JPH0790814A - プレキャスト床版の結合構造 - Google Patents
プレキャスト床版の結合構造Info
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- JPH0790814A JPH0790814A JP25645993A JP25645993A JPH0790814A JP H0790814 A JPH0790814 A JP H0790814A JP 25645993 A JP25645993 A JP 25645993A JP 25645993 A JP25645993 A JP 25645993A JP H0790814 A JPH0790814 A JP H0790814A
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- Japan
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- precast floor
- floor slabs
- floor slab
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼桁道路橋における鉄筋コンクリート製プレ
キャスト床版において、隣接して設置された床版相互の
結合作業の簡素化をはかる。 【構成】 鋼桁上に設置された既設の床版１Ａに対して
床版１Ｂを斜めにした状態で両床版１Ａ，１Ｂの各上段
側鉄筋２Ａ，２Ｂの各端部に形成した結合部10，10にシ
ヤーキーを挿入した後床版１Ｂを時計方向に回動して各
下段側鉄筋22Ａ，22Ｂの各端部に形成した結合部10Ｃ，
10Ｄを重合し、それらの円形穴９ａにシヤーキーを挿通
することにより、支点金具12を圧縮し、その反力で各鉄
筋に引張力を発生させて、床版１Ａ，１Ｂにこれらを圧
縮させるようなプレストレスを付与することができ、床
版１Ａ，１Ｂの結合作業の簡素化を可能にした。
キャスト床版において、隣接して設置された床版相互の
結合作業の簡素化をはかる。 【構成】 鋼桁上に設置された既設の床版１Ａに対して
床版１Ｂを斜めにした状態で両床版１Ａ，１Ｂの各上段
側鉄筋２Ａ，２Ｂの各端部に形成した結合部10，10にシ
ヤーキーを挿入した後床版１Ｂを時計方向に回動して各
下段側鉄筋22Ａ，22Ｂの各端部に形成した結合部10Ｃ，
10Ｄを重合し、それらの円形穴９ａにシヤーキーを挿通
することにより、支点金具12を圧縮し、その反力で各鉄
筋に引張力を発生させて、床版１Ａ，１Ｂにこれらを圧
縮させるようなプレストレスを付与することができ、床
版１Ａ，１Ｂの結合作業の簡素化を可能にした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼桁道路橋に用いる鉄
筋コンクリート製プレキャスト床版に関し、特に鋼桁上
に配設されたプレキャスト床版の互いに隣接するプレキ
ャスト床版を結合するための結合部に関する。
筋コンクリート製プレキャスト床版に関し、特に鋼桁上
に配設されたプレキャスト床版の互いに隣接するプレキ
ャスト床版を結合するための結合部に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、鋼桁道路の建設現場では、運搬
可能な大きさに工場で製作された多数の直方体状のプレ
キャスト床版を施工現場の鋼桁上に所定の間隔をおいて
設置し、隣接するプレキャスト床版を接合する作業が行
なわれている。そしてこの接続は次のようにして行なわ
れている。すなわち図６に示すように、鉄筋２の必要ラ
ップ継手長さが取れるように所定の間隔を置いてプレキ
ャスト床版１，１を鋼桁（図示せず）上に隣接して設置
し、配力筋３および型枠４を施した後に、両方のプレキ
ャスト床版１，１間に形成された間隙に現場でコンクリ
ート５を打設し両プレキャスト床版１，１を接合する。
コンクリート硬化後、予めプレキャスト床版１内に設置
したシース６内にＰＣ鋼線７を通し、これを緊張するこ
とによりプレキャスト床版にプレストレスを与える。
可能な大きさに工場で製作された多数の直方体状のプレ
キャスト床版を施工現場の鋼桁上に所定の間隔をおいて
設置し、隣接するプレキャスト床版を接合する作業が行
なわれている。そしてこの接続は次のようにして行なわ
れている。すなわち図６に示すように、鉄筋２の必要ラ
ップ継手長さが取れるように所定の間隔を置いてプレキ
ャスト床版１，１を鋼桁（図示せず）上に隣接して設置
し、配力筋３および型枠４を施した後に、両方のプレキ
ャスト床版１，１間に形成された間隙に現場でコンクリ
ート５を打設し両プレキャスト床版１，１を接合する。
コンクリート硬化後、予めプレキャスト床版１内に設置
したシース６内にＰＣ鋼線７を通し、これを緊張するこ
とによりプレキャスト床版にプレストレスを与える。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のプレキャスト床版の接続には次のような問題点
がある。 (1) 現場で型枠・配筋を行ない、コンクリートを打設す
るため、現場が汚れやすく、また工期が長くかかる。 (2) 全ての床版を設置した後プレストレスを導入するた
め、工期が長くかかると共に不経済である。 (3) 床版の一部破損に伴う取り替え工事に際しては、コ
ンクリートの解体はつり作業を伴うため、塵埃発生が問
題となり、また工期も長くかかり不経済である。 本発明は、簡単な作業により互いに隣接配置されたプレ
キャスト床版相互の結合が行なえるような結合構造をそ
なえたプレキャスト床版を提供することを目的とする。
な従来のプレキャスト床版の接続には次のような問題点
がある。 (1) 現場で型枠・配筋を行ない、コンクリートを打設す
るため、現場が汚れやすく、また工期が長くかかる。 (2) 全ての床版を設置した後プレストレスを導入するた
め、工期が長くかかると共に不経済である。 (3) 床版の一部破損に伴う取り替え工事に際しては、コ
ンクリートの解体はつり作業を伴うため、塵埃発生が問
題となり、また工期も長くかかり不経済である。 本発明は、簡単な作業により互いに隣接配置されたプレ
キャスト床版相互の結合が行なえるような結合構造をそ
なえたプレキャスト床版を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のプレキャスト床版の結合構造は、全体形状
をほぼ直方体に形成されるとともに、上側部と下側部と
にそれぞれ上段側鉄筋および下段側鉄筋を挿通されて上
記直方体の両端の接続端面に上記各鉄筋の露出部を有す
るように形成されたプレキャスト床版の相互間の結合構
造において、互いに対向する上記接続端面の中間部に支
点金具が介挿されるとともに、上記鉄筋の互いに対向す
る露出部相互を連結する水平なシヤーキーが設けられる
ことにより、上記各鉄筋にかかる引張力の反力として上
記プレキャスト床版にプレストレスがかかるように結合
されたことを特徴としている。
め、本発明のプレキャスト床版の結合構造は、全体形状
をほぼ直方体に形成されるとともに、上側部と下側部と
にそれぞれ上段側鉄筋および下段側鉄筋を挿通されて上
記直方体の両端の接続端面に上記各鉄筋の露出部を有す
るように形成されたプレキャスト床版の相互間の結合構
造において、互いに対向する上記接続端面の中間部に支
点金具が介挿されるとともに、上記鉄筋の互いに対向す
る露出部相互を連結する水平なシヤーキーが設けられる
ことにより、上記各鉄筋にかかる引張力の反力として上
記プレキャスト床版にプレストレスがかかるように結合
されたことを特徴としている。
【０００５】
【作用】上述の本発明のプレキャスト床版の結合構造で
は、隣接して設置されたプレキャスト床版を、それらの
鉄筋を直接機械的に結合するので、結合における強度低
下の心配はない。また、隣接するプレキャスト床版の鉄
筋の結合時に支点金具が床版相互間に介装されることに
より、自動的にプレキャスト床版にプレストレスを与え
ることができる。
は、隣接して設置されたプレキャスト床版を、それらの
鉄筋を直接機械的に結合するので、結合における強度低
下の心配はない。また、隣接するプレキャスト床版の鉄
筋の結合時に支点金具が床版相互間に介装されることに
より、自動的にプレキャスト床版にプレストレスを与え
ることができる。
【０００６】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
プレキャスト床版の結合構造について説明すると、図１
はその側断面図、図２は結合手順を示す側断面図、図３
は結合部の側面図、図４は図３のＡ矢視図、図５は図３
のＢ矢視図である。なお図１〜５中図６と同じ符号はほ
ぼ同一の部材を示している。
プレキャスト床版の結合構造について説明すると、図１
はその側断面図、図２は結合手順を示す側断面図、図３
は結合部の側面図、図４は図３のＡ矢視図、図５は図３
のＢ矢視図である。なお図１〜５中図６と同じ符号はほ
ぼ同一の部材を示している。
【０００７】この実施例も、プレキャスト床版１Ａ，１
Ｂが鋼桁上に互いに隣接して設置されて鋼桁道路橋を構
成するもので、図１において、符号１Ａ，１Ｂは、全体
形状をほぼ直方体状に形状されるとともにその両側面を
接続端面Ｘ，Ｙに形成されたプレキャスト床版を示して
いて、両プレキャスト床版１Ａ，１Ｂは、後記の支点金
具12等の部分を除いてほぼ同一の構造に形成され、この
実施例ではプレキャスト床版１Ａの右側に隣接してプレ
キャスト床版１Ｂが設置される。プレキャスト床版１Ａ
の右側の接続端面Ｘに支点支持板14がジベル16ａにより
埋設して取付けられ、支点支持板14の表面に鋼棒などの
剛性の大な材料製の支点金具12がプレキャスト床版１Ａ
の右端面から突出して溶接されている。
Ｂが鋼桁上に互いに隣接して設置されて鋼桁道路橋を構
成するもので、図１において、符号１Ａ，１Ｂは、全体
形状をほぼ直方体状に形状されるとともにその両側面を
接続端面Ｘ，Ｙに形成されたプレキャスト床版を示して
いて、両プレキャスト床版１Ａ，１Ｂは、後記の支点金
具12等の部分を除いてほぼ同一の構造に形成され、この
実施例ではプレキャスト床版１Ａの右側に隣接してプレ
キャスト床版１Ｂが設置される。プレキャスト床版１Ａ
の右側の接続端面Ｘに支点支持板14がジベル16ａにより
埋設して取付けられ、支点支持板14の表面に鋼棒などの
剛性の大な材料製の支点金具12がプレキャスト床版１Ａ
の右端面から突出して溶接されている。
【０００８】一方、プレキャスト床版１Ｂの左側の接続
端面Ｙに、支点支持板14と対向するように受圧板15がジ
ベル16ｂにより埋設して取付けられている。受圧板15に
は支点金具12との相対位置を確保するために必要な角度
θのくぼみ部15ａが形成されている。さらに、プレキャ
スト床版１Ａ，１Ｂには、プレキャスト床版１Ａ，１Ｂ
にプレストレスを付与するために、上側部と下側部とに
上段側および下段側の鉄筋２Ａ，２Ｂ，22Ａ，22Ｂがシ
ース（図示せず）を介して挿通されている。そして、各
鉄筋の２Ａ，２Ｂ，22Ａ，22Ｂはいずれもプレキャスト
床版１Ａ，１Ｂを貫通して挿通されており、各鉄筋２
Ａ，２Ｂの各接続端面Ｘ，Ｙに露出した各端部に、結合
部10が形成されている。
端面Ｙに、支点支持板14と対向するように受圧板15がジ
ベル16ｂにより埋設して取付けられている。受圧板15に
は支点金具12との相対位置を確保するために必要な角度
θのくぼみ部15ａが形成されている。さらに、プレキャ
スト床版１Ａ，１Ｂには、プレキャスト床版１Ａ，１Ｂ
にプレストレスを付与するために、上側部と下側部とに
上段側および下段側の鉄筋２Ａ，２Ｂ，22Ａ，22Ｂがシ
ース（図示せず）を介して挿通されている。そして、各
鉄筋の２Ａ，２Ｂ，22Ａ，22Ｂはいずれもプレキャスト
床版１Ａ，１Ｂを貫通して挿通されており、各鉄筋２
Ａ，２Ｂの各接続端面Ｘ，Ｙに露出した各端部に、結合
部10が形成されている。
【０００９】結合部10は、図３〜５に示すように、鉄筋
２Ａ（22Ａ）の右端部に形成され、中央部に円形状の穴
９ａを有し外形形状を円形に形成された凸部９と、凸部
９の左右方向に並設され凸部９の円形外周面９ｂと同一
の内径の円弧状の摺動面８ａを有し外形形状をほぼ半円
形に形成された凹部８とから構成されている。プレキャ
スト床版１Ｂの上段側および下段側の鉄筋２Ｂ，22Ｂの
各左端部の結合部10はこれと左右対称となっていて、プ
レキャスト床版１Ａ側の結合部とプレキャスト床版１Ｂ
側の結合部とが結合されるとき、両方の結合部10の凸部
９と凹部８とがそれぞれ噛合いかつ一方の凸部９の外周
面９ｂが他方の凹部８の摺動面８ａに対し摺接するよう
になっている。
２Ａ（22Ａ）の右端部に形成され、中央部に円形状の穴
９ａを有し外形形状を円形に形成された凸部９と、凸部
９の左右方向に並設され凸部９の円形外周面９ｂと同一
の内径の円弧状の摺動面８ａを有し外形形状をほぼ半円
形に形成された凹部８とから構成されている。プレキャ
スト床版１Ｂの上段側および下段側の鉄筋２Ｂ，22Ｂの
各左端部の結合部10はこれと左右対称となっていて、プ
レキャスト床版１Ａ側の結合部とプレキャスト床版１Ｂ
側の結合部とが結合されるとき、両方の結合部10の凸部
９と凹部８とがそれぞれ噛合いかつ一方の凸部９の外周
面９ｂが他方の凹部８の摺動面８ａに対し摺接するよう
になっている。
【００１０】そして、両方の結合部を10，10を左右方向
に重合したとき、それらの円形状の穴９ａ，９ａは同一
水平線上で整合し、これらにシヤーキー（shear key）1
1を水平状に挿通することにより、両方の結合部10，10
の結合が行なわれる。また、プレキャスト床版１Ａ，１
Ｂの端部には、上下ともに斜めカット部17Ａ，17Ｂが形
成されていて、後述の結合作業を容易にしている。上述
の構成により、プレキャスト床版１Ａ，１Ｂの結合は、
次の手順で行なわれる。
に重合したとき、それらの円形状の穴９ａ，９ａは同一
水平線上で整合し、これらにシヤーキー（shear key）1
1を水平状に挿通することにより、両方の結合部10，10
の結合が行なわれる。また、プレキャスト床版１Ａ，１
Ｂの端部には、上下ともに斜めカット部17Ａ，17Ｂが形
成されていて、後述の結合作業を容易にしている。上述
の構成により、プレキャスト床版１Ａ，１Ｂの結合は、
次の手順で行なわれる。
【００１１】すなわち図２に示すように、既設のプレキ
ャスト床版１Ａに対して取付け側のプレキャスト床版１
Ｂを斜めにした状態で、プレキャスト床版１Ａの上段側
の鉄筋２Ａの結合部10Ａ（補助符号「Ａ」，「Ｂ」……
等を付し他の結合部と区別する、以下同じ）とプレキャ
スト床版１Ｂの上段側の鉄筋２Ｂの結合部10Ｂとを左右
方向（図２における紙面に垂直な方向）に重合し、それ
らの円形状の穴９ａにシヤーキー11を水平状に挿通す
る。次いでシヤーキー11を中心にプレキャスト床版１Ｂ
を時計方向に、両プレキャスト床版１Ａ，１Ｂの各下段
側の鉄筋22Ａ，22Ｂの結合部10Ｃ，10Ｄが左右方向に重
合する位置に到達する（図１の状態）まで回動させる。
ャスト床版１Ａに対して取付け側のプレキャスト床版１
Ｂを斜めにした状態で、プレキャスト床版１Ａの上段側
の鉄筋２Ａの結合部10Ａ（補助符号「Ａ」，「Ｂ」……
等を付し他の結合部と区別する、以下同じ）とプレキャ
スト床版１Ｂの上段側の鉄筋２Ｂの結合部10Ｂとを左右
方向（図２における紙面に垂直な方向）に重合し、それ
らの円形状の穴９ａにシヤーキー11を水平状に挿通す
る。次いでシヤーキー11を中心にプレキャスト床版１Ｂ
を時計方向に、両プレキャスト床版１Ａ，１Ｂの各下段
側の鉄筋22Ａ，22Ｂの結合部10Ｃ，10Ｄが左右方向に重
合する位置に到達する（図１の状態）まで回動させる。
【００１２】そして、両結合部10Ｃ，10Ｄの円形状の穴
９ａにシヤーキー11を水平状に挿通する。これにより、
支点金具12が両側から圧縮力をうけることになり、その
反力として、両プレキャスト床版１Ａ，１Ｂの上段側の
鉄筋２Ａ，２Ｂおよび下段側の鉄筋２Ｃ，２Ｄのいずれ
にも引張力が発生する。このようにして、結合部10Ａ〜
10Ｄの結合を行なうと、これと同時に両プレキャスト床
版１Ａ，１Ｂにこれらを圧縮させるようなプレストレス
を付与することができる。なおこの場合のプレストレス
付与量は、支点金具12の位置および大きさならびにプレ
キャスト床版１Ｂの回動量などを調整することにより、
所定値に設定することができる。
９ａにシヤーキー11を水平状に挿通する。これにより、
支点金具12が両側から圧縮力をうけることになり、その
反力として、両プレキャスト床版１Ａ，１Ｂの上段側の
鉄筋２Ａ，２Ｂおよび下段側の鉄筋２Ｃ，２Ｄのいずれ
にも引張力が発生する。このようにして、結合部10Ａ〜
10Ｄの結合を行なうと、これと同時に両プレキャスト床
版１Ａ，１Ｂにこれらを圧縮させるようなプレストレス
を付与することができる。なおこの場合のプレストレス
付与量は、支点金具12の位置および大きさならびにプレ
キャスト床版１Ｂの回動量などを調整することにより、
所定値に設定することができる。
【００１３】そして、両プレキャスト床版１Ａ，１Ｂの
結合部の結合の完了後、上側の斜めカット部17Ａ，17Ｂ
間に圧縮ブロック13が挿入され、両プレキャスト床版１
Ａ，１Ｂの結合作業が完了する。この圧縮ブロック13は
床版上面を平滑にすると共に、プレキャスト床版と一体
化されて隣接するプレキャスト床版間で圧縮力が直接伝
わるようにするために挿入されるものである。なお、下
側の斜めカット部17Ａ，17Ｂ間には、つめ物は施こさな
い。
結合部の結合の完了後、上側の斜めカット部17Ａ，17Ｂ
間に圧縮ブロック13が挿入され、両プレキャスト床版１
Ａ，１Ｂの結合作業が完了する。この圧縮ブロック13は
床版上面を平滑にすると共に、プレキャスト床版と一体
化されて隣接するプレキャスト床版間で圧縮力が直接伝
わるようにするために挿入されるものである。なお、下
側の斜めカット部17Ａ，17Ｂ間には、つめ物は施こさな
い。
【００１４】このようにして、この実施例では、結合部
10が、円形状の穴９ａを有する凸部９と凹部８とが左右
に並んで形成されるとともに、隣接する結合部同志は凹
部８と凸部９とがそれぞれ噛合い可能に重合し、さら
に、整合した円形状の穴９ａにシヤーキー11が水平状に
挿通される構成となっているため、シヤーキー11を介し
て鉄筋に引張力を付与して、プレキャスト床版１Ａ，１
Ｂに、これらを圧縮するようなプレストレスを付与する
ことができる。また凹部８と凸部９との噛合いにより剪
断力をそれぞれ伝達することができる。また、シヤーキ
ー11の脱着のみでプレキャスト床版の取替えが可能なた
め、補修コストの面で有利である。
10が、円形状の穴９ａを有する凸部９と凹部８とが左右
に並んで形成されるとともに、隣接する結合部同志は凹
部８と凸部９とがそれぞれ噛合い可能に重合し、さら
に、整合した円形状の穴９ａにシヤーキー11が水平状に
挿通される構成となっているため、シヤーキー11を介し
て鉄筋に引張力を付与して、プレキャスト床版１Ａ，１
Ｂに、これらを圧縮するようなプレストレスを付与する
ことができる。また凹部８と凸部９との噛合いにより剪
断力をそれぞれ伝達することができる。また、シヤーキ
ー11の脱着のみでプレキャスト床版の取替えが可能なた
め、補修コストの面で有利である。
【００１５】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のプレキャ
スト床版の結合構造によれば、次のような効果ないし利
点が得られる。 (1) 現場での結合に伴うコンクリート工事が無くなり、
クリーンな現場を提供できるとともに、コスト低減，工
期短縮に貢献し得る。 (2) １枚のプレキャスト床版を設置する毎にプレストレ
スが導入されるので、工期短縮に貢献し得る。 (3) シヤーキーの脱着のみで床版の取り替えが可能とな
り、塵埃発生の問題が無くなり、補修時のコスト低減，
工期短縮に貢献し得る。
スト床版の結合構造によれば、次のような効果ないし利
点が得られる。 (1) 現場での結合に伴うコンクリート工事が無くなり、
クリーンな現場を提供できるとともに、コスト低減，工
期短縮に貢献し得る。 (2) １枚のプレキャスト床版を設置する毎にプレストレ
スが導入されるので、工期短縮に貢献し得る。 (3) シヤーキーの脱着のみで床版の取り替えが可能とな
り、塵埃発生の問題が無くなり、補修時のコスト低減，
工期短縮に貢献し得る。
【図１】本発明の一実施例としてのプレキャスト床版の
結合構造の側断面図。
結合構造の側断面図。
【図２】同連結手順の側断面図。
【図３】同連結部の側面図。
【図４】図３のＡ矢視図。
【図５】図３のＢ矢視図。
【図６】従来のプレキャスト床版の接合手順の側面図。
１Ａ，１Ｂ プレキャスト床版 ２Ａ，２Ｂ 上段側の鉄筋 ３ 配力筋 ８ 凹部 ８ａ 摺動面 ９ 凸部 ９ａ 円形穴 ９ｂ 外周面 10 結合部 11 シヤーキー 12 支点金具 13 圧縮ブロック 14 支点支持板 15 受圧板 16ａ，16ｂ ジベル 22Ａ，22Ｂ 下段側の鉄筋 Ｘ，Ｙ 接続端面
Claims (1)
- 【請求項１】 全体形状をほぼ直方体に形成されるとと
もに、上側部と下側部とにそれぞれ上段側鉄筋および下
段側鉄筋を挿通されて上記直方体の両端の接続端面に上
記各鉄筋の露出部を有するように形成されたプレキャス
ト床版の相互間の結合構造において、互いに対向する上
記接続端面の中間部に支点金具が介挿されるとともに、
上記鉄筋の互いに対向する露出部相互を連結する水平な
シヤーキーが設けられることにより、上記各鉄筋にかか
る引張力の反力として上記プレキャスト床版にプレスト
レスがかかるように結合されたことを特徴とする、プレ
キャスト床版の結合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25645993A JPH0790814A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | プレキャスト床版の結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25645993A JPH0790814A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | プレキャスト床版の結合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0790814A true JPH0790814A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17292937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25645993A Withdrawn JPH0790814A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | プレキャスト床版の結合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790814A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100722400B1 (ko) * | 2006-08-17 | 2007-05-28 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 강재거더 세그먼트 연결 구조 |
| KR100722401B1 (ko) * | 2006-08-17 | 2007-05-28 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 조립식 강교량 |
| WO2008020716A1 (en) * | 2006-08-17 | 2008-02-21 | Research Institute Of Industrial Science & Technology | Modular steel bridge |
| JP2015001045A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 川田建設株式会社 | プレキャストコンクリート床版の接続構造 |
| JP2017008671A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 三井住友建設株式会社 | プレキャスト橋梁部材 |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP25645993A patent/JPH0790814A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100722400B1 (ko) * | 2006-08-17 | 2007-05-28 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 강재거더 세그먼트 연결 구조 |
| KR100722401B1 (ko) * | 2006-08-17 | 2007-05-28 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 조립식 강교량 |
| WO2008020716A1 (en) * | 2006-08-17 | 2008-02-21 | Research Institute Of Industrial Science & Technology | Modular steel bridge |
| JP2015001045A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 川田建設株式会社 | プレキャストコンクリート床版の接続構造 |
| JP2017008671A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 三井住友建設株式会社 | プレキャスト橋梁部材 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |