JPH0813647B2 - 定位置停止制御装置 - Google Patents

定位置停止制御装置

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JPH0813647B2
JPH0813647B2 JP3351232A JP35123291A JPH0813647B2 JP H0813647 B2 JPH0813647 B2 JP H0813647B2 JP 3351232 A JP3351232 A JP 3351232A JP 35123291 A JP35123291 A JP 35123291A JP H0813647 B2 JPH0813647 B2 JP H0813647B2
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control device
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宣裕 石井
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は列車を目標地点に停止
させる定位置停止制御装置、特に停止位置精度の向上に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、列車の速度制御や停止等の運転操
作を自動的に制御する自動列車運転方法(以下、ATO
という)が採用されている。ATO運転は常に列車速
度,位置,運転時間と先行列車と線路状況を知り、基準
運転線図と比較しながら列車速度を制御して列車を運転
し、所定の位置に停止させる方法である。
【0003】この列車を自動的に定位置に停止させる方
法としては、図7に示すように停止位置Oを基準として
距離,速度平面上にAで示すような列車にブレ−キを作
用させたときに、列車がたどる減速度曲線に相当する曲
線を設定しておき、この曲線Aに沿って減速するように
ブレ−キ装置を制御している。
【0004】しかしながら、実際の列車のブレ−キ力を
一定にすることはむずかしく、かなりのバラツキがある
ため、曲線Aに沿って減速するように制御しても、実際
に列車がたどる減速度曲線は曲線Aと誤差を生じる。こ
れを修正するために、例えば停止位置の手前に一定間隔
を置いたコイル列を並べ、各コイル毎に列車を定位置に
停止させるための減速度曲線に相当する信号を設定し
て、ブレ−キ装置を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の定
位置停止制御装置は、地上に設置したコイル列からの信
号により列車を定位置に停車させるようにしているた
め、一定間隔を置いたコイルを線路に沿って多く並べる
必要があり、地上に設置する機器が多くなるという短所
があった。
【0006】また、地上で減速度曲線に相当する信号を
設定しているから、車上パタ−ンで制御するよりは車軸
とレ−ル間のスリップやスキッド等の影響がなく、停止
目標点の例えば±350mm以内に列車を停止させることが
できるが、この停止位置をより高精度に制御することが
要望されている。
【0007】この発明はかかる要望に対してなされたも
のであり、列車の停止位置を簡単な構成でより精度良く
制御することができる定位置停止制御装置を得ることを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る定位置停
止制御装置は、地上装置として位置信号送信装置(2)
を有し、車上装置としては位置信号受信器(22)と自
動運転制御装置(24)とを有する定位置停止制御装置
であって、位置信号送信装置(2)は地上の停止位置近
傍において停止基準位置からの距離情報を示す絶対位置
データを送信するものであり、パターンベルト(7)と
位置信号発生装置(8)とを有し、パターンベルト
(7)は絶対位置データを送信するものであり、信号波
を送信するループコイル(10)と信号波の送信を停止
する打消部(10a)を列車の走行路に沿って一定距離
毎に交互に設けたパターン(11)を複数個有し、各パ
ターン(11)はループコイル(10)を列車の走行路
に沿って微小距離毎に位置をずらして並列に配置され、
位置信号発生装置(8)は異なる周波数の位置信号を発
生してパターンベルト(7)の各パターン(11)に送
り、位置信号受信器(22)はパターンベルト(7)か
ら送られる絶対位置データを受信するものであり、受信
した絶対位置データを自動運転制御装置に送り、自動運
転制御装置はブレーキ指令を制御するものであり、絶対
位置データから運転曲線パターンを発生し、運転曲線パ
ターンと走行位置毎の速度信号とを比較してブレーキ指
令を制御することを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明においては、列車の停止位置近傍に設
けた位置信号送信装置のパターンベルトから地上の停止
基準位置からの距離情報を示す絶対位置データを常時微
小距離毎に列車に送信する。車上の自動運転制御装置は
列車が停止位置近傍に達して微小距離毎の絶対位置デー
タを受信したら、絶対位置データに基づき運転曲線パタ
ーンを発生し、運転曲線パターンと絶対位置毎の速度信
号とを比較してブレーキ指令信号を発して列車を定位置
に停止させる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の地上装置を示す
ブロック図である。図に示すように、地上装置はATC
送信装置1と位置信号送信装置2と情報伝送装置3と運
行監視装置4とを有する。ATC送信装置1は列車の許
容速度を決定してATC信号を送信するものであり、列
車検知装置16の列車検知による列車間距離と進行条件
に応じて各軌道回路毎の許容速度を決定し、許容速度に
対応した信号波を整合変成器5a〜5fとATCループ
6を介して車上に送る。位置信号送信装置2は地上の停
止基準位置からの距離情報を示す絶対位置データを停止
位置近傍に達した列車に送信するものであり、パターン
ベルト7と位置信号発生装置8とを有する。パターンベ
ルト7は停止位置9近傍の絶対位置データを送信するも
のであり、図2に示すように、信号波を送信するループ
コイル10と信号波の送信を停止する打消部10aを列
車の走行路に沿って一定距離D毎に交互に設けたパター
ン11を複数個、例えば7個有し、各パターン11はル
ープコイル10を列車の走行路に沿って微小距離d毎に
位置をずらして並列に配置されている。例えば距Dを3
00mm、微小距離dを50mmとして7個のパターン
11a〜11gが配列されている。位置信号発生装置8
は異なる周波数の信号波、例えばパターンベルト7に7
個のパターン11a〜11gが配列されている場合には
20〜50KHzの周波数の間で7種類の信号波を発生
してパターンベルト7の各パターン11a〜11gに送
る。情報伝送装置3は結合器12と地上に布設した情報
伝送ループ13を介して地上と列車との情報伝送を行う
ものであり、地上から列車には起動指令や力行指令,非
常ブレーキ指令等を送り、列車からは搭載機器の動作状
態を受ける。なお、14,15は終端結合器である。
【0011】車上装置は、図3のブロック図に示すよう
にATC受信器21と位置信号受信器22と情報送受信
器23と自動運転制御装置24とを有する。ATC受信
器21は地上のATC送信装置1から送られるATC信
号をアンテナ25を介して受信し自動運転制御装置24
に送る。位置信号受信器22はパタ−ンベルト7から送
られる50mm毎の絶対位置信号をアンテナ26を介して受
信し自動運転制御装置24に送る。情報送受信器23は
アンテナ27を介して自動運転制御装置24と地上との
情報伝送を行う。自動運転制御装置24は情報伝送装置
3から送られる起動指令や力行指令により列車の運転を
制御し、ATC信号により速度制御やブレ−キ指令を発
するものである。そして列車が停止位置9の近傍に到達
したときには、ATC受信器21から送られるATC信
号と位置信号受信器22から送られる50mm毎の絶対位置
信号とから運転曲線パタ−ンを発生し、運転曲線パタ−
ンと50mm毎の速度信号とを比較してブレ−キ指令を制御
する。
【0012】上記のように構成された定位置停止制御装
置により列車を定位置に停止させるときの動作を図4の
フロ−チャ−トを参照して説明する。
【0013】図5の走行パタ−ン図に示すように列車3
1が力行制御や定速制御,減速制御を繰返しながら速度
32を制御して運転しながら、駅の停止位置9に接近し
て停止位置9があるATCル−プ6eの一つ手前のAT
Cル−プ6dに進入すると減速緩和のための減速制御に
入り、速度を低減する。そして列車31が停止位置9が
あるATCル−プ6eに進入すると自動運転制御装置2
4はATC送信装置1から送られるATC信号により減
速制御を行いながら、地上のパタ−ンベルト7から送ら
れる絶対位置信号を検出するかどうかを判定する(ステ
ップS1)。一方、地上の位置信号送信装置2は位置信
号発生装置8から常時周波数の異なる7種類の信号波を
発生してパタ−ンベルト7の各パタ−ン11a〜11g
に送り、各パタ−ン11a〜11gから図6に示すよう
に異なる周波数fa〜fgの絶対位置信号を送り出して
いる。したがってパタ−ンベルト7からは50mm毎に異な
る多相周波数の絶対位置信号が常時送り出されている。
【0014】列車がパタ−ンベルト7の位置まで進入
し、自動運転制御装置24が位置信号受信器22を介し
てパタ−ンベルト7から送り出されている絶対位置信号
を検出すると、パタ−ン制御に入りパタ−ンベルト7か
らの絶対位置信号により進入地点の絶対位置を照査する
(ステップS2)。そして自動運転制御装置24は絶対
位置により停止位置9に対する運転曲線パタ−ン33を
発生する(ステップS3)。また、自動運転制御装置2
4は絶対位置信号の変化と時間から実際の通過速度を算
出し(ステップS4)、実際の通過速度が停止位置9に
対する運転曲線パタ−ン33の速度に一致するように列
車31の速度を制御する(ステップS5)。この処理を
列車31が停止するまで繰返し行う(ステップS6)。
そして列車31が停止したら停止した位置で送られる絶
対位置信号が停止位置9と一致するか否を判断する(ス
テップS7,S8)。そして停止した位置の絶対位置信
号が停止位置9と一致した場合にはそのままドア開等を
行う。また、停止した位置の絶対位置信号が停止位置9
と一致しない場合には、絶対位置信号により停止した位
置を算出し、停止した位置と進行方向情報とにより列車
31を停止位置9まで前進又は後退させる(ステップS
9)。このようにして、列車31を所定の停止位置9に
50mmの精度で停止させることができる。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、列車の
停止位置近傍に設けた位置信号送信装置のパターンベル
トから地上の停止基準位置からの距離情報を示す絶対位
置データを常時微小距離毎に列車に送信し、車上の自動
運転制御装置は列車が停止位置近傍に達して微小距離毎
の絶対位置データを受信したら、絶対位置データに基づ
き運転曲線パターンを発生し、運転曲線パターンと絶対
位置毎の速度信号とを比較してブレーキ指令信号を発し
て列車を停止させるようにしたから、列車を所定の位置
に精度良く停止させることができる。
【0016】また、列車の停止位置近傍にはパタ−ンベ
ルトから異なる周波数で絶対位置デ−タを送信するよう
にしたから、地上の設備を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の地上装置を示すブロック図
である。
【図2】パタ−ンベルトの構成図である。
【図3】車上装置を示すブロック図である。
【図4】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図5】列車の走行パタ−ン図である。
【図6】パタ−ンベルトから送り出す絶対位置デ−タの
波形図である。
【図7】列車の減速度曲線図である。
【符号の説明】
1 ATC送信装置 2 位置信号送信装置 3 情報伝送装置 6 ATCル−プ 7 パタ−ンベルト 8 位置信号発生装置 9 停止位置 10 ル−プコイル 21 ATC受信器 22 位置信号受信器 23 情報送受信器 24 自動運転制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上装置として位置信号送信装置(2)
    を有し、車上装置としては位置信号受信器(22)と自
    動運転制御装置(24)とを有する定位置停止制御装置
    であって、 位置信号送信装置(2)は地上の停止位置近傍において
    停止基準位置からの距離情報を示す絶対位置データを送
    信するものであり、パターンベルト(7)と位置信号発
    生装置(8)とを有し、パターンベルト(7)は絶対位
    置データを送信するものであり、信号波を送信するルー
    プコイル(10)と信号波の送信を停止する打消部(1
    0a)を列車の走行路に沿って一定距離毎に交互に設け
    たパターン(11)を複数個有し、各パターン(11)
    はループコイル(10)を列車の走行路に沿って微小距
    離毎に位置をずらして並列に配置され、 位置信号発生装置(8)は異なる周波数の位置信号を発
    生してパターンベルト(7)の各パターン(11)に送
    り、位置信号受信器(22)はパターンベルト(7)か
    ら送られる絶対位置データを受信するものであり、受信
    した絶対位置データを自動運転制御装置に送り、自動運
    転制御装置はブレーキ指令を制御するものであり、絶対
    位置データから運転曲線パターンを発生し、運転曲線パ
    ターンと走行位置毎の速度信号とを比較してブレーキ指
    令を制御することを特徴とする定位置停止制御装置。
JP3351232A 1991-12-13 1991-12-13 定位置停止制御装置 Expired - Fee Related JPH0813647B2 (ja)

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