JPH08100272A - 導電性に優れた潤滑処理鋼板およびその製造方法 - Google Patents

導電性に優れた潤滑処理鋼板およびその製造方法

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JPH08100272A
JPH08100272A JP23878094A JP23878094A JPH08100272A JP H08100272 A JPH08100272 A JP H08100272A JP 23878094 A JP23878094 A JP 23878094A JP 23878094 A JP23878094 A JP 23878094A JP H08100272 A JPH08100272 A JP H08100272A
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silica
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polyolefin wax
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Yukihiro Yoshikawa
幸宏 吉川
Takeshi Tomiyasu
健 富安
Masanori Tsuji
正規 辻
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【構成】亜鉛めっき鋼板または亜鉛系めっき鋼板の表面
に付着量がCrに換算して20〜100 mg/m2であるクロメー
ト皮膜を有し、そのクロメート皮膜が融点が80〜 160℃
であるポリオレフィン系ワックスが変成されたもので、
重量比で 0.1〜 2のコロイダルシリカと、このコロイダ
ルシリカに対して重量比で 0.2〜 5のシランカップリン
グ剤を含むシリカ変性ポリオレフィン系ワックスが下記
(1 )式を満たす割合で含まれるものであり、クロメー
ト皮膜中における全SiO2/Cr重量比が 2以下で、かつ、
クロメート皮膜のCr3+/(Cr3++Cr6+)比が 0.3〜 0.9
である潤滑処理鋼板。 クロメート皮膜中のCr量:ワックス量(重量比)= 1:(0.5〜 4)・・(1 ) この鋼板は本発明方法により容易に製造することができ
る。 【効果】導電性、潤滑性および耐食性に優れ、耐指紋性
をも具備し、特に、電磁波シールド性が要求される精密
電子機器の函体用途等に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、家電製品、建
材等に使用される表面処理鋼板で、特に、導電性に優れ
た潤滑処理鋼板、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境汚染を防止するとともに製造
コストの低下を図るため、家電製品、自動車等のメーカ
ーにおいては、めっき鋼板の成形加工時に鋼板表面にプ
レス油を塗る代わりに、潤滑性が付与された表面処理鋼
板を使用するオイルレスのプレス加工が行われている。
これによって、脱脂工程が不要となり、さらに、加工後
の塗装工程を省略することができる。
【0003】このような用途に使用される潤滑処理鋼板
としては、様々な皮膜構成のものが開発されているが、
現在、多用されているものは、亜鉛系めっき鋼板上にク
ロメート処理層を設け、その上に固体潤滑材を含有する
有機樹脂皮膜を形成させたものである(例えば、特開平
1−301332号公報参照)。
【0004】しかしながら、潤滑処理鋼板の適用範囲が
広がるにつれて、潤滑性以外の機能を有する必要性が生
じてきた。特に、導電性を有する潤滑処理鋼板が必要と
される用途が急増している。これは、近年、特に精密な
電子機器類に要求される電磁波シールド性を満たす必要
があるからである。
【0005】電磁波シールドが必要となる部材の例とし
て、電子機器の函体が挙げられる。
【0006】函体は、電子機器の内部の発振回路、スイ
ッチング回路等から発生する電磁波を外部に漏らさない
こと、および、外部からの電磁波雑音を内部に侵入させ
ないことが要求される。従来は、無処理のめっき鋼板ま
たはクロメート処理のみを施しためっき鋼板を使用して
いたので、函体成形時のカシメ、ビス止め等により函体
を構成する鋼板間の導電性を保つことができ、函体をア
ースすることによって電磁波シールド性を確保すること
が出来た。
【0007】しかし、クロメート皮膜と有機皮膜の両方
を有する潤滑処理鋼板を使用することにより、鋼板間の
接触抵抗が増大し、電磁波シールド性を確保出来なくな
るという事態が発生してきた。
【0008】この対策として、導電性を有する潤滑処理
鋼板が求められるようになり、例えば、特開平 3−2709
32号公報には、上層に導電性樹脂を添加した樹脂皮膜を
有する潤滑処理鋼板が開示されている。この鋼板を用い
ればある程度の導電性は得られるものの、従来の潤滑処
理鋼板と同様に上層に有機皮膜を有するので、その導電
性は十分なものではない。また、使用する導電性樹脂は
ドープをしたポリアセチレン樹脂やポリアニリン樹脂等
極めて特殊な樹脂で、一般に入手できるものではなく、
またその製造コストが極めて高いので、汎用性のある潤
滑処理鋼板とはいい難い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑み、優れた導電性を有する潤滑処理鋼板、およ
びその鋼板を安価に製造する方法を提供することを課題
としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】導電性と潤滑性があり、
かつ耐食性にも優れた表面処理鋼板を得るには、母材鋼
板の表面に高耐食性のクロメート皮膜のみを形成させる
こととし、このクロメート皮膜中に固体潤滑材を添加す
るのが最も実際的な方法である。本発明者らは、この考
え方のもとに検討を行った結果、所定量のポリオレフィ
ン系のワックスを高耐食性のクロメート皮膜中に均一に
分散させることが出来れば、潤滑性、導電性および耐食
性の全てに良好な潤滑処理鋼板を得ることが出来ること
を見い出した。
【0011】しかしながら、工業的に使用できるように
するには、クロメート処理液の安定性を改善しなければ
ならない。塗布型のクロメート処理液は一般にpH 1〜 2
の強酸であるのに対し、ポリオレフィン系のワックスの
水分散液は、粒子の分散を安定化させるためにアルカリ
性に調整されているので、クロメート処理液とワックス
の水分散液を混合すると、ワックスは安定性を失い、直
ちに固化してしまうからである。
【0012】ワックスの安定化を図るために、界面活性
剤や水分散性または水溶性の樹脂を添加することが考え
られる。しかし、界面活性剤はクロメート皮膜の耐水性
を低下させ、ひいては耐食性を低下させ、また、水分散
性または水溶性の樹脂は導電性を低下させるので、これ
らの使用は好ましくない。
【0013】そこで、本発明者らはさらに検討を重ねた
結果、シランカップリング剤とコロイダルシリカを用い
てポリオレフィン系のワックスを変性することにより強
酸であるクロメート処理液と安定に混合できることを見
い出し、本発明をなすに至った。
【0014】本発明の要旨は、下記の潤滑処理鋼板、
ならびに下記およびのその鋼板の製造方法にある。
【0015】 亜鉛めっき鋼板または亜鉛系めっき鋼
板の表面に付着量がCrに換算して20〜100mg/m2である
クロメート皮膜を有する潤滑処理鋼板であって、そのク
ロメート皮膜が、融点が80〜 160℃であるポリオレフィ
ン系ワックスが変成されたもので、下記(2 )式および
(3 )式を満たすシリカ変性ポリオレフィン系ワックス
が下記(1 )式を満たす割合で含まれるものであり、ク
ロメート皮膜中における全SiO2/Cr重量比が 2以下で、
かつ、クロメート皮膜のCr3+/(Cr3++Cr6+)比が 0.3
〜 0.9であることを特徴とする導電性に優れた潤滑処理
鋼板。
【0016】 Cr量:ワックス量(重量比)= 1:( 0.5〜 4) ・・・(1 ) ただし、Cr量 :クロメート皮膜中のCr含有量 ワックス量:クロメート皮膜中のシリカ変性ポリオレフ
ィン系ワックス含有量 シリカ変性ポリオレフィン系ワックス量:コロイダルシリカ量(重量比) =1:( 0.1〜 2) ・・・(2 ) コロイダルシリカ量:シランカップリング剤の量(重量比) =1:( 0.2〜 5) ・・・(3 ) 亜鉛めっき鋼板または亜鉛系めっき鋼板の表面にク
ロメート処理液を付着量がCrに換算して20〜100 mg/m2
となるように塗布し、乾燥する潤滑処理鋼板の製造方法
であって、クロメート処理液が、Cr3+/(Cr3++Cr6+
比が 0.3以上 0.6未満になるように部分還元したクロメ
ート処理液に下記のように調整したシリカ変性ポリオレ
フィン系ワックスをCr含有量1に対して重量比で 0.5〜
4の割合で、かつクロメート皮膜中における全SiO2/Cr
重量比が 2以下になるように混合したものであることを
特徴とする導電性に優れた潤滑処理鋼板の製造方法。
【0017】〔シリカ変性ポリオレフィン系ワックスの
調整〕界面活性剤を含有しない、融点が80〜 160℃のポ
リオレフィン系ワックスの水分散液にシランカップリン
グ剤を後に添加するコロイダルシリカに対して重量比で
0.2〜 5の割合で添加して撹拌し、次いでコロイダルシ
リカをシリカ変性ポリオレフィン系ワックスに対して重
量比で 0.1〜 2の割合で添加して撹拌する。
【0018】 部分還元したクロメート処理液にさら
に還元剤を未還元のCr6+に対して 0.5〜2 モル当量添加
することを特徴とする前記記載の導電性に優れた潤滑
処理鋼板の製造方法。
【0019】
【作用】以下、本発明について詳細に説明する。
【0020】本発明の潤滑処理鋼板(前記の発明)の
母材である亜鉛めっき鋼板または亜鉛系めっき鋼板、お
よび本発明の潤滑処理鋼板の製造方法(前記および
の発明)の母材として用いる亜鉛めっき鋼板または亜鉛
系めっき鋼板は特に限定されるものではない。例えば、
電気亜塩めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、亜鉛−13%
ニッケル電気めっき鋼板、亜鉛− 5%アルミニウム溶融
めっき鋼板、亜鉛−55%アルミニウム溶融めっき鋼板等
であればよい。
【0021】また、クロメート処理に先立って、めっき
表面に、活性化処理、置換めっき、電解処理等が施され
ていてもよい。活性化処理の例としては、アルカリ脱
脂、電解脱脂が挙げられ、置換めっきの例としては、密
着性や、耐食性改善のために行われるコバルトやニッケ
ルのフラッシュめっき、また、電解処理の例としては、
陽極酸化による黒色化処理がある。
【0022】本発明の潤滑処理鋼板は、上記の母材鋼板
の表面に、前記の所定の条件を満たすシリカ変性ポリオ
レフィン系ワックスを含むクロメート皮膜が形成されて
いる鋼板である。
【0023】クロメート皮膜は、皮膜中のCrの含有量と
シリカ変性ポリオレフィン系ワックスの含有量が下記
(1 )式を満たすものでなければならない。
【0024】 Cr量:ワックス量(重量比)= 1:( 0.5〜 4) ・・・(1 ) ただし、Cr量 :クロメート皮膜中のCr含有量 ワックス量:クロメート皮膜中のシリカ変性ポリオレフ
ィン系ワックス含有量 クロメート皮膜中のシリカ変性ポリオレフィン系ワック
スの含有量が同じくクロメート皮膜中のCr含有量に対し
て重量比で 0.5未満では鋼板の潤滑性が十分ではなく、
4を超えるとクロメート皮膜の導電性が不十分になる。
【0025】シリカ変性ポリオレフィン系ワックスに
は、このワックスに対して重量比で 0.1〜 2に相当する
コロイダルシリカが含まれていること、およびこのコロ
イダルシリカに対して重量比で 0.2〜 5のシランカップ
リング剤が含まれていることが必要である。コロイダル
シリカおよびシランカップリング剤のうち少なくとも一
方の含有量がこの範囲を外れると、後述するように、所
期の効果が得られない。
【0026】また、クロメート皮膜中における全SiO2
Cr重量比、すなわち、クロメート皮膜中におけるCr量に
対する全SiO2量が重量比で 2以下であることが必要であ
る。
【0027】この比が 2を超えると、クロメート皮膜の
凝集破壊が起こり易くなり、耐食性が低下するのみなら
ず、過剰なシリカにより潤滑性が低下する。
【0028】シリカ変性ポリオレフィン系ワックスは
融点が80〜 160℃であるポリオレフィン系ワックスを変
成したものであることが必要である。融点が80℃未満の
ポリオレフィン系ワックスを使用して得られた鋼板であ
ると、ワックス粒子が柔らかすぎて、プレス加工時に金
型と金属の直接接触を防ぐことが出来ずに、かじりを生
じる。また融点が 160℃を超えるポリオレフィン系ワッ
クスを使用した鋼板の場合は、ワックス粒子が堅すぎて
加工時に変形しないため、潤滑性が発揮されない。
【0029】クロメート皮膜の付着量は、Crに換算して
20〜 100mg/m2であることが必要である。付着量が20mg
/m2未満であると耐食性が十分ではなく、付着量が 100
mg/m2を超えると導電性が不十分となるばかりでなく、
皮膜が着色し、良好な外観が得られなくなる。
【0030】クロメート皮膜のCr3+/(Cr3++Cr6+)比
は、 0.3〜 0.9であることが必要である。本発明の潤滑
処理鋼板は、後述するように、塗布方式によって製造さ
れるが、塗布型クロメートの耐食性は、Cr3+の酸化物お
よび水酸化物からなる皮膜のバリアー効果と、皮膜中に
含まれるCr6+による皮膜の自己修復作用によって発現し
ていると考えられる。それ故、Cr3+/(Cr3++Cr6+)比
が 0.3未満になると、堅牢な皮膜が形成されなくなり、
耐食性は低下する。また、Cr3+/(Cr3++Cr6+)比が
0.9を超えるとCr6+が足りなくなって、皮膜の傷部の自
己修復が不可能になる。
【0031】上記本発明の潤滑処理鋼板は前記のまた
はに記載の本発明方法によって製造することができ
る。
【0032】本発明方法で用いるクロメート処理液(シ
リカ変性ポリオレフィン系ワックスを添加する前のクロ
メート処理液)は、Cr3+/(Cr3++Cr6+)比が後述する
所定の範囲になるように部分還元を施した通常の塗布型
クロメート処理液である。
【0033】このワックス添加前のクロメート処理液の
製法は特に限定されるものではない。多価アルコール、
多価カルボン酸等によりクロム酸を還元して調製したも
のが好適である。多価アルコールとしては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン等を、多
価カルボン酸としてはコハク酸、アジピン酸等を用いれ
ばよい。また、市販の部分還元クロメート処理液を用い
てもよい。
【0034】ワックス添加前のクロメート処理液中のCr
3+/(Cr3++Cr6+)比は、これらの還元剤の添加量を加
減することによりコントロールすることが出来る。塗布
型クロメート処理で、乾燥温度が 100℃程度の場合、処
理液のCr3+/(Cr3++Cr6+)比と形成された皮膜のCr3+
/(Cr3++Cr6+)比はほぼ同じと考えられる。従って、
前記の発明で規定するCr3+/(Cr3++Cr6+)比が 0.3
〜 0.9のクロメート皮膜膜を形成させるために、クロメ
ート処理液中のCr3+/(Cr3++Cr6+)比を 0.3以上にコ
ントロールする。但し、処理液中のCr3+/(Cr3++C
r6+)を 0.6以上に上げると処理液のポットライフが極
めて短くなり、数日でゲル化してしまうので、前記の
の方法では 0.6未満とする。なお、クロメート皮膜中の
Cr3+/(Cr3++Cr6+)比を 0.6以上に高めるには、後述
するの方法を用いればよい。
【0035】このクロメート処理液には、造膜助剤とし
てりん酸、ポリりん酸などを添加してもよい。また、界
面反応を促進するために、珪ふっ化水素酸、ふっ酸など
を添加してもよい。
【0036】本発明方法で使用するシリカ変性ポリオレ
フィン系ワックスは、通常のポリオレフィン系ワックス
の表面をコロイダルシリカで処理したものである。ポリ
オレフィンとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等
で、形状が球形のものが好ましい。また、ポリオレフィ
ンの平均粒径は、サブミクロンから数ミクロン程度のも
のまで使用可能であるが、平均粒径が、 0.3μm 未満で
は潤滑性が十分でない場合があり、 5μm より大きいと
クロメート処理液中での分散安定性が十分でない場合が
あるので、 0.3〜 5μm 程度のものが好適である。
【0037】なお、ポリオレフィン系ワックスは、前述
したように、界面活性剤を含有せず、融点が80〜 160℃
のものを用いる。
【0038】ポリオレフィン系ワックスの水分散液にシ
ランカップリング剤を加えた後に添加するコロイダルシ
リカの平均粒径は、好ましくは10〜 100nmである。粒径
10nm未満のものは工業的に、すなわち安価で大量には入
手しにくいのみならず、かえって凝集し易い傾向があ
る。一方、粒径が 100nmを超えるものは、凝集し易く、
また、ワックスの表面修飾が行われにくい。なお、コロ
イダルシリカとしては、スノーテックス−O、スノーテ
ックス−OLなどがある(いずれも日産化学(株)
製)。
【0039】ポリオレフィン系ワックスの表面をコロイ
ダルシリカで処理する方法としては、化学的な方法およ
びメカノケミカル法があるが、本発明方法においては化
学的な方法、すなわちワックス表面をシランカップリン
グ剤で処理し、その後にコロイダルシリカと反応させる
方法を適用するのが好ましい。以下に、その方法を具体
的に説明する。
【0040】ポリオレフィン系ワックスの水分散液は市
販のものを用いればよい。但し、分散状態を安定に保つ
ための界面活性剤を含有していないものとする。これ
は、界面活性剤がクロメート皮膜の耐水性を低下させる
のみならず、ロールコートの際に泡立ちの原因となり、
塗工性が損なわれるからである。
【0041】ポリオレフィン系ワックスの水分散液に添
加するシランカップリング剤としては、例えば、ビニル
トリエトキシシラン、ビニル−トリス(β−メトキシエ
トキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β
−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン等を使用すればよい。好ましくいのは、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン等のエポキシ系シ
ランカップリング剤である。
【0042】ポリオレフィン系ワックスの水分散液に上
記カップリング剤を添加し、プロペラ式撹拌器、撹拌ポ
ンプ等、通常の手段で撹拌する。撹拌時間は10〜30分程
度で十分である。その後、コロイダルシリカを添加し、
さらに撹拌する。このときの撹拌方法および時間も同様
でよい。
【0043】シランカップリング剤の添加量をコロイダ
ルシリカに対して重量比で 0.2〜 5の割合、すなわち
コロイダルシリカ:シランカップリング剤(重量比)=
1:(0.2〜 5)にするのは、この比が 0.2未満であ
るとポリオレフィン系ワックス表面に十分なシリカ粒子
を付着させることが出来ず、ワックスの分散性を確保で
きなくなり、一方、 5を超えるとシランカップリング剤
が過剰となり、シリカ同士の凝集反応を促進するため、
シリカ変性ワックスの分散安定性が損なわれるからであ
る。
【0044】コロイダルシリカの添加量はシリカ変性ポ
リオレフィン系ワックスに対して重量比で 0.1〜 2の割
合、すなわちワックス:コロイダルシリカ(重量比)=
1:( 0.1〜 2)とする。この比が 0.1未満であるとシ
リカによるワックスの修飾効果が十分でなく、クロム酸
中にワックスを分散させることが出来ない。一方、 2を
超えるとワックスの表面に存在するシリカが過剰とな
り、シリカ自体が凝集を起こす。
【0045】上記のように調整したシリカ変性ポリオレ
フィンワックスを、前記の、Cr3+/(Cr3++Cr6+)比を
0.3以上 0.6未満にコントロールしたクロメート処理液
中に混合し撹拌する。混合は、クロメート処理液中のCr
含有量1に対してシリカ変性ポリオレフィンワックスが
重量比で 0.5〜 4の割合になるように行う。これは、前
述したように、 0.5未満では以下の工程を経て鋼板とし
たときの潤滑性が十分ではなく、 4を超えるとクロメー
ト皮膜の導電性が不十分になるからである。なお、前述
した理由で、クロメート皮膜中における全SiO2/Cr重量
比が 2以下になるように混合することが必要である。
【0046】得られたシリカ変性ポリオレフィン系ワッ
クス添加後のクロメート処理液を通常の方法によって母
材表面に塗布し、乾燥してクロメート皮膜を形成する。
なお、前記のワックス添加後のクロメート処理液にさら
にコロイダルシリカを添加したものを母材表面に塗布し
てやれば、この追加のコロイダルシリカは処理面に指紋
を付きにくくする耐指紋性、および上塗り塗装密着性の
向上に寄与する。ただし、上記のように、全SiO2/Cr比
が2以下となるように添加量を抑えることが必要であ
る。
【0047】クロメート処理液の塗布方法としては、ロ
ールコート法、スプレー法、浸漬法等いずれの方法を用
いてもよく、乾燥は、熱風炉、赤外線炉等により行えば
よい。
【0048】前記の方法は、クロメート皮膜中のCr3+
/(Cr3++Cr6+)比を 0.6以上に高めるに場合に用いる
方法で、の方法で用いるCr3+/(Cr3++Cr6+)比を
0.3〜0.6 程度に部分還元したクロメート処理液に、塗
布前にさらに還元剤を添加する方法である。この2段目
の還元剤の添加量は、未還元のCr6+に対して 0.5〜2 モ
ル当量とする。 0.5モル当量未満では還元強化の効果が
小さく、 2モル当量を超えて添加すると還元強化の効果
が飽和するだけでなく、耐食性が劣化する。なお、2段
目の還元剤の添加は、シリカ変成ポリオレフィン系ワッ
クスの添加の前後いずれで行ってもよい。また、2段目
の還元剤を添加する以外はの方法に同じで、この方法
によってCr3+/(Cr3++Cr6+)比が高い( 0.6〜 0.9)
クロメート皮膜を形成させることができる。
【0049】本発明方法は、上記のように、鋼板の表面
をクロメート皮膜のみで被覆する方法である。従って、
従来多用されている、亜鉛系めっき鋼板上にクロメート
処理層を設け、その上に固体潤滑材を含有する有機樹脂
皮膜を形成させたものに比べて安価に製造することがで
きる。
【0050】
【実施例】母材鋼板として電気亜鉛めっき鋼板(板厚:
0.8mm、めっき目付量:片面 40g/m2)を用い、本発明
方法を適用して得られた潤滑処理鋼板について、クロメ
ート処理液の安定性、クロメート皮膜の潤滑性、導電
性、耐食性および耐指紋性を調査した。
【0051】〔シリカ変成ポリオレフィン系ワックスの
調整〕用いたポリオレフィン系ワックスは、融点の異な
るポリエチレンワックス(PE)およびポリプロピレン
ワックス(PP)で、球形をなし、平均粒径が1μmの
ものである。
【0052】ポリオレフィン系のワックスの水分散液は
界面活性剤を含有していないものとした。なお、比較の
ために、ノニオン系の界面活性剤をワックス固形分に対
して20重量%添加したものも用いた。
【0053】コロイダルシリカとしては、平均粒径20nm
のものを使用した。
【0054】シランカップリング剤としては、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン(A)およびγ−
グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン(B)を
使用した。
【0055】前記のポリオレフィン系ワックスの水分散
液に上記のカップリング剤を添加し、プロペラ式撹拌器
で30分撹拌した。その後、コロイダルシリカを添加し、
さらに30分間撹拌してシリカ変成ポリオレフィン系ワッ
クスとした。
【0056】〔クロメート処理液の調製〕ワックス添加
前のクロメート処理液は、クロム酸水溶液に還元剤とし
てエチレングリコールを添加したもので、還元剤添加
後、24時間放置したものを用いた。
【0057】エチレングリコールの添加量を変化させる
ことにより、処理液中のCr3+/(Cr3++Cr6+)比をコン
トロールした。
【0058】このクロメート処理液にシリカ変性ポリオ
レフィン系ワックスを添加し、ワックス添加クロメート
処理液を調整した。また、必要に応じて、追加のコロイ
ダルシリカや2段還元用の還元剤(エチレングリコー
ル)を添加した。
【0059】〔クロメート処理〕母材鋼板をアルカリ脱
脂した後、上記のワックス添加クロメート処理液(以
下、単にクロメート処理液という)をバーコーターで塗
布し、電気オーブンを用いて所定の鋼板(焼付)温度に
なるように乾燥した。
【0060】シリカ変成ポリオレフィン系ワックスおよ
びクロメート処理液の調整、ならびにクロメート処理条
件を、表1および表2にまとめて示す。
【0061】得られた潤滑処理鋼板を対象として下記の
試験を行った。
【0062】〔クロメート処理液の安定性〕調製直後の
処理液を試験管に入れ、24時間放置した後、目視観察に
より調査した。評価基準は下記のとおりで、○印の場
合、良好とした。
【0063】○:変化せず △:沈澱するが、撹拌により再分散可能 ×:沈澱し、ゲル化 〔潤滑性〕動摩擦係数と絞り成形性を評価した。動摩擦
係数は、バウデン試験機を用い、加重500gで、直径 5mm
の鋼球を用い、塗油なしの条件で測定し、 0.2未満のと
き良好とした。また、絞り成形性は、円筒絞り試験機を
用い、しわ押さえ圧 1トン、ポンチ速度 5mm/分、塗油
なしで絞り比 2.2になるように成形したときの壁部の外
観観察により調査した。評価基準は下記のとおりで、○
印の場合、良好とした。
【0064】○:かじりなし △:一部かじりあり ×:全面かじり、または、成形不可能 〔導電性〕面圧150g/cm2 で処理面(表面積 1cm2 )ど
うしを接触させたときの抵抗値を測定した。評価基準は
下記のとおりで、○印の場合、良好とした。
【0065】○:15ミリオーム 以下 △:15ミリオーム を超え25ミリオーム 以下 ×:25ミリオーム 超え 〔耐食性〕塩水噴霧試験機により、試験面(平板部)の
10%に白錆が発生するまでの時間を測定した。評価基準
は下記のとおりで、○印の場合、良好とした。
【0066】○:150 時間超過 △:100 〜150 時間 ×:100 時間未満 〔耐指紋性〕試験面に人工汗液をスタンプで塗布し、そ
の部分を目視観察した。評価基準は下記のとおりで、○
印および△印の場合、良好とした。
【0067】○:ほとんど見えない △:不明瞭に見える ×:明瞭に見える 調査結果を表3および表4に示す。この結果から明かな
ように、本発明で規定する条件で作製したクロメート処
理液は全て安定性がよく、また、形成されたクロメート
皮膜は、潤滑性、導電性、耐食性および耐指紋性のいず
れも良好であった。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】
【発明の効果】本発明の潤滑処理鋼板は、導電性、潤滑
性および耐食性に優れるのみならず、耐指紋性をも具備
し、特に、電磁波シールド性が要求される精密電子機器
の函体用途等に好適である。この鋼板は、本発明方法に
より容易にかつ安価に製造することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亜鉛めっき鋼板または亜鉛系めっき鋼板の
    表面に付着量がCrに換算して20〜 100mg/m2であるクロ
    メート皮膜を有する潤滑処理鋼板であって、そのクロメ
    ート皮膜が、融点が80〜 160℃であるポリオレフィン系
    ワックスが変成されたもので、下記(2 )式および(3
    )式を満たすシリカ変性ポリオレフィン系ワックスが
    下記(1 )式を満たす割合で含まれるものであり、クロ
    メート皮膜中における全SiO2/Cr重量比が 2以下で、か
    つ、クロメート皮膜のCr3+/(Cr3++Cr6+)比が0.3〜
    0.9であることを特徴とする導電性に優れた潤滑処理鋼
    板。 Cr量:ワックス量(重量比)= 1:( 0.5〜 4) ・・・(1 ) ただし、Cr量 :クロメート皮膜中のCr含有量 ワックス量:クロメート皮膜中のシリカ変性ポリオレフ
    ィン系ワックス含有量 シリカ変性ポリオレフィン系ワックス量:コロイダルシリカ量(重量比) =1:( 0.1〜 2) ・・・(2 ) コロイダルシリカ量:シランカップリング剤の量(重量比) =1:( 0.2〜 5) ・・・(3 )
  2. 【請求項2】亜鉛めっき鋼板または亜鉛系めっき鋼板の
    表面にクロメート処理液を付着量がCrに換算して20〜10
    0 mg/m2となるように塗布し、乾燥する潤滑処理鋼板の
    製造方法であって、クロメート処理液が、Cr3+/(Cr3+
    +Cr6+)比が 0.3以上 0.6未満になるように部分還元し
    たクロメート処理液に下記のように調整したシリカ変性
    ポリオレフィン系ワックスをCr含有量1に対して重量比
    で 0.5〜 4の割合で、かつクロメート皮膜中における全
    SiO2/Cr重量比が 2以下になるように混合したものであ
    ることを特徴とする導電性に優れた潤滑処理鋼板の製造
    方法。 〔シリカ変性ポリオレフィン系ワックスの調整〕界面活
    性剤を含有しない、融点が80〜 160℃のポリオレフィン
    系ワックスの水分散液にシランカップリング剤を後に添
    加するコロイダルシリカに対して重量比で 0.2〜 5の割
    合で添加して撹拌し、次いでコロイダルシリカをシリカ
    変性ポリオレフィン系ワックスに対して重量比で 0.1〜
    2の割合で添加して撹拌する。
  3. 【請求項3】部分還元したクロメート処理液にさらに還
    元剤を未還元のCr6+に対して 0.5〜2 モル当量添加する
    ことを特徴とする請求項2記載の導電性に優れた潤滑処
    理鋼板の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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