JPH0784897A - 機器間のデータ転送に好適な情報処理システム - Google Patents

機器間のデータ転送に好適な情報処理システム

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JPH0784897A
JPH0784897A JP5232727A JP23272793A JPH0784897A JP H0784897 A JPH0784897 A JP H0784897A JP 5232727 A JP5232727 A JP 5232727A JP 23272793 A JP23272793 A JP 23272793A JP H0784897 A JPH0784897 A JP H0784897A
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JP5232727A
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English (en)
Inventor
Hatsuo Shirokura
初雄 白倉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データ送付側がエラーとその位置を容易にかつ
確実に知ることができるようにする。 【構成】データ保持機器11内でデータ使用機器12へ
のデータ転送要求が発生すると、要求された送付データ
をバッファメモリ162に保持しながら、その送付デー
タを転送路13に送り出す動作が、データ送付回路16
1により行われる。転送路13に送り出されたデータは
データ使用機器12内のデータ受信/返送回路19にて
受信されて記憶装置18に書き込まれると共に、転送路
14を介してデータ保持機器11に送り返され、エラー
検出回路163によりバッファメモリ162内の対応デ
ータと比較され、その一致/不一致により転送中のエラ
ーの有無が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の機器間のデー
タ転送がデータ転送路を介して行われる情報処理システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の機器の間でデータを転送す
る場合、その転送路の信頼性が大きな問題となることが
あった。即ち、正しいデータが失われたり、部分的に欠
落・別のデータになってしまうなどである。このこと
は、転送路の高信頼性が要求される情報処理システム、
例えば金銭関係の端末とホスト装置との間を接続するネ
ットワーク、基幹コンピュータのデータバスなどにおい
ては、特に問題であった。
【0003】上記の不都合を避けるためには、データに
冗長性を持たせるのが一般的であり、従来は、同じデー
タ転送を複数の独立した転送路を用いて同期して行い、
それをデータが送られた側で比較してエラー(転送エラ
ー)を検出する方法が多かった。
【0004】この従来のエラー検出方法について、図4
および図5を参照して説明する。なお、図4は従来の情
報処理システムの構成を示すブロック図、図5は従来の
エラー検出方法を説明するためのシーケンスチャートで
ある。
【0005】図4の例では、2台の機器1,2が、デー
タや指令などの情報を伝達するための2本の転送路3,
4に接続されている、ここで、機器1は、例えばデータ
を保持する機器(データ保持機器)であり、機器2は、
例えば機器1で保持されているデータを使用する機器
(データ使用機器)である。
【0006】機器1は、機器全体を制御する制御部5
と、同じデータを常に同期させて転送路3,4に転送す
るデータ送付回路6とを持つ。一方、機器2は、機器全
体を制御する制御部7と、転送路3,4を介して転送さ
れたデータを比較して転送エラーを検出するデータ受信
/エラー検出回路8とを持つ。
【0007】図4の構成において、機器1内のデータ送
付回路6は、制御部5により機器2へのデータ転送が要
求されると、要求されたデータを転送路3上に送り出す
と同時に、同じデータを転送路4上に同期して送り出
す。もし、1回で転送できないデータ量の場合には、複
数回に分割して送られる。
【0008】機器2内のデータ受信/エラー検出回路8
は、機器1から転送路3,4を介して同期して送付され
たデータを同転送路3,4から受け取る。そしてデータ
受信/エラー検出回路8は、一連のデータ転送終了時
に、転送路3,4から受け取った(本来同一であるべ
き)全データを比較して、転送が正しかったか否かを判
定するエラー検出を行う。
【0009】もし、両データが一致していたならば、デ
ータ受信/エラー検出回路8は、正常にデータ転送が行
われたものと判断して、受け取ったデータを制御部7に
伝える。一方、両データが異なっていたならば、データ
受信/エラー検出回路8は、転送路3,4のいずれかで
エラーが発生したものと判断し、その旨を専用の信号線
(図示せず)を介して機器1(内のデータ送付回路5)
に通知する。
【0010】ところが、この方式では、データ送付先の
機器2(内のデータ受信/エラー検出回路8)からのエ
ラー通知がなかった場合でも、データ送付側の機器1で
は、本当にエラーがなかったためにエラー通知がなかっ
たのか、機器2側の障害等のためにエラー通知がなかっ
たのか、判別し難かった。また、エラー通知があった場
合、データ送付側の機器1は、送ったデータのいずれの
位置が異常であったのかを知ることが困難であり、全デ
ータを再送する必要があった。勿論、複数ビット構成の
エラー通知線を用い、エラー通知時にエラー発生位置も
通知できる構成とすることも可能であるが、制御が煩雑
であり、適用し難い。
【0011】また、上記従来方式では、転送路3および
転送路4で同じ障害が発生した場合には、データ送付先
の機器2(内のデータ受信/エラー検出回路8)では、
データが一致することから、エラー無しが判定され、障
害が正しく検出されないという問題もあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、デー
タ転送の信頼性向上のために同じデータを常に同期させ
て複数の転送路で転送するようにした従来の方式では、
それを比較してエラー検出を行うのはデータを送られた
側であり、送った側は、送ったデータが本当に正しいの
か、エラーの場合にはどの位置が異常なのかを知るのに
不自由であり、また複数の転送路で同じ障害が発生した
場合には、その障害を検出できないという問題があっ
た。
【0013】この発明は上記事情を考慮してなされたも
のでその目的は、送付したデータをデータ送付先から別
の転送路を介して返送させ、データ送付側で転送エラー
検出を行うことにより、データ送付側がエラーとその位
置を容易にかつ確実に知ることができる情報処理システ
ムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成
は、2つの転送路に接続された複数の機器のうち、デー
タ送付側となり得る機器には、データ送付先の機器に対
して、上記2つの転送路の一方を介してデータを送付す
るデータ送付手段と、このデータ送付手段により送付さ
れたデータを保持するための送付データ保持手段と、こ
の送付データ保持手段に保持されている送付データおよ
び当該データの送付先機器から送り返されたデータを比
較してエラーの有無を検出するエラー検出手段とを設け
ると共に、データ送付先となり得る機器には、データ送
付側の機器内のデータ送付手段により上記2つの転送路
の一方を介して送付されたデータを当該2つの転送路の
他方を介して送り返すデータ返送手段とを設けるように
したことを特徴とするものである。
【0015】この発明の第2の構成は、転送路を少なく
とも4つ設ける他、当該転送路に接続された複数の機器
のうち、データ送付側となり得る機器には、データ送付
先の機器に対して、少なくとも2つの転送路を介して同
一のデータを送付するデータ送付手段と、このデータ送
付手段により送付されたデータを保持するための送付デ
ータ保持手段と、この送付データ保持手段に保持されて
いる送付データおよび当該データの送付先の機器から送
り返された少なくとも2つのデータを比較すると共に、
当該少なくとも2つのデータ同士を比較して、エラーの
有無を検出するエラー検出手段とを設け、データ送付先
となり得る機器は、データ送付側の機器内のデータ送付
手段により少なくとも2つの転送路を介して送付された
データを他の同数の転送路を介して送り返すデータ返送
手段を設けるようにしたことを特徴とする。
【0016】この発明の第3の構成は、データ送付およ
び送付データの返送に使用する転送路の数を、上記第2
の構成のように固定とするのではなく、送付すべきデー
タに要求される信頼性またはデータ送付先によって要求
される信頼性に応じて可変とするようにしたことを特徴
とする。
【0017】
【作用】この発明の第1の構成においては、データ送付
側機器内のデータ送付手段から2つの転送路の一方を介
してデータ送付先機器へデータが送付されると、そのデ
ータが当該データ送付先機器内に取り込まれると共に、
データ返送手段により、上記2つの転送路の他方を介し
てデータ送付側機器に送り返される。
【0018】これを受けて、データ送付側機器内のエラ
ー検出手段は、このデータ送付先機器から送り返された
データと送付データ保持手段に保持されていた自機器か
らの送付データとを比較して、その不一致/一致により
データ転送中の障害(エラー)発生の有無を検出する。
【0019】このエラー検出手段において比較されるデ
ータの一方は、データ送付側機器内のデータ保持手段に
保持されていて、一度も転送路に送付されたことのない
ものであり、エラーの混入する確率が低いものである。
したがって、このデータを基準として、データ送付先機
器から返されたデータと比較することにより、転送中の
エラー検出を高精度に行うことが可能となる。また、エ
ラー検出手段によるエラー検出がデータ送付側で行われ
るため、当該エラー検出手段によりエラー発生が検出さ
れた時点でエラー部分が判明することから、エラー回復
のためには、その部分だけを送り返すだけで済む。
【0020】エラー検出手段は、上記の比較の結果、一
致を検出すると、データ送付先機器にエラー無しを通知
する。データ送付先機器では、データ送付側機器(のエ
ラー検出手段)からのエラー無し通知により、先に取り
込んだデータを使用する。
【0021】また、エラー検出手段は、不一致検出によ
るエラー発生検出時には、そのエラーのデータ位置を検
出する。これによりデータ送付手段は、エラー検出手段
により検出された位置に該当するデータ部分を送付し直
す。
【0022】次に、この発明の第2の構成においては、
4つ以上ある転送路のうちの少なくとも2つの転送路を
介して同一のデータがデータ送付側機器からデータ送付
先機器に送付され、これらの送付データが、同数の他の
転送路を介してのデータ送付側機器に送り返される。
【0023】これを受けて、データ送付側機器内のエラ
ー検出手段は、このデータ送付先機器から送り返された
各データと、送付データ保持手段に保持されていた自機
器からの送付データとを比較すると共に、この送り返さ
れた各データ同士を比較することにより、データ転送中
のエラー発生の有無を検出する。
【0024】この第2の構成においては、データ送付側
機器からデータ送付先機器へのデータ送付に用いられる
転送路とデータ送付先機器からデータ送付側機器へのデ
ータ返送に用いられる転送路との組を2組以上持ち、こ
の2つ以上の転送路を介して返送された各データ同士も
比較してエラー検出が行われるため、エラー検出が一層
高精度に行えるようになる。
【0025】次に、この発明の第3の構成においては、
使用する上記転送路の組の数は固定されておらず、送付
すべきデータに要求される信頼性またはデータ送付先に
よって要求される信頼性に応じて動的に可変される。こ
のため、使用する転送路の組の数が少なくて済む場合に
は、余った転送路を、他の機器の間のデータ転送に利用
することが可能となり、転送路の使用効率が向上する。
【0026】
【実施例】図1はこの発明の一実施例に係る情報処理シ
ステムのブロック構成図である。図1において、11は
図4の機器1に相当するデータ保持機器、12は図4の
機器2に相当するデータ使用機器、13,14は機器1
1,12が接続されている転送路である。この転送路1
3,14は、データや指令などの情報を伝達するのに用
いられる。
【0027】データ保持機器11は、機器全体を制御す
る制御部15と、データ送付/エラー検出部16とを有
する。このデータ送付/エラー検出部16は、制御部1
5からのデータ転送要求に応じて転送路13,14のう
ちの一方(ここでは転送路13)にデータを送り出すデ
ータ送付回路161、この送付データを保持しておくた
めのバッファメモリ162、およびデータ送付先機器か
ら転送路13,14のうちの他方(ここでは転送路1
4)を介して送り返されたデータとバッファメモリ16
2に保持されているデータとを比較して、エラーを検出
するためのエラー検出回路163から構成される。
【0028】一方、データ使用機器12は、機器全体を
制御する制御部17と、制御部17の使用するデータが
格納される記憶装置18と、データ受信/返送回路19
とを有する。データ受信/返送回路19は、転送路13
を介してデータ送付側機器から自機器(データ使用機器
12)に送り出されたデータを受信して記憶装置18に
書き込むと共に、もう一方の転送路14を介してデータ
送付側機器へ送り返すようになっている。
【0029】次に、図1の構成における動作を、データ
保持機器11からデータ使用機器12にデータを送付す
る場合を例に、図2のシーケンスチャートを参照して説
明する。
【0030】まず、データ保持機器11内の制御部15
から同機器11内のデータ送付/エラー検出部16の持
つデータ送付回路161に対して、データ使用機器12
にデータを転送するためのデータ転送要求が与えられた
ものとする。この要求には、データ転送(送付)先とな
るデータ使用機器12が持つ記憶装置18内のデータ格
納アドレス(先頭アドレス)と転送データのサイズを示
すサイズ情報が付されている。
【0031】データ送付回路161は、制御部15から
のデータ転送要求を受け取ると、まず転送路13,14
(の使用権)を取得する。次にデータ送付回路161
は、データ転送要求に付されたデータ格納アドレスおよ
びサイズ情報をバッファメモリ162に保持した後、制
御部15から転送(送付)すべきデータを受け取り、同
データをバッファメモリ162に保持しながら転送路1
3に送り出して、データ送付先のデータ使用機器12に
転送させる。上記のデータ格納アドレスおよびサイズ情
報は、例えば要求された一連のデータ転送の期間中、図
示せぬアドレス線を介してデータ送付回路161からデ
ータ送付先に送られる。
【0032】上記したデータ送付回路161によるデー
タ送り出しは、転送すべきデータのサイズ等に応じて、
1回でまたは複数回に分割して行われる。また、バッフ
ァメモリ162への送付データの保持動作は、データ送
り出し毎に書き込みポインタを進めながら行われる。更
に、バッファメモリ162に保持される送付データに
は、エラー検出回路163によるエラー検出結果を示す
ためのステータスフラグが付加される。
【0033】データ使用機器12内のデータ受信/返送
回路19は、データ保持機器11内の(データ送付/エ
ラー検出部16)のデータ送付回路161から転送路1
3に送り出されたデータを受け取る。データ受信/返送
回路19は、この受け取ったデータを、そのまま転送路
14を介してデータ送付側のデータ保持機器11に送り
返す(データ転送動作を行う)と共に、同データを記憶
装置18に書き込む。
【0034】記憶装置18内のデータ書き込み先のアド
レスは、データ転送が1回で終了する場合には、データ
送付回路161から送られているデータ格納アドレス
(先頭アドレス)となり、複数回に分割して行われる場
合には、当該データ格納アドレスと現在の転送回数をも
とに決定される。この書き込み先アドレスの決定アルゴ
リズムは、従来からよく知られているため、説明を省略
する。また、データ転送が複数回に分割して行われる場
合には、上記したデータ受信/返送回路19の動作は、
データ送付回路161によるデータ送付と並行して実行
される。
【0035】さて、データ送付側のデータ保持機器11
内のエラー検出回路163は、データ送付先のデータ使
用機器12内のデータ受信/返送回路19から転送路1
4を介してデータが送り返されると、そのデータ(返送
データ)とバッファメモリ162に保持されている対応
する送付データ(例えばn回目の返送であれば、バッフ
ァメモリ162内のn番目の送付データ)とを比較す
る。即ちエラー検出回路163は、自機器が送ったデー
タをモニタして、元のデータと比較する。
【0036】エラー検出回路163は、送付データと返
送データとが一致しているならば、当該送付データは正
常に転送されたものと判断し、一致していないならば、
当該送付データの転送中に障害が発生したものと判断す
る。そしてエラー検出回路163は、このエラーの有無
の判断結果をデータ送付回路161に通知する。
【0037】するとデータ送付回路161は、エラー検
出回路163からの通知回数に対応するバッファメモリ
162内の送付データ(例えばn回目の通知であれば、
バッファメモリ162内のn番目の送付データ)に付さ
れているステータスフラグを、通知された判断結果に応
じて、エラー無し表示状態またはエラー表示状態に設定
する。
【0038】データ送付回路161は、要求された一連
のデータ転送を終了すると、バッファメモリ162に保
持されている各送付データにそれぞれ付されているステ
ータスフラグを、先頭送付データ側から順に参照する。
【0039】もし、全てのステータスフラグがいずれも
エラー無し表示状態にあるならば、データ送付回路16
1は、要求された全データが正常に転送されたものと判
断し、データ送付先のデータ使用機器12に図示せぬ信
号線を介してエラー無しを通知する。
【0040】データ使用機器12内のデータ受信/返送
回路19は、データ送付側のデータ保持機器11内のデ
ータ送付回路161からエラー無し通知を受け取ると、
その旨を前記データ格納先アドレスおよびサイズ情報と
共に制御部17に通知する。これにより制御部17は、
データ保持機器11から送られて記憶装置18に書き込
まれたデータを利用することができる。
【0041】これに対し、エラー表示状態にあるステー
タスフラグを検出した場合には、データ送付回路161
は、少なくとも該当する送付データの転送中に障害が発
生したものと判断し、データ送付先のデータ使用機器1
2にエラー有りを通知する。そしてデータ送付回路16
1は、以下に述べるエラー回復のための動作を行う。
【0042】まずデータ送付回路161は、上記検出し
たステータスフラグ(エラー表示状態にある最初のステ
ータスフラグ)が付されている送付データのバッファメ
モリ162内位置から、要求された全データにおける当
該送付データの位置を判断して、前記データ転送要求で
示されたデータ格納先アドレスをもとに当該送付データ
の格納先アドレスを求める。次にデータ送付回路161
は、データ使用機器12に対して、通常のデータ転送の
場合と同様に、当該送付データの格納先アドレスとサイ
ズ情報を送ると共に、当該送付データを転送路13を介
して送る。
【0043】データ使用機器12内のデータ受信/返送
回路19は、データ送付側のデータ保持機器11(内の
データ送付回路161)からエラー有りが通知された後
は、同機器11(内のデータ送付回路161)から上記
のように送付データが送付される毎に、当該データを記
憶装置18内の指定のアドレスに書き込む。同時にデー
タ受信/返送回路19は、当該データを転送路14を介
してデータ送付側データ保持機器11に返送する。
【0044】データ保持機器11内のエラー検出回路1
63は、この返送されたデータとバッファメモリ162
に保持されている対応する送付データ(エラー表示状態
にある最初のステータスフラグが付されているバッファ
メモリ162内送付データ)とを比較して、エラーの有
無を判断する。そしてエラー検出回路163は、このエ
ラーの有無の判断結果をデータ送付回路161に通知す
る。
【0045】データ送付回路161は、エラー検出回路
163からエラー有りの判断結果が通知された場合に
は、制御部15に対してエラー発生を通知する。この場
合、制御部15は、エラー回復に失敗したものとして、
エラー処理ルーチンを実行する。勿論、再度同一の送付
データを送り出すようにすることも可能である。
【0046】これに対し、エラー検出回路163からエ
ラー無しの判断結果が通知された場合には、データ送付
回路161は、バッファメモリ162内で先頭データ側
から見て最初に現れるエラー表示状態にあるステータス
フラグをエラー無し表示状態に更新する。そしてデータ
送付回路161は、このステータスフラグより後のステ
ータスフラグをチェックする。
【0047】もし、エラー表示状態にあるステータスフ
ラグが存在しないならば、データ送付回路161はエラ
ー回復に成功したものとして、データ送付先のデータ使
用機器12にエラー無しを通知する。データ使用機器1
2内のデータ受信/返送回路19は、このデータ送付回
路161からのエラー無し通知を受け取ると、その旨を
前記(一連の転送データの)データ格納先アドレス(先
頭アドレス)およびサイズ情報と共に制御部17に通知
する。
【0048】これに対し、エラー表示状態にあるステー
タスフラグが存在するならば、データ送付回路161
は、バッファメモリ162内の対応する送付データにつ
いて、上記と同様の再送動作を行う。
【0049】さて、本実施例におけるデータ転送の障害
は、データ保持機器11からデータ使用機器12に転送
路13を介して送り出しているときだけでなく、データ
使用機器12からデータ保持機器11に転送路14を介
して送り返されるときに起きる可能性がある。しかし、
この種の障害の発生する確率は、2つの転送路を用いて
同一のデータを同期して送る従来方式でも、送り出しと
返送の違いはあるものの、変わらない。
【0050】なお、前記実施例では、バッファメモリ1
62に保持した送付データ毎にステータスフラグを設け
て対応送付データの転送中に障害が発生したか否かを記
録するようにしているが、これに限るものではない。例
えば、転送路13,14の幅が複数バイトであるものと
すると、エラー検出回路163にて障害発生部分を例え
ばバイト単位で検出し、そのバイト位置を併せて記録す
ることも可能である。
【0051】このようにすると、転送エラーが検出され
た送付データの障害発生部分が例えば1バイトに満たな
い場合に、当該送付データの全バイトではなく、そのう
ちの障害発生部分を含む1バイトだけを再送することが
可能になる。この場合、もしデータ送付先の記憶装置1
8のワード長が1バイトであるものとすると、転送エラ
ーが検出された送付データの全バイトを再送する方式で
は、そのバイト数分の書き込みが必要であるのに対し、
1回の書き込みで済む。しかも、送り出すデータの先頭
バイトを転送路13の先頭バイト位置に合せて転送する
方式のシステムであるならば、例えば先頭バイト位置以
外のバイト位置に対応する転送路13の信号線に障害が
発生して転送エラーとなった場合でも、そのバイト部分
を転送路13の先頭バイト位置を介して再送することに
より、正常に転送することが可能となる。
【0052】また、前記実施例では、データ送付用に転
送路13が使用され、データ返送用には転送路14が使
用されるものとして説明したが、これに限るものではな
い。例えば、データ送付側機器(データ保持機器11)
は転送路13,14のうちの任意の一方をデータ送付に
切り替えて用い、データ送付先機器(データ使用機器1
2)は、データ送付に用いられなかった残りの転送路を
データ返送に切り替えて用いることも可能である。
【0053】また、前記実施例では、機器11がデータ
送付側となるデータ保持機器で、機器12がデータ送付
先となるデータ使用機器であるものとして説明したが、
データ送付側にもデータ送付先にもなり得る機器であっ
ても構わない。この場合、データ保持機器11が持つデ
ータ送付/エラー検出部16とデータ使用機器12が持
つデータ受信/返送回路19の両方を持たせればよい。
更に、転送路13,14に接続される機器は、3台以上
であっても構わない。
【0054】また、前記実施例では、転送路が、データ
送付用の転送路13とデータ返送用の転送路14の2つ
の場合について説明したが、これに限るものではない。
例えば、データ送付用の転送路とデータ返送用の転送路
との組を2組以上持ち(転送路の数は2の倍数)、デー
タ送付側からデータ送付先に対して同一の送付データを
複数のデータ送付用転送路を用いて送り出す一方、この
送られた複数のデータをデータ送付先からデータ送付側
へそれぞれのデータ返送用の転送路を用いて返送するよ
うにしても構わない。この場合、データ送付側では、送
り出したデータと返送された(本来当該データと一致す
るべき)複数のデータとを比較する他、この返送された
複数のデータ同士も比較する構成とすることにより、エ
ラー検出を一層高精度に行うことが可能となる。
【0055】図3は、このような構成の一例を、転送路
が4つの場合について示したもので、データ送付用の転
送路23およびデータ返送用の転送路24が追加されて
いる。また、データ保持機器11には、図1中のデータ
送付/エラー検出部16に代わるデータ送付/エラー検
出部26が設けられ、データ使用機器12には、図1中
のデータ受信/返送回路19に代わるデータ受信/返送
回路29が設けられている。このデータ受信/返送回路
29は、転送路13,23を介して送られるデータを転
送路14,24を介してデータ送付側に送り返すと共
に、いずれか一方を記憶装置18に書き込む。
【0056】データ送付/エラー検出部26は、バッフ
ァメモリ162の他、同一の送付データを転送路13,
23に送り出すデータ送付回路261と、転送路14,
24を介して返送されたデータ同士を比較すると共に、
当該データとバッファメモリ162に保持されている元
の送付データとを比較するエラー検出回路263とを有
する。エラー検出回路263は、全ての比較結果が一致
を示した場合だけ、正常と判定する。
【0057】このような構成では、転送路13を介して
のデータ送付時と転送路14を介してのデータ返送時
に、例えばデータビットの状態が互いに逆方向に変化す
る障害が発生し、結果的には、返送されたデータと元の
データが一致してしまう場合でも、転送路24からの返
送データとは一致せず、また転送路14,24からの返
送データ同士も一致しないため、正しくエラーと判定で
きる。また、転送路14,24から返送されたデータと
元のデータとはいずれも一致していないが、返送された
データ同士は一致している場合には、転送中の障害では
なくて、データ送付先(のデータ受信/返送回路29
側)の障害であると判定できる。
【0058】なお、図3の構成において、転送路13,
14の組と転送路23,24の組とを無条件で使用する
のではなく、送付すべきデータに要求される信頼性また
はデータ送付先によって要求される信頼性により、高信
頼性が必要でない場合には、いずれか一方の組だけを使
用するようにしても構わない。この場合には、余った転
送路の組を、他の機器間のデータ転送に用いることがで
き、転送路の使用効率が向上する。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
2つある転送路の一方を介してデータ送付側からデータ
送付先へ送り出したデータをデータ送付側で保持してお
くと共に、送付されたデータをデータ送付先からデータ
送付側へもう一方の転送路を介して送り返し、この送り
返されたデータと保持しておいた(一度も転送路に送出
されたことのない)送付データ(元のデータ)をもとに
データ送付側でエラー検出を行う構成とすることによ
り、転送中のエラー検出を高精度に行うことができ、ま
たデータ送付側でエラー検出が行えることから、エラー
発生の検出時点でエラー部分を直接且つ確実に知ること
ができる。
【0060】また、この発明によれば、少なくとも4つ
の転送路を持ち、少なくとも2つの転送路をデータ送付
に用い、他の同数の転送路をデータ返送に用い、返送さ
れた複数のデータ同士の比較と、この複数のデータとデ
ータ送付に用いた元のデータとの比較とを行う構成とす
ることで、エラー検出を一層高精度に行うことができ
る。
【0061】また、この発明によれば、使用する転送路
の組(データ送付に用いる転送路とデータ返送に用いる
転送路との組)の数を固定せず、1組から少なくとも2
組の範囲で、送付すべきデータに要求される信頼性また
はデータ送付先によって要求される信頼性に応じて動的
に可変する構成とすることで、使用する転送路の組の数
が少なくて済む場合には、余った転送路を、他の機器の
間のデータ転送に利用することが可能となり、転送路の
使用効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る情報処理システムの
ブロック構成図。
【図2】同実施例における動作を説明するためのシーケ
ンスチャート。
【図3】この発明の他の実施例を示す情報処理システム
のブロック構成図。
【図4】従来の情報処理システムのブロック構成図。
【図5】図4の構成における動作を説明するためのシー
ケンスチャート。
【符号の説明】
11…データ保持機器、12…データ使用機器、13,
14,23,24…転送路、15,17…制御部,1
6,26…データ送付/エラー検出部、18…記憶装
置、19,29…データ受信/返送回路(データ返送手
段)、161,261…データ送付回路、162…バッ
ファメモリ(送付データ保持手段)、163,263…
エラー検出回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器と、この複数の機器間のデー
    タ転送に用いられる2つの転送路とを具備する情報処理
    システムであって、 前記複数の機器のうち、データ送付側となり得る機器
    は、データ送付先の機器に対して、前記2つの転送路の
    一方を介してデータを送付するデータ送付手段と、この
    データ送付手段により送付されたデータを保持するため
    の送付データ保持手段と、この送付データ保持手段に保
    持されている送付データと当該データの送付先の前記機
    器から送り返されたデータとを比較してエラーの有無を
    検出するエラー検出手段とを備え、 前記複数の機器のうち、データ送付先となり得る機器
    は、データ送付側の機器内の前記データ送付手段により
    前記2つの転送路の一方を介して送付されたデータを前
    記2つの転送路の他方を介して送り返すデータ返送手段
    を備え、 データ送付側の前記機器が、データ転送の障害を検出す
    るようにしたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 複数の機器と、この複数の機器間のデー
    タ転送に用いられる少なくとも4つの転送路とを具備す
    る情報処理システムであって、 前記複数の機器のうち、データ送付側となり得る機器
    は、データ送付先の機器に対して、前記少なくとも4つ
    の転送路のうちの少なくとも2つの転送路を介して同一
    のデータを送付するデータ送付手段と、このデータ送付
    手段により送付されたデータを保持するための送付デー
    タ保持手段と、この送付データ保持手段に保持されてい
    る送付データと当該データの送付先の前記機器から送り
    返された少なくとも2つのデータとを比較すると共に、
    当該少なくとも2つのデータ同士を比較して、エラーの
    有無を検出するエラー検出手段とを備え、 前記複数の機器のうち、データ送付先となり得る機器
    は、データ送付側の機器内の前記データ送付手段により
    前記少なくとも2つの転送路を介して送付されたデータ
    を前記複数の転送路のうちの他の同数の転送路を介して
    送り返すデータ返送手段を備え、 データ送付側の前記機器が、データ転送の障害を検出す
    るようにしたことを特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】 複数の機器と、この複数の機器間のデー
    タ転送に用いられる少なくとも4つの転送路とを具備す
    る情報処理システムであって、 前記複数の機器のうち、データ送付側となり得る機器
    は、データ送付先の機器に対して、前記少なくとも4つ
    の転送路のうち、送付すべきデータに要求される信頼性
    またはデータ送付先によって要求される信頼性で決まる
    数の少なくとも1つの転送路を介して、前記送付すべき
    データまたは同一の前記送付すべきデータを送付するデ
    ータ送付手段と、このデータ送付手段により送付された
    データを保持するための送付データ保持手段と、この送
    付データ保持手段に保持されている送付データと当該デ
    ータの送付先の前記機器から送り返された少なくとも1
    つのデータとを比較すると共に、少なくとも2つのデー
    タが送り返された場合には、この少なくとも2つのデー
    タ同士を比較して、エラーの有無を検出するエラー検出
    手段とを備え、 前記複数の機器のうち、データ送付先となり得る機器
    は、データ送付側の機器内の前記データ送付手段により
    前記少なくとも1つの転送路を介して送付されたデータ
    を前記複数の転送路のうちの他の同数の転送路を介して
    送り返すデータ返送手段を備え、 データ送付側の前記機器が、データ転送の障害を検出す
    るようにしたことを特徴とする情報処理システム。
JP5232727A 1993-09-20 1993-09-20 機器間のデータ転送に好適な情報処理システム Pending JPH0784897A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11327810A (ja) * 1998-05-11 1999-11-30 Fujitsu Ltd データ転送装置
JP2001333048A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Nec Eng Ltd データ転送方式

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