JPH078910Y2 - 防振性を有する直動案内摺動ユニット - Google Patents
防振性を有する直動案内摺動ユニットInfo
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- JPH078910Y2 JPH078910Y2 JP1990031475U JP3147590U JPH078910Y2 JP H078910 Y2 JPH078910 Y2 JP H078910Y2 JP 1990031475 U JP1990031475 U JP 1990031475U JP 3147590 U JP3147590 U JP 3147590U JP H078910 Y2 JPH078910 Y2 JP H078910Y2
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- Japan
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- sliding
- unit
- track rail
- linear motion
- track
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/12—Arrangements for adjusting play
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/002—Elastic or yielding linear bearings or bearing supports
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/02—Sliding-contact bearings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、工作機械,各種精密加工装置や試験装置等の
駆動部に使用されるところの、トラックレールと直動転
がり案内ユニットとよりなる直動案内摺動装置に、ブレ
ーキ機能や防振機能を付加する直動案内摺動ユニットの
改良に関するものである。
駆動部に使用されるところの、トラックレールと直動転
がり案内ユニットとよりなる直動案内摺動装置に、ブレ
ーキ機能や防振機能を付加する直動案内摺動ユニットの
改良に関するものである。
[従来の技術] ブレーキ機能や防振機能を有する直動案内摺動ユニット
としては、実開昭58−6010号公報や特開昭61−116119号
公報に示されるごとく、トラックレールに対し、転動体
を介して跨架されているスライドユニットの跨座面中の
一つに摩擦部材を配置してトラックレールの摺動面に弾
接させた構造のものとか、トラックレールに転動体を介
して跨架されている2個のスライドユニットの間に、別
体のスライドユニットを配置し、この別体のスライドユ
ニットの跨座面と、トラックレールの摺動面との間に潤
滑油で満たされた細隙を形成し、この細隙を流体ダンパ
ーとした構造のものとが提案されている。しかし、前記
公開公報に示されるものは、単一のスライドユニット内
に転動体と摩擦部材とを組み込むため摩擦部材の配設部
位が限定されるため、ブレーキ機能あるいは防振機能の
発揮される方向に限定が生じ、構造上も複雑となるなど
の問題を有しているし、後者の流体ダンパーを具備する
ものでは、トラックレールとスライドユニットとの両者
の互いに対向する面の間に流体の漏洩なしに流体ダンパ
ーを形成することは技術的に困難である等の問題点を有
している。
としては、実開昭58−6010号公報や特開昭61−116119号
公報に示されるごとく、トラックレールに対し、転動体
を介して跨架されているスライドユニットの跨座面中の
一つに摩擦部材を配置してトラックレールの摺動面に弾
接させた構造のものとか、トラックレールに転動体を介
して跨架されている2個のスライドユニットの間に、別
体のスライドユニットを配置し、この別体のスライドユ
ニットの跨座面と、トラックレールの摺動面との間に潤
滑油で満たされた細隙を形成し、この細隙を流体ダンパ
ーとした構造のものとが提案されている。しかし、前記
公開公報に示されるものは、単一のスライドユニット内
に転動体と摩擦部材とを組み込むため摩擦部材の配設部
位が限定されるため、ブレーキ機能あるいは防振機能の
発揮される方向に限定が生じ、構造上も複雑となるなど
の問題を有しているし、後者の流体ダンパーを具備する
ものでは、トラックレールとスライドユニットとの両者
の互いに対向する面の間に流体の漏洩なしに流体ダンパ
ーを形成することは技術的に困難である等の問題点を有
している。
[考案が解決しようとする課題] 従来の装置が有する前記問題点に鑑み、本考案は、トラ
ックレールと直動転がり案内ユニットとよりなる直動案
内摺動装置に付設する直動案内摺動ユニットであって、
ブレーキ機能や防振機能の方向性に限定が無く、構造が
著しく簡単で、摩擦抵抗が小さく、円滑に摺動できると
共に、十分なブレーキ機能と防振機能とを発揮でき、す
べり軸受体の摩耗分は、弾性体の膨出弾性で補正できる
防振性を有し、更に発生する振動ならびに要求されるブ
レーキ力に対応して適正な弾性力を有する直動案内摺動
ユニットを提供することを課題としている。
ックレールと直動転がり案内ユニットとよりなる直動案
内摺動装置に付設する直動案内摺動ユニットであって、
ブレーキ機能や防振機能の方向性に限定が無く、構造が
著しく簡単で、摩擦抵抗が小さく、円滑に摺動できると
共に、十分なブレーキ機能と防振機能とを発揮でき、す
べり軸受体の摩耗分は、弾性体の膨出弾性で補正できる
防振性を有し、更に発生する振動ならびに要求されるブ
レーキ力に対応して適正な弾性力を有する直動案内摺動
ユニットを提供することを課題としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、本考案は、長手方向両側面
に、直動転がり案内用の軌道溝が形成されているトラッ
クレールに跨架されている転動体を備えた直動転がり案
内ユニットとは別体のスライドユニットが、転動体を介
することなく前記トラックレールに跨架される形状とさ
れており、該スライドユニットの跨座面に、弾性体を介
して、トラックレールの摺動面と軌道溝の軌道面とに面
接触する低摩擦係数物質よりなるすべり軸受体が取り付
けられており、前記弾性体は波形バネ,ゴムあるいは合
成樹脂等の弾性ソリッド体とされ、該弾性体がスライド
ユニットの跨座面と前記すべり軸受体の背面とに密接さ
せられているという構成とし、更に前記すべり軸受体と
弾性体とをそれぞれ連続体としたり、独立した複数個に
分割されたものとする構成を採用している。
に、直動転がり案内用の軌道溝が形成されているトラッ
クレールに跨架されている転動体を備えた直動転がり案
内ユニットとは別体のスライドユニットが、転動体を介
することなく前記トラックレールに跨架される形状とさ
れており、該スライドユニットの跨座面に、弾性体を介
して、トラックレールの摺動面と軌道溝の軌道面とに面
接触する低摩擦係数物質よりなるすべり軸受体が取り付
けられており、前記弾性体は波形バネ,ゴムあるいは合
成樹脂等の弾性ソリッド体とされ、該弾性体がスライド
ユニットの跨座面と前記すべり軸受体の背面とに密接さ
せられているという構成とし、更に前記すべり軸受体と
弾性体とをそれぞれ連続体としたり、独立した複数個に
分割されたものとする構成を採用している。
[作用] 本考案は、前記構成であり、スライドユニットの跨座面
に弾性体を介して取り付けられた低摩擦係数物質のすべ
り軸受体がトラックレールの摺動面と軌道溝の軌道面と
に面接触しているので摺動抵抗は小さく、前記弾性体は
波形バネ,ゴムあるいは合成樹脂等の弾性ソリッド体と
されているので、予め所望のバネ常数の材料を選定する
ことにより、前記すべり軸受体の背圧、すなわち該すべ
り軸受体が、トラックレールの摺動面に圧接する圧力を
所要値に選択することができ、所要のすべり摩擦抵抗が
得られるので、トラックレールと直動転がり案内ユニッ
トとよりなる直動案内摺動装置に付設することによりト
ラックレールの長さ方向への所要のブレーキ性能が得ら
れる。
に弾性体を介して取り付けられた低摩擦係数物質のすべ
り軸受体がトラックレールの摺動面と軌道溝の軌道面と
に面接触しているので摺動抵抗は小さく、前記弾性体は
波形バネ,ゴムあるいは合成樹脂等の弾性ソリッド体と
されているので、予め所望のバネ常数の材料を選定する
ことにより、前記すべり軸受体の背圧、すなわち該すべ
り軸受体が、トラックレールの摺動面に圧接する圧力を
所要値に選択することができ、所要のすべり摩擦抵抗が
得られるので、トラックレールと直動転がり案内ユニッ
トとよりなる直動案内摺動装置に付設することによりト
ラックレールの長さ方向への所要のブレーキ性能が得ら
れる。
また弾性体の物性や弾力により、負荷荷重やスライドテ
ーブル上の加工機等が発生する振動を吸収し、良好な防
振機能を発揮する。
ーブル上の加工機等が発生する振動を吸収し、良好な防
振機能を発揮する。
他方、前記すべり軸受体に摩耗が生じたとしても、前記
弾性体による弾圧力で、すべり軸受体は常にトラックレ
ールの摺動面に圧接されるので摺動抵抗に顕著な差異は
生じない。
弾性体による弾圧力で、すべり軸受体は常にトラックレ
ールの摺動面に圧接されるので摺動抵抗に顕著な差異は
生じない。
前記すべり軸受体と弾性体とは、それぞれ連続体に形成
したり、あるいは複数個に分割されたものとしてスライ
ドユニットの跨座面に取り付けることが可能であり、ま
たトラックレールの上面,側面および軌道溝の各摺動
面,軌道面に面接触するよう配設して上下左右の各方向
の荷重に対処するように構成したり、所要の摺動面にの
み配設して特定方向の荷重にのみ対処できるように構成
することも可能である。
したり、あるいは複数個に分割されたものとしてスライ
ドユニットの跨座面に取り付けることが可能であり、ま
たトラックレールの上面,側面および軌道溝の各摺動
面,軌道面に面接触するよう配設して上下左右の各方向
の荷重に対処するように構成したり、所要の摺動面にの
み配設して特定方向の荷重にのみ対処できるように構成
することも可能である。
構造的には、すべり軸受体と弾性体とをスライドユニッ
トの跨座面に取り付けるのみであり、比較的簡単な構造
となり、既存の転動体とその転動軌道とを有する直動転
がり案内ユニットの間に組み込むことにより該直動転が
り案内ユニットを用いた直動案内摺動装置に所望のブレ
ーキ機能と防振機能とを併有させることが可能となる。
トの跨座面に取り付けるのみであり、比較的簡単な構造
となり、既存の転動体とその転動軌道とを有する直動転
がり案内ユニットの間に組み込むことにより該直動転が
り案内ユニットを用いた直動案内摺動装置に所望のブレ
ーキ機能と防振機能とを併有させることが可能となる。
[実施例] 第1図および第2図はローラ群を転動体とする直動案内
摺動装置に使用した実施の一例であり、トラックレール
1の上面2、左右両側面3,4に対向するスライドユニッ
ト5の跨座面6には弾性体7を介してすべり軸受体8が
取り付けられている。
摺動装置に使用した実施の一例であり、トラックレール
1の上面2、左右両側面3,4に対向するスライドユニッ
ト5の跨座面6には弾性体7を介してすべり軸受体8が
取り付けられている。
前述の弾性体7とすべり軸受体8とはそれぞれトラック
レール1の摺動面たる上面2、左右両側面3,4および軌
道溝の軌道面を覆いうる一連の連続体形状とされてい
る。
レール1の摺動面たる上面2、左右両側面3,4および軌
道溝の軌道面を覆いうる一連の連続体形状とされてい
る。
すべり軸受体8は例えば合成樹脂、金属と合成樹脂との
複合材料、また金属と化学物質との複合材料などのごと
き低摩擦係数物質で、トラックレール1の摺動面たる上
面2、左右両側面3,4および軌道溝9の軌道面の表面形
状に合致する表面形状に成形されており、図示例ではト
ラックレール1におけるローラ群の転動する軌道溝9の
軌道面に合致する三角断面の突条部10が両側壁内面に突
設されている。
複合材料、また金属と化学物質との複合材料などのごと
き低摩擦係数物質で、トラックレール1の摺動面たる上
面2、左右両側面3,4および軌道溝9の軌道面の表面形
状に合致する表面形状に成形されており、図示例ではト
ラックレール1におけるローラ群の転動する軌道溝9の
軌道面に合致する三角断面の突条部10が両側壁内面に突
設されている。
前記弾性体7は、波形バネ12であり、前記すべり軸受体
8の背面とスライドユニット5の跨座面6とに密接させ
られ、前記波形バネ12の弾力によってすべり軸受体8の
表面が所定の圧接圧力でトラックレール1の摺動面およ
び軌道面に面接触するよう該すべり軸受体8に背圧を与
えている。
8の背面とスライドユニット5の跨座面6とに密接させ
られ、前記波形バネ12の弾力によってすべり軸受体8の
表面が所定の圧接圧力でトラックレール1の摺動面およ
び軌道面に面接触するよう該すべり軸受体8に背圧を与
えている。
第1図,第2図において符号13は、スライドユニット5
内に弾性体7とすべり軸受体8とを支持し、シールを兼
ねる端板、符号14は同じく支持しかつシールを兼ねる押
え板である。
内に弾性体7とすべり軸受体8とを支持し、シールを兼
ねる端板、符号14は同じく支持しかつシールを兼ねる押
え板である。
第3図はボール群を転動体とする直動案内摺動装置に使
用した実施の一例であり、すべり軸受体15の両側内面
に、トラックレール16におけるボール群の転動する軌道
溝17の軌道面に合致する半円断面の突条部18が形成され
ている点で第1図および第2図に示す実施例と相違して
いる外は、概ね第1図,第2図に示す実施例と同一構造
のものである。
用した実施の一例であり、すべり軸受体15の両側内面
に、トラックレール16におけるボール群の転動する軌道
溝17の軌道面に合致する半円断面の突条部18が形成され
ている点で第1図および第2図に示す実施例と相違して
いる外は、概ね第1図,第2図に示す実施例と同一構造
のものである。
第4図および第5図に示す実施例は、トラックレール19
の摺動面たる上面20、左右両側面21,22に面接触するす
べり軸受体24にはローラ群の転動する軌道溝27の軌道面
に合致する三角断面の突条部28が形成されているが、上
面20に面接触するすべり軸受体23は平坦な表面形状とさ
れている。
の摺動面たる上面20、左右両側面21,22に面接触するす
べり軸受体24にはローラ群の転動する軌道溝27の軌道面
に合致する三角断面の突条部28が形成されているが、上
面20に面接触するすべり軸受体23は平坦な表面形状とさ
れている。
各すべり軸受体23,24は第1図,第2図で説明したもの
と同一構造とされている。
と同一構造とされている。
また弾性体25,26は、バネ弾性を有する金属薄板,ゴ
ム,合成樹脂等の弾性材製の袋体29,30内に、波形バネ3
1,32を内装した構造とされている。
ム,合成樹脂等の弾性材製の袋体29,30内に、波形バネ3
1,32を内装した構造とされている。
第5図に示す実施例は前記弾性体25,26と外観同一形状
のものであるが、袋体29,30内にはゴムあるいは合成樹
脂等の弾性材33が封入されて一体のソリッド体とされた
もので、予め所望のバネ常数の弾性材33を選定すること
により、前記すべり軸受体23,24に及ぼす背圧を所要値
に選定することができる。
のものであるが、袋体29,30内にはゴムあるいは合成樹
脂等の弾性材33が封入されて一体のソリッド体とされた
もので、予め所望のバネ常数の弾性材33を選定すること
により、前記すべり軸受体23,24に及ぼす背圧を所要値
に選定することができる。
なお、第5図に示すものは、袋体29内に弾性材33が封入
されているが、袋体29を用いることなくゴム,合成樹脂
等の弾性材33のみで成形しても良いことは勿論である。
されているが、袋体29を用いることなくゴム,合成樹脂
等の弾性材33のみで成形しても良いことは勿論である。
各実施例とも、略矩形断面のトラックレールが使用され
るが、トラックレールが略T字形断面の場合には、トラ
ックレールの張り出し部の下面をも摺動面とし、ここに
弾性体を介してすべり軸受体を配置しても良いことは勿
論である。
るが、トラックレールが略T字形断面の場合には、トラ
ックレールの張り出し部の下面をも摺動面とし、ここに
弾性体を介してすべり軸受体を配置しても良いことは勿
論である。
本考案に係る直動案内摺動ユニットの使用の一例は次の
ごとくである。
ごとくである。
すなわち、転動体とその転動軌道とを内蔵し、トラック
レールに跨架されている従来の2個の直動転がり案内ユ
ニットの間に配置されて、該案内ユニットと共にトラッ
クレールに跨架され、かつ単一のスライドテーブルに結
合されて使用されるものであり、上下,左右方向のラジ
アル荷重やモーメント荷重は、前記従来の2個の直動転
がり案内ユニットで担持され、本考案に係るスライドユ
ニットは低摩擦係数のすべり軸受体の存在により、円滑
な摺動を保証すると共に、スライドテーブルの停止時に
は、弾性体によって前記すべり軸受体に与えられる与圧
によって慣性による過滑動を生ずることなく、直ちに停
止するし、スライドテーブル上の加工機等による加工の
ごとき作業による振動も前記弾性体により吸収,消去
し、常に安定した直動案内を実現でき、前記すべり軸受
体にミクロンオーダーの摩耗が生じたとしても、前記弾
性体の弾圧によりすべり軸受体はガタを生ずることなく
トラックレールの摺動面に常時密接させられる。
レールに跨架されている従来の2個の直動転がり案内ユ
ニットの間に配置されて、該案内ユニットと共にトラッ
クレールに跨架され、かつ単一のスライドテーブルに結
合されて使用されるものであり、上下,左右方向のラジ
アル荷重やモーメント荷重は、前記従来の2個の直動転
がり案内ユニットで担持され、本考案に係るスライドユ
ニットは低摩擦係数のすべり軸受体の存在により、円滑
な摺動を保証すると共に、スライドテーブルの停止時に
は、弾性体によって前記すべり軸受体に与えられる与圧
によって慣性による過滑動を生ずることなく、直ちに停
止するし、スライドテーブル上の加工機等による加工の
ごとき作業による振動も前記弾性体により吸収,消去
し、常に安定した直動案内を実現でき、前記すべり軸受
体にミクロンオーダーの摩耗が生じたとしても、前記弾
性体の弾圧によりすべり軸受体はガタを生ずることなく
トラックレールの摺動面に常時密接させられる。
前述のブレーキ機能や防振機能は、弾性体のバネ定数の
選定により所望性能に設定できるし、すべり軸受体と弾
性体とは、転動体とその転動軌道とを有していないスラ
イドユニットの跨座面に取り付けられるので、配設上の
設計の自由度が大であり、すべり軸受体と弾性体とは、
それぞれ連続体としたり、分割体とすることにより、使
用態様に応ずる如何なる条件にも対応できる。
選定により所望性能に設定できるし、すべり軸受体と弾
性体とは、転動体とその転動軌道とを有していないスラ
イドユニットの跨座面に取り付けられるので、配設上の
設計の自由度が大であり、すべり軸受体と弾性体とは、
それぞれ連続体としたり、分割体とすることにより、使
用態様に応ずる如何なる条件にも対応できる。
[効果] 本考案は、以上説明した構成,作用のものであって、ト
ラックレールと直動転がり案内ユニットとよりなる直動
案内摺動装置のトラックレールに跨架させられるのトラ
ックレールへの跨座面に弾性体を介して低摩擦係数物質
よりなるすべり軸受体を取り付け、トラックレールの摺
動面および軌道溝の軌道面に面接触させてあるので、弾
性体の弾力により十分なブレーキ機能と防振機能とを発
揮できるし、摺動の円滑性を阻害されることもない効果
を奏しめるものである。
ラックレールと直動転がり案内ユニットとよりなる直動
案内摺動装置のトラックレールに跨架させられるのトラ
ックレールへの跨座面に弾性体を介して低摩擦係数物質
よりなるすべり軸受体を取り付け、トラックレールの摺
動面および軌道溝の軌道面に面接触させてあるので、弾
性体の弾力により十分なブレーキ機能と防振機能とを発
揮できるし、摺動の円滑性を阻害されることもない効果
を奏しめるものである。
また前記すべり軸受体と弾性体とは、スライドユニット
の跨座面中の何処の部分にも取り付けうるので、前記ブ
レーキ機能と防振機能とに方向性の限定がなく適用でき
設計の自由度を大としうる効果があり、更に波形バネ,
ゴム,合成樹脂等の弾性ソリッド体のバネ常数の選定に
より、前記ブレーキ機能と防振機能とを所望の設定値に
設定でき、かつ該弾性体の弾力により、すべり軸受体に
摩耗が生じたとしても、該すべり軸受体を常にトラック
レールの摺動面に圧接させうる効果も有しており、かつ
構造を著しく簡単としうるので製造,保守,管理等が容
易となる利点も有している。
の跨座面中の何処の部分にも取り付けうるので、前記ブ
レーキ機能と防振機能とに方向性の限定がなく適用でき
設計の自由度を大としうる効果があり、更に波形バネ,
ゴム,合成樹脂等の弾性ソリッド体のバネ常数の選定に
より、前記ブレーキ機能と防振機能とを所望の設定値に
設定でき、かつ該弾性体の弾力により、すべり軸受体に
摩耗が生じたとしても、該すべり軸受体を常にトラック
レールの摺動面に圧接させうる効果も有しており、かつ
構造を著しく簡単としうるので製造,保守,管理等が容
易となる利点も有している。
第1図は、第1の実施例の一部を破断して示した斜面
図、第2図は第1図に示すものの半分を縦断面として示
した正面図、第3図は第2の実施例の第2図と同様の正
面図、第4図は第3の実施例の第2図と同様の正面図、
第5図は第4図に示されるもののトラックレール側面に
配置されている弾性体とすべり軸受体との組み合わせ体
の斜面図である。 1:トラックレール、5:スライドユニット、6:跨座面、7:
弾性体(弾性ソリッド体)、8:すべり軸受体、9:軌道
溝。
図、第2図は第1図に示すものの半分を縦断面として示
した正面図、第3図は第2の実施例の第2図と同様の正
面図、第4図は第3の実施例の第2図と同様の正面図、
第5図は第4図に示されるもののトラックレール側面に
配置されている弾性体とすべり軸受体との組み合わせ体
の斜面図である。 1:トラックレール、5:スライドユニット、6:跨座面、7:
弾性体(弾性ソリッド体)、8:すべり軸受体、9:軌道
溝。
Claims (3)
- 【請求項1】長手方向両側面に、直動転がり案内用の軌
道溝が形成されているトラックレールに跨架されている
転動体を備えた直動転がり案内ユニットとは別体のスラ
イドユニットが、転動体を介することなく前記トラック
レールに跨架される形状とされており、該スライドユニ
ットの跨座面に、弾性体を介して、トラックレールの摺
動面と軌道溝の軌道面とに面接触する低摩擦係数物質よ
りなるすべり軸受体が取り付けられており、前記弾性体
は波形バネ,ゴムあるいは合成樹脂等の弾性ソリッド体
とされ、該弾性体がスライドユニットの跨座面と、前記
すべり軸受体の背面とに密接させられている防振性を有
する直動案内摺動ユニット。 - 【請求項2】スライドユニットの跨座面とトラックレー
ルの摺動面と軌道溝の軌道面との間に配設されているす
べり軸受体と前記弾性体とが、それぞれ連続体として形
成されている実用新案登録請求の範囲第1項記載の防振
性を有する直動案内摺動ユニット。 - 【請求項3】スライドユニットの跨座面とトラックレー
ルの摺動面と軌道溝の軌道面との間に配設されているす
べり軸受体と前記弾性体とが、それぞれ独立した複数個
に分割されている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
防振性を有する直動案内摺動ユニット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990031475U JPH078910Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 防振性を有する直動案内摺動ユニット |
US07/675,206 US5143454A (en) | 1990-03-27 | 1991-03-26 | Anti-vibration linear motion guide unit |
DE4110131A DE4110131A1 (de) | 1990-03-27 | 1991-03-27 | Schwingungsgedaempfte geradefuehrungseinheit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990031475U JPH078910Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 防振性を有する直動案内摺動ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03121219U JPH03121219U (ja) | 1991-12-12 |
JPH078910Y2 true JPH078910Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=12332292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990031475U Expired - Fee Related JPH078910Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 防振性を有する直動案内摺動ユニット |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5143454A (ja) |
JP (1) | JPH078910Y2 (ja) |
DE (1) | DE4110131A1 (ja) |
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