JPH08111568A - ヒートシンク付プリント配線基板 - Google Patents

ヒートシンク付プリント配線基板

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JPH08111568A
JPH08111568A JP24386494A JP24386494A JPH08111568A JP H08111568 A JPH08111568 A JP H08111568A JP 24386494 A JP24386494 A JP 24386494A JP 24386494 A JP24386494 A JP 24386494A JP H08111568 A JPH08111568 A JP H08111568A
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  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品をプリント配線基板にはんだ付けす
る時に、ヒートシンクへ熱が奪われることに伴う接着作
業性と電子部品の信頼性の低下を防ぎ、さらに、パター
ンカットやジャンパ配線、電子部品交換等の作業性も向
上させ、さらにまた、DIP/表面実装タイプの電子部
品の混在を容易にさせる。 【構成】 片面に表面実装タイプの電子部品8とDIP
タイプの電子部品3を実装したプリント配線基板2と、
突起部12を設け、さらに、DIPタイプの電子部品3
のリード部14が干渉しないようにきりぬき部13をも
うけたヒートシンク1を常温硬化型接着剤11で接着
し、さらに、ねじ14により固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリント配線基板に
実装した電子部品から発生する熱を冷却装置に効率良く
伝えるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に航空機搭載用電子機器のプリント
配線基板は、高機能、高性能が要求されることから高密
度、高発熱化が進んできている。また、高信頼性も求め
られていることから冷却方式は、一般的な大型計算機で
用いられている直接電子部品に冷却空気を当てる直接冷
却方式を用いず、電子部品で発生した熱をヒートシンク
に伝え、さらにヒートシンクから専用の熱交換部へ伝え
ることにより冷却する間接冷却方式を採用している。こ
こで、直接冷却方式が間接冷却方式より信頼性が劣るの
は、冷却空気には多少のゴミ、ほこり、水分、塩分等が
含まれており、直接この冷却空気を電子部品に当てると
錆び、電食等が起こり、故障の原因になるからである。
【0003】図17に従来のDIP(Dual Inl
ine Package)タイプの電子部品を実装した
ヒートシンク付プリント配線基板の斜視図を示す。図1
8は図17の断面を示す。図において1は熱伝導の良い
AlやFe等の金属でできたヒートシンク、2はDIP
タイプの電子部品3を実装したプリント配線基板、4は
ヒートシンク1を熱交換部5の溝に密着させるためのカ
ードロックリテイナ、6はヒートシンク1とプリント配
線基板2を接着する熱伝導率の良いヒートプレス用接着
剤、7はDIPタイプの電子部品3とヒートシンク1を
接着する熱伝導率の良い接着剤、10は放熱経路を示
す。
【0004】また図19に従来の表面実装タイプの電子
部品を実装したヒートシンク付プリント配線基板の斜視
図を示す。図20は図19の断面を示す。図において8
は表面実装タイプの電子部品、9は表面実装タイプの電
子部品8とプリント配線基板2を接着する熱伝導率の良
い接着剤を示す。その他はDIPタイプの電子部品を実
装したヒートシンク付プリント配線基板の内容と同一で
ある。
【0005】ここで、ヒートシンク1とプリント配線基
板2の接着は、例えば−50〜+120°Cの環境温度
や高湿度、高い外荷重をクリアにすることが要求されて
いる。また、高い放熱効率も要求されているため、通常
平面と平面を常温硬化型の接着剤で接着した時に発生す
る断熱効果の大きい気泡を放熱経路から無くさなければ
ならない。これらのことからエポキシ系のヒートプレス
接着剤を選定している。
【0006】次に、放熱経路を表面実装タイプの電子部
品を実装したプリント配線基板を例にとり示す。図20
において10は放熱経路を示す。表面実装タイプの電子
部品8で発熱した熱は接着剤9を介しプリント配線基板
2に伝わり、さらに、ヒートプレス用接着剤6を介しヒ
ートシンク1に伝わり、ヒートシンク1に取付けたカー
ドロックリテイナ4により、ヒートシンク1を熱交換部
5に密着させることができるので、ヒートシンク1から
熱交換部5へ熱を効率良く伝え放熱することができる。
【0007】また次に、DIP/表面実装タイプの電子
部品3、8を実装したヒートシンク付きプリント配線基
板の実装プロセスを図21に示す。まず、DIPタイプ
の電子部品3の実装を説明する。プリント配線基板2と
ヒートシンク1をヒートプレス接着(S1)する。次に
DIPタイプの電子部品3を自動/手挿入(S2)し、
フローはんだ付け(S3)を行い、その後洗浄(S4)
をする。次にフローはんだ付け(S3)で実装できなか
った電子部品を後付け(S5)し、電気試験(S6)を
行う。この電気試験(S6)において電気性能が満足す
れば完了である。一方、電気性能が満足できなければ満
足するまで電子部品の交換やパターンカット、ジャンパ
配線(S7)を実施し電気試験(S6)を繰り返し行
う。次に、表面実装タイプの電子部品8の実装を説明す
る。表面実装タイプの電子部品8の実装は、上記DIP
タイプの電子部品3の実装の説明において、DIPタイ
プの電子部品3の自動/手挿入(S2)を表面実装タイ
プの電子部品8の自動/手挿入(S8)に、また、フロ
ーはんだ付け(S3)をリフローはんだ付け(S9)に
それぞれ置き換えたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のヒートシンク付
プリント配線基板は以上のように構成されており次に示
すような課題を有していた。ヒートシンク1とプリント
配線基板2の接着はDIP/表面実装タイプの電子部品
3、8等の耐熱温度より高い温度で行われるヒートプレ
ス接着のため、DIP/表面実装タイプの電子部品3、
8の実装はヒートシンク1とプリント配線基板2のヒー
トプレス接着後という制約があった。これに伴い、Al
やFe等で作られたヒートシンク1は熱伝導性が良いた
め、電子部品のプリント配線基板2へのはんだ付け時の
はんだを溶かす熱がヒートシンク1に奪われ、はんだ付
け作業の作業性を悪くし、さらにDIP/表面実装タイ
プの電子部品3、8に、より多くの熱を加える結果とな
りDIP/表面実装タイプの電子部品3、8の信頼性の
低下を招くという問題があった。また、プリント配線基
板2において性能向上のためパターンカットやジャンパ
配線等を実施するにあたり、片面にヒートシンク1が接
着されているため、作業性が悪いという問題があった。
またさらに、ヒートシンク付プリント配線基板におい
て、表面実装タイプの電子部品8のはんだ付けはリフロ
ーはんだ付けで行い、DIPタイプの電子部品3はフロ
ーはんだ付けで行っているが、ヒートシンク1がプリン
ト配線基板2に取付けているためリフロー/フローはん
だ付けの連続した作業が難しくDIP/表面実装タイプ
の電子部品3、8の混在が難しいという問題があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、電子部品のはんだ付け作業性を
向上させ、かつ、電子部品の信頼性向上を図ることがで
き、また、DIP/表面実装タイプの電子部品の混在が
容易にできることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による実施例1
のヒートシンク付プリント配線基板は、DIP/表面実
装タイプの電子部品を予めプリント配線基板の片面に実
装し、後から常温硬化型接着剤でヒートシンクを接着す
ることによりはんだ付け作業性と電子部品の信頼性を向
上させたものである。また、ヒートシンクには、DIP
タイプの電子部品のリード部が干渉しないようにきりぬ
き部を設け、さらに、プリント配線基板と接する面に電
子部品の底面積と同等で、かつ、0.1〜0.2mm程
度の突起部を有することでDIPタイプ/表面実装タイ
プの電子部品の混在を容易にし、放熱効率を向上させた
ものである。また、プリント配線基板とヒートシンクを
常温硬化型接着剤にて接着した後にねじにより固定する
ことで接着強度を補うことができる。
【0011】また、この発明による実施例2のヒートシ
ンク付プリント配線基板は、実施例1のものに加えて、
特に発熱量の大きいDIPタイプの電子部品をヒートシ
ンクとプリント配線基板接着後にヒートシンク側から実
装することにより放熱効率を向上させたものである。
【0012】この発明による実施例3のヒートシンク付
プリント配線基板は、実施例1のものに加えて、特に発
熱量の小さいチップ部品をプリント配線基板の反対面に
実装し、ヒートシンクにそのチップ部品が干渉しないよ
うにきりぬき部を設けることにより実装密度を高くする
ものである。
【0013】また、この発明による実施例4のヒートシ
ンク付プリント配線基板は、DIP/表面実装タイプの
電子部品がヒートシンクを跨ぎ、かつ、接触するように
予めプリント配線基板の片側に実装し、後から分割した
ヒートシンクを電子部品とプリント配線基板の間に挿入
し常温硬化型接着剤で接着することによりはんだ付け作
業性と電子部品の信頼性を向上させ、さらに、放熱効率
も向上させたものである。また、プリント配線基板とヒ
ートシンクを常温硬化型接着剤にて接着した後にねじに
より固定することで接着強度を補うことができる。
【0014】この発明による実施例5のヒートシンク付
プリント配線基板は、実施例4のものに加えて、ヒート
シンクに電子部品が接触する部分に溝を設け、その溝に
接着剤を流しこむことにより、さらに、放熱効率を向上
させたものである。
【0015】また、この発明による実施例6のヒートシ
ンク付プリント配線基板は、DIP/表面実装タイプの
電子部品を予めプリント配線基板の片側に実装し、後か
ら常温硬化型接着剤でヒートシンクを接着することによ
りはんだ付け作業性と電子部品の信頼性を向上させたも
のである。また、ヒートシンクにはDIPタイプの電子
部品のリード部が干渉しないようにきりぬき部を設ける
ことでDIP/表面実装タイプの電子部品の混在を容易
にさせるものである。また、プリント配線基板には、ヒ
ートシンクと接する面に電子部品の底面積と同等で、か
つ、0.1mm程度の突起部を有することで放熱効率も
向上させたものである。また、プリント配線基板とヒー
トシンクを常温硬化型接着剤にて接着した後にねじによ
り固定することで接着強度を補うことができる。
【0016】この発明による実施例7のヒートシンク付
プリント配線基板は、DIP/表面実装タイプの電子部
品を予めプリント配線基板の片側に実装し、後から電子
部品の底面積と同等で0.2mm程度の厚みで接着でき
るようなテンプレート等の治工具を用いて常温硬化型接
着剤を塗布しヒートシンクを接着することによりはんだ
付け作業性と電子部品の信頼性を向上させたものであ
る。また、プリント配線基板とヒートシンクを常温硬化
型接着剤にて接着した後にねじにより固定することで接
着強度を補うことができる。
【0017】また、この発明による実施例8のヒートシ
ンク付プリント配線基板は、実施例1の常温硬化型接着
剤をサーマルシートに変え、ヒートシンクとプリント配
線基板の間にはさみ、さらに、ねじにより固定したこと
により放熱効率を維持すると共に組立性を容易にするこ
とができるものである。
【0018】
【作用】この発明において、プリント配線基板の電気性
能が満足する段階まで完成度が上がった時点で、プリン
ト配線基板とヒートシンクを常温硬化型接着剤を用いて
接着を行うことにより、次に示す利点を有している。ま
ず、電子部品はプリント配線基板にヒートシンクを接着
する前に実装することができるので、はんだ付け時に、
ヒートシンクへ熱が奪われるということが無くなり接着
作業性と電子部品の信頼性の向上が図れ、さらに、パタ
ーンカットやジャンパ配線、電子部品交換等の作業性も
向上する。また、ヒートシンク部にDIPタイプの電子
部品のリード部が干渉しないようにきりぬき部を有する
ことで、DIP/表面実装タイプの電子部品の混在が容
易となる。また、通常平面と平面を接着する場合、接着
層に発生する断熱効果の大きい気泡は、プリント配線基
板と接する側のヒートシンクに電子部品の真下で、か
つ、その底面と同等の面積で0.1〜0.2mm程度の
突起部を設けたことにより、排斥される確率が大きくな
り、放熱経路が確保される。またさらに、ヒートシンク
が突起した部分において熱伝導率の小さい接着層が薄く
なり、反対に熱伝導率の大きいヒートシンクが近づくた
め放熱効率を向上させることができる。
【0019】またこの発明の実施例2においては、発熱
量が大きいDIPタイプの電子部品をヒートシンク側か
ら実装することにより放熱効率を向上させることができ
る。
【0020】この発明の実施例3においては、発熱量の
小さいチップ部品をヒートシンク側に実装し、さらに、
ヒートシンクにそのチップ部品が干渉しないようにきり
ぬき部を設けることにより実装密度を上げることができ
る。
【0021】またこの発明の実施例4においては、ヒー
トシンクを分割したことにより、プリント配線基板に電
子部品を実装した後にプリント配線基板と電子部品の間
にヒートシンクを挿入し接着することができる。このこ
とにより、電子部品はヒートシンクを跨いだ形で実装さ
れるので、直接電子部品がヒートシンクに接触すること
になり、放熱効率を向上させることができる。
【0022】この発明の実施例5においては、ヒートシ
ンクを分割したことにより、プリント配線基板に電子部
品を実装した後にプリント配線基板と電子部品の間にヒ
ートシンクを挿入し接着することができる。また、ヒー
トシンクに接着剤を流しこめる溝を設けたことにより、
ヒートシンク接着後にこの溝に熱伝導率の良い接着剤を
流し込みヒートシンクと電子部品の隙間を埋めることが
できる。これらのことにより、電子部品はヒートシンク
を跨いだ形で実装され、さらに、ヒートシンクと電子部
品の隙間を熱伝導の良い接着剤を介在することができる
ため放熱効率をさらに向上させることができる。
【0023】またこの発明の実施例6においては、ヒー
トシンクと接する側のプリント配線基板に電子部品の真
下で、かつ、その底面積と同等の面積で0.1mm程度
の突起した電気接続されていないCuやAl等のパター
ンの突起部を設けたことにより、ヒートシンクに電子部
品の真下で、かつ、その底面積と同等の面積で0.1〜
0.2mm程度の突起部を設ける加工が無くなり、加工
性が向上し、さらに、通常平面と平面を接着する時発生
する断熱効果の大きい気泡を排斥することができ、また
さらに、プリント配線基板が突起した部分において熱伝
導率の小さい接着層が薄くなり、反対に熱伝導率の大き
いCuやAl等のパターンの突起部がヒートシンクに近
づくため放熱効率を向上させることができる。
【0024】この発明の実施例7においては、プリント
配線基板とヒートシンクの間に電子部品の真下で、か
つ、その底面積と同等の面積で0.2mm程度の接着層
が確保できるようにテンプレート等の治工具を用いて熱
伝導の良い常温効果型接着剤を塗布することにより、ヒ
ートシンクやプリント配線基板に電子部品の真下で、か
つ、その底面積と同等の面積で0.1mm程度の突起部
を設ける加工が無くなり、加工性や製造性を向上させる
ことができ、さらに、通常平面と平面を接着する時発生
する断熱効果の大きい気泡を、接着剤自身を潰すことに
より排斥することができるので必要な放熱経路が確保さ
れ、放熱効率を向上させることができる。
【0025】またこの発明の実施例8においては、プリ
ント配線基板とヒートシンクの間にサーマルシートをは
さみ、さらに、ねじで固定することにより、どの時点に
おいてもプリント配線基板とヒートシンクは分離するこ
とができる。このことにより、電子部品はプリント配線
基板にヒートシンクを取付けない状態で実装することが
できるので、はんだ付け時に、ヒートシンクへ熱が奪わ
れるということが無くなり、組立作業性と電子部品の信
頼性の向上が図れ、さらに、パターンカットやジャンパ
配線、電子部品交換等の作業性も向上し、またさらに、
プリント配線基板とヒートシンクの間の隙間は熱伝導の
良いサーマルシートにより無くなるので放熱効率を向上
させることができる。また、ヒートシンクとサーマルシ
ートにDIPタイプの電子部品のリード部が干渉しない
ようにきりぬき部を有することで、DIP/表面実装タ
イプの電子部品の混在が容易となる。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1は本発明によるプリント配線基板の実施
例1を示す組立図であり図2は図1における組立後の断
面図であり、1〜5,7〜10は上記従来のプリント配
線基板とまったく同一のものである。図において11は
プリント配線基板2とヒートシンク1を接着するための
常温硬化型接着剤、12はヒートシンク1上にプリント
配線基板2と接する面で、DIPタイプの電子部品3や
表面実装タイプ電子部品8の真下にそれぞれ電子部品の
底面と同等の面積で0.1〜0.2mm程度突起した突
起部である。13はヒートシンク1上にプリント配線基
板2に実装したDIPタイプの電子部品3のリード部1
4と干渉しないようにきりかいたきりぬき部、15はヒ
ートシンク1とプリント配線基板2を固定するためのね
じでありワッシャフラット16と共に用いられる。
【0027】図3〜5は常温硬化型接着剤11でヒート
シンク1とプリント配線基板2を接着した時に断熱効果
の大きい気泡17が発生する様子と、ヒートシンク1上
に設けた突起部12によって断熱効果の大きい気泡17
が排斥されDIPタイプの電子部品3や表面実装タイプ
電子部品8の真下に気泡17が発生しない様子を示した
ものである。
【0028】図6にこの発明の実装プロセスを示す。図
の簡単な説明をすると、プリント配線基板2に表面実装
タイプの電子部品8を自動/手装着(S8)しリフロー
はんだ付け(S9)を実施し、続いてDIPタイプの電
子部品3を自動/手装着(S2)しフローはんだ付け
(S3)を実施する。電子部品等の実装が完了した後に
洗浄(S4)を行う。次にプリント配線基板2とヒート
シンク1をねじ15とワッシャフラット16により固定
(S10)し電気試験(S6)を実施する。この時、ヒ
ートシンク1を取付けていることと、設計温度条件に比
べ電気試験(S6)実施時の周囲温度が20〜40°C
低いことで電子部品の信頼性を低下させたり壊したりす
ることがない。この電気試験(S6)において電気性能
が満足すれば、プリント配線基板2とヒートシンク1を
固定していたねじ15とワッシャフラット16を外し、
常温硬化型接着剤11とねじ15とワッシャフラット1
6により接着/ねじ止め(S11)し完了である。一
方、電気性能が満足しなければ満足するまで、プリント
配線基板2とヒートシンク1を固定していたねじ15と
ワッシャフラット16を外し(S12)、電子部品の交
換やパターンカット、ジャンパ配線(S7)を実施し、
また、プリント配線基板2とヒートシンク1をねじ15
とワッシャフラット16により固定(S10)し電気試
験(S6)を繰り返し行う。
【0029】上記のように構成されたヒートシンク付き
プリント配線基板において、プリント配線基板の完成度
が電気性能が満足する段階まで上がった時点で、プリン
ト配線基板2にヒートシンク1を常温硬化型接着剤11
を用いて接着を行うことにより、次に示す利点を有して
いる。まず、DIP/表面実装タイプの電子部品3、8
はプリント配線基板2にヒートシンク1を接着する前に
実装することができるので、はんだ付け時にヒートシン
ク1へ熱が奪われるということが無くなり接着作業性と
DIP/表面実装タイプの電子部品3、8の信頼性の向
上が図れ、さらに、パターンカットやジャンパ配線、電
子部品交換等の作業性も向上する。また、ヒートシンク
部にDIPタイプの電子部品3のリード部14が干渉し
ないようにきりぬき部13を有することで、DIP/表
面実装タイプの電子部品3、8の混在が容易となる。
【0030】また、通常平面と平面を接着する場合、接
着層に発生する断熱効果の大きい気泡17は、プリント
配線基板2と接する側のヒートシンク1にDIP/表面
実装タイプの電子部品3、8の真下にそれぞれ電子部品
の底面と同等の面積で0.1〜0.2mm程度の突起部
12を設けたことにより、排斥される確率が大きくな
り、放熱経路10が確保され、またさらに、ヒートシン
ク1の突起部12において熱伝導率の小さい接着層が薄
くなり、反対に熱伝導率の大きいヒートシンク1の突起
部12が近づくため放熱効率を向上させることができ
る。
【0031】実施例2.図7はこの発明によるヒートシ
ンク付きプリント配線基板の第2の実施例を示す断面図
である。図7において13は発熱量の大きいDIPタイ
プの電子部品18をヒートシンク1側から実装でき、か
つ、発熱量の大きいDIPタイプの電子部品18のリー
ド部14と干渉しないようにヒートシンク1に設けたき
りぬき部である。
【0032】上記のように構成されたヒートシンク付き
プリント配線基板において、発熱量の大きいDIPタイ
プの電子部品18をヒートシンク1側から実装できるよ
うに、発熱量の大きいDIPタイプの電子部品18のリ
ード部14と干渉しないようにヒートシンク1にきりぬ
き部13を設けたことにより、少数で発熱の大きいDI
Pタイプの電子部品18を熱伝導率の低いプリント配線
基板2を介さずに直接ヒートシンク1へ放熱することが
できるので、放熱効率を向上することができ、また、少
数で発熱の大きいDIPタイプの電子部品18の放熱構
造を別に設けなくて済む。但し、この発熱量の大きいD
IPタイプの電子部品18の実装ははんだごて等を用い
る方法になる。
【0033】実施例3.図8はこの発明によるヒートシ
ンク付きプリント配線基板の第3の実施例を示す断面図
である。図において13は発熱量の小さいチップ部品1
9をヒートシンク1側に実装でき、かつ、チップ部品1
9と干渉しないようにヒートシンク1に設けたきりぬき
部である。
【0034】上記のように構成されたヒートシンク付き
プリント配線基板において、発熱量の小さいチップ部品
19をヒートシンク1側に実装でき、かつ、チップ部品
19と干渉しないようにヒートシンク1にきりぬき部1
3を設けたことにより、放熱を期待しない発熱量の小さ
いチップ部品19をヒートシンク1側に実装することが
できるので実装密度を上げることができる。
【0035】実施例4.図9はこの発明によるヒートシ
ンク付きプリント配線基板の第4の実施例を示す組立図
である。図9において20はプリント配線基板2上で放
熱経路が遮断されないように上記放熱経路と直角方向に
分割したヒートシンクである。また、DIP/表面実装
タイプの電子部品3、8はヒートシンク20を跨ぎ、か
つ、ヒートシンク20に接触するように予めプリント配
線基板2の片面に実装され、後から分割したヒートシン
ク20をDIP/表面実装タイプの電子部品3、8とプ
リント配線基板2の間に挿入し常温硬化型接着剤11で
接着するものである。
【0036】上記のように構成されたヒートシンク付き
プリント配線基板において、DIP/表面実装タイプの
電子部品3、8をヒートシンク20を跨ぎ、かつ、接触
するように予めプリント配線基板2の片面に実装し、後
から分割したヒートシンク20をDIP/表面実装タイ
プの電子部品3、8とプリント配線基板2の間に挿入し
常温硬化型接着剤11で接着することにより、DIP/
表面実装タイプの電子部品3、8はプリント配線基板2
にヒートシンク20を接着する前に実装するので、はん
だ付け時に、ヒートシンク20へ熱が奪われることがな
くなり、接着作業性とDIP/表面実装タイプの電子部
品3、8の信頼性の向上が図れ、さらに,DIP/表面
実装タイプの電子部品3、8とヒートシンク20を直接
接触することができるので放熱効率を向上させることが
できる。
【0037】実施例5.図10はこの発明によるヒート
シンク付きプリント配線基板の第5の実施例の一部を示
す斜視図であり、図11はDIPタイプの電子部品3が
ヒートシンク20を跨いだ状態の断面図を示す。図にお
いて20はプリント配線基板上で放熱経路が遮断されな
いように上記放熱経路と直角方向に分割したヒートシン
クである。また、DIP/表面実装タイプの電子部品
3、8をヒートシンク20を跨ぎ、かつ、接触するよう
に予めプリント配線基板2の片面に実装し、後から分割
したヒートシンク20をDIP/表面実装タイプの電子
部品3、8とプリント配線基板2の間に挿入し常温硬化
型接着剤11で接着するものである。また、ヒートシン
ク20のDIP/表面実装タイプの電子部品3、8と接
触する部分に接着剤を流し込むことができる溝21を設
け、さらに、熱伝導率の良い接着剤7を塗布することに
より、ヒートシンク20とDIP/表面実装タイプの電
子部品3、8の間に隙間をなくすことができる。
【0038】上記のように構成されたヒートシンク付き
プリント配線基板において、DIP/表面実装タイプの
電子部品3、8をヒートシンク20を跨ぎ、かつ、接触
するように予めプリント配線基板2の片面に実装し、後
から分割したヒートシンク20を常温硬化型接着剤11
で接着することにより、DIP/表面実装タイプの電子
部品3、8はプリント配線基板2にヒートシンク20を
接着する前に実装するので、はんだ付け時に、ヒートシ
ンク20へ熱が奪われることがなくなり、接着作業性と
DIP/表面実装タイプの電子部品3、8の信頼性の向
上が図れる。また、DIP/表面実装タイプの電子部品
3、8とヒートシンク20を直接接触することができ、
さらに、ヒートシンク20にDIP/表面実装タイプの
電子部品3、8との隙間に接着剤7が流し込めるように
溝21を設けることで、プリント配線基板2とDIP/
表面実装タイプの電子部品3、8を実装し、さらに、ヒ
ートシンク20を取付けた後、この溝21に接着剤7を
流し込むことができる。このことにより、ヒートシンク
20とDIP/表面実装タイプの電子部品3、8の隙間
を埋めることができるので放熱効率を向上させることが
できる。
【0039】実施例6.図12はこの発明によるヒート
シンク付きプリント配線基板の第6の実施例を示す断面
図である。図12において22はヒートシンク1と接す
る側のプリント配線基板1にDIP/表面実装タイプの
電子部品3、8の真下にそれぞれ電子部品の底面積と同
等の面積で0.1mm程度突起した、上記電子部品と電
気接続されていないCuやAl等のパターンで作られた
突起部である。
【0040】上記のように構成されたヒートシンク付き
プリント配線基板において、ヒートシンクに電子部品の
真下にそれぞれ電子部品の底面積と同等の面積で0.1
〜0.2mm程度の突起部を付ける加工が無くなり、加
工性が向上し低コスト化が図れる。さらに、通常平面と
平面を接着する場合、接着層に発生する断熱効果の大き
い気泡17は、ヒートシンク1と接するプリント配線基
板2にDIP/表面実装タイプの電子部品3、8の真下
それぞれ電子部品の底面と同等の面積で0.1mm程度
の突起部22を設けたことにより、排斥される確率が大
きくなり、放熱経路10が確保され、またさらに、プリ
ント配線基板2の突起部22において熱伝導率の小さい
接着層が薄くなり、反対に熱伝導率の大きいプリント配
線基板2の突起部22が近づくため放熱効率を向上させ
ることができる。
【0041】実施例7.図13はこの発明によるヒート
シンク付きプリント配線基板の第7の実施例を示す組立
図であり図14は図13における組立後の断面図であ
る。図において23はプリント配線基板2とヒートシン
ク1の間にDIP/表面実装タイプの電子部品3、8の
真下にそれぞれ電子部品の底面積と同等の面積で0.2
mm程度の接着層が確保できるようにきりぬき穴を設け
たステンレスや樹脂の薄板のテンプレートである。11
はテンプレート23のきりぬき穴により0.2mm程度
の厚さに成形された常温硬化型接着剤であり、この常温
硬化型接着剤11を塗布することにより、必要な放熱経
路10を確保することができる。
【0042】上記のように構成されたヒートシンク付き
プリント配線基板において、ヒートシンク1とプリント
配線基板2の間にDIP/表面実装タイプの電子部品
3、8の真下にそれぞれ電子部品の底面と同等の面積で
0.2mm程度の厚さが確保できるようにつくられたテ
ンプレート23のきりぬき部により成形した常温硬化型
接着剤11を塗布することにより、ヒートシンク1やプ
リント配線基板2に電子部品の真下にそれぞれ電子部品
の底面積と同等の面積で0.1mm程度の突起部12、
22を付ける加工が無くなり、加工性や製造性を向上さ
せることができ、さらに、通常平面と平面を接着する時
発生する断熱効果の大きい気泡17を常温硬化型接着剤
11自身を潰すことにより必要な放熱経路10から排斥
することができるため放熱効率を向上させることができ
る。
【0043】実施例8.図15はこの発明によるヒート
シンク付きプリント配線基板の第8の実施例を示す組立
図であり図16は図15における組立後の断面図であ
る。図において24はプリント配線基板2とヒートシン
ク1の間に取付けたサーマルシートである。
【0044】上記のように構成されたヒートシンク付き
プリント配線基板において、ヒートシンク1とプリント
配線基板2の間にサーマルシート24をはさみ、さら
に、ねじで固定することにより、どの時点においても、
ヒートシンク1とプリント配線基板2は分離することが
できる。このことにより、DIP/表面実装タイプの電
子部品3、8はプリント配線基板2にヒートシンク1を
取付けない状態で実装することができるので、はんだ付
け時に、ヒートシンク1へ熱が奪われるということが無
くなり接着作業性とDIP/表面実装タイプの電子部品
3、8の信頼性の向上が図れ、さらに、パターンカット
やジャンパ配線、電子部品の交換等の作業性も向上し、
またさらに、ヒートシンク1とプリント配線基板2の間
の隙間は熱伝導の良いサーマルシート24により無くな
るので放熱効率を向上させることができる。また、ヒー
トシンク1とサーマルシート24にDIPタイプの電子
部品3のリード部14が干渉しないようにきりぬき部1
3を設けることで、DIP/表面実装タイプの電子部品
3、8の混在が容易となる。
【0045】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおりプリント
配線基板とヒートシンクを接着する接着剤を常温硬化型
接着剤にすることにより、プリント配線基板にヒートシ
ンクを接着する前に電子部品を実装することができるの
で、はんだ付け時に、ヒートシンクへ熱が奪われること
が無くなり接着作業性と電子部品の信頼性が向上し、ま
た、ヒートシンクにDIPタイプの電子部品のリード部
が干渉しないようにきりかき部を設けることにより、D
IP/表面実装タイプの電子部品の混在が容易となり、
またさらに、ヒートシンクに0.1〜0.2mm程度の
突起部を設けたことにより、プリント配線基板とヒート
シンクの間の接着層に発生する断熱効果の大きい気泡を
排斥することと、接着層が薄くなることができ、放熱効
率を向上することができる。
【0046】またこの発明によれば、発熱量の大きいD
IPタイプの電子部品をヒートシンク側から実装できる
ように、ヒートシンクにDIPタイプの電子部品のリー
ド部と干渉しないようなきりぬき部を設けたことによ
り、少数で発熱量の大きいDIPタイプの電子部品を熱
伝導率の低いプリント配線基板を介さずに直接ヒートシ
ンクへ放熱することができるので、放熱効率を向上させ
ることができる。
【0047】またこの発明によれば、ヒートシンクにチ
ップ部品と干渉しないようなきりぬき部を設けることに
より、プリント配線基板のヒートシンクに接する面に発
熱量の小さいチップ部品が実装できるので、実装密度を
上げることができる。
【0048】さらにこの発明によれば、ヒートシンクを
分割し、DIP/表面実装タイプの電子部品がヒートシ
ンクを跨ぎ、かつ、接触するように予めプリント配線基
板の片面に実装し、後から分割したヒートシンクを常温
硬化型接着剤で接着することにより、DIP/表面実装
タイプの電子部品はプリント配線基板にヒートシンクを
接着する前に実装できるので、はんだ付け時に発生して
いるヒートシンクへ熱が奪われることがなくなり、接着
作業性と電子部品の信頼性の向上ができ、さらに、DI
P/表面実装タイプの電子部品が直接ヒートシンクに接
触することができるので放熱効率を向上させることがで
きる。
【0049】またこの発明によれば、ヒートシンクを分
割し、DIP/表面実装タイプの電子部品をヒートシン
クを跨ぎ、かつ、接触するように予めプリント配線基板
の片面に実装し、後から分割したヒートシンクを常温硬
化型接着剤で接着することにより、DIP/表面実装タ
イプの電子部品はプリント配線基板にヒートシンクを接
着する前に実装できるので、はんだ付け時に、ヒートシ
ンクへ熱が奪われることがなくなり、接着作業性とDI
P/表面実装タイプの電子部品の信頼性の向上が図れ
る。また、DIP/表面実装タイプの電子部品とヒート
シンクを直接接触することができ、さらに、ヒートシン
クにDIP/表面実装タイプの電子部品の隙間を接着剤
で流し込めるような溝を設けることで、DIP/表面実
装タイプの電子部品実装後のプリント配線基板と、ヒー
トシンクを取付けた後に、この溝に接着剤7を流し込む
ことができる。このことにより、ヒートシンクとDIP
/表面実装タイプの電子部品の隙間を埋めることができ
るので放熱効率をさらに向上させることができる。
【0050】またこの発明によれば、ヒートシンクに電
子部品の真下にそれぞれ電子部品の底面と同等の面積で
0.1mm程度の突起部を設ける加工が無くなり、加工
性が向上し、さらに、通常平面と平面を接着する場合、
接着層に発生する断熱効果の大きい気泡は、ヒートシン
クと接するプリント配線基板にDIP/表面実装タイプ
の電子部品の真下にそれぞれ電子部品の底面と同等の面
積で0.1mm程度の突起部を設けたことにより、排斥
される確率が大きくなり、放熱経路が確保され、またさ
らに、プリント配線基板の突起部において熱伝導率の小
さい接着層が薄くなり、反対に熱伝導率の大きいプリン
ト配線基板の突起部が近づくため放熱効率を向上させる
ことができる。
【0051】またこの発明によれば、ヒートシンクとプ
リント配線基板の間にDIP/表面実装タイプの電子部
品の真下にそれぞれ電子部品の底面と同等の面積で0.
2mm程度の厚さが確保できるようにつくられたテンプ
レートにより成形した常温硬化型接着剤を塗布すること
により、ヒートシンクやプリント配線基板に電子部品の
真下にそれぞれ電子部品の底面積と同等の面積で0.1
mm程度の突起部を設ける加工が無くなり、加工性や製
造性を向上させることができ、さらに、通常平面と平面
を接着する時発生する断熱効果の大きい気泡は常温硬化
型接着剤自身を潰すことにより放熱経路から排斥するこ
とができるので必要な放熱経路が確保され、放熱効率を
向上させることができる。
【0052】またこの発明によれば、ヒートシンクとプ
リント配線基板の間にサーマルシートをはさみ、さら
に、ねじで固定することにより、どの時点においてもプ
リント配線基板とヒートシンクは分離することができ
る。このことにより、電子部品はプリント配線基板にヒ
ートシンクを取付けない状態で実装することができるの
で、はんだ付け時に、ヒートシンクへ熱が奪われるとい
うことが無くなり組立作業性と電子部品の信頼性の向上
が図れ、さらに、パターンカットやジャンパ配線、電子
部品の交換等の作業性も向上し、またさらに、ヒートシ
ンクとプリント配線基板の間の隙間は熱伝導の良いサー
マルシートにより無くなるので放熱効率を向上させるこ
とができる。また、ヒートシンクとサーマルシートにD
IPタイプの電子部品のリード部が干渉しないようにき
りぬき部を設けることで、DIP/表面実装タイプの電
子部品の混在が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例によるヒートシンク
付きプリント配線基板を示す組立図である。
【図2】 図1における組立後の断面図である。
【図3】 この発明の第1の実施例によるヒートシンク
を常温硬化型接着剤を塗布したプリント配線基板に近付
けた状態であり気泡ができる様子を示した図である。
【図4】 この発明の第1の実施例によるヒートシンク
を常温硬化型接着剤を塗布したプリント配線基板に接触
した状態であり気泡ができる様子を示した図である。
【図5】 この発明の第1の実施例によるヒートシンク
を常温硬化型接着剤を塗布したプリント配線基板に接着
した状態であり気泡ができる様子を示した図である。
【図6】 この発明の第1の実施例によるヒートシンク
付きプリント配線基板の実装プロセスを示す図である。
【図7】 この発明の第2の実施例によるヒートシンク
付きプリント配線基板の断面図を示す図である。
【図8】 この発明の第3の実施例によるヒートシンク
付きプリント配線基板の断面図を示す図である。
【図9】 この発明の第4の実施例によるヒートシンク
付きプリント配線基板を示す組立図である。
【図10】 この発明の第5の実施例によるヒートシン
ク付きプリント配線基板を示す斜視図である。
【図11】 この発明の第5の実施例によるヒートシン
ク付きプリント配線基板を示す断面図である。
【図12】 この発明の第6の実施例によるヒートシン
ク付きプリント配線基板を示す断面図である。
【図13】 この発明の第7の実施例によるヒートシン
ク付きプリント配線基板を示す組立図である。
【図14】 図13の組立後の断面図である。
【図15】 この発明の第8の実施例によるヒートシン
ク付きプリント配線基板を示す組立図である。
【図16】 図15の組立後の断面図である。
【図17】 従来のDIPタイプの電子部品を実装した
ヒートシンク付きプリント配線基板を示す斜視図であ
る。
【図18】 図17における断面図である。
【図19】 従来のDIPタイプの電子部品を実装した
ヒートシンク付きプリント配線基板を示す斜視図であ
る。
【図20】 図19における断面図である。
【図21】 従来のヒートシンク付きプリント配線基板
の実装プロセスを示す図である。
【符号の説明】
1 ヒートシンク、2 プリント配線基板、3 DIP
タイプの電子部品、4カードロックリテイナ、5 熱交
換部、6 ヒートプレス用接着剤、7 接着剤、8 表
面実装タイプの電子部品、9 接着剤、10 放熱経
路、11 常温硬化型接着剤、12 突起部、13 き
りぬき部、14 リード部、15 ねじ、16 ワッシ
ャフラット、17 気泡、18 発熱量の大きいDIP
タイプの電子部品、19 チップ部品、20 ヒートシ
ンク、21 接着剤塗布用溝、22 突起部、23 テ
ンプレート、24 サーマルシート。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面にDIP(Dual Inline
    Package)/表面実装タイプの電子部品を実装
    したプリント配線基板と、上記プリント配線基板の電子
    部品が実装されない面に取付けられ、上記DIPタイプ
    の電子部品のリード部が干渉しないようにきりぬき部を
    有し、かつ、上記プリント配線基板と接する面には上記
    電子部品の真下にそれぞれ電子部品の底面と同等の面積
    の突起部を有するヒートシンクと、上記プリント配線基
    板と上記ヒートシンクを接着する熱伝導の良い常温硬化
    型接着剤と、上記プリント配線基板と上記ヒートシンク
    を結合するための結合部材とを具備したことを特徴とす
    るヒートシンク付プリント配線基板。
  2. 【請求項2】 片面にDIP(Dual Inline
    Package)/表面実装タイプの電子部品を実装
    したプリント配線基板と、上記プリント配線基板の電子
    部品が実装されない面に取付けられ、上記DIPタイプ
    の電子部品のリード部が干渉しないようにきりぬき部を
    有し、かつ、上記プリント配線基板と接する面には上記
    電子部品の真下にそれぞれ電子部品の底面と同等の面積
    の突起部を有するヒートシンクと、上記ヒートシンク側
    から実装する発熱量の大きいDIPタイプの電子部品
    と、上記プリント配線基板と上記ヒートシンクを接着す
    る熱伝導の良い常温硬化型接着剤と、上記プリント配線
    基板と上記ヒートシンクを結合するための結合部材とを
    具備したことを特徴とするヒートシンク付プリント配線
    基板。
  3. 【請求項3】 片面に発熱量の大きいDIP(Dual
    Inline Package)/表面実装タイプの
    電子部品を実装し、その反対面に発熱量の小さいチップ
    部品を実装したプリント配線基板と、上記プリント配線
    基板の発熱量の小さいチップ部品が実装されている面に
    取付けられ、上記発熱量の小さいチップ部品及び上記D
    IPタイプの電子部品のリード部がそれぞれ干渉しない
    ようにきりぬき部を有し、かつ、上記プリント配線基板
    と接する面には上記電子部品の真下にそれぞれ電子部品
    の底面と同等の面積の突起部を有するヒートシンクと、
    上記プリント配線基板と上記ヒートシンクを接着する熱
    伝導の良い常温硬化型接着剤と、上記プリント配線基板
    と上記ヒートシンクを結合するための結合部材とを具備
    したことを特徴とするヒートシンク付プリント配線基
    板。
  4. 【請求項4】 DIP(Dual Inline Pa
    ckage)/表面実装タイプの電子部品を実装したプ
    リント配線基板と、上記電子部品と上記プリント配線基
    板の間に取付けられ、上記電子部品の熱を熱交換部に導
    く為の放熱経路が遮断されないように上記放熱経路と直
    角方向に分割したヒートシンクと、上記プリント配線基
    板と上記ヒートシンクを接着する常温硬化型接着剤と、
    上記プリント配線基板と上記ヒートシンクを結合するた
    めの結合部材とを尾具備したことを特徴とするヒートシ
    ンク付プリント配線基板。
  5. 【請求項5】 DIP(Dual Inline Pa
    ckage)/表面実装タイプの電子部品を実装したプ
    リント配線基板と、上記電子部品と上記プリント配線基
    板の間に取付けられ、上記電子部品の熱を熱交換部に導
    く為の放熱経路が遮断されないように上記放熱経路と直
    角方向に分割し、かつ、上記電子部品が接触する部分に
    溝を有したヒートシンクと、上記プリント配線基板と上
    記ヒートシンクを接着する常温硬化型接着剤と、上記電
    子部品と上記ヒートシンクを接着する熱伝導の良い接着
    剤と、上記プリント配線基板と上記ヒートシンクを結合
    するための結合部材とを具備したことを特徴とするヒー
    トシンク付プリント配線基板。
  6. 【請求項6】 片面にDIP(Dual Inline
    Package)/表面実装タイプの電子部品を実装
    し、上記電子部品が実装されない面には上記電子部品の
    真下にそれぞれ電子部品の底面と同等の面積で、かつ上
    記電子部品と電気接続されていない導体パターンで作ら
    れた突起部を有するプリント配線基板と、上記プリント
    配線基板の上記電子部品が実装されない面に取付けら
    れ、上記DIPタイプの電子部品のリード部が干渉しな
    いようにきりぬき部を有したヒートシンクと、上記プリ
    ント配線基板と上記ヒートシンクを接着する熱伝導の良
    い常温硬化型接着剤と、上記プリント配線基板と上記ヒ
    ートシンクを結合するための結合部材とを具備したこと
    を特徴とするヒートシンク付プリント配線基板。
  7. 【請求項7】 片面にDIP(Dual Inline
    Package)/表面実装タイプの電子部品を実装
    したプリント配線基板と、上記プリント配線基板の上記
    電子部品が実装されない面に取付けられ、上記DIPタ
    イプの電子部品のリード部が干渉しないようにきりぬき
    部を有したヒートシンクと、上記プリント配線基板と上
    記ヒートシンクの間に、上記電子部品の真下にそれぞれ
    電子部品の底面と同等の面積のくりぬき穴を設けた薄板
    のテンプレートを用いて塗布される熱伝導の良い常温硬
    化型接着剤と、上記プリント配線基板と上記ヒートシン
    クを結合するための結合部材とを具備したことを特徴と
    するヒートシンク付プリント配線基板。
  8. 【請求項8】 片面にDIP(Dual Inline
    Package)/表面実装タイプの電子部品を実装
    したプリント配線基板と、上記プリント配線基板の上記
    電子部品が実装されない面に取付けられ、上記DIPタ
    イプの電子部品のリード部がそれぞれ干渉しないように
    きりぬき部を有したヒートシンクと、上記プリント配線
    基板と上記ヒートシンクの間に熱伝導が良く、かつ上記
    DIPタイプの電子部品のリード部がそれぞれ干渉しな
    いようにきりぬき部を有したサーマルシートと、上記プ
    リント配線基板と上記ヒートシンクを結合するための結
    合部材とを具備したことを特徴とするヒートシンク付プ
    リント配線基板。
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