JPH08132910A - 自動変速機用シフトレバー装置 - Google Patents

自動変速機用シフトレバー装置

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JPH08132910A
JPH08132910A JP26933494A JP26933494A JPH08132910A JP H08132910 A JPH08132910 A JP H08132910A JP 26933494 A JP26933494 A JP 26933494A JP 26933494 A JP26933494 A JP 26933494A JP H08132910 A JPH08132910 A JP H08132910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift lever
control shaft
lever
automatic transmission
shift
Prior art date
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Pending
Application number
JP26933494A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamaki Koide
珠貴 小出
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化および部品点数の削減を図りつつ、シ
フトレバーの動きをオートマチックトランスミッション
に正確に伝達する。 【構成】 コントロールシャフト34を中心として揺動
可能なシフトレバー22と、シフトレバー22の揺動に
連動するアームレバー50とを備えた自動変速機用シフ
トレバー装置において、シフトレバー22を合成樹脂か
ら構成するとともに、シフトレバー22に、アームレバ
ー50が取付けられたコントロールシャフト34が挿入
される筒部27を一体成形し、筒部27とコントロール
シャフト34に、互いに嵌合し筒部27とコントロール
シャフト34とをシフトレバー22の揺動方向にがたつ
くことなく係合させる嵌合部29、37を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の自動変速機用
シフトレバー装置に関し、とくに軽量化および部品点数
を削減を図りつつ、シフトレバーの動きを正確にオート
マチックトランスミッションに伝達することが可能な自
動変速機用シフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シフトレバー装置は、車室内に設けられ
ており、上下方向に延びるシフトレバーをたとえば前後
方向にシフト操作することにより、オートマチックトラ
ンスミッションの変速比を選択することができる。
【0003】図8は、従来のシフトレバー装置の一例を
示している。図8に示すように、シフトレバー1は金属
製のパイプから構成されている。シフトレバー1の頂部
には、押釦を有するノブ2が取付けられている。シフト
レバー1の下端には、金属製パイプからなる円筒状の支
点部材3が溶接によって取付けられている。支点部材3
には、下方に延びるアームレバー4が溶接によって取付
けられている。支点部材3の両端部には、ブッシュ5が
嵌合されている。各ブッシュ5には、一本のコントロー
ルシャフト6が挿通されている。コントロールシャフト
6の両端は、図示しないプレート本体に保持されてい
る。
【0004】図8のシフトレバー装置においては、シフ
トレバー1のノブ2を車両の前後方向に揺動させること
により、シフトレバー1はコントロールシャフト6を中
心として揺動する。シフトレバー1の揺動は、支点部材
3を介してアームレバー4に伝達される。アームレバー
4は、ロッドおよびリンク(図示略)を介してオートマ
チックトランスミッションと連結されているので、シフ
トレバー1の操作量はオートマチックトランスミッショ
ンに伝達され、変速比の切替えが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示す従
来のシフトレバー装置には、つぎの問題が存在する。筒
状の支点部材3には、本来ならばコントロールシャフト
6を直接挿入してよいが、支点部材3にはシフトレバー
1とアームレバー4が溶接によって取付けられるので、
支点部材には溶接による熱歪によって変形が生じる。し
たがって、溶接後の支点部材3は精度が低下しており、
ブッシュ5を介してコントロールシャフト6を取付けな
いと、シフトレバー1の操作時のガタつきが大きくな
り、シフトレバー1の操作量を正確にオートマチックト
ランスミッションに伝達することができなくなる。その
ため、従来のシフトレバー装置では、ブッシュ等の部品
点数が増加し、コストも高くなるという問題があった。
また、シフトレバー1は金属部材であり上下方向に長い
ので、シフトレバー装置の中でも重量の占める割合が大
きく、軽量化が望まれる。
【0006】本発明の目的は、軽量化および部品点数の
削減を図りつつ、シフトレバーの動きをオートマチック
トランスミッションに正確に伝達することが可能な自動
変速機用シフトレバー装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る自動変速機用シフトレバー装置は、次の
通りである。コントロールシャフトを中心として揺動可
能なシフトレバーと、該シフトレバーの動きに連動する
アームレバーとを備えた自動変速機用シフトレバー装置
において、前記シフトレバーを合成樹脂から構成すると
ともに、該シフトレバーに、前記アームレバーが取付け
られたコントロールシャフトが挿入される筒部を一体成
形し、該筒部とコントロールシャフトに、互いに嵌合し
筒部とコントロールシャフトとをシフトレバーの揺動方
向にがたつくことなく係合させる嵌合部を設けたことを
特徴とする自動変速機用シフトレバー装置。
【0008】
【作用】本発明に係る自動変速機用シフトレバー装置に
おいては、シフトレバーが合成樹脂から構成されるの
で、シフトレバーを金属部材から構成した場合に比べて
軽量化が図れる。また、シフトレバーには、コントロー
ルシャフトが挿入される筒部が一体成形されるので、筒
部には溶接による熱歪は生じることはなく、筒部の精度
が高められる。したがって、従来技術のようなブッシュ
等は不要となり、部品点数の削減が図れる。シフトレバ
ーの筒部とコントロールシャフトには、互いに嵌合し筒
部とコントロールシャフトとをシフトレバーの揺動方向
にがたつくことなく係合させる嵌合部が設けられている
ので、シフトレバーの揺動方向の動きが嵌合部を介して
アームレバーに正確に伝達される。したがって、シフト
レバーの動きは、アームレバーからオートマチックトラ
ンスミッションに正確に伝達される。
【0009】
【実施例】図1ないし図6は、本発明の一実施例に係る
自動変速機用シフトレバー装置20を示している。図1
に示すように、シフトレバー装置20は、上下方向に延
びるシフトレバー22を有している。シフトレバー22
は、アウタレバー部24とインナレバー部26とから構
成されている。アウタレバー部24とインナレバー部2
6は、共に合成樹脂から構成されている。インナレバー
部26の頂部には、シフト操作用の押釦25が装着され
ている。インナレバー部26の頂部側は、アウタレバー
部24によって覆われている。インナレバー部26内に
配置されたディティントロッド40は、押釦25の動き
と連動している。ディティントロッド40には、シフト
レバー22の横に配置されたディティントプレート41
と係合可能なディティントピン42が設けられている。
【0010】インナレバー部26の下部には、水平方向
に延びる円筒状の筒部27が形成されている。筒部27
は、射出成形によってインナレバー部26と一体成形さ
れている。筒部27は、インナレバー部26の下部に対
して左右に延びている。筒部27には、金属製のコント
ロールシャフト34が挿入されている。筒部27の内周
面は、3つの形状に形成されている。筒部27の内周面
の一方は、円形の圧入穴28に形成されている。筒部2
7の内周面の他方は、嵌合部としての六角穴29に形成
されている。筒部27の圧入穴28と六角穴29との間
は、図4に示すように、コントロールシャフト34が隙
間をもって挿入される逃げ穴30に形成されている。
【0011】図2に示すように、コントロールシャフト
34には、2つの円形軸部35、36と、嵌合部として
の六角軸部37が形成されている。六角軸部37は、一
方の円形軸部35と他方の円形軸部36との間に位置し
ている。一方の円形軸部35は、筒部27の圧入穴28
に圧入される部位と逃げ穴30に挿入される部位とを含
む部分である。六角軸部37は、筒部27の六角穴29
に圧入される部分である。一方の円形軸部35の端部
は、プレート本体45に形成された保持穴48に挿入さ
れている。円形軸部35の端面近傍には、抜け止め用の
Eリング47が装着される溝35aが形成されている。
他方の円形軸部36の外径は、一方の円形軸部35の外
径よりも大となっている。他方の円形軸部36は、プレ
ート本体45に形成された保持穴47に挿入されてい
る。
【0012】他方の円形軸部36の端部には、金属部材
からなるアームレバー50が嵌合されている。アームレ
バー50の嵌合穴51の内周部および嵌合穴51の外周
部は、他方の円形軸部36の端面と溶接Wにより連結さ
れている。アームレバー50は、六角軸部37に対して
所定の位置関係となるようにコントロールシャフト34
と連結されている。すなわち、アームレバー50は、六
角軸部37に対してコントロールシャフト34の軸心ま
わりに所定の角度(位相差)をもって位置決めされてい
る。
【0013】コントロールシャフト34の六角軸部37
は、筒部27の六角穴29に圧入されることにより、筒
部27は、コントロールシャフト34とシフトレバー2
2の揺動方向Fにがたつくことなく係合している。これ
により、コントロールシャフト34に溶接によって連結
されたアームレバー50は、シフトレバー22のインナ
レバー部26に対してもシフトレバー22の揺動方向F
にがたつくことなく連結される。アームレバー50の下
端部には、ロッド56がピン57を介して連結されてい
る。ロッド56の他方は、図示しないリンクを介してオ
ーマチックトランスミッションに連結されている。
【0014】プレート本体45の一方の側壁部には、O
リング60が装着される段差部が形成されている。Oリ
ング60は、アームレバー50の側面およびコントロー
ルシャフトの外周面とに接触している。これにより、コ
ントロールシャフト34と保持穴48との間の隙間がシ
ールされている。コントロールシャフト34とアームレ
バー50の連結部分は、カバー62によって覆われてい
る。カバー62には、図6に示すように、プレート本体
45と嵌合する嵌合溝65が形成されている。嵌合溝6
5には、嵌合溝65とプレート本体45との間の隙間を
シールするシール部材66が装着されている。プレート
本体45の他方の側壁部とEリング47との間には、ワ
ッシャ68が装着されている。これにより、プレート本
体45に対するコントロールシャフト34の軸方向の動
きが規制されている。
【0015】つぎに、上記自動変速機用シフトレバー装
置の作用について説明する。シフトレバー22のシフト
操作を行う際には、シフトレバー22の頂部に設けられ
た押釦25が押圧され、ディティントロッド40に設け
られたディティントピン42が押し下げられる。これに
より、ディティントピン42とディティントプレート4
1の係合が外れ、シフトレバー22は所定のポジション
にシフトされる。シフトレバー22のシフト操作の際に
は、シフトレバー22はコントロールシャフト34を中
心に揺動し、コントロールシャフト34に連結されたア
ームレバー50も揺動する。
【0016】シフトレバー22の筒部27の六角穴29
とコントロールシャフト34の六角軸部37は、シフト
レバー22の揺動方向Fにがたつくことなく係合するよ
うに圧入されているので、シフトレバー22の揺動方向
Fの動きが六角穴29と六角軸部37との嵌合部分を介
してアームレバー50に正確に伝達される。したがっ
て、シフトレバー22の動きは、アームレバー50から
ロッド56およびリンク(図示略)を介して図示しない
オートマチックトランスミッションに正確に伝達され
る。
【0017】シフトレバー22は合成樹脂から構成され
るので、シフトレバー22のインナレバー部26を金属
部材から構成した場合に比べて軽量化が図れる。また、
インナレバー部26と筒部27とは射出成形等により一
体化されるので、筒部27には溶接のような熱歪は生じ
ることはなく、筒部27の精度が高められる。したがっ
て、従来技術のようなブッシュ等は不要となり、部品点
数の削減が図れる。
【0018】上記実施例においては、嵌合部の一例とし
て六角穴29と六角軸部37を説明したが、嵌合部は他
の多角形でもよいし、小判形でもよい。また、図7に示
すように、コントロールシャフト34に半径方向外方に
突出する嵌合部としての複数の突起70を設け、筒部2
7に突起70と嵌合する嵌合部としての凹部72を設け
る構成としても、同様な効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る自動変速機用シフトレバー
装置によれば、シフトレバーを合成樹脂から構成すると
ともに、シフトレバーに、アームレバーが取付けられた
コントロールシャフトが挿入される筒部を一体成形し、
この筒部とコントロールシャフトに、互いに嵌合し筒部
とコントロールシャフトとをシフトレバーの揺動方向に
がたつくことなく係合させる嵌合部を設けたので、軽量
化および部品点数の削減を図りつつ、シフトレバーの動
きをオートマチックトランスミッションに正確に伝達す
ることができる。また、筒部にコントロールシャフトを
挿入することにより、シフトレバーに対するアームレバ
ーの位置決めを容易に行うことが可能となり、シフトレ
バー装置の組付作業能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動変速機用シフトレ
バー装置の断面図である。
【図2】図1の装置におけるコントロールシャフトの拡
大正面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図5】図1の装置におけるシフトレバーとコントロー
ルシャフトとアームレバーとの連結構造を示す分解斜視
図である。
【図6】図1の装置におけるプレート本体の斜視図であ
る。
【図7】図3の嵌合部の変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図8】従来の自動変速機用シフトレバー装置の一例を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
22 シフトレバー 27 筒部 29 嵌合部としての六角穴 34 コントロールシャフト 37 嵌合部としての六角軸部 50 アームレバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントロールシャフトを中心として揺動
    可能なシフトレバーと、該シフトレバーの動きに連動す
    るアームレバーとを備えた自動変速機用シフトレバー装
    置において、前記シフトレバーを合成樹脂から構成する
    とともに、該シフトレバーに、前記アームレバーが取付
    けられたコントロールシャフトが挿入される筒部を一体
    成形し、該筒部とコントロールシャフトに、互いに嵌合
    し筒部とコントロールシャフトとをシフトレバーの揺動
    方向にがたつくことなく係合させる嵌合部を設けたこと
    を特徴とする自動変速機用シフトレバー装置。
JP26933494A 1994-11-02 1994-11-02 自動変速機用シフトレバー装置 Pending JPH08132910A (ja)

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JP26933494A JPH08132910A (ja) 1994-11-02 1994-11-02 自動変速機用シフトレバー装置

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JP (1) JPH08132910A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030334A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Nisshin Steel Co Ltd 変速機用レバー部材およびその製造方法
KR101367426B1 (ko) * 2012-10-08 2014-02-26 동원산업 주식회사 수동변속기의 셀렉트바 연결구조

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030334A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Nisshin Steel Co Ltd 変速機用レバー部材およびその製造方法
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