JPH08131618A - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞装置

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JPH08131618A
JPH08131618A JP29807094A JP29807094A JPH08131618A JP H08131618 A JPH08131618 A JP H08131618A JP 29807094 A JP29807094 A JP 29807094A JP 29807094 A JP29807094 A JP 29807094A JP H08131618 A JPH08131618 A JP H08131618A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入賞口の大きさないし形態を変化させること
なく、入賞率を変更可能なパチンコ機の入賞装置を提供
する。 【構成】 遊技盤に取り付けるための取付枠体21に、
球1個を受入可能な球受凹部34と、球を停留可能とす
る小径部33と、球を停留不能とする大径部32とを有
する回転体22を軸着し、この回転体22を制御手段に
よって制御して、球入口27に臨む回転体22の回転位
置により、当該回転体上の球を停留可能状態、停留不能
状態、前記球受凹部へ取込可能状態の何れかの状態とな
すことによって入賞率を可変させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機の入賞装
置に関し、特に、予め定めた特定条件の成立に関連して
利用されるパチンコ機の入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技者に不利な第1状態と遊技者に有利
な第2状態とに変換可能な変動入賞装置を備えるチンコ
機において、上記変動入賞装置を変換させる特定条件の
成立に関連する入賞装置が種々開発されている。例え
ば、特開平4−295386号公報に記載されるパチン
コ機では、予め定めた遊技状態となったときに解放され
る電動入賞装置の下方に、特別装置作動領域を含む複数
の通過領域の何れかに振分誘導する特別入賞装置を設
け、上記電動入賞装置を、解放後一定時間が経過する
か、又は通過領域の数以上の予め定められた規定数に達
したときに閉鎖するようにして、特別装置作動領域の入
賞率を高めている。また、上記パチンコ機には、一つの
球受入凹部を有する回転円盤を備える始動入賞口装置が
設けてある。一方、実開平1−126288号公報に
は、特別装置作動領域を含む複数の通過領域を有する回
転部材を正逆回転させることによって、当該特別装置作
動領域の入賞率が変化するように構成した入賞装置が記
載されている。更に、特開平6−91040号公報に記
載された遊技機は、遊技状態に応じて遊技者による所謂
「打ち分け」の必要がないように構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、特定条件成立
に関連する入賞装置の入賞率は、一般に、遊技球の入り
易さ、即ち当該入賞装置の入賞口の大きさないし形態に
依存して決定され、入賞口を解放して大きくすることに
より入賞率を高めるものである。従って、各パチンコ機
における差異が少なく、遊技者に飽きられているのが現
状である。また、「打ち分け」の必要がないように構成
された遊技機にあっては、構成が複雑になるので、コス
ト増が避けられなかった。本発明は上記に鑑み提案され
たもので、入賞口の大きさないし形態を変化させること
なく、入賞率を変更可能なパチンコ機の入賞装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、遊技盤に取り付けるための取付枠体と、上記
取付枠体に回転自在に軸着されると共に、球1個を受入
可能な球受凹部、球を停留可能とする小径部、及び球を
停留不能とする大径部、を有する回転体と、上記回転体
を制御手段の制御下に回転駆動する駆動源と、遊技盤を
流下する球を、上記回転体の球受凹部へ取り込むための
球入口と、上記回転体の球受凹部に取り込んだ球を検出
スイッチが臨む球連絡路へ排出する入賞球口と、を少な
くとも備え、前記球入口に臨む回転体の回転位置によ
り、当該回転体上の球を停留可能状態、停留不能状態、
前記球受凹部へ取込可能状態の何れかの状態となして、
入賞率を可変させるようにしたものである。
【0005】
【作用】球1個を受入可能な球受凹部、球を停留可能と
する小径部、及び球を停留不能とする大径部、を有する
回転体の回転を制御することによって、当該入賞装置に
対する入賞率を形態の変化を伴うことなく可変すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例について説明す
ると、図1は本発明に係る入賞装置1を配設したパチン
コ機の遊技盤2の正面図である。この遊技盤2の表面に
は、ガイドレール3で囲まれた遊技部4を形成し、該遊
技部4のほゞ中央にセンター役物5を配設すると共に、
所定の位置に種々の入賞装置或は入賞具6…及び風車7
…等を配設し、更に適宜位置には障害釘8が設けてあ
る。
【0007】即ち、図示の遊技盤2では上記センター役
物5に向かって左側に、本発明に係る入賞装置1を配設
し、該入賞装置1の下方に、遊技者に不利な第1状態と
遊技者に有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置9
を配設する。また、センター役物5の下方には、特定入
賞口10を備える普通電動役物11を配設し、該普通電
動役物11の左右にポケット状の入賞具6c,6eを配
設する。そして、向かって左側の入賞具6eを後述する
始動入賞口に設定し、右側の入賞具6cを右落し入賞口
に設定する。
【0008】また、上記センター役物5と普通電動役物
11との間には、センター下入賞口となる入賞具6dを
配設する。更に、上記変動入賞装置9とほゞ対称な位置
には、右袖入賞口となる入賞具6aを配設し、該右袖入
賞口6aのほゞ上方に右肩入賞口となる入賞具6bを配
設する。そして、遊技部4の最下位置には、何れの入賞
口にも入賞しなかった球が流入するアウト口12を設け
る。
【0009】図2ないし図6に示す実施例の入賞装置1
は、遊技盤2に取り付ける取付枠体21と、該取付枠体
21に回転自在に装着する回転体22と、該回転体22
の前面側に装着する前カバー23と、上記取付枠体21
の背面側に装着する裏カバー24等から成り、上記回転
体22の駆動源等を備えている。
【0010】取付枠体21は、遊技盤2に取り付けるた
めの基板25を有し、該基板25の前面側にほゞ円形の
区画壁26が一体に延設してある。この区画壁26は、
上半部分に位置する上側区画壁26aの幅(延出量)が
狭く、下半部分に位置する下側区画壁26bの幅(延出
量)は後述する回転体22の幅よりも若干広く延出して
いる。
【0011】上記上側区画壁26aは、中央部分(頂
点)に形成した球入口27によって左右に分離されてい
る。また、左右の上側区画壁26aの前縁は、外向きに
傾斜する面取28aが施してある。尚、上記球入口27
の間隔は、球1個が通過可能なように、球の直径約11
mmに対して約12mm程度に形成してある。
【0012】一方、下側区画壁26bは、上記上側区画
壁26aの下方に幅広に連設してあり、上記上側区画壁
26aと一体となって、後述する回転体22の周囲を囲
むようにほゞ円形に形成してある。また、下側区画壁2
6bは、後述する球受樋29を形成するように上記円形
部の下方が突出すると共に、球を後方へ誘導するための
誘導リブ29aが一体に形成してある。また、下側区画
壁26bの上縁部分は、後述する前カバー23との連結
部26cが例えば鈎型に形成してある。
【0013】上記のような区画壁26を前面側に延設し
た基板25の背面側には、後述する裏カバー24を取り
付けると共に、上記球受樋29に連通して球誘導路を形
成するための背面枠30が一体に延設してある。この背
面枠30は、ほゞ円形に形成した円形部30aと、この
円形部30aの下方に角樋状に連設した樋部30bとか
ら成る。また、背面枠30には後述する裏カバー24を
取り付けるための取付ボス30cが一体に形成してあ
る。
【0014】そして、取付枠体21の基板25には、後
述する回転体22の回転軸22aを挿通する軸孔25a
を開設すると共に、球受樋29に受け入れた球を基板2
5の後方へ通過させるための入賞球口25bを開設す
る。
【0015】上記のような取付枠体21の前面側に止着
する前カバー23は、上記区画壁26及び球受樋29の
前縁に当接する板状の部材であって、背面側に上記下側
区画壁26bの連結部26cに対応する連結部23aが
突設してある。従って、この前カバー23を取付枠体2
1に止着するには、上記連結部26c,23aを互いに
嵌合させると共に、図示していないビスを球受樋29の
近傍に設けた取付部に止着すればよい。尚、この前カバ
ー23は、区画壁26内で回転する後述の回転体22の
様子を視認可能なように透視部材によって形成するとよ
い。
【0016】また、前カバー23の裏面側には、前記上
側区画壁26aに対応するように、ほゞ半円形の***縁
23bを形成し、外縁面には面取28bを施す。そし
て、上記***縁23bと前記した上側区画壁26aとの
間隔を、球の直径よりも若干狭く設定することにより、
前カバー23と上側区画壁26aとの間に、球が通過で
きない開口部31、換言すると切欠溝を形成するのであ
る。
【0017】上記のような区画壁26と前カバー23と
の間で回転自在な回転体22は、大径部32と、小径部
33と、球1個を受け入れることのできる球受凹部34
とを備えている。大径部32は、文字どおり中心からの
距離が最も大きい部分であって、上記区画壁26の内周
面に臨む。この大径部32の円周上の長さは、図示の実
施例によれば、球1個が載るように、ほゞ球の直径分の
長さに設定してある。
【0018】上記大径部32の一端からは、平坦部35
を介して縮径させることによって小径部33が連なって
いる。この小径部33は、上記大径部32よりも中心か
らの距離が短く、区画壁26との間に球1個分の長さよ
りも短い隙間を形成するように設定してある。従って、
区画壁26の内周面と小径部33の外周面との間に球が
入り込むことはできない。また、上記小径部33は、回
転体22の外周面のほゞ半周を占めている。
【0019】上記小径部33の他端と前記大径部32の
一端との間には、球受凹部34を形成する。この球受凹
部34は、外周面に向けて開口しており、球1個が嵌入
する大きさに形成してある。従って、この球受凹部34
に嵌入した球は、回転体22の回転に伴って、区画壁2
6の内側を移動することができる。
【0020】上記のような構成の回転体22は、後述す
る駆動源としてのモータ36に連結した回転軸22aを
備えている。この回転軸22aは、前記基板25と裏カ
バー24とによって回転自在に軸支されている。
【0021】また、回転体22の外周面には、前縁側が
若干縮径する傾斜が設けてあり、外周面に載る球が前カ
バー23側に転がるように付勢している。従って、前記
開口部31(切欠溝)に入り込み易く、球入口27の縁
に係止しないようになっている。
【0022】裏カバー24は、基板25の裏面側に形成
された背面枠30の取付ボス30cに止着される。ま
た、裏カバー24は、前記した球受樋29の上方に臨
み、この球受樋29の球を下方に向けて排出させる。更
に、この裏カバー24は、前記したように回転軸22a
の軸受部を形成すると共に、後述する駆動源としてのモ
ータ36のブラケットを形成している。
【0023】上記裏カバー24の背面側には、駆動源と
してのモータ36を取り付ける。このモータ36は正逆
回転が可能な例えばステッピングモータである。
【0024】次に、図7を参照して上記のような構成の
入賞装置1の動作を説明する。この実施例における回転
体22は、モータ36の制御によって正逆方向に回転可
能である。先ず、図7の(A)に示すように、大径部3
2が球入口27に臨む状態のときに、この球入口27に
向けて流下してきた球は、大径部32によって球入口2
7が閉止されているので、前記切欠溝により球入口27
には停留されることなく回転体22の左右に落下する。
【0025】一方、(B)に示すように、小径部33が
球入口27に臨む状態のときに、球入口27に向けて流
下してきた球は、最初の1球が球入口27を通過して区
画壁26内に嵌入し、小径部33に支えらて球入口27
内に留まり、球の一部を区画壁26の上方に突出させて
いる。そして、この状態のときに、続いて流下してきた
球は、この球入口27内に停留された球に衝突して左右
に落下する。
【0026】そして、上記のようにして停留された球
は、回転体22の回転方向によって行き先が異る。即
ち、(C)ないし(E)に示すように、回転体22が矢
視P方向に正(右)回転する場合は、小径部33に支え
られた球は、当該小径部33の回転方向の後方に連なる
球受凹部34に嵌入し、回転体22の回転によって球受
樋29の上方に運ばれる。尚、球受凹部34に嵌入した
球は、小径部33と区画壁26の内周面との間隔が球の
直径よりも狭いので、移送の途中で、球受凹部34から
転出することがない。
【0027】球受凹部34が球受樋29の上方に位置す
ると、球受凹部34に嵌入していた球が球受樋29内に
落下し、誘導リブ29aによって基板25の後方に誘導
され、球出口から落下する。従って、回転体22が正
(右)回転するときは、小径部33及び球受凹部34の
範囲が入賞可能な領域になるので入賞率が高い。
【0028】一方、(F)ないし(I)に示すように、
回転体22が逆(左)回転する場合には、小径部33で
支えられた球は、球入口27内に留まりながら回転体2
2のみが回転する。そして、回転体22の平坦部35が
球を支える状態になると、この平坦部35は大径部32
に向けて徐々に拡径しているので、この平坦部35によ
って球が持ち上げられ、球入口27に連なる開口部31
が存在するため支えを失って落下する。従って、逆
(左)回転では入賞可能な領域が、球受凹部34の領域
のみとなるので入賞率が低い。
【0029】次に、上記のような構成の入賞装置1は、
図8に示すフローチャートに従って制御することができ
る。尚、この実施例は所謂「権利物」と呼ばれるパチン
コ機に適用した場合である。この制御系は、ステップ
(以下、単にSと略記する)1において権利中か否かを
判別し、権利中ならばS2で正転速度1データ(右回転
で5rpm)をロードし、権利中でないならばS3で逆
転速度2データ(左回転で20rpm)をロードする。
そして、S4でモータデータをセットして駆動するが、
正逆回転のモータスピードを同じにしてもよい。
【0030】このような制御系によれば、権利中と通常
遊技中とで入賞率を変化させることができるばかりでは
なく、遊技者による狙い撃ちを防止することができる。
尚、上記実施例で通常遊技のときの回転数を権利中のと
きの回転数よりも高くしてあるが、正・逆転のモータス
ピードを同じにしてもよい。
【0031】次に、上記のような構成の入賞装置1を用
いたパチンコ機の一例を遊技に沿って図9のブロック図
を参照しながら簡単に説明する。図1に示す遊技盤2を
備えるパチンコ機は、所謂第3種パチンコ機(権利物)
に属するものであって、権利状態のときに、本発明に係
る入賞装置1によって構成した始動入賞口40に入賞す
ると、規制された所定時間又は所定個数入賞するまでを
1サイクルとして、規制された範囲内で大入賞口41で
ある変動入賞装置9を遊技者に有利な第2状態に変換す
ることができる。
【0032】遊技盤2のほゞ中央の配設されたセンター
役物5は、天入賞口42及び天下入賞口43を備え、上
記天下入賞口43は普通図柄表示装置作動ゲート44が
臨む凹室45へ連通する。尚、上記天下入賞口43へ
は、障害釘8が途切れる向って左側から入球する。上記
凹室45には、当該凹室45へ流入した球を普通図柄表
示装置作動ゲート44と一般入賞口とに振り分ける回転
振分板46が人形を模して形成される。また、このセン
ター役物5の前面側には、普通図柄表示装置47が横方
向に列設したLEDによって形成され、例えば、「1」
から「8」迄の図柄を可視表示する。尚、この図柄は後
述する識別情報となる。
【0033】大入賞口41を構成する変動入賞装置9
は、一対の可動翼片48と大入賞口ソレノイド49を備
え、可動翼片48を閉じて球が入賞できずに遊技者に不
利な第1状態と、可動翼片48を解放して球が入賞し易
く遊技者に有利な第2状態とに変換可能である。
【0034】パチンコ機は、電源の投入によって遊技中
の動作に対応して各表示灯等によりその時の状態を表示
すると共に、効果音によって遊技者に知らせる。また、
入賞装置1の回転体22が左回り(図7において矢視Q
方向)に1回転約3秒の回転動作を開始する。また、セ
ンター役物5内の回転振分板46が右回りに1回転約6
秒の回転動作(1回転当り3秒の速度で約3/4回転、
1回転当り15秒の速度で約1/4回転)を開始する。
【0035】そして、天下入賞口43に入球した球が第
1特定領域50である普通図柄表示装置作動ゲート44
を通過すると、図柄作動スイッチ51が検出信号を識別
情報表示制御手段52へ送信する。識別情報表示制御手
段52は、上記検出信号に基づいて何れかの識別情報を
選択し、該識別情報を識別情報表示装置53(普通図柄
表示装置47)に所定時間変動表示させた後、選択され
た識別情報を識別情報表示装置53に停止表示する。即
ち、「1」から「8」迄の図柄を表示する。
【0036】識別情報表示装置53に停止表示される識
別情報のうち、「当り」に相当する特定識別情報は所定
の確率で選択され、この確率は識別情報表示制御手段5
2によって予め定めた条件に応じて変動する。識別情報
表示装置53には、停止表示された図柄の種別を判定す
る表示図柄判定回路54が接続される。尚、表示図柄判
定回路54には、特定識別情報が格納されたメモリが設
けてある。
【0037】そして、識別情報表示装置53に停止表示
された識別情報が表示図柄判定回路54によって特定識
別情報(当り)と判定された場合には、特別装置作動領
域(特定入賞口10)を備える普通電動役物11を普通
電動役物制御手段55を介して解放する。尚、この特定
識別情報と判定した判定信号は、後述する確率調節手段
56に入力される。
【0038】上記普通電動役物11は、図示の実施例に
おいては、球1個を特別装置作動領域10の上部に一時
停止可能であって、解放動作を終了した時点で放球す
る。この放球された球は、特別装置スイッチ57によっ
て検出され、特別装置58が作動状態となって権利が発
生する。特別装置58が作動中のときは、特別装置作動
表示灯59を点灯或は点滅させて遊技者にその旨を可視
表示する。
【0039】確率調節手段56は、識別情報表示制御手
段52に接続され、特定識別情報が選択される確率を調
節する。即ち、表示図柄判定回路54が判定した識別情
報が特定識別情報であり、且つ例えば表示図柄が「5」
に相当する判定信号であるとき、確率調節手段56は識
別情報表示制御手段52に確率制御信号を送信して、特
定識別情報が選択される確率を高確率とする。即ち、特
別装置58の作動停止から、その後普通図柄表示装置4
7が「当り図柄」(特定識別情報)を停止表示する確率
が高確率に変動する。
【0040】また、高確率状態のとき、確率調節手段5
6は、高確率状態表示灯60を点灯或は点滅させてその
旨を遊技者に可視表示する。
【0041】上記のようにして特別装置58が作動状態
にあるとき、即ち権利状態にあるときに、第2特定領域
61を備える始動入賞口40に入球すると始動口スイッ
チ62が作動し、駆動制御手段63を介して大入賞口ソ
レノイド49を駆動して、大入賞口41である変動入賞
装置9を所定時間又は所定数の入賞球があるまで解放す
る。尚、所定個数は、変動入賞装置9に設けた10カウ
ントスイッチ64により計数すると共に、10カウント
表示灯65により可視表示する。
【0042】そこで、上記始動入賞口40を構成する本
発明に係る入賞装置1の回転体22をモータ制御回路6
6を介して制御することにより入賞率を調節すれば、遊
技者に極めて有利な特別遊技中であっても、遊技者と遊
技店との利益バランスを図ったり、狙い撃ちを防止する
ことができる。
【0043】図10ないし図14は、他の実施例による
入賞装置1である。この実施例は、上記実施例と回転体
22の形状が異る。また、この実施例では、回転体22
の回転方向は一方に固定してあるが、回転速度を可変す
ることによって、入賞率を制御するように構成してあ
る。
【0044】そこで、この実施例における回転体22
は、外周面に大径部32と、小径部33と、球受凹部3
4とを備えている。
【0045】大径部32は、文字どおり中心からの距離
が最も大きい部分であって、上記区画壁26の内周面に
臨む。この大径部32の円周上の長さは、図示の実施例
によれば、回転体22の円周のほゞ半周を若干越えてい
る。
【0046】上記大径部32の回転方向の後端からは小
径部33が連設してある。この小径部33は、上記大径
部32の後端から球の半径程度の円弧を描いて縮径し、
回転中心からの距離が大径部32の約半分程度の位置に
短い円弧を描いている。また、小径部33と区画壁26
との間は、前記実施例と同様に球1個分の長さよりも短
い隙間を形成するように設定してある。従って、区画壁
26の内周面と小径部33の外周面との間に球が入り込
むことはできない。
【0047】上記小径部33の回転方向の後端と、前記
大径部32の回転方向の前端との間には、球受凹部34
を形成する。この球受凹部34は、外周面に向けて開口
しており、球1個が嵌入する大きさに形成してある。従
って、この球受凹部34に嵌入した球は、回転体22の
回転に伴って、区画壁26の内側を移動することができ
る。
【0048】上記のような構成の回転体22は、駆動源
としてのモータ36に連結した回転軸22aを備えてい
る。この回転軸22aは、前記実施例と同様に基板25
と裏カバー24とによって回転自在に軸支されている。
尚、取付枠体21や裏カバー24等の構成は、前記実施
例と同様なので説明を省略する。
【0049】裏カバー24の背面側には、駆動源として
モータ36を取り付ける。このモータ36は回転速度を
制御可能な例えばステッピングモータにより構成する。
【0050】この実施例では、回転体22の原点を検出
するための原点検出手段が設けてある。原点検出手段
は、図示の実施例では、回転軸22aの途中に形成した
フォトシャッター37と、取付枠体21の背面枠30内
に収設したフォトスイッチ38によって構成してある。
尚、後述するように、この実施例では、図13の(A)
に示す回転体22の大径部32の回転方向の先端部分が
球入口27に臨む位置を原点に設定している。
【0051】次に、上記のような入賞装置1の動作を説
明する。回転体22は、上記原点から図中の矢印方向
(正回転)に所定の速度で回転を開始する。しかし、図
13の(A)に示すように、大径部32が球入口27に
臨んでいる状態では、この球入口27を目指して流下し
た球は、大径部32が球入口27を塞いでいるので、当
該球入口27に流入できない。
【0052】そして、回転体22が(B)に示す位置に
進むと、即ち、小径部33が球入口27に臨んだ状態で
は、球入口27を通過した球がこの小径部33に支えら
れ、球のほゞ半分程度を区画壁26の外側に突出させた
状態で停留する。この状態で、後続して流下する球は、
上記小径部33に停留された球に邪魔されて左右に落下
する。
【0053】停留された球は、回転体22の回転に伴い
球受凹部34に移動して嵌入する。球受凹部34に移動
した球は、回転体22の回転に伴って球受樋29の上方
に移送され、球受樋29に放球される。そして、球受樋
29を後方に転動して球出口から排出される。尚、上記
球受凹部34は球1個分の大きさであるので、複数の球
が球受凹部34に嵌入することがなく、回転体22が一
回転する間に複数の球が球出口から排出されることがな
い。
【0054】上記のような構成の入賞装置1において、
回転体22が一定方向に一定速度で回転していたので
は、入賞率に変化はない。そこで、本実施例では、図1
4の(A)に示す位置から図(B)に示す位置まで、即
ち大径部32が球入口27に臨む期間を低速回転に設定
すると共に、(B)示す位置から(C)に示す位置ま
で、即ち小径部33及び球受凹部34が球入口27に臨
む期間を高速回転に設定してある。従って、この設定状
態のときは、入賞率が低くなる。
【0055】一方、上記設定とは逆に、小径部33及び
球受凹部34が球入口27に臨む期間を低速回転に、大
径部32が球入口27に臨む期間を高速回転に設定すれ
ば、入賞率は高くなる。
【0056】そこで、通常の遊技状態のときは、入賞率
が低い状態に設定し、権利中は入賞率が高くなるように
設定すれば、遊技に変化をもたらすと共に、遊技店と遊
技者の利益バランスを保つことができる。
【0057】上記のような制御を行うフローチャートを
図15に示す。このフローチャートでは、先ず、回転体
22に設けた原点検出手段によって当該回転体22の原
点位置を決定する。例えば、回転軸22aに設けたフォ
トシャッター37によってフォトスイッチ38(モータ
スイッチ)が図14の(D)の状態(大径部32が終る
位置)でオンするように設定しておく。
【0058】そして、モータ処理では、ステップ(以
下、単にSと略す)1で、後述するカウンタ(MTCN
T)を減算し、S2で上記MTCNTが「0」か否かを
判別する。MTCNTが「0」でないときは、S3へ進
んで権利中(特別装置が作動中)か否かを判別する。一
方、S2でMTCNTが「0」のときは、S4へ進んで
権利中か否かを判別する。
【0059】S3で権利中のときは、S5で速度1デー
タ(例えば2rpm)をロードする。また、S3で権利
中でないときは、S6で速度2データ(例えば20rp
m)をロードする。一方、S4で権利中のときは、S6
で速度2データ(20rpm)をロードし、S4で権利
中でないときは、S5で速度1データ(2rpm)をロ
ードする。
【0060】そして、S7では、モータデータをセット
して駆動し、S8でフォトスイッチ38のオンオフを判
別する。このS8で、モータスイッチがオンしていると
き、即ち図14において(D)の状態ならば、S9に進
んでMTCNTに角度データ(当りの範囲)をセットし
た後に復帰する。一方、S8でモータスイッチがオンし
ていないときは直接復帰する。
【0061】上記のような制御によれば、権利中で、且
つ図14の(D)から(E)迄、即ちMTCNTが
「0」でないときは、速度1データに基づいて2rpm
で回転し、図14の(E)から(F)迄のMTCNTが
「0」のときは高速な速度データ2に基づいて20rp
mで回転する。従って、球受凹部34に入球する確率が
高い。そこで、例えば始動スイッチに設定した検出スイ
ッチがオンして、大入賞口が解放する確率が高くなる。
【0062】一方、通常の状態では、図14の(A)か
ら(B)までは速度1データに基づく2rpmで回転
し、(B)から(C)までは速度2データに基づく20
rpmで回転する。従って、球受凹部34に入球する確
率が低く、大入賞口が開放する確率が低くなる。
【0063】上記した二つの実施例では、区画壁26と
前カバー23との間に開口部31(切欠溝)を形成する
ことにより、大径部32が球入口27に臨む状態のとき
に、球が落下するように構成してある。しかし、これは
図16に示すように、回転体22の前縁にリブ39を形
成することによっても達成できる。即ち、回転体22の
大径部32に対応する位置に、当該大径部32から突出
するリブ39を突設し、このリブを図16に示すよう
に、区画壁26から若干突出させるのである。尚、回転
体22の他の構成は前記した実施例と同様の構成であ
る。
【0064】このような形状の回転体22を備える入賞
装置1にあっては、リブ39を突設した部分、即ち大径
部32にあっては、リブ39によって球入口27に嵌入
することができず、球は左右に落下してしまう(二点鎖
線の状態)。
【0065】上記した各実施例のように、本発明に係る
入賞装置1を第3種パチンコ機に適用した場合は、次の
ような効果を得ることができる。 通常遊技のときに入賞率の低い動作パターンに設定
できるので、通常遊技のときに、賞球をあまり排出しな
いですみ、遊技店と遊技者の利益バランスを図ることが
できる。 権利発生時に、入賞率の高い動作パターンに設定で
き、回転体22を10ないし12秒のサイクルで作動さ
せることで、第3種パチンコ機における大入賞口の開放
時間の最大値10秒と連動可能であるため、無駄のない
スピーディーな遊技が可能である。 第3種始動口を遊技盤面の右側に配設する必要がな
くなるため、権利発生時に遊技盤2の右側を狙って発射
する所謂右打ちする煩わしさがなくなる。そして、遊技
を理解していない初心者であっても、「打ち分け」を行
う必要がないので、充分な利益を獲得することができ、
公平な遊技が可能である。 回転体22の回転方向によって入賞率を制御すると
きは、フォトスイッチ38等の検出手段が不要であるの
で、コスト減に有効である。 回転体22が一回転する間に入賞する球は1個に限
られるのでダブリがなく、大入賞口が開放する回数が減
って、不利益を被ることがない。
【0066】図17ないし図18は、複数の識別情報を
可変表示可能な可変表示装置70と、遊技者に不利な第
1状態から遊技者に有利な第2状態に変換可能な扉板7
1Aを設けた可変入賞球装置71と、上記可変表示装置
70を作動する始動入賞口72とを備えるパチンコ機7
3において、上記始動入賞口72を本発明に係る入賞装
置1によって構成した実施例を示すものである。
【0067】遊技者が発射した打球が、始動入賞口72
に入球して始動スイッチ74が作動すると、始動信号が
始動記憶装置75に送出されると共に、図柄用乱数選択
装置76に送出される。この図柄用乱数選択装置76に
は、図柄用乱数作成装置77から図柄用乱数信号が入力
される。
【0068】図柄表示制御装置78は、始動記憶装置7
5からの始動記憶信号に基づいて可変表示装置70の変
動表示及び停止表示を制御すると共に、図柄判定装置7
9に図柄識別信号を送出する。そして、図柄判定装置7
9は、図柄識別信号が予め定めた当り図柄に対応すると
き(当り)は、大役制御装置80に大役信号を送出す
る。また、図柄判定装置79は、「当り」、「外れ」に
拘らず、1回判定する毎に、始動記憶装置75の記憶値
を1減算する始動記憶減算信号を送出する。
【0069】大役制御装置80は、可変入賞装置71に
設けた10カウントスイッチ81及び開放タイマー82
の各信号に基づいて、可変入賞球装置71(大入賞口4
1)を所定回数または所定時間開放し、可変入賞球装置
71の継続入賞口71Bに設けた継続球検出スイッチ8
3の継続信号に基づいて、開放状態を規制の範囲内で継
続する。また、この大役制御装置80は、大入賞口開放
表示灯84によって、可変入賞球装置71の開放状態を
遊技者に可視表示する。
【0070】上記のようなパチンコ機73において始動
入賞口72は、駆動源であるモータを制御することによ
り入賞率を可変可能な本発明に係る入賞装置1で構成し
てある。そこで、当該入賞装置1を制御して様々な態様
のパチンコ遊技が可能となる。
【0071】例えば、モータ36を制御するためのモー
タ制御装置85を、大役制御装置80からの大当り終了
信号に基づいて次の大当りになる迄、入賞率が向上す
るように制御することができる。このような制御によれ
ば、始動スイッチ74がオンし易くなって可変表示装置
70が良く回るので、結局、可変入賞球装置71が続け
て大当りと成るチャンスが高く、遊技の興趣が著しく向
上する。
【0072】また、図柄判定装置79による大当りの特
定図柄の成立信号に基づいて、入賞率が向上するよう
にモータ制御装置85を介してモータ36を制御すれ
ば、始動入賞口72の入賞率が向上して、始動スイッチ
74がオンし易くなって可変表示装置70が良く回る。
従って、可変入賞球装置71が開放する確率が高くなっ
て、遊技の興趣が著しく向上する。
【0073】一方、図柄判定装置79による外れ図柄成
立信号′に基づいて、入賞率が向上するようにモータ
制御装置85を介してモータ36を制御すれば、外れた
次は、始動入賞装置1の入賞率が向上して、始動スイッ
チ74がオンし易くなって可変表示装置70が良く回
り、可変入賞球装置71が大当りに成るチャンスが巡っ
てくる。
【0074】更に、図柄判定装置79による外れ図柄成
立信号を外れ図柄回数カウンタ86によって計数し、
この外れ図柄回数信号に基づいて、入賞率が向上するよ
うにモータ制御装置85を介してモータ36を制御すれ
ば、外れが続いた場合に始動入賞口72の入賞率が向上
して、始動スイッチ74がオンし易くなって可変表示装
置70が良く回り、可変入賞球装置71が大当りに成る
チャンスが高まる。従って、大当りが出現する確率が平
均化され、公平な遊技が可能になる。また、継続入賞口
71Bに入賞装置1を設けて、継続回数に応じてモータ
制御装置85を作動させてもよい。これにより検出スイ
ッチ34が継続球検出スイッチ83に該当し、継続入賞
口71Bの入賞確率の制御が容易に変更できる。
【0075】尚、前記した始動記憶装置75における始
動入賞記憶値は、始動入賞記憶数表示装置87によって
可視表示するとよい。
【0076】図19ないし図20は、始動入賞口へ入球
した打球を検出して始動入賞信号を発生する始動入賞信
号発生手段90と、遊技者に不利な第1状態と遊技者に
有利な第2状態とに変換可能であって、一般入賞口91
と継続入賞口92とを備える中央可変入賞装置93等と
を備えるパチンコ機において、本発明に係る入賞装置1
を始動入賞信号発生手段90に適用した実施例を示すも
のである。
【0077】始動スイッチ94である検出スイッチを球
が通過すると、始動スイッチ検出回路95がこの球を検
出して始動入賞信号を小当り開閉制御回路96に送信す
る。小当り開閉制御回路96は、中央可変入賞装置93
の可動球受部材97の駆動源である駆動ソレノイド98
を駆動すると共に、大当り制御回路103に信号を送
る。これにより可動球受部材97は1ないし2回の開閉
を行う。
【0078】上記駆動ソレノイド98の駆動中に、特別
スイッチ100を有する継続入賞口92へ球が入球する
と、特別スイッチ検出回路101がこの球を検出して、
特別入賞球信号を継続制御回路102に送信する。継続
制御回路102は、大当り開閉制御回路103を介して
上記駆動ソレノイド98を駆動する。これにより、可動
球受部材97は18回の開閉を繰り返す。そして、大当
り開閉制御回路103は可動球受部材97の18回開閉
終了信号を継続制御回路102に入力する。これによ
り、特別スイッチ100がオンされず、又10カウント
スイッチ105で10ヶの球が検出されずに18回の開
閉を行うとゲ−ムは終了する。また、最終回(16回目
の継続)のゲ−ムでは特別スイッチ100は無効とな
り、10カウント又は18回開閉のいずれかで終了す
る。尚、継続制御回路102は、継続表示器104を駆
動して現在何回目の継続遊技を実行中かを当該継続表示
器104に可視表示する。
【0079】また、中央可変入賞装置93に入球した球
が10カウントスイッチ105に作用すると、10カウ
ントスイッチ検出回路106がカウント信号をカウンタ
ー107に送信し、該カウンター107は継続制御回路
102に10カウント信号を送信すると共に、10カウ
ント表示器108に入球数を可視表示する。
【0080】そして、上記のようなパチンコ機におい
て、始動スイッチ94が臨む始動入賞口90は、本発明
に係る入賞装置1によって構成してある。従って、この
入賞装置1の入賞率を可変して様々な態様のパチンコ遊
技が可能となる。
【0081】例えば、大当りが終了(16回継続)した
ときの、大当り開閉制御回路103からの終了信号を継
続制御回路102に入力し、この継続制御回路102の
出力に基づいてタイマー回路109を作動させる。この
タイマー回路109によって所定時間、モータ制御回路
110を介してモータ36を制御し、遊技者に有利なよ
うに入賞率を高めることができる。
【0082】このようにすれば、大当りが終了した後
に、再び大当りを生起させることが可能になり、パチン
コ遊技の興趣が著しく向上する。
【0083】また、遊技者が操作するハンドルにハンド
ル制御回路111を設け、該ハンドル制御回路111と
始動入賞カウンタ112との間にタイマー回路113を
介在させる。また、前記した始動スイッチ検出回路95
の検出出力を始動入賞カウンタ112に入力する。そし
て、ハンドルを操作して所定時間が経過する間(例えば
3分以内)に始動入賞カウンタ112が所定数以下或は
入賞が全く無い場合に、所定時間の間、入賞し易い状態
に回転体22を回転制御することができる。
【0084】このような実施例によれば、なかなか始動
入賞口である入賞装置1へ入賞できなくても、所定時間
が経過すると、入賞率が高くなるので、遊技技術が未熟
な初心者等であっても、適宜遊技を楽しむことができ、
公平な遊技が可能になる。また、継続入賞口92に入賞
装置1を設けて、継続回数や可動球受部材97の開閉回
数に応じてモータ制御回路110を制御するようにして
もよい。これにより、特別スイッチ100が検出スイッ
チに該当し、継続入賞口92への入賞確率の制御が容易
に変更できる。
【0085】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、回転体や球受凹部はどのよう
な構造であってもよい。また、前記した実施例は、回転
体の回転方向又は回転速度を制御して入賞率を可変して
いるが、回転体の回転方向及び回転速度を制御して入賞
率を可変するように構成してもよい。
【0086】
【発明の効果】以上要するに本発明は、遊技盤に取り付
けるための取付枠体と、上記取付枠体に回転自在に軸着
されると共に、球1個を受入可能な球受凹部、球を停留
可能とする小径部、及び球を停留不能とする大径部、を
有する回転体と、上記回転体を制御手段の制御下に回転
駆動する駆動源と、遊技盤を流下する球を、上記回転体
の球受凹部へ取り込むための球入口と、上記回転体の球
受凹部に取り込んだ球を検出スイッチが臨む球連絡路へ
排出する入賞球口と、を少なくとも備え、前記球入口に
臨む回転体の回転位置により、当該回転体上の球を停留
可能状態、停留不能状態、前記球受凹部へ取込可能状態
の何れかの状態となしたので、構成が簡単で小型な入賞
装置を提供すると共に、入賞口の形態を変化させること
なく、種々の態様で入賞率を可変することができ、多種
多様な遊技が可能になる。しかも、遊技の興趣が著しく
高いと共に、遊技者と遊技店との利益バランスを図るこ
とも容易であって、実用的価値が極めて高い。また、通
常遊技のときに入賞率の低い動作パターンに設定できる
ので、通常遊技のときに、賞球をあまり払い出さないで
すむ。一方、入賞率の高い動作パターンにも設定でき、
他の入賞装置等と連動可能であるため、無駄のないスピ
ーディーな遊技が可能である。更に、遊技盤面上の配置
位置に制約を受けないので自由な配置が可能であると共
に、遊技者は「打ち分け」を行う必要がないので充分な
利益を獲得することができ、公平な遊技が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入賞装置を配設した遊技盤の正面
図である。
【図2】本発明に係る入賞装置の一実施例の正面図であ
る。
【図3】本発明に係る入賞装置の一実施例の背面図であ
る。
【図4】本発明に係る入賞装置の一実施例の縦断面図で
ある。
【図5】本発明に係る入賞装置の一実施例の平面図であ
る。
【図6】本発明に係る入賞装置の一実施例の部品構成図
である。
【図7】本発明に係る入賞装置の一実施例の動作説明図
である。
【図8】本発明に係る入賞装置の一実施例の制御系のフ
ローチャートである。
【図9】本発明に係る入賞装置の一実施例の制御系のブ
ロック図である。
【図10】本発明に係る入賞装置の他の一実施例の正面
図である。
【図11】本発明に係る入賞装置の他の一実施例の縦断
面図である。
【図12】本発明に係る入賞装置の他の一実施例の部品
構成図である。
【図13】本発明に係る入賞装置の他の一実施例の動作
説明図である。
【図14】本発明に係る入賞装置の他の一実施例の動作
説明図である。
【図15】本発明に係る入賞装置の他の一実施例の制御
系のフローチャートである。
【図16】本発明に係る入賞装置の更に他の一実施例を
示し、(A)は正面図、(B)は断面図、(C)は回転
体の斜視図である。
【図17】本発明に係る入賞装置を配設したパチンコ機
の正面図である。
【図18】本発明に係る入賞装置を配設したパチンコ機
の制御系のブロック図である。
【図19】本発明に係る入賞装置を配設した遊技盤の正
面図である。
【図20】本発明に係る入賞装置を配設した遊技盤の制
御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 入賞装置 2 遊技盤 21 取付枠体 22 回転体 27 球入口 32 大径部 33 小径部 34 球受凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に取り付けるための取付枠体と、
    上記取付枠体に回転自在に軸着されると共に、球1個を
    受入可能な球受凹部、球を停留可能とする小径部、及び
    球を停留不能とする大径部、を有する回転体と、上記回
    転体を制御手段の制御下に回転駆動する駆動源と、遊技
    盤を流下する球を、上記回転体の球受凹部へ取り込むた
    めの球入口と、上記回転体の球受凹部に取り込んだ球を
    検出スイッチが臨む球連絡路へ排出する入賞球口と、を
    少なくとも備え、 前記球入口に臨む回転体の回転位置により、当該回転体
    上の球を停留可能状態、停留不能状態、前記球受凹部へ
    取込可能状態の何れかの状態となして、入賞率を可変さ
    せるパチンコ機の入賞装置。
  2. 【請求項2】 前記停留不能状態は、球入口において球
    が回転体の大径部に接して、取付枠体の内部に嵌入でき
    ない状態である請求項1に記載のパチンコ機の入賞装
    置。
  3. 【請求項3】 制御手段によって回転体の回転方向を制
    御して入賞率を可変させる請求項1記載のパチンコ機の
    入賞装置。
  4. 【請求項4】 制御手段によって回転体の回転数を制御
    して入賞率を可変させる請求項1記載のパチンコ機の入
    賞装置。
  5. 【請求項5】 制御手段によって回転体の回転方向及び
    回転数を制御して入賞率を可変させる請求項1記載のパ
    チンコ機の入賞装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014097324A (ja) * 2013-10-03 2014-05-29 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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JP2010172470A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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