JPH08132997A - 車両の進行路推定装置及びその推定方法 - Google Patents

車両の進行路推定装置及びその推定方法

Info

Publication number
JPH08132997A
JPH08132997A JP7229313A JP22931395A JPH08132997A JP H08132997 A JPH08132997 A JP H08132997A JP 7229313 A JP7229313 A JP 7229313A JP 22931395 A JP22931395 A JP 22931395A JP H08132997 A JPH08132997 A JP H08132997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
obstacle
traveling
traveling path
estimating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7229313A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Yamamoto
康典 山本
Ayumi Doi
歩 土井
Toru Yoshioka
透 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7229313A priority Critical patent/JPH08132997A/ja
Publication of JPH08132997A publication Critical patent/JPH08132997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヨーレートセンサを用いることなく、自車両
の進行路を推定する。 【解決手段】 障害物検出手段21からの信号に基づ
き、自車両前方に静止物体を静止状態判定手段22によ
って検出する。自車両前方に静止物体を検出すると、第
1進行路推定手段23aによって自車両の障害物に対す
る走行状態を表すデータに基づき、自車両が今後進行す
ると推定される進行路を推定する。進行路を推定するた
めの自車両の障害物に対する走行状態を表すデータとし
ては、自車両と静止物体との距離、自車両からみた静止
物体の方位、自車両と静止物体との相対速度及び横移動
速度を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自車両前方の障害
物を検出してその障害物から進行路を推定する車両の進
行路推定装置及び推定方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、自車の操舵角や車速等の走行状態
から自車が今後走行すると予測される進行路を推定する
進行路推定手段を備え、レーダ装置の広範囲の走査で得
られる情報の中から、前記走行路推定手段で予測される
走行路に沿った領域内のもののみをピックアップし、自
車と障害物とが接触する可能性を判断するものが知られ
ている(例えば特公昭51−7892号公報参照)。
【0003】一方、進行路を推定するためにはヨーレー
トセンサを必要とするため、高価となることから、その
ようなセンサを用いることなく進行路を推定したいとい
う要求がある。
【0004】また、例えば特開平4−369800号公
報に記載されるように、反射器間距離検出手段によって
反射器間距離を検出し、その検出された検出距離に基づ
いてカーブ径推定手段によってカーブ径を推定するシス
テムが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前記特開平4
−369800号公報に示されるシステムを利用して進
行路(曲率半径)を推定することが考えられる。
【0006】しかしながら、前記システムは、反射器間
距離に基づいてカーブ径を推定するようにしているた
め、常に複数の反射器を必要とし、単一の反射器ではカ
ーブ径を推定することはできず、進行路推定にそのまま
適用することができない。
【0007】本発明の目的は、自車両前方の障害物を検
出する場合において、その検出結果を基に静止物体を検
出するようにして、ヨーレートセンサを用いることな
く、静止物体に基づき進行路を推定することができるよ
うにした車両の進行路推定装置及び推定方法を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、自車両前方の障害物を検出して、その
障害物が静止物体かどうかを判定し、その判定結果によ
り自車両の進行路を推定するようにした。
【0009】具体的には、請求項1〜18の発明は車両
の進行路推定装置に係り、請求項1の発明では、自車両
の前方にある障害物を検出し、この検出された障害物か
ら自車両の進行路を推定するようにした車両の進行路推
定装置であって、自車両の前方に向けてレーダ波を発信
してその前方に存在する障害物を検出する障害物検出手
段と、この障害物検出手段の検出結果に基づいて、自車
両の前方にある障害物が該自車両に対して静止状態であ
るか否かを判定する静止状態判定手段と、この静止状態
判定手段の判定結果に基づいて、前記自車両の進行路を
推定する進行路推定手段とを備えている。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明の車
両の進行路推定装置において、自車両のステアリング舵
角を検出する舵角検出手段と、自車両の車速を検出する
車速検出手段とをさらに具備する。
【0011】請求項3の発明では、請求項2の発明の車
両の進行路推定装置において、進行路推定手段は、障害
物が静止状態であると判定された場合、自車両の障害物
に対する走行状態を表すデータから該自車両の第1の進
行路を推定する第1の進行路推定手段と、障害物が静止
状態でないと判定された場合、舵角検出手段で検出され
たステアリング舵角と車速検出手段で検出された車速と
に基づいて自車両の第2の進行路を推定する第2の進行
路推定手段とをさらに具備する。
【0012】請求項4の発明では、請求項3の発明の車
両の進行路推定装置において、第1の進行路推定手段
は、自車両の障害物に対する走行状態を表すデータから
第1の進行路の曲率半径を算出するように構成されてい
るものとする。
【0013】請求項5の発明では、請求項3の発明の車
両の進行路推定装置において、第2の進行路推定手段
は、舵角検出手段と車速検出手段とに基づいて第2の進
行路の曲率半径を算出するとともに、自車両の横すべり
角を算出するように構成されているものとする。
【0014】請求項6の発明では、請求項3の発明の車
両の進行路推定装置において、障害物が静止状態である
と判定された場合、第1の進行路推定手段で推定された
第1の進行路を選択し、障害物が静止状態でないと判定
された場合、第2の進行路推定手段で推定された第2の
進行路を選択する選択手段をさらに具備する。
【0015】請求項7の発明では、請求項3の発明の車
両の進行路推定装置において、自車両の障害物に対する
走行状態を表すデータは、自車両と障害物との距離、自
車両からみた障害物の方位、自車両と静止物体との相対
速度及び横方向の移動速度とする。
【0016】請求項8の発明では、請求項5の発明の車
両の進行路推定装置において、第2の進行路推定手段
は、横すべり角に基づいて自車両からみた障害物の方位
を算出するように構成する。
【0017】請求項9の発明では、請求項3の発明の車
両の進行路推定装置において、第1の進行路推定手段
は、複数の障害物に対する走行状態を表すデータから第
1の進行路の曲率半径を算出するように構成する。
【0018】請求項10の発明では、自車両の前方にあ
る障害物を検出し、この検出された障害物から自車両の
進行路を推定するようにした車両の進行路推定装置であ
って、自車両の前方に向けてレーダ波を発信してその前
方に存在する複数の障害物を検出する障害物検出手段
と、この障害物検出手段の検出結果に基づいて、自車両
の前方にある各障害物が自車両に対して静止状態である
か否かを判定する静止状態判定手段と、この静止状態判
定手段により静止状態と判定された障害物の静止状態が
変化したか否かを判定する障害物判定手段と、この障害
物判定手段の判定結果に基づいて、前記自車両の進行路
を推定する進行路推定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0019】請求項11の発明では、請求項10の発明
の車両の進行路推定装置において、自車両のステアリン
グ舵角を検出する舵角検出手段と、自車両の車速を検出
する車速検出手段とをさらに具備するものとする。
【0020】請求項12の発明では、請求項11の発明
の車両の進行路推定装置において、進行路推定手段は、
静止状態判定手段により静止状態であると判定された障
害物が所定数以上の場合、自車両の各障害物に対する走
行状態を表すデータから該自車両の第1の進行路を推定
する第1の進行路推定手段と、前記静止状態判定手段に
より静止状態であると判定された障害物が所定数未満で
ある場合、舵角検出手段で検出されたステアリング舵角
と車速検出手段で検出された車速とに基づいて自車両の
第2の進行路を推定する第2の進行路推定手段とをさら
に具備するものとする。
【0021】請求項13の発明では、請求項12の発明
の車両の進行路推定装置において、第1の進行路推定手
段は、自車両の各障害物に対する走行状態を表すデータ
から前記第1の進行路の曲率半径を算出するように構成
する。
【0022】請求項14の発明では、請求項12の発明
の車両の進行路推定装置において、第2の進行路推定手
段は、舵角検出手段と車速検出手段とに基づいて第2の
進行路の曲率半径を算出するとともに、自車両の横すべ
り角を算出するように構成する。
【0023】請求項15の発明では、請求項13の発明
の車両の進行路推定装置において、第1の進行路推定手
段は、障害物が3つ以上ある場合、自車両に対して最も
遠い距離に存在する障害物から順に3つの障害物を選択
し、自車両の各障害物に対する走行状態を表すデータか
ら算出される各進行路の曲率半径の平均値を該自車両の
第1の進行路として推定するように構成する。
【0024】請求項16の発明では、請求項12の発明
の車両の進行路推定装置において、自車両の各障害物に
対する走行状態を表すデータは、自車両と各障害物との
距離、自車両からみた各障害物の方位、自車両と各障害
物との相対速度及び横方向の移動速度する。
【0025】請求項17の発明では、請求項13の発明
の車両の進行路推定装置において、静止状態判定手段
は、前記自車両の各障害物に対する走行状態を表すデー
タが前回のデータと等しいか否かを判定し、等しい場
合、第1の進行路推定手段は、前回のデータに基づいて
算出された第1の曲率半径を前記第1の進行路と推定す
るように構成する。
【0026】請求項18の発明では、請求項17の発明
の車両の進行路推定装置において、自車両の各障害物に
対する走行状態を表すデータが、前回のデータと等しく
ない場合、進行路推定手段により自車両の進行路を新た
に推定するように構成する。
【0027】請求項19〜35の発明は車両の進行路推
定方法に係る。すなわち、請求項19の発明では、自車
両の前方にある障害物を検出し、この検出された障害物
から自車両の進行路を推定する車両の進行路推定方法で
あって、自車両の前方に向けてレーダ波を発信してその
前方に存在する障害物を検出する障害物検出工程と、こ
の障害物検出工程における検出結果に基づいて、自車両
の前方にある障害物が該自車両に対して静止状態である
か否かを判定する静止状態判定工程と、この静止状態判
定工程における判定結果に基づいて、前記自車両の進行
路を推定する進行路推定工程とを具備している。
【0028】請求項20の発明では、請求項19の発明
の車両の進行路推定方法において、自車両のステアリン
グ舵角を検出する舵角検出工程と、自車両の車速を検出
する車速検出工程とをさらに具備する。
【0029】請求項21の発明では、請求項20の発明
の車両の進行路推定方法において、進行路推定工程は、
障害物が静止状態であると判定された場合、自車両の該
障害物に対する走行状態を表すデータから該自車両の第
1の進行路を推定する第1の進行路推定工程と、前記障
害物が静止状態でないと判定された場合、舵角検出工程
で検出されたステアリング舵角と車速検出工程で検出さ
れた車速とに基づいて自車両の第2の進行路を指定する
第2の進行路推定工程とをさらに具備する。
【0030】請求項22の発明では、請求項21の発明
の車両の進行路推定方法において、第1の進行路推定工
程では、自車両の該障害物に対する走行状態を表すデー
タから第1の進行路の曲率半径を算出する。
【0031】請求項23の発明では、請求項21の発明
の車両の進行路推定方法において、第2の進行路推定工
程では、舵角検出工程と車速検出工程とに基づいて第2
の進行路の曲率半径を算出するとともに、自車両の横す
べり角を算出する。
【0032】請求項24の発明では、請求項21の発明
の車両の進行路推定方法において、自車両の障害物に対
する走行状態を表すデータは、自車両と各障害物との距
離、自車両からみた各障害物の方位、自車両と静止物体
との相対速度及び横方向の移動速度とする。
【0033】請求項25の発明では、請求項21の発明
の車両の進行路推定方法において、第1の進行路推定工
程では、複数の障害物に対する自車両の該障害物に対す
る走行状態を表すデータから該自車両の第1の進行路を
推定する。
【0034】請求項26の発明では、請求項25の発明
の車両の進行路推定方法において、第1の進行路推定工
程では、障害物が3つ以上ある場合、自車両に対して最
も遠い距離に存在する障害物から順に3つの障害物を選
択し、自車両の各障害物に対する走行状態を表すデータ
から算出される各進行路の曲率半径の平均値を該自車両
の第1の進行路として推定する。
【0035】請求項27の発明では、自車両の前方にあ
る障害物を検出し、この検出された障害物から自車両の
進行路を推定する車両の進行路推定方法であって、自車
両の前方に向けてレーダ波を発信してその前方に存在す
る複数の障害物を検出する障害物検出工程と、この障害
物検出手段の検出結果に基づいて、自車両の前方にある
各障害物が該自車両に対して静止状態であるか否かを判
定する静止状態判定工程と、この静止状態判定工程にお
いて静止状態と判定された障害物の静止状態が変化した
か否かを判定する障害物判定工程と、この障害物判定工
程における判定結果に基づいて、前記自車両の進行路を
推定する進行路推定工程とを備えることを特徴とする。
【0036】請求項28の発明では、請求項27の発明
の車両の進行路推定方法において、自車両のステアリン
グ舵角を検出する舵角検出工程と、自車両の車速を検出
する車速検出工程とをさらに具備することを特徴とす
る。
【0037】請求項29の発明では、請求項28の発明
の車両の進行路推定方法において、前記進行路推定工程
は、前記静止状態判定工程において静止状態であると判
定された障害物が所定数以上の場合、自車両の各障害物
に対する走行状態を表すデータから該自車両の第1の進
行路を推定する第1の進行路推定工程と、前記静止状態
判定工程において静止状態であると判定された障害物が
所定数未満である場合、舵角検出工程で検出されたステ
アリング舵角と車速検出工程で検出された車速とに基づ
いて自車両の第2の進行路を推定する第2の進行路推定
工程とをさらに具備する。
【0038】請求項30の発明では、請求項29の発明
の車両の進行路推定方法において、第1の進行路推定工
程では、自車両の各障害物に対する走行状態を表すデー
タから前記第1の進行路の曲率半径を算出する。
【0039】請求項31の発明では、請求項29の発明
の車両の進行路推定方法において、第2の進行路推定工
程では、舵角検出工程と車速検出工程とに基づいて第2
の進行路の曲率半径を算出するとともに、自車両の横す
べり角を算出する。
【0040】請求項32の発明では、請求項30の発明
の車両の進行路推定方法において、第1の進行路推定工
程は、前記障害物が3つ以上ある場合、自車両に対して
最も遠い距離に存在する障害物から順に3つの障害物を
選択し、自車両の各障害物に対する走行状態を表すデー
タから算出される各進行路の曲率半径の平均値を該自車
両の第1の進行路として推定する。
【0041】請求項33の発明では、請求項29の発明
の車両の進行路推定方法において、自車両の各障害物に
対する走行状態を表すデータは、自車両と各障害物との
距離、自車両からみた各障害物の方位、自車両と各障害
物との相対速度及び横方向の移動速度とする。
【0042】請求項34の発明では、請求項30の発明
の車両の進行路推定方法において、静止状態判定工程で
は、自車両の各障害物に対する走行状態を表すデータ
が、前回のデータと等しいか否かを判定し、等しい場
合、第1の進行路推定工程において、前回のデータに基
づいて算出された第1の曲率半径を前記第1の進行路と
推定する。
【0043】請求項35の発明では、請求項34の発明
の車両の進行路推定方法において、自車両の各障害物に
対する走行状態を表すデータが、前回のデータと等しく
ない場合、進行路推定工程において自車両の進行路を新
たに推定する。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
沿って詳細に説明する。自動車の全体構成を示す図1に
おいて、1は自動車である自車両で、その車体2の前部
にレーダヘッドユニット3が設けられている。このレー
ダヘッドユニット3は、レーダ波としてのパルスレーザ
光を発信部から自車の前方に向けて発信するとともに、
前方に存在する先行車両等の障害物に当たって反射して
くる反射波を受信部で受信する構成になっており、走行
路上の障害物との距離を計測するものである。また、レ
ーダヘッドユニット3は、その発信部から発信する、縦
に細く垂直方向に扇状に拡がったパルスレーザ光(ビー
ム)を水平方向に比較的広角度で走査させるスキャン式
のものである。
【0045】また、4はコントロールユニットで、図2
に示すように、前記レーダヘッドユニット3からの信号
と共に、自車の車速を検出する車速センサ5及びステア
リングハンドル6の操舵角を検出する舵角センサ7から
の信号も入力され、それらの信号に基づいて、走行路状
態がヘッドアップディスプレイ9に表示され、自車前方
の障害物を検知すると、警報装置10が作動するととも
に、車両制御装置11がブレーキ11aを作動させて各
車輪に制動力を自動的に付与するようになっている。
【0046】前記コントロールユニット4は、図3に示
すように、レーダヘッドユニット3の出力を受け、自車
両前方に存在する障害物を検出する障害物検出手段21
と、該障害物検出手段21の出力を受け、障害物検出手
段21の検出結果に基づいて自車両前方に存在する障害
物が静止状態であるか否かを判定する静止状態検出手段
22と、該静止状態検出手段22の出力を受け、静止状
態検出手段22の判定結果に基づいて自車両の進行路を
推定する進行路推定手段23とを備える。この進行路推
定手段23は、自車両前方の障害物が静止物体と判定さ
れたとき、該自車両の障害物に対する走行状態を表すデ
ータに基づき次の式に基づき自車両の進行路(曲率半径
R2 )を推定する第1進行路推定手段23aを備える。
ここで、自車両の障害物に対する走行状態を表すデータ
は、自車両と静止物体との距離L、自車両からみた静止
物体の方位φ、自車両と静止物体との相対速度V及び横
移動速度vt であり、レーダヘッドユニット3、車速セ
ンサ5及び舵角センサ7からの信号に基づき簡単に検出
することができる。
【0047】
【数1】
【0048】コントロールユニット4における前記進行
路推定手段23は、車速V、舵角θに基づき次の式によ
り自車両の進行路(曲率半径R1 )を推定する第2進行
路推定手段23bを備えている。さらに、コントロール
ユニット4には、前記レーダヘッドユニット3の出力を
受け、自車両前方に静止物体が存在しないとき、第2進
行路推定手段23bにより推定された進行路を選択する
選択手段25が備えられている。この第2進行路推定手
段23bは、次の式により自車両のスリップアングルβ
1 (横すべり角)を検出するスリップアングル演算手段
24を備える。
【0049】
【数2】
【0050】そして、第2進行路推定手段23bは、進
行路の推定際しスリップアングルβ1 を考慮するように
なっている。すなわち、自車両から距離Lの静止物体が
見えるべき角度の領域Φ1 は次の式で計算される。
【0051】
【数3】
【0052】また、コントロールユニット4は、前記障
害物検出手段21及び選択手段25の出力を受け、障害
物判断を行う障害物判定手段25とを備える。
【0053】続いて、前記コントロールユニット4の制
御の流れについて図4に沿って説明する。スタートする
と、第2進行路推定手段23bにより、車速、舵角によ
る進行路の曲率半径R1 ,β1 が次の式により演算され
る(ステップS1 )。
【0054】
【数4】
【0055】それから、障害物検出手段21によって検
出された、自車両前方に存在する障害物が静止物体(静
止状態)であるか否かが静止状態検出手段22によって
判定され(ステップS2 )、静止物体であれば、第1進
行路推定手段23により、自車両の障害物に対する走行
状態を表すデータに基づき進行路の曲率半径R2 が次の
式により演算される(ステップS3 )。
【0056】
【数5】
【0057】尚、前記自車両の障害物に対する走行状態
を表すデータに基づき進行路(曲率半径R2 )を推定す
る式は、次のようにして導かれる(図5参照)。ここ
で、Lは自車両1から静止物体までの距離、φは自車両
1に対する静止物体の方位、Vは相対速度、vt は横移
動速度である。
【0058】
【数6】
【0059】そして、第1進行路推定手段23により推
定された進行路の曲率半径R2 に基づいて進行路を推定
し(ステップS4 )、リターンする。
【0060】一方、静止物体がなければ、スリップアン
グル演算手段24によってスリップアングルが演算され
(ステップS5 )、それを考慮して、第2進行路推定手
段23bで推定された進行路の曲率半径R1 に基づき進
行路が推定され(ステップS4 )、リターンする。
【0061】前記実施形態は、基本的には1つの静止物
体を利用して行う制御の例であるが、自車両前方に複数
の静止物体が存在する場合には、それら複数の静止物体
を利用して、次のように進行路を推定することもでき
る。
【0062】図6及び図7において、スタートすると、
先ず、物体識別番号iをリセットしてi=0とし(ステ
ップS11)、それから、物体識別番号iをインクリメン
トして、i+1とする(ステップS12)。
【0063】それから、物体識別番号iが、物体総個数
(object-max)+1に等しいか否かを判定し(ステップ
S13)、等しくなければ、相対速度Vi が自車速V0 に
等しいか否かを判定する(ステップS14)。相対速度V
i が自車速V0 に等しければ、それぞれの静止物体に基
づいて物体の属性(例えば自車両から静止物体までの距
離Li ,自車両に対する静止物体の方位φi 、相対速度
Vi 、横移動速度vtiによる走行路推定を次の式により
行い(ステップS15)、ステップS12に戻る一方、等し
くなければ、移動物体であるので、進行路の曲率半径R
i を無限大として(ステップS16)、ステップS12に戻
る。
【0064】
【数7】
【0065】一方、ステップS13において、物体識別番
号iが、object-max+1に等しければ、静止物体が3つ
以上あるか否かを判定し(ステップS17)、3つ以上あ
れば、最も遠い距離に存在する物体から順に3つの静止
物体を選択し(ステップS18)、それら曲率半径R11,
R12,R13の平均値を進行路の曲率半径として(ステッ
プS19)、進行路を推定し(ステップS20)、リターン
する。
【0066】静止物体が3つ以上なければ、第2進行路
推定手段により車両状態量による進行路推定を行い(ス
テップS21)、スリップアングルを計算し(ステップS
22)、進行路を推定して(ステップS20)、リターンす
る。
【0067】また、ステップS17以降の制御を、次のよ
うにすることもできる。
【0068】図8において、ステップS13において、物
体識別番号iが、object-max+1に等しいとき、Rフラ
グが1であるか否かが判定され(ステップS31)、Rフ
ラグが1のときには、同じ物体の物体間距離データL
a',Lb',Lc'を演算する一方(ステップS32)、Rフ
ラグが1でないときには、静止物体が3つ以上存在する
か否かを判定する(ステップS33)。ここで、ステップ
S31の処理において、Rフラグとは最初に前述のステッ
プS33の処理を実行させるために設けられている。従っ
て、Rフラグは、最初(初期値)は「0」の状態であ
り、ステップS33において静止物体が3つ以上存在する
場合に、後述するステップS39で進行路Rを推定する。
その後、Rフラグを「1」にすることで、次回の処理で
はステップS31からステップS32に進み、前記ステップ
S39までの処理により算出された物体間距離データを前
回値として、ステップS34以降の処理を実行できるよう
になる。
【0069】前記ステップS33の判定で、静止物体が3
つ以上あれば、最も遠い距離に存在する物体から順に3
つの静止物体を選択し(ステップS37)、各物体間の距
離La ,Lb ,Lc を演算し(ステップS38)、それら
曲率半径R11,R12,R13の平均値を進行路の曲率半径
として(ステップS39)、Rフラグを1とし(ステップ
S40)、進行路を推定する(ステップS36)。
【0070】静止物体が3つ以上なければ、車両状態量
による進行路推定を行い(ステップS41)、スリップア
ングルを計算し(ステップS42)、進行路を推定して
(ステップS36)、リターンする。
【0071】前記ステップS31でRフラグが1のとき
に、ステップS32で同じ物体の物体間距離データLa',
Lb',Lc'を演算した後、前回の物体間データと比較し
て等しいか否かを判定する(ステップS34)。前回の物
体間データと比較して等しければ、それらは静止物体で
あるから、等しいものについて、それらの物体から推定
された進行路の曲率半径の平均値を計算し(ステップS
35)、進行路を推定する(ステップS36)一方、等しく
なければ、Rフラグを「0」とした後(ステップS4
3)、ステップS33に移行し、新たに3つの静止物体を
選択して各物体間の距離La ,Lb ,Lc を演算する。
ステップS34で前回の物体間データを比較して等しくな
いと判定されるということは、前回の3つの静止物体の
物体間距離の関係が崩れたことになり、自車両の進行路
がカーブ等になったか或いはハンドルを切った状態とな
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、10、
19又は27の発明によると、自車両前方の障害物をレ
ーダ波によって検出し、その検出結果から障害物の静止
状態に有無を判定し、この判定結果に基づき、自車両が
今後進行すると推定される進行路を推定するようにして
いるので、障害物検出手段により検出される、自車両前
方の静止物体を有効に利用して、ヨーレートセンサを用
いることなく、自車両が今後進行する進行路を推定する
ことができる。
【0073】特に、請求項10又は27の発明による
と、自車両の複数個の障害物に対する走行状態を表すデ
ータに基づき自車両の進行路を推定するので、精度よく
進行路を推定することができる。
【0074】請求項3、12、21又は29の発明によ
ると、自車両前方の障害物が静止物体であるとき、該静
止物体に対する自車両の走行状態のデータに基づき第1
進行路推定手段が自車両が今後進行すると推定される進
行路を推定し、この第1進行路推定手段により進行路を
推定するほか、車速、舵角等の車両状態量に基づき、第
2進行路推定手段によっても進行路を推定するようにし
ているので、自車両前方に静止物体が存在しない場合に
は、第2進行路推定手段を利用することで、常時進行路
を推定することが可能となる。
【0075】請求項7、16、24又は33の発明によ
ると、静止物体に対する自車両の走行状態のデータとし
て簡単に検出することができる、自車両と静止物体との
距離、自車両からみた静止物体の方位、自車両と静止物
体との相対速度及び横移動速度を用いて、進行路を推定
することができる。
【0076】請求項8の発明によると、自車両のスリッ
プアングルを演算しているので、自車両前方に静止物体
が存在しないとき、第2進行路推定手段による推定値に
対しスリップアングルを考慮して、第2進行路推定手段
によって自車両の進行路を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の斜視図である。
【図2】コントロールユニットの説明図である。
【図3】コントロールユニットのブロック図である。
【図4】制御の流れを示すフローチャート図である。
【図5】自車両の障害物に対する走行状態を表すデータ
に基づく進行路の曲率半径推定の説明図である。
【図6】他の実施形態についてのフローチャート図であ
る。
【図7】他の実施形態についてのフローチャート図であ
る。
【図8】変形例についてのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 自車両(自動車) 3 レーダヘッドユニット 5 車速センサ 7 舵角センサ 21 障害物検出手段 22 静止状態検出手段 23 進行路推定手段 23a 第1進行路推定手段 23b 第2進行路推定手段 24 スリップアングル演算手段 25 選択手段

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の前方にある障害物を検出し、こ
    の検出された障害物から自車両の進行路を推定するよう
    にした車両の進行路推定装置であって、 自車両の前方に向けてレーダ波を発信してその前方に存
    在する障害物を検出する障害物検出手段と、 前記障害物検出手段の検出結果に基づいて、自車両の前
    方にある障害物が該自車両に対して静止状態であるか否
    かを判定する静止状態判定手段と、 前記静止状態判定手段の判定結果に基づいて、前記自車
    両の進行路を推定する進行路推定手段とを備えることを
    特徴とする車両の進行路推定装置。
  2. 【請求項2】 自車両のステアリング舵角を検出する舵
    角検出手段と、 自車両の車速を検出する車速検出手段とをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の車両の進行路推定装
    置。
  3. 【請求項3】 進行路推定手段は、障害物が静止状態で
    あると判定された場合、自車両の該障害物に対する走行
    状態を表すデータから該自車両の第1の進行路を推定す
    る第1の進行路推定手段と、 障害物が静止状態でないと判定された場合、舵角検出手
    段で検出されたステアリング舵角と車速検出手段で検出
    された車速とに基づいて自車両の第2の進行路を推定す
    る第2の進行路推定手段とをさらに具備することを特徴
    とする請求項2記載の車両の進行路推定装置。
  4. 【請求項4】 第1の進行路推定手段は、自車両の該障
    害物に対する走行状態を表すデータから第1の進行路の
    曲率半径を算出するように構成されていることを特徴と
    する請求項3記載の車両の進行路推定装置。
  5. 【請求項5】 第2の進行路推定手段は、舵角検出手段
    と車速検出手段とに基づいて第2の進行路の曲率半径を
    算出するとともに、自車両の横すべり角を算出するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項3記載の車両
    の進行路推定装置。
  6. 【請求項6】 障害物が静止状態であると判定された場
    合、第1の進行路推定手段で推定された第1の進行路を
    選択し、前記障害物が静止状態でないと判定された場
    合、第2の進行路推定手段で推定された第2の進行路を
    選択する選択手段をさらに具備することを特徴とする請
    求項3記載の車両の進行路推定装置。
  7. 【請求項7】 自車両の障害物に対する走行状態を表す
    データは、自車両と障害物との距離、自車両からみた障
    害物の方位、自車両と静止物体との相対速度及び横方向
    の移動速度であることを特徴とする請求項3記載の車両
    の進行路推定装置。
  8. 【請求項8】 第2の進行路推定手段は、横すべり角に
    基づいて自車両からみた障害物の方位を算出するように
    構成されていることを特徴とする請求項5記載の車両の
    進行路推定装置。
  9. 【請求項9】 第1の進行路推定手段は、複数の障害物
    に対する走行状態を表すデータから前記第1の進行路の
    曲率半径を算出するように構成されていることを特徴と
    する請求項3記載の車両の進行路推定装置。
  10. 【請求項10】 自車両の前方にある障害物を検出し、
    この検出された障害物から自車両の進行路を推定するよ
    うにした車両の進行路推定装置であって、 自車両の前方に向けてレーダ波を発信してその前方に存
    在する複数の障害物を検出する障害物検出手段と、 前記障害物検出手段の検出結果に基づいて、自車両の前
    方にある各障害物が自車両に対して静止状態であるか否
    かを判定する静止状態判定手段と、 前記静止状態判定手段により静止状態と判定された障害
    物の静止状態が変化したか否かを判定する障害物判定手
    段と、 前記障害物判定手段の判定結果に基づいて、前記自車両
    の進行路を推定する進行路推定手段とを備えることを特
    徴とする車両の進行路推定装置。
  11. 【請求項11】 自車両のステアリング舵角を検出する
    舵角検出手段と、 自車両の車速を検出する車速検出手段とをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項10記載の車両の進行路推定
    装置。
  12. 【請求項12】 進行路推定手段は、静止状態判定手段
    により静止状態であると判定された障害物が所定数以上
    の場合、自車両の各障害物に対する走行状態を表すデー
    タから該自車両の第1の進行路を推定する第1の進行路
    推定手段と、 前記静止状態判定手段により静止状態であると判定され
    た障害物が所定数未満である場合、舵角検出手段で検出
    されたステアリング舵角と車速検出手段で検出された車
    速とに基づいて自車両の第2の進行路を推定する第2の
    進行路推定手段とをさらに具備することを特徴とする請
    求項11記載の車両の進行路推定装置。
  13. 【請求項13】 第1の進行路推定手段は、自車両の各
    障害物に対する走行状態を表すデータから前記第1の進
    行路の曲率半径を算出するように構成されていることを
    特徴とする請求項12記載の車両の進行路推定装置。
  14. 【請求項14】 第2の進行路推定手段は、舵角検出手
    段と車速検出手段とに基づいて第2の進行路の曲率半径
    を算出するとともに、自車両の横すべり角を算出するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項12記載の
    車両の進行路推定装置。
  15. 【請求項15】 第1の進行路推定手段は、障害物が3
    つ以上ある場合、自車両に対して最も遠い距離に存在す
    る障害物から順に3つの障害物を選択し、自車両の各障
    害物に対する走行状態を表すデータから算出される各進
    行路の曲率半径の平均値を該自車両の第1の進行路とし
    て推定するように構成されていることを特徴とする請求
    項13記載の車両の進行路推定装置。
  16. 【請求項16】 自車両の各障害物に対する走行状態を
    表すデータは、自車両と各障害物との距離、自車両から
    みた各障害物の方位、自車両と各障害物との相対速度及
    び横方向の移動速度であることを特徴とする請求項12
    記載の車両の進行路推定装置。
  17. 【請求項17】 静止状態判定手段は、前記自車両の各
    障害物に対する走行状態を表すデータが前回のデータと
    等しいか否かを判定し、等しい場合、第1の進行路推定
    手段は、前回のデータに基づいて算出された第1の曲率
    半径を前記第1の進行路と推定するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項13記載の車両の進行路推定
    装置。
  18. 【請求項18】 自車両の各障害物に対する走行状態を
    表すデータが、前回のデータと等しくない場合、進行路
    推定手段により自車両の進行路を新たに推定するように
    構成されていることを特徴とする請求項17記載の車両
    の進行路推定装置。
  19. 【請求項19】 自車両の前方にある障害物を検出し、
    この検出された障害物から自車両の進行路を推定する車
    両の進行路推定方法であって、 自車両の前方に向けてレーダ波を発信してその前方に存
    在する障害物を検出する障害物検出工程と、 前記障害物検出工程における検出結果に基づいて、自車
    両の前方にある障害物が該自車両に対して静止状態であ
    るか否かを判定する静止状態判定工程と、 前記静止状態判定工程における判定結果に基づいて、前
    記自車両の進行路を推定する進行路推定工程とを具備す
    ることを特徴とする車両の進行路推定方法。
  20. 【請求項20】 自車両のステアリング舵角を検出する
    舵角検出工程と、 自車両の車速を検出する車速検出工程とをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項19記載の車両の進行路推定
    方法。
  21. 【請求項21】 進行路推定工程は、障害物が静止状態
    であると判定された場合、自車両の該障害物に対する走
    行状態を表すデータから該自車両の第1の進行路を推定
    する第1の進行路推定工程と、 前記障害物が静止状態でないと判定された場合、舵角検
    出工程で検出されたステアリング舵角と車速検出工程で
    検出された車速とに基づいて自車両の第2の進行路を指
    定する第2の進行路推定工程とをさらに具備することを
    特徴とする請求項20記載の車両の進行路推定方法。
  22. 【請求項22】 第1の進行路推定工程では、自車両の
    該障害物に対する走行状態を表すデータから第1の進行
    路の曲率半径を算出することを特徴とする請求項21記
    載の車両の進行路推定方法。
  23. 【請求項23】 第2の進行路推定工程では、舵角検出
    工程と車速検出工程とに基づいて第2の進行路の曲率半
    径を算出するとともに、自車両の横すべり角を算出する
    ことを特徴とする請求項21記載の車両の進行路推定方
    法。
  24. 【請求項24】 自車両の障害物に対する走行状態を表
    すデータは、自車両と各障害物との距離、自車両からみ
    た各障害物の方位、自車両と静止物体との相対速度及び
    横方向の移動速度であることを特徴とする請求項21記
    載の車両の進行路推定方法。
  25. 【請求項25】 第1の進行路推定工程では、複数の障
    害物に対する自車両の該障害物に対する走行状態を表す
    データから該自車両の第1の進行路を推定することを特
    徴とする請求項21記載の車両の進行路推定方法。
  26. 【請求項26】 第1の進行路推定工程では、障害物が
    3つ以上ある場合、自車両に対して最も遠い距離に存在
    する障害物から順に3つの障害物を選択し、自車両の各
    障害物に対する走行状態を表すデータから算出される各
    進行路の曲率半径の平均値を該自車両の第1の進行路と
    して推定することを特徴とする請求項25記載の車両の
    進行路推定方法。
  27. 【請求項27】 自車両の前方にある障害物を検出し、
    この検出された障害物から自車両の進行路を推定する車
    両の進行路推定方法であって、 自車両の前方に向けてレーダ波を発信してその前方に存
    在する複数の障害物を検出する障害物検出工程と、 前記障害物検出手段の検出結果に基づいて、自車両の前
    方にある各障害物が該自車両に対して静止状態であるか
    否かを判定する静止状態判定工程と、 前記静止状態判定工程において静止状態と判定された障
    害物の静止状態が変化したか否かを判定する障害物判定
    工程と、 前記障害物判定工程における判定結果に基づいて、前記
    自車両の進行路を推定する進行路推定工程とを備えるこ
    とを特徴とする車両の進行路推定方法。
  28. 【請求項28】 自車両のステアリング舵角を検出する
    舵角検出工程と、自車両の車速を検出する車速検出工程
    とをさらに具備することを特徴とする請求項27記載の
    車両の進行路推定方法。
  29. 【請求項29】 前記進行路推定工程は、前記静止状態
    判定工程において静止状態であると判定された障害物が
    所定数以上の場合、自車両の各障害物に対する走行状態
    を表すデータから該自車両の第1の進行路を推定する第
    1の進行路推定工程と、 前記静止状態判定工程において静止状態であると判定さ
    れた障害物が所定数未満である場合、舵角検出工程で検
    出されたステアリング舵角と車速検出工程で検出された
    車速とに基づいて自車両の第2の進行路を推定する第2
    の進行路推定工程とをさらに具備することを特徴とする
    請求項28記載の車両の進行路推定方法。
  30. 【請求項30】 第1の進行路推定工程では、自車両の
    各障害物に対する走行状態を表すデータから前記第1の
    進行路の曲率半径を算出することを特徴とする請求項2
    9記載の車両の進行路推定方法。
  31. 【請求項31】 第2の進行路推定工程では、舵角検出
    工程と車速検出工程とに基づいて第2の進行路の曲率半
    径を算出するとともに、自車両の横すべり角を算出する
    ことを特徴とする請求項29記載の車両の進行路推定方
    法。
  32. 【請求項32】 第1の進行路推定工程は、前記障害物
    が3つ以上ある場合、自車両に対して最も遠い距離に存
    在する障害物から順に3つの障害物を選択し、自車両の
    各障害物に対する走行状態を表すデータから算出される
    各進行路の曲率半径の平均値を該自車両の第1の進行路
    として推定することを特徴とする請求項30記載の車両
    の進行路推定方法。
  33. 【請求項33】 自車両の各障害物に対する走行状態を
    表すデータは、自車両と各障害物との距離、自車両から
    みた各障害物の方位、自車両と各障害物との相対速度及
    び横方向の移動速度であることを特徴とする請求項29
    記載の車両の進行路推定方法。
  34. 【請求項34】 静止状態判定工程では、自車両の各障
    害物に対する走行状態を表すデータが、前回のデータと
    等しいか否かを判定し、等しい場合、第1の進行路推定
    工程において、前回のデータに基づいて算出された第1
    の曲率半径を前記第1の進行路と推定することを特徴と
    する請求項30記載の車両の進行路推定方法。
  35. 【請求項35】 自車両の各障害物に対する走行状態を
    表すデータが、前回のデータと等しくない場合、進行路
    推定工程において自車両の進行路を新たに推定すること
    を特徴とする請求項34記載の車両の進行路推定方法。
JP7229313A 1994-09-14 1995-09-06 車両の進行路推定装置及びその推定方法 Pending JPH08132997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229313A JPH08132997A (ja) 1994-09-14 1995-09-06 車両の進行路推定装置及びその推定方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22035394 1994-09-14
JP6-220353 1994-09-14
JP7229313A JPH08132997A (ja) 1994-09-14 1995-09-06 車両の進行路推定装置及びその推定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08132997A true JPH08132997A (ja) 1996-05-28

Family

ID=26523660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7229313A Pending JPH08132997A (ja) 1994-09-14 1995-09-06 車両の進行路推定装置及びその推定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08132997A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6031484A (en) * 1996-11-19 2000-02-29 Daimlerchrysler Ag Release device for passenger restraint systems in a motor vehicle
US6466863B2 (en) 2000-05-18 2002-10-15 Denso Corporation Traveling-path estimation apparatus for vehicle
JP2006514382A (ja) * 2003-08-18 2006-04-27 フィコ ミロールス,エセ ア 自動車の外部環境を監視するためのシステム及び方法
US9043132B2 (en) 2010-06-29 2015-05-26 Honda Motor Co., Ltd. Apparatus for estimating travel path of a vehicle

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6031484A (en) * 1996-11-19 2000-02-29 Daimlerchrysler Ag Release device for passenger restraint systems in a motor vehicle
US6466863B2 (en) 2000-05-18 2002-10-15 Denso Corporation Traveling-path estimation apparatus for vehicle
JP2006514382A (ja) * 2003-08-18 2006-04-27 フィコ ミロールス,エセ ア 自動車の外部環境を監視するためのシステム及び方法
US9043132B2 (en) 2010-06-29 2015-05-26 Honda Motor Co., Ltd. Apparatus for estimating travel path of a vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6643588B1 (en) Geometric based path prediction method using moving and stop objects
US5467283A (en) Obstacle sensing apparatus for vehicles
JP3044524B2 (ja) 車両における対照物検知方法
JP4343536B2 (ja) 車用の感知装置
US8073574B2 (en) Driving assist method and driving assist apparatus for vehicle
US8112223B2 (en) Method for measuring lateral movements in a driver assistance system
JP4923520B2 (ja) 車両位置推定装置、車両用走行支援装置及び車両位置推定方法
JP5692098B2 (ja) 車両用装置
WO1995034830A3 (en) A method for determining the traffic lane of a vehicle
JP6000658B2 (ja) 障害物回避支援装置及び障害物回避支援方法
JP2008082974A (ja) 物体検出装置、物体検出方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム
JP2010070047A (ja) 衝突予測装置
JP3744352B2 (ja) 障害物位置計測方法および障害物位置計測装置
JP2008003662A (ja) 車両識別システム
CN101578533A (zh) 车辆用环境监视设备
JP2022023388A (ja) 車両位置決定装置
JP2008190904A (ja) 移動速度推定装置
JP2002175599A (ja) 先行車または物標の車線位置推定装置
JPH08132997A (ja) 車両の進行路推定装置及びその推定方法
US11433900B2 (en) Vehicle system for detection of oncoming vehicles
JP3946598B2 (ja) 車両の追従走行装置
JP5682302B2 (ja) 走行道路推定装置、方法およびプログラム
JP2012113431A (ja) 車両の前方障害物検出装置
JP7173090B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御プログラム
JP3320894B2 (ja) 自動車の走行路推定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524