JPH08133497A - スリット方式給紙装置 - Google Patents

スリット方式給紙装置

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JPH08133497A
JPH08133497A JP29596094A JP29596094A JPH08133497A JP H08133497 A JPH08133497 A JP H08133497A JP 29596094 A JP29596094 A JP 29596094A JP 29596094 A JP29596094 A JP 29596094A JP H08133497 A JPH08133497 A JP H08133497A
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JP
Japan
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container
slit
paper
sheet
sheets
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Pending
Application number
JP29596094A
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English (en)
Inventor
Hajime Nishimura
始 西村
Shinji Saito
慎司 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynic Corp
Original Assignee
Dynic Corp
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Publication date
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Publication of JPH08133497A publication Critical patent/JPH08133497A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】収容体最下方の1枚の用紙にかかる摩擦抵抗
を、全体収容枚数にかかわらずに常に実質的に一定にし
て、ミスフィードをなくす。 【構成】多数枚の用紙Pを収容可能であって前壁11の
下端に用紙幅および厚さ寸法に対応するスリット12が
形成された収容体10と、収容体の底面16に形成され
た開口17から突出して最下方の用紙P1を摩擦接触に
よりスリット12を介して前方に導出させるピックアッ
プローラ20とを有する。収容体の前壁の内側には収容
体の底面から所定高さH1を有する凹部13が設けられ
ると共に、収容体の後壁14の内側には収容体の底面か
らの高さH2が凹部の高さよりもわずかに高い凸部15
が設けられ、これら凹部と凸部との間に凹部の高さ寸法
H1に応じた所定枚数の用紙を収容可能な下段領域が形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスリット方式給紙装置に
おける改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタやコピー機等に用紙を供給する
方式の一つにいわゆるスリット方式がある。この方式
は、図6に示されるように、ストッカAに収容された多
数枚の用紙Pの最下方の1枚P1をピックアップローラ
Bで矢印方向に前進させ、ストッカ前壁の下端に形成さ
れたスリットCから導出するものである。回転するピッ
クアップローラBにより大きな前進力が与えられるよう
に、ピックアップローラの略直上には荷重体Dが設けら
れる。
【0003】スリット方式は、スリットC幅を用紙Pの
厚さに応じて選択することにより、2枚以上の用紙が同
時に給紙されることを確実に防止することができ、はが
きや名刺用紙等の比較的厚手の用紙に対する給紙方式と
して適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スリット方式によるときは、ストッカ内の用紙枚数によ
って最下方の1枚の用紙にかかる摩擦抵抗が変化するこ
ととなり、大量の用紙がストッカ内に収容されている場
合には大きな摩擦抵抗を克服する前進力が得られずにミ
スフィードを起こすことがあった。
【0005】より詳しくは、最下方の用紙はその略全面
にわたって均等に、その上方に堆積されている用紙の摩
擦抵抗がかかり、一方ピックアップローラBはスリット
Cの近くに配置されて最下方の用紙の下面前方部分に前
進力を与えるように構成されているため、一定枚数以上
の用紙が収容されている場合には、ピックアップローラ
Bによる所定の前進力では最下方の用紙をフィードする
ことができなくなってしまう。
【0006】したがってストッカの容量を小さくして一
定以上の摩擦抵抗がかからないように配慮することも行
われているが、この場合には頻繁に用紙補給が必要とな
る等の不便が生ずる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
のスリット方式における問題点を解消し、ストッカ内の
最下方の1枚の用紙にかかる摩擦抵抗をストッカ内収容
枚数にかかわらず常に実質的に一定にして、ミスフィー
ドをなくすることを目的とする。
【0008】すなわち、本発明は、多数枚の用紙を収容
可能であって前壁の下端に用紙幅および厚さ寸法に対応
するスリットが形成された収容体と、収容体の底面に形
成された開口から突出して収容体の最下方の用紙を摩擦
接触によりスリットを介して前方に導出させるピックア
ップローラと、ピックアップローラの略直上において収
容体に収容された最上方の用紙上に載置される荷重体
と、を有してなるスリット方式給紙装置において、収容
体の前壁の内側に収容体の底面から所定高さを有する凹
部が設けられると共に、収容体の後壁の内側に収容体の
底面からの高さが凹部の高さよりもわずかに高い凸部が
設けられ、これら凹部と凸部との間に凹部の高さ寸法に
応じた所定枚数の用紙を収容可能な下段領域が形成さ
れ、該所定枚数以上の用紙はその後端を凸部上に支持さ
れて前方が垂れ下がった前方傾斜状態で凹部および凸部
よりも上方の収容体上段領域に収納され、ピックアップ
ローラの回転時に下段領域内の最下方の用紙がスリット
を介して導出されたときに上段領域内の最下方の用紙が
下段領域の最上方に落下収容されるよう構成されてなる
ことを特徴とする。
【0009】収容体前壁の凹部および/または後壁の凹
部は、その角部を面取りまたはR面とすることにより、
上段領域内最下方の用紙の下段領域内への落下収容がよ
り円滑化される。
【0010】
【作用】収容体の下段領域には常に所定枚数の用紙が収
容されるので、ピックアップローラによりフィードされ
る最下方の用紙にかかる摩擦抵抗が常に一定となり、ミ
スフィードが防止される。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例によるスリット方式給紙装
置が図1に示されている。この給紙装置は、多数枚の用
紙Pを収容可能であって前壁11の下端に用紙幅および
厚さ寸法に対応するスリット12が形成された収容体1
0と、該収容体の底面16に形成された開口17から突
出して最下方の用紙P1を摩擦接触によりスリット12
を介して前方に導出させるピックアップローラ20とを
有する。
【0012】ピックアップローラ20は径寸法の異なる
2つの半円部分21、22が一体となって形成され、図
1の回転角度にあっては小径部21の周面が開口17か
ら上方に突出していないが、回転により大径部分22が
開口17から突出して最下方の用紙P1の下面に接触す
るに至り、その後半回転する間に該用紙P1をスリット
12から前方に導出する。
【0013】収容体10の前壁11にはスリット12の
上方内側において凹部13が形成され、後壁14の下端
内側には凸部15が形成される。これら凹部13および
凸部14よりも上方の領域における前壁11と後壁14
との間隔(L1)、および凹部13と凸部14との間隔
(L2)は、いずれも、用紙Pの長さよりもわずかに大
きく設定される。また、凹部13は、底面16との間に
数枚分の用紙Pを収容可能な寸法(H1)に形成され、
凸部14の高さ寸法(H2)は凹部寸法(H1)よりも
わずかに大きく設定される。
【0014】したがって収容体10に多数枚の用紙Pを
収容した状態においては、凹部寸法(H1)に対応した
一定枚数の用紙P(最下方の用紙P1を含む)が常に凹
部13と凸部14との間の下段領域に収容され、残りの
用紙Pが上段領域に収容される。図示実施例では下段領
域に4枚の用紙P1〜P4が収容される。そして、凸部
14の高さ寸法(H2)が凹部寸法(H1)よりもわず
かに大きく設定されているため、上段領域に収容される
用紙、特に上段領域の最下方に収容される用紙P5は、
後端部分が凸部14により持ち上げられ、前端部分が若
干垂れ下がった傾斜状態で収容されることになる。
【0015】以上のように構成された給紙装置1によれ
ば、収容体10の下段領域には常に一定枚数の用紙(P
1〜P4)が収容され、上段領域に収容される用紙の荷
重は凸部15に支えられるため、上段領域の収容枚数に
かかわらず常に一定の荷重が最下方の用紙P1に作用す
る。よって、最下方の用紙P1にかかる摩擦抵抗が減少
かつ一定化され、回転するピックアップローラ20によ
り確実にスリット12から導出前進させることができ
る。
【0016】最下方の用紙P1が導出されると、下段領
域に用紙1枚分のスペースが与えられる。上段領域の最
下方の用紙P5は傾斜状態で収容されているので、前方
にスライドしながらこのスペースに落下収容される。か
くして、上段領域から下段領域へのフィードが円滑に行
われる。
【0017】前壁11の凹部13の角部を面取りし(図
2)あるいはR面とし(図3)、また後壁14の凹部の
角部を面取りし(図4)あるいはR面とする(図5)こ
とができる。このようにすることにより、上段領域から
下段領域への用紙フィードがより円滑になされる。
【0018】収容体10の前壁11に設けられる凹部1
3は用紙Pを収容するためにその幅寸法と同一またはわ
ずかに大きな幅寸法を有することが必須であるが、後壁
14に設けられる凸部15は上段領域に収容される用紙
Pの後端を支持すればよいので、必ずしも全幅にわたっ
て形成する必要はなく、たとえば後壁の幅方向中央に所
定幅寸法にわたって延長するように形成してもよい。
【0019】また、凹部13および凸部15の長さ寸法
(L3)は、用紙Pの長さの1〜10%の範囲とするこ
とが望ましい。これら凹部および凸部の長さが用紙Pの
長さの1%にも満たない場合には用紙Pの後端を支持す
るのに不十分であり、10%を越えるようになると上段
領域から下段領域への用紙フィードに支障を来す。
【0020】収容体10に収容された用紙P上には、ピ
ックアップローラ20の略直上位置において、任意の荷
重体18が載置される。荷重体18は、収容体10の上
段領域Uの用紙Pがなくなって下段領域のみに用紙が収
容される状態となったとき、特に残り用紙が1枚となっ
たときに、一定の荷重を与えてピックアップローラ20
の回転時に用紙をフィードするために設けられる。
【0021】このような荷重体18は従来のスリット方
式給紙装置においても用いられているが、本発明では、
用紙の全面積にかかる摩擦抵抗が軽減されるため、比較
的小さな荷重体を用いることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、収容体に一定枚数以上
の枚数の用紙が収容されている場合にはその収容枚数に
かかわらず常に一定の荷重が最下方の用紙に作用し、ピ
ックアップローラの回転によるフィードを確実に行うこ
とができる。したがって大量の用紙を収容可能な大きな
収容体を用いることができるので、用紙補給の頻度を少
なくし、印刷やコピーの作業を効率的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスリット方式給紙装置
の構成を概略的に示す断面図である。
【図2】収容体の前壁凹部に関する変形形状の一例を示
す部分断面図である。
【図3】収容体の前壁凹部に関する変形形状の他例を示
す部分断面図である。
【図4】収容体の後壁凸部に関する変形形状の一例を示
す部分断面図である。
【図5】収容体の後壁凸部に関する変形形状の他例を示
す部分断面図である。
【図6】従来例によるスリット方式給紙装置の構成を概
略的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 収容体 11 前壁 12 スリット 13 凹部 14 後壁 15 凸部 16 底面 17 開口 18 荷重体 20 ピックアップローラ P 用紙 P1 最下方の用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚の用紙を収容可能であって前壁
    の下端に用紙幅および厚さ寸法に対応するスリットが形
    成された収容体と、前記収容体の底面に形成された開口
    から突出して前記収容体の最下方の用紙を摩擦接触によ
    り前記スリットを介して前方に導出させるピックアップ
    ローラと、前記ピックアップローラの略直上において前
    記収容体に収容された最上方の用紙上に載置される荷重
    体と、を有してなるスリット方式給紙装置において、前
    記収容体の前壁の内側に前記収容体の底面から所定高さ
    を有する凹部が設けられると共に、前記収容体の後壁の
    内側に前記収容体の底面からの高さが前記凹部の高さよ
    りもわずかに高い凸部が設けられ、これら凹部と凸部と
    の間に前記凹部の高さ寸法に応じた所定枚数の用紙を収
    容可能な下段領域が形成され、該所定枚数以上の用紙は
    その後端を前記凸部上に支持されて前方が垂れ下がった
    前方傾斜状態で前記凹部および凸部よりも上方の収容体
    上段領域に収納され、前記ピックアップローラの回転時
    に前記下段領域内の最下方の用紙が前記スリットを介し
    て導出されたときに前記上段領域内の最下方の用紙が前
    記下段領域の最上方に落下収容されるよう構成されてな
    ることを特徴とするスリット方式給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記収容体前壁の前記凹部の内側上方
    の角部が面取りまたはR面とされていることを特徴とす
    る請求項1のスリット方式給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記収容体後壁の前記凸部の内側上方
    の角部が面取りまたはR面とされていることを特徴とす
    る請求項1のスリット方式給紙装置。
JP29596094A 1994-11-07 1994-11-07 スリット方式給紙装置 Pending JPH08133497A (ja)

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JP29596094A JPH08133497A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 スリット方式給紙装置

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JP29596094A JPH08133497A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 スリット方式給紙装置

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JPH08133497A true JPH08133497A (ja) 1996-05-28

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ID=17827321

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JP29596094A Pending JPH08133497A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 スリット方式給紙装置

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JP (1) JPH08133497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019151473A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 株式会社リコー 給送装置、画像形成装置、及び、後処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019151473A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 株式会社リコー 給送装置、画像形成装置、及び、後処理装置

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