JPH08106787A - メモリセル安定化回路 - Google Patents

メモリセル安定化回路

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JPH08106787A
JPH08106787A JP6240140A JP24014094A JPH08106787A JP H08106787 A JPH08106787 A JP H08106787A JP 6240140 A JP6240140 A JP 6240140A JP 24014094 A JP24014094 A JP 24014094A JP H08106787 A JPH08106787 A JP H08106787A
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JP6240140A
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Noboru Egawa
昇 江川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力が増大することなく、書込み直後や
データリテンション終了時のメモリセルを安定化する。 【構成】 ビット線対BL1,BL2の“L”レベル書
込み側からメモリセルノードQ1,Q2の片側の電位を
“L”レベルに引き落とした後に、もう片側のメモリセ
ルノードの電位を1Polyの第1ワード線WL1に接
続されたトランスファゲートQ3,Q4のソースフォロ
ワ動作によって“H”レベルとすることで、データを書
き込むスタティックRAMに用い、メモリセルノードの
形成層上に、メモリセルノードと容量C1,C2′で結
合される導体2Polyを形成し、レベル制御部G1に
よってこの導体を書き込み動作終了直後またはデータリ
テンション終了後に“L”レベルから“H”レベルに変
化させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スタティックRAM
の、特にHR型(高抵抗負荷型)またはTFT型(薄膜
トランジスタ型)メモリセルの動作安定化を図るメモリ
セル安定化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、HR型またはTFT型スタテ
ィックRAMにあっては、メモリセルへの書込み動作と
して、ビット線対の“L”レベル書込み側からメモリセ
ルノードの片側の電位を“L”レベルに引き落とした後
に、もう片側のメモリセルノードの電位をトランスファ
ゲートのソースフォロワ動作によって“H”レベルとす
ることで、データを書き込むようにしている。
【0003】ところが、HR型またはTFT型のメモリ
セルノードの“H”レベルは、電源電圧まで上昇せず、
トランジスタのしきい値電圧分だけ低いレベルになる。
よって、書き込み直後はメモリセルが不安定な状態にあ
る(CMOS超LSIの設計、菅野卓雄、培風館、P1
64〜165)。
【0004】これに対しては、特願平2−3171号公
報に示されるように、書き込み時はワード線に高電圧を
印加する方法をとるのが一般的である。尚、この文献で
は、内部降圧する前の電圧をワード線に印加する方法が
示されているが、昇圧された電圧をワード線に印加する
ブーストラップワード線を用いる方法もある。また、メ
モリセルのトランスファゲートにしきい値電圧の基板バ
イアス効果の少ないトランジスタを用いる方法もある。
【0005】また、データリテンション(データ保持動
作)終了時は電源電圧は上昇しているが、メモリセルノ
ードの“H”レベルは高抵抗で電源と接続されているた
め、データリテンション時の電源電圧と同じ低いレベル
になっており、やはりメモリセルは不安定な状態にあ
る。
【0006】しかしながら、上記のようにワード線に高
電圧を常に印加したり、基板バイアス効果の少ないトラ
ンジスタを用いると、ビットラインから選択メモリセル
に流れ込むメモリセル電流が増加してしまい、消費電力
が大きくなるという問題があった。
【0007】さらに、上記の方法では、書き込み直後の
メモリセルの安定性は向上しても、データリテンション
終了時のメモリセルの安定性はよくならないという問題
がある。
【0008】尚、従来技術を示す文献として、他に特願
昭59−104787号公報に「ワード線電位安定化回
路」の発明が開示され、特願昭63−239862号公
報に「半導体記憶装置」の発明が開示され、特願平4−
82085号公報に「スタティック型メモリセル」の発
明が開示されているが、いずれもこの発明とはその構成
及び作用効果が異なるため、ここではその説明を省略す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のHR型またはTFT型によるスタティックRAMの
メモリセル安定化方法では、消費電力の増加が少なく、
さらにデータリテンション終了時の安定性には効果がな
い。
【0010】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、HR型またはTFT型によるスタティッ
クRAMにおいて、消費電力が増大が少なく、書込み直
後またはデータリテンション終了時のメモリセルの動作
を安定化することができるメモリセル安定化回路及びそ
の方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係るメモリセル安定化回路は、ビット線対
の“L”レベル書込み側からメモリセルノードの片側の
電位を“L”レベルに引き落とした後に、もう片側のメ
モリセルノードの電位を第1ワード線に接続されたトラ
ンスファゲートのソースフォロワ動作によって“H”レ
ベルとすることで、データを書き込むスタティックRA
Mに用いられ、前記メモリセルノードの形成層上に形成
され、前記メモリセルノードと容量結合される導体と、
この導体を書き込み動作においてまたはデータリテンシ
ョン終了後に“L”レベルから“H”レベルに変化させ
るレベル制御手段とを具備して構成するようにしたもの
である。
【0012】または、上記スタティックRAMに用いら
れ、前記メモリセルノードの形成層上の導体層に形成さ
れ、前記第1のワード線と容量結合される第2のワード
線と、この第2のワード線を書き込み動作において
“L”レベルから“H”レベルに変化させるレベル制御
手段とを具備して構成するようにしたものである。
【0013】
【作用】上記先の構成によるメモリセル安定化回路で
は、書込み動作において、またはデータリテンション終
了後に、メモリセルノードと容量結合される導体の電位
を“L”レベルから“H”レベルに変化させることで、
メモリセルノードの“H”レベルを上げ、これによって
メモリセルの動作安定化を図っている。
【0014】後の構成によるメモリセル安定化回路で
は、書込み動作において第1のワード線と容量結合され
る第2のワード線の電位を“L”レベルから“H”レベ
ルに変化させることで、第1のワード線の“H”レベル
を上げ、すなわちトランスファゲートのゲート電圧を上
げることでメモリセルノードの“H”レベルの書き込み
電圧が上がり、これによってメモリセルの動作安定化を
図っている。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を詳
細に説明する。
【0016】図1はこの発明に係るメモリセル安定化回
路の第1の実施例の構成を示すものである。図1におい
て、WL1は第1ワード線、WL2は第2ワード線であ
り、これらのワード線WL1,WL2に交差するよう
に、第1ビット線BL1、第2ビット線BL2が配線さ
れる。
【0017】メモリセルはHR型またはTFT型であ
り、トランジスタQ1〜Q4及び抵抗R1,R2で構成
される。Q1及びQ2はドライバゲートトランジスタ、
Q3及びQ4はトランスファゲートトランジスタであ
る。
【0018】トランジスタQ1,Q2は互いのゲートと
ドレインとが接続される。この接続部分がメモリセルド
ライバゲート=メモリセルノードとなる。また、それぞ
れのソースは接地される。
【0019】トランジスタQ3はゲートが第1ワード線
WL1に接続され、ドレインが第1ビット線BL1に接
続され、ソースがトランジスタQ1のドレインに接続さ
れると共に、抵抗R1を介してVCC電源に接続される。
同様にトランジスタQ4はゲートが第1ワード線WL1
に接続され、ドレインが第2ビット線BL2に接続さ
れ、ソースがトランジスタQ2のドレインに接続される
と共に、抵抗R2を介してVCC電源に接続される。
【0020】上記メモリセルドライバゲート(メモリセ
ルノード)は1Poly(第1ポリシリコン層)で形成
され、第2ワード線WL2は1Poly上の2Poly
(第2ポリシリコン層)で形成される。1Polyと2
Polyの間には容量C1,C1′が形成され、それぞ
れ第2ワード線WL2とメモリセルドライバゲートとの
間に接続される。
【0021】ここで、1Poly、2Polyの物理的
な上下関係と層名は問わない。また、1Poly、2P
olyは拡散層、メタル等で置き換えても構わない。
【0022】1Polyの第1ワード線WL1は立ち上
げ信号X−(−は反転を表すものとする)をインバータ
I1で反転した信号でドライブされる。また、2Pol
yの第2ワード線WL2は、1Polyのワード線WL
1の立ち上げ信号(行デコーダ出力)X−、ライト制御
信号WE及びインバーダI2によるWEの逆相遅延信号
WE−を入力とするNORゲートG1の論理和反転出力
でドライブされる。
【0023】図2に第1の実施例の動作波形を示す。ま
ず、ライト制御信号WEがLレベル(GNDレベル)か
らHレベル(VCCレベル)になってライト中になると、
メモリセルノードの“H”側は、メモリセルトランスフ
ァゲートのしきい値電圧VT分だけ電源電圧レベルVCC
より低いレベルとなる。
【0024】次に、ライト制御信号WEがHレベルから
Lレベルになってライト終了となると、インバータI2
とNORゲートG1により第2ワード線WL2はLレベ
ル(GNDレベル)からHレベル(VCCレベル)に急激
に変化する。
【0025】このとき、メモリセルノードの“H”側
は、VCCからVT だけ落ちたレベル以上の電圧ではフロ
ーティング状態に近いため、第2ワード線WL2とのC
1,C1′による容量結合により“H”側のノード電位
が上がる。一方、メモリセルノードの“L”側は、メモ
リセルドライバゲートがオンしているため、容量結合に
よっては電位は変わらない。
【0026】その後、第2ワード線WL2の電位をゆっ
くり下げる。このため、容量結合による電位の低下も起
きず、メモリセルノードの“H”側は電位が上がったま
まとなる。
【0027】図3はこの発明の第2の実施例の構成を示
すものである。尚、図3において、図1と同一部分には
同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心に説
明する。
【0028】図3において、メモリセル構造は第1の実
施例と全く同様である。この実施例では、1Polyで
形成されたメモリセルドライバゲート(メモリセルノー
ド)の上に2Polyを形成し、1Polyと2Pol
yの間に容量C2,C2′を形成して、それぞれ第2ワ
ード線WL2とメモリセルドライバゲートとの間に接続
する。2Polyは、図1のように第1ワード線毎に分
けて配置するのではなく、全メモリセルに対して配置す
る。
【0029】そして、この2Polyは、電源電圧VCC
が上がってデータリテンションが終わることを検出し
て、例えば出力φv をLからHにするVCC電位検知回路
D1と、φv とインバータI3によるその逆相遅延信号
φv −を入力するANDゲートG2の論理積出力でドラ
イブされる。
【0030】この実施例でも、メモリセルはHR型また
はTFT型であり、1Polyと2Polyの物理的な
上下関係と層名は問わない。また、1Poly、2Po
lyは拡散層、メタル等で置き換えても構わない。
【0031】図4に第2の実施例の動作波形を示す。ま
ず、データリテンション中は、電源電圧はVCCレベルか
らVCCH レベルまで下がっている。また、メモリセルノ
ードの“H”側の電位もHRまたはTFTによって電源
電圧と同じになってデータ保持している。
【0032】次に、電源電圧がVCCまで上昇して動作状
態になっても、メモリセルノードの“H”側の電位はH
RまたはTFTによって高抵抗で電源に接続されている
ため、VCCレベルまで上昇するのに時間がかかる。よっ
て、しばらくはVCCH レベルのままである。
【0033】電源電圧がVCCH からVCCに上昇すると、
VCC電位検出回路(ここでは電源電圧がVCCレベルに上
がってデータリテンションが終わると、出力φv がLか
らHに変化する回路とする)がこれを検出して出力φv
をLレベル(GNDレベル)からHレベル(VCCレベ
ル)に変化させる。
【0034】このため、インバータI3とANDゲート
G2により、メモリセルアレイの2Polyは急激にL
からHに変化するようになり、第1の実施例の場合と同
じように、メモリセルノードの“H”側の電位は上がっ
たままとなる。
【0035】図5はこの発明の第3の実施例の構成を示
すものである。尚、図5において、図1と同一部分には
同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心に説
明する。
【0036】図5において、メモリセル構造は第1の実
施例と全く同様である。この実施例では、1Polyで
形成されたメモリセルトランスファゲート(第1ワード
線WL1)の上に2Polyの第2のワード線WL2を
形成し、1Polyと2Polyの間に容量C3を形成
し、第1及び第2のワード線WL1,WL2間に接続す
る。
【0037】2Polyの第2のワード線WL2は、ラ
イト制御信号WEとインバータI4によるその逆相遅延
信号WE−を入力するNORゲートG3の論理和反転出
力でドライブされる。また、1Polyの第1ワード線
WL1を立ち上げ信号X−によりドライブするワードド
ライバWD1のPMOSのソースとVCCの間には、第2
のワード線WL2の電位をゲート入力するPMOS1が
挿入されている。
【0038】この実施例でも、メモリセルはHR型また
はTFT型であり、1Polyと2Polyの物理的な
上下関係と層名は問わない。また、1Poly、2Po
lyは拡散層、メタル等で置き換えても構わない。ビッ
ト線BL1,BL2はそれぞれPMOS2及びPMOS
3によりプルアップされており、CMOSのカラムスイ
ッチSW1,SW2及びライト回路W1,W2により駆
動される。
【0039】図6に第3の実施例の動作波形を示す。ま
ず、ライト制御信号WEがLレベル(GNDレベル)か
らHレベル(VCCレベル)になってライト中になると、
メモリセルノードの“H”側は、メモリセルトランスフ
ァゲートのしきい値電圧VT分だけVCCより低いレベル
となる。
【0040】次に、ライト制御信号WEがHレベルから
からLレベルになってライト終了となると、インバータ
I4とNORゲートG3により第2ワード線WL2はL
レベル(GNDレベル)からHレベル(VCCレベル)に
急激に変化する。
【0041】第2ワード線WL2がHレベルになると、
PMOS1はオフ、第1ワード線(1Poly)WL1
はフローティング状態になって、第2ワード線(2Po
ly)WL2との容量結合によりVCC電位よりも高い電
位に一瞬上げられる。メモリセルトランスファゲートは
ゲート電位が上がった分、ビット線BL1,BL2のレ
ベルを高くメモリセル内に取り込む。よって、メモリセ
ルノードの“H”電位は高く書き込まれるようになる。
【0042】図7はこの発明の第4の実施例の構成を示
すものである。尚、図7において、図5と同一部分には
同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心に説
明する。
【0043】図7において、メモリセル構造は第1の実
施例と全く同様である。この実施例でも、1Polyで
形成されたメモリセルトランスファゲート(第1ワード
線WL1)の上に2Polyの第2のワード線WL2を
形成し、1Polyと2Polyの間に容量C4を形成
し、第1及び第2のワード線WL1,WL2間に接続す
る。
【0044】2Polyの第2ワード線WL2は、ライ
ト制御信号WE−とインバータI5によるその逆相遅延
信号WEを入力するNANDゲートG4の論理和反転出
力と、第1ワード線WL1を選択する立ち上げ信号X−
とインバータI6によるその逆相遅延信号Xを入力する
ORゲートG5の論理和出力とを入力するNANDゲー
トG6の論理和反転出力でドライブされる。
【0045】また、1Polyの第1ワード線WL1を
ドライブするワードドライバWD1のPMOSのソース
とVCCの間に挿入されるPMOS1には、NANDゲー
トG4の出力をインバータI7で逆相にした信号がゲー
ト入力される。
【0046】この実施例でも、メモリセルはHR型また
はTFT型であり、1Polyと2Polyの物理的な
上下関係と層名は問わない。また、1Poly、2Po
lyは拡散層、メタル等で置き換えても構わない。ビッ
ト線BL1,BL2はそれぞれPMOS2及びPMOS
3によりプルアップされており、CMOSのカラムスイ
ッチSW1,SW2及びライト回路W1,W2により駆
動される。
【0047】図8に第4の実施例の動作波形を示す。第
3の実施例の動作とほぼ同じであるが、異なる点は、第
1ワード線WL1が立ち上がるときには、第2ワード線
WL2も同時に立ち上がっている点である。
【0048】すなわち、この実施例では、第1ワード線
WL1を第2ワード線WL2と同電位で動かすことで容
量C4を事実上見えなくし、第1ワード線WL1の立ち
上がりを速くしている。第2ワード線WL2は、第1ワ
ード線WL1と共に立ち上がった後にゆっくり立ち下が
り、後は第3の実施例と同じ動作となる。
【0049】以上のことから、第1の実施例の構成によ
れば、ライト終了直後におけるメモリセルノードの
“H”レベルを上げることにより、メモリセルの動作安
定性を向上させることができる。また、第2の実施例に
よれば、データリテンション終了時のメモリセルノード
の“H”レベルを上げることができ、さらにメモリセル
の動作安定性を向上させることができる。
【0050】また、第3の実施例の構成によれば、ライ
ト終了直前におけるメモリセルノードの“H”レベルを
上げることにより、メモリセルの動作安定性を向上させ
ることができる。
【0051】さらに、第4の実施例の構成によれば、第
3の実施例の効果と共に、通常のリード時の動作速度が
遅れないという効果が得られる。
【0052】第1、第2の実施例の構成によれば、ビッ
ト線からメモリセルに流れ込むメモリセル電流は増加し
ない。また、第3、第4の実施例の構成では、ライト終
了直前にメモリセル電流が瞬間的に増加するが、それ以
外のときは増加しない。よって消費電力の増加を最小限
で済ませることができる。
【0053】また、第1、第2の実施例の構成によれ
ば、上記の効果の他に、メモリセルノードの容量も増加
させることができ、メモリセルの動作安定性をさらに向
上させることができる。
【0054】さらに、第1乃至第4の実施例において、
メモリセルの動作の安定性が向上するということは、ソ
フトエラー等にも強くなり、また動作電源電圧も拡大す
ることができるようになる。第2の実施例では、データ
保持電源電圧も拡大することができる。
【0055】尚、第1乃至第4の実施例では、容量結合
による電圧の上昇を1回のみとしたが、リングオシレー
タ等で複数回行うことで、より効果が大きくなる。ま
た、第1、第3、第4の実施例では、書き込み動作終了
時に容量結合による電圧の上昇を行っているが、書き込
み動作中から行っても良い。その他、この発明は上述し
た実施例に限定されず、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形しても同様に実施可能であることはいうま
でもない。
【0056】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、H
R型またはTFT型によるスタティックRAMにおい
て、消費電力が増大することなく、書込み直後またはデ
ータリテンション終了時のメモリセルの動作を安定化す
ることができるメモリセル安定化回路及びその方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るメモリセル安定化回路の第1の
一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】同第1の実施例の動作波形を示す波形図であ
る。
【図3】この発明に係るメモリセル安定化回路の第2の
一実施例の構成を示す回路図である。
【図4】同第2の実施例の動作波形を示す波形図であ
る。
【図5】この発明に係るメモリセル安定化回路の第3の
一実施例の構成を示す回路図である。
【図6】同第3の実施例の動作波形を示す波形図であ
る。
【図7】この発明に係るメモリセル安定化回路の第4の
一実施例の構成を示す回路図である。
【図8】同第4の実施例の動作波形を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
WL1 第1ワード線 WL2 第2ワード線 BL1 第1ビット線 BL2 第2ビット線 Q1,Q2 ドライバゲートトランジスタ Q3,Q4 トランスファゲートトランジスタ C1,C1′,C2,C2′,C3,C4 容量 I1〜I7 インバータ G1 NORゲート G2 ANDゲート G3 NORゲート G4 NANDゲート G5 ORゲート G6 NANDゲート D1 VCC電位検出回路 WD1 ワードドライバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット線対の“L”レベル書込み側から
    メモリセルノードの片側の電位を“L”レベルに引き落
    とした後に、もう片側のメモリセルノードの電位を第1
    ワード線に接続されたトランスファゲートのソースフォ
    ロワ動作によって“H”レベルとすることで、データを
    書き込むスタティックRAMに用いられ、 前記メモリセルノードの形成層上に形成され、前記メモ
    リセルノードと容量結合される導体と、 この導体を書き込み動作において“L”レベルから
    “H”レベルに変化させるレベル制御手段とを具備する
    ことを特徴とするメモリセル安定化回路。
  2. 【請求項2】 前記レベル制御手段は、前記導体をデー
    タリテンション終了時にも“L”レベルから“H”に変
    化させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のメ
    モリセル安定化回路。
  3. 【請求項3】 ビット線対の“L”レベル書込み側から
    メモリセルノードの片側の電位を“L”レベルに引き落
    とした後に、もう片側のメモリセルノードの電位を第1
    ワード線に接続されたトランスファゲートのソースフォ
    ロワ動作によって“H”レベルとすることで、データを
    書き込むスタティックRAMに用いられ、 前記メモリセルノードの形成層上の導体層に形成され、
    前記第1のワード線と容量結合される第2のワード線
    と、 この第2のワード線を書き込み動作において“L”レベ
    ルから“H”レベルに変化させるレベル制御手段とを具
    備することを特徴とするメモリセル安定化回路。
  4. 【請求項4】 前記レベル制御手段は、前記第2のワー
    ド線をデータリテンション終了時にも“L”レベルから
    “H”に変化させるようにしたことを特徴とする請求項
    3記載のメモリセル安定化回路。
  5. 【請求項5】 ビット線対の“L”レベル書込み側から
    メモリセルノードの片側の電位を“L”レベルに引き落
    とした後に、もう片側のメモリセルノードの電位を第1
    ワード線に接続されたトランスファゲートのソースフォ
    ロワ動作によって“H”レベルとすることで、データを
    書き込むスタティックRAMに用いられ、 前記メモリセルノードの形成層上に形成され、前記メモ
    リセルノードと容量結合される導体を、書き込み動作に
    おいて“L”レベルから“H”レベルに変化させること
    を特徴とするメモリセル安定化方法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記導体をデータリテンション
    終了時にも“L”レベルから“H”に変化させるように
    したことを特徴とする請求項5記載のメモリセル安定化
    方法。
  7. 【請求項7】 ビット線対の“L”レベル書込み側から
    メモリセルノードの片側の電位を“L”レベルに引き落
    とした後に、もう片側のメモリセルノードの電位を第1
    ワード線に接続されたトランスファゲートのソースフォ
    ロワ動作によって“H”レベルとすることで、データを
    書き込むスタティックRAMに用いられ、 前記メモリセルノードの形成層上の導体層に形成され、
    前記第1のワード線と容量結合される第2のワード線
    を、書き込み動作において“L”レベルから“H”レベ
    ルに変化させるようにしたことを特徴とするメモリセル
    安定化方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記第2のワード線をデータリ
    テンション終了時にも“L”レベルから“H”に変化さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項7記載のメモリ
    セル安定化方法。
JP6240140A 1994-10-04 1994-10-04 メモリセル安定化回路 Pending JPH08106787A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6813202B2 (en) 2002-12-18 2004-11-02 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit device capable of shortening period required for performing data retention test
JP2008004208A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Nec Electronics Corp 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の動作方法

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