JPH08100875A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH08100875A
JPH08100875A JP23656594A JP23656594A JPH08100875A JP H08100875 A JPH08100875 A JP H08100875A JP 23656594 A JP23656594 A JP 23656594A JP 23656594 A JP23656594 A JP 23656594A JP H08100875 A JPH08100875 A JP H08100875A
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pipe
pipes
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pipe joint
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Norihiko Koyama
徳彦 小山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配管8を接続する管継手であって、溶接工事を
必要とすることなく汎用工具でより簡単に配管どうしを
気密に接続できるようにする。 【構成】接続させる配管8の端部によって挟み込まれる
メタルガスケット1と、フロントフェルール3を介して
バックフェルール5の押圧力によって配管8に緊締固定
されるリテーナスリーブ2と、このリテーナスリーブ2
を介して金属製ガスケットを挟み締付ける力を配管に与
える雌雄ナット6,7を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管継手に関し、特に半導
体製造分野の設備に使用される高清浄度を要求される配
管における管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造設備あるいは工場内の
諸設備における配管は有害なガスや清純度の高いガスな
どを漏れなく圧送する必要があった。このため、これら
の配管や配管継手などは錆や汚染の少ないステンレス鋼
の配管や継手などが用いられてきた。また、半導体製造
設備における配管は単純な直配管だけで済むものではな
く外側に迂回したり内部に折れ曲げて配管したり配管系
統が複雑である。このため、この複雑な配管経路を作る
配管には、配管を曲げるだけではなく必要な個所は管継
手を用いて対応していた。
【0003】しかしながら、上述したように半導体製造
設備での配管のリークは極めて厳密に要求され管自体に
漏れがなくとも管継手に漏れが生じ、しばしば不測な事
故を招くことになった。また、半導体製造設備のように
個々の設備によっても配管系統が異なりしかも複雑な配
管を工事するには、予じめ配管の長さを設計し工場で作
るのではなく、多くは現場で個々の設備に合せて配管の
長さを決め曲げたり継手で接続したりする所謂現物合せ
工事で行なっている。このため漏れなく配管するには高
度の熟練が要求された。このような現状から、最近、リ
ークを完全におさえ接続できる種々の管継手が提案され
た。
【0004】図3は従来の一例を示す管継手の断面図で
ある。腐食に対して強くより確実に漏れなく配管を接続
する管継手の例として図3に示す管継手がある。この管
継手は、同図に示すように、メタルガスケット11を端
面の凸部で挾持するスリーブ12と13を接続すべきそ
れぞれの配管8の端部と溶接し、予じめいずれかの配管
8に通しておいた袋ナット14に他方の配管8のスリー
ブ13の雄ねじを押し込みメタルガスケット11への緊
締力を与え気密に接続する構造である。
【0005】この管継手のメタルガスケット11は硬度
の低くく錆難いステンレス鋼を用い、比較的に硬度の高
いステンレス鋼のスリーブ12,13の突起をメタルガ
スケット11の面に喰い込ませて気密を保つことを特徴
としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の管継手
は、気密に配管を接続できるものの配管とスリーブとを
溶接しなければならかった。しかしながら、溶接を行な
う溶接機を火気厳禁でかつ狭いスペースである半導体工
場内に持込むことは困難である。また、別工場で溶接を
行なうにしても、溶接後にリーク検査したりあるいは現
地に運搬したりする溶接以外の工数を必要としコスト高
となるばかりか工期を短縮できないという欠点がある。
さらに、配管内部の溶接肉盛り部に流すガスが吸着し、
他の材料のガスを流し込むときに付着したガスが遊離し
他の材料のガスの純度を下げるという問題がある。
【0007】従って、本発明の目的は、溶接工事を必要
とすることなく汎用工具でより簡単に配管どうしを気密
に接続できる管継手を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、配管ど
うしをガスケットを介して気密に接続する管継手におい
て、接続すべきそれぞれの前記配管の端面で挾持される
リング状の金属製ガスケットと、この金属製ガスケット
から離間して一端部を位置させ前記配管を通し保持する
とともに外周囲から中心に入り込むように形成される第
1の雌テーパ部を他端部にもつ一対のリテーナスリーブ
と、それぞれの前記配管を通しかつ前記リテーナスリー
ブの第1の雌テーパ部に当接し傾きが同じ第1の雄テー
パ部を一端部に有するとともに外周囲から中心に入り込
むように形成される第2の雌テーパ部を他端部にもつ一
対のフロントフェルールと、それぞれの前記配管を通し
かつ前記フロントフェルールの第2の雌テーパ部より急
峻な傾斜面を有し該雌テーパ部と当接する第2の雄テー
パ部を一端部にもつとともに後端部に平坦な面を有する
一対のバックフェルールと、それぞれの前記配管を通し
かつ前記バックフェルールの前記平坦な面と当接する平
坦面をもつリング状の一対のワッシャと、それぞれの前
記配管を通しかつ前記金属製ガスケットを挟んで前記リ
テーナスリーブと前記フロントフェルールと前記バック
フェルールと前記ワッシャとの順に相対して数珠状に並
べたものを包みこむとともに前記金属ガスケットを締付
ける緊締力を前記配管に与える一対の雌雄ナットとを備
える管継手である。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1(a)および(b)は本発明の一実施
例を説明するための管継手の断面図および部分拡大して
示す模式断面図である。この管継手は、図1(a)に示
すように、接続すべきそれぞれの配管8の端面で挾持さ
れるリング状のメタルガスケット1と、メタルガスケッ
ト1から離間して一端部を位置させ配管8を通し保持す
るとともに外周囲から中心に入り込むように形成される
雌テーパ部9aを他端部にもつ一対のリテーナスリーブ
2と、それぞれの配管8を通しかつリテーナスリーブ2
の雌テーパ部9aに当接し傾きが同じ雄テーパ部9bを
一端部に有するとともに外周囲から中心に入り込むよう
に形成される雌テーパ部10aを他端部にもつ一対のフ
ロントフェルール3と、それぞれの配管8を通しかつフ
ロントフェルール3の雌テーパ部10aより急峻な傾斜
面を有し雌テーパ部10aと当接する雄テーパ部10b
を一端部にもつとともに後端部に平坦な面を有する一対
のバックフェルール5と、それぞれの配管8を通しかつ
バックフェルール5の平坦な面と当接する平坦面をもつ
リング状の一対のワッシャ4と、それぞれの配管8を通
しかつ金属製ガスケット1を挟んでリテーナスリーブ2
とフロントフェルール3とバックフェルール5とワッシ
ャ4との順に相対して数珠状に並べたものを包みこむと
ともに金属ガスケット1を締付ける緊締力を配管8に与
える一対の雌雄ナット6および7とを備えている。
【0011】ここで、フェルールを二つに分割したこと
とワッシャ4を設けたことは雄ナット7を雌ナット6に
捩込む際に生ずる回転力をリテーナスリーブ2に全く伝
わらないようにしている。また、バックフェルール5
は、図1(b)に示すように、締付け力Pに対し分力F
をフロントフェルール3を介してリテーナスリーブ2に
与えるようにバックフェルール5の雄テーパ部10bの
傾斜面がフロントフェルール3の雌テーパ部10aの傾
斜面より急峻になっている。この分力Fがリテーナスリ
ーブ2に作用し配管8へのリテーナスリーブ2の保持力
となる。従って、雄ナット7を雌ナット6に捩込むこと
によってリテーナスリーブ2は分力Fにより配管8にか
しまり固定されると同時に緊締力Pでメタルガスケット
1は配管8に挟み込まれる。
【0012】雄ナット7、雌ナット6、ワッシャ4、フ
ロントフェルール3、リテーナスリーブ2およびバック
フェルール5は全て錆難いステンレス鋼で製作し、特に
バックフェルール5はばね性をもたせる意味ではマルテ
ンサイト系のステンレス鋼で製作することが望ましい。
また、メタルガスケット1は硬度の低い純ニッケル材で
製作することが望ましいが耐腐食性を重視する場合はス
テンレス鋼を使用しても良い。
【0013】図2(a)〜(c)は図1の管継手の施工
手順を説明するための組立順に示す断面図である。ま
ず、接続すべき配管8の端面から所定の距離にリテーナ
スリーブ2が固定させる。これには、図2(a)に示す
ように、雄ナット7あるいは雌ナット6、ワッシャ4、
バックフェルール5、フロントフェルール3およびリテ
ーナスリーブ2の順にそれぞれの配管8に挿入する。次
に、配管8の端部で治具15を挟む。そして、雄ナット
7と雌ナット6とを噛み合せて治具15に緊締力を与え
ると同時にリテーナスリーブ2の位置を固定する。
【0014】次に、図2(b)に示すように、雄ナット
7と雌ナット6を緩め解離し、治具を取出す。このとき
リテーナスリーブ2はバックフェルール5のフロントフ
ェルール3を介しての押圧力による梃作用力で配管8に
固定される。そして、あたかもリテーナスリーブ2、フ
ロントフェルール3およびバックフェルール5が一体化
されたように配管8に固定されている。
【0015】次に、図2(c)に示すように、配管8の
端部でメタルガスケット1を挟み保持し、雄ナット7お
よび雌ナット6を噛み合せ捩込むことでメタルガスケッ
ト1の両面を配管8の端部で締付ける。このことにより
配管8は気密に接続される。なお、口径の大きい配管に
対しては、必要に応じて端部をやすりなどでシャープエ
ッジすることである。ちなみに、1/2インチの配管の
接続を試みたところ、所要時間が1分以内という極めて
短時間で施工できた。また、この作業では、汎用工具で
あるレンチ一つで済むという利点がある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、配管の端
部によって挟み込まれる金属製ガスケットと、捩込み押
圧力によって配管に緊締固定される部材と、この部材を
介して金属製ガスケットを挟み締付ける力を配管に与え
る雌雄ナットを設けることによって、溶接施工すること
なく汎用工具を用いより簡単に配管を気密に接続するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための管継手の断
面図および部分拡大して示す模式断面図である。
【図2】図1の管継手の施工手順を説明するための組立
順に示す断面図である。
【図3】従来の一例を示す管継手の断面図である。
【符号の説明】
1,11 メタルガスケット 2 リテーナスリーブ 3 フロントフェルール 4 ワッシャ 5 バックフェルール 6 雌ナット 7 雄ナット 8 配管 12,13 スリーブ 14 袋ナット 15 治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管どうしをガスケットを介して気密に
    接続する管継手において、接続すべきそれぞれの前記配
    管の端面で挾持されるリング状の金属製ガスケットと、
    この金属製ガスケットから離間して一端部を位置させ前
    記配管を通し保持するとともに外周囲から中心に入り込
    むように形成される第1の雌テーパ部を他端部にもつ一
    対のリテーナスリーブと、それぞれの前記配管を通しか
    つ前記リテーナスリーブの第1の雌テーパ部に当接し傾
    きが同じ第1の雄テーパ部を一端部に有するとともに外
    周囲から中心に入り込むように形成される第2の雌テー
    パ部を他端部にもつ一対のフロントフェルールと、それ
    ぞれの前記配管を通しかつ前記フロントフェルールの第
    2の雌テーパ部より急峻な傾斜面を有し該雌テーパ部と
    当接する第2の雄テーパ部を一端部にもつとともに後端
    部に平坦な面を有する一対のバックフェルールと、それ
    ぞれの前記配管を通しかつ前記バックフェルールの前記
    平坦な面と当接する平坦面をもつリング状の一対のワッ
    シャと、それぞれの前記配管を通しかつ前記金属製ガス
    ケットを挟んで前記リテーナスリーブと前記フロントフ
    ェルールと前記バックフェルールと前記ワッシャとの順
    に相対して数珠状に並べたものを包みこむとともに前記
    金属ガスケットを締付ける緊締力を前記配管に与える一
    対の雌雄ナットとを備えることを特徴とする管継手。
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