JPH08128916A - 油漏れ検出装置 - Google Patents

油漏れ検出装置

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JPH08128916A
JPH08128916A JP26700594A JP26700594A JPH08128916A JP H08128916 A JPH08128916 A JP H08128916A JP 26700594 A JP26700594 A JP 26700594A JP 26700594 A JP26700594 A JP 26700594A JP H08128916 A JPH08128916 A JP H08128916A
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JP
Japan
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image
light
image data
wavelength
data
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Application number
JP26700594A
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English (en)
Inventor
Toshiro Nakajima
利郎 中島
Satoru Inoue
井上  悟
Sadahiro Tsuya
定廣 津谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明はプラント内の配管、機器からの油
漏れを、通常照明下において付着した状態で検出するこ
とを目的とする。 【構成】 油には紫外線を照射すると蛍光を発する特性
を有している。紫外線を照射すると蛍光が観測されると
ともに、可視光を照射されると吸光される。本発明はこ
のような蛍光と吸光の両現象を同時に利用したもので、
紫外線と可視光を交互に試料面に照射し、得られた画像
の差分をとることにより、油漏れの検出をおこなうもの
である。 【効果】 従来困難であった通常照明下における漏れ状
態での油漏れ検出が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種プラント内に設置さ
れている機器や配管等からの油の漏れを検出する油漏れ
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の技術として、特開平3−199
938号公報に記載の液漏れ検査方法がある。図38は
上記液漏れ検査方法の構成図を示している。図において
201は被検査体、202は暗室、203は光源、20
4は撮像装置、205はモニター、206は検出結果と
して得られたモニター上に発生した輝点を示す。
【0003】次に動作について説明する。被検査体20
1を暗室202内に設置し、被検査体201に循環して
いる油に蛍光体を混入させる。検出にあたっては被検査
体201に光源から紫外光を照射し、撮像装置204に
よって被検査体201を観測する。被検査体201表面
に油の漏れが発生すると、油に混入した蛍光体が発光
し、撮像装置204によってモニター205画面上に輝
点206として観測される。このようにしてモニター画
面上に発生する輝点の検知により、油漏れを検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の油漏れ検出装置
は、以上のように構成されているので、油漏れの検出に
あたっては、被検査体を暗室内に設置する必要がある
等、測定するにあたっての種々の制約条件があるととも
に、油漏れ量の定量化、油の種類の判別が不可能などの
問題があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、室内の通常照明下において油漏
れが検出可能で、油の種類の判定及び漏れ量の定量化も
可能な測定方式を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、紫外光と可視光を交互に照射する照明手段、所
定の波長の光を選択する波長選択手段を備えた撮像手
段、紫外光照射時と可視光照射時に得られる蛍光画像と
吸光画像のデータを蓄積する画像データ蓄積手段、両画
像のデータを比較するデータ演算手段を備えたものであ
る。
【0007】請求項2記載の発明においては、紫外光と
可視光を交互に照射する照明手段、所定の波長の光を選
択する波長選択手段を備えた撮像手段、紫外光照射時と
可視光照射時に得られる蛍光画像と吸光画像のデータを
蓄積する画像データ蓄積手段、両画像の平均輝度レベル
を算出するレベル算出手段、両画像の輝度レベルを比較
し演算係数を算出する係数算出手段、得られた係数値に
よって画像データの輝度レベルの補正を行う輝度補正手
段、両画像を比較するデータ演算手段を備えたものであ
る。
【0008】請求項3記載の発明においては、紫外光と
可視光を交互に照射する照明手段、所定の波長の光を選
択する波長選択手段を備えた撮像手段、紫外光照射時と
可視光照射時に得られる蛍光画像と吸光画像のデータを
蓄積する画像データ蓄積手段、両画像の平均輝度レベル
を算出するレベル算出手段、両画像の輝度レベルを比較
し演算係数を算出する係数算出手段、得られた係数値に
よって撮像用レンズの絞り値を変化させる絞り可変手
段、両画像のデータを比較する演算手段を備えたもので
ある。
【0009】請求項4記載の発明においては、紫外光と
可視光を交互に照射する照明手段、所定の波長の光を選
択する波長選択手段を備えた撮像手段、紫外光照射時と
可視光照射時に得られる蛍光画像と吸光画像のデータを
蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータを比較
し、演算する比較演算手段、正常時の比較演算画像デー
タを蓄積する正常画像データ蓄積手段、測定によって得
られた比較演算画像データと正常時の比較演算画像デー
タとを比較するデータ判定回路を備えたものである。
【0010】請求項5記載の発明においては、紫外光と
可視光を交互に照射する照明手段、所定の波長の光を選
択する波長選択手段を備えた撮像手段、紫外光照射時と
可視光照射時に得られる蛍光画像と吸光画像のデータを
蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータを比較演
算する比較演算手段、比較演算された画像データをある
時間間隔毎に抽出し、データを更新する参照画像データ
蓄積手段、測定によって得られた比較演算画像データと
正常時の比較演算画像データとを比較するデータ判定回
路とを備えたものである。
【0011】請求項6記載の発明においては、紫外光と
可視光を交互に照射する照明手段、所定の波長の光を選
択する波長選択手段を備えた撮像手段、紫外光照射時と
可視光照射時に得られる蛍光画像と吸光画像のデータを
蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータを比較演
算する比較演算手段、比較演算画像から油漏れ部分を検
出する漏れ部分検出手段、漏れ部分の吸光画像データを
抽出する画像データ抽出手段、抽出した吸光画像データ
から漏れ量を算出する漏れ量演算手段を備えたものであ
る。
【0012】請求項7記載の発明においては、紫外光と
可視光を交互に照射する照明手段、所定の波長の光を選
択する波長選択手段を備えた撮像手段、紫外光照射時と
可視光照射時に得られる蛍光画像と吸光画像のデータを
蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータを比較す
る比較演算処理手段、比較演算画像から油漏れ部分を検
出する漏れ部分検出手段、漏れ部分の蛍光画像,吸光画
像のデータを抽出する画像データ抽出手段、抽出した蛍
光画像と吸光画像のデータの比を演算する演算手段、得
られた演算結果と予め蓄えておいたデータと比較し、油
の特定を行う判定手段を備えたものである。
【0013】請求項8記載の発明においては、直線偏光
特性を有する紫外光を照射する照明手段、相直交する偏
光方向を有する2枚の検光子を交互に切り替える機能を
有する撮像手段、偏光方向の直交する2つの画像データ
を蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータを比較
演算する比較演算処理手段を備えたものである。
【0014】請求項9記載の発明においては、直線偏光
特性を有する紫外光を照射する照明手段、同一シーンを
2つの窓を介して独立に撮像素子面上に結像させるとと
もに各窓に相直交する偏光方向の検光子を取り付けたス
テレオ光学系を設置した撮像手段、偏光方向の直交する
2つの画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、両画
像のデータを比較演算する比較演算処理処理手段を備え
たものである。
【0015】請求項10記載の発明においては、直線偏
光特性を有する紫外光を照射する照明手段、光路を2つ
に分岐し、分岐した光路上に相直交する偏光方向をもつ
検光子をそれぞれ取り付けそれぞれ別個の撮像素子面上
に結像させる撮像手段、偏光方向の直交する2つの画像
データを蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータ
を比較演算する比較演算処理手段を備えたものである。
【0016】請求項11記載の発明においては、紫外光
と可視光を交互に照射する照明手段、所定の単一波長の
光または可視光波長全域を選択できる波長選択手段を備
えた撮像手段、紫外光照射時と可視光照射時において所
定の単一波長で得られる蛍光画像と吸光画像及び可視光
波長全域を選択した時に得られる可視画像の各データを
蓄積する画像データ蓄積手段,蛍光画像と吸光画像のデ
ータを比較演算する比較演算処理手段、比較演算処理画
像と可視画像とを重畳させる画像合成手段を備えたもの
である。
【0017】請求項12記載の発明においては、紫外領
域から可視領域にわたって連続的な波長域の光を照射す
る照明手段、同一シーンを2つの窓を介して独立に撮像
素子面上に結像させるとともに各窓に試料が吸光特性を
有する波長と吸光特性を有しない波長を透過波長とする
2つの波長フィルターを設けたステレオ光学系を設置し
た撮像手段、波長の異なる2つの画像データを蓄積する
画像データ蓄積手段、両画像のデータを比較演算する比
較演算処理手段を備えたものである。
【0018】請求項13記載の発明においては、紫外領
域から可視領域にわたって連続的な波長域の光を照射す
る照明手段、光路を2つに分岐し、分岐した光路上に試
料が吸光特性を有する波長と吸光特性を有しない波長を
透過波長とする波長フィルターをそれぞれ設置しそれぞ
れ別個の撮像素子面上に結像させる撮像手段、波長の異
なる2つの画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、
両画像のデータを比較演算する比較演算処理処理手段を
備えたものである。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明は、受光部において、吸光
現象の発生する波長と蛍光の発光スぺクトルとが重なり
合う波長を受光波長として選択する。紫外線照射時に得
られる画像では、油部分は発生する蛍光によって輝度が
上がり、他の部分は通常照明における選択波長分の輝度
が得られる。また、可視光照射時に得られる画像では、
油部分は吸光現象によって光が吸収され輝度がさがり、
その他の部分は選択した波長における反射率に対応した
輝度が得られる。
【0020】このように紫外線照射時、可視光照射時に
おいて、周辺部分に対する油部分の輝度レベルの発生す
る極性が逆となる。一方、周辺領域は紫外光照射時、可
視光照射時において同一の波長で観測することから、得
られる輝度は同様の分布をなす。このため、両画像の差
分をとると、油部分は輝度が加算され、一方、周辺領域
は輝度が相殺されることにより、油部分の輝度信号のS
/Nを向上させることが可能となる。また両画像での油
以外の部分の輝度レベルを合わせることにより、差分画
像において油以外の部分の反射率の差による輝度レベル
の変化を相殺し、一定レベルとすることが可能となる。
【0021】請求項2記載の発明は、測定の結果得られ
た蛍光画像と吸光画像の平均輝度レベルを算出し、レベ
ル値に応じて、差分処理時の演算係数を決定し、両画像
の平均輝度レベルを合わせて処理を実施する。
【0022】請求項3記載の発明は、上記請求項1の発
明において、時間平均輝度レベルでレンズの絞り値を変
化させることにより、2画像の平均輝度レベルを一致さ
せて、両画像の差分をとるものである。
【0023】請求項4記載の発明は、上記請求項1の発
明において、測定によって得られた差分画像と予め蓄積
しておいた正常時の差分画像データとの輝度レベルを比
較し、両者において差の発生した箇所を油漏れ発生と判
定するものである。
【0024】請求項5記載の発明は、上記請求項4の発
明において、正常時の差分画像データを設定時間間隔毎
に更新し、測定によって得られた差分画像データと比較
し、両者において差の発生した箇所を油漏れ発生位置と
判定するものである。
【0025】請求項6記載の発明は、上記請求項1の発
明において、測定によって得られた差分画像における輝
度レベルの判定により油の漏れ位置を検出するととも
に、吸光画像における輝度レベルの落ち込み量によって
油の漏れ量を算出するものである。
【0026】請求項7記載の発明は、紫外線照射時に得
られる蛍光画像の各部における輝度レベルと可視光照射
時に得られる吸光画像の輝度レベルの比をとり、得られ
た比の算出結果より画像各部の表面状態を判定し、油漏
れの場合は油の種類の判別も行う。
【0027】請求項8記載の発明は、蛍光の偏光特性の
保存性を利用するもので、直線偏光特性を有する紫外光
を試料面に照射し、照射光と偏光方向が平行な偏光成分
のみを選択した画像と照射光と直交した方向の偏光成分
を選択した画像との間で差分、加算、比の演算などの比
較演算処理を施し、その演算結果をもとに、油漏れを検
出するものである。
【0028】請求項9記載の発明は、上記請求項8の発
明において、同一シーンを2つの窓を通過させ、それぞ
れを同一の撮像素子面上に独立に結像させるステレオミ
ラーを撮像カメラの前に設置し、2つの窓にそれぞれ偏
光方向が照明光と平行な検光子と直交する検光子を取り
付けるとともに、得られた画像の左右画面を比較するこ
とにより、偏光方向の相直交する2つの画像の比較を行
い、油漏れの検出を行うものである。
【0029】請求項10記載の発明は、上記請求項8の
発明において、撮像素子前方で光路を2分割し、分割し
た光路上に偏光面が照射光と平行な検光子と直交した検
光子をそれぞれ設置し、撮像素子面上に結像させる。こ
のようにして得られた2つの画像を比較することによ
り、油漏れの検出を行う。
【0030】請求項11記載の発明は、油漏れを検出し
た画像と光の可視領域で得られた同一シーンの可視画像
を重畳させるものである。
【0031】請求項12記載の発明は、油が光を吸収す
る吸光波長と光を吸収しない波長の光を利用する2波長
吸光方式において、同一シーンを2つの窓を通過させ、
それぞれを同一の撮像素子面上に独立に結像させるステ
レオミラーを撮像カメラの前に設置し、2つの窓に吸光
波長と光を吸収しない光を選択する波長フィルターをそ
れぞれ取り付けるとともに、得られた画像の左右を比較
することにより、油漏れの検出を行うものである。
【0032】請求項13記載の発明は、上記2波長吸光
方式において、撮像素子前方で光路を2分割し、分割し
た光路上に吸光波長と光を吸収しない波長をそれぞれ選
択する波長フィルターを設置し、撮像素子面上に結像さ
せる。このようにして得られた2つの画像を比較するこ
とにより、油漏れの検出を行う。
【0033】
【実施例】
実施例1.実施例1を図について説明する。図1は本発
明の実施例1による油漏れ検出装置を示す構成図、図2
は油の蛍光スペクトルと吸光スペクトルを示すスペクト
ル図、図3は紫外照射光スペクトルと通常照明光スペク
トル及び受光系において選択した波長を示すスペクトル
図、図4は蛍光発生時における蛍光スペクトルと通常照
明光スペクトル及び受光系において選択した波長を、図
5は紫外光照射時に得られる画像の一例、図6は紫外線
照射時に得られる画像中の1水平走査ライン上の輝度分
布を、図7は可視照明光スペクトルと通常照明光スペク
トル及び受光系において選択した波長を示すスペクトル
図、図8は可視光照射時に上記画像と同一のシーンを取
り込んで得られる画像を示し、図9は可視光照射時に得
られる画像の該水平走査線上の輝度分布を、図10は該
2画像の差分処理を施して得られた画像の該水平走査線
上の輝度分布を示す。
【0034】図において、1は照射光源、2は波長選択
用フィルター、3はフィルター切り換え機構、4は試料
面、5は波長選択用のフィルター、6は撮像レンズ、7
は光受光用のITVカメラ、8は信号切り換え回路、
9、10はビデオ信号を一時的に蓄積するビデオメモ
リ、11はビデオメモリ9、10に蓄積された画像デー
タの差分処理を実施する演算回路、12は演算結果をビ
デオ信号に変換するビデオ信号変換回路、13はモニタ
ー、14は油の吸光スペクトル、15は油の蛍光スペク
トル、16は受光系における選択波長、17は紫外照射
光スペクトル、18は通常照明光がもつスペクトルの1
本、19は測定画像中の一水平走査線、20は蛍光スペ
クトル、21は紫外光照射時における試料面の油ぬれ領
域の画像、22は選択波長での反射率がr1の領域の紫
外光照射時における画像、23は選択波長での表面反射
率がr2 の領域の紫外光照射時における画像、24は選
択波長での表面反射率がr3 の領域の紫外光照射時にお
ける画像、25は紫外光照射時において得られる表面画
像の輝度分布、26は画像中における蛍光発生部分の輝
度分布曲線、27は可視照明光のスペクトル、28は可
視光照射時における試料面の油もれ領域の画像、29は
選択波長での反射率がr1 の領域の可視光照射時におけ
る画像、30は選択波長での反射率がr2 の領域の可視
光照射時における画像、31は選択波長での反射率がr
3 の領域の可視光照射時における画像、32は可視照明
下において得られる表面画像の輝度分布、33は差分画
像の輝度分布を示す。
【0035】次に動作について説明する。油は紫外光を
照射すると蛍光を発する特性を有しており、吸光スペク
トル14と蛍光スペクトル15とは図2に示すような波
長の関係をもつ。ここで受光する波長を波長16と選択
すると、蛍光と吸光現象を同時に観測することが可能と
なる。つまり選択波長16では、紫外光を照射すると蛍
光が観測され、かつ選択波長16の光を照射すると油に
よって吸収される。本発明では、紫外光と可視光を交互
に照射するとともに、受光波長を波長16と選択するこ
とによって、蛍光と吸光現象を同時に利用するものであ
る。
【0036】光源1は紫外光領域から可視光領域までの
波長を有する光を発する。光源1から出射した光は波長
フィルター2によって、紫外光領域あるいは可視光領域
が選択され、フィルター切り換え機構3によって交互に
試料面4を照射する。光源1によって照射された表面
は、波長フィルター5、撮像レンズ6を介してITVカ
メラ7により撮像される。波長フィルター5は、選択波
長16を中心とした狭帯域の光を透過させる特性を有す
る。信号切り換え器8は、ITVカメラ7からの出力信
号を、照明の波長切り換えと同期して、ビデオメモリ
9,10に振り分ける。
【0037】試料の表面を図5に示すように油付着部2
1、波長16における反射率がr1の領域22、波長1
6における反射率がr2 の領域23、波長16における
反射率がr3 の領域24に区分できるモデルを想定す
る。フィルター2及びフィルター切り換え機構3によっ
て、紫外光が選択された場合、表面を照明する光は、光
源1から選択された紫外光17と室内照明用の通常照明
光18の重なった光となる。受光系において波長16の
みを選択すると、得られる画像は、紫外光照射によって
油部分は蛍光が発生し輝度が上がるとともに、その他の
領域は波長16における反射率によって輝度分布が決定
される。
【0038】画像中の一水平走査線19上の輝度は、曲
線25示されるで分布となり、油もれによる蛍光発生領
域は26で示される輝度分布となる。
【0039】一方、フィルター2及びフィルター切り換
え機構3によって、可視光が選択された場合、表面を照
明する光は、光源1から選択された可視光27と通常照
明光18の重なった光となる。このような光で照明され
た試料表面は、波長16に注目すると、油付着領域では
光が吸収され、その他の領域では各部の反射率に対応し
た強度の光が反射される。紫外光照射時の場合と同じ水
平走査線19上の輝度は、曲線32で示されるように、
油付着領域において輝度が落ち込み、その他の領域では
波長16での反射率に対応した輝度が得られる。
【0040】このようにして得られる紫外照射時、可視
光照射時の2つの画像はそれぞれビデオメモリ9,10
に入力される。入力されたそれぞれの画像データは、演
算器11によって差分処理が施される。2画像間で差分
処理を施すことによって、輝度分布曲線33に示すよう
に、油付着部分は他の領域と比較して輝度信号レベルが
強調され、一方油付着部以外の領域は輝度の変化が相殺
される。ここでは可視光照射時、紫外光照射時の画像間
での演算処理を差分処理で説明したが、両者を比較でき
る手法であれば良く、例えば加算処理、除算処理であっ
ても同様の効果が得られる。また、光源は単一の光源に
よって説明したが、光源の波長帯によって異なる2つの
光源を用いても同様の効果が得られる。
【0041】実施例2.実施例2を図について説明す
る。図11は本発明の実施例2による油漏れ検出装置を
示す構成図、図12は画像中のモニター点を示す模式
図、図13は紫外光照射時に得られた画像の1水平走査
線上の輝度分布図、図14は可視光照射時に得られた画
像の1水平走査線上の輝度分布図、図15は該2画像の
差分処理を施して得られた輝度分布を示す。
【0042】図において、40,41は画像データ抽出
回路、42は係数算出回路、43はかけ算回路、44は
画像データモニターポイント、45は紫外光照射時の1
水平走査線上の輝度分布、46は可視光照射時に得られ
た同一水平走査線上の輝度分布、47は輝度レベル補正
後の輝度分布、48は差分処理後に得られる1水平走査
線上の輝度分布を示す。
【0043】光源1は紫外光領域から可視光領域までの
波長を有する光を発する。光源1から出射した光は波長
フィルター2によって、紫外光領域あるいは可視光領域
が選択され、フィルター切り換え機構3によって交互に
試料面4を照射する。光源1によって照射された表面
は、波長フィルター5、撮像レンズ6を介してITVカ
メラ7により撮像される。波長フィルター5は、選択波
長16を中心とした狭帯域の光を透過させる特性を有す
る。信号切り換え器8は、ITVカメラ7からの出力信
号を、照明の波長切り換えと同期して、ビデオメモリ
9,10に振り分ける。
【0044】フィルター2及びフィルター切り換え機構
3によって、紫外光が選択された場合、上記第1の実施
例で説明したように、油付着部分の輝度が高い輝度分布
45を有する画像が得られる。一方、フィルター2及び
フィルター切り換え機構3によって、可視光が選択され
た場合、油付着部分の輝度が落ち込んだ輝度分布46を
有する画像が得られる。このようにして得られた2つの
画像は、それぞれビデオメモリ9,10に入力される。
【0045】画像データ抽出回路は、ビデオメモリ9,
10に蓄えられた画像データのうち、予め設定しておい
たモニターポイント44のデータを抽出し、係数算出回
路42に出力する。係数算出回路42は、各ポイントに
おけるデータ値の比(紫外光照射/可視光照射)を算出
し、全てのポイントで比較する。比の算出結果のうち、
大多数を占める値を判定し、係数値とする。得られた係
数値はかけ算器43に出力され、かけ算の倍率を設定す
る。かけ算器43は、設定された倍率に基づいて、ビデ
オメモリ9中の画像データ値にかけ算処理を施し、輝度
分布46から輝度分布47に変化させ、紫外照射画像と
可視照射が像の輝度レベルを一致させる。演算器11は
該2画像間の差分処理を行うことによって、油付着部以
外の表面での輝度変化を相殺し、油付着部分の輝度変化
のみを強調した輝度分布48を算出する。
【0046】実施例3.実施例3を図について説明す
る。図16は本発明の実施例3による油漏れ検出装置を
示す構成図である。図において、49は撮像レンズの絞
り値を調整する調整機構である。
【0047】次に動作について説明する。光源1は紫外
光領域から可視光領域までの波長を有する光を発する。
光源1から出射した光は波長フィルター2によって、紫
外光領域あるいは可視光領域が選択され、フィルター切
り換え機構3によって交互に試料面4を照射する。光源
1によって照射された表面は、波長フィルター5、撮像
レンズ6を介してITVカメラ7により撮像される。波
長フィルター5は、選択波長16を中心とした狭帯域の
光を透過させる特性を有する。信号切り換え器8は、I
TVカメラ7からの出力信号を、照明の波長切り換えと
同期して、ビデオメモリ9,10に振り分ける。
【0048】フィルター2及びフィルター切り換え機構
3によって、紫外光が選択された場合、上記第1の実施
例で説明したように、油付着部分の輝度が高い輝度分布
45を有する画像が得られる。一方、フィルター2及び
フィルター切り換え機構3によって、可視光が選択され
た場合、油付着部分の輝度が落ち込んだ輝度分布46を
有する画像が得られる。このようにして得られた2つの
画像は、それぞれビデオメモリ9,10に入力される。
【0049】画像データ抽出回路は、ビデオメモリ9,
10に蓄えられた画像データのうち、予め設定しておい
たモニターポイント44のデータを抽出し、係数算出回
路42に出力する。係数算出回路42は、各ポイントに
おけるデータ値の比(紫外光照射/可視光照射)を算出
し、全てのポイントで比較する。得られた比の値の内、
大多数を占める値を判定し、係数値とする。得られた係
数値は絞り調整機構49に入力される。調整機構49
は、入力された係数値に基づき、可視光照射画像の輝度
レベルが紫外光照射画像と一致するよう撮像レンズの絞
り値を調整し、再度可視光照射画像を取り込む。演算器
11は該2画像間の差分処理を行い、油付着部分以外の
領域での輝度変化を相殺し、油付着部分の輝度変化のみ
を強調した輝度分布48を算出する。
【0050】実施例4.実施例4を図について説明す
る。図17は本発明の実施例4による油漏れ検出装置を
示す構成図である。図において、50は基準となる画像
のデータベース、51は判定回路を示す。
【0051】次に動作について説明する。光源1は紫外
光領域から可視光領域までの波長を有する光を発する。
光源1から出射した光は波長フィルター2によって、紫
外光領域あるいは可視光領域の光が選択され、フィルタ
ー切り換え機構3によって交互に試料面4を照射する。
光源1によって照射された試料は、波長フィルター5、
撮像レンズ6を介してITVカメラ7により撮像され
る。波長フィルター5は、選択波長16を中心とした狭
帯域の光を透過させる特性を有する。信号切り換え器8
は、ITVカメラ7からの出力信号を、照明の波長切り
換えと同期して、ビデオメモリ9,10に振り分ける。
【0052】フィルター2及びフィルター切り換え機構
3によって、紫外光が選択された場合、上記第1の実施
例で説明したように、油付着部分の輝度が高い輝度分布
45を有する画像が得られる。一方、フィルター2及び
フィルター切り換え機構3によって、可視光が選択され
た場合、油付着部分の輝度が落ち込んだ輝度分布46を
有する画像が得られる。このようにして得られた2つの
画像は、それぞれビデオメモリ9,10に入力される。
【0053】上記実施例1で説明したように、演算回路
11からは、油付着部分のみが強調された画像データが
出力される。判定回路52は演算回路11から出力され
た画像データとデータベース50に予め記憶しておいた
正常時の差分画像データを比較し、差が所定の値を超え
た地点を油漏れ発生位置と判断する。また、発生位置が
明確に識別可能となるようビデオ信号発生回路で信号を
発生し、モニター上に表示する。データベース中の画像
データが全画面一定値であっても、同様の効果が得られ
る。
【0054】実施例5.実施例5を図について説明す
る。図18は本発明の実施例5による油漏れ検出装置を
示す構成図である。図において、52は設定時間間隔ご
とに画像データを抽出する画像データ取り込み回路,5
3は参照データ設定回路を示す。
【0055】次に動作について説明する。光源1は紫外
光領域から可視光領域までの波長を有する光を発する。
光源1から出射した光は波長フィルター2によって、紫
外光領域あるいは可視光領域の光が選択され、フィルタ
ー切り換え機構3によって交互に試料面4を照射する。
光源1によって照射された試料は、波長フィルター5、
撮像レンズ6を介してITVカメラ7により撮像され
る。波長フィルター5は、選択波長16を中心とした狭
帯域の光を透過させる特性を有する。信号切り換え器8
は、ITVカメラ7からの出力信号を、照明の波長切り
換えと同期して、ビデオメモリ9,10に振り分ける。
【0056】フィルター2及びフィルター切り換え機構
3によって、紫外光が選択された場合、上記第1の実施
例で説明したように、油付着部分の輝度が高い輝度分布
45が得られる。一方、フィルター2及びフィルター切
り換え機構3によって、可視光が選択された場合、油付
着部分の輝度が落ち込んだ輝度分布46が得られる。こ
のようにして得られた2つの画像は、それぞれビデオメ
モリ9,10に入力される。
【0057】演算器11はビデオメモリ9,10に蓄積
された画像データで、差分処理を施し、差分画像データ
を出力する。画像データ取り込み回路52は予め設定し
た時間間隔毎に演算器11の出力画像データを参照デー
タ設定回路53に送り出す。このとき、紫外照射画像と
可視光照射画像との差分処理は連続的に実施する。判定
回路51は演算器11の出力画像データと参照データ設
定回路53中に蓄積された画像データの比較を行い、両
画像データの差が予め設定した所定の値を超える部分を
油漏れが発生した部分と判定する。
【0058】実施例6.実施例6を図について説明す
る。図19は本発明の実施例6による油漏れ検出装置を
示す構成図である。図において54は漏れ領域検出回
路、55は測定画像データ抽出回路、56は参照画像デ
ータ抽出回路、57は油膜厚算出回路を示す。
【0059】次に動作について説明する。光源1は紫外
光領域から可視光領域までの波長を有する光を発する。
光源1から出射した光は波長フィルター2によって、紫
外光領域あるいは可視光領域が選択され、フィルター切
り換え機構3によって交互に試料面4を照射する。光源
1によって照射された試料は、波長フィルター5、撮像
レンズ6を介してITVカメラ7により撮像される。波
長フィルター5は、選択波長16を中心とした狭帯域の
光を透過させる特性を有する。信号切り換え器8は、I
TVカメラ7からの出力信号を、照明の波長切り換えと
同期して、ビデオメモリ9,10に振り分ける。
【0060】フィルター2及びフィルター切り換え機構
3によって、紫外光が選択された場合、上記実施例1で
説明したように、油付着部分の輝度が高い輝度分布45
を有する画像が得られる。一方、フィルター2及びフィ
ルター切り換え機構3によって、可視光が選択された場
合、油付着部分の輝度が落ち込んだ輝度分布46を有す
る画像が得られる。このようにして得られた2つの画像
は、それぞれビデオメモリ9,10に入力される。
【0061】演算器11はビデオメモリ9,10に蓄積
された画像データに差分処理を施し、差分画像データを
出力する。油漏れ領域検出回路54は、得られた差分画
像データをもとに、実施例4または5において説明した
方法で油漏れの発生した領域を検出する。検出した領域
の位置情報は測定画像データ抽出回路55、参照画像デ
ータ抽出回路56にそれぞれ送られる。測定画像抽出回
路55は、測定時の可視光照射時に得られる吸光画像の
うち検出された油漏れ発生領域のデータを抽出し油膜厚
算出回路に出力する。また参照画像抽出回路56は、予
め取り込んでおいた正常画像データのうち、油漏れ領域
のデータを抽出し、油膜厚算出回路57に出力する。油
膜厚算出回路57は、測定画像データの輝度値と参照画
像データの輝度値との比を算出し、算出結果の大きさに
より膜厚のレベルを判定する。
【0062】実施例7.実施例7を図について説明す
る。図20は、本発明の実施例7による油漏れ検出装置
を示す構成図である。図において、58は紫外照射画像
データ抽出回路、59は可視光照射画像データ抽出回
路、60は演算回路、61は判定回路、62はデータメ
モリである。
【0063】次に動作について説明する。光源1は紫外
光領域から可視光領域までの波長を有する光を発する。
光源1から出射した光は波長フィルター2によって、紫
外光領域あるいは可視光領域が選択され、フィルター切
り換え機構3によって交互に試料面4を照射する。光源
1によって照射された表面は、波長フィルター5、撮像
レンズ6を介してITVカメラ7により撮像される。波
長フィルター5は、選択波長16を中心とした狭帯域の
光を透過させる特性を有する。信号切り換え器8は、I
TVカメラ7からの出力信号を、照明の波長切り換えと
同期して、ビデオメモリ9,10に振り分ける。
【0064】フィルター2及びフィルター切り換え機構
3によって、紫外光が選択された場合、上記第1の実施
例で説明したように、油付着部分の輝度が高い輝度分布
45を有する画像が得られる。一方、フィルター2及び
フィルター切り換え機構3によって、可視光が選択され
た場合、油付着部分の輝度が落ち込んだ輝度分布46を
有する画像が得られる。このようにして得られた2つの
画像は、それぞれビデオメモリ9,10に入力される。
【0065】演算器11はビデオメモリ9,10に蓄積
された画像データに差分処理を施し、差分画像データを
出力する。油漏れ領域検出回路54は、得られた差分画
像データをもとに、実施例4または5において説明した
方法で油漏れの発生した領域を検出する。検出した領域
の位置情報は紫外光照射画像データ抽出回路58、可視
光照射画像データ抽出回路59にそれぞれ送られる。紫
外光照射画像データ抽出回路58は、紫外光照射時に得
られる画像データのうち、油漏れ領域検出回路54で検
出された油漏れ発生領域のデータのみを抽出し、演算回
路60に出力する。また、可視光照射画像データ抽出回
路58は、可視光照射時に得られる画像のうち、油漏れ
領域検出回路54によって検出された油漏れ領域の画像
データのみを抽出し演算回路60に出力する。演算回路
60は、入力された紫外照射画像及び可視光照射画像の
データによって、両画像の対応した画素ごとにデータの
比を算出する。算出した比の値とデータメモリ62に蓄
積しておいた参照データを比較し、最も近接した参照デ
ータ値を探索する。データメモリ62には、予め種類の
異なる油や他の蛍光体による紫外照射画像データと可視
光照射画像データの比の値を入力させておく。判定回路
61は上記探索結果に基づき、検出した領域内の物質が
油で有るかどうかの判断及び油の種類の判定を行う。
【0066】実施例8.実施例8を図について説明す
る。図21は本発明の実施例8による油漏れ検出装置を
示す構成図、図22は試料の表面状態をを示す模式図、
図23は照射光と平行な偏光方向の光によって得られる
検出画像の1水平走査線上の輝度分布、図24は照射光
と直交する偏光成分の光によって得られる検出画像の1
水平走査線上の輝度分布、図25は上記2画像の差分画
像の輝度分布を示す。図において、100は波長フィル
ター、101は偏光子、102は検光子回転板、103
は照射光と偏光方向が平行となるよう設置された検光
子、104は照射光と偏光方向が直交するよう設置され
た検光子、105は回転板駆動回路、106、107は
ビデオメモリ、108は試料面上の油漏れ領域、109
は選択した受光波長における反射率がr10 の試料面の
領域、110は受光波長における反射率がr11 の試料
面の領域、111は受光波長における反射率がr12の試
料面の領域、112は得られた画像における1水平走査
線、113は照射光と平行な偏光成分の光によって得ら
れる画像中の1水平走査線112上の輝度分布、114
は照射光と直交する偏光成分の光によって得られる画像
中の1水平走査線112上の輝度分布、115は上記2
画像の差分画像中の1水平走査線112上の輝度分布を
示す。
【0067】次に動作を説明する。光源1から出射した
光は波長フィルター100によって紫外光領域が選択さ
れるとともに、偏光子101によって1方向のみの直線
偏光成分のみを通過させ、試料4に照射する。照射され
た試料4の像は、検光子103または104を通過して
波長フィルター5、撮像レンズ6を介してITVカメラ
7に結像される。波長フィルター5は、蛍光の発光スペ
クトルの中心波長に透過波長を一致させている。検光子
103は照射光と偏光方向が平行となるよう、検光子1
04は照射光と偏光方向が直交するよう、それぞれ回転
板102に取り付けられており、回転板駆動回路105
によって、各検光子が交互に切り換えられて撮像レンズ
前に設置される。ITVカメラからの画像信号は、回転
板駆動回路105による2つの検光子103、104の
切り換えと同期して、ビデオメモリ106に照射光と平
行な偏光成分をもつ画像データを、107に照射光と直
交する偏光成分をもつ画像データをそれぞれ振り分けて
入力させる。
【0068】一般に蛍光が照射光のもつ偏光特性をよく
保存することが知られている。一方、一般構造物などの
表面を構成する粗面からの散乱光は、照射光の偏光特性
を保持しない。このような偏光特性から、直線偏光特性
を有する光を照射すると、油から発生する蛍光は照射光
と平行な偏光成分を有する光の強度が強く、一方、油以
外の粗面などからの散乱光は照射光と平行,直交の2方
向の成分ともに有している。この結果、照射光と平行な
偏光成分の光によって得られる画像データの輝度分布は
113に示すように、油もれ部分108は蛍光を発して
輝度が高くなり、その他の領域では、それぞれの反射率
に対応した輝度が得られている。一方、照射光と直交す
る偏光成分による画像では、蛍光が検光子104によっ
てカットされることから、油もれ部分では輝度が低く、
その他の領域は、平行な偏光成分をもつ場合と同様に反
射率に対応した輝度分布114が得られる。ビデオメモ
リ106,107に蓄積された画像データを、引き算器
11に出力し、両画像間で差分処理を施す。その結果、
油もれ部分が強調された輝度分布115を得る。このよ
うにして得られた差分画像を、ビデオ変換回路12を通
して、モニター13上に映し出す。
【0069】実施例9.実施例9を図について説明す
る。図26は本発明の実施例9による油漏れ検出装置を
示す構成図、図27は受光部のステレオ撮像系を示す構
成図、図28はステレオ撮像系で得られた画像の説明図
である。図において、120はステレオ撮像系、12
1、122は検光子、123はビデオメモリ、124は
演算器、125、126はステレオ撮像系中の窓、12
7、128、129、130はミラー、131はステレ
オミラーによって得られた全体画像、132、133は
全体画像の右,左の各半画像を示す。
【0070】次に動作を説明する。光源1から出射した
光は波長フィルター100によって紫外光領域が選択さ
れるとともに、偏光子101によって1方向のみの直線
偏光成分のみを取り出し、試料4に照射する。照射され
た試料4の像は、ステレオ撮像系120,波長フィルタ
ー5、撮像レンズ6を介してITVカメラ7上に結像さ
れる。ステレオ撮像系120は同一シーンを2つの窓1
25、126から取り込み、窓125についてはミラー
127,128を介して、もう一つの窓126について
は,ミラー129、130を介して、それぞれ独立に同
一の撮像素子面上に結像する。この結果、図28に示す
ように、窓125からみたシーンが画像131の左画面
133上に、窓126からみたシーンが画像131の右
画面132上に、それぞれ結像される。またステレオ撮
像系120の窓125に照射光と偏光方向が平行となる
よう検光子121を設置し、もう一方の窓126には、
照射光と偏光方向が直交するよう検光子122を設置す
る。
【0071】この結果、実施例8で示した照射光と偏光
特性が平行な成分による画像113が、左画面133に
表示され、照射光と偏光特性が直交する成分による画像
114が、右画面132上に表示される全体画像131
が得られる。このように、照射光と偏光方向が平行な光
によって得られる画像と垂直な光によって得られる画像
を同時に得た画像データがビデオメモリ123に蓄積さ
れる。ビデオメモリ123からの画像データは演算器1
24に入力され、左右の対応する画素毎に差分処理を施
し、油もれ部分のみを強調した画像115を得ることが
できる。差分画像は、ビデオ変換回路12を介して、モ
ニター13上に表示される。
【0072】実施例10.実施例10を図について説明
する。図29は本発明の実施例10による油漏れ検出装
置を示す構成図である。図において、140はビームス
プリッター、141、142が撮像素子、143、14
4はビデオメモリを示す。
【0073】次に動作について説明する。光源1から出
射した光は波長フィルター100によって紫外光領域が
選択されるとともに、偏光子101によって1方向のみ
の直線偏光成分のみを取り出し、試料4に照射する。受
光部においては、撮像レンズ6の後方にビームスプリッ
ターを設置し、撮像レンズに入射した光を2つに分岐す
る。分岐された光はそれぞれ検光子121,122を通
過し、撮像素子141、142上に結像される。このと
き、検光子121を偏光特性が照射光と平行となるよう
設置し、検光子122を偏光特性が照射光と直交するよ
う設置する。この結果、撮像素子141上には、照射光
と偏光方向が平行な成分の光による試料4の画像113
が、撮像素子142上には、照射光と偏光方向が直光す
る成分の光による試料4の画像114が結像される。撮
像素子141、142それぞれからの画像データはビデ
オメモリ143,144に入力され、引き算器11によ
って、2つの画像の差分をとる。その結果、油部分が強
調された差分画像が得られ、ビデオ変換回路12を介し
て、モニター13上に表示される。
【0074】実施例11.実施例11を図について説明
する。図30は本発明の実施例11による油漏れ検出装
置を示す構成図である。図において、2は紫外光を選択
する波長フィルター、2−1は可視光を選択する波長フ
ィルター、150は窓、151は画像データを各ビデオ
メモリに振り分けるための画像データ選択回路、152
は可視画像データを蓄積するビデオメモリ、153は画
像を重ね合わせる画像合成回路を示す。
【0075】次に動作について説明する。実施例1と同
様に、光源1から出射された光を、波長フィルター2,
2−1を切り換えて、紫外光と可視光を交互に照射する
とともに、波長フィルター5によって、蛍光と吸光とを
同時に観測できる波長を選択し、ITVカメラ7で観測
することにより、蛍光画像と吸光画像を交互に得ること
ができる。これらの画像データを波長の切り換えに同期
して、ビデオメモリ9,10に入力する。この画像デー
タをもとに、引き算器11によって蛍光画像と吸光画像
の差分をとることにより、油もれ部分を強調させた差分
画像をえる。
【0076】次に照射部において、波長フィルター2−
1で可視光を選択するとともに受光部では窓150を選
択することによって、ITVカメラで試料面の可視画像
を観測する。得られた画像データは、選択回路151を
経由してビデオメモリ152に入力する。ビデオメモリ
からの可視画像データは、画像合成回路153によっ
て、差分画像と重ね合わせられ、ビデオ変換回路12を
介して、モニター13上に表示される。
【0077】実施例12.実施例12を図について説明
する。図31は本発明の実施例12による油漏れ検出装
置を示す構成図である。図32は油の光透過率の波長分
布を示すスペクトル図、図33は試料表面の状態を示す
模式図、図34は油の光透過率の低い波長を選択した際
に得られる画像中の1水平走査線上の輝度分布、図35
は油の光透過率の高い波長を選択した際に得られる画像
中の1水平走査線上の輝度分布、図36は上記2画像の
差分画像中の1水平走査線上の輝度分布を示す。図にお
いて160,161は波長フィルター、162は透過率
曲線、163は透過率の低い波長λ1 、164は油の透
過率の高い波長λ2 、165は表面の油もれ部分、16
6は油以外のその他の面、167は水平走査線、168
は波長λ1 における水平走査線167上の輝度分布、1
69は波長λ2 における水平走査線167上の輝度分
布、170は上記2波長における画像の差分画像中の水
平走査線167上の輝度分布を示す。
【0078】次に動作について説明する。光源1から出
射される光のうち、波長フィルター2−1によって紫外
域から可視領域にわたって選択され、試料4上に照射さ
れる。油は該波長域において、曲線162に示すような
透過率特性を有している。このため、透過率の低い波長
λ1 で観測すると、あぶらもれ領域165では輝度が低
くなり、水平走査線167上の輝度分布は曲線168と
なる。一方、透過率の高い波長λ2 で観測すると、油も
れ領域も油以外の他の領域と同様に変化し、試料面の反
射率に対応した輝度分布169が得られる。
【0079】受光部において撮像レンズ6の前方にステ
レオ撮像系120を設置することにより、実施例9で説
明したように、2つの窓でみた同一シーンを、それぞれ
独立に同一の撮像素子面上に結像することが可能とな
る。ステレオ撮像系の2つの窓の一方に波長λ1 163
を選択する波長フィルター161を設置し、他方の窓に
波長λ2 を選択する波長フィルター160を設置する。
この結果、ITVカメラ7によって得られた画像中で
は、左画面に輝度分布168をもつ画像が、右画面に輝
度分布169をもつ画像がそれぞれ得られる。
【0080】ITVカメラ7からの画像データはビデオ
メモリ123に入力され、演算器124によって左右の
画像間で差分処理を行う。その結果、油もれ部分が強調
された輝度分布170を有する差分画像を得ることがで
き、ビデオ変換回路12を介して、ここでは紫外域から
可視域にかけての波長帯で説明したが、油は赤外域にお
いても吸光特性を有しており、赤外領域を利用しても同
様の効果が得られモニター13上に表示される。
【0081】実施例13.実施例13を図について説明
する。図37は本発明の実施例13による油漏れ検出装
置を示す構成図である。
【0082】次に動作について説明する。光源1から出
射される光のうち、波長フィルター2−1によって可視
光が選択され、試料4上に照射される。受光部において
は、撮像レンズ6の後方にビームスプリッターを設置
し、撮像レンズに入射した光を2つに分岐する。分岐さ
れた光はそれぞれ波長フィルター160、161を通過
し、撮像素子141、142上に結像される。このと
き、波長フィルターは油の光透過率の低い波長λ1 16
3を選択し、波長フィルター160は油の光透過率の高
い波長λ2 164を選択する。この結果、撮像素子14
1,142には、それぞれ波長λ1 ,波長λ2 を選択し
た画像168,169が結像される。得られた画像デー
タは、ビデオメモリ143,144に入力され、引き算
器11によって両画像の差分処理が施され、油もれ部分
が強調された画像を得ることができる。得られた画像
は、ビデオ変換回路12を介して、モニター13上に表
示される。
【0083】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の油漏れ検出装置
は、蛍光現象と吸光現象を同時に利用することにより、
油付着面以外の反射率の影響を除去し、通常照明下にお
ける油もれ検出を可能にする効果がある。
【0084】また、本発明の請求項2記載の油漏れ検出
装置は、蛍光画像と吸光画像の演算係数を自動で決定す
るよう構成することにより油もれの自動検出が可能とな
る効果がある。
【0085】また、本発明の請求項3記載の油漏れ検出
装置は、吸光画像の取り込みにおけるレンズ絞り値を自
動決定できるよう光学系を構成したので、光学調整が不
要となる効果がある。
【0086】また、本発明の請求項4記載の油漏れ検出
装置は、差分結果と予め記憶しておいた正常時のデータ
との比較をして異常判定するよう、処理部を構成したの
で、安定した油もれ検出が可能である。
【0087】また、本発明の請求項5記載の油漏れ検出
装置は、比較する正常データを、時間的に更新できるよ
う処理部を構成したので、経時変化する要因の影響を受
けない安定したもれ検出が可能である。
【0088】また、本発明の請求項6記載の油漏れ検出
装置は、蛍光画像で油もれ位置を検出し、吸光画像で油
もれ量を定量化するよう装置を構成したので、もれ位置
と漏れの定量化を同時に実現できる効果がある。
【0089】また、本発明の請求項7記載の油漏れ検出
装置は、蛍光画像と吸光画像の出方の比較により、対象
油かどうかの判定や油の特定が可能となる。
【0090】また、本発明の請求項8記載の油漏れ検出
装置は、蛍光と表面散乱光との偏光特性の違いを利用す
ることにより、検出信号のS/Nを向上し、周辺付着面
の影響を除去する効果がある。
【0091】また、本発明の請求項9及び10記載の油
漏れ検出装置は、偏光方向の異なる画像が同時に得られ
るよう、画像入力部を構成したので、処理の高速化が図
れる効果がある。
【0092】また、本発明の請求項11記載の油漏れ検
出装置は、検出結果と可視画像とを重畳させることによ
り、もれ箇所の明確化が図れる効果がある。
【0093】また、本発明の請求項12及び13記載の
油漏れ検出装置は、波長の異なる画像を同時に得られる
よう、画像入力部を構成したので、処理の高速化が図れ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による油漏れ検出装置を示
す構成図である。
【図2】 油の蛍光スペクトルと吸光スペクトルを示す
スペクトル図である。
【図3】 紫外照射光スペクトルと通常照明光スペクト
ル及び受光系において選択した波長を示すスペクトル図
である。
【図4】 蛍光発生時における蛍光スペクトルと、通常
照明光スペクトル及び受光系において選択した波長を示
すスペクトル図である。
【図5】 紫外光照射時に得られる画像の一例を示す図
である。
【図6】 紫外光照射時に得られる画像中の1水平走査
線上の輝度分布である。
【図7】 可視照明光スペクトルと通常照明光スペクト
ル及び受光系において選択した波長を示すスペクトル図
である。
【図8】 可視光照射時に得られる画像の一例を示す図
である。
【図9】 可視光照射時に得られる画像の1水平走査線
上の輝度分布である。
【図10】 差分処理を施して得られた水平走査線上の
輝度分布である。
【図11】 本発明の実施例2による油漏れ検出装置を
示す構成図である。
【図12】 画像中のモニター点を示す模式図である。
【図13】 紫外光照射時に得られた画像の1水平走査
線上の輝度分布である。
【図14】 可視光照射時に得られた画像の1水平走査
線上の輝度分布である。
【図15】 紫外光照射,可視光照射時の画像の差分処
理を施して得られた輝度分布である。
【図16】 本発明の実施例3による油漏れ検出装置を
示す構成図である。
【図17】 本発明の実施例4による油漏れ検出装置を
示す構成図である。
【図18】 本発明の実施例5による油漏れ検出装置を
示す構成図である。
【図19】 本発明の実施例6による油漏れ検出装置を
示す構成図である。
【図20】 本発明の実施例7による油漏れ検出装置を
示す構成図である。
【図21】 本発明の実施例8による油漏れ検出装置を
示す構成図である。
【図22】 試料の表面状態を示す模式図である。
【図23】 照射光と平行な偏光方向の光によって得ら
れる検出画像の1水平走査線上の輝度分布である。
【図24】 照射光と直交する偏光成分の光によって得
られる検出画像の1水平走査線上の輝度分布である。
【図25】 2画像の差分画像の輝度分布である。
【図26】 本発明の実施例9による油漏れ検出装置を
示す構成図である。
【図27】 受光部のステレオ撮像系を示す構成図であ
る。
【図28】 ステレオ撮像系で得られた画像である。
【図29】 本発明の実施例10による油漏れ検出装置
を示す構成図である。
【図30】 本発明の実施例11による油漏れ検出装置
を示す構成図である。
【図31】 本発明の実施例12による油漏れ検出装置
を示す構成図である。
【図32】 油の光透過率の波長分布を示すスペクトル
図である。
【図33】 試料表面の状態を示す模式図である。
【図34】 油の光透過率の低い波長を選択した際に得
られる画像中の1水平走査線上の輝度分布である。
【図35】 油の光透過率の高い波長を選択した際に得
られる画像中の1水平走査線上の輝度分布である。
【図36】 2画像の差分画像中の1水平走査線上の輝
度分布である。
【図37】 本発明の実施例13による油漏れ検出装置
を示す構成図である。
【図38】 従来の液漏れ検出装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 照射光源、2 波長選択用フィルター、3 フィル
ター切り替え機構、4試料面、5 波長選択用フィルタ
ー、6 撮像レンズ、7 ITVカメラ、8信号切り替
え器、9 ビデオメモリ、10 ビデオメモリ、11
演算回路、12 ビデオ信号変換回路、13 モニタ
ー、40 画像データ抽出回路、41画像データ抽出回
路、42 係数算出回路、43 かけ算回路、49 絞
り調整機構、50 データベース、51 判定回路、5
2 画像データ取り込み回路、53 参照データ設定回
路、54 漏れ領域検出回路、55 測定画像データ抽
出回路、56 参照画像データ抽出回路、57 油膜厚
算出回路、58 紫外照射画像データ抽出回路、59
可視光照射画像データ抽出回路、60 演算回路61
判定回路、62 データメモリ、100 波長フィルタ
ー、101 偏光子、102 検光子回転板、103
検光子、104 検光子、105 回転板駆動回路、1
06 ビデオメモリ、107 ビデオメモリ、120
ステレオ撮像系、121 検光子、122 検光子、1
23 ビデオメモリ、124 演算器、125,126
ステレオ撮像系中の窓、127,128,129,1
30 ミラー、140 ビームスプリッター、141,
142 撮像素子、143,144 ビデオメモリ、1
50 窓、151 画像データ選択回路、152ビデオ
メモリ、153 画像合成回路、160,161 波長
フィルター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 21/84 Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外光と可視光を交互に照射する照明手
    段、所定の波長の光を選択する波長選択手段を備えた撮
    像手段、紫外光照射時と可視光照射時に得られるそれぞ
    れの画像のデータを蓄積する画像データ蓄積手段、両画
    像のデータを比較するデータ演算手段を備えることを特
    徴とする油漏れ検出装置。
  2. 【請求項2】 紫外光と可視光を交互に照射する照明手
    段、所定の波長の光を選択する波長選択手段を備えた撮
    像手段、紫外光照射時と可視光照射時に得られる画像の
    データを蓄積する画像データ蓄積手段、画像の平均輝度
    レベルを算出するレベル算出手段、両画像の輝度レベル
    を比較し演算係数を算出する係数算出手段、得られた係
    数値によって画像データの輝度レベルの補正を行う輝度
    補正手段、両画像のデータを比較するデータ演算手段を
    備えることを特徴とする油漏れ検出装置。
  3. 【請求項3】 紫外光と可視光を交互に照射する照明手
    段、所定の波長の光を選択する波長選択手段を備えた撮
    像手段、紫外光照射時と可視光照射時に得られる画像の
    データを蓄積する画像データ蓄積手段、画像の平均輝度
    レベルを算出するレベル算出手段、両画像の輝度レベル
    を比較し演算係数を算出する係数算出手段、得られた係
    数値によって撮像用レンズの絞り値を変化させる絞り可
    変手段、両画像のデータを比較する演算手段を備えるこ
    とを特徴とする油漏れ検出装置。
  4. 【請求項4】 紫外光と可視光を交互に照射する照明手
    段、所定の波長の光を選択する波長選択手段を備えた撮
    像手段、紫外光照射時と可視光照射時に得られる画像の
    データを蓄積する画像データ蓄積手段、該画像のデータ
    を比較し演算する比較演算手段、正常時の比較演算画像
    データを蓄積する正常画像データ蓄積手段、測定によっ
    て得られた比較演算画像データと正常時の比較演算画像
    データとを比較するデータ判定回路を備えることを特徴
    とする油漏れ検出装置。
  5. 【請求項5】 紫外光と可視光を交互に照射する照明手
    段、所定の波長の光を選択する波長選択手段を備えた撮
    像手段、紫外光照射時と可視光照射時に得られる画像の
    データを蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータ
    を比較演算する比較演算手段、比較演算された画像デー
    タをある時間間隔毎に抽出しデータを更新する参照画像
    データ蓄積手段、測定によって得られた比較演算画像デ
    ータと正常時の比較演算画像データとを比較するデータ
    判定回路を備えることを特徴とする油漏れ検出装置。
  6. 【請求項6】 紫外光と可視光を交互に照射する照明手
    段、所定の波長の光を選択する波長選択手段を備えた撮
    像手段、紫外光照射時と可視光照射時に得られる画像の
    データを蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータ
    を比較演算する比較演算手段、比較演算画像から油漏れ
    部分を検出する漏れ部分検出手段、漏れ部分の吸光画像
    データを抽出する画像データ抽出手段、抽出した吸光画
    像データから漏れ量を算出する漏れ量演算手段を備える
    ことを特徴とする油漏れ検出装置。
  7. 【請求項7】 紫外光と可視光を交互に照射する照明手
    段、所定の波長の光を選択する波長選択手段を備えた撮
    像手段、紫外光照射時と可視光照射時に得られる画像の
    データを蓄積する画像データ蓄積手段、両画像のデータ
    を比較する比較演算処理手段、比較演算画像から油漏れ
    部分を検出する漏れ部分検出手段、画像中の漏れ部分の
    データを抽出する画像データ抽出手段、抽出した画像の
    データの比を演算する演算手段、得られた演算結果と予
    め蓄えておいたデータと比較し、油の特定を行う判定手
    段を備えることを特徴とする油漏れ検出装置。
  8. 【請求項8】 直線偏光特性を有する紫外光を照射する
    照明手段、相直交する偏光方向を有する2枚の検光子を
    交互に切り替える機能を有する撮像手段、偏光方向の直
    交する2つの画像データを蓄積する画像データ蓄積手
    段、両画像のデータを比較演算する比較演算処理手段を
    備えることを特徴とする油漏れ検出装置。
  9. 【請求項9】 直線偏光特性を有する紫外光を照射する
    照明手段、同一シーンを2つの窓を介して独立に撮像素
    子面上に結像させる機能を有するとともに各窓に相直交
    する偏光方向の検光子を取り付けた光学系を設置した撮
    像手段、偏光方向の直交する2つの画像データを蓄積す
    る画像データ蓄積手段、両画像のデータを比較演算する
    比較演算処理手段を備えることを特徴とする油漏れ検出
    装置。
  10. 【請求項10】 直線偏光特性を有する紫外光を照射す
    る照明手段、光路を2つに分岐し、分岐した光路上に相
    直交する偏光方向を選択する光学素子をそれぞれ取り付
    けそれぞれ別個の撮像素子面上に結像させる撮像手段、
    偏光方向の直交する2つの画像データを蓄積する画像デ
    ータ蓄積手段、両画像のデータを比較演算する比較演算
    処理手段を備えることを特徴とする油漏れ検出装置。
  11. 【請求項11】 紫外光と可視光を交互に照射する照明
    手段、所定の単一波長の光または可視光波長全域を選択
    できる波長選択手段を備えた撮像手段、紫外光照射時と
    可視光照射時において所定の単一波長で得られる画像及
    び可視光波長全域を選択した時に得られる可視画像の各
    データを蓄積する画像データ蓄積手段,画像のデータを
    比較演算する比較演算処理手段、比較演算処理画像と可
    視画像とを重畳させる画像合成手段を備えることを特徴
    とする油漏れ検出装置。
  12. 【請求項12】 紫外領域から可視領域あるいは可視領
    域から赤外領域にわたって連続的な波長域の光を照射す
    る照明手段、同一シーンを2つの窓を介して独立に撮像
    素子面上に結像させる機能を有するとともに各窓に試料
    が吸光特性を有する波長と吸光特性を有しない波長を透
    過波長とする2つの波長フィルターを設けた光学系を設
    置した撮像手段、波長の異なる2つの画像データを蓄積
    する画像データ蓄積手段、両画像のデータを比較演算す
    る比較演算処理手段を備えることを特徴とする油漏れ検
    出装置。
  13. 【請求項13】 紫外領域から可視領域あるいは可視領
    域から赤外領域にわたって連続的な波長域の光を照射す
    る照明手段、光路を2つに分岐し、分岐した光路上に試
    料が吸光特性を有する波長と吸光特性を有しない波長を
    透過波長とする波長フィルターをそれぞれ設置しそれぞ
    れ別個の撮像素子面上に結像させる撮像手段、波長の異
    なる2つの画像データを蓄積する画像データ蓄積手段、
    両画像のデータを比較演算する比較演算処理手段を備え
    ることを特徴とする油漏れ検出装置。
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