JPH08106464A - 文書生成装置 - Google Patents

文書生成装置

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JPH08106464A
JPH08106464A JP6239995A JP23999594A JPH08106464A JP H08106464 A JPH08106464 A JP H08106464A JP 6239995 A JP6239995 A JP 6239995A JP 23999594 A JP23999594 A JP 23999594A JP H08106464 A JPH08106464 A JP H08106464A
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JP6239995A
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Hiroyuki Shimizu
宏行 清水
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内容の詳しさの違う文書を簡易に生成するこ
とができる文書生成装置を提供する。 【構成】 可変項目を含む文書骨格が文書骨格入力部1
で入力され、文書骨格保持部2で保持されている。一
方、各可変項目について、複数のフィールドがフィール
ド定義部3で定義され、フィールド定義保持部4で保持
されており、フィールド値入力部5で各可変項目の各フ
ィールドにフィールド値が設定され、フィールド値格納
部6に格納されている。フィールド選択部8は、フィー
ルド選択情報入力部7によるユーザの知識レベルの指定
に従って、対応するフィールドを選択する。可変項目生
成部9は、選択されたフィールドのフィールド値をフィ
ールド値保持部6から取り出し、可変項目値を生成す
る。文書生成部10は、文書骨格保持部2の文書骨格中
の可変項目を、可変項目生成部9で生成した可変項目値
で置き換え、文書を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書生成装置に関する
ものである。特に、固定の内容を持つ部分と内容の変更
が可能な1つ以上の部分(可変部分と呼ぶ)からなる文
書において、可変部分を適切な内容に入れ換えることに
よって、内容の一部が異なる文書を生成する文書生成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワープロやDTP(デスクトップ・パブ
リッシング)ソフトウェアなどを利用した電子文書の作
成、電子ファイリングやデータベースなどによる文書の
管理、バブルジェットプリンタやレーザビーム・プリン
タなどを利用した印刷など、電子文書の文書処理が、企
業内だけでなく、地域社会の活動や個人生活の中でも利
用されるようになり、一般化してきた。このような一般
化にともない、これらの高度な文書処理機能を提供する
製品の利用者層は、性別、職業などによる偏りが少なく
なり、幅広い利用者を持つに至っている。
【0003】しかし、利用者層は広がったものの、これ
らの製品に関する利用者の知識レベルは様々である。例
えば、初めてワープロに触れる人からワープロを道具と
して使い込んでいる人まで、様々な人が同じワープロを
使っている。そのため、はじめてワープロに触れる人は
製品の取扱い説明書を読んでも使い方がわからず、ワー
プロを使い込んでいる人にとっては取扱説明書を見ても
不要な記載が多く、所望の機能の記載を探すのに時間が
かかるなどの問題が発生している。したがって、読み手
の知識レベルに応じて説明の詳しさを変えた取扱い説明
書などが求められている。
【0004】例えば、ワークステーションのDTPソフ
トウェアの操作説明書において、文字フォントのサイズ
の変更方法について記述する場合を考える。この操作説
明として、「マウスのカーソルを画面上部にあるヘラル
ドの[Format]に合わせ、マウス左ボタンを押し
続けて[Type Style...]を選択します」
(文章1)のように詳細に記載されていれば、そのソフ
トウェアはもちろん、そのワークステーションのウィン
ドウシステムもほとんど使ったことのないユーザにも、
そのコマンドの位置や操作方法を理解しやすい。一方、
そのソフトウェアは知らないが、ウィンドウシステムの
操作方法を理解しているユーザにとっては、文章1は冗
長である。ウインドウシステムの操作方法を理解してい
るユーザであれば、例えば、「ヘラルドの[Forma
t]から[Type Style...]を選択しま
す」(文章2)といった操作説明で理解できる。逆に、
もしウインドウシステムも理解していないユーザに文章
2を提示すると、そのウィンドウシステムでは一般的な
「ヘラルド」という用語がわからないために、「ヘラル
ド」が何なのか調べることになる可能性がある。文章1
では「画面上部にある」というヒントを与えているの
で、これを手がかりにして[Format]を探すこと
が可能である。このように、読み手の知識レベルに応じ
て、説明の詳しさを変えることが、読み手の理解を手助
けする1つとなる。
【0005】上述の例は、ワークステーションのソフト
ウェアに関するものであるが、ビデオデッキやビデオカ
メラなどのように、従来、一部の専門家によって使われ
ていた機器が、コストダウンやユーザインターフェース
などの改善によって、一般に普及する場合には、様々な
レベルの知識を持った人が、同一の製品の利用者になる
ので、同様の問題が発生し得る。
【0006】このような様々な知識レベルの人に対応し
た取扱説明書などの文書の作成を支援するには、ユーザ
の知識レベルに応じて、文書内容を置き換える機能が必
要になる。このような機能を有する文書処理装置もいく
つか考えられている。その一つとして、例えば、文書に
埋め込んだ複数のフィールドに、別に用意したテーブル
の値を埋め込んで印刷する差し込み印刷を持つシステム
がある。このようなシステムでは、フィールドを埋める
文として、ユーザのレベルに合わせた複数の文を用意し
ておくことによって、ユーザのレベルに応じた文書を作
成することができる。しかし、フィールドに埋め込む文
は、各ユーザレベルごとに用意する必要がある。そのた
め、いくつかのレベルに共通して用いる文であっても、
それぞれ用意することになる。また、同じ文を違うフィ
ールドに埋め込む場合であっても、各フィールドごとに
文を用意する必要がある。このように、同じ文であって
も多数入力しなければならず、入力ミスが多発するとと
もに、フィールドに埋め込む文のデータ量が多くなると
いう問題がある。また、同じ文が複数存在する場合、そ
れらの修正は煩雑である。
【0007】また、フィールドや表の内容を設定するた
めのプログラムを文書内に保持できるシステムも開発さ
れている。このようなシステムによれば、所望のフィー
ルドに所望の文を割り付けることが可能である。しか
し、プログラミングの知識が要求され、文書作成者の負
担は大きいといった問題がある。
【0008】特開平2−294772号公報に記載され
ているシステムでは、文書コマンドを含んだ可変フィー
ルドを含む骨組み文書と、可変フィールドの内容の候補
を保持したテーブルおよびテキストファイルを用意して
おき、可変フィールドにテーブルおよびテキストファイ
ルの内容を埋め込んで複数の文書を生成する方式が開示
されている。この方式では、可変フィールドに文書コマ
ンドを用いたプログラムを記述しておくことによって、
テーブルの値に応じてテキストファイルの内容を骨組み
文書に挿入することができる。この技術を用いて文書ご
とに説明の詳しさを変えようとすると、簡単には、詳し
さの異なるテキストから構成されるテーブルを用意して
おけばよい。このとき、文書コマンドを用いるので、同
じ文が違う部分で用いられる場合でも、1つ記述してお
けばよい。しかし、詳しさの異なるいくつかの文書に共
通する文は、すべてテーブルに記述しておかなければな
らず、テーブルは大きくなり、修正時の一貫性の管理に
手間がかかる。また、プログラムを記述することによっ
て、同じ文を減少させることも可能であるが、プログラ
ムの知識が要求されることになるなど、多くの問題を抱
えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、内容の詳しさの違う文書を
簡易に生成することができる文書生成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、文書生成装置
において、固定の内容を持つ固定項目と内容の変化する
可変項目からなる文書骨格を保持する文書骨格保持手段
と、前記可変項目に対応付けられた小項目の並びを記憶
する可変項目保持手段と、文書の詳しさのレベルを指定
する文書レベル指定手段と、該文書レベル指定手段の指
定にしたがって前記可変項目に対応付けられた各小項目
を使用するかしないかを選択する小項目選択手段と、該
小項目選択手段の選択した小項目を前記文書骨格中の前
記可変項目に置き換えて文書を生成する文書生成手段を
有することを特徴とするものである。前記文書生成手段
は、前記可変項目に置き換えて挿入される小項目に応じ
て、該小項目および前記固定項目を再配置して文書を生
成するように構成することができる。
【0011】また、文書生成装置において、固定の内容
を持つ固定項目と内容の変化する可変項目からなる文を
含んだ文書骨格を保持する文書骨格保持手段と、前記可
変項目に対応付けられた文節の並びを記憶する可変項目
保持手段と、文書の詳しさのレベルを指定する文書レベ
ル指定手段と、該文書レベル指定手段の指定にしたがっ
て前記文書骨格中の可変項目に対応付けられた各文節を
使用するかしないかを選択する文節選択手段と、該文節
選択手段の選択した文節を前記文書骨格中の可変項目に
置き換えて文書を生成する文書生成手段を有することを
特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、可変項目保持手段に可変項目
に対応付けられた小項目の並びを記憶させておく。文書
レベル指定手段で文書の詳しさのレベルを指定すると、
その指定にしたがって、小項目選択手段で可変項目に対
応付けられた各小項目を使用するかしないかを選択す
る。文書生成手段では、文書骨格保持手段に保持されて
いる文書骨格中の可変項目を小項目選択手段で選択した
小項目に置き換えて文書を生成する。生成された文書
は、文書レベル指定手段で指定されたレベルに対応する
詳しさの文書となっている。可変項目保持手段に保持さ
れる小項目の並びには、複数のレベルで共通して用いる
小項目でも1つのみ保持させればよく、小項目の使用の
有無は、小項目選択手段が指定されたレベルに基づき決
定する。また、文書骨格中の別の位置に同じ小項目を配
置する場合にも、小項目は1つのみ保持させればよく、
文書骨格中に同じ可変項目を複数記述すればよい。この
ように、可変項目保持手段には、最小限の小項目が保持
されるだけであり、記憶容量を削減できるとともに、入
力ミスの減少が期待でき、さらに、小項目の変更時の一
貫性の維持が容易になる。また、複雑なプログラムを記
述する必要がないので、文書作成者の負担の増加を最低
限に抑えることが可能となる。
【0013】可変項目を小項目で置き換えると、例え
ば、文の長さが変化したり、図や表の置換によってレイ
アウトの変更が必要となる場合がある。そのような場合
には、文書生成手段は、可変項目に置き換えて挿入され
る小項目に応じて、小項目および固定項目を適切に再配
置して文書を生成するように構成することによって、常
に見栄えのよい文書を生成することができる。
【0014】小項目としては、例えば、請求項3に記載
の発明のように、文節あるいは複数の文節の並びとする
ことができる。ユーザの知識レベルに応じた文章表現
は、伝えたいことを最も端的に表現する言葉の表記と、
それを修飾する言葉の有無によって生成できる。そのた
め、文章表現のうち、最低限必要な文節から構成される
文を固定項目とし、修飾部を可変項目として、ユーザの
知識レベルに応じて選択的に修飾部を付加して文書を生
成する。修飾部は、修飾語からなる文節であることもあ
るし、複数の文節の並びからなることもある。これによ
って、ユーザの知識レベルに応じた文章表現を用いた文
書を容易に生成することができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の文書生成装置の第1の実施
例を示す概略構成図である。図中、1は文書骨格入力
部、2は文書骨格保持部、3はフィールド定義部、4は
フィールド定義保持部、5はフィールド値入力部、6は
フィールド値保持部、7はフィールド選択情報入力部、
8はフィールド選択部、9は可変項目生成部、10は文
書生成部である。
【0016】文書骨格入力部1では、可変項目が埋め込
まれた文書骨格を入力する。文書骨格入力部1は、例え
ば、一般のワープロと同様の文書入力機能によって実現
することができる。文書骨格保持部2は、文書骨格入力
部1で入力された文書骨格を保持する。文書骨格保持部
2は、ハードディスクなどの2次記憶装置でもよいし、
主記憶装置でもよい。
【0017】フィールド定義部3は、各可変項目に対し
て用意するフィールドの構造を定義する。このフィール
ドは、ユーザの知識レベルに応じて選択的に用いられる
ものである。フィールドの構造には、選択可能なフィー
ルドの個数や各フィールドのフィールド名等の定義を含
む。フィールド定義保持部4は、フィールド定義部3で
定義されたフィールド定義を保持する。フィールド値入
力部5は、フィールド定義部3に保持されているフィー
ルド定義に従って、文書骨格中に記述可能な各可変項目
に対応した各フィールドにフィールド値を設定する。フ
ィールド値保持部6は、可変項目およびフィールドに対
応づけられたフィールド値が保持されている。すなわ
ち、各可変項目について複数のフィールドが定義されて
おり、各可変項目の各フィールドにフィールド値が設定
される。各可変項目は可変項目名で、各フィールドはフ
ィールド名で識別される。
【0018】フィールド選択情報入力部7では、生成す
べき文書が想定するユーザの知識レベルが指定される。
フィールド選択部8は、フィールド選択情報と、選択す
るフィールド名のリストとを対にして記憶している。フ
ィールド選択情報は、フィールド選択情報入力部7で指
定されるユーザの知識レベルに相当する。すなわち、ユ
ーザの知識レベルに対応して、フィールド値保持部6に
保持されているフィールドのうちどれを文書に埋め込む
かを選択するための情報を保持している。そして、フィ
ールド選択部8は、フィールド選択情報入力部7による
ユーザの知識レベルの指定に従って、対応するフィール
ド名のリストを可変項目生成部9に通知する。
【0019】可変項目生成部9は、フィールド選択部8
から通知されたフィールド名のリストをもとに、フィー
ルド値保持部6に保持されている各可変項目ごとにフィ
ールド名に対応するフィールド値を取り出し、可変項目
値を生成する。
【0020】文書生成部10は、文書骨格保持部2に保
持されている文書骨格中に埋め込まれている可変項目
を、可変項目生成部9で生成された可変項目値に置き換
え、フィールド選択情報入力部7で指定したユーザの知
識レベルに適合した文書を生成する。このとき、可変項
目値に置き換えたことによって、例えば、文の長さが変
化したり、図や表に置き換えられる場合にはそれらのス
ペース量が変化することが考えられる。そのため、文書
生成部10では、文書骨格で設定されているフォーマッ
トあるいはデフォルトのフォーマットに基づき、適宜、
生成する文書中の文、図、表などの各要素の再配置を行
なう。
【0021】図2は、本発明の文書生成装置の第1の実
施例における動作の一例の説明図である。図中の符号は
図1と同様である。
【0022】文書骨格保持部2には、文書骨格入力部1
で入力された、可変項目が埋め込まれた文書骨格が保持
されている。図2に示した例では、「&」から「;」ま
でが可変項目である。「&」と「;」で挟まれた文字列
が可変項目名である。例えば、可変項目「&A;」の可
変項目名は「A」である。ここでは、2つの可変項目
「&A;」と1つの可変項目「&B;」が文書骨格中に
挿入されている。
【0023】一方、フィールド定義部3では、フィール
ド名「F1」,「F2」,「F3」の3つのフィールド
が定義され、また、可変項目名「A」,「B」,「C」
が定義され、フィールド定義保持部4に保持される。こ
のフィールド定義に従って、フィールド値入力部5にお
いて各可変項目、各フィールドに対応してフィールド値
が入力される。フィールド値保持部6には、このように
して入力されたフィールド値が可変項目名、フィールド
名と対応づけて保持されている。図2では、フィールド
名「F1」,「F2」,「F3」と対応づけて、可変項
目名「A」のフィールド値としてそれぞれ「a1」,
「a2」,「a3」が設定されている。同様に、可変項
目名「B」のフィールド値としてそれぞれ「b1」,
「b2」,「b3」が設定され、可変項目名「C」のフ
ィールド値としてそれぞれ「c1」,「c2」,「c
3」が設定されている。
【0024】また、フィールド選択部8は、フィールド
選択情報と、選択するフィールド名のリストとを対にし
て記憶しており、ここでは、「レベル1」とフィールド
名のリスト「F3」が、「レベル2」と「F2,F3」
が、「レベル3」と「F1,F2,F3」がそれぞれ対
応づけられている。
【0025】いま、フィールド選択情報入力部7におい
て、フィールド選択情報として「レベル2」が指定され
たものとする。すると、フィールド選択部8では、フィ
ールド選択情報入力部7で指定されたフィールド選択情
報「レベル2」に基づき、対応するフィールド名のリス
ト「F2,F3」が選択され、フィールド名「F2」と
「F3」が選択されたことを可変項目生成部9に通知す
る。
【0026】可変項目生成部9では、フィールド選択部
8からフィールド名「F2」,「F3」が選択されたこ
とが通知されると、フィールド値保持部6に保持されて
いるフィールド名「F2」,「F3」の欄のみを参照
し、例えば、可変項目「A」についてはフィールド値
「a2」,「a3」を取り出し、これらを連結して可変
項目値「a2a3」を生成する。可変項目「B」,
「C」についても同様に、可変項目値「b2b3」,
「c2c3」を生成する。生成された可変項目値は文書
生成部10に渡される。
【0027】文書生成部10では、可変項目生成部9で
生成された可変項目値を用いて、文書骨格保持部2に保
持されている文書骨格中に埋め込まれている可変項目を
置き換える。例えば、図2に示した骨格文書中の2つの
可変項目「&A;」は可変項目値「a2a3」に、1つ
の可変項目「&B;」は可変項目値「b2b3」にそれ
ぞれ置き換えられ、フィールド選択情報入力部7で指定
した「レベル2」の文書が生成される。可変項目「&
C;」は、文書骨格保持部2に保持されている文書骨格
中に存在しないので使用されない。このようにして、ユ
ーザの知識レベルに対応した文書を生成することができ
る。
【0028】図1に示した例では、可変項目生成部9
は、フィールド選択部8から通知される全てのフィール
ド名について、フィールド値保持部6を参照して一括し
て全ての可変項目に対応する可変項目値を生成して出力
するように示されている。しかしこれに限らず、1つず
つ可変項目値を生成するように構成してもよい。すなわ
ち、フィールド選択部8から通知されるフィールド名を
もとに可変項目生成部9を参照して、最初の可変項目に
対応する選択されたフィールド値からなる可変項目値を
生成し、さらにこの可変項目値を文書生成部10に渡し
て、文書骨格保持部2に保持されている骨格文書の該当
する可変項目を入れ替える。次に、2番目の可変項目に
ついて、フィールド値保持部6からフィールド値を得て
可変項目値を生成し、文書生成部10で骨格文書の該当
する可変項目を入れ替える。同様にして、全ての可変項
目値を順次処理し、指定された知識レベルに対応する文
書を完成する。このように、可変項目値を順次生成して
骨格文書内の可変項目の入れ替えを行なって文書を生成
するように構成してもよい。
【0029】上述の例では、知識レベルと3つとして説
明したが、いくつであってもよい。また、フィールドの
数も3つに限定されるものではない。図1では示してい
ないが、フィールド選択部8に保持されるフィールド選
択情報とフィールド名のリストとの対の情報を入力する
ための手段を付加することもできる。
【0030】以下、本発明の文書生成装置の第1の実施
例における動作の一例を、具体例を用いて説明する。こ
こでは、あるソフトウェアに関係するユーザの知識量に
対応させた、3つのレベルを想定し、それぞれのレベル
に対応した説明の詳しさが異なる文書(マニュアル)を
生成する例を示す。
【0031】図3ないし図5は、文書骨格の具体例の説
明図である。利用者(本発明の装置を利用する人を利用
者と呼ぶ)は、文書骨格入力部1を用いて、可変項目を
含んだ文書骨格を入力する。入力された文書骨格は、文
書骨格保持部2に一時的に保持される。図3ないし図5
では、可変項目は、「&」で始まり、「;」で終わる文
字列によって示している。「(」と「)」に囲まれた文
字列、例えば、「転記」、は可変項目の名前を表わして
いる。「&」と「(」に囲まれた文字列、例えば、「C
OMMAND」は、可変項目の一部分または全部のフィ
ールドを表わしている。図3の「COMMAND(転
記)」と「ACTION(転記)」は、それぞれ可変項
目「転記」のフィールド「COMMAND」と「ACT
ION」を表わしている。「COMMAND(転記)」
と「ACTION(転記)」は、可変項目「転記」を限
定した可変項目である。この具体例では、限定した可変
項目「COMMAND(転記)」,「ACTION(転
記)」などの値を変化させることによって、詳しさが異
なる文書を生成する。図4の「COMMAND(GVの
終了)」,「ACTION(GVの終了)」、図5の
「COMMAND(ダブルクリックオープン)」,「A
CTION(ダブルクリックオープン)」も同様であ
る。
【0032】それぞれの文書骨格では、ある操作を行な
う対象と、操作自体の部分を可変項目としている。例え
ば、図3に示した文書骨格では、「&COMMAND
(転記);を&ACTION(転記);します。」とい
う記述がなされている。「&COMMAND(転
記);」の部分が操作の対象であり、「&ACTION
(転記);」の部分が操作自体を示す。これらの可変項
目の記述を変化させることによって、ユーザの知識レベ
ルに応じた文を生成する。
【0033】図6は、本発明の第1の実施例におけるフ
ィールド値保持部に保持されるフィールド値の一例の説
明図である。ここでは説明のため、表形式で示している
が、実際のデータ構造は表形式に限らない。表中の「可
変項目名」の欄は、可変項目の名前を表わす。この例で
は、可変項目名として「転記」、「GVの終了」、「ダ
ブルクリックオープン」が登録されている。「COMM
AND」と「ACTION」の欄は、可変項目のフィー
ルドを表わしている。フィールド「COMMAND」は
さらにフィールド「ROOT」、「TOOL」および
「COMMAND−LEAF」から構成されている。フ
ィールド「ROOT」は、さらにフィールド「ROOT
−NAME」と「限定詞1」から構成されている。同様
に、フィールド「TOOL」は、フィールド「TOOL
−NAME」と「限定詞2」から構成されている。
【0034】図6では、ユーザの知識レベルに応じた操
作対象の説明を行なうために、フィールド「COMMA
ND」を複数のフィールド群で構成している。このこと
を、可変項目名の値が「転記」の行で説明する。転記と
いう機能は、フィールド「COMMAND−LEAF」
の値、すなわち「<転記>キー」、をフィールド「AC
TION」の値、すなわち「押」すことで実行できる。
また、フィールド「TOOL」と「COMMAND−L
EAF」の値を連結して、「特殊キーの中の<転記>キ
ー」を「押」すことで実行できる。さらに、フィールド
「ROOT」,「TOOL」,「COMMAND−LE
AF」の値を連結して、「キーボードの左側にある特殊
キーの中の<転記>キー」を「押」すと説明してもよ
い。このように、フィールド「COMMAND」を構成
するフィールドである「ROOT」、「TOOL」、
「COMMAND−LEAF」を連結することで、詳し
さの異なる操作対象の説明の生成が可能になる。可変項
目名が「GVの終了」の行、および、可変項目名が「ダ
ブルクリックオープン」の行についても同様である。
【0035】フィールド定義部3によって、図6に例示
したような可変項目のフィールドを定義し、フィールド
定義保持部4で一時的に保持する。図4の最初の欄が可
変項目のフィールド定義に当たる。図7は、本発明の第
1の実施例におけるフィールド定義をSGMLで行なっ
た具体例の説明図である。SGML(Standard
Generalized Markup Langu
age;ISO8879)については、例えば、Eri
c van Herwijnen,実践SGML,日本
規格協会などを参照されたい。図7では、「フィール
ド」と名付けた文書タイプ定義によって、フィールドを
定義している。文書タイプ定義「フィールド」は、1つ
以上の「タプル」の繰り返しで構成されている。「タプ
ル」は、「可変項目名」、「COMMAND」、「AC
TION」からなり、これらがこの順番に並んでいなけ
ればならないと定義している。「COMMAND」は、
「ROOT」、「TOOL」、「COMMAND−LE
AF」からなり、さらに「ROOT」と「TOOL」は
それぞれ「ROOT−NAME」と「限定詞1」、「T
OOL−NAME」と「限定詞2」が順番に並んでいな
ければならないと定義している。「可変項目名」、「C
OMMAND−LEAF」、「ROOT−NAME」、
「限定詞1」、「TOOL−NAME」、「限定詞
2」、および「ACTION」は、その内容として文字
データを持つと定義している。このようにして、図6の
フィールド定義を図7に示すように表現することができ
る。
【0036】フィールド値入力部5では、図6に示す可
変項目名のフィールド値を入力する。図6では、下から
3行が入力されたフィールド値である。このとき、フィ
ールド定義保持部4に保持されたフィールド定義を読み
込んで、入力すべき全てのフィールドの値が正しく入力
されたかをチェックする。全てのフィールドが正しく入
力されていれば、それらをフィールド値保持部6に保持
する。もし、そうでなければ、フィールド値保持部6に
は保持されない。あるいは、フィールド定義保持部4に
保持されているフィールド定義に基づいて、各フィール
ド値を入力するように構成してもよい。このとき、図6
に示すようなテーブルを表示し、各セルにフィールド値
を入力するように構成することも可能である。
【0037】図8は、本発明の第1の実施例におけるフ
ィールド値の表記をSGMLで行なった具体例の説明図
である。フィールド値入力部5で入力されたフィールド
値はフィールド値保持部6に保持されるが、このとき、
例えば、図8に示すようにSGMLを用いて表現するこ
とが可能である。図8では、「<フィールド>」の内容
として、「<可変項目名>」,「<COMMAND
>」,「<ACTION>」の3つの記述が3回繰り返
し行なわれており、それぞれ、可変項目名が「転記」,
「GVの終了」,「ダブルクリックオープン」の各行の
フィールド値が記述されている。以下、可変項目名が
「転記」の部分のみ説明する。
【0038】最初の「<可変項目名>」と「</可変項
目名>」で挟まれた「転記」が可変項目名のフィールド
値である。「<COMMAND>」と「</COMMA
ND>」に挟まれた記述がフィールド「COMMAN
D」の記述である。さらに、「<ACTION>」と
「</ACTION>」に挟まれた記述「押」がフィー
ルド「ACTION」のフィールド値である。フィール
ド「COMMAND」の記述は入れ子構造となってお
り、フィールド「ROOT」,「TOOL」,「COM
MAND−LEAF」の記述が含まれている。フィール
ド「ROOT」の記述は、「<ROOT>」と「</R
OOT>」に挟まれた部分である。この記述も入れ子構
造となっており、フィールド「ROOT−NAME」,
「限定詞1」の記述が含まれている。フィールド「RO
OT−NAME」のフィールド値は、「<ROOT−N
AME>」と「</ROOT−NAME>」に挟まれた
記述「キーボード」である。また、フィールド「限定詞
1」のフィールド値は、「<限定詞1>」と「</限定
詞1>」に挟まれた記述「の左側にある」である。フィ
ールド「TOOL」についても同様である。フィールド
「COMMAND−LEAF」のフィールド値は、「<
COMMAND−LEAF>」と「</COMMAND
−LEAF>」に挟まれた記述「<転記>キー」であ
る。以下同様に、可変項目名「GVの終了」,「ダブル
クリックオープン」についても各フィールド値の記述が
行なわれている。
【0039】このようにSGMLの記述に従ってフィー
ルド値が記述されている場合、SGMLのパーサーを用
いて、例えば、図7に示したフィールド定義に合致して
いるかを検査することができる。あるいは、図7に示し
たフィールド定義に従ってフィールド値を入力し、図8
に示すような表記に変換することができる。もちろん、
フィールド値を保持するためのデータ構造として他の方
法を用いることも可能である。
【0040】図9は、フィールド選択部8で利用するユ
ーザの知識レベルの定義の一例の説明図である。フィー
ルド選択情報入力部7では、フィールドを選択するため
のフィールド選択情報を入力して、文書の生成に利用す
るフィールドを選択する。フィールド選択情報として
は、例えば、ユーザの知識レベルとすることができる。
この例では3種類の知識レベル、すなわち、「常用者」
「ビギナー」「W/Sのビギナー」の3レベルを設定し
ている。このうちの1つを指定することによって、その
レベルに適した文書を生成するためのフィールドを選択
する。図9に示した例では、各レベルにおいて、値が
「Y」であるフィールドのみを選択する。レベル「常用
者」が選ばれると、フィールド「COMMAND」のう
ち、その値が「Y」であるフィールド「COMMAND
−LEAF」が選択される。また、レベル「ビギナー」
が選ばれると、フィールド「TOOL−NAME」、
「限定詞2」と「COMMAND−LEAF」が選択さ
れる。同様にして、レベル「W/Sのビギナー」が選ば
れると、フィールド「ROOT−NAME」、「限定詞
1」、「TOOL−NAME」、「限定詞2」および
「COMMAND−LEAF」の全てが選択される。フ
ィールド「ACTION」はユーザレベルに関係なく選
択される。ここではテーブルを用い、選択するフィール
ドに値「Y」、選択しないフィールドに値「N」を設定
しているが、選択するフィールド名のみを列記するよう
に構成してもよい。そのほかにも、ポインタ構造やリス
ト構造など、種々のデータ構造を用いることができる。
【0041】図10,図11は、ユーザの知識レベルの
定義にSGMLを用いた具体例の説明図である。図1
0,図11に示した記述の構成は、ほぼ、上述の図7に
示したフィールド定義の記述と、図8に示したフィール
ド値の記述を合わせたような構成である。文書タイプ定
義は「レベル」となっており、まず、フィールド定義と
同様の構造の定義がなされている。続いて、知識レベル
「常用者」のタプル、知識レベル「ビギナー」のタプ
ル、知識レベル「W/Sビギナー」のタプルが順に記述
されている。各タプル内に各フィールドの使用の有無を
示す値「Y」または「N」の記述が行なわれている。
【0042】フィールド選択部8では、このようなユー
ザの知識レベルの定義を用い、フィールド選択情報入力
部7から入力されたユーザの知識レベルに従って、その
知識レベルで選択するフィールド名を得て、選択するフ
ィールド名のリストを可変項目生成部9に通知する。
【0043】図12は、本発明の第1の実施例における
可変項目生成部9の動作の一例を示すフローチャートで
ある。上述のように、可変項目生成部9はフィールド選
択部から通知されたフィールド名のリストに従って、フ
ィールド値保持部6からフィールド値を得て、可変項目
値を生成する。なお、可変項目生成部9から通知された
フィールド名のリストには、例えば、フィールドが階層
構造となっている場合、その親のフィールド名もリスト
に加えられているものとする。また、可変項目名のフィ
ールド名は常に選択されているものとする。また、フィ
ールド値保持部6に保持されるフィールド値は、図8に
示すようなSGMLで記述されているものとする。以下
の説明において、トークンとは、開始タグ、終了タグ、
内容のいずれかである。開始タグは、「<」から「>」
までの記述である。終了タグは、「</」から「>」ま
での記述である。それ以外の部分が内容である。
【0044】まず、S21において、可変項目値を保持
するためのリストを初期化する。このリストには、処理
が進むにつれて、可変項目名とその値が対になって保持
されていく。この実施例では、リストにフィールド名と
フィールド値の対も保持される。S21において行なう
初期化では、可変項目値が何も生成されていないことを
示すために、リストの最初のセルにNULLが設定され
る。
【0045】次に、S22において、生成した可変項目
値と可変項目名を一時的に保持するための作業用のスタ
ックを初期化する。この実施例では、タグ名や、フィー
ルド名とフィールド値も一時的に保持される。S22に
おける初期化では、スタックに必要な記憶領域を確保
し、スタックをからの状態に設定する。
【0046】S23では、フィールド値保持部6に保持
されているフィールド値に関するSGMLの記述から、
順次、トークンを切り出す。各トークンは、SGMLに
おける開始タグ、終了タグ、内容のいずれかである。こ
れらのトークンの種類と切り出されたトークンを得る。
【0047】フィールド値保持部6から切り出すべきト
ークンがなくなった場合には、それをS24において検
出する。それまでの処理で生成した可変項目値は、リス
トに保持されている。可変項目値を保持したリストを文
書生成部10に渡し、処理を終了する。この実施例で
は、リストにはフィールド名とフィールド値の対も保持
されている。
【0048】S25では、S24で切り出されたトーク
ンが終了タグか否かを判定し、処理を切り換える。S2
5でトークンが開始タグまたは内容であると判定された
場合は、S26において、後で可変項目値を生成するた
めに、切り出したトークンをスタックにプッシュする。
そして、次のトークンの処理を行なうために、S23の
トークンの切り出し処理に移る。
【0049】S25でトークンが終了タグであると判定
される場合は、可変項目値を生成する。生成方法は2種
類ある。どちらの方法で生成するかは、S27において
フィールド選択部8で選択されたフィールド名と該終了
タグのタグ名が一致するか否かを判定して決定する。
【0050】S27において、終了タグのタグ名に一致
する選択されたフィールド名が存在すると判定された場
合は、S28において、終了タグのタグ名と一致する開
始タグが現われるまでスタックからデータをポップアッ
プする。ポップアップしたデータが内容である場合に
は、ポップアップした内容を連結して、可変項目値を生
成する。このとき、最近にポップアップしたデータが先
頭になるように順次連結する。データの連結は、複数の
フィールドから構成された可変項目値を生成するために
行なう。
【0051】そして、S29において、終了タグのタグ
名と生成した可変項目値とを対にして、リストに追加す
る。さらに、S30において、複数のフィールドから構
成された可変項目の値を生成するために、生成した可変
項目値をスタックにプッシュする。次のトークンを処理
するためにS23へ戻り、トークンの切り出し処理に移
る。
【0052】一方、S27において終了タグのタグ名に
一致する該選択されたフィールド名が存在しない場合
は、可変項目値を空とする。さらに、タグが現われるま
で、スタックからデータをポップアップし、該データを
捨てる。
【0053】図8に示したSGMLによるフィールド値
の例がフィールド値保持部6に保持されているとき、フ
ィールド選択情報入力部7から「ビギナー」が指定さ
れ、フィールド選択部8からフィールド「TOOL−N
AME」、「限定詞2」、「COMMAND−LEA
F」、「ACTION」が選択された旨が通知されたも
のとする。フィールド選択部8からは、さらに、フィー
ルド「TOOL」、「COMMAND」も選択されてい
るものとして通知される。また、フィールド「可変項目
名」は常に選択されている。このような状態で可変項目
生成部9が動作を開始すると、S21,S22でリスト
およびスタックが初期化される。そして、S23で順次
トークンが切り出される。
【0054】トークン「<フィールド>」,「<可変項
目名>」,「転記」は、S26で順次スタックにプッシ
ュされる。次のトークン「</可変項目名>」は終了タ
グであり、「可変項目名」は選択されているので、S2
8でスタックからトークン「転記」,「<可変項目名
>」が順次ポップアップされる。そして、S29でタグ
名「可変項目名」と「転記」とを対にしてリストに追加
されるとともに、S30で「転記」をスタックにプッシ
ュする。
【0055】次のトークン「<COMMAND>」,
「<ROOT>」,「<ROOT−NAME>」,「キ
ーボード」はS26において順次スタックにプッシュさ
れる。トークン「</ROOT−NAME>」は終了タ
グであるが、選択されていない。そのため、S31にお
いて、トークン「キーボード」,「<ROOT−NAM
E>」が順次ポップアップされ、捨てられる。同様にし
て、トークン「<限定詞1>」,「の左側にある」は、
「</限定詞1>」の切り出し時に捨てられる。さら
に、次のトークン「</ROOT>」の切り出し時にト
ークン「<ROOT>」もポップアップされて捨てられ
る。
【0056】次のトークン「<TOOL>」,「<TO
OL−NAME>」,「特殊キー」がS26においてス
タックにプッシュされる。トークン「</TOOL−N
AME>」は終了タグであり、選択されているフィール
ド名である。トークン「特殊キー」,「<TOOL−N
AME>」が順次ポップアップされ、タグ名「TOOL
−NAME」と「特殊キー」が対応づけられてリストに
追加される。また、「特殊キー」がスタックにプッシュ
される。同様にして、タグ名「限定詞2」と「の中の」
が対応づけられてリストに追加されるとともに、「の中
の」がスタックにプッシュされる。
【0057】次のトークン「/TOOL」は終了タグで
あり、選択されているフィールド名であるので、スタッ
クから「の中の」,「特殊キー」,「<TOOL>」を
順次ポップアップする。このとき、内容である「の中
の」の前に「特殊キー」を連結し、「特殊キーの中の」
という可変項目値を生成する。そして、タグ名「TOO
L」と生成した可変項目値「特殊キーの中の」を対応づ
けてリストに追加するとともに、「特殊キーの中の」を
スタックにプッシュする。
【0058】次の「COMMAND−LEAF」も選択
されているフィールド名であるので、このタグ名と「<
転記>キー」とを対にしてリストに追加するとともに、
「<転記>キー」をスタックにプッシュする。さらに、
「COMMAND」も選択されているフィールド名であ
るので、スタックにプッシュされている「<転記>キ
ー」,「特殊キーの中の」,「<COMMAND>」が
順次ポップアップされる。このとき、「<転記>キー」
の前に「特殊キーの中の」を連結し、「特殊キーの中の
<転記>キー」という可変項目値を生成する。タグ名
「COMMAND」と生成した可変項目値「特殊キーの
中の<転記>キー」とを対にしてリストに追加し、可変
項目値をスタックにプッシュする。
【0059】「ACTION」についても選択されたフ
ィールド名であるので、リストへの追加とスタックへの
プッシュが行なわれる。以下、同様にして可変項目名
「GVの終了」,「ダブルクリックオープン」について
も可変項目値の生成が行なわれて、リストへ追加され
る。最後のトークン「</フィールド>」は選択されて
いないので、スタックはクリアされる。そして、S24
でトークンの終わりが検出され、それまでにリストに追
加された可変項目値が文書生成部10に出力される。
【0060】このようにして、リストには、最初に可変
項目名の対が登録され、続いてその可変項目名に対応す
るフィールド名と可変項目値の対が登録されている。可
変項目値は、フィールド選択部8で選択されたフィール
ド値のみが抽出され、生成されている。上述のフィール
ド選択情報入力部4から「ビギナー」が選択されている
場合には、可変項目名「転記」の中のフィールド名「C
OMMAND」の可変項目値は「特殊キーの中の<転記
>キー」が生成されている。同様に、フィールド選択情
報入力部4から「常用者」が選択されている場合には、
可変項目名「転記」の中のフィールド名「COMMAN
D」の可変項目値は「<転記>キー」が生成される。さ
らに、フィールド選択情報入力部4から「W/Sのビギ
ナー」が選択されている場合には、可変項目名「転記」
の中のフィールド名「COMMAND」の可変項目値は
「キーボードの左側にある特殊キーの中の<転記>キ
ー」が生成される。フィールド名「ACTION」の値
は、知識レベルに関係なく「押」である。
【0061】図13ないし図21は、本発明の第1の実
施例において文書生成部10によって生成された文書の
一例の説明図である。可変項目生成部9によって生成さ
れた可変項目の値を、文書骨格保持部2に保持されてい
る文書骨格の対応する可変部分と入れ替えることによっ
て、フィールド選択情報入力部7で指定した知識レベル
の読み手を想定した文書を生成する。図3ないし図5に
示した文書骨格に対して、ユーザの知識レベルを「常用
者」としたときに生成される文書を図13ないし図15
に、ユーザの知識レベルを「ビギナー」としたときに生
成される文書を図16ないし図18に、ユーザの知識レ
ベルを「W/Sのビギナー」としたときに生成される文
書を図19ないし図21にそれぞれ示している。
【0062】例えば、ユーザの知識レベルとして「ビギ
ナー」が指定されている場合には、可変項目名「転記」
のフィールド名「COMMAND」の可変項目値は「特
殊キーの中の<転記>キー」である。また、フィールド
名「ACTION」の可変項目値は「押」である。図3
に示した文書骨格中の「&COMMAND(転記);」
は「特殊キーの中の<転記>キー」に置き換えられ、
「&ACTION(転記);」は「押」に置き換えられ
る。このような置き換えによって、図3に示した文書骨
格中の「&COMMAND(転記);を&ACTION
(転記);します。」という文から、「特殊キーの中の
<転記>キーを押します。」という文が生成され、図1
6に示すような文書が生成される。
【0063】同様にして、可変項目名「GVの終了」の
フィールド名「COMMAND」の可変項目値は「ヘッ
ダーコマンドから[GlobalView終了]」であ
り、フィールド名「ACTION」の可変項目値は「選
択」であるので、図4に示した文書骨格中の「&COM
MAND(GVの終了);」は「ヘッダーコマンドから
[GlobalView終了]」に置き換えられ、「&
ACTION(GVの終了);」は「選択」に置き換え
られる。このような置き換えによって、図4に示した文
書骨格中の「&COMMAND(GVの終了);を&A
CTION(GVの終了);します。」という文から、
「ヘッダーコマンドから[GlobalView終了]
を選択します。」という文が生成され、図17に示すよ
うな文書が生成される。また、可変項目名「ダブルクリ
ックオープン」のフィールド名「COMMAND」の可
変項目値は「マウスボタンのうち選択ボタン」であり、
フィールド名「ACTION」の可変項目値は「続けて
2回クリック」であるので、図5に示した文書骨格中の
「開きたいアイコンにカーソルを合わせ、&COMMA
ND(ダブルクリックオープン);を&ACTION
(ダブルクリックオープン);します。」という文か
ら、「開きたいアイコンにカーソルを合わせ、マウスボ
タンのうち選択ボタンを続けて2回クリックします。」
という文が生成され、図18に示すような文書が生成さ
れる。ユーザの知識レベルとして「常用者」あるいは
「W/Sのビギナー」が指定された場合も同様である。
【0064】以上のようにして、ユーザの知識レベルを
指定することによって、対応する可変項目のフィールド
を選択し、説明の詳しさが異なる文書を生成することが
できる。
【0065】上述のようにして可変項目を可変項目値で
置き換えたとき、文の長さが変化する。例えば、ユーザ
の知識レベルとして「W/Sのビギナー」が指定されて
いる場合、図3に示す文書骨格中の「&COMMAND
(転記);を&ACTION(転記);します。」とい
う文は「キーボードの左側にある特殊キーの中の<転記
>キーを押します。」という文に置き換えられるが、こ
のとき、置き換えられた後の文は1行には収まらず、2
行にわたって記載されることになる。このような場合に
は、文書骨格のフォーマットに従って、レイアウトを行
なう。これにより、図19に示すように、操作手順2に
はインデンテーションがなされた2行にわたる表題が記
述されることになる。また、行が増えたことによって、
例えば、図がそのページに入りきれなくなった場合の処
理等、文の体裁以外のページレイアウトなども自動的に
修正するように構成することができる。
【0066】図22は、本発明の文書生成装置の第2の
実施例を示すブロック図である。図中、図1と同様の部
分には同じ符号を付して説明を省略する。11は選択指
定部である。この第2の実施例では、上述の第1の実施
例におけるフィールド選択に加えて、同一の可変項目名
の複数のフィールド値から1つを選択することで、例え
ば、キーボードの違いなど、システム構成の違いに応じ
て、機能の割付が異なるソフトウェア製品の文書(マニ
ュアル)を生成する例を示している。
【0067】選択指定部11では、例えば、システム構
成などの構成の指定を行なう。フィールド定義では、新
たにフィールド「構成」が設けられている。そして、フ
ィールド値保持部6には、同じ可変項目名を有し、構成
名の違うフィールド値が保持される。可変項目生成部9
では、フィールド値保持部6に保持されているフィール
ド値のうち、選択指定部11で指定された「構成」の値
が一致する行のみが選択される。さらに、選択された行
に対して、フィールド選択部8で選択されたフィールド
の値が抽出され、可変項目値が生成される。
【0068】図23は、本発明の第2の実施例における
フィールド値保持部に保持されるフィールド値の一例の
説明図である。図23には、キーボードの違いなど、シ
ステム構成の違いに応じて、機能の割付が異なるソフト
ウェア製品を想定した例を示している。最初の欄のフィ
ールド「構成」は、システム構成の違いを示している。
値として、「TYPE1」,「TYPE2」の2種類の
構成が登録されている。この「構成」の値ごとに、内容
の詳しさが異なる文書を生成する。システム構成が違っ
ても、説明する機能は同じであるので、可変項目名は両
方とも「転記」となっている。図23では可変項目名と
して「転記」だけが登録されている。
【0069】フィールド「構成」の値が「TYPE1」
の場合には、「転記」という機能は、「キーボードの左
側にある特殊キーの中の<転記>キー」に割り付けられ
ていて、このキーを「押」すことによって、「転記」が
実行されることを示している。同様に、フィールド「構
成」の値が「TYPE2」の場合には、「転記」という
機能が、「ディスプレイの上部にあるヘラルドから[転
記]」という項目を「選択」することにより実行される
ことを示している。
【0070】図24は、本発明の第2の実施例における
フィールド定義をSGMLで行なった具体例の説明図、
図25は、本発明の第2の実施例におけるフィールド値
の表記をSGMLで行なった具体例の説明図である。こ
れらの記述は、ほぼ第1の実施例における図7、図8と
同様である。図24のフィールド定義では、フィールド
の一つとして「構成」が増えている。また、図25のフ
ィールド値の表記についても、可変項目名の前に構成の
フィールド値が記述されている。なお、図23において
は、図6に示したフィールド「ROOT」,「ROOT
−NAME」の代わりに、フィールド「DEVIC
E」,「DEVICE−NAME」を設けている。
【0071】以下、本発明の文書生成装置の第2の実施
例における動作の一例を具体例をもとに説明する。文書
骨格保持部2には図3に示した文書骨格が、フィールド
値保持部6には図23に示したフィールド値がそれぞれ
保持されているものとする。また、フィールド選択部8
は、図9に示すユーザの知識レベルの定義を有している
ものとする。
【0072】このとき、フィールド選択情報入力部7に
おいて「ビギナー」が指定され、また、選択指定部11
において「構成」の値として「TYPE1」が指定され
たものとする。フィールド選択情報入力部7における
「ビギナー」の指定により、フィールド選択部8は、図
9に示すユーザの知識レベルの定義から、フィールド
「TOOL−NAME」,「限定詞2」,「COMMA
ND−LEAF」,「ACTION」が選択される。一
方、選択指定部11における「TYPE1」の指定によ
り、図23に示したフィールド値の第1行が指定された
ことになる。これら2つの指定により、フィールド「C
OMMAND」のフィールド値として「特殊キーの中の
<転記>キー」が生成され、ACTION(転記)の値
として、「押」が生成される。
【0073】選択指定部11において「構成」の値とし
て「TYPE2」が指定された場合には、図23に示す
フィールド値の第2行が指定されたことになり、フィー
ルド「COMMAND」のフィールド値として「ヘラル
ドから[転記]」が生成される。ACTION(転記)
の値は、「選択」になる。
【0074】図26は、本発明の第2の実施例における
可変項目生成部9の動作の一例を示すフローチャートで
ある。図26に示したフローチャート中、S21ないし
S31はほぼ図12と同様である。なお、フィールド
「構成」は自動的に選択されているものとする。S25
で終了タグが見つかり、S27でその終了タグが選択さ
れているものであるときには、S28で可変項目値の生
成を行なった後、S32へ移る。S32では、終了タグ
のタグ名が「構成」で、かつ、指定されていない構成で
あるか否かを判定する。指定されていない構成である場
合には、S33において、タグ名が「構成」である開始
タグまでデータを読み飛ばす。開始タグをスタックにプ
ッシュし、以降のトークンの処理を続行すべく、S23
のトークンの切り出し処理へ移る。
【0075】S32において終了タグのタグ名が「構
成」でない、あるいは、指定された構成である場合に
は、S29,S30における可変項目値のリストへの追
加およびスタックへのプッシュを行なう。
【0076】例えば、図25に示したようなSGMLで
記述されたフィールド値がフィールド値格納部6に格納
されているとき、選択指定部11で「TYPE2」が指
定された場合を考える。S25で最初の終了タグ「</
構成>」が検出され、フィールド「構成」は選択されて
いるので、S32に至る。S32では、構成の値「TY
PE1」が指定されていないことを検知し、S33で次
のタグ名「構成」の開始タグまで読み飛ばす。そして、
S23に戻る。
【0077】トークン「TYPE2」がスタックにプッ
シュされた後、S25で終了タグ「</構成>」が検出
され、S32に至る。このとき、構成の値「TYPE
2」は指定されているので、S33による読み飛ばしは
行なわれない。読み飛ばしが行なわれない場合の処理の
流れは、第1の実施例の場合と同様であり、可変項目値
がリストに順次追加されて行く。フィールド値のトーク
ンがなくなると、S24で終了が判定され、リストに保
持されている可変項目値が文書生成部10に渡される。
【0078】文書生成部10では、フィールド選択情報
入力部7で指定されたユーザの知識レベルと、選択指定
部11で指定されたシステム構成に従って可変項目生成
部9で生成された可変項目値を用い、文書骨格保持部2
に保持されている文書骨格中の可変項目を可変項目値で
置き換えて、文書を生成する。図27、図28は、本発
明の第2の実施例において文書生成部10によって生成
された文書の一例の説明図である。図3に示した文書骨
格に対して、ユーザの知識レベルとして「ビギナー」を
指定し、システムの「構成」として「TYPE1」を指
定した場合に得られる文書を図27に示している。同様
に、システムの「構成」として「TYPE2」を指定し
た場合に得られる文書を図28に示している。図3に示
した文書骨格における「&COMMAND(転記);を
&ACTION(転記);します。」という文は、それ
ぞれ、「特殊キーの中の<転記>キーを押します。」、
「ヘラルドから[転記]を選択します。」という文が生
成され、それぞれのシステム構成に合った文書が生成さ
れる。
【0079】上述の各実施例では、文書骨格入力部1と
して、一般のワープロと同様の文書入力装置を利用する
ことができるが、例えば、ワープロなどの別の文書編集
装置を用いて文書骨格を作成し、文書骨格入力部1に入
力するように構成してもよい。この時、文書交換ファイ
ルフォーマットが公開されているワープロを用いること
により、作成した文書骨格に相当する文書を、その公開
された文書交換ファイルフォーマットでスムースに入力
することができる。この場合には、文書骨格入力部1
は、文書交換ファイルフォーマットのファイルを読み込
んで、本発明の文書生成装置で扱う文書アーキテクチャ
の文書に変換する機能を提供する手段を有することにな
る。
【0080】また、上述の各実施例では、COMMAN
D(転記)やACTION(転記)等の可変項目を用い
て説明しているが、例えば、フィールド「COMMAN
D」の下位に展開されている例えばフィールド「TOO
L」や、フォールド「TOOL−NAME」を用いるこ
とができる。このような場合、階層を明示的に示すた
め、例えば、ROOT−NAME(COMMAND(転
記))などと記述したり、あるいは簡単にROOT−N
AME(転記)などと記述することができる。これらに
対応する可変項目値は、例えば、図12や図26に示し
た可変項目生成部9の処理では、リスト中に生成されて
いるので、文書生成部10でこれらの可変項目を可変項
目値で置き換えればよい。このように階層的に定義され
たフィールドを自由に使用できるように構成することに
よって、文書をより柔軟に生成することができる。
【0081】上述の各実施例では、可変項目は文の一部
のみであったが、これに限らず、文全体としたり、ある
いは、図や表など、文字以外の要素を可変項目とするこ
とも可能である。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、知識レベルなどを指定するだけで、詳しさの
異なる文書を生成できるので、文書の生成を簡便に行な
うことができる。また、可変項目の値をフィールドに分
割して、詳しさの違いを表現しているので、従来技術の
ように同じ記述を複数有するような冗長さはなく、した
がって、入力ミスの減少が期待でき、さらに値の変更時
の一貫性の維持が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の文書生成装置の第1の実施例を示す
概略構成図である。
【図2】 本発明の文書生成装置の第1の実施例におけ
る動作の一例の説明図である。
【図3】 文書骨格の第1の具体例の説明図である。
【図4】 文書骨格の第2の具体例の説明図である。
【図5】 文書骨格の第3の具体例の説明図である。
【図6】 本発明の第1の実施例におけるフィールド値
保持部に保持されるフィールド値の一例の説明図であ
る。
【図7】 本発明の第1の実施例におけるフィールド定
義をSGMLで行なった具体例の説明図である。
【図8】 本発明の第1の実施例におけるフィールド値
の表記をSGMLで行なった具体例の説明図である。
【図9】 フィールド選択部8で利用するユーザの知識
レベルの定義の一例の説明図である。
【図10】 ユーザの知識レベルの定義にSGMLを用
いた具体例の説明図である。
【図11】 ユーザの知識レベルの定義にSGMLを用
いた具体例の説明図(続き)である。
【図12】 本発明の第1の実施例における可変項目生
成部9の動作の一例を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「常用者」が指定されたときの第1の具
体例に対応する文書生成部10によって生成された文書
の一例の説明図である。
【図14】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「常用者」が指定されたときの第2の具
体例に対応する文書生成部10によって生成された文書
の一例の説明図である。
【図15】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「常用者」が指定されたときの第3の具
体例に対応する文書生成部10によって生成された文書
の一例の説明図である。
【図16】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「ビギナー」が指定されたときの第1の
具体例に対応する文書生成部10によって生成された文
書の一例の説明図である。
【図17】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「ビギナー」が指定されたときの第2の
具体例に対応する文書生成部10によって生成された文
書の一例の説明図である。
【図18】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「ビギナー」が指定されたときの第3の
具体例に対応する文書生成部10によって生成された文
書の一例の説明図である。
【図19】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「W/Sのビギナー」が指定されたとき
の第1の具体例に対応する文書生成部10によって生成
された文書の一例の説明図である。
【図20】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「W/Sのビギナー」が指定されたとき
の第2の具体例に対応する文書生成部10によって生成
された文書の一例の説明図である。
【図21】 本発明の第1の実施例においてユーザの知
識レベルとして「W/Sのビギナー」が指定されたとき
の第3の具体例に対応する文書生成部10によって生成
された文書の一例の説明図である。
【図22】 本発明の文書生成装置の第2の実施例を示
すブロック図である。
【図23】 本発明の第2の実施例におけるフィールド
値保持部に保持されるフィールド値の一例の説明図であ
る。
【図24】 本発明の第2の実施例におけるフィールド
定義をSGMLで行なった具体例の説明図である。
【図25】 本発明の第2の実施例におけるフィールド
値の表記をSGMLで行なった具体例の説明図である。
【図26】 本発明の第2の実施例における可変項目生
成部9の動作の一例を示すフローチャートである。
【図27】 本発明の第2の実施例において構成として
TYPE1を指定したときに文書生成部10によって生
成された文書の一例の説明図である。
【図28】 本発明の第2の実施例において構成として
TYPE2を指定したときに文書生成部10によって生
成された文書の一例の説明図である。
【符号の説明】
1…文書骨格入力部、2…文書骨格保持部、3…フィー
ルド定義部、4…フィールド定義保持部、5…フィール
ド値入力部、6…フィールド値保持部、7…フィールド
選択情報入力部、8…フィールド選択部、9…可変項目
生成部、10…文書生成部、11…選択指定部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定の内容を持つ固定項目と内容の変化
    する可変項目からなる文書骨格を保持する文書骨格保持
    手段と、前記可変項目に対応付けられた小項目の並びを
    記憶する可変項目保持手段と、文書の詳しさのレベルを
    指定する文書レベル指定手段と、該文書レベル指定手段
    の指定にしたがって前記可変項目に対応付けられた各小
    項目を使用するかしないかを選択する小項目選択手段
    と、該小項目選択手段の選択した小項目を前記文書骨格
    中の前記可変項目に置き換えて文書を生成する文書生成
    手段を有することを特徴とする文書生成装置。
  2. 【請求項2】 前記文書生成手段は、前記可変項目に置
    き換えて挿入される小項目に応じて、該小項目および前
    記固定項目を再配置して文書を生成することを特徴とす
    る請求項1に記載の文書生成装置。
  3. 【請求項3】 固定の内容を持つ固定項目と内容の変化
    する可変項目からなる文を含んだ文書骨格を保持する文
    書骨格保持手段と、前記可変項目に対応付けられた文節
    の並びを記憶する可変項目保持手段と、文書の詳しさの
    レベルを指定する文書レベル指定手段と、該文書レベル
    指定手段の指定にしたがって前記文書骨格中の可変項目
    に対応付けられた各文節を使用するかしないかを選択す
    る文節選択手段と、該文節選択手段の選択した文節を前
    記文書骨格中の可変項目に置き換えて文書を生成する文
    書生成手段を有することを特徴とする文書生成装置。
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