JPH08124201A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH08124201A
JPH08124201A JP6255040A JP25504094A JPH08124201A JP H08124201 A JPH08124201 A JP H08124201A JP 6255040 A JP6255040 A JP 6255040A JP 25504094 A JP25504094 A JP 25504094A JP H08124201 A JPH08124201 A JP H08124201A
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JP
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circuit
high frequency
wiring board
optical pickup
flexible printed
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JP6255040A
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Masaki Sakata
正樹 坂田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光ピックアップに関し、部品点数
が増大して組付け性が悪化するのを防止しつつ電磁波の
漏れを防止することができる安価な光ピックアップを提
供することを目的とする。 【構成】 FPC24に高周波重畳回路23を搭載するとと
もに、該FPC24の内部に、レーザ制御回路22および高
周波重畳回路23を接続する配線パターン25と、レーザ制
御回路22のグランドと高周波重畳回路23のグランドを接
続するグランドシールド26と、を設け、FPC24を折り
曲げることにより高周波重畳回路23をFPC24によって
取り囲んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、光磁気デ
ィスク等の情報記録装置に用いられる高周波重畳ユニッ
トを有する光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光ディスク装置における光ピック
アップは、半導体レーザからの光束を対物レンズで光の
回折限界まで絞り、1μm程度の微小なスポットを光デ
ィスク、光磁気ディスク等の情報記録媒体上に形成し、
その反射光を検出光学系に導いた後、検出光学系によっ
て光電変換し、次いで、検出回路によって検出演算して
その情報を得るようにしている。
【0003】そして、近時では、情報量の増加に伴う高
速化を図るためや書き換え可能な光ディスク装置の記録
および消去を行なう際等に非常に大きなレーザ光の出力
要求があることから、レーザ光源の高出力化が図られて
いるとともに、光ディスクの大容量化、高密度化を実現
するためにレーザスポットの最良化の要求もなされてい
る。
【0004】ところで、光ディスク装置は、その構成上
光ディスクで反射した反射光がレーザ光源に戻ってしま
う、いわゆる戻り光が生じてしまい、特に、高出力なレ
ーザ光源では、この戻り光によるノイズが問題となって
しまうため、レーザ光源ノイズの低減化を図ることが要
求されている。これを防止するために、レーザ光源を高
周波でパルス発光させること(高周波重畳)が一般的に行
なわれている。この高周波重畳は数百MHz、変調度が数
百%で行なわれるため、高周波成分を直流電流に重畳す
る高周波発生回路を流れる電流から高周波成分が電磁波
となって発生し、外部に対して不要輻射が生じてしま
う。このため、EMI(電磁波障害)が発生してしまい、
他の電気回路に悪影響を与えてしまう。また、光電変換
された信号を検出演算する検出回路にあっては、高速か
つ微弱な信号を検出するため、外部からのノイズの影響
を受け易く上述した電磁波障害の影響を最も受け易いと
いう問題があった。
【0005】このような不具合を解消するものとして
は、例えば特開平3ー227585号公報に記載された
ようなものがあり、このものでは、高周波重畳回路に取
付けフレームに取付けた後、シールド板を取付けフレー
ムにねじ結合してシールド板によって高周波重畳回路を
覆うようにし、高周波重畳回路から発生する電磁波を遮
蔽するようにしている。このため、検出回路もノイズの
影響を受けることがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光ピックアップにあっては、ねじによりシー
ルド板を取付けフレームに固定しているため、電気的な
接触が十分ではないとともに、部品点数が増大して組付
け性が悪化してしまい、結果的に光ピックアップのコス
トが増大してしまうという問題があった。
【0007】そこで請求項1〜3記載の発明は、部品点
数が増大して組付け性が悪化するのを防止しつつ電磁波
の漏れを防止することができる安価な光ピックアップを
提供することを目的とする。請求項4記載の発明は、部
品点数が増大して組付け性が悪化するのを防止しつつ高
周波重畳回路から発生する電磁波を遮断することができ
る安価な光ピックアップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、半導体レーザと、この半導体レー
ザを高周波で発光させる高周波重畳回路と、該高周波重
畳回路を駆動する駆動回路と、該駆動回路および高周波
重畳回路を接続するフレキシブル印刷配線基板と、を備
え、半導体レーザから出力されるレーザ光を対物レンズ
によって集光することにより情報記録媒体上にスポット
を形成し、この反射光を少なくとも検出手段によって読
み取るようにした光ピックアップにおいて、前記フレキ
シブル印刷配線基板の所定箇所に高周波重畳回路を搭載
するとともに、該基板の内部に、駆動回路および高周波
重畳回路を接続する配線パターンと、駆動回路のグラン
ドと高周波重畳回路のグランドを接続する遮蔽部と、を
設け、前記フレキシブル印刷配線基板を折り曲げること
により高周波重畳回路をフレキシブル印刷配線基板によ
って取り囲むことを特徴とするものである。
【0009】上記目的達成のため、請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明において、前記遮蔽部をアモル
ファスから構成したことを特徴とするものである。上記
目的達成のため、請求項3記載の発明は、請求項1また
は2記載の発明において、前記フレキシブル印刷配線基
板を折り曲げたときに、高周波重畳回路の周囲の対向す
る基板部分に半田用ランド部を設け、該半田用ランド部
が半田付けされることを特徴とするものである。
【0010】上記目的達成のため、請求項4記載の発明
は、半導体レーザと、この半導体レーザを高周波で発光
させる高周波重畳回路と、高周波重畳回路を駆動する駆
動回路と、半導体レーザから出力されるレーザ光を集光
して情報記録媒体上にスポットを形成する対物レンズ
と、情報記録媒体からの反射光が入力されるとこの反射
光を光電変換する受光素子を有する光学系と、前記受光
素子によって光電変換された信号に基づいて少なくとも
記録媒体上の情報を読み取る検出回路と、を備えた光ピ
ックアップにおいて、前記検出回路をフレキシブル印刷
配線基板の所定箇所に搭載するとともに、該基板の内部
に、検出回路および受光素子を接続する配線パターン
と、検出回路のグランドとフレシキブル配線基板を取付
けるフレームを接続する遮蔽部と、を設け、前記フレキ
シブル印刷配線基板を折り曲げることにより検出回路を
フレキシブル印刷配線基板によって取り囲むことを特徴
するものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、フレキシブル印刷配
線基板の所定箇所に高周波重畳回路が搭載されるととも
に、該基板の内部に、駆動回路および高周波重畳回路を
接続する配線パターンと、駆動回路のグランドと高周波
重畳回路のグランドを接続する遮蔽部と、が設けられ、
フレキシブル印刷配線基板が折り曲げられることにより
高周波重畳回路がフレキシブル印刷配線基板によって取
り囲まれる。
【0012】したがって、高周波重畳回路から発生する
電磁波がフレキシブル印刷配線基板の遮蔽部によって遮
断され、外部に漏れることがなく、周囲の電気回路に悪
影響が与えられることがない。また、高周波重畳回路が
フレキシブル印刷配線基板に搭載されて一体となるの
で、部品点数が低減される(実質的に漏れ防止のための
部品が1つになる)とともに、組付け性が良好なものと
なり、安価な光ピックアップが得られる。
【0013】請求項2記載の発明では、遮蔽部がアモル
ファス(非晶質金属)から構成されるので、電磁波がより
一層効率良く遮断される。請求項3記載の発明では、フ
レキシブル印刷配線基板を折り曲げたときに、高周波重
畳回路の周囲の対向する基板部分に半田用ランド部が設
けられ、該半田用ランド部が半田付けされる。したがっ
て、高周波重畳回路がフレキシブル印刷配線基板により
密閉され、電磁波がより一層高レベルで遮断される。
【0014】請求項4記載の発明では、検出回路がフレ
キシブル印刷配線基板の所定箇所に搭載されるととも
に、該基板の内部に、検出回路および受光素子を接続す
る配線パターンと、検出回路のグランドとフレシキブル
配線基板を取付けるフレームを接続する遮蔽部と、が設
けられ、前記フレキシブル印刷配線基板を折り曲げるこ
とにより検出回路がフレキシブル印刷配線基板によって
取り囲まれる。
【0015】したがって、高周波重畳回路から発生する
電磁波がフレキシブル印刷配線基板の遮蔽部によって遮
断されて検出回路に悪影響が与えられることがない。ま
た、検出回路がフレキシブル印刷配線基板に搭載されて
一体となるので、部品点数が低減される(実質的に電磁
波を遮断するための部品が1つになる)とともに、組付
け性が良好なものとなり、安価な光ピックアップが得ら
れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜5は請求項1または2記載の発明に係る光
ピックアップの一実施例を示す図である。図1は光ディ
スク装置における光ピックアップの概略図を示すもので
あり、まず、光ピックアップ装置について説明する。
【0017】図1において、1は半導体レーザであり、
該半導体レーザ1から出力されたレーザ光はカップリン
グレンズ2によって平行光に変換された後、ビームスプ
リッタ3を透過して対物レンズ4によって光磁気ディス
ク等の情報記録媒体5に約1μm程度のスポットが形成
される。記録媒体5から反射された光は、再度対物レン
ズ4を透過して平行光に変換された後、ビームスプリッ
タ3によって反射され、集光レンズ6によって収束光に
変換された後、ナイフエッジプリズム7によって一部が
遮光される。そして、遮光されなかった光は直進してフ
ォーカス検出受光素子8に入射し、いわゆるナイフエッ
ジ法によるフォーカス検出が行なわれる。
【0018】一方、ナイフエッジプリズム7を反射した
光はλ/2板9によって偏光面を45゜回転された後、偏
光ビームスプリッタ10によってP偏光とS偏光に分離さ
れる。P偏光は偏光ビームスプリッタ10を透過した後、
トラック検出・情報信号検出受光素子11に入射され、S
偏光は情報信号検出素子12に入射する。トラック検出は
いわゆるプッシュプル法により行なわれ、情報信号(光
磁気信号)の検出は受光素子11、12の差信号によって検
出される。
【0019】これら各受光素子8、11、12は各入力信号
を光電変化するようになっており、光電変換された信号
は検出回路13に入力され、検出回路13によって微弱な入
力信号の増幅および読取のための演算が行なわれる。と
ころで、ビームスプリッタ3の特性上、記録媒体5から
の反射光を100%反射して集光レンズ6側の光学系に導
くことは不可能であるため、半導体レーザ1に透過光が
戻り光となって入射する。この戻り光によって半導体レ
ーザ1の発振モードが乱れ、検出信号にノイズが生じ、
正確に情報の再生および書き込みを行なうことができな
くなる場合がある。
【0020】この対策として、一般的に、高周波電流を
半導体レーザ駆動電流に重畳し、半導体レーザ1を高速
パルス駆動させ、マルチモード的に半導体レーザ1を発
光させることが行なわれており、このための装置として
高周波重畳ユニット14が設けられている。ところが、上
述のような高周波重畳を行なった場合に、その高周波重
畳ユニット14から発生する周波数は数百MHzもあるた
め、不要輻射ノイズが発生してしまい、検出回路13等の
他の電気回路に悪影響を及ぼすことになる。特に検出回
路13は高速かつ微弱な信号を検出するため、外部からの
ノイズの影響を受けやすく上述した電磁波障害の影響を
最も受け易い。
【0021】そこで、本実施例では、電磁波の影響を受
けるのを防止した光ピックアップを安価に得ることがで
きる工夫した。以下、具体的にその構成を説明する。な
お、実施例では、上述した集光レンズ6、ナイフエッジ
プリズム7、フォーカス検出素子8、λ/2板9、偏光
ビームスプリッタ10、受光素子11、12、検出回路13が検
出手段を構成するものである。
【0022】図2〜4において、21は固定部材であり、
この固定部材21には半導体レーザ1、検出回路13および
駆動回路としての半導体レーザ制御回路22が設けられて
いる。半導体レーザ1には高周波重畳回路23が接続され
ており、半導体レーザ1はこの半導体重畳回路23によっ
て高周波信号が重畳される。この半導体重畳回路23はポ
リイミド等からなるフレキシブル印刷配線基板(以下、
単にFPCともいう)24に搭載されており、このFPC2
4の内部にはそれぞれ銅箔からなる配線パターン25およ
び遮蔽部としてのグランドシールド26が設けられてい
る。
【0023】配線パターン25はレーザ制御回路22および
高周波重畳回路23を接続しており、高周波重畳回路23は
配線パターン25を介してレーザ制御回路22によって駆動
されるようになっている。また、グランドシールド26は
図4に示すように配線パターン25の外側に配設されてお
り、レーザ制御回路22のグランドおよび高周波重畳回路
23のグランドを接続している。この高周波重畳回路23は
FPC24によって取り囲まれており、重畳回路23はFP
C24のグランドシールド26によってシールドされてい
る。なお、上述した重畳回路22、レーザ制御回路23およ
びFPC24は図1に示す高周波重畳ユニット14を構成す
るものである。
【0024】次に、作用を説明する。本実施例のFPC
24は固定部材21に取付けられる前に図5に示すように開
いた状態にある。この状態から半導体レーザ1の背面に
半田によってFPC24ごと重畳回路23を接続した後、折
り曲げ線AーAを介してFPC24を折り曲げ、配線パタ
ーン25およびグランドシールド26を半導体レーザ制御回
路22に接続する。
【0025】このため、レーザ制御回路22によって出力
される駆動信号が配線パターン25によって重畳回路23に
伝えられ、半導体レーザ1が発光される。また、重畳回
路23から輻射されるノイズがグランドシールド26によっ
て吸収されて外部に対して遮断される。このように本実
施例では、FPC24に高周波重畳回路23を搭載するとと
もに、該FPC24の内部に、レーザ制御回路22および高
周波重畳回路23を接続する配線パターン25と、レーザ制
御回路22のグランドと高周波重畳回路23のグランドを接
続するグランドシールド26と、を設け、FPC24を折り
曲げることにより高周波重畳回路23をFPC24によって
取り囲んでいるので、上述したように高周波重畳回路23
から発生する電磁波をFPC24のグランドシールド26に
よって遮断して外部に漏れるのを防止することができ、
検出回路13等の周囲の電気回路に悪影響が与えられるの
を防止することができる。
【0026】また、高周波重畳回路23をFPC24に搭載
して一体化しているので、部品点数を低減することがで
きる(実質的に漏れ防止のための部品が1つになる)とと
もに、組付け性を良好なものにすることができ、安価な
光ピックアップを得ることができる。なお、本実施例で
は、グランドシールド26を銅箔から構成しているが、こ
れに変えてアモルファス(非晶質金属)から構成しても良
い。このようにすれば、銅箔に比べて電磁波をより一層
効率良く遮断することができる。
【0027】また、本実施例では、固定系の光ピックア
ップに適用しているが、これに限らず、図6、7に示す
ように、移動光学系および固定光学系からなる分離光学
系の光ピックアップに適用しても良い。なお、本実施例
では、上述した光ピックアップの構成を用いて説明を行
なう。図6、7において、41は情報記録媒体5が積載さ
れるターンテーブルであり、このテーブル41はスピンド
ルモータ42によって回転駆動される。また、固定光学系
は詳細図示しないが、固定フレーム43に取付けられた半
導体レーザ1および固定フレーム43内に収納されたカッ
プリングレンズ2、ビームスプリッタ3、集光レンズ
6、ナイフエッジプリズム7、フォーカス検出素子8、
λ/2板9、偏光ビームスプリッタ10、受光素子11、1
2、検出回路13から構成されている。また、移動光学系
は移動フレーム44に収納されたディレクトリプリズム45
および対物レンズ4から構成されており、シークモータ
46によって記録媒体5の半径方向に移動するようになっ
ている。
【0028】本実施例では、該半導体レーザ1から出力
されたレーザ光をカップリングレンズ2によって平行光
に変換してビームスプリッタ3を透過させた後、ディレ
クトリレンズ45によって対物レンズ4に導き、記録媒体
5に約1μm程度のスポットを形成し、記録媒体5から
反射された光を再度対物レンズ4を透過してディレクト
リレンズ45によってビームスプリッタ3によって反射さ
せるようにしているものであり、以後の動作は図1で説
明したものと同様である。そして、記録媒体5上にスポ
ットを形成するに際し、記録媒体5をターンテーブル41
により回転させるとともに、移動フレーム44をシークモ
ータ46により記録媒体5の半径方向に移動させることに
より記録媒体5上の情報の読み取りあるいは消去を行な
うようにしている。本実施例にあっては、このような分
離光学系の半導体レーザ1に高周波重畳ユニット14を設
けても上述したものと同様の効果を得ることができる。
【0029】図8、9は請求項3記載の発明に係る光ピ
ックアップの一実施例を示す図であり、本実施例では、
高周波重畳回路の周囲に半田用ランド部を設けた点が上
記実施例と異なるのみでその他の構成は上記実施例と同
様であるため、上記実施例と同様の構成には同一番号を
付して説明する。図8、9において、31は高周波重畳回
路23を搭載するとともに、配線パターン25およびグラン
ドシールド26が内装されたFPCであり、このFPC31
は折り曲げられたときに、高周波重畳回路23の周囲の対
向する基板部分に半田用ランド部32が設けられている。
【0030】本実施例では、高周波重畳回路23を固定部
材21に取付ける際に、半導体レーザ1の背面に半田によ
ってFPC31ごと重畳回路23を接続した後、図9(a)に
示すように開いた状態にあるFPC31を折り曲げ線B−
Bを介して折り曲げ、配線パターン25およびグランドシ
ールド26を半導体レーザ制御回路22に接続するととも半
田用ランド部32同士を半田付けして高周波重畳回路23を
FPC24により密閉する。このように高周波重畳回路23
をFPC31によって密閉すれば、電磁波をより一層高レ
ベルで遮断することができる。
【0031】図10、11は請求項4記載の発明に係る光ピ
ックアップの一実施例を示す図であり、本実施例では、
電磁波の影響を受けないように検出回路13側を工夫した
例を示している。なお、光ピックアップの構成は図1に
示すものと同様の構成であるため、同様の構成には同一
番号を付して説明する。51はフレームとしての固定部材
であり、この固定部材51には半導体レーザ1、検出回路
13、半導体レーザ制御回路22および各受光素子8、11、
12が設けられている。半導体レーザ1には高周波重畳回
路23が接続されており、半導体レーザ1はこの半導体重
畳回路23によって高周波信号が重畳される。なお、本実
施例の半導体重畳回路23は上記実施例のようにFPCに
よってシールドされていない。
【0032】また、検出回路13はポリイミド等からなる
FPC52に搭載されており、このFPC52の内部にはそ
れぞれ銅箔からなる配線パターン53および遮蔽部として
のグランドシールド54が設けられている。配線パターン
53は検出回路13および各受光素子8、11、12を接続して
おり、各受光素子8、11、12で光電変換された信号は配
線パターン53を介して検出回路13に入力され、検出回路
13によって微弱な入力信号の増幅および読取のための演
算が行なわれる。なお、本実施例では、図1における集
光レンズ6、ナイフエッジプリズム7、フォーカス検出
素子8、λ/2板9、偏光ビームスプリッタ10が情報記
録媒体5からの反射光が入力されるとこの反射光を光電
変換する受光素子8、11、12を有する光学系を構成して
おり、検出回路13が受光素子8、11、12によって光電変
換された信号に基づいて少なくとも記録媒体5上の情報
を読み取る検出回路を構成している。
【0033】一方、グランドシールド54は配線パターン
53の外側に配設されており、検出回路13のグランドと固
定部材51(グランド)を接続している。この検出回路13は
FP52によって取り囲まれており、検出回路13はFPC
52のグランドシールド54によってシールドされている。
次に、作用を説明する。
【0034】本実施例のFPC52は固定部材51に取付け
られる前に図11(a)に示すように開いた状態にある。こ
の状態から固定部材51の上面に半田によってFPC52を
固定した後、折り曲げ線C−Cを介してFPC52を折り
曲げ、配線パターン53を各受光素子8、11、12に接続す
る。このため、受光素子8、11、12によって光電変換さ
れた信号が検出回路13に入力される。また、外部から輻
射されるノイズがグランドシールド54によって吸収され
て外部に対して遮断される。
【0035】このように本実施例では、検出回路13をF
PC52に搭載するとともに、FPC52の内部に、検出回
路13および各受光素子8、11、12を接続する配線パター
ン53と、検出回路13のグランドと固定部材51を接続する
グランドシールド54と、を設け、FPC52を折り曲げる
ことにより検出回路13をFPC52によって取り囲んでい
るので、高周波重畳回路23から発生する電磁波をFPC
52のグランドシールド54によって遮断することができ、
検出回路13に悪影響が与えられるのを防止することがで
きる。また、検出回路13をFPC52に搭載して一体化し
ているので、部品点数を低減することができるとともに
(実質的に電磁波を遮断するための部品が1つになる)、
組付け性を良好なものにすることができ、安価な光ピッ
クアップを得ることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、高周波重
畳回路から発生する電磁波をフレキシブル印刷配線基板
の遮蔽部によって遮断して外部に漏れるのを防止するこ
とができ、周囲の電気回路に悪影響が与えられるのを防
止することができる。また、高周波重畳回路をフレキシ
ブル印刷配線基板に搭載して一体化しているので、部品
点数を低減することができる(実質的に漏れ防止のため
の部品が1つになる)とともに、組付け性を良好なもの
にすることができ、安価な光ピックアップを得ることが
できる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、遮蔽部をア
モルファス(非晶質金属)から構成しているので、電磁波
をより一層効率良く遮断することができる。請求項3記
載の発明によれば、フレキシブル印刷配線基板を折り曲
げたときに、高周波重畳回路の周囲の対向する基板部分
に半田用ランド部を設け、該半田用ランド部を半田付け
しているので、高周波重畳回路をフレキシブル印刷配線
基板により密閉することができ、電磁波をより一層高レ
ベルで遮断することができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、高周波重畳
回路から発生する電磁波をフレキシブル印刷配線基板の
遮蔽部によって遮断して検出回路に悪影響が与えられる
のを防止することができる。また、検出回路をフレキシ
ブル印刷配線基板に搭載して一体化することができるの
で、部品点数を低減することができるとともに(実質的
に電磁波を遮断するための部品が1つになる)、組付け
性を良好なものにすることができ、安価な光ピックアッ
プを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1または2記載の光ピックアップの一実
施例を示す図であり、その概略図である。
【図2】その高周波重畳ユニットおよびその周辺の構成
を示す図である。
【図3】図2のA方向から見た高周波重畳ユニットの構
成図である。
【図4】そのFPCの展開図である。
【図5】図3におけるFPCのB部の詳細図である。
【図6】分離光学系を有する光ピックアップの上部図で
ある。
【図7】その光ピックアップの概略構成図である。
【図8】請求項3記載の光ピックアップの一実施例を示
す図であり、その高周波重畳ユニットおよびその周辺の
構成を示す図である。
【図9】(a)はそのFPCの展開図、(b)は同図(a)の
矢視D−D断面図である。
【図10】請求項4記載の光ピックアップの一実施例を示
す図であり、その検出回路およびその周辺の構成図であ
る。
【図11】(a)はそのFPCの展開図、(b)は同図(a)の
E方向斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 カップリングレンズ 3 ビームスプリッタ 4 対物レンズ 5 情報記録媒体 6 集光レンズ 7 ナイフエッジプリズム 8 フォーカス検出受光素子 9 λ/2板 10 偏光ビームスプリッタ 11 トラック検出・情報信号検出受光素子 12 情報信号検出受光素子 13 検出回路 14 高周波重畳ユニット 22 半導体レーザ制御回路(駆動回路) 23 高周波重畳回路 24、31、52 FPC 25、53 配線パターン 26、54 グランドシールド(遮蔽部) 32 半田用ランド部 51 固定部材(フレーム)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザと、この半導体レーザを高周
    波で発光させる高周波重畳回路と、該高周波重畳回路を
    駆動する駆動回路と、該駆動回路および高周波重畳回路
    を接続するフレキシブル印刷配線基板と、を備え、半導
    体レーザから出力されるレーザ光を対物レンズによって
    集光することにより情報記録媒体上にスポットを形成
    し、この反射光を少なくとも検出手段によって読み取る
    ようにした光ピックアップにおいて、 前記フレキシブル印刷配線基板の所定箇所に高周波重畳
    回路を搭載するとともに、該基板の内部に、駆動回路お
    よび高周波重畳回路を接続する配線パターンと、駆動回
    路のグランドと高周波重畳回路のグランドを接続する遮
    蔽部と、を設け、前記フレキシブル印刷配線基板を折り
    曲げることにより高周波重畳回路をフレキシブル印刷配
    線基板によって取り囲むことを特徴とする光ピックアッ
    プ。
  2. 【請求項2】前記遮蔽部をアモルファスから構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】前記フレキシブル印刷配線基板を折り曲げ
    たときに、高周波重畳回路の周囲の対向する基板部分に
    半田用ランド部を設け、該半田用ランド部が半田付けさ
    れることを特徴とする請求項1または2記載の光ピック
    アップ装置。
  4. 【請求項4】半導体レーザと、この半導体レーザを高周
    波で発光させる高周波重畳回路と、高周波重畳回路を駆
    動する駆動回路と、半導体レーザから出力されるレーザ
    光を集光して情報記録媒体上にスポットを形成する対物
    レンズと、情報記録媒体からの反射光が入力されるとこ
    の反射光を光電変換する受光素子を有する光学系と、前
    記受光素子によって光電変換された信号に基づいて少な
    くとも記録媒体上の情報を読み取る検出回路と、を備え
    た光ピックアップにおいて、 前記検出回路をフレキシブル印刷配線基板の所定箇所に
    搭載するとともに、該基板の内部に、検出回路および受
    光素子を接続する配線パターンと、検出回路のグランド
    とフレシキブル配線基板を取付けるフレームを接続する
    遮蔽部と、を設け、前記フレキシブル印刷配線基板を折
    り曲げることにより検出回路をフレキシブル印刷配線基
    板によって取り囲むことを特徴とする光ピックアップ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6175926B1 (en) 1998-05-08 2001-01-16 Hewlett-Packard Company Password protection for computer docking station
US6693870B2 (en) 1999-12-21 2004-02-17 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device with high-frequency superposition circuit
US7587727B2 (en) 2004-04-09 2009-09-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Pickup device
KR101340296B1 (ko) * 2007-02-02 2013-12-11 삼성디스플레이 주식회사 연성회로필름 및 이를 갖는 표시 장치

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