JPH08142390A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08142390A
JPH08142390A JP30965894A JP30965894A JPH08142390A JP H08142390 A JPH08142390 A JP H08142390A JP 30965894 A JP30965894 A JP 30965894A JP 30965894 A JP30965894 A JP 30965894A JP H08142390 A JPH08142390 A JP H08142390A
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toner
electrode
roller
forming apparatus
image forming
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Tomoaki Hattori
智章 服部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極アレイにより発生する静電力を極力大き
くする。 【構成】 トナー搬送ローラ22は、スポンジ製のロー
ラ本体部22aの外周部に、ニッケル製の円筒スリーブ
22bを外装し、更にその円筒スリーブ22bの外周面
に半導電性被膜22cを設け、トナー搬送ローラ22の
上方には、トナー搬送ローラ22の半導電性被膜22c
に接するように多数の開口部11を有するアパチャ電極
体10が配置される。トナー搬送ローラ22に対向する
アパチャ電極体10の下面には、制御電極12が形成さ
れているので、制御電極12とトナー搬送ローラ22の
距離が近くなり、強力な静電力が発生し、トナーTの飛
翔が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アパチャ電極体の電極
アレイに供給する駆動電圧を制御して、開口部を通過し
たトナー画像を画像記録媒体に形成するようにした画像
形成装置に関し、特に開口部を通過するトナー量を増大
させて、画像濃度を改善するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、特開平6─799
07号公報に記載のように、厚さ約25μmの絶縁性シ
ートに、画像記録媒体の幅方向に多数の微小な開口部
(アパチャ)を列状に設けるとともに、これら多数の開
口部に夫々設けた制御電極からなる電極アレイを有する
アパチャ電極体を設け、このアパチャ電極体の多数の開
口部にトナーを供給するトナー搬送ローラを有するとと
もに、このトナー搬送ローラにトナーを擦り付けること
で、トナー搬送ローラに付着させたトナーにマイナス電
極の静電気を帯電させ、更にトナー搬送ローラに押圧接
触するトナー規制ブレードで、トナー搬送ローラによる
トナーの搬送量を規制するトナー供給機構を設け、更に
電極アレイに対して画像記録媒体の搬送隙間を隔てて近
接状に対向して設けられたプラスの電界を発生する背面
電極に沿わせて画像記録媒体を搬送し、電極アレイに供
給する駆動電圧を個別に制御することで、トナー搬送ロ
ーラで搬送されるトナーが開口部を通過して、背面電極
の静電力により、その背面電極に向けて飛びだして画像
記録媒体に付着され、その後定着することで、トナー画
像を形成するようにした画像形成装置を提案した。
【0003】即ち、この画像形成装置においては、アパ
チャ電極体の電極アレイは、絶縁性シートの上面、つま
り背面電極に対向する側の面に形成し、擦り付けにより
トナー搬送ローラにトナーが付着され、このトナー搬送
ローラに付着したトナーは、更に、トナー規制ブレード
で押圧されながら搬送量が規制されるので、搬送量規制
後のトナーは、トナー搬送ローラに押圧状且つ集団状に
強固に付着した状態で電極アレイに供給される。そし
て、アパチャ電極体の複数の開口部の各々がトナー搬送
ローラに押圧状に接触しているので、各開口部がこの強
固に付着しているトナー集団に接触することで、トナー
集団をほぐして移動可能にしておいて、電極アレイに+
30Vを印加したときに、制御電極と接地されているト
ナー搬送ローラとの間に発生する電界による静電力で、
トナー粒子がトナー搬送ローラの表面から離れたとき
に、背面電極から受ける大きな静電力により、その背面
電極に向けて飛びださせて画像記録するように構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、2つの電極の
間に作用する電界強度は、これら2つの電極の距離が大
きくなるほど、反対に小さくなる。前記特開平6─79
907号公報に記載の画像形成装置においては、電極ア
レイは、絶縁性シートのトナー搬送ローラと反対側の上
面に形成されており、一方の電極である制御電極と他方
の電極であるトナー搬送ローラの表面とは、絶縁性シー
トの厚さの距離を隔てているので、これら制御電極とト
ナー搬送ローラ表面との間に発生する電界は、絶縁性シ
ートの厚さ(約25μm)の距離に応じて小さくなるこ
とから、複数の開口部が接触することで、ほぐされて移
動可能なトナー粒子をトナー搬送ローラ表面から飛びだ
させる為に、約30Vの大きな駆動電圧を印加させなけ
ればならず、この駆動電圧を供給する電源回路が大型化
するという問題がある。
【0005】ここで、絶縁性シートの厚さとして、アパ
チャ電極体の強度や耐摩耗性を維持する為に所定の厚さ
以上を必要とすることから、絶縁性シートの厚さを極度
に薄くすることは不可能である。そこで、電極アレイを
この絶縁性シートの下側、つまりトナー搬送ローラと対
向する下面に形成することも考えられるが、駆動電圧が
印加される制御電極が、接地されているトナー搬送ロー
ラ表面に接触して、ショートするという問題がある。
【0006】本発明の目的は、アパチャ電極体の電極ア
レイにより発生する静電力を極力大きくして、開口部を
通過するトナー量を増大でき、濃度ムラがなく、画像濃
度の向上が図れ、綺麗な画像形成が可能な画像形成装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像形成装置
は、絶縁性シートに画像記録媒体の搬送方向と直交方向
に列設された複数の開口部とこれら開口部の近傍に位置
する複数の制御電極からなる電極アレイとを形成したア
パチャ電極体と、アパチャ電極体の電極アレイに所定の
極性に帯電したトナーを供給するトナー供給機構と、ア
パチャ電極体の電極アレイに対して画像記録媒体の搬送
隙間を隔てて近接状に対向する背面電極と、画像信号に
基づいて電極アレイの複数の制御電極に印加する駆動電
圧を個別に制御する電極制御手段とを備えた画像形成装
置において、アパチャ電極体の電極アレイは、絶縁性シ
ートのトナー供給機構に対向する側の面に形成され、ト
ナー供給機構のトナー搬送ローラの外周面は、半導電性
物質が形成されたものである。
【0008】ここで、請求項2の画像形成装置は、請求
項1の発明において、前記半導電性物質は、絶縁性材料
にカーボン粒子又は金属の微粉末を含んだ材料で構成さ
れたものである。
【0009】
【作用】請求項1の画像形成装置においては、アパチャ
電極体の電極アレイは、絶縁性シートのトナー供給機構
に対向する側の面に形成されているので、電極アレイ
は、アパチャ電極体の絶縁シートの厚み分を隔てること
なく、トナー供給機構のトナー搬送ローラの外周面に接
近状に位置し、電極アレイとトナー搬送ローラとの距離
が小さくなることから、電極制御手段により、画像信号
に基づいて電極アレイの複数の制御電極に印加する駆動
電圧が個別に制御されると、これら電極アレイとトナー
搬送ローラ表面との間に発生する電界強度が大きくな
り、トナー搬送ローラにより搬送され、アパチャ電極体
の接触でほぐされて、電極アレイに供給された所定の極
性に帯電したトナーは、この大きな静電力により、その
トナー搬送ローラ表面から飛びだし易くなり、この飛び
だしたトナーは、アパチャ電極体の電極アレイに対して
画像記録媒体の搬送隙間を隔てて近接状に対向する背面
電極で発生した電界による大きな静電力を受けて、搬送
された画像記録媒体に付着し、濃度ムラのない、十分な
画像濃度を有する綺麗な画像を形成できる。
【0010】更に、トナー供給機構のトナー搬送ローラ
の外周面は、半導電性物質により形成されているので、
この半導電性物質とトナー搬送ローラとは、便宜上同電
位になるので、制御電極に印加された電圧がトナー搬送
ローラに流れてショートすることがなく、更に所定の極
性に帯電したトナーの影響を及ぼす不要な静電気が、ト
ナー搬送ローラ表面上に帯電するのを確実に防止でき
る。
【0011】請求項2の画像形成装置においては、前記
半導電性物質は、絶縁性材料にカーボン粒子又は金属の
微粉末を含んだ材料で構成されるので、含有するカーボ
ン粒子又は金属の微粉末の量を調節することで、制御電
極アレイに印加する駆動電圧やトナーの帯電量などに応
じて、半導電性物質の導電性を任意に設定することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、トナー供給機構から供給される
トナーの移動を、アパチャ電極体で制御して、記録用紙
に画像を形成する画像形成装置に本発明を適用した場合
のものである。図1に示すように、画像形成装置1は、
その本体フレーム2内に、アパチャ電極体10と、トナ
ー供給機構20と、記録用紙Pを搬送する搬送機構と、
背面電極ローラ28と、定着機構とを基本的に備えたも
のである。
【0013】ここで、搬送機構は、搬送される記録用紙
Pを支持するガイドプレート4〜6と、搬送用ローラ4
0〜41から構成され、定着機構は、ハロゲンランプを
内蔵して搬送方向下流側に設けられた定着用加熱ローラ
42と、これに記録用紙Pを介して押圧する押圧ローラ
43とから構成されている。更に、本体フレーム2の前
側には、多数の記録用紙Pを収納した給紙カセットCS
が設けられ、また本体フレーム2の後側には、記録され
て排出された記録用紙Pを収納する排紙テーブルDTが
設けられている。
【0014】先ず、トナー供給機構20について、図1
・図2に基づいて説明する。記録用紙Pの幅と略同様の
幅寸法を有するトナーケース21内には、電気絶縁性を
有する絶縁性のトナーTが収容され、左右方向に延びる
トナー搬送ローラ22が設けられるとともに、このトナ
ー搬送ローラ22に近接状にトナー供給ローラ23が設
けられ、これら両ローラ22・23は夫々回転可能にト
ナーケース21に枢支されている。
【0015】このトナー搬送ローラ22は、図3に示す
ように、スポンジ製のローラ本体部22aの外周部に、
ニッケル製の円筒スリーブ22bを外装し、更にその円
筒スリーブ22bの外周面に半導電性被膜22cを設け
たものであり、これらトナー供給ローラ23とトナー搬
送ローラ22とは、図示外のローラ駆動機構により、図
1に矢印で示す所定回転方向に夫々回転駆動される。
【0016】ここで、その半導電性被膜22cは、厚さ
約2〜3μmであり、絶縁性のポリイミド樹脂にカーボ
ン粒子を含有させた、約106 〜1013Ωの電気抵抗値
を有する半導電性材料から構成され、接地された円筒ス
リーブ22bと、便宜上同電位になるように構成されて
いる。また、トナー供給ローラ23からトナー搬送ロー
ラ22にトナーTが供給される際に、トナーTは、これ
ら両ローラ22,23で擦り付けられてマイナス電極に
帯電される。
【0017】前記トナーケース21の上端部には、この
トナーケース21を覆うように、しかもトナー搬送ロー
ラ22の上端部に上側から接触するように、略屋根型に
傾斜したアパチャ電極体10が、その前後両端部におい
て、トナーケース21に夫々取付けられている。このア
パチャ電極体10は、図3に示すように、絶縁性を有す
る厚さ約25μmのポリイミド樹脂のフィルムからなる
可撓性を有する絶縁性シートに、その前後方向の略中央
部の位置で、左右方向向き(画像記録媒体の搬送方向と
直交方向に相当する)に、直径約60〜65μmとする
円形の開口部(アパチャ)11が、約127μm間隔
に、例えば、A4用紙の印字幅の場合には約1700個
分、1列状に形成されている。
【0018】更に、図2・図3に示すように、これら多
数の開口部11の各々の外周の下面、つまりトナー搬送
機構20に対向する側の面には、金属箔からなる環状の
制御電極12が夫々張り付けられ、各制御電極12から
延びる細い導線13が絶縁性シートの下側に夫々張り付
けられている。即ち、制御電極12は、アパチャ電極体
10の絶縁性シートの厚み分を隔てることなく、トナー
搬送ローラ22の外周面に接近状に位置し、制御電極1
2とトナー搬送ローラ22との距離が、例えば、30〜
40μmに短くなっている。
【0019】そして、図3に示すように、これら多数の
導線13の各々には、画像信号に応じた、+15V又は
−15Vの駆動電圧が、制御線Lを介して駆動回路51
により個別に供給される。ここで、これら列状に設けら
れた多数の制御電極12で電極アレイALが構成されて
いる。
【0020】一方、アパチャ電極体10の直ぐ上側に
は、アパチャ電極体10の電極アレイALに対して記録
用紙Pの搬送隙間(例えば、約1mm)を隔てて近接状
に対向して背面電極ローラ28が配設され、本体フレー
ム2に回転可能に枢支されている。そして、記録用紙P
は、この背面電極ローラ28の下部に接しながら搬送方
向に搬送され、この記録用紙Pの下面には、搬送途中に
おいて、画像信号に応じて開口部11を通過したトナー
Tが付着される。ここで、この背面電極ローラ28は、
図示外のローラ駆動機構により、記録用紙Pの搬送速度
に同期して回転駆動される。
【0021】次に、この画像形成装置1の、画像形成に
関する制御系について、図3に基づいて説明する。前記
背面電極ローラ28には、電源回路E1により、約+1
KVの高電圧が常に印加され、マイナス電極に帯電され
たトナーTを大きな静電力で背面電極ローラ28に引き
付けるようになっている。一方、アパチャ電極体10の
導線13には、複数本の信号線からなる制御線Lを介し
て駆動回路51が接続され、この駆動回路51には、+
15Vと−15Vの2種類の駆動電圧を出力する電源回
路E2と、マイクロコンピュータなどからなるコントロ
ールユニット50とが接続されている。
【0022】そして、コントロールユニット50は、図
示外のコンピュータなどの画像送信機器に接続され、そ
の画像送信機器から受信した画像信号に応じた駆動信号
を駆動回路51に出力するので、駆動回路51はその駆
動信号に応じて、+15V又は−15Vの駆動電圧を切
り換えて、制御線Lを介して、各導線13に個別に供給
するようになっている。また、トナー搬送ローラ22の
円筒スリーブ22bとトナー供給ローラ23とは常に接
地されている。
【0023】次に、この画像形成装置1により、画像信
号に応じてトナーTを記録用紙Pに付着させて画像を形
成する作用について説明する。トナー供給ローラ23の
擦り付けにより、トナー搬送ローラ22表面には、マイ
ナス電極に帯電したトナーTが付着され、このトナー搬
送ローラ22表面上のトナーTは、トナー規制ブレード
24で押圧されながらその搬送量及び帯電量が規制され
てアパチャ電極体10の電極アレイALに搬送される。
【0024】そして、画像送信機器からコントロールユ
ニット50に画像信号が送信されると、前述したよう
に、記録用紙Pが給紙カセットCSから背面電極ローラ
28下側の所定の記録開始位置まで搬送され、コントロ
ールユニット50から駆動回路51に駆動信号が出力さ
れる。その結果、図3に示すように、制御線Lを介し
て、駆動回路51から+15Vの駆動電圧が導線13、
つまり制御電極12に印加されると、制御電極12と円
筒スリーブ22bとの電位差により、制御電極12から
円筒スリーブ22bに向かう電界が発生する。
【0025】ここで、トナー搬送ローラ22の外周面
に、半導電性被膜22cが形成されているので、この半
導電性被膜22cと接地された円筒スリーブ22bと
を、便宜上同電位にでき、制御電極12に印加された駆
動電圧がトナー搬送ローラ22に流れてショートするこ
とがなく、更にマイナス電極に帯電したトナーTに影響
を及ぼす不要な静電気が、トナー搬送ローラ表面22上
に帯電するのを確実に防止できる。
【0026】このとき、これら制御電極12と円筒スリ
ーブ22bとは非常に接近しているので、これら制御電
極12と円筒スリーブ22bとの間には、非常に大きな
電界が発生する。即ち、従来のように、電極アレイAL
を、アパチャ電極体10の上側、つまり絶縁性シートの
上側に形成した場合には、制御電極12は、トナー搬送
ローラ22に対して、その絶縁性シートの厚さ分の距離
を隔てることになり、トナーTを飛びださせる為には、
30〜50Vの大きな駆動電圧を制御電極12に印加す
ることになるが、15Vの低い駆動電圧でよく、電源回
路E2を小型化できる。
【0027】そして、制御電極12による大きな電界に
より、マイナス電極に帯電されたトナーTは、電位の高
い方向に強力な静電力を受け、トナー搬送ローラ22の
表面上のトナーTの飛びだしが容易になっているとき
に、更に背面電極ローラ28に印加された高電圧によ
り、背面電極ローラ28と制御電極12との間に発生し
た電界による静電力を受けて、その飛びだしたトナーT
が開口部11を容易に通過して背面電極ローラ28、つ
まり記録用紙Pに引き寄せされて、その記録用紙Pに付
着する。
【0028】しかし、制御電極12に−15Vの電圧が
印加されたときには、前記と逆に、円筒スリーブ22b
から制御電極12に向かう電界により、トナー搬送ロー
ラ22の表面上のトナーTは、開口部11を通過するこ
とがない。そして、記録された記録用紙Pが搬送方向方
向に搬送され、搬送方向下流側に設けられた定着用加熱
ローラ42により定着処理される。
【0029】このように、電極アレイALをアパチャ電
極体10の絶縁性シートの下側、つまりトナー搬送機構
20に対向する側の面に形成し、制御電極12と円筒ス
リーブ22bとを非常に接近させたので、これら制御電
極12と円筒スリーブ22bとの間に非常に大きな電界
が発生し、約15Vの低い駆動電圧を制御電極12に印
加するだけで、トナー搬送ローラ22上のトナーTを飛
びだす易くできるので、駆動電圧を出力する為の電源回
路E2を小型化できる上、濃度ムラのない、十分な画像
濃度を有する綺麗な画像を形成できる。
【0030】更に、半導電性被膜22cは、絶縁性のポ
リイミド樹脂にカーボン粒子を含有させて構成されるの
で、カーボン粒子の含有量を調節することで、電極アレ
イALに印加する駆動電圧やトナーTの帯電量などに応
じて、半導電性被膜22cの導電性を任意に設定するこ
とができる。また、トナー搬送ローラ22全体を半導電
性物質により構成しても良い。
【0031】尚、前記半導電性被膜22cは、各種の絶
縁性材料にアルミなどの金属の微粉末を含有させて構成
するなど、本発明の技術的思想の範囲内において、既存
の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加え
ることもあり得る。また、トナーTの記録用紙Pへの付
着をアパチャ電極体10で制御するようにした種々の画
像形成装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、絶縁
性シートに複数の開口部と電極アレイとを形成したアパ
チャ電極体と、トナーを供給するトナー供給機構と、背
面電極と、電極制御手段とを備え、更にアパチャ電極体
の電極アレイは、絶縁性シートのトナー供給機構に対向
する側の面に形成されているので、電極アレイは、アパ
チャ電極体の絶縁シートの厚み分を隔てることなく、ト
ナー供給機構のトナー搬送ローラの外周面に接近状に位
置して、電極アレイとトナー搬送ローラとの距離が小さ
くなり、制御電極に駆動電圧が印加されたときは、その
トナー搬送ローラ表面上のトナーは、制御電極とトナー
搬送ローラ間に発生した強い電界強度による強力な静電
力により、確実に飛びだし易くなり、電極アレイに印加
する駆動電圧を低くでき、駆動電圧を供給する電源回路
を小型化できる上、濃度ムラのない、十分な画像濃度を
有する綺麗な画像を形成できる。
【0033】更に、トナー供給機構のトナー搬送ローラ
の外周面は、半導電性物質により形成されているので、
制御電極に印加された電圧がトナー搬送ローラに流れて
ショートすることがなく、また所定の極性に帯電したト
ナーに影響を及ぼす不要な静電気が、トナー搬送ローラ
表面上に帯電するのを確実に防止できる。
【0034】請求項2の画像形成装置によれば、前記半
導電性物質は、絶縁性材料にカーボン粒子又は金属の微
粉末を含んだ材料で構成されるので、含有するカーボン
粒子又は金属の微粉末の量を調節することで、制御電極
アレイに印加する駆動電圧やトナーの帯電量などに応じ
て、半導電性物質の導電性を任意に設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の内部機構を説明する概略側面図
である。
【図2】アパチャ電極体の部分拡大斜視図である。
【図3】記録用紙へのトナーの付着を説明する図1の要
部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 10 アパチャ電極体 11 開口部 12 制御電極 20 トナー供給機構 22 トナー搬送ローラ 22c 半導電性被膜 28 背面電極ローラ 50 コントロールユニット 51 駆動回路 E1 電源回路 E2 電源回路 AL 電極アレイ P 記録用紙 T トナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性シートに画像記録媒体の搬送方向
    と直交方向に列設された複数の開口部とこれら開口部の
    近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレイとを
    形成したアパチャ電極体と、アパチャ電極体の電極アレ
    イに所定の極性に帯電したトナーを供給するトナー供給
    機構と、アパチャ電極体の電極アレイに対して画像記録
    媒体の搬送隙間を隔てて近接状に対向する背面電極と、
    画像信号に基づいて電極アレイの複数の制御電極に印加
    する駆動電圧を個別に制御する電極制御手段とを備えた
    画像形成装置において、 前記アパチャ電極体の電極アレイは、絶縁性シートのト
    ナー供給機構に対向する側の面に形成され、 前記トナー供給機構のトナー搬送ローラの外周面は、半
    導電性物質が形成されたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記半導電性物質は、絶縁性材料にカー
    ボン粒子又は金属の微粉末を含んだ材料で構成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP30965894A 1994-11-19 1994-11-19 画像形成装置 Pending JPH08142390A (ja)

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