JPH08103827A - プレス機械のしわ押え力制御装置およびしわ押え力制御方法 - Google Patents

プレス機械のしわ押え力制御装置およびしわ押え力制御方法

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JPH08103827A
JPH08103827A JP6240919A JP24091994A JPH08103827A JP H08103827 A JPH08103827 A JP H08103827A JP 6240919 A JP6240919 A JP 6240919A JP 24091994 A JP24091994 A JP 24091994A JP H08103827 A JPH08103827 A JP H08103827A
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holding force
wrinkle
wrinkle holding
slide
overload protector
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JP6240919A
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English (en)
Inventor
Sadamu Murata
定 村田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 しわ押え力の調整を正確に且つ自動的に行
う。 【構成】 ブランクホルダ7のうち四隅のオーバーロー
ドプロテクタ取付位置近傍のしわ押え力を、ディスタン
スピース31に装着したストレインゲージで検出する。
検出しわ押え力と設定しわ押え力とをコントローラ35
で比較し、その検出しわ押え力を設定しわ押え力に一致
させるのに必要なアウタスライド1の位置補正量を算出
する。同時に、オーバーロードプロテクタに付帯する増
圧器での入力空気圧の補正量を算出する。これらの補正
量のもとでのスライド調整装置によるアウタスライド1
の位置補正を、単独もしくは増圧器の入力空気圧の補正
とともに行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダブルアクションタイ
プのプレス機械におけるしわ押え力制御装置およびしわ
押え力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダブルアクションタイプのプレス機械の
代表的な構造を図8,9に示す。図8,9に示すよう
に、アウタスライド(アウタラム)1はアプライト2に
固定されたスライドギブ3に案内されている一方、クラ
ウン4にカウンタバランスシリンダ5を介して吊り下げ
られており、クラウン4内のカムあるいはクランク機構
等の図示外の駆動装置によりプランジャ6を介して昇降
駆動される。そして、前記アウタスライド1にはブラン
クホルダ7がライザ12を介して取り付けられていると
ともに、ボルスタ8にはダイ9がそれぞれ固定されてお
り、アウタスライド1の下降動作に応じてこれらブラン
クホルダ7とダイ9とでブランク材Wを加圧挾持するこ
とになる。なお、図9に示すように、アウタスライド1
の内側に位置するインナスライド10にはポンチ11が
固定されており、インナスライド10はアウタスライド
1とともにクラウン4内の駆動装置によって昇降駆動さ
れる。
【0003】その一方、アウタスライド1とクラウン4
内の駆動装置との間には、アウタスライド1の高さ位置
を調整するスライド調整装置(スライドアジャスト装
置)13と、過負荷によるプレス機械各部の破損を防止
するためのオーバーロードプロテクタ14とを1組とし
て、これらスライド調整装置13およびオーバーロード
プロテクタ14が図10に示すようにアウタスライド1
の四隅に相当する位置に複数組設けられている。
【0004】前記スライド調整装置13は、図11に示
すように、アウタスライド1側に固定されたオーバーロ
ードプロテクタ14のプロテクタラム15のおねじ部1
6に対しアジャストナット17を介してプランジャ6を
連結したもので、プロテクタラム15にはウォームホイ
ール18が一体的に固定されているとともに、このウォ
ームホイール18には図示外のモータ等のアクチュエー
タによって回転駆動されるウォーム19が噛み合ってい
る。
【0005】したがって、上記のようにウォーム19と
ウォームホイール18とを介してプロテクタラム15を
回転駆動させるとアウタスライド1が上下方向にスライ
ドして、アウタスライド1の下死点での位置ひいてはそ
のアウタスライド1に固定されたブランクホルダ7によ
って付与されるしわ押え力が変化することになる。
【0006】他方、前記オーバーロードプロテクタ14
は、アウタスライド1に固定されたケーシング20とこ
のケーシング20にはめ込まれたプロテクタラム15と
で形成されており、そのプロテクタラム15の下側に油
圧室21が形成されているとともに、この油圧室21に
油圧源22からの油圧が供給されている。前記油圧源2
2からの油圧は同時にハイドロニューマチックタイプの
増圧器23にも送られており、その増圧器23のうちピ
ストン24で仕切られた上側の空圧室25には空圧源2
6からの空気圧がソレノイドバルブ27およびエアータ
ンク28を介して導入されている。そして、増圧器23
に導入される油圧と空圧室25の空気圧とがバランスし
ていてピストン24の上昇を防いでいる。
【0007】このオーバーロードプロテクタ14は、空
圧室25の空気圧よりも大きな油圧が発生した場合にピ
ストン24を押し上げて、空圧室25の空気圧を大気に
放出する一方、プロテクタラム15の下部の油圧室21
の油圧をピストン24の下部の室29に流出させて、ア
ウタスライド1の浮き上がりを許容することでプレス機
械各部の破損を防いでいる。さらに、ピストン24の押
し上げ動作と同時にリミットスイッチ30をON動作さ
せて非常停止をかけることになる。
【0008】その一方、上記のオーバーロードプロテク
タ14はその構造よりして前記ブランクホルダ7のしわ
押え力の大きさを決定する一要因ともなっており、増圧
器23に入力される空気圧を変化させればそれに応じて
オーバーロードプロテクタ14の油圧室21の油圧も変
化することから、この増圧器23の入力空気圧の調整に
よって前記しわ押え力を調整することができる。
【0009】すなわち、増圧器23に入力される空気圧
を高くする場合には、圧力コントローラ39からソレノ
イドバルブ27に対して切換信号を出力して、そのソレ
ノイドバルブ27を図11の左オフセット位置に切り換
えことにより、空圧源26からエアータンク28に圧縮
空気を送り込む。その一方、エアータンク28内の圧力
を圧力スイッチ38で検出して、それを電気信号に変換
した上で圧力コントローラ39に取り込む。そして、前
記エアータンク28内の圧力が設定圧力になった時点
で、圧力コントローラ39よりソレノイドバルブ27に
切換信号を出力してそのソレノイドバルブ27を中立位
置に切り換えて、エアータンク28に対する圧縮空気の
供給を遮断する。この動作は、エアータンク28内の圧
力を低くする場合についても基本的に同様である。
【0010】このように従来のダブルアクションタイプ
のプレス機械においては、各スライド調整装置13によ
るアウタスライド1の位置調整、もしくは各オーバーロ
ードプロテクタ14に付帯する増圧器23の入力空気圧
の調整によってブランクホルダ7のしわ押え力を調整す
ることができるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のし
わ押え力調整技術では、所定のパネル部品の生産開始時
には経験的に定めたしわ押え力条件のもとで1枚のパネ
ル部品の試し打ちを行い、その試し打ちされたパネル部
品の品質を確認して特に問題がなければそのまま量産に
移行することになるのであるが、特にパネル部品自体の
造形上の制約から成形が難しく且つしわ押え力のばらつ
きを小さくしなければならない場合には、プレス機械の
高さ調整装置の誤差や使用するボルスタの高さの違い等
のために試し打ちの度にパネル部品の成形品質がばらつ
いてしまって一定しないことになる。その結果、実際の
しわ押え力が不明のままで定量的に把握していないこと
とも相俟って、しわ押え力の調整は、作業者がパネル部
品の品質を目視で確認しながらその都度しわ押え力条件
を変えるなどして何枚ものパネル部品の試し打ちを行わ
なければならず、しわ押え力が最終的に決まるまでに多
大な工数と時間を要している。
【0012】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、従来、作業者の経験や勘に頼っていたしわ
押え力の調整をより正確に早く自動的に行えるようにし
て、特にプレス機械の精度のばらつきに起因するしわ押
え力の誤差を自動調整できるようにしたしわ押え力制御
装置およびしわ押え力制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ダブルアクションタイプのプレス機械のうちブラン
クホルダが取り付けられるアウタスライドと該アウタス
ライドを駆動する駆動装置との連結部に、アクチュエー
タ駆動のスライド調整装置と油圧式のオーバーロードプ
ロテクタとを一組としてこれらスライド調整装置および
オーバーロードプロテクタを複数組設けるとともに、前
記オーバーロードプロテクタの油圧室の油圧をハイドロ
ニューマチックタイプの増圧器により得て、前記スライ
ド調整装置によりアウタスライドの位置を変化させる
か、もしくは前記増圧器の入力空気圧を変化させること
により、前記ブランクホルダのしわ押え力を調整するよ
うにしたプレス機械のしわ押え力制御装置であって、前
記ブランクホルダのうち各オーバーロードプロテクタ取
付位置近傍のしわ押え力を直接もしくは間接的に個別に
検出する複数のしわ押え力検出手段と、前記オーバーロ
ードプロテクタ取付位置近傍での理想とされる設定しわ
押え力が予め個別に設定されているとともに、この設定
しわ押え力と前記検出しわ押え力とを比較して、該検出
しわ押え力を設定しわ押え力に一致させるのに必要な前
記スライド調整装置によるアウタスライドの位置補正量
を単独もしくは前記増圧器の入力空気圧の補正量ととも
に算出して、これらの補正量のもとでのアウタスライド
の位置補正動作を単独もしくは増圧器の入力空気圧の補
正動作とともに行わせる制御手段とを備えていることを
特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の要件に加えて、前記ブランクホルダのしわ押え力は、
ブランクホルダもしくは該ブランクホルダと対向するダ
イに設けられた圧力センサにより直接検出されるもので
あることを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明は、ダブルアクショ
ンタイプのプレス機械のうちブランクホルダが取り付け
られるアウタスライドと該アウタスライドを駆動する駆
動装置との連結部に、アクチュエータ駆動のスライド調
整装置と油圧式のオーバーロードプロテクタとを一組と
してこれらスライド調整装置およびオーバーロードプロ
テクタを複数組設けるとともに、前記オーバーロードプ
ロテクタの油圧室の油圧をハイドロニューマチックタイ
プの増圧器により得て、前記スライド調整装置によりア
ウタスライドの位置を変化させるか、もしくは前記増圧
器の入力空気圧を変化させることにより、前記ブランク
ホルダのしわ押え力を調整するようにしたプレス機械の
しわ押え力制御方法であって、前記ブランクホルダのう
ち各オーバーロードプロテクタ取付位置近傍のしわ押え
力を個別に検出する工程と、前記検出しわ押え力と予め
設定された理想とされる設定しわ押え力とを個別に比較
して、設定しわ押え力との差が最も大きい検出しわ押え
力をその設定しわ押え力の許容範囲内におさめるのに必
要な該当するスライド調整装置でのアウタスライドの位
置補正量を算出する工程と、前記スライド調整装置によ
る位置補正を行った場合の他のオーバーロードプロテク
タ取付位置近傍でのしわ押え力を予測して算出する工程
と、前記予測のもとに算出したしわ押え力を含む各オー
バーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力と設
定しわ押え力とを個別に比較して、各オーバーロードプ
ロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力が全て設定しわ押
え力の許容範囲内におさまると判断された場合に、予め
算出した位置補正量のもとでのアウタスライドの位置補
正動作を前記スライド調整装置に行わせる工程とを含む
ことを特徴としている。
【0016】請求項4に記載の発明は、ダブルアクショ
ンタイプのプレス機械のうちブランクホルダが取り付け
られるアウタスライドと該アウタスライドを駆動する駆
動装置との連結部に、アクチュエータ駆動のスライド調
整装置と油圧式のオーバーロードプロテクタとを一組と
してこれらスライド調整装置およびオーバーロードプロ
テクタを複数組設けるとともに、前記オーバーロードプ
ロテクタの油圧室の油圧をハイドロニューマチックタイ
プの増圧器により得て、前記スライド調整装置によりア
ウタスライドの位置を変化させるか、もしくは前記増圧
器の入力空気圧を変化させることにより、前記ブランク
ホルダのしわ押え力を調整するようにしたプレス機械の
しわ押え力制御方法であって、前記ブランクホルダのう
ち各オーバーロードプロテクタ取付位置近傍のしわ押え
力を個別に検出する工程と、前記検出しわ押え力と予め
設定された理想とされる設定しわ押え力とを個別に比較
して、設定しわ押え力との差が最も大きい検出しわ押え
力をその設定しわ押え力の許容範囲内におさめるのに必
要な該当するスライド調整装置でのアウタスライドの位
置補正量を算出する工程と、前記スライド調整装置によ
る位置補正を行った場合の他のオーバーロードプロテク
タ取付位置近傍でのしわ押え力を予測して算出する工程
と、前記予測のもとに算出したしわ押え力を含む各オー
バーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力と設
定しわ押え力とを個別に比較して、各オーバーロードプ
ロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力が全て設定しわ押
え力の許容範囲内におさまると判断された場合に、予め
算出した位置補正量のもとでのアウタスライドの位置補
正動作を前記スライド調整装置に行わせる工程と、前記
予測のもとに算出したしわ押え力を含む各オーバーロー
ドプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力のいずれかが
設定しわ押え力の許容範囲を逸脱すると判断された場合
に、その逸脱するしわ押え力を設定しわ押え力の許容範
囲内におさめるのに必要な該当するオーバーロードプロ
テクタの増圧器の入力空気圧の補正量を算出する工程
と、前記増圧器の入力空気圧の補正を行った場合の他の
オーバーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力
を予測して算出する工程と、前記入力空気圧の補正下で
の予測のもとに算出したしわ押え力を含む各オーバーロ
ードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力と設定しわ
押え力とを個別に比較して、各オーバーロードプロテク
タ取付位置近傍でのしわ押え力が全て設定しわ押え力の
許容範囲内におさまると判断された場合に、予め算出し
た位置補正量のもとでのアウタスライドの位置補正動作
を前記スライド調整装置に行わせるとともに、予め算出
した空気圧補正量のもとでの前記増圧器の入力空気圧の
補正動作を行わせる工程とを含むことを特徴としてい
る。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明によると、ブランクホル
ダのうち各オーバーロードプロテクタ取付位置近傍での
しわ押え力がしわ押え力検出手段によって検出され、こ
の検出しわ押え力が設定しわ押え力の許容範囲に入るよ
うに、アウタスライドの位置がスライド調整装置によっ
て自動調整され、もしくはこのアウタスライドの位置調
整と同時に該当するオーバーロードプロテクタに付帯す
る増圧器の入力空気圧が自動調整される。
【0018】請求項2に記載の発明によると、ブランク
ホルダもしくは該ブランクホルダに対向するダイに設け
られた圧力センサによってしわ押え力が直接検出される
ことにより、検出しわ押え力の精度が高いものとなる。
【0019】請求項3に記載の発明によると、各オーバ
ーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力を個別
に検出し、設定しわ押え力との差が最も大きい検出しわ
押え力が得られた位置でのスライド調整装置によるアウ
タスライドの位置補正量を算出する一方、前記アウタス
ライドの位置補正を行った場合の他のオーバーロードプ
ロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力への影響を考慮し
てそれぞれの位置でのしわ押え力を予測して算出し、計
算上で全てのオーバーロードプロテクタ取付位置近傍で
のしわ押え力が設定しわ押え力の許容範囲におさまって
いる場合に、先に算出した位置補正量のもとでのスライ
ド調整装置によるアウタスライドの位置が自動調整され
る。したがって、少ない調整回数で各オーバーロードプ
ロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力を設定しわ押え力
の許容範囲におさまるように調整することができる。
【0020】請求項4記載の発明によると、予測のもと
に算出したしわ押え力を含む各オーバーロードプロテク
タ取付位置近傍でのしわ押え力のいずれかが設定しわ押
え力の許容範囲を逸脱している場合に、その許容範囲を
逸脱しているしわ押え力が得られる位置での増圧器の入
力空気圧の補正量を算出する一方、その入力空気圧の補
正を行った場合の他のオーバーロードプロテクタ取付位
置近傍でのしわ押え力への影響を考慮してそれぞれの位
置でのしわ押え力を予測して算出し、計算上で全てのオ
ーバーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力が
設定しわ押え力の許容範囲におさまっていることを条件
に、先に算出した位置補正量のもとでスライド調整装置
によりアウタスライドの位置が自動調整され、同時に先
に算出した補正量のもとで増圧器の入力空気圧が自動調
整される。
【0021】
【実施例】図1,2は本発明の一実施例を示す図で、図
8,9と共通する部分には同一符号を付してある。
【0022】図1,2に示すように、インナスライド1
0の下面にポンチ11が取り付けられているとともに、
アウタスライド1の下面にライザ12を介してブランク
ホルダ7が取り付けられており、さらにダイ9はボルス
タ8に固定されている。
【0023】前記ダイ9の四隅部には図2に示すように
ディタンスピース31が装着されており、これら四つの
ディタンスピース31の配置は平面視において前記オー
バーロードプロテクタ14およびスライド調整装置13
の配置と一致している。各ディタンスピース31は図3
に示すように略円筒状に形成されていて、外周面には圧
力センサとしてのストレインゲージ32が貼り付けられ
ており、このストレインゲージ32はストレインアンプ
33に接続されている。
【0024】そして、図4に示すように、シートフィー
ダ34によってブランク材Wがダイ9上に投入されると
アウタスライド1およびインナスライド10が下降し、
ダイ9とブランクホルダ7とでブランク材Wが加圧挾持
されたのち、なおも単独で下降するポンチ11がブラン
ク材Wをダイ9側に絞り込むことにより所定の成形品形
状に成形される。
【0025】この時、各ディタンスピース31はブラン
クホルダ7により加圧されて弾性変形し、そのブランク
ホルダ7のしわ押え力に相当する変位量がストレインゲ
ージ32により電流値の変化に変換された上でストレイ
ンアンプ33により増幅されて制御手段であるコントロ
ーラ35に入力される。
【0026】また、前記コントローラ35には、ストレ
インゲージ32からの信号のほかに、上位のプレス制御
盤36から、各スライド調整装置13によって特定され
るアウタスライド1の現在の位置情報と、同じく各オー
バーロードプロテクタ14に付帯する増圧器23(図1
1参照)の入力空気圧の情報がそれぞれ入力されてい
る。
【0027】なお、図4に示したように、ブランク材W
はシートフィーダ34によって1枚ずつダイ9上に投入
される一方、成形後のパネルPは図5に示すアイアンハ
ンド37によって搬出される。
【0028】ここで、所定のパネルの生産開始に先立っ
てブランクホルダ7のしわ押え力を調整するには次のよ
うな手順で行う。
【0029】図4のほか図7に示すように、シートフィ
ーダ34によりブランク材Wをダイ9上に一枚投入した
上で(図7のステップS1)、プレス機械を1サイクル
運転させてパネルPを成形する(ステップS2)。この
時、図1に示すように、ブランクホルダ7の四隅部での
しわ押え力が各ディスタンスピース31に付帯するスト
レインゲージ32によって個別に検出されてコントロー
ラ35に取り込まれる(ステップS3)。そして、成形
されたパネルPは図5のようにアイアンハンド37にて
搬出される(ステップS4)。
【0030】一方、コントローラ35にはブランクホル
ダ7の四隅での理想とされる設定しわ押え力が予め個別
に記憶設定されていることから、上記のようにブランク
ホルダ7の四隅でのしわ押え力が検出されると、コント
ローラ35ではその検出しわ押え力と設定しわ押え力と
を個別に比較し(ステップS5)、各検出しわ押え力が
設定しわ押え力の許容範囲に入っていればしわ押え力の
調整の必要がないのでそれをもって終了し(ステップS
6)、以降はプレス機械の通常運転によるパネルPの量
産に移行する(ステップS7)。
【0031】その一方、ブランクホルダ7の四隅での検
出しわ押え力のいずれかが設定しわ押え力の許容範囲を
逸脱している場合には、設定しわ押え力との差が最も大
きいいずれか一つの検出しわ押え力を特定し、この検出
しわ押え力を設定しわ押え力の許容範囲内におさめるの
に必要な該当するスライド調整装置13でのアウタスラ
イド1の位置補正量を算出する(ステップS8)。すな
わち、アウタスライド1の位置としわ押え力との間には
図6のような相関関係があり、アウタスライド1の位置
をスライド調整装置12にてΔSだけ動かすとしわ押え
力がΔP′だけ変化する。
【0032】例えば図3に示すように、仮にディスタン
スピース31Aのストレインゲージ32で検出された検
出しわ押え力が設定しわ押え力に対して最も大きく外れ
ていると判断された場合には、そのディスタンスピース
31Aの位置に最も近いスライド調整装置13Aでのア
ウタスライド1の位置補正量が算出される。
【0033】さらに、上記のように、設定しわ押え力に
対して最も大きく外れている検出しわ押え力を設定しわ
押え力の許容範囲内に入れるべく該当するスライド調整
装置13にてアウタスライド1の位置を調整した場合
に、その位置以外の他の位置のしわ押え力がどのように
変化するのか予測のもとにしわ押え力を算出する(ステ
ップS9)。
【0034】こののち、上記の予測しわ押え力を含む各
ディスタンスピース31の位置でのしわ押え力が全て設
定しわ押え力の許容範囲におさまっているかどうか再度
判断し(ステップS10)、計算上で各位置でのしわ押
え力が設定しわ押え力の許容範囲内に入っていれば、コ
ントローラ35は先に特定されたスライド調整装置13
(13A)に調整指令を与える(ステップS11)。こ
れにより前記スライド調整装置13(13A)は先に算
出した補正量のもとでアウタスライド1の位置を調整
し、以降は図7のステップS1〜S7を繰り返す。
【0035】一方、図7のステップS10において、予
測しわ押え力を含む各ディスタンスピース31の位置で
のしわ押え力と設定しわ押え力との比較の結果、いずれ
かのしわ押え力が設定しわ押え力の許容範囲を逸脱して
いる場合には、その許容範囲を外れるしわ押え力を設定
しわ押え力の許容範囲におさめるにあたり、該しわ押え
力が得られたディスタンスピース31の位置を特定し、
そのディスタンスピース31の位置に最も近いオーバー
ロードプロテクタ14(図11)に付帯する増圧器23
の入力空気圧の補正量を算出する(ステップS12)。
【0036】さらに、上記のように、いずれかのディス
タンスピース31の位置でのしわ押え力を設定しわ押え
力の許容範囲に入れるためにその位置に該当するオーバ
ーロードプロテクタ14の増圧器23の入力空気圧を調
整した場合に、他のディスタンスピース31の位置での
しわ押え力がどのように変化するのか予測のもとにその
他のディスタンスピース31の位置でのしわ押え力を算
出する(ステップS13,14)。
【0037】すなわち、図3に示すように、オーバーロ
ードプロテクタ14の油圧室21の油圧を決定するいず
れかの増圧器23の入力空気圧をΔP変化された場合に
は、しわ押え力への影響は各ディスタンスピース31の
位置ごとにその影響する量が変化する。例えば、図3に
示すように、例えばオーバーロードプロテクタ14Bの
増圧器23の入力空気圧をΔPだけ変化させた場合、そ
のオーバーロードプロテクタ14Bに最も近いディスタ
ンスピース31Bの位置でのしわ押え力に影響する変化
量ΔP″はΔP″=ΔP×(b/a)×(d/c)とな
ることから、同様にしてディスタンスピース31B以外
の各ディスタンスピース31の位置でのしわ押え力に影
響する変化量を個別に算出する(ステップS3)。そし
て、各増幅器23に上記のような入力空気圧の変化量を
与えた場合の各ディスタンスピース31の位置でのしわ
押え力を予測のもとに算出する(ステップS14)。
【0038】そして、上記の各予測しわ押え力が計算上
で全て設定しわ押え力の許容範囲に入っているかどうか
再度判断し(ステップS15)、いずれか一つでも予測
しわ押え力が設定しわ押え力の許容範囲を逸脱している
場合には図7のステップS12以降の各ステップを繰り
返す一方、前記各予測しわ押え力が設定しわ押え力の許
容範囲に入っていれば、コントローラ35は先に特定さ
れた位置のスライド調整装置13に調整指令を与えると
ともに、同じく先に特定された位置の増圧器23に入力
空気圧の調整指令を与える。
【0039】その結果、スライド調整装置13は図7の
ステップS8で算出された位置補正量のもとでアウタス
ライド1の位置を自動調整する一方、特定されたオーバ
ーロードプロテクタ14の増圧器23では同じく図7の
ステップS12で算出された空気圧補正量のもとでその
入力空気圧を自動調整し、以降は図7のステップS1〜
7を繰り返すことになる。
【0040】つまり、図7のステップS14で求めた各
ディスタンスピース31の位置でのしわ押え力(予測し
わ押え力)が計算上で全て設定しわ押え力の許容範囲内
におさまればブランク材Wを投入してパネルPを1枚成
形し、その成形時に検出される各ディスタンスピース3
1位置での検出しわ押え力が実際に設定しわ押え力の許
容範囲に入るまで上記の動作を繰り返すことになる。
【0041】ここで、前記実施例では各ディスタンスピ
ース31に付帯させたストレインゲージ32で該当する
位置のしわ押え力を直接検出するようにしているが、こ
れに代えて例えばブランクホールド時に各オーバーロー
ドプロテクタ14に発生する油圧を荷重に換算した上
で、該当する位置のしわ押え力として使用することも可
能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、ブランクホルダのブランクホールド時に複数の検
出手段によって検出されるしわ押え力が、設定しわ押え
力の許容範囲におさまるまでスライド調整装置によるア
ウタスライドの位置調整が単独もしくはオーバーロード
プロテクタに付帯する増圧器の入力空気圧の調整ととも
に自動的になされるため、従来から作業者の経験と勘に
頼らざるを得なかったしわ押え力の調整を正確かつ迅速
に行うことができるようになって、プレス機械の精度誤
差に起因するしわ押え力調整のための工数と時間を大幅
に削減できる効果がある。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1と同様の効果に加えて、ブランクホルダもしくは
ダイに設けた圧力センサによりしわ押え力を直接検出し
ていることからしわ押え力の検出精度が高く、結果的に
しわ押え力の制御誤差が少ないという利点がある。
【0044】さらに請求項3に記載の発明によれば、各
オーバーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力
を個別に検出し、設定しわ押え力との差が最も大きい検
出しわ押え力が得られた位置でのスライド調整装置によ
るアウタスライドの位置補正量を算出する一方、前記ア
ウタスライドの位置補正を行った場合の他のオーバーロ
ードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力への影響を
考慮してそれぞれの位置でのしわ押え力を予測して算出
し、全てのオーバーロードプロテクタ取付位置近傍での
しわ押え力が設定しわ押え力の許容範囲におさまってい
る場合に、先に算出した位置補正量のもとでのスライド
調整装置によるアウタスライドの位置が自動調整される
ことになる。したがって、少ない調整回数で各オーバー
ロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力を設定し
わ押え力の許容範囲におさまるように調整することがで
きるという効果がある。
【0045】請求項4記載の発明によれば、予測のもと
に算出したしわ押え力を含む各オーバーロードプロテク
タ取付位置近傍でのしわ押え力のいずれかが設定しわ押
え力の許容範囲を逸脱している場合に、その許容範囲を
逸脱しているしわ押え力が得られる位置での増圧器の入
力空気圧の補正量を算出する一方、その入力空気圧の補
正を行った場合の他のオーバーロードプロテクタ取付位
置近傍でのしわ押え力を考慮してそれぞれの位置でのし
わ押え力を予測して算出し、全てのオーバーロードプロ
テクタ取付位置近傍でのしわ押え力が設定しわ押え力の
許容範囲におさまっていることを条件に、先に算出した
位置補正量のもとでスライド調整装置によりアウタスラ
イドの位置が自動調整され、同時に先に算出した補正量
のもとで増圧器の入力空気圧が自動調整されることにな
る。したがって、請求項3よりもさらに少ない調整回数
で、しわ押え力が設定しわ押え力となるように調整でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成説明図。
【図2】ストレインゲージが装着されたディスタンスピ
ースの斜視図。
【図3】図1のe方向矢視図。
【図4】図1のプレス型に対するブランク材投入時の説
明図。
【図5】図1のプレス型からのパネル取り出し時の説明
図。
【図6】アウタスライドのストロークとしわ押え力との
関係を示す説明図。
【図7】図1におけるしわ押え力調整時の手順を示すフ
ローチャート。
【図8】ダブルアクションタイプのプレス機械の代表的
な構造を示す説明図。
【図9】図8に示すプレス型の断面図。
【図10】図8のf方向矢視図。
【図11】図8におけるスライド調整装置およびオーバ
ーロードプロテクタの詳細を示す説明図。
【符号の説明】
1…アウタスライド 6…プランジャ 7…ブランクホルダ 9…ダイ 11…ポンチ 13…スライド調整装置 14…オーバーロードプロテクタ 23…増圧器 31…ディスタンスピース 32…圧力センサとしてのストレインゲージ(しわ押え
力検出手段) 35…コントローラ(制御手段) W…ブランク材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダブルアクションタイプのプレス機械の
    うちブランクホルダが取り付けられるアウタスライドと
    該アウタスライドを駆動する駆動装置との連結部に、ア
    クチュエータ駆動のスライド調整装置と油圧式のオーバ
    ーロードプロテクタとを一組としてこれらスライド調整
    装置およびオーバーロードプロテクタを複数組設けると
    ともに、前記オーバーロードプロテクタの油圧室の油圧
    をハイドロニューマチックタイプの増圧器により得て、
    前記スライド調整装置によりアウタスライドの位置を変
    化させるか、もしくは前記増圧器の入力空気圧を変化さ
    せることにより、前記ブランクホルダのしわ押え力を調
    整するようにしたプレス機械のしわ押え力制御装置であ
    って、 前記ブランクホルダのうち各オーバーロードプロテクタ
    取付位置近傍のしわ押え力を直接もしくは間接的に個別
    に検出する複数のしわ押え力検出手段と、 前記オーバーロードプロテクタ取付位置近傍での理想と
    される設定しわ押え力が予め個別に設定されているとと
    もに、この設定しわ押え力と前記検出しわ押え力とを比
    較して、該検出しわ押え力を設定しわ押え力に一致させ
    るのに必要な前記スライド調整装置によるアウタスライ
    ドの位置補正量を単独もしくは前記増圧器の入力空気圧
    の補正量とともに算出して、これらの補正量のもとでの
    アウタスライドの位置補正動作を単独もしくは増圧器の
    入力空気圧の補正動作とともに行わせる制御手段、 とを備えていることを特徴とするプレス機械のしわ押え
    力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ブランクホルダのしわ押え力は、ブ
    ランクホルダもしくは該ブランクホルダと対向するダイ
    に設けられた圧力センサにより直接検出されるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のプレス機械のしわ押
    え力制御装置。
  3. 【請求項3】 ダブルアクションタイプのプレス機械の
    うちブランクホルダが取り付けられるアウタスライドと
    該アウタスライドを駆動する駆動装置との連結部に、ア
    クチュエータ駆動のスライド調整装置と油圧式のオーバ
    ーロードプロテクタとを一組としてこれらスライド調整
    装置およびオーバーロードプロテクタを複数組設けると
    ともに、前記オーバーロードプロテクタの油圧室の油圧
    をハイドロニューマチックタイプの増圧器により得て、
    前記スライド調整装置によりアウタスライドの位置を変
    化させるか、もしくは前記増圧器の入力空気圧を変化さ
    せることにより、前記ブランクホルダのしわ押え力を調
    整するようにしたプレス機械のしわ押え力制御方法であ
    って、 前記ブランクホルダのうち各オーバーロードプロテクタ
    取付位置近傍のしわ押え力を個別に検出する工程と、 前記検出しわ押え力と予め設定された理想とされる設定
    しわ押え力とを個別に比較して、設定しわ押え力との差
    が最も大きい検出しわ押え力をその設定しわ押え力の許
    容範囲内におさめるのに必要な該当するスライド調整装
    置でのアウタスライドの位置補正量を算出する工程と、 前記スライド調整装置による位置補正を行った場合の他
    のオーバーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え
    力を予測して算出する工程と、 前記予測のもとに算出したしわ押え力を含む各オーバー
    ロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力と設定し
    わ押え力とを個別に比較して、各オーバーロードプロテ
    クタ取付位置近傍でのしわ押え力が全て設定しわ押え力
    の許容範囲内におさまると判断された場合に、予め算出
    した位置補正量のもとでのアウタスライドの位置補正動
    作を前記スライド調整装置に行わせる工程、 とを含むことを特徴とするプレス機械のしわ押え力制御
    方法。
  4. 【請求項4】 ダブルアクションタイプのプレス機械の
    うちブランクホルダが取り付けられるアウタスライドと
    該アウタスライドを駆動する駆動装置との連結部に、ア
    クチュエータ駆動のスライド調整装置と油圧式のオーバ
    ーロードプロテクタとを一組としてこれらスライド調整
    装置およびオーバーロードプロテクタを複数組設けると
    ともに、前記オーバーロードプロテクタの油圧室の油圧
    をハイドロニューマチックタイプの増圧器により得て、
    前記スライド調整装置によりアウタスライドの位置を変
    化させるか、もしくは前記増圧器の入力空気圧を変化さ
    せることにより、前記ブランクホルダのしわ押え力を調
    整するようにしたプレス機械のしわ押え力制御方法であ
    って、 前記ブランクホルダのうち各オーバーロードプロテクタ
    取付位置近傍のしわ押え力を個別に検出する工程と、 前記検出しわ押え力と予め設定された理想とされる設定
    しわ押え力とを個別に比較して、設定しわ押え力との差
    が最も大きい検出しわ押え力をその設定しわ押え力の許
    容範囲内におさめるのに必要な該当するスライド調整装
    置でのアウタスライドの位置補正量を算出する工程と、 前記スライド調整装置による位置補正を行った場合の他
    のオーバーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え
    力を予測して算出する工程と、 前記予測のもとに算出したしわ押え力を含む各オーバー
    ロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力と設定し
    わ押え力とを個別に比較して、各オーバーロードプロテ
    クタ取付位置近傍でのしわ押え力が全て設定しわ押え力
    の許容範囲内におさまると判断された場合に、予め算出
    した位置補正量のもとでのアウタスライドの位置補正動
    作を前記スライド調整装置に行わせる工程と、 前記予測のもとに算出したしわ押え力を含む各オーバー
    ロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力のいずれ
    かが設定しわ押え力の許容範囲を逸脱すると判断された
    場合に、その逸脱するしわ押え力を設定しわ押え力の許
    容範囲内におさめるのに必要な該当するオーバーロード
    プロテクタの増圧器の入力空気圧の補正量を算出する工
    程と、 前記増圧器の入力空気圧の補正を行った場合の他のオー
    バーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え力を予
    測して算出する工程と、 前記入力空気圧の補正下での予測のもとに算出したしわ
    押え力を含む各オーバーロードプロテクタ取付位置近傍
    でのしわ押え力と設定しわ押え力とを個別に比較して、
    各オーバーロードプロテクタ取付位置近傍でのしわ押え
    力が全て設定しわ押え力の許容範囲内におさまると判断
    された場合に、予め算出した位置補正量のもとでのアウ
    タスライドの位置補正動作を前記スライド調整装置に行
    わせるとともに、予め算出した空気圧補正量のもとでの
    前記増圧器の入力空気圧の補正動作を行わせる工程、 とを含むことを特徴とするプレス機械のしわ押え力制御
    方法。
JP6240919A 1994-10-05 1994-10-05 プレス機械のしわ押え力制御装置およびしわ押え力制御方法 Pending JPH08103827A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7165437B2 (en) 2004-01-08 2007-01-23 Kojima Iron Works Co., Ltd. Mechanical press device
TWI485015B (zh) * 2011-11-15 2015-05-21 Inst Tech Precision Elect The working method of electric punching machine

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US7165437B2 (en) 2004-01-08 2007-01-23 Kojima Iron Works Co., Ltd. Mechanical press device
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