによってヨーレート偏
差Δγが演算される。
【0043】その後、S104において、RAM86か
らの情報に基づき、後輪舵角制御装置が異常であるか否
かが判定される。今回は異常ではないと仮定すれば、判
定がNOとなり、S105において、ROM84から正
常時用制御ゲインKNOR が読み込まれ、それが今回の基
本制御ゲインK0 とされる。これに対し、後輪舵角制御
装置が異常である場合には、判定がYESとなり、S1
06において、ROM84から異常時用制御ゲインK
ABN が読み込まれ、それが今回の基本制御ゲインK0
される。
【0044】いずれの場合にもその後、S107以下の
ステップに移行するが、それらステップは先に説明した
図5におけるに準じたものであるため、簡単に説明す
る。まず、S107において、RAM86からフラグF
の内容が読み込まれ、それが1であるか否かが判定され
る。今回は1ではないと仮定すれば判定がNOとなり、
S108において、フラグFが0であるか否かが判定さ
れる。今回は0、すなわち、接地状態がグリップ域にあ
ると仮定すれば、判定がYESとなり、S109におい
て、今回の基本制御ゲインK0 に1より大きな値、例え
ば、1.5が掛け算されて今回の制御ゲインK(i) が演
算され、制御ゲインKが増加させられる。この増加も緩
やかに行われる。
【0045】その後、S110において、そのようにし
て演算された制御ゲインK(i) とヨーレート偏差Δγと
の積として目標左右差ΔB* が演算され、続いて、S1
11において、その目標左右差ΔB* を実現するための
出力信号がリニア液圧制御弁68に出力される。各輪に
発生する制動力が左右で互いに異ならせられ、これによ
り車両の重心点回りにヨーモーメントが発生し、実ヨー
レートγが目標ヨーレートγ* に一致させられる。以上
で本ルーチンの一回の実行が終了する。
【0046】これに対し、今回はフラグFが1、すなわ
ち、接地状態が中間域にあると仮定すれば、S107の
判定がYESとなり、S6において、今回の制御ゲイン
(i ) が前回の制御ゲインK(i-1) と等しくされ、その
結果、制御ゲインKが保持される。その後、S110以
下のステップに移行する。
【0047】また、今回はフラグFが2、すなわち、接
地状態が横すべり域にあると仮定すれば、S107の判
定はNO、S108の判定もNOとなり、S113にお
いて、フラグFが2であるか否かが判定される。今回は
フラグFが2であるから、判定がYESとなり、S11
4において、前回の制御ゲインK(i-1) から予め設定さ
れた減少分ΔKが減算されて今回の制御ゲインK(i)
演算され、制御ゲインKが減少させられる。この減少も
緩やかに行われる。その後、S110以下のステップに
移行する。
【0048】なお、ブレーキコントローラ80は、電気
制御液圧源66を選択している正常状態においては、電
磁開閉弁94を開状態としてマスタシリンダ64からの
ブレーキ液の排出を許容し、その排出されたブレーキ液
をストロークシミュレータ96に圧力下に蓄えさせるこ
とにより、ブレーキペダル90の剛性感を適度に柔らか
いものとする。
【0049】また、ブレーキコントローラ80は、電気
制御液圧源66が故障した異常状態においては、二位置
弁62によりマスタシリンダ64を選択して各ブレーキ
シリンダ60の圧力がブレーキペダル90の踏力に応じ
て機械的に制御されるマニュアル状態とする。
【0050】以上説明した後輪舵角制御装置および制動
力配分制御装置のいずれにおいても、接地状態の判定
は、車体の重心点回りの横すべり角βとそれの時間微分
値である横すべり角速度β’との双方に基づいて行われ
る。具体的には、図7にグラフで示すように、横軸に横
すべり角β、縦軸に横すべり角速度β’がそれぞれ取ら
れた座標面の第1象限が3つの領域A,BおよびCに仕
切られており、実際の横すべり角βと横すべり角速度
β’との交点がそれら領域A,BおよびCのいずれに属
するかが判定され、領域Aに属するときにはグリップ
域、領域Bに属するときには中間域、領域Cに属すると
きには横すべり域にあると判定される。
【0051】領域Aは、横すべり角βがa1 である点と
横すべり角速度β’がb1 である点とを結ぶ直線である
第1直線より下方の領域である。領域Bは、その第1直
線と横すべり角βがa2 である点と横すべり角速度β’
がb2 である点とを結ぶ直線である第2直線とで挟まれ
る領域である。領域Cは、その第2直線より上方の領域
である。
【0052】ただし、制動力配分制御装置については、
後輪舵角制御装置に異常が発生した場合には、上記の場
合と異なる判定値に基づいて接地状態が判定される。す
なわち、図8にグラフで示すように、領域Aは、横すべ
り角βがa1 である点と横すべり角速度β’がb1
(<b1 )である点とを結ぶ直線である第3直線より下
方の領域である。領域Bは、その第3直線と横すべり角
βがa2 である点と横すべり角速度β’がb2 ’(<b
2 )である点とを結ぶ直線である第4直線とで挟まれる
領域である。領域Cは、その第4直線より上方の領域で
ある。したがって、制動力配分制御装置においては、後
輪舵角制御装置が異常である場合において正常である場
合におけるより容易にタイヤの接地状態が横すべり域に
あると判定されることとなり、これにより、後輪舵角制
御装置の異常にもかからわず車両が真に旋回限界に陥る
ことが未然に防止されるか、または、真に旋回限界に陥
った場合でもそこから迅速に回復することが可能とな
る。
【0053】すなわち、制動力配分制御装置について
は、タイヤの接地状態を判定するための規則が後輪舵角
制御装置が正常であるか異常であるかによって異なるよ
うに、正常時用判定規則と異常時用判定規則との2つが
用意されているのであり、正常時用判定規則とは、
1 ,b1 ,a2 およびb2 を用いてタイヤの接地状態
を判定する規則であり、一方、異常時用判定規則とは、
1 ,b1 ’,a2 およびb 2 ’を用いてタイヤの接地
状態を判定する規則であって正常時用判定規則より容易
にタイヤの接地状態が横すべり域にあると判定される規
則である。
【0054】車体の横すべり角βおよび横すべり角速度
β’はいずれも、専用のセンサによって直接に検出する
ことは可能であるが、本実施例においては、 Gy/V−γ なる式を用いて車体の横すべり角速度β’が取得され、
それを時間に関して積分することによって横すべり角β
が取得される。
【0055】接地状態を判定するためにコンピュータに
より実行されるルーチンが図9にフローチャートで表す
接地状態判定ルーチンである。本実施例においては、そ
の接地状態判定ルーチンが後輪舵角コントローラ30の
ROM34に予め記憶されており、それがCPU32に
より実行されることによって接地状態の判定が行われ、
その結果がブレーキコントローラ80のRAM86に送
信されるようにされている。
【0056】ここで、接地状態判定ルーチンの内容を図
9に基づいて具体的に説明する。まず、S201におい
て、各センサから車速V,ヨーレートγおよび横加速度
Gyが入力される。次に、S202において、それら入
力値に基づき、上記のようにして車体の横すべり角速度
β’と横すべり角βとがそれぞれ演算される。その後、
S203において、RAM86からの情報に基づき、後
輪舵角制御装置が異常であるか否かが判定される。今回
は異常ではないと仮定すれば、判定がNOとなり、S2
04において、接地状態の判定規則として正常時用判定
規則が選択される。これに対し、今回は異常であると仮
定すれば、判定がYESとなり、S205において、接
地状態の判定規則として異常時用判定規則が選択され
る。
【0057】いずれの場合にもその後、S206〜S2
11において、選択された判定規則に従い、タイヤの接
地状態が判定される。接地状態がグリップ域にある場合
には、S206の判定がYESとなり、S207におい
て、フラグFが0とされる。接地状態が中間域にある場
合には、S206の判定がNO、S208の判定がYE
Sとなり、S209において、フラグFが1とされる。
接地状態が横すべり域にある場合には、S206の判定
がNO、S208の判定もNO、S210の判定がYE
Sとなり、S211において、フラグFが2とされる。
以上で本ルーチンの一回の実行が終了する。
【0058】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、ブレーキコントローラ80のうち図6のS
104〜S106を実行する部分が制御規則変更手段を
構成しているのである。
【0059】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、この他にも特許請求の範囲を逸脱す
ることなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良
を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両制御システムが搭
載される4輪車両における4輪操舵機構を示す平面図で
ある。
【図2】その車両制御システムのうち後輪舵角制御装置
の電気的な構成を示すブロック図である。
【図3】図2のROMに記憶されている後輪舵角制御ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図4】上記4輪車両に搭載されている電気制御−マニ
ュアル二系統ブレーキシステムを示す系統図である。
【図5】そのブレーキシステムを制御するためのブレー
キ制御装置の電気的な構成を示すブロック図である。
【図6】そのブレーキ制御装置のうち制動力配分制御を
実行するための制動力配分制御ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図7】上記車両制御システムがタイヤの横方向接地状
態を判定するために用いる判定規則を説明するためのグ
ラフである。
【図8】その車両制御システムがタイヤの横方向接地状
態を判定するために用いる別の判定規則を説明するため
のグラフである。
【図9】その車両制御システムがタイヤの横方向接地状
態を判定するために用いる接地状態判定ルーチンを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
14 左右前輪 22 左右後輪 24 ステップモータ 26 後輪操舵機構 60 ブレーキシリンダ 68 リニア液圧制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B62D 101:00 111:00 113:00 137:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々、車両の旋回状態に関連する物理量を
    検出するセンサと、外部からの信号に基づいて前記車両
    の旋回状態を制御する旋回状態制御機構と、前記センサ
    からの入力信号に基づいて前記旋回状態制御機構への出
    力信号を決定してその出力信号を旋回状態制御機構に出
    力するコントローラとを含む複数の車両制御装置を備え
    た車両制御システムにおいて、 前記複数の車両制御装置の少なくとも一つが非作動状態
    になった場合には、それら車両制御装置のうち作動状態
    にあるものの少なくとも一つにおける前記コントローラ
    が入力信号から出力信号を決定する際に用いる制御規則
    を変更する制御規則変更手段を設けたことを特徴とする
    車両制御システム。
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