JPH08133022A - 車両用ワイパブレード - Google Patents

車両用ワイパブレード

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JPH08133022A
JPH08133022A JP6278106A JP27810694A JPH08133022A JP H08133022 A JPH08133022 A JP H08133022A JP 6278106 A JP6278106 A JP 6278106A JP 27810694 A JP27810694 A JP 27810694A JP H08133022 A JPH08133022 A JP H08133022A
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JP
Japan
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wiper blade
fin
end side
wiper
inclination angle
Prior art date
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JP6278106A
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English (en)
Inventor
Yasushi Osone
靖 大曽根
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速走行時におけるワイパブレードの浮き上
がり現象を防止するのみならず、ワイパブレードのオー
バーラン現象並びにワイパモータへの過負荷付与を防止
をする。 【構成】 ワイパブレード10のプライマリレバー16
の風上側の側壁22には浮き上がり防止用のフィン48
が一体に形成されている。このフィン48では、ワイパ
ブレード10の先端側での抗力が小さくなるように、フ
ィン48の高さ方向に対する傾斜角度をワイパブレード
10の後端側から先端側に向けて漸次大きくなるように
設定されている。このため、ワイパブレード10がオー
バーランすることはなく、又ワイパモータに過度な負荷
が加わることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のウインドシール
ドガラス面等の被払拭面を払拭するためのワイパ装置に
用いられる車両用ワイパブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス面等の
被払拭面を払拭する車両用ワイパでは、曲面ガラスにお
いても確実に払拭できる所謂トーナメント式ワイパブレ
ードが一般的に用いられている。
【0003】この種のワイパブレードは、被払拭面とし
てのウインドシールドガラス面に接触しこれを払拭する
ブレードラバーと、このブレードラバーを保持するプラ
イマリレバー、セカンダリレバー、及びヨークレバー等
の複数のレバーと、によって構成されており、プライマ
リレバーの中央部分でクリップを介してワイパアームに
支持され、往復回動することによりブレードラバーがウ
インドシールドガラス面上の雨滴等を払拭する。
【0004】ところで、高速走行する自動車のウインド
シールドガラス面上には、ガラス面下方からガラス面上
方へ向けて扇状の高速気流が発生する。この高速気流は
ワイパブレードの内部に進入すると揚力を発生させ、ワ
イパブレードをウインドシールドガラス面から浮き上が
らせることがある。この場合、ワイパブレードの払拭性
能が低下するので好ましくない。そこで、従来から高速
走行時のワイパブレードの浮き上がりを防止するべく種
々の構成が提案されており、大別すれば気流の影響を避
けるタイプと気流を利用するタイプがある。
【0005】後者のタイプの一例が、特開昭62ー61
862号公報に開示されている。この公報に開示された
ワイパブレードでは、断面コ字状のプライマリレバーの
風上側の側壁下部に所定角度傾斜されたフィン(同公報
では「スポイラ」として記載)が形成されている。ま
た、このフィンはプライマリレバーの長手方向の略全長
に亘って同一傾斜角度で一体形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のワイパブレードによる場合、前述した如くフィンの
傾斜角度が先端から後端に亘って同一角度で形成されて
いるため、フィンに加わる風圧が過剰になる場合があ
る。特に、ワイパブレードの払拭速度は先端側に向かう
につれて速くなることから、ワイパブレードの先端側で
過剰な風圧を受けやすい。このため、ワイパブレードの
オーバーラン現象やワイパモータの大型化といった不具
合が生じ得る。
【0007】すなわち、一般に、フィンに加わる風圧は
フィンによって気流の進行方向の分力(以下、「抗力」
と称す)と気流の進行方向に対して垂直下方向の分力
(以下、「押圧力」と称す)に分化される。この内、押
圧力がワイパブレードの浮き上がり防止に供する訳であ
るが、抗力はワイパブレードを気流の進行方向に押圧す
る押圧力として作用することになる。このため、ワイパ
ブレードが気流の進行方向と同方向へ払拭回転する場合
には、前記の抗力はワイパブレードの払拭速度をさらに
加速させる力として作用する。従って、フィンに加わる
風圧が過剰であった場合には、ワイパブレードが通常の
上反転位置を越えて作動するオーバーラン現象が起こり
得る。
【0008】また、ワイパブレードが気流の進行方向と
逆方向へ払拭回転する場合には、ワイパブレードは気流
に逆らって回転することになるので、フィンに加わる風
圧が過剰であった場合にはその際の抵抗も大きくなる。
このため、ワイパモータのトルクを上げる必要が生じ、
ワイパモータの大型化、コストアップ等の不具合を招き
得る。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、高速走行時に
おけるワイパブレードの浮き上がり現象を防止するのみ
ならず、ワイパブレードのオーバーラン現象並びにワイ
パモータへの過負荷付与を防止をすることができる車両
用ワイパブレードを得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る車両用ワイパブレードでは、被払拭面に接触しこれを
払拭するブレードラバーを保持する複数のレバーと、前
記レバーに傾斜した状態で設けられ、車両走行時に前記
被払拭面上を流れる気流から受ける風圧を反揚力作用方
向への押圧力に変換するフィンと、を含んで構成される
車両用ワイパブレードにおいて、ワイパブレード高さ方
向に対するフィンの傾斜角度を、ワイパブレード長手方
向に沿って漸次変化させた、ことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明に係る車両用ワイパブ
レードでは、請求項1記載の本発明において、前記フィ
ンの傾斜角度を、ワイパブレード後端側からワイパブレ
ード先端側に向けて漸次大きくなるように設定した、こ
とを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明に係る車両用ワイパブ
レードでは、請求項1又は請求項2記載の本発明におい
て、前記フィンの傾斜角度の変化に応じて当該フィンの
投影面積をも漸次変化させた、ことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明に係る車両用ワイパブ
レードでは、請求項3記載の本発明において、前記フィ
ンの投影面積を、ワイパブレード後端側からワイパブレ
ード先端側に向けて漸次小さくなるように設定した、こ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、車両走行時に
被払拭面上を流れる気流から受ける風圧は、フィンによ
って反揚力作用方向への押圧力に変換される。これによ
り、ワイパブレードは被払拭面に押し付けられるので、
高速走行時におけるワイパブレードの浮き上がりが防止
される。
【0015】ここで、本発明によれば、ワイパブレード
高さ方向に対するフィンの傾斜角度をワイパブレード長
手方向に沿って漸次変化させたので、当該傾斜角度に応
じた抗力がワイパブレードに作用することになる。この
ため、前記傾斜角度がワイパブレード長手方向に沿って
一律である場合に比べ、フィンにおけるワイパブレード
先端側の部位とワイパブレード後端側の部位とで異なる
抗力を生じさせることが可能となる。
【0016】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の本発明において、フィンの傾斜角度をワイパブレ
ードの後端側からワイパブレードの先端側に向けて漸次
大きくなるように設定したので、ワイパブレードの後端
側からワイパブレードの先端側に向かうにつれてワイパ
ブレードに作用する抗力が小さくなる。
【0017】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
又は請求項2記載の本発明において、フィンの傾斜角度
の変化に応じて当該フィンの投影面積をも漸次変化させ
たので、当該投影面積に応じた抗力がワイパブレードに
作用することになる。
【0018】請求項4記載の本発明によれば、請求項3
記載の本発明において、フィンの投影面積をワイパブレ
ードの後端側からワイパブレードの先端側に向けて漸次
小さくなるように設定したので、ワイパブレードの後端
側からワイパブレードの先端側に向かうにつれてワイパ
ブレードに作用する抗力が小さくなる。
【0019】
【実施例】図1には本発明の第1実施例に係るワイパブ
レード10の全体斜視図が示されており、又図2にはそ
の正面図が示されている。これらの図に示されるよう
に、ワイパブレード10は、被払拭面としてのウインド
シールドガラス面に接触し、これを払拭するブレードラ
バー12と、このブレードラバー12を保持する後述す
る複数のレバーと、によって構成されている。
【0020】ブレードラバー12は所定硬度の弾性材料
で形成されており、ウインドシールドガラス面に接触す
るリップ部(下部)とこのリップ部をネック部を介して
支持する保持部(上部)とを備えている。なお、ブレー
ドラバー12の保持部の両側部には、ブレードラバー1
2を長手方向に支持するバッキング14が挟持状態で嵌
合されている。
【0021】上述したブレードラバー12を保持する複
数のレバーはプライマリレバー16、セカンダリレバー
18、ヨークレバー20によって構成されており、即ち
本実施例のワイパブレード10は所謂トーナメント式の
ワイパブレードを構成している。
【0022】プライマリレバー16はワイパブレード1
0の最上部に配置されており、互いに平行に配置された
一対の側壁22、24と、これらの側壁22、24を上
端部間で繋ぐ上壁26とを含んで断面略コ字形に形成さ
れている。上壁26の長手方向中央部には開口部28が
形成されており、開口部28の内側に一対の側壁22、
24の中央部が互いに平行に位置されている。そして、
これらの側壁22、24の中央部間にリベット30によ
ってクリップ32が回動自在に支持されている。なお、
このクリップ32には図示しないワイパアームの先端部
が係止されるようになっている。
【0023】上述したプライマリレバー16の長手方向
両端部には、ウインドシールドガラス面側を開放側とす
る断面コ字形の連結部38がそれぞれ形成されている。
これらの連結部38には、断面コ字形のセカンダリレバ
ー18がリベット40によって回動自在に連結されてい
る。
【0024】さらに、セカンダリレバー18の長手方向
両端部にも、ウインドシールドガラス面側を開放側とす
る断面コ字形の連結部42がそれぞれ形成されている。
これらの連結部42には、断面コ字形のヨークレバー2
0がリベット44によって回動自在に連結されている。
そして、これらのヨークレバー20の長手方向両端部に
は断面コ字形の保持部46がそれぞれ形成されており、
各保持部46がブレードラバー12をバッキング14と
共に挟持することによってブレードラバー12を保持す
る構成となっている。
【0025】さて、以上の構成のワイパブレード10の
プライマリレバー16には、ワイパブレード10の浮き
上がり防止用のフィン48が設けられている。より具体
的には、フィン48は、プライマリレバー16における
風上側の側壁22に一体に形成されている。
【0026】ここで、図3乃至図6には、フィン48の
長手方向の各部位での部分断面構造が示されている。こ
れらの図から判るように、ワイパブレード10の高さ方
向線(一点鎖線で示すC線)からフィン48の延出端部
(下端部)までの距離Sは、全ての断面位置で同一であ
る。しかし、フィン48の上端から下端までの高さH
は、ワイパブレード10の後端側(3−3線での断面位
置)から先端側(6−6線での断面位置)に向かうにつ
れて漸次低くなるように設定されている。このため、本
実施例におけるフィン48では、ワイパブレード10の
長手方向の後端側から先端側に向かうにつれて傾斜角度
θが漸次大きくなるように設定されている。すなわち、
「先端側である6−6線断面位置における傾斜角度θ6
>5−5線断面位置における傾斜角度θ5 >4−4線断
面位置における傾斜角度θ4 >後端側である3−3線断
面位置における傾斜角度θ3 」となるように、フィン4
8の傾斜角度が設定されている。なお、ここでいう「傾
斜角度」とは、ワイパブレード10の高さ方向とフィン
48の延出方向とがなす角度のことを意味する。
【0027】次に本第1実施例の作用を説明する。ワイ
パモータが駆動するとワイパアームを介してワイパブレ
ード10がピボット軸回りに往復回動される。これによ
り、ブレードラバー12によってウインドシールドガラ
ス面上の雨滴等が払拭される。
【0028】ところで、高速走行時になると、ウインド
シールドガラス面上にガラス面下方からガラス面上方へ
向かう高速気流が発生するため、一般にはワイパブレー
ドが比較的強い揚力を受けて浮き上がろうとする。この
場合、図3に示される如く、本実施例のワイパブレード
10では、気流Wから受ける風圧がフィン48によって
気流Wの進行方向への抗力Dと、反揚力作用方向への押
圧力Lとに変換される。この押圧力Lによって、ワイパ
ブレード10はウインドシールドガラス面に押し付けら
れる。この結果、高速走行時におけるワイパブレード1
0の浮き上がりが防止される。
【0029】ここで、本実施例のワイパブレード10で
はワイパブレード高さ方向に対するフィン48の傾斜角
度θがワイパブレード10の後端側から先端側に向けて
漸次大きくなるように設定されており、又これによりフ
ィン48の投影面積はワイパブレード10の後端側から
先端側に向け漸次小さくなるように設定されるため、こ
れに応じた抗力D及び押圧力Lがワイパブレード10に
作用することになる。すなわち、一般に、フィン48に
よって変換された抗力D及び押圧力Lの大きさは、フィ
ン48の投影面積の大きさに比例することが知られてい
る。このため、本実施例によれば、フィン48によって
発生する抗力D及び押圧力Lも、ワイパブレードの後端
側から先端側に向かうにつれて小さくなる。従って、過
剰な風圧が作用しやすいワイパブレード10の先端側に
は小さな抗力Dしか作用しないことになるので、ワイパ
ブレード10がオーバーランすることもない。さらに、
ワイパブレード10が初期位置に復帰する際において
も、ワイパモータに過度な負荷が加わることもない。
【0030】なお、本実施例によれば、ワイパブレード
10の先端側では抗力Dが小さくなると共に押圧力Lも
小さくなるが、その不足分はワイパブレード10の後端
側で補われるため、ワイパブレード10の全体としての
浮き上がり防止性能は良好に維持される。また、ワイパ
ブレード10の後端側では抗力Dも大きくなるが、ワイ
パブレード10の後端側にあっては先端側に比べてピボ
ット軸からの距離が短いため、抗力Dが大きくなっても
ワイパモータへの影響は小さい。
【0031】次に本発明の第2実施例について説明す
る。なお、第1実施例と実質的に同一の部品、部位に関
しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0032】図7には本発明の第2の実施例に係るワイ
パブレード50の平面図が示されており、又図8にはワ
イパブレード50の正面図が示されている。
【0033】これらの図に示されるように、本実施例に
係るワイパブレード50では、後述するフィン60をプ
ライマリレバー52と別体で構成した点に特徴がある。
【0034】本実施例に係るワイパブレード50は、プ
ライマリレバー52、セカンダリレバー18、ヨークレ
バー20によって構成されており、この点については前
述した第1実施例と基本的には同様である。但し、プラ
イマリレバー52は互いに平行に配置された一対の側壁
54、56と、これらの側壁54、56を上端部間で繋
ぐ上壁58とを含んで構成される一般的な断面略コ字形
のレバーとされている。
【0035】一方フィン60は、形状こそ前述した第1
実施例と異なるものの、各部断面構造は前述した第1実
施例と同様である。簡単に説明すると、図9乃至図12
にはフィン60の長手方向の各部位での部分断面構造が
示されており、これらの断面構造は図3乃至図6に対応
するものである。従って、ワイパブレード50の後端側
(9−9線での断面位置)から先端側(12−12線で
の断面位置)に向けてワイパブレード50の高さ方向線
(一点鎖線で示すC線)に対するフィン60の傾斜角度
θは、漸次大きくなるように設定されている。すなわ
ち、「先端側である12−12線断面位置における傾斜
角度θ12>11−11線断面位置における傾斜角度θ11
>10−10線断面位置における傾斜角度θ10>後端側
である9−9線断面位置における傾斜角度θ9 」となる
ように、フィン60の傾斜角度が設定されている。
【0036】ここで、図7に示されるように、上述した
フィン60の長手方向両側の下縁側には一対の取付片6
2が延出されている。そして、これらの取付片62を用
いてリベット、螺子等によりプライマリレバー52の側
壁54の下縁側に一体に取り付けられている。すなわ
ち、本実施例のフィン60は、プライマリレバー52と
は別体で構成されている。
【0037】上記構成によれば、フィン60をプライマ
リレバー52とは別体で構成し後付けしたことにより、
フィン60の材質をプライマリレバー52の材質とは別
異にすることができる。例えば、本実施例によれば、フ
ィン60を任意の金属、樹脂、ゴム、木材等で制作する
ことも可能となり、フィン60の材質の選択の自由度を
高めることができる。また、本実施例によれば、既存の
ワイパブレードのプライマリレバーに取付片62を介し
てフィン60を取り付けることが可能であるため、ワイ
パブレード自体は形状を変更しないで済むというメリッ
トもある。
【0038】付言すれば、本実施例におけるフィン60
についての作用は、前述した第1実施例と同様である。
このため、本実施例によっても、ワイパブレード50の
浮き上がりを防止することができるのみならず、ワイパ
ブレード50のオーバーラン現象を防止することができ
ると共に、ワイパモータに過負荷が加わることを防止す
ることができる。
【0039】なお、上述した実施例では、ワイパブレー
ド10又はワイパブレード50の後端側から先端側へ向
けてフィン48又はフィン60の傾斜角度を漸次大きく
したが、必ずしもこのような構成にする必要はなく、フ
ィンの傾斜角度をワイパブレードの長手方向に沿って漸
次変化させる構成であればよい。例えば、車種によって
はウインドシールドガラス面の曲面形状が異なるため、
場合によってはフィンの傾斜角度を後端側から先端側へ
向けて漸次大きくするよりも、部分的に傾斜角度の大小
関係が逆転する方が好ましいこともあり得る。
【0040】また、上述した実施例では、フィン48又
はフィン60は、風上側に位置する側壁22又は側壁5
4に設けられていたが、フィンは気流から受ける風圧を
反揚力作用方向への押圧力に変換するように設けられて
いればよく、例えば、フィン48又はフィン60を風下
側に位置する側壁24又は側壁56に設けてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両用
ワイパブレードは、高速走行時におけるワイパブレード
の浮き上がり現象を防止するのみならず、ワイパブレー
ドのオーバーラン現象並びにワイパモータへの過負荷付
与を防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るワイパブレードの構
成を示す斜視図である。
【図2】図1に示されるワイパブレードの正面図であ
る。
【図3】フィンの断面構造を示す図1の3−3線断面図
である。
【図4】同じくフィンの断面構造を示す図1の4−4線
断面図である。
【図5】同じくフィンの断面構造を示す図1の5−5線
断面図である。
【図6】同じくフィンの断面構造を示す図1の6−6線
断面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るワイパブレードの構
成を示す平面図である。
【図8】図7に示されるワイパブレードの正面図であ
る。
【図9】フィンの断面構造を示す図7の9−9線断面図
である。
【図10】同じくフィンの断面構造を示す図7の10−
10線断面図である。
【図11】同じくフィンの断面構造を示す図7の11−
11線断面図である。
【図12】同じくフィンの断面構造を示す図7の12−
12線断面図である。
【符号の説明】
10 ワイパブレード 12 ブレードラバー 16 プライマリレバー(レバー) 18 セカンダリレバー(レバー) 20 ヨークレバー(レバー) 48 フィン 50 ワイパブレード 52 プライマリレバー(レバー) 60 フィン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被払拭面に接触しこれを払拭するブレー
    ドラバーを保持する複数のレバーと、 前記レバーに傾斜した状態で設けられ、車両走行時に前
    記被払拭面上を流れる気流から受ける風圧を反揚力作用
    方向への押圧力に変換するフィンと、 を含んで構成される車両用ワイパブレードにおいて、 ワイパブレード高さ方向に対するフィンの傾斜角度を、
    ワイパブレード長手方向に沿って漸次変化させた、 ことを特徴とする車両用ワイパブレード。
  2. 【請求項2】 前記フィンの傾斜角度を、ワイパブレー
    ド後端側からワイパブレード先端側に向けて漸次大きく
    なるように設定した、 ことを特徴とする請求項1記載の車両用ワイパブレー
    ド。
  3. 【請求項3】 前記フィンの傾斜角度の変化に応じて当
    該フィンの投影面積をも漸次変化させた、 ことを特徴とする請求項1、又は請求項2記載の車両用
    ワイパブレード。
  4. 【請求項4】 前記フィンの投影面積を、ワイパブレー
    ド後端側からワイパブレード先端側に向けて漸次小さく
    なるように設定した、 ことを特徴とする請求項3記載の車両用ワイパブレー
    ド。
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