JPH08134651A - プラズマcvm加工用ガス - Google Patents

プラズマcvm加工用ガス

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JPH08134651A
JPH08134651A JP27744994A JP27744994A JPH08134651A JP H08134651 A JPH08134651 A JP H08134651A JP 27744994 A JP27744994 A JP 27744994A JP 27744994 A JP27744994 A JP 27744994A JP H08134651 A JPH08134651 A JP H08134651A
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JP
Japan
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gas
processing
plasma
plasma cvm
cvm
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JP27744994A
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English (en)
Inventor
Yuzo Mori
勇藏 森
Hiroshi Ichimaru
広志 市丸
Shinsuke Nakagawa
伸介 中川
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プラズマCVMにおける加工用ガスを提供す
る。 【構成】F2 、インターハロゲン化物(ClF,ClF
3 ,ClF5 ,BrF,BrF3 ,BrF5 ,Br
7 )および窒素フッ化物(NF3 ,N2 4 ,N2
2 ,N3 F)のうちから選ばれた1種または2種以上を
含む混合物からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジカル反応を利用し
た無歪精密加工(プラズマCVM)に利用される加工用
ガスに関し、さらに詳しくはプラズマ中でフッ素ラジカ
ルを発生し効率よくプラズマCVM加工を行なうことが
できるフッ素系加工用ガスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマCVM(Chemical Vaporization
Machining) は、ハロゲン等の原子をプラズマ中で活性
化し、生じたハロゲンラジカルを被加工固体と反応させ
揮発性物質に変えて表面から除去することによって行う
加工法である。該加工法は従来の機械加工法に代わる新
規な無歪精密加工技術として特開平1-125829号、特開平
4-128393号、特開平4-162523号に内容が開示されてい
る。
【0003】従来は、Fラジカルを発生するプラズマC
VM加工用ガスとしては、化学的に安定で取扱いが容易
であるという理由でSF6 またはCF4 が選択され、こ
れら加工用ガスをHe,Ar ,Ne等の希ガスで希釈し
た形で使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ところがこれら化学
的に安定なSF6 ,CF4 は取扱いの容易さという点で
は優れているが、Si,Ge等の半導体、SiC,Si
3 4 等のセラミックス材料をプラズマ中でフッ素化し
ガス化するというプラズマCVM加工本来の目的のため
には、加工用ガスとして次のような不都合があることが
分かった。すなわち、加工速度が小さい、ガス利用
効率が低い、被加工物および電極材料の表面が硫黄ま
たは硫黄化合物、炭素または炭素化合物で汚染される、
未利用分は希ガスと分離固定するのが困難でありその
まま放出すると大気中に蓄積し近年指摘されているよう
な地球温暖化の原因になる、等である。そのため、これ
らを解決するより優れたプラズマCVM加工用ガスの開
発が待たれていた。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者らはフッ素系
化合物を種々検討し、プラズマCVM加工用ガスとして
は単に取扱いの容易さといった二次的な要因で選択する
のではなく、加工性能を第一義的とした真にガスの加工
面から見た能力の評価を種々のF系ガスについて行った
結果、プラズマCVM加工用ガスとしてF2 、インター
ハロゲン化合物および窒素フッ化物のうちから選ばれた
一種または二種以上の混合物のうちから選択されるもの
が非常に優れているということを見いだし本発明に至っ
た。
【0006】本発明で提案する新たなプラズマCVM加
工用ガスの希釈ガスとしては、従来通りHe,Ar,N
e等が使用でき、またプラズマCVMに関する基本的技
術も加工ガス種の違いによる特別な開発技術を必要とす
るものではない。
【0007】本発明で提案する加工ガスを使用したプラ
ズマCVM加工においては、加工速度および加工ガスの
利用効率が、従来の加工ガスであるCF4 ,SF6 と比
較して大となる。これは表1に示すようにF2 、インタ
ーハロゲン化合物および窒素フッ化物の各分子中のF原
子とF原子、F原子と他のハロゲン原子、F原子と窒素
原子間の結合エネルギーがCF4 ,SF6 分子における
F原子とC原子、F原子とS原子間の結合エネルギーに
比較して小さいことが主に寄与していると考えられ、被
加工物と化学反応するためのラジカルがプラズマ中で生
成し易いことを示唆している。
【0008】
【表1】
【0009】また加工速度を大きくとろうとするとき
は、通常加工ガスの供給速度を増すことを考えるが、プ
ラズマCVM加工の場合、現象は単純ではない。つまり
加工ガスの供給速度を増す目的でその濃度を上げるとプ
ラズマの発生をさせにくいCF 4 ,SF6 においては、
これらガスが希ガスに置き変わってゆくほどプラズマの
安定維持ができなくなる。他方濃度を上げずに加工ガス
の供給速度を増すには全ガス流量を増すことになるが、
プラズマCVMのように限られた空間に局在化させた特
殊なプラズマは、その安定性が、ガス速度に大きな影響
を受けるのでプラズマの維持可能な全ガス流量にも限界
がある。すなわちCF4 ,SF6 等の加工ガスは、プラ
ズマCVMの加工速度を高く維持することが難しいとい
う欠点を有している。これに対して本発明の加工ガス
は、その濃度を上げてゆき通常CF4,SF6 ではプラ
ズマが立たなくなる領域においてもプラズマを安定維持
でき、しかも濃度の高い分だけ加工速度が増すことが確
認されており、より広い範囲の条件を選択できる。
【0010】本発明のフッ素系加工ガスは、SおよびC
元素を化合物中に含んでいないため、それらを加工ガス
として使用した場合、被加工物および電極への硫黄およ
び硫黄化合物、炭素および炭素化合物の析出、汚染がな
いのも特長の一つである。
【0011】また、発明が解決しようとしている問題点
の項のに示した未利用ガスの処理については、従来の
加工ガスであるSF6 、CF4 がその化学的安定性の故
に分離回収あるいは固定化が困難であるのに対し、本発
明の加工ガスは、窒素フッ化物以外はアルカリ薬剤で乾
式または湿式で容易に除去できる。また窒素フッ化物に
おいても高温のシリコンと反応させれば、アルカリ薬剤
で容易に除去されるSiF4 とN2 に分解できるので未
利用の窒素フッ化物を処理することは困難ではない。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、かかる実施例により限定されるものではない。
【0013】実施例1〜6、比較例1〜3 図1に示す内径2.2mm、外径3.2mmのパイプ状
の電極1を備え、該電極が希ガスとプラズマCVM加工
用ガスの混合ガスの供給路を兼ねて被加工物4と対向し
た位置に配置されているところの加工容器容積=40リ
ットルのプラズマCVM装置によって、F2 ,インター
ハロゲン化合物および窒素フッ化物ガスの加工性能を評
価した結果を表2、表3に示した。また同様の条件下で
のCF4,SF6 の比較結果を表4に示した。ここでプ
ラズマ3は電極1と被加工物4の間に発生し、パイプか
ら供給された加工用ガス2はこのプラズマ中を通過する
間に反応性の高い中性ラジカルに励起されて被加工物で
あるSi、SiO2 、ガラスと反応し、ガス状生成物と
なって除去される。すなわちプラズマの存在している場
所に局所的に被加工物との化学反応が起きることによっ
て研削が進行する。
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】表2、表3の加工速度は、このように研削
されてできた穴の深さを加工時間で除した値である。加
工面の析出物は、加工を開始してから1分後の加工表面
および電極パイプの先端付近を走査型電子顕微鏡による
表面分析および像の観察を行い析出物の有無を確認した
結果である。ガス利用効率は、加工用ガスが(1) 〜(26)
で示す反応式に従って被加工物と反応するものとして、
研削痕の体積に被加工物の密度を乗じて算出した被加工
物の加工質量に相当する化学量論量の加工用ガス量を有
効利用分とし、その有効利用分の全供給加工用ガスに対
する割合をいう。
【0018】 3Si +2SF6 →3SiF4 +2S (1) Si + CF4 → SiF4 + C (2) Si +2F2 → SiF4 (3) 2Si +4ClF → SiF4 + SiCl4 (4) 4Si +4ClF3 →3SiF4 + SiCl4 (5) 6Si +4ClF5 →5SiF4 + SiCl4 (6) 4Si +4BrF3 →3SiF4 + SiBr4 (7) 6Si +4BrF5 →5SiF4 + SiBr4 (8) 8Si +4BrF7 →7SiF4 + SiBr4 (9) 3Si +4NF3 →3SiF4 +2N2 (10) Si + N2 4 → SiF4 + N2 (11) Si +2N2 2 → SiF4 +2N2 (12) Si +4N3 F → SiF4 +6N2 (13) 3SiO2 +2SF6 →3SiF4 +2S +3O2 (14) SiO2 + CF4 → SiF4 + C + O2 (15) SiO2 +2F2 → SiF4 + O2 (16) 2SiO2 +4ClF → SiF4 + SiCl4 +2O2 (17) 4SiO2 +4ClF3 →3SiF4 + SiCl4 +4O2 (18) 6SiO2 +4ClF5 →5SiF4 + SiCl4 +6O2 (19) 4SiO2 +4BrF3 →3SiF4 + SiBr4 +4O2 (20) 6SiO2 +4BrF5 →5SiF4 + SiBr4 +6O2 (21) 8SiO2 +4BrF7 →7SiF4 + SiBr4 +8O2 (22) 3SiO2 +4NF3 →3SiF4 +2N2 +3O2 (23) SiO2 + N2 4 → SiF4 + N2 + O2 (24) SiO2 +2N2 2 → SiF4 +2N2 + O2 (25) SiO2 +4N3 F → SiF4 +6N2 + O2 (26)
【0019】プラズマCVM加工により生成したガスお
よび未利用の加工用ガスは、ソーダライム粒子を充填し
た乾式のアルカリ型除害装置で処理して排出したが、そ
の処理ガスを赤外線吸光分析法および紫外線吸光分析法
にて分析し、希ガス、N2 、H2 O以外で検出された成
分を排出ガスの分析の項に示した。ただしNF3 、N 2
4 、N2 2 、N3 Fの窒素フッ化物に限り乾式アル
カリ型除害装置の直前に金属Si粒を充填した加熱管を
直列に配し、未利用窒素フッ化物をSiF4 とN2 に分
解するという前処理を施した。
【0020】表4の比較例1−1では加工用ガスにSF
6 を使用し、1%のHe希釈ガスでSiをプラズマCV
M加工したときの加工面および電極面の析出物、ガス利
用効率、加工速度および処理後の排出ガス成分を調べ
た。その結果加工面および電極面に析出物が確認され、
ガス利用効率は10%、加工速度は19μm/minで
あった。また排出ガス成分にはSF6 が検出された。同
様に比較例1−2では加工用ガスにCF4 を使用し、1
%のHe希釈ガスでSiを加工したとき、加工面および
電極面に析出物が検出され、ガス利用効率は2%、加工
速度は3μm/minとなり、排出ガス成分にはCF4
が検出された。
【0021】一方、実施例1−1〜1−11では、加工
用ガスにそれぞれF2 (1%)、ClF(1%)、Cl
3 (1%)、ClF5 (1%)、BrF3 (1%)、
BrF5 (1%)、BrF7 (1%)、NF3 (1
%)、N2 4 (1%)、N2 2 (1%)、N3
(1%)を使用し、それぞれ括弧内の濃度にHeで希釈
してSiをプラズマCVM加工した結果を示す。加工面
および電極面に析出物は無く、ガス利用効率は60〜9
2%、加工速度は42〜116μm/minと、共にS
6 、CF4 を用いた比較例の値を大きく上回り、処理
後の排出ガス中には希ガス、N2 、H2 O以外の成分は
検出されず未利用ガス成分が完全に除去されたことが確
認された。
【0022】比較例2−1、2−2および実施例2−1
〜2−11にSiO2 をそれぞれ括弧内の濃度にHeで
希釈してプラズマCVM加工した結果を示すが、比較例
の加工用ガスSF6 (1%)、CF4 (1%)について
は、加工面および電極面に析出物が検出され、ガス利用
効率および加工速度は低く、処理後の排出ガス中にそれ
ぞれSF6 、CF4 が検出された。実施例の加工用ガス
2 (1%)、ClF(1%)、ClF3 (1%)、C
lF5 (1%)、BrF3 (1%)、BrF5(1
%)、BrF7 (1%)、NF3 (1%)、N2
4 (1%)、N2 2 (1%)、N3 F(1%)につい
ては、加工面および電極面に析出物は無く、ガス利用効
率は45〜89%、加工速度は37〜82μm/min
と、いずれもSF 6 、CF4 に比べて非常に大きく、処
理後の排出ガス中には希ガス、N2 、H2O以外の成分
は検出されず未利用成分が完全に除去されたことが確認
された。
【0023】実施例3−1〜3−4に加工用ガスにF2
(1%)とNF3 (1%)の混合ガスまたはClF
3 (1%)とNF3 (1%)の混合ガスを使用し、それ
ぞれ括弧内の濃度にHeで希釈して、SiまたはSiO
2 をプラズマCVM加工した結果を示す。加工面および
電極面に析出物はなく、ガス利用効率、加工速度はSF
6、CF4 の場合に比べ共に非常に大きく、処理後の排
出ガス中には希ガス、N2、H2 O以外の成分は検出さ
れず未利用成分が完全に除去されたことが確認された。
【0024】実施例4−1〜4−8に加工用ガスにCl
3 (1%),NF3 (1%),ClF3 (1%)とN
3 (1%)の混合ガス,F2 (1%)とNF3 (1
%)の混合ガスを使用し、それぞれ括弧内の濃度にNe
で希釈して、SiまたはSiO 2 をプラズマCVM加工
した結果を示す。加工面および電極面に析出物はなく、
ガス利用効率、加工速度は同条件のHe希釈の場合に比
べさらに大きく、処理後の排出ガス中には希ガス、
2 、H2 O以外の成分は検出されず未利用成分が完全
に除去されたことが確認された。
【0025】実施例5−1〜5−8では希釈希ガスにA
rまたはAr,He,Neの混合ガスを使用した場合
で、5−1は加工ガスとしてClF3 (1%)を使用
し、括弧内の濃度にArで希釈してSiを加工した場合
である。加工面および電極面に析出物はなく、ガス利用
効率、加工速度は共に同条件のHe希釈のものに比べる
と若干小さくなるものの、SF6 、CF4 のHe希釈の
場合に比べ大きく、処理後の排出ガス中には希ガス、N
2 、H2 O以外の成分は検出されず未利用成分が完全に
除去されたことが確認された。実施例5−2、5−3で
はそれぞれ加工用ガスとしてClF3 (1%)、NF3
(1%)を使用し、それぞれ括弧内の濃度にHe(79
%)とNe(20%)で希釈してSiを加工した場合で
ある。加工面および電極面に析出物はなく、ガス利用効
率、加工速度は共に同条件のHe希釈のみのものに比べ
大きく、処理後の排出ガス中には希ガス、N2 、H2
以外の成分は検出されず未利用成分が完全に除去された
ことが確認された。実施例5−4では加工用ガスとして
ClF3 (1%)を使用し括弧内の濃度にAr(79
%)とNe(20%)で希釈してSiを加工した場合で
ある。加工面および電極面に析出物はなく、ガス利用効
率、加工速度は同条件のHe希釈のものに比べ大きく、
処理後の排出ガス中には希ガス、N2 、H2 O以外の成
分は検出されず未利用成分が完全に除去されたことが確
認された。実施例5−5では加工用ガスとしてF2 (1
%)とNF3 (1%)の混合ガスを使用し、括弧内の濃
度にHe(78%)とNe(20%)で希釈してSiを
加工した場合である。加工面および電極面に析出物はな
く、ガス利用効率、加工速度は同条件のHe希釈のみの
ものに比べ大きく、処理後の排出ガス中には希ガス、N
2 、H2 O以外の成分は検出されず未利用成分が完全に
除去されたことが確認された。実施例5−6、5−7で
はそれぞれ加工用ガスとしてClF3 (1%)、NF3
(1%)を使用し、括弧内の濃度にHe(78%)とN
e(20%)で希釈してSiO2 を加工した場合であ
る。加工面および電極面に析出物はなく、ガス利用効
率、加工速度は共に同条件のHe希釈のみのものに比べ
大きく、処理後の排出ガス中には希ガス、N2、H2
以外の成分は検出されず未利用成分が完全に除去された
ことが確認された。実施例5−8では加工用ガスとして
2 (1%),NF3 (1%)の混合ガスを使用し、括
弧内の濃度にHe(78%)とNe(20%)で希釈し
てSiO 2 を加工した場合である。加工面および電極面
に析出物はなく、ガス利用効率、加工速度は共に同条件
のHe希釈のみのものに比べ大きく、処理後の排出ガス
中には希ガス、N2 、H2 O以外の成分は検出されず未
利用成分が完全に除去されたことが確認された。
【0026】実施例6−1〜6−5では、加工用ガスに
それぞれF2 (1%)、ClF3 (1%)、BrF
3 (1%)、BrF5 (1%)、NF3 (1%)を使用
し、それぞれ括弧内の濃度にHeで希釈してSiO2
Al2 3 −B2 3 −BaO−CaO系の無アルカリ
ガラスをプラズマCVM加工した結果を示す。加工面お
よび電極面に析出物は無く、同様に比較例3−1、3−
2の加工用ガスにそれぞれSF6 (1%)とCF4 (1
%)を使用した場合と比較してガス利用効率、加工速度
の値とも大きく上回り、処理後の排出ガス中には希ガ
ス、N2 、H2 O以外の成分は検出されず未利用ガス成
分が完全に除去されたことが確認された。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればプ
ラズマCVM加工においてF2 ,インターハロゲン化合
物および窒素フッ化物のうちより選択される加工用ガス
を用いることにより、従来の加工用ガスであったS
6 ,CF4 が加工速度が小さい、ガス利用効率が
低い、被加工物および電極材料の表面が硫黄または硫
黄化合物、炭素または炭素化合物が析出し汚染される、
未利用分は希ガスと分離固定するのが困難でありその
まま放出すると大気中に蓄積し近年指摘されているよう
な地球温暖化の原因になる、等の問題を解決することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマCVM加工電極の形状を示す。
【符号の説明】
1.パイプ状電極 2.加工ガス 3.プラズマ 4.被加工物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 伸介 山口県宇部市大字沖宇部5253番地 セント ラル硝子株式会社宇部研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 F2 、インターハロゲン化合物および窒
    素フッ化物のうちから選ばれた一種または二種以上の混
    合物からなるプラズマCVM加工用ガス。
  2. 【請求項2】 インターハロゲン化合物がClF、Cl
    3 、ClF5 、BrF、BrF3 、BrF5 、BrF
    7 であり、窒素フッ化物がNF3 、N2 4 、N
    2 2 、N3 Fである請求項1記載のプラズマCVM加
    工用ガス。
JP27744994A 1994-11-11 1994-11-11 プラズマcvm加工用ガス Pending JPH08134651A (ja)

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