JPH08133109A - 電動パワーステアリング装置とそれに用いられるコントロールユニット - Google Patents

電動パワーステアリング装置とそれに用いられるコントロールユニット

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JPH08133109A
JPH08133109A JP29556094A JP29556094A JPH08133109A JP H08133109 A JPH08133109 A JP H08133109A JP 29556094 A JP29556094 A JP 29556094A JP 29556094 A JP29556094 A JP 29556094A JP H08133109 A JPH08133109 A JP H08133109A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動パワーステアリング装置とそれに用いら
れるコントロールユニットにおいて、操舵トルク入力を
監視することにより、車庫入れ・端当て等の状態にある
と考えられる場合に、操舵補助力を発生するモータへの
通電電流を制限して、モータの発熱を低減する。 【構成】 検出した操舵トルク(31)の平均値を算出
し(36)、この操舵トルク平均値が所定値以上になっ
た時に、ハンドルの回転に要する力の補助を行うモータ
6に流す目標電流値を低減させる(38,39)。この
ようにして操舵トルクを監視することにより、モータ6
の発熱量が大きいと判断される場合に、余分な電流を流
さず、モータ6の発熱を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の電動パワー
ステアリング装置とそれに用いられるコントロールユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動パワーステアリング装置は、
ハンドルのステアリングシャフトに取り付けられた操舵
トルクセンサにより操舵トルクを検出し、その大きさに
応じて、ステアリングシャフト等に駆動力を伝達するモ
ータに電流を流すことにより、操舵補助力を発生するも
のである。この操舵補助のアシスト特性は、操舵補助力
とモータ電流の関係がリニアと考えられるため、操舵ト
ルクとモータ電流の関係で表され、図5(左右操舵方向
の両側を示す)に示すようになる。また、この特性は、
車速センサからの信号により演算される車速により変化
し、低車速になるぼどモータ電流が大きくなるようにし
ている。このため、車庫入れ操作のように大きな操舵補
助力が必要な操作を長時間繰り返した場合、それに見合
った大きな電流がモータに長時間流れる結果となり、モ
ータの発熱量が大きくなり、モータを破損する恐れがあ
る。そこで、モータの発熱に対する対策として、モータ
の平均電流よりモータの最大電流を制限する方法がある
(例えば、特開昭63−263167号、特公平6−5
1474号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に示されるような方法では、据え切り・端当て状態が
継続した場合のように、平均電流が規定値を越えた場
合、モータの最大電流が制限され電流値が低下する。そ
のため、電流値の平均値が低下し、前記規定値を越えな
くなり、モータの最大電流の制限が解除され、モータに
電流が流れ始める。そのような状態でのモータ電流と温
度の関係は図6に示すようになる。この据え切り・端当
て状態でのモータ動作は、運転者の操作には関係なく、
モータ電流値のみによって制御されるため、据え切り・
端当て状態が継続された場合には、モータの過熱、冷却
が繰り返し行われることになり、モータにストレスを与
え続けることになる。本発明は、上記問題を解決するも
ので、操舵トルク入力を監視することにより、車庫入れ
・端当て等の状態にあると考えられる場合に、操舵補助
力を発生するモータへの通電電流を制限することによ
り、モータの発熱を低減することができる電動パワース
テアリング装置とそれに用いられるコントロールユニッ
トを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、ハンドルの操舵トルクを検出する
操舵トルクセンサと、ハンドルの操舵を補助する力を発
生するモータと、操舵トルクセンサからの操舵トルク信
号を受けてモータへ供給する電流を制御するコントロー
ルユニットとを備えた電動パワーステアリング装置であ
って、コントロールユニットは、操舵トルクセンサによ
る検出信号から操舵トルクの平均値を算出する操舵トル
ク平均値算出手段と、この操舵トルク平均値算出手段に
より得られた操舵トルク平均値が所定値以上になった時
に、モータに流れる電流を低減させる電流制御手段とを
備えたものである。また、請求項2の発明は、請求項1
記載の構成にさらに、車速又はエンジン回転数を検出す
る手段を備え、電流制御手段が、低車速又はエンジン回
転数が低い状態で操舵トルクの平均値が所定値以上にな
った時に、モータに流れる電流を低減するものである。
また、請求項3の発明は、ハンドルの操舵トルクを検出
する操舵トルクセンサと、ハンドルの操舵を補助する力
を発生するモータと、操舵トルクセンサからの操舵トル
ク信号を受けてモータへ供給する電流を制御するコント
ロールユニットとを備えた電動パワーステアリング装置
であって、コントロールユニットが、操舵トルクの値が
所定値以上の状態を所定時間以上に亘って持続した時
に、モータに流れる電流を低減する電流制御手段を備え
たものである。また、請求項4の発明は、請求項3記載
の構成にさらに、車速又はエンジン回転数を検出する手
段を備え、電流制御手段が、低車速又はエンジン回転数
が低い状態で操舵トルクの値が所定値以上の状態を所定
時間以上に亘って持続した時に、モータに流れる電流を
低減するものである。また、請求項5の発明は、ハンド
ルの操舵トルクに応じてモータより操舵力補助を行う電
動パワーステアリング装置に用いられるコントロールユ
ニットであって、操舵トルクを検出する操舵トルク検出
センサの検出信号より、操舵トルクの平均値を算出する
操舵トルク平均値算出手段と、操舵トルク平均値算出手
段により得られた操舵トルク平均値が所定値以上になっ
た時に、モータに流れる電流を低減させる電流制御手段
とを備えたものである。また、請求項6の発明は、請求
項5記載の構成において、電流制御手段が、低車速又は
エンジン回転数が低い状態で前記操舵トルクの平均値が
所定値以上になった時に、モータに流れる電流を低減さ
せるものである。また、請求項7の発明は、ハンドルの
操舵トルクに応じてモータにより操舵力補助を行う電動
パワーステアリング装置に用いられるコントロールユニ
ットであって、操舵トルクの値が所定値以上の状態を所
定時間以上に亘って持続した時に、モータに流れる電流
を低減させる電流制御手段を備えたものである。また、
請求項8の発明は、請求項7記載の構成において、電流
制御手段が、低車速又はエンジン回転数が低い状態で操
舵トルクの値が所定値以上の状態を所定時間以上に亘っ
て持続した時に、モータに流れる電流を低減させるもの
である。
【0005】
【作用】上記構成を有する請求項1の電動パワーステア
リング装置において、コントロールユニットの平均値算
出手段は、操舵トルクセンサにより検出したハンドルの
操舵トルク検出信号から操舵トルクの平均値を算出し、
電流制御手段は、この操舵トルク平均値が所定値以上に
なった時に、ハンドルの回転に要する力の補助を行うモ
ータに流れる電流を低減させる。このようにして操舵ト
ルクを監視することにより、モータの発熱量が大きいと
判断される場合に、余分な電流を流さず、モータの発熱
を低減できる。また、請求項2の電動パワーステアリン
グ装置において、低車速又はエンジン回転数が低い状態
で操舵トルクの平均値が所定値以上になった時に、電流
制御手段は、モータに流れる電流を低減する。これによ
り、ハンドル操作が車庫入れ・端当て等の状況にある場
合に、モータの発熱を低減できる。また、請求項3の電
動パワーステアリング装置において、操舵トルクセンサ
はハンドルの操舵トルクを検出し、コントロールユニッ
トは操舵トルクセンサからの操舵トルク信号を受けてハ
ンドルの回転に要する力の補助を行うモータへ供給する
電流を制御する。その際に、コントロールユニットの電
流制御手段は、操舵トルクの値が所定値以上の状態を所
定時間以上に亘って持続した時に、モータに流れる電流
を低減する。これにより、請求項1と同等の作用が得ら
れる。また、請求項4の電動パワーステアリング装置に
おいて、電流制御手段は、低車速又はエンジン回転数が
低い状態で操舵トルクの値が所定値以上の状態を所定時
間以上に亘って持続した時に、モータに流れる電流を低
減し、請求項2と同等の作用が得られる。また、請求項
5のコントロールユニットにおいて、操舵トルク平均値
算出手段は、操舵トルク検出センサの検出信号より操舵
トルクの平均値を算出し、電流制御手段は、操舵トルク
平均値が所定値以上になった時に、モータに流れる電流
を低減させる。これにより、モータの発熱量が大きいと
判断される場合に、余分な電流を流さず、モータの発熱
を低減できる。また、請求項6のコントロールユニット
において、電流制御手段は、低車速又はエンジン回転数
が低い状態で操舵トルクの平均値が所定値以上になった
時に、モータに流れる電流を低減させる。これにより、
請求項5と同等の作用が得られる。また、請求項7のコ
ントロールユニットにおいて、電流制御手段は、操舵ト
ルクの値が所定値以上の状態を所定時間以上に亘って持
続した時に、モータに流れる電流を低減させ、上記と同
等の作用が得られる。また、請求項8のコントロールユ
ニットにおいて、電流制御手段は、低車速又はエンジン
回転数が低い状態で操舵トルクの値が所定値以上の状態
を所定時間以上に亘って持続した時に、モータに流れる
電流を低減させ、上記と同等の作用が得られる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は電動パワーステアリング装置
の概略構成図である。電動パワーステアリング装置は、
運転者が操舵回転力を与えるハンドル1を含み、ハンド
ル1はステアリングシャフト1aを介してピニオンギヤ
2及びラック軸3に連結され、さらに、このラック軸3
に操行車輪4が連結されている。さらに、電動パワース
テアリング装置は、ハンドル1に加えられる操舵トルク
を検出する操舵トルクセンサ5と、ハンドル1の操舵に
必要な補助駆動力を発生するモータ6と、このモータ6
の補助駆動力をラック軸3に与える補助駆動機構7と、
操舵トルクセンサ5により検出した操舵トルクを受けて
モータ6への通電量を制御するコントロール装置8(コ
ントロールユニット)を有する。このコントロール装置
8には、車速センサ9からの車速信号も入力され、バッ
テリ10から電源が供給されている。
【0007】図2は、電動パワーステアリング装置の具
体構成図である。コントロール装置8は、電動パワース
テアリング装置の全体を制御するCPU21と、このC
PU21により制御されモータ6を駆動制御するモータ
駆動回路22と、モータの電流/電圧を検出してCPU
21に入力するモータ電流/電圧検出回路23と、モー
タ電流が所定の許容値を越えた場合に電流値を制限する
フェールセーフ回路24と、フェールセーフのためにモ
ータ駆動回路22への電源を通電/遮断制御するリレー
回路25及びリレー接点26等を備えている。CPU2
1には、操舵トルクセンサ5、車速センサ9からの検出
信号の他に、エンジン回転数信号27が入力される。ま
た、イグニションキースイッチ28がONされること
で、リレー回路25が動作し、モータ駆動回路22に電
源が供給されるようになっている。CPU21は、操舵
トルクセンサ5により検出した操舵トルクに応じてモー
タ駆動回路22をパルス幅変調(PWM)することによ
り、操舵に要する力の補助力を発生するようにモータ6
を通電制御する。
【0008】図3は、CPU21により実行されるモー
タ制御機能のブロック図である。上記操舵トルクセンサ
5からの検出信号である操舵トルク31は、モータ電流
決定33の操舵トルク/モータ電流特性33aによりモ
ータ電流値に変換され、また、車速センサ9からの検出
信号である車速32は、車速/ゲイン特性34によりア
ンプ35においてゲイン調整され、これらより目標電流
値が決定される。また、操舵トルク31は、トルク平均
値演算36により、操舵トルクの平均値が算出され、さ
らに、トルク平均値/電流最大値特性37により、電流
最大値が決定される。そして、上記目標電流値と電流最
大値とから、電流最大値制限38により、最大電流値が
決定される。モータ電流制御39は、モータ電流検出4
0によりモータ6のモータ電流を検出してモータ6へP
WMによる帰還制御を行うものであり、上記電流最大値
制限38は、このモータ電流制御39に対して、モータ
6への供給電流を決定された最大電流値に制限するよう
に作用する。なお、図3に示すモータ6、モータ電流検
出40は、図2のモータ駆動回路22、モータ電流/電
圧検出回路23をそれぞれ含むものである。
【0009】上記のように構成された電動パワーステア
リング装置の動作、特に、モータ電流制御について、図
4のフローチャートを参照して説明する。電動パワース
テアリング装置のイグニションキースイッチ28がON
されると、コントロール装置8に電源が供給され、CP
U21は、ゲインの初期設定等の初期処理を行い(S
1)、操舵トルクセンサ5による検出信号から操舵トル
クを読込む(S2)。また、モータ電流/電圧検出回路
23により、モータ電流を読込む(S3)。次いで、読
込んだ操舵トルクよりトルク平均値を演算し(S4)、
このトルク平均値が、トルク平均値/電流最大値特性3
7における規定値(モータ特性、耐熱性等で定まる)よ
りも大きいか否かを調べ(S5)、トルク平均値が規定
値よりも大きい場合は(S5でYES)、トルク平均値
に応じた電流最大値を演算し(S6)、トルク平均値が
規定値よりも大きくない場合は(S5でNO)、所定の
電流最大値が選択される(S7)。続いて、操舵トルク
/モータ電流特性33aにより目標電流値を作成し(S
8)、この目標電流値がS6又はS7で求められた電流
最大値よりも大きいか否かを調べ(S9)、目標電流値
が電流最大値よりも大きい場合は(S9でYES)、電
流最大値制限38により目標電流値を制限し(S1
0)、PWMにてモータ電流制御を行う(S11)。ま
た、目標電流値が電流最大値よりも大きくない場合は
(S9でNO)、目標電流値をそのまま用いてPWMに
てモータ電流制御を行う(S11)。その後、処理はS
2に戻り、同様な動作を繰り返す。
【0010】本実施例の電動パワーステアリング装置に
よれば、上記の処理を行うことにより、操舵トルクを監
視し、その平均値が規定値を越えると、モータ電流の増
加を制限することができ、これによりモータ6の発熱を
低減することができる。また、トルクを監視することに
より、据え切り、車庫入れなどの操作が行われているこ
とを、モータ電流値に関係なく監視することができ、従
って、据え切りなどの一連の操作でモータ6の発熱量が
大きいと判断される場合、余分な電流を流さないように
適切に電流制限を行うことができ、また、大きい電流を
繰り返して流さなくなるので、モータ6が蓄熱により異
常高温になるといった事態を回避できる。
【0011】なお、上記のフローチャートでは、図3に
示した車速センサ9からの車速に応答して行われる、車
速/ゲイン特性34を用いた目標電流値のゲイン調整の
処理や、図2に示したエンジン回転数信号27を用いた
制御処理については、示していないが、これら車速感応
やエンジン回転数検出をも、操舵トルクの値と共に考慮
してモータ電流制限を行うようにすれば、より一層的確
な制御が可能となる。すなわち、低車速又はエンジン回
転数が低い状態で、操舵トルクの平均値が所定値以上に
なった時に、モータ電流を低減するようにすることによ
り、据え切り、車庫入れなどの操作が継続された場合の
モータ6の異常発熱を確実に防止できる。また、操舵ト
ルクの平均値でなくとも、操舵トルク値が所定値以上を
所定時間以上に亘って持続した時や、それと低車速又は
エンジン回転数が低い状態との組合わせにより、異常で
あると判断できる場合に、モータ電流を低減するように
制御してもよい。また、モータ電流低減の方法として
は、上記のようなモータ電流の最大値の制限の他にも、
モータ電流の平均値を制限する方法等も考えられる。ま
た、電流最大値等を求める際に、上記フローチャートで
は、演算により求める方法を説明したが、演算に代えて
テーブルを用いる方法でもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように請求項1又は5の発明に係
る電動パワーステアリング装置又はそのコントロールユ
ニットによれば、操舵トルク平均値が所定値以上になっ
た時に、ハンドルの回転に要する力の補助を行うモータ
に流れる電流を低減させるので、モータの発熱を低減す
ることができる。しかも、トルクを監視しているので、
据え切り・車庫入れなどの操作を、モータ電流値に関係
なく監視することができ、従って、モータの発熱量が大
きいと判断される場合に、余分なモータ電流を流さない
ように制限でき、モータが異常高温になることを防止す
ることができる。また、請求項2又は6の発明に係る電
動パワーステアリング装置又はそのコントロールユニッ
トによれば、低車速又はエンジン回転数が低い状態で操
舵トルクを監視するようにしているので、上記の効果が
より一層的確に得られる。また、請求項3又は7の発明
に係る電動パワーステアリング装置又はそのコントロー
ルユニットによれば、操舵トルクの値が所定値以上の状
態が所定時間以上に亘って持続した時に、モータに流れ
る電流を低減するようにしているので、据え切り・車庫
入れなどの一連の操作でモータの発熱量が大きいと判断
される場合に、その動作を継続する意志がある限り余分
なモータ電流を流さないように制限でき、これにより、
大きいモータ電流を繰り返し流すことによるモータでの
蓄熱による異常温度への到達を回避することができる。
また、請求項4又は8の発明に係る電動パワーステアリ
ング装置又はそのコントロールユニットによれば、低車
速又はエンジン回転数が低い状態で操舵トルクを監視す
るようにしているので、上記の効果がより一層的確に得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電動パワーステアリン
グ装置の概略構成図である。
【図2】電動パワーステアリング装置の具体構成図であ
る。
【図3】電動パワーステアリング装置におけるコントロ
ール装置の機能を示すブロック図である。
【図4】コントロール装置の動作を示すフローチャート
である。
【図5】従来の電動パワーステアリング装置における操
舵トルクとモータ電流の関係を示す図である。
【図6】従来の電動パワーステアリング装置におけるモ
ータ電流と温度の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ハンドル 5 操舵トルクセンサ 6 モータ 8 コントロール装置 9 車速センサ 21 CPU 33a 操舵トルク/モータ電流特性 36 トルク平均値演算 37 トルク平均値/電流最大値特性 38 電流最大値制限 39 モータ電流制御

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵ト
    ルクセンサと、前記ハンドルの操舵を補助する力を発生
    するモータと、前記操舵トルクセンサからの操舵トルク
    信号を受けて前記モータへ供給する電流を制御するコン
    トロールユニットとを備えた電動パワーステアリング装
    置において、 前記コントロールユニットは、前記操舵トルクセンサに
    よる検出信号から操舵トルクの平均値を算出する操舵ト
    ルク平均値算出手段と、この操舵トルク平均値算出手段
    により得られた操舵トルク平均値が所定値以上になった
    時に、前記モータに流れる電流を低減させる電流制御手
    段とを備えたことを特徴とする電動パワーステアリング
    装置。
  2. 【請求項2】 車速又はエンジン回転数を検出する手段
    を備え、 前記電流制御手段は、低車速又はエンジン回転数が低い
    状態で前記操舵トルクの平均値が所定値以上になった時
    に、前記モータに流れる電流を低減することを特徴とす
    る請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 ハンドルの操舵トルクを検出する操舵ト
    ルクセンサと、前記ハンドルの操舵を補助する力を発生
    するモータと、前記操舵トルクセンサからの操舵トルク
    信号を受けて前記モータへ供給する電流を制御するコン
    トロールユニットとを備えた電動パワーステアリング装
    置において、 前記コントロールユニットは、前記操舵トルクの値が所
    定値以上の状態を所定時間以上に亘って持続した時に、
    前記モータに流れる電流を低減する電流制御手段を備え
    たことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】 車速又はエンジン回転数を検出する手段
    を備え、 前記電流制御手段は、低車速又はエンジン回転数が低い
    状態で前記操舵トルクの値が所定値以上の状態を所定時
    間以上に亘って持続した時に、前記モータに流れる電流
    を低減することを特徴とする請求項3記載の電動パワー
    ステアリング装置。
  5. 【請求項5】 ハンドルの操舵トルクに応じてモータに
    より操舵力補助を行う電動パワーステアリング装置に用
    いられるコントロールユニットにおいて、 前記操舵トルクを検出する操舵トルク検出センサの検出
    信号より、操舵トルクの平均値を算出する操舵トルク平
    均値算出手段と、 上記操舵トルク平均値算出手段により得られた操舵トル
    ク平均値が所定値以上になった時に、前記モータに流れ
    る電流を低減させる電流制御手段とを備えたことを特徴
    とするコントロールユニット。
  6. 【請求項6】 前記電流制御手段は、低車速又はエンジ
    ン回転数が低い状態で前記操舵トルクの平均値が所定値
    以上になった時に、前記モータに流れる電流を低減させ
    ることを特徴とする請求項5記載のコントロールユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 ハンドルの操舵トルクに応じてモータに
    より操舵力補助を行う電動パワーステアリング装置に用
    いられるコントロールユニットにおいて、 前記操舵トルクの値が所定値以上の状態を所定時間以上
    に亘って持続した時に、前記モータに流れる電流を低減
    させる電流制御手段を備えたことを特徴とするコントロ
    ールユニット。
  8. 【請求項8】 前記電流制御手段は、低車速又はエンジ
    ン回転数が低い状態で前記操舵トルクの値が所定値以上
    の状態を所定時間以上に亘って持続した時に、前記モー
    タに流れる電流を低減させることを特徴とする請求項7
    記載のコントロールユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004336975A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Denso Corp 電動モータ駆動装置及び電動パワーステアリング装置
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KR100969101B1 (ko) * 2008-05-20 2010-07-09 현대자동차주식회사 모터제어식 유압파워스티어링 시스템의 소비전류 저감 방법

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