JP5285305B2 - プレキャスト部材の接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、橋梁や人工地盤等に敷設される床版などのプレキャスト部材の接合構造に関するものである。
従来、鉄筋コンクリート又はプレストレストコンクリートなどによってプレキャスト床版を工場で製作し、現場でこれらのプレキャスト床版を接合して橋梁の床版にすることが知られている(特許文献1,2参照)。
また、このようなプレキャスト部材同士を接合させるための接合構造は、上記文献以外にも特許文献3,4など、多数、開示されている。
特許第2602793号公報 特許第2996606号公報 特許第4022205号公報 特許第2913461号公報
しかしながら、このようなプレキャスト部材の接合構造は、適用するプレキャスト部材の形状、要求される耐力や耐久性などによって、最適なものが選択されるべきであり、様々な効果を有する様々な接合構造の開発が望まれる。
そこで、本発明は、プレキャスト部材同士を高い耐力で接合可能な耐久性に優れたプレキャスト部材の接合構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のプレキャスト部材の接合構造は、隙間をあけて配置されたプレキャスト部材同士を接合させる接合構造であって、双方のプレキャスト部材の接合側端部では、一部を内部に埋設させた有孔板を少なくとも一つの孔が前記隙間に配置されるように突設させ、前記隙間においては双方のプレキャスト部材から突出された有孔板の孔が面直角方向で見て略一致するようにし、前記隙間に充填材を充填するとともにそれらの孔に挿通させたPC鋼材によって前記充填材の充填部にプレストレスを導入することを特徴とする。
また、別のプレキャスト部材の接合構造は、隙間をあけて配置されたプレキャスト部材同士を接合させる接合構造であって、前記プレキャスト部材の接合側端部では、一部を内部に埋設させた棒状継手材を突設させた箇所では対向するプレキャスト部材にその棒状継手材の先端を収容させる挿入孔が形成され、その挿入孔は一端が前記隙間側に開口されるとともに他端は外部に連通され、前記隙間と前記挿入孔に充填材を充填することを特徴とする。
ここで、前記接合側端部には、凹部が形成されているものが好ましい。
また、前記プレキャスト部材は、接合直交方向に延設されるリブ部が少なくとも接合側端部に設けられた床版であって、前記有孔板又は前記棒状継手材は前記接合直交方向に間隔を置いて複数、設けられる構成とすることができる。
さらに、前記プレキャスト部材は、セメントと、最大粒度径が2.5mm以下の骨材粒子と、ポゾラン系反応粒子と、分散剤とを含有する組成物を水と混合することにより得られるセメント質マトリックスに、直径が0.1〜0.3mm、長さが10〜30mmの形状の繊維を全容積の1〜4%混入して得られる圧縮強度が150N/mm以上、曲げ引張強度が15N/mm以上、割裂引張強度が5N/mm以上の力学的特性をもつ繊維補強セメント系混合材料によって製作することができる。
このように構成された本発明のプレキャスト部材の接合構造は、一部を内部に埋設させた有孔板を双方のプレキャスト部材の接合側端部から突設させて充填材で一体化させるとともに、有孔板の孔に挿通させたPC鋼材によって充填部にプレストレスを導入している。
このため、プレキャスト部材同士は、双方の接合側端部から突設させた有孔板を介して充填部で接続されるとともに、有孔板は充填部においてプレストレスによって締め付けられて、強固な接合構造にすることができる。また、有孔板及びPC鋼材は充填材よって覆われているので、耐久性に優れた接合構造にすることができる。
また、別のプレキャスト部材の接合構造は、一部を内部に埋設させた棒状継手材を一方のプレキャスト部材の接合側端部から突設させ、その先端を他方のプレキャスト部材の挿入孔に収容して充填材で一体化させる。
このため、プレキャスト部材同士は、双方の接合側端部から突設させた棒状継手材と充填材とによって強固な接合構造にすることができる。また、棒状継手材は充填材よって覆われているので、耐久性に優れた接合構造にすることができる。
さらに、接合側端部に凹部を形成することによって、隙間に充填された充填材が凹部に流れ込んで凹凸の嵌合形状が形成されるので、凹部の形状によって接合直交方向の力に対する抵抗力を高めることができる。
そして、接合直交方向にリブ部が延設されるプレキャスト部材であればリブ部以外の厚さを薄くして軽量化が図れるとともに、接合側端部にリブ部を設けることによって接合構造を容易に構築することができるようになる。
また、プレキャスト部材を、セメントと、最大粒度径が2.5mm以下の骨材粒子と、ポゾラン系反応粒子と、分散剤とを含有する組成物を水と混合することにより得られるセメント質マトリックスに、直径が0.1〜0.3mm、長さが10〜30mmの形状の繊維を全容積の1〜4%混入して得られる圧縮強度が150N/mm以上、曲げ引張強度が15N/mm以上、割裂引張強度が5N/mm以上の力学的特性をもつ繊維補強セメント系混合材料によって製作すれば、軽量かつ耐久性に優れたプレキャスト部材の接合構造を構築することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態のプレキャスト部材の接合構造は、橋梁や人工地盤等に敷設されるプレキャスト床版1,1同士の接合などに適用することができる。
図2は、架設中の橋梁2を下から見上げた斜視図であり、図3はプレキャスト床版1の敷設作業中の橋梁2を見下ろした斜視図である。
この橋梁2は、図2に示すように、橋軸方向に間隔を置いて立設された橋脚22,22の上に2本の橋桁21,21が架け渡され、その橋桁21,21に跨って複数のプレキャスト床版1,・・・が架け渡される。
そして、プレキャスト床版1,1同士は接合部10によって連結されて接合構造が構築される。ここで、プレキャスト床版1,1同士の接合方向は橋軸方向に一致し、接合直交方向は橋梁2の幅方向に一致する。なお、接合直交方向のうちプレキャスト床版1の面外方向については、上下方向と表現する。
このプレキャスト床版1は、超高強度の繊維補強セメント系混合材料を使用して製作するのが好ましい。
この繊維補強セメント系混合材料は、セメントと、骨材粒子と、ポゾラン系反応粒子と、分散剤とを含有する組成物を水と混合することにより得られるセメント質マトリックスに、金属繊維を混入して製造する。
ここで、前記骨材粒子には、最大粒度径が3.0mm以下、好ましくは2.5mm以下の硅砂等の骨材材料を使用する。また、ポゾラン系反応粒子には、粒子径が15μm以下のものを使用する。例えば、粒子径が0.01〜0.5μmの活性度の高いポゾラン系反応粒子としてシリカヒューム等を使用し、粒子径が0.1〜15μmの活性度の低いポゾラン系反応粒子としてフライアッシュや高炉スラグ等を使用する。これらの活性度の異なるポゾラン系反応粒子は、混合したり、単独で使用したりすることができる。また、前記分散剤は、流動性を高めるために少なくとも1種類使用する。
また、金属繊維には、例えば直径が0.1〜0.3mm程度で、長さが10〜30mm程度の形状の引張り降伏応力度が2600〜2800N/mm2の鋼繊維を使用する。さらに、この鋼繊維は、製造される繊維補強セメント系混合材料の全容積の1〜4%程度の量を混入させる。
このような配合で製造される前記繊維補強セメント系混合材料は、圧縮強度が150〜200N/mm、曲げ引張強度が15〜45N/mm、割裂引張強度が5〜25N/mm、透水係数が4.0×10-17cm/sec、塩分拡散係数が0.0019cm2/年、弾性係数が50〜55GPaの特性を有する。
そして、このような繊維補強セメント系混合材料を使用して、図4に示すように複数のリブ部(14,15)が延設されたプレキャスト床版1を工場などで製作する。ここで、繊維補強セメント系混合材料でプレキャスト床版1を構築する場合は、通常、鉄筋を配置する必要がない。
このプレキャスト床版1は、接合直交方向に延設される複数のリブ部(14,15)を備えており、接合側端部となる両側の端部11,11に沿って設けられる端リブ14,14と、それらの間に等間隔で延設される複数のリブ15,・・・とがある。
これらのリブ部(14,15)には、PC鋼材としてのPC鋼線34,・・・が埋設されており、それによってプレストレスが導入される。すなわち、このPC鋼線34は、プレテンション方式でプレストレスを導入させる部材で、PC鋼線34を緊張して張力をかけた状態でその周囲に繊維補強セメント系混合材料を打設し、所定の強度が発現した後にPC鋼線34の緊張を解除すると、PC鋼線34の周囲に付着した繊維補強セメント系混合材料を介してリブ部(14,15)及びプレキャスト床版1にプレストレスが導入される。
また、このプレキャスト床版1の端部11には、図1に示すように凹部としての凹溝12が接合直交方向に向けて延設されている。なお、ここでは凹溝12として接合直交方向に連続する凹部としたが、これに限定されるものではなく、截頭四角錐状や断面視台形の四角柱状の凹部を複数、点在させてもよい。
また、本実施の形態では、このプレキャスト床版1の端部11に、有孔板としての孔あき鋼板3を接合直交方向に間隔を置いて複数、配置する。
この孔あき鋼板3は、図1に示すように、プレキャスト床版1の内部に埋設させる埋設部3bと、端部11から突出させる突出部3aとを有している。ここで、繊維補強セメント系混合材料によってプレキャスト床版1を構築する場合は、孔あき鋼板3との付着強度が高くなるので、埋設部3bの面積を小さくすることが可能になる。また、孔あき鋼板3は、亜鉛メッキ鋼板などで成形することによって防食性を高めることができる。
そして、突出部3aには面直角方向に貫通する複数の孔31,31が設けられるとともに、埋設部3bにも面直角方向に貫通する複数の孔32,32が設けられる。
この埋設部3bの孔32は、孔あき鋼板3の面直角方向(接合直交方向)で見て他の孔あき鋼板3,・・・の孔32,・・・と略一致するように配置されており、それらの孔32,・・・に上述したPC鋼線34が挿通されてプレストレスが導入される。このように孔あき鋼板3の埋設部3bをプレストレスで締め付けることによって、せん断強度が高められて孔あき鋼板3の接合耐力を向上させることができる。
続いて、本実施の形態のプレキャスト床版1,1同士の接合構造の構成を、接合過程を示した図1を参照しながら説明する。
まず、接合させる2枚のプレキャスト床版1,1は、端部11,11が対向するようにして隙間13を挟んで設置される。この隙間13は、例えば10〜30cmの間隔に設定される。
また、この際、一方のプレキャスト床版1の端部11から突設された孔あき鋼板3,・・・の間に、他方のプレキャスト床版1の端部11から突設された孔あき鋼板3,・・・が配置されるようにする。
そして、双方のプレキャスト床版1,1から交互に突設された孔あき鋼板3,・・・の孔31,・・・は、孔あき鋼板3の面直角方向(接合直交方向)で見て他の孔あき鋼板3,・・・の孔31,・・・と略一致するように配置されており、それらの孔31,・・・にPC鋼材としてのアンボンドPC鋼線33が挿通されている。
このアンボンドPC鋼線33は、PC鋼線の周りが樹脂パイプなどの被覆材で被覆されたPC鋼材で、アンボンドPC鋼線33の周りに充填材を充填しても、充填材は被覆材に付着するだけでその内部のPC鋼線には付着しないので、充填材が硬化した後にPC鋼線を緊張して張力を与えることができるようになっている。
そして、この隙間13には、充填材として例えば上述した繊維補強セメント系混合材料を充填する。充填材にプレキャスト床版1と同じ材料を使用することによって、接合部10をプレキャスト床版1と同程度の性能にすることができる。
なお、充填材には、この他にも無収縮モルタル、又は速硬性、流動性及び無収縮性若しくは膨張性を有するセメント系ペーストなどが使用できる。
このようにして隙間13に充填材を充填した部分には、図4に示すように充填部35が形成される。この充填部35は、充填材が双方のプレキャスト床版1,1の凹溝12,12に充填されることで、両側に凸条を備えた形状に成形される。
そして、この充填部35の充填材の強度が所定の強度に達した後に、ポストテンション方式によって充填部35にプレストレスを導入する。このポストテンション方式では、アンボンドPC鋼線33の内部のPC鋼線の一端を、充填部35の接合直交方向の一方の端部に固定し、PC鋼線の他端をジャッキなどで緊張した後に、PC鋼線に張力が与えられた状態で他端を充填部35の他方の端部に固定することで、充填部35にプレストレスを導入する。
次に、本実施の形態のプレキャスト床版1,1同士の接合構造の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のプレキャスト床版1,1同士の接合構造は、プレキャスト床版1の内部に埋設させる埋設部3bを備えた孔あき鋼板3を、双方のプレキャスト床版1,1の接合側の端部11,11から隙間13にそれぞれ突設させて、その隙間13には充填材を充填して充填部35を形成する。また、孔あき鋼板3の突出部3aの孔31に挿通させたアンボンドPC鋼線33を緊張することによって、充填部35にプレストレスを導入している。
このため、プレキャスト床版1,1同士は、双方の接合側の端部11,11から突設させた孔あき鋼板3,・・・を介して充填部35で接続される。さらに、孔あき鋼板3,・・・は、充填部35においてプレストレスによって締め付けられるので、孔あき鋼板3,・・・と充填部35の充填材との接合耐力は向上して強固な接合構造にすることができる。
また、孔あき鋼板3及びアンボンドPC鋼線33は、充填材とプレキャスト床版1とによって覆われているので、防食性能が高く耐久性に優れた接合構造にすることができる。
さらに、接合側の端部11に凹溝12を形成することによって、隙間13に充填された充填材が凹溝12に流れ込んで凹凸の嵌合構造がせん断キー(コッタ)として形成される。このため、例えばプレキャスト床版1に接合方向(橋軸方向)の曲げが発生しても、端部11を上下方向にずらすせん断力に対して抵抗させることができるので、接合構造のせん断抵抗力を高めることができる。
他方、この凹部が複数、点在される形状であれば、上下方向だけでなく接合直交方向(幅方向)のせん断力に対しても抵抗力を高めることができる。
そして、接合直交方向にリブ部(14,15)が延設されるプレキャスト床版1であれば、リブ部以外の厚さを薄くして軽量化を図ることができる。また、接合側の端部11に端リブ14を設けることによって、端部11の寸法が厚くなって接合構造を構築するためのスペースができるので、容易に接合構造を構築することができるようになる。
また、プレキャスト床版1や充填部35を、セメントと、最大粒度径が2.5mm以下の骨材粒子と、ポゾラン系反応粒子と、分散剤とを含有する組成物を水と混合することにより得られるセメント質マトリックスに、直径が0.1〜0.3mm、長さが10〜30mmの形状の繊維を全容積の1〜4%混入して得られる圧縮強度が150N/mm以上、曲げ引張強度が15N/mm以上、割裂引張強度が5N/mm以上の力学的特性をもつ繊維補強セメント系混合材料によって製作すれば、軽量かつ耐久性に優れたプレキャスト床版1,1同士の接合構造を構築することができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例1について、図5,6を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図5には、棒状継手材を使用した二種類の接合構造を示した。
まず、図5(a)の接合構造を説明するために、図6の接合過程を示した斜視図を参照しながら説明する。
この実施例1の接合構造では、プレキャスト床版1の端部11に棒状継手材としての差し筋4を突設させる。この差し筋4は、端部11から突出させる突出部4aと、プレキャスト床版1の内部に埋設させる埋設部4bとを有している。
この差し筋4は、突出部4aは直線状にし、埋設部4bは端リブ14のハンチに合わせて上方に傾斜させることで、埋設部4bに一定のかぶり厚を確保することができる。また、エポキシ鉄筋や亜鉛メッキ鉄筋を使用することで、防食性能を高めることができる。
また、差し筋4を途中で折り曲げることで、引抜き抵抗力を増加させることができる。さらに、差し筋4には、周面に凹凸が成形された異形鉄筋などを使用することで、付着抵抗を大きくすることができる。また、埋設部4bの定着力を高めるために、端部に定着プレート、フック、突起などの定着部を設けてもよい。
また、差し筋4を突設させた箇所では、対向するプレキャスト床版1にその差し筋4の先端を収容させる挿入孔41を形成する。
この挿入孔41は、一端が隙間13側に開口される差込口41aになるとともに、差し筋4の先端が到達するあたりまで円筒形に形成され、その後、上方に屈曲されてプレキャスト床版1の上面に連通され上面口41bが形成される。
このような差し筋4と挿入孔41は、プレキャスト床版1の端部11に交互に設けられ、一方のプレキャスト床版1の差し筋4が突設されている箇所では対向する他方のプレキャスト床版1の端部11には挿入孔41が設けられ、一方のプレキャスト床版1の挿入孔41が設けられている箇所では対向する他方のプレキャスト床版1の端部11には差し筋4が突設されている。
そして、図6に示すように向かい合わせにされたプレキャスト床版1,1間の隙間13を縮めていくと、差し筋4の先端は対向する挿入孔41の差込口41aに差し込まれ、図5(a)に示すように挿入孔41に差し筋4の先端部が収容された状態になる。この際の隙間13は、例えば2〜6cmの間隔に設定される。
そして、この隙間13には、充填材を充填する。充填材は隙間13に充填されるとともに、差込口41aから挿入孔41の内部にも侵入する。ここで、挿入孔41は、上面口41bによって外部に連通されているで、この上面口41bが空気孔になって挿入孔41全体に充填材を充填することができる。また、この上面口41aによって、充填性を確認することができる。
一方、図5(b)に示された接合構造は、プレキャスト部材として平板状のプレキャスト平版1A,1A同士を接合する構造である。
ここでは、棒状継手材として直線状の差し筋5を使用する。すなわち、この形態では、差し筋5は、突出部5aだけでなく埋設部5bも直線状になる。なお、埋設部5bについては、直線状にするのではなく、上述した図5(a)の埋設部4bと同様に途中で折り曲げて上方に傾斜させることもできる。このように上方に折り曲げることによって、埋設部5bがプレキャスト平版1Aの曲げ圧縮領域に配置されることになり差し筋5の定着強度を高めることができるとともに、曲げ引張領域の負担を低減又は無くすことができる。
そして、図5(a)と同様にして差し筋5の先端を挿入孔51に挿入し、隙間13に充填材を充填して充填部52を形成する。
このように構成された実施例1のプレキャスト床版1,1(1A,1A)同士の接合構造は、一部を内部に埋設させた差し筋4(5)を一方のプレキャスト床版1(1A)の接合側の端部11から突設させ、その先端を他方の挿入孔41(51)に収容して充填材で一体化させる。
このため、プレキャスト床版1,1(1A,1A)同士は、双方の接合側の端部11,11から突設させた差し筋4(5)と充填材とによって強固に接合させることができる。また、差し筋4(5)は、全長にわたって充填材よって覆われているので、耐久性に優れた接合構造にすることができる。
なお、この実施例1では、プレキャスト床版1の端部11に、差し筋4(5)と挿入孔41(51)を交互に設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、一方のプレキャスト床版1には差し筋4(5)だけを設け、他方のプレキャスト床版1には挿入孔41(51)だけを設けるという構成であってよい。
また、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態又は実施例1とは別の形態の実施例2について図7を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例2では、円弧状の棒状継手材を使用する場合について説明する。
図7(a)に示した接合構造では、一方のプレキャスト床版1の端部11には凸部64が設けられており、他方のプレキャスト床版1の端部11にはその凸部64に嵌合する形状の凹部65が設けられている。
また、双方のプレキャスト床版1,1の端リブ14,14には、繋げると円弧状の挿入孔61が形成される曲り孔がそれぞれ設けられている。また、挿入孔61の端部となるプレキャスト床版1の上面には、定着部63となる窪みが設けられている。
そして、双方のプレキャスト床版1,1の端部11,11に接着剤を塗布して当接させて凸部64を凹部65に嵌合させると、挿入孔61が連通されることになる。続いて、この挿入孔61の一方から曲りボルト6を挿入し、後端を一方のプレキャスト床版1の定着部63にナット62で固定する。なお、ナット62に代えて、後端に定着プレートなどの突起部を設けておき、定着部63に引っ掛かるようにしておいてもよい。また、この曲りボルト6は、高強度ボルト、PC鋼棒などで形成できる。
また、挿入孔61に曲りボルト6を挿入すると、先端が他方のプレキャスト床版1の定着部63に突出することになるので、その先端にもナット62を嵌めて曲りボルト6を締め付け定着部63に定着させる。この定着部63には、防食などの目的で充填材を充填してもよい。
このように曲りボルト6を締め付ける構造であれば、接合構造に接合方向のプレストレスが導入されて強固な連結にすることができる。また、定着部63,63に充填材を充填しない場合は、施工後も曲りボルト6の交換や締め直し又はプレキャスト床版1の取り替えなどの補修を容易におこなうことができる。
一方、図7(b)に示した接合構造では、プレキャスト床版1,1同士は隙間74を挟んで接合させる。また、双方のプレキャスト床版1,1の端リブ14,14には、繋げると円弧状の挿入孔71が形成される曲り孔がそれぞれ設けられている。
そして、双方のプレキャスト床版1,1を2〜6cmの隙間74を挟んで配置し、挿入孔71の一方から曲り差し筋7を挿入する。続いて、隙間74と挿入孔71に充填材を充填しプレキャスト床版1,1同士を接合する。
このように曲り差し筋7を挿入して充填材を充填する構成であれば、容易に接合構造を構築できるうえに、曲り差し筋7が充填材で被覆されるので耐久性に優れている。また、隙間74の幅を狭くできるので、充填材の使用量が少なくてすむ。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態又は他の実施例とは別の形態の実施例3について図8を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は他の実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例3では、プレキャスト部材としてプレキャスト平版1A,1A同士の接合構造について説明する。
図8(a)に示した接合構造では、プレキャスト平版1Aの接合側端部に鉄筋継手81を突設させている。この鉄筋継手81は、対向するプレキャスト平版1A,1Aで同じ位置に設ける。
そして、プレキャスト平版1A,1A同士を20〜50cmの隙間を介して対向させると、同じ位置に配置された鉄筋継手81,81の先端同士が突き合わされることになる。この鉄筋継手81,81の先端同士は、溶接部81aによって接合する。
続いて、プレキャスト平版1A,1A間にアンボンドPC鋼線33,33を配置し、充填材を充填して充填部81bを形成する。この充填材は、プレキャスト平版1Aの凹部81cにも充填されてせん断キーが形成される。
また、充填部81bに所定の強度が発現した後に、アンボンドPC鋼線33,33を緊張して充填部81bに接合直交方向のプレストレスを導入する。
また、図8(b)に示した接合構造では、プレキャスト平版1Aの接合側端部に鉄筋継手82を突設させている。この鉄筋継手82は、対向するプレキャスト平版1A,1Aで接合直交方向に少しずらした位置に設ける。
そして、プレキャスト平版1A,1A同士を20〜30cmの隙間を介して対向させると、鉄筋継手82,82の先端付近がラップしてラップ部82aが形成される。
続いて、プレキャスト平版1A,1A間にアンボンドPC鋼線33,33を配置し、充填材を充填して充填部82bを形成する。この充填材は、プレキャスト平版1Aの凹部82cにも充填されてせん断キーが形成される。
また、充填部82bに所定の強度が発現した後に、アンボンドPC鋼線33,33を緊張して充填部82bに接合直交方向のプレストレスを導入する。
このように鉄筋継手82,82同士をラップさせる構造であれば、接合効率が良く、施工誤差があっても容易に吸収させることができる。
さらに、図8(c)に示した接合構造では、プレキャスト平版1Aの接合側端部にループ継手83を突設させている。このループ継手83は、U形又は長円状に突出部が形成されているので、両端をプレキャスト平版1Aに定着させることができる。
そして、プレキャスト平版1A,1A同士を20〜30cmの隙間を介して対向させると、ループ継手83,83の突出部がラップして、そのラップ部83aには側面視長円の貫通孔が形成されることになる。
続いて、ループ継手83,83のラップ部83aにアンボンドPC鋼線33,33を挿通させ、充填材を充填して充填部83bを形成する。この充填材は、プレキャスト平版1Aの凹部83cにも充填されてせん断キーが形成される。
また、充填部83bに所定の強度が発現した後に、アンボンドPC鋼線33,33を緊張して充填部83bに接合直交方向のプレストレスを導入する。
このようにループ継手83,83を使用すれば、充填部83bの定着長を短くすることができるので、隙間の幅が狭くても強固な接合構造を構築することができる。
なお、この実施例3で説明したプレキャスト平版1A,1A同士の接合構造においては、充填部81b,82b,83bにアンボンドPC鋼線33,33に代えて鉄筋を配置することで、プレストレスの導入を省略することもできる。
また、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、プレキャスト部材(1,1A)及び充填材を繊維補強セメント系混合材料で構築する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、プレキャスト部材(1,1A)を鉄筋コンクリート又はプレストレストコンクリートで構築したり、充填材に無収縮モルタルを使用したりするなど任意に選択できる。
また、前記実施の形態及び実施例では、プレキャスト部材として版状部材について説明したが、これに限定されるものではなく、桁部材、梁部材、シールドトンネルのセグメント部材などをプレキャスト部材として本発明を適用することができる。
本発明の最良の実施の形態のプレキャスト床版の接合構造の構成を説明する斜視図である。 プレキャスト床版を架け渡す橋梁を下から見た斜視図である。 プレキャスト床版の設置作業を説明する斜視図である。 本発明の最良の実施の形態のプレキャスト床版の接合構造の構成を説明する断面図である。 実施例1で説明する2種類のプレキャスト床版の接合構造の構成の断面図である。 実施例1のプレキャスト床版の接合構造の構成を説明する斜視図である。 実施例2で説明する2種類のプレキャスト床版の接合構造の構成の断面図である。 実施例3で説明する3種類のプレキャスト床版の接合構造の構成の断面図である。
符号の説明
1 プレキャスト床版(プレキャスト部材)
1A プレキャスト平版(プレキャスト部材)
10 接合部
11 端部(接合側端部)
12 凹溝(凹部)
13 隙間
14 端リブ(リブ部)
15 リブ(リブ部)
3 孔あき鋼板(有孔板)
3a 突出部
3b 埋設部
31,32 孔
33 アンボンドPC鋼線(PC鋼材)
34 PC鋼線(PC鋼材)
35 充填部
4,5 差し筋(棒状継手材)
4a,5a 突出部
4b,5b 埋設部
41,51 挿入孔
41a,51a 差込口(隙間側の開口)
42,52 充填部

Claims (4)

  1. 隙間をあけて配置されたプレキャスト部材同士を接合させる接合構造であって、
    双方のプレキャスト部材の接合側端部では、一部を内部に埋設させた有孔板を少なくとも一つの孔が前記隙間に配置されるように突設させ、前記隙間においては双方のプレキャスト部材から突出された有孔板の孔が面直角方向で見て略一致するようにし、前記隙間に充填材を充填するとともにそれらの孔に挿通させたPC鋼材によって前記充填材の充填部にプレストレスを導入する構造において、
    前記プレキャスト部材に埋設される前記有孔板の部分にも孔が設けられており、その孔にもPC鋼材が挿通されてプレストレスが導入されることを特徴とするプレキャスト部材の接合構造。
  2. 前記接合側端部には、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト部材の接合構造。
  3. 前記プレキャスト部材は、接合直交方向に延設されるリブ部が少なくとも接合側端部に設けられた床版であって、前記有孔板は前記接合直交方向に間隔を置いて複数、設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレキャスト部材の接合構造。
  4. 前記プレキャスト部材は、セメントと、最大粒度径が2.5mm以下の骨材粒子と、ポゾラン系反応粒子と、分散剤とを含有する組成物を水と混合することにより得られるセメント質マトリックスに、直径が0.1〜0.3mm、長さが10〜30mmの形状の繊維を全容積の1〜4%混入して得られる圧縮強度が150N/mm以上、曲げ引張強度が15N/mm以上、割裂引張強度が5N/mm以上の力学的特性をもつ繊維補強セメント系混合材料によって製作されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のプレキャスト部材の接合構造。
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