JPH08272752A - 並列プロセッサ - Google Patents

並列プロセッサ

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JPH08272752A
JPH08272752A JP7500795A JP7500795A JPH08272752A JP H08272752 A JPH08272752 A JP H08272752A JP 7500795 A JP7500795 A JP 7500795A JP 7500795 A JP7500795 A JP 7500795A JP H08272752 A JPH08272752 A JP H08272752A
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JP
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packet
data
network
processor
reception
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JP7500795A
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English (en)
Inventor
Hidenori Kosugi
杉 秀 則 小
Hamiruton Patoritsuku
ハミルトン パトリック
Akira Ishiyama
山 明 石
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 並列コンピュータのネットワークNW上での
パケットデータ喪失、及びプロセッサでの主記憶障害
が、ネットワーク全体の障害となること防ぐ。 【構成】 送信側は、パケットの前にスタートフラグS
Fを、後にエンドフラグEFを転送する。受信側は、保
持しているSF及びEFと受信したフラグを比較しパケ
ット受信が正常か否か判断し、またSF受信時は常に新
しいパケットと判断する。更に主記憶障害時は、送信側
はダミーデータ送信し、受信側は主記憶へデータ転送を
中止し、かつ受信装置でデータを上書き受信する。 【効果】 NW上で、パケットデータ長エラー、又はパ
ケットデータ喪失時にパケットデータ異常を検出でき
る。SFにより後続パケットを常に先頭から受信でき
る。主記憶へアクセスできないときでもプロセッサ間N
W経路封鎖によるシステムダウンを防げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプロセッサユニ
ットがネットワークを介してデータ転送を行う並列プロ
セッサに関し、とくに、前記プロセッサユニットが命令
処理装置と、主記憶装置と、および主記憶装置とネット
ワークを接続するネットワークアダプタ装置とからなる
並列プロセッサの障害処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、並列プロセッサに於けるネットワ
ーク障害処理方式としては、ネットワーク上のデータ転
送単位であるパケットに誤り訂正コードを付加し、これ
によりネットワーク上でビットエラーが発生したことを
検出し、必要に応じてエラー回復を行うことにより、デ
ータ転送における、パケットデータの信頼性を向上する
方法が知られている。これは、データを転送するパケッ
ト(指令フィールド、順番フィールド、宛先アドレスフ
ィールド、送信元アドレスフィールド、データフィール
ド等より構成される)に、誤り訂正コードを付加するこ
とにより行われる。また、宛先アドレスフィールドおよ
び送信元アドレスフィールドを使用し、宛先に非活動の
プロセッサが経路指定された場合は、パケットを受信し
たプロセッサノードは、誤り標識をパケットに付加し、
送信側のプロセッサに送り返される。更にまた、プロセ
ッサは、パケットが間違ったプロセッサに経路指定され
ていることを誤り訂正コードにエラーがあることから検
出した場合は、誤り訂正コードにより誤りを訂正して、
別の経路を介してパケットを再送するものである。この
ような技術に関しては、特開平4−139566号公報
に記載がある。
【0003】また、別の従来技術として、ネットワーク
の一部のリンク(チャネル)が故障した場合に、システ
ムダウンを発生させない方式が知られている。これは、
図9に示すように、4×4の2次元トーラス型ネットワ
ーク構成の並列計算機において、図9中の破線で示す用
に、第3列のリンクが故障した場合には、4個のプロセ
ッサ(C13、C23、C33、C43)をX方向に対
してスルー状態にすることにより、4×3の2次元トー
ラス構成のネットワークを生成し、ネットワーク全体の
障害を防ぐものである。このような技術に関しては、特
開平4−287265号公報に記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記並列コンピュータ
のプロセッサ間通信における技術では、あるパケットの
転送で、ネットワークで上でデータの一部が喪失した場
合、またはデータ長に障害が発生した場合、後続して受
信するパケットのデータを、前記あるパケットの喪失し
たデータ部分と誤認する可能性があり、この結果、ある
前記パケット及び前記後続するパケットを構成が不正の
まま受信してしまうという問題があった。また、パケッ
トを喪失した場合も、後続のパケットを誤受信するとい
う課題があった。
【0005】また、ノードがプロセッサと主記憶とから
構成され、このノードが複数個集まってネットワークに
よって接続される従来の並列プロセッサにおいては、デ
ータ転送中に主記憶に障害が発生し、転送すべき主記憶
上のデータへのアクセスが不可能になる場合がある。こ
の場合、送信側プロセッサでは、前記データ転送の送信
処理を完了できず、また受信プロセッサは受信処理を完
了できず、該当するプロセッサ間のネットワーク経路は
前記データ転送のための経路として占有されたままとな
り、封鎖された状態となる。この結果、このネットワー
ク経路を使用するパケット転送が全て封鎖され、ネット
ワーク全体の障害とつながる可能性があった。
【0006】本発明の目的は、パケットにおけるパケッ
トデータ長不正およびパケットデータの喪失を検出する
こと、そして、該パケットの障害が、後続のパケット障
害に伝搬することを回避する、並列プロセッサにおける
プロセッサ間のパケット通信を提供することである。
【0007】また、本発明の目的は、並列プロセッサに
おけるプロセッサ間のパケット通信において、あるノー
ドのプロセッサの主記憶障害がプロセッサ間のパケット
通信に与える影響を省くことで、ネットワーク全体の障
害となることを回避できるプロセッサ間のパケット通信
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、複数のプロセッサと、任意の前記プロセッサ相互間
でパケットを転送できるネットワークとから構成される
並列プロセッサにおいて、送信側プロセッサが、パケッ
トの転送開始時には、前記パケット転送を開始すること
を示すスタートコードを前記パケットに先立ち前記ネッ
トワークに転送し、かつ、前記パケットの転送完了時に
前記パケット転送の完了を示すエンドコードを転送する
手段を有し、、受信側プロセッサが、前もって保持して
いるスタートコードおよびエンドコードと、受信したス
タートコードおよびエンドコードとが一致しない場合、
パケットを異常受信したと判断する判断手段を有する様
にする。
【0009】また、上記並列プロセッサにおいて、前記
判断手段が、当該パケット内のデータ長を使用して定ま
る、前記受信したスタートコードから所定データ量の後
に位置する、受信データを前記エンドフラグとみなす手
段を有するようにする。
【0010】更に、上記並列プロセッサにおいて、前記
各プロセッサは、ネットワークアダプタ装置と命令処理
装置とから構成され、前記ネットワークアダプタ装置
は、前記ネットワークから転送されるパケットを受信で
きる受信処理可能状態と前記ネットワークから転送され
るパケットを受信できない受信停止状態を有し、前記ネ
ットワークアダプタ装置は、前記判断手段を有し、前記
受信可能状態で、前記判断手段により異常受信と判断し
た場合、前記命令処理装置へ割込みを発生すると共に、
受信停止状態となり、前記ネットワークアダプタ装置
は、前記命令処理装置からの指示により、受信停止状態
より受信処理可能状態になると、ネットワークよりスタ
ートフラグに相当するデータを受信し、スタートコード
と比較して、スタートコードと不一致の場合は受信処理
を再開始せず、スタートコードに一致の場合には、受信
処理を再開して、パケットの再同期をとる手段を有する
ようにする。
【0011】次に、複数のプロセッサと、任意の前記プ
ロセッサ相互間でパケットを転送できるネットワークと
から構成される並列プロセッサにおいて、送信側プロセ
ッサが、パケットの転送開始時には、前記パケット転送
を開始することを示すスタートコードを前記パケットに
先立ち前記ネットワークに転送する手段を有し、受信側
プロセッサは、前もって保持しているスタートコード
と、前記ネットワークから受信したコードが一致した場
合に前記受信したコードをスタートコードとみなし、前
記受信したコードの次に来る前記ネットワークからのデ
ータを常に新たなパケットに先立つコードして受信する
手段とを有するようにする。
【0012】次にまた、複数のプロセッサと、任意の前
記プロセッサ相互間でデータ転送が行えるネットワーク
とから構成され、かつ、前記各プロセッサは、命令処理
装置と、主記憶装置と、前記主記憶装置と前記ネットワ
ークを接続するネットワークアダプタ装置から構成され
る並列プロセッサにおいて、送信側のプロセッサは、前
記主記憶と前記ネットワークアダプタ装置との間でネッ
トワーク上を転送するデータを転送しながら、当該デー
タを前記ネットワークへ送信する送信手段を有し、前記
送信手段の動作最中に、前記主記憶と前記ネットワーク
アダプタ装置との間でのデータ転送が不可能となった場
合、前記ネットワークアダプタ装置は、当該送信側プロ
セッサが転送すべきデータ長になるまで任意データを生
成し、送信し、送信処理を終了する手段を有するように
する。
【0013】次にまた、上記並列プロセッサにおいて、
前記任意データはエラーを示すデータを生成する手段で
あり、前記送信側のプロセッサは、パケットの転送開始
時には、前記パケット転送を開始することを示すスター
トコードを前記パケットに先立ち前記ネットワークに転
送し、かつ、前記パケットの転送完了時に前記パケット
転送の完了を示すエンドコードを転送する手段を有し、
受信側プロセッサが、前もって保持しているスタートコ
ードおよびエンドコードと、受信したスタートコードお
よびエンドコードとが一致し、かつ、受信したパケット
のデータがエラーを示すとき、当該受信側プロセッサの
命令処理装置へ割込みを行う手段を有することによって
達成される。
【0014】
【作用】上記手段によれば、送信プロセッサは、ネット
ワークにパケットを転送する場合は、パケット本体を転
送する前に一定のコード(以後スタートフラグと呼ぶ)
をネットワークに送出し、パケットの転送を完了すると
一定のコード(以後エンドフラグと呼ぶ)をネットワー
クに送出する。受信プロセッサはスタートフラグに相当
するデータを受信するとそれをデコードし、スタートフ
ラグに一致した場合は新たなパケットの始まりとして受
信処理を開始し、不一致の場合は何もしない。そして、
パケットの受信が完了すると連続してエンドフラグに相
当するデータを受信し、デコードしてエンドフラグに一
致した場合は正常にパケットを受信できたとして受信処
理を終了する。エンドフラグが不一致の場合は、パケッ
トデータ長不正またはパケットデータの喪失が発生した
ことを示すから、この不一致により、ネットワーク上で
のエラーを検出できる。この結果、受信側プロセッサに
おいて、命令処理装置に対して割り込みを発生させるこ
とができ、受信側は、命令処理装置によって受信異常の
処理を行うことができる。
【0015】また、送信側の主記憶の障害によりデータ
の読み出しが不可能になった場合、送信側のプロセッサ
はデータ長分のパリティーエラーとしたダミーデータを
自動生成して送信し、最後にエンドフラグを送信する。
そのため、送信側は送信処理を完了することができる。
また、受信側は、データ長が揃ったパケットを受信でき
るので受信処理を完了することができる。この結果、送
信側と受信側との間での通信経路が開放され、該当する
プロセッサ間のネットワーク経路封鎖によるシステムダ
ウンを防ぐことができる。なお、受信側は、そのデータ
はパリティーエラーであるのでそれを破棄することがで
きる。一方、受信側の主記憶の障害によりデータの書き
込みが不可能になった場合、受信側のプロセッサでは、
ネットワークアダプタ装置から主記憶装置への転送は中
止するが、ネットワークアダプタ装置は、パケットの受
信はエンドフラグを受信するまで受信処理を続けるの
で、受信処理を完了することができる。この結果、送信
側と受信側との間での通信経路が開放され、該当するプ
ロセッサ間のネットワーク経路封鎖によるシステムダウ
ンを防ぐことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。図1は本発明を適用した並列プロセッサのシステム
構成図である。各プロセッサPUは、ネットワークNW
を通じて結合され、任意の位置のプロセッサPU相互間
で通信が可能となっている(図1では、プロセッサPU
は、プロセッサPU−0からプロセッサPU−nまで、
(n+1)台示される)。各プロセッサPUは、命令処
理装置IP、主記憶処理装置MS(主記憶自体も主記憶
処理装置に含めて記載する)、入出力処理装置IOP、
ネットワークNWとの間でパケットを送受するネットワ
ークアダプタ装置ADPより構成される。また、命令処
理装置IPと主記憶処理装置MSとはプロセッサバスP
BUSにより結合され、主記憶装置装置MSと入出力処
理装置IOPとネットワークアダプタ装置ADPとは、
システムバスSBUSにより結合されている。
【0017】図2は、ネットワークNWとの間でパケッ
トを送受するネットワークアダプタ装置ADPの詳細構
成を示す。ネットワークアダプタ装置ADPは、ネット
ワークへパケットを送信する送信回路100、ネットワ
ークからパケットを受信する受信回路200、主記憶処
理装置へのアクセスを制御する主記憶制御回路300よ
り構成される。送信回路100はパケットを組み立てる
パケット構成回路110およびDMA回路120より構
成される。受信回路200は、パケットを受信するパケ
ット受信回路803およびパケットの受信状態等を解析
するパケット解析回路210より構成される。また、主
記憶制御回路300は、システムバスSBUSを制御す
るバス制御回路310および障害解析を行う障害解析回
路320より構成される。
【0018】図3は、転送単位であるパケット400の
構成を示す。パケットは、パケットヘッダと、パケット
データとから構成される。パケットヘッダは、送信先で
あるプロセッサアドレス、拡張フィールドの長さを示す
拡長フィールド長、パケットデータの長さを示すパケッ
トデータ長、送信を制御する送信制御情報フィールド、
書き込みアドレスオフセット、OSのデバッグ用に使用
する拡長フィールドから構成される。ここで、プロセッ
サアドレス、拡長フィールド長、パケットデータ長の3
つの要素は、2重化されており、かつ、各要素の最終ビ
ットは、パリティエラーチェックビットとなっている。
パリティエラーが発生すると、エラーの発生しなかっ
た、プロセッサアドレス、拡長フィールド長、パケット
データ長を用いる。本発明では、上記パケットをネット
ワークNW上で転送する場合、パケット転送に先立ち、
システムにおいて、予め定められた一定のコード、即ち
スタートフラグが送信される。このスタートフラグは、
次にパケットの先頭が来ることを示す。このコードの値
は、事前に本発明を適用するシステムにおいて一意的に
定められたものなら、任意のコードを用いることができ
る。また、パケット転送の完了に引き続き、システムに
おいて、予め定められた一定のコード、即ちエンドフラ
グが送信される。このエンドフラグは、当該フラグの前
のデータが当該パケットの最後尾であることを示す。こ
のエンドフラグのコードにも、事前に本発明を適用する
システムにおいて一意的に定められたものなら、任意の
コードを用いることができる。
【0019】なお、図3では、転送データ幅を2バイト
として示しているが、このデータ幅は並列コンピュータ
のネットワークのデータ幅に応じて定めることができる
(従ってパケットのデータ幅は図3に示す2バイトには
限定されない)。例えば、図1のネットワークNWは、
図3のパケット幅は16ビットであるから、16ビット
を同時に転送できるネットワークである。
【0020】(1)先ず送信処理動作について、図2、
図4、図5を用いて説明する。命令処理装置IPは、主
記憶処理装置上に送信制御ワード10を生成し、プロセ
ッサバスPBUS、主記憶装置MS、システムバスSB
USを介してネットワークアダプタ装置ADPに対し送
信指示を行う。更に、命令処理装置IPは、プロセッサ
バスPBUS、主記憶装置MS、システムバスSBUS
を介してネットワークアダプタ装置ADP内の送信制御
ワードアドレス先頭レジスタ330に送信制御ワードの
先頭アドレスを転送し、書き込む。
【0021】図2の主記憶制御回路300では、送信制
御ワードアドレス先頭レジスタ330に書き込まれた送
信制御ワードの先頭アドレスを基に、データの転送を指
示する転送指示信号301により送信回路100に対し
送信開始を指示をする。また、主記憶制御回路300
は、バス制御回路310により主記憶装置MSから送信
制御ワード10を読み出し、送信制御ワード転送信号3
02と共に、主記憶処理装置から読み出した送信制御ワ
ード10を送信回路100に転送する。更に、主記憶制
御回路300は、送信制御ワード10から送信するデー
タが格納されている主記憶のアドレスを取り出し、送信
データアドレスレジスタ340にセットする。また、主
記憶制御回路300は、DMA回路120へ転送指示信
号を301を出力する。
【0022】パケット構成回路110(図4)は、主記
憶制御回路300から転送される転送指示信号301が
送信開始指示を示すオンになると、転送するパケットの
スタートを示すスタートフラグが格納されているスター
トフラグレジスタ120の内容(即ち、スタートフラ
グ)を、パケット選択回路180により選択してネット
ワークインタフェース500からネットワークに転送す
る。また、パケット構成回路110は、主記憶制御回路
300から転送されてくる送信制御ワード10を送信制
御ワードレジスタ140に書き込む。更に、パケット構
成回路110は、送信制御ワード10をパケットヘッダ
を組み立てるパケットヘッダ構成回路150に送り、更
にまた、パケット長フィールド141をDMA回路12
0(図5)内のDMA制御回路800に転送する。パケ
ット構成回路110内のパケットヘッダ構成回路150
は、パケットヘッダを構成し、パケット選択回路180
に転送される。パケット選択回路180は、パケットヘ
ッダを受け取ると、先に送出したスタートフラグの転送
後に、ネットワークNWへパケットヘッダを続けて転送
する。
【0023】図5に示されるDMA回路120は、デー
タ送信指示信号301がオンになると、DMA制御回路
800によりパケットデータアクセス要求信号371を
オンにして、主記憶制御回路300のバス制御回路31
0に対しパケットデータアクセス要求を行う。主記憶制
御回路300のバス制御回路310は、パケットデータ
アクセス要求信号371がオンとなると、送信データア
ドレスレジスタ340の示すアドレスから主記憶処理装
置のデータを読み出し、DMA回路120へ転送する動
作を開始する。DMA回路120は、読み出されたデー
タをDMA回路120内の送信データバッファ制御回路
801に一時的にセットする。そして、パケットデータ
長分のデータが読み出されると、パケットデータアクセ
ス要求信号371をオフする。一方、DMA回路120
は、リードデータ線351を用いてバッファ制御回路8
01にセットしたデータをパケット選択回路180へ転
送する。この際、パケット選択回路180へパケットデ
ータをネットワークへ転送することを要求するパケット
データ送信要求信号381をオンにする。DMA制御回
路は、転送するデータが無くなると、パケットデータ送
信要求信号381をオフとする。
【0024】図4に示されるパケット構成回路110の
パケット選択回路180は、パケットデータ送信要求信
号381がオンのとき、パケットヘッダの転送後に、D
MA回路120から転送されてくる転送データをネット
ワークに転送し、DMA回路120からのパケットデー
タ送信要求信号381がオフになると、転送するパケッ
トのエンドを示すエンドフラグが格納されているエンド
フラグレジスタ120の内容(即ち、エンドフラグ)
を、エンドフラグレジスタ120から読みだして、ネッ
トワークに転送する。
【0025】この様に、送信側プロセッサは、データパ
ケットをネットワークを介して宛先プロセッサへデータ
パケットを転送する際、当該パケットの前にスタートフ
ラグを、当該パケットの後にエンドフラグを付加して転
送することができる。以上、図2、図4、図5を用いて
送信処理動作について説明した。
【0026】(2)次に受信処理について、図2、図
6、図7を用いて説明する。まずネットワークに異常が
無い場合である、正常な受信処理について説明する。
【0027】図2の受信回路200は、ネットワークN
Wからネットワークインタフェース600を通じて、パ
ケット受信指示を受けると、受信したデータの内、スタ
ートフラグに相当するデータをパケット解析回路210
(図6)内のフラグ解析回路260に取り込む。フラグ
解析回路260は、予めスタートフラグの値を記憶して
いるスタートフラグレジスタ220の内容(即ち、スタ
ートフラグ)と、前記取り込んだスタートフラグに相当
するデータとを比較し、一致している場合は、次に受信
するデータは、パケットの正確な先頭と言うことで、パ
ケット受信回路803(図7)に、パケットの受信開始
を指示する受信開始指示信号261を送る(信号261
をオンにする)。フラグ解析回路260は、比較結果が
不一致の場合は、次に受信するデータはパケットの先頭
では無いということで何もしない。受信回路200は、
更に、スタートフラグに後続するデータ(受信パケット
のヘッダ部分)を受信して、パケット解析回路210内
のパケットヘッダレレジスタ240に受信したデータを
セットする。そしてパケット送信先である、パケットへ
ッダ内にあるプロセッサアドレスをプロセッサ番号比較
回路250に転送する(ここでは、正常受信時というこ
とで受信したプロセッサアドレスと当該プロセッサのア
ドレスは一致しているものとして説明する)。
【0028】パケット解析回路210は、パケットヘッ
ダを記録しているヘッダレジスタ240から、パケット
長243をパケット受信回路803に転送し、また、書
き込みアドレスオフセット242を加算器236へ転送
する。転送された書き込みアドレスオフセットは、書き
込みアドレスレジスタ235の内容と加算され、受信先
アドレス線804を通じて、パケット解析回路210に
よって主記憶制御回路300に転送される。これによ
り、主記憶処理装置は、データ受信時のデータ格納場所
を決めることができる。
【0029】パケット受信回路803内のパケット受信
制御回路280は、パケット解析回路210のフラグ解
析回路260より送れてきた受信開始指示信号261に
より、パケット受信バッファ290に対し、パケット受
信を指示するパケット受信指示信号283をオンにす
る。
【0030】パケット受信制御回路280は、パケット
解析回路210より送られてきたパケット長243を用
いて、パケット長に等しいパケットデータをネットワー
クより受信バッファ290に取り込むと、パケット受信
指示信号283をオフにする。また、パケット受信制御
回路280は上記動作に並行し、パケット解析回路から
の受信開始指示信号261により、主記憶制御回路30
0に対し、パケットデータの書き込み指示信号282を
オンとし、パケット受信バッファ290からパケットデ
ータを取り出して、書き込みデータ信号線291を通し
て、書き込みデータを主記憶制御回路300に転送す
る。
【0031】主記憶制御回路300は、パケットデータ
の書き込み指示信号282がオンになると、受信先アド
レス線804から転送された受信アドレスから始まる連
続領域に対する書き込み要求を、主記憶装置MSに発行
し、書き込みデータ信号線291を通して転送された書
き込みデータをシステムバスSBUSを通じて転送す
る。
【0032】パケット受信回路803のパケット受信バ
ッファ290は、パケット長に等しいデータを受信し、
更に、受信パケットのエンドフラグの位置に当たるデー
タをネットワークから取り込む。そして、前記受信した
エンドフラグの位置に当たるデータをデータ線292を
通してパケット解析回路210内のフラグ解析回路26
0へ転送する。またパケット受信回路803のパケット
受信制御回路280は、パケット受信バッファ290が
パケット長に等しいパケットデータをネットワークより
取り込み、エンドフラグの位置に当たるデータをパケッ
ト解析回路210へ送ったことを示すエンドフラグ転送
指示信号281をパケット解析回路210に転送する。
【0033】パケット解析回路210のフラグ解析回路
260は、パケット受信回路803よりエンドフラグ転
送指示信号281とパケットのエンドフラグの位置に当
たるデータ292を受けると、予めエンドフラグの値を
記憶しているエンドフラグレジスタ230の内容(即
ち、エンドフラグ)と、前記取り込んだエンドフラグの
位置に相当するデータとを比較する。比較結果が、一致
している場合は、受信したエンドフラグが正確と判断さ
れ、受信したパケットは、パケット長分のデータがネッ
トワーク中で喪失されることも無く正確に受信されたと
判断して、パケットの受信完了を示す受信完了信号26
2をパケット受信制御回路280に送る。
【0034】パケット受信制御回路280は、パケット
解析回路210のフラグ解析回路260より受信完了信
号262を受け取ると受信処理を完了する。
【0035】以上説明したように、上記実施例によれ
ば、送信側でパケットのスタートとパケットのエンド
に、システムで予め定められたスタートフラグとエンド
フラグを付加して送信し、受信側でスタートフラグとエ
ンドフラグの値を確認すると共に、スタートフラグから
エンドフラグまでの受信データ数をチェックすること
で、ネットワーク中でパケットデータをネットワーク中
で喪失すること無く転送することができたか否かをチェ
ックすることができる。なお、スタートフラグレジスタ
220、エンドフラグレジスタ、書き込みアドレスレジ
スタ等の値は、事前に信号せん372を用いて設定され
ているものとする。
【0036】(3)次に、ネットワーク障害が発生した
場合の受信処理について図2、図6、図7を用いて説明
する。
【0037】パケット解析回路210のプロセッサ番号
比較回路250において、パケットの宛先を示すパケッ
トヘッダ内のプロセッサドレスと、当該パケットを受信
したプロセッサのプロセッサアドレスを比較し、比較結
果が不一致の場合は、間違った宛先アドレスを有するパ
ケットを受信したことを示すプロセッサ番号不一致信号
272をオンにして、パケット受信回路803内のパケ
ット受信制御回路280とパケット障害解析回路270
に転送する。パケット障害解析回路270は、プロセッ
サ番号不一致信号272がオンとなると障害を示す障害
解析レジスタ271内にあるプロセッサ番号不一致ビッ
トをオンにし、更に、割り込信号805をオンにして、
主記憶制御回路300に障害発生を通知する。一方、パ
ケット受信制御回路280は、プロセッサ番号不一致信
号272を受けると当該受信中パケットを破棄する。
【0038】パケット受信回路803のパケット受信バ
ッファ290は、受信したデータのパリティエラーを検
出すると、パリティーエラーを示すパリティエラー信号
293をオンにし、パケット障害解析回路270にパケ
ット発生を通知する。パケット障害解析回路270は、
パリティエラー信号293がオンになるとパリティーエ
ラーが発生したとして、障害解析レジスタ271のパリ
ティエラービットをセットする。その後、割り込信号8
05をオンにして、主記憶制御回路300に障害発生を
通知する。
【0039】パケット解析回路210のフラグ解析回路
260は、パケット受信バッファ回路290より転送さ
れたエンドフラグ292とエンドフラグレジスタ230
の内容が不一致の場合は、不一致を示すパケットデータ
長不正信号263を用いてパケット障害解析回路270
の障害解析レジスタ271に不一致を通知し、障害解析
レジスタ271はパケットデータ長が不正であることを
示すパケットデータ長不正ビットをオンにセットする。
そして、割込み信号805をオンにして、主記憶制御回
路300にパケットデータ長に誤りがあること通知す
る。また、エンドフラグ292とエンドフラグレジスタ
230が不一致であることを示すパケットデータ長不正
信号263は、受信できる状態であるか否かを示す受信
停止状態ビット237に、受信停止状態であることを示
すオンをセットする。そして、受信停止状態ビット23
7の出力である受信停止信号238がパケット受信制御
回路280に転送される。パケット受信制御回路280
は、受信処理停止信号238がオンになるとパケットの
受信処理を停止する。ネットワークより受信指示が転送
されても、受信処理は行わない。
【0040】主記憶制御回路300は、割込み信号80
5を受けると、システムバスSBUS、主記憶装置M
S、プロセッサバスPBUSを介して命令処理装置IP
に割り込み信号を送る。命令処理装置IPが、上記割込
みに対する処理を実行し、プロセッサバスPBUS、主
記憶装置MS、およびシステムバスSBUSを介してネ
ットワークアダプタ装置ADP内の受信停止状態ビット
237を受信停止状態ビットリセット信号311により
オフにすると、受信停止信号238もオフとなり、ネッ
トワークアダプタ装置ADPは受信処理を再開する。
【0041】以上説明したように、ネットワーク上で前
記のようなエラーがパケットに発生した場合、ネットワ
ークアダプタ装置は、受信処理を中断し、受信処理停止
状態となる。従って、たとえ、データパケットにデータ
喪失が発生したとしても、本ネットワークアダプタ装置
は、後続するパケットのデータを前記喪失したデータと
間違えることが無い。また、データアダプタ装置は、エ
ラー発生を命令処理装置へ割込みとして通知するので、
命令処理装置は、受信停止状態ビットを参照して、適切
なエラー対策を実行できる。その後、命令処理装置がネ
ットワークアダプタを再起動し受信停止状態から受信可
能状態へネットワークアダプタ装置の状態を制御するの
で、ネットワークアダプタ装置は、エラーが回復したも
のとして、正常な受信処理を再開することができる。
【0042】(4)次に、主記憶処理装置MSで障害に
より主記憶アクセスが不可能となった場合の送信および
受信処理について図2、図5、図8を用いて説明する。
【0043】まず、送信処理中に主記憶装置MSで障害
により主記憶処理装置へのアクセスが不可能となった場
合について説明する。主記憶制御回路300は、DMA
回路120からパケットデータアクセス要求信号371
によって主記憶処理装置MSに対するアクセス要求を受
けると、バス制御回路310より、主記憶へのデータ要
求であるリクエスト要求信号830をオンにすること
で、主記憶処理装置MSに対しアクセス要求を送る。そ
して、主記憶処理装置MSより、アクセス要求に対する
応答である応答信号302がオンになるとクエスト要求
信号830をオフする。なお、このクエスト要求信号8
30と応答信号302をバス障害解析回路320(図
8)にも同時に転送される。
【0044】図8のバス障害解析回路320は、内部に
タイマーを有するタイマー回路340を有し、リクエス
ト要求信号830がオンになると、タイマーの値がリセ
ットされた後、タイマーが作動し時間の計測を始める。
また、主記憶処理装置MSよりリクエスト要求に対する
応答信号302がオンになると時間の計測を中止する。
この計測されたタイマーの値は、比較器360に転送さ
れ、予め定められている、主記憶処理装置MSへのリク
エスト応答時間を保持しているリクエスト応答時間レジ
スタ820の内容(即ち、リクエスト応答時間)と、比
較器360によって比較される。リクエスト応答時間レ
ジスタ820には、リクエスト応答時間の上限値が設定
されており、タイマーの値がこの上限値より大きいと、
バス障害が発生したとしてバス障害信号361がオンと
なる。なお、リクエスト応答時間レジスタ820の内容
は、事前に入出力装置IOP等からシステムバスSBU
Sを経由して設定される。バス障害解析回路320は、
システムバスSBUS障害信号361を、DMA回路1
20内のデータ選択回路350およびDMA制御回路8
00と、パケット受信回路803のパケット受信制御回
路280とへ転送する。
【0045】DMA回路120内のデータ選択回路35
0は、バス障害信号361がオンになると、ダミーデー
タ生成回路810が生成し、かつデータ線811を通し
て転送されてくるダミーデータを選択し、パケット構成
回路110へリードデータ線351を経由してダミーデ
ータを転送する。なお、ダミーデータ生成回路810
は、バス障害信号361がオンになると動作させるよう
にしも良いし、常に動作させておいても良い。ここで、
ダミーデータ生成回路810の生成するダミーデータは
パリティエラーとなっており、このダミーデータを含む
パケットを受信したプロセッサはこのデータを破棄する
ことになる。一方、DMA回路120内のDMA制御回
路800は、バス障害信号361がオンになると、パケ
ットデータアクセス要求信号371をオフにする。これ
により、主記憶制御回路300は、アクセスエラーが生
じた主記憶MSからのデータ転送を中止する。
【0046】パケット構成回路110は、通常の転送と
同様にパケットヘッダのパケット長フィールドに相当す
るデータをネットワークNWに転送し、最後にエンドフ
ラグを転送する。受信側のプロセッサは、受信したデー
タがパリティエラーなので前述したエラー処理を行う。
【0047】この結果、送信側プロセッサで主記憶装置
MSに対するアクセス異常が発生しても、当該送信側プ
ロセッサのネットワークアダプタ装置が送信中のパケッ
トを中断することなく送信するので、その送信処理を完
結することができ、従って受信側との間でネットワーク
上に張っていた通信リンクを開放することができ、送信
プロセッサにおける記憶装置へのアクセス障害がネット
ワーク全体の通信路へ大きな影響を与えることはない。
【0048】次に、受信処理中に主記憶処理装置MSで
障害により主記憶アクセスが不可能となった場合につい
て説明する。バス障害信号361の生成までは、送信処
理の場合と同じであり、バス障害信号361がオンなっ
た時点から説明する。このバス障害信号361は、パケ
ット受信回路803のパケット受信制御回路280へ転
送される。
【0049】パケット受信回路803のパケット受信制
御回路280は、バス障害信号361がオンになると、
パケットデータの書き込み指示信号282をオフにし、
これにより、主記憶処理装置MSへのパケットデータの
書き込みが中止する。しかし、パケット受信回路803
は、パケットの終了を示す受信エンドフラグを検出する
まで、受信したパケットデータをパケット受信バッファ
290にオーバーライトする。この結果、受信側プロセ
ッサで主記憶装置MSに対するアクセス異常が発生して
も、当該受信側プロセッサのネットワークアダプタ装置
が受信中のパケットを中断することなく受信するので、
その受信処理を完結することができ、従って送信側との
間でネットワーク上に張っていた通信リンクを開放する
ことができ、受信プロセッサにおける記憶装置へのアク
セス障害がネットワーク全体の通信路へ大きな影響を与
えることはない。
【0050】
【発明の効果】上記の発明によれば、パケットにエンド
フラグを付加し、受信したエンドフラグが受信側で前も
って保持している正しいエンドフラグ値と一致するか否
かを検出する回路を設けたので、そのパケットデータ長
の不正受信を検出することが可能となり、ネットワーク
上で、パケットヘッダのデータ長フィールドのエラーの
発生、またはパケットデータの喪失があった場合、パケ
ットデータを所定の数だけ正常に受信出来なかったこと
を直ちに正確に検出できる。その結果、後続するパケッ
トのデータを先行するパケットのデータと誤認すること
は無い。
【0051】また、送信側は、新たなパケットには必ず
スタートフラグを付加して送信し、受信側は、スタート
フラグを受信すると、今まで受信完了していない受信中
のパケットデータを破棄し、新たなパケットと解釈して
受信を開始するので、ネットワーク上で、あるパケット
のデータ喪失が発生した場合においても、受信側は、デ
ータ喪失があったパケット以降の後続のパケットの先頭
から正常に受信できる。
【0052】更に、送信側の主記憶の障害によりデータ
の読み出しが不可能になった場合、送信側のプロセッサ
はデータ長分のパリティーエラーとしたダミーデータを
送信し、最後にエンドフラグを送信する。そのため、送
信側は送信処理を完了することができる。また、受信側
は、データ長が揃ったパケットを受信できるので受信処
理を完了することができる。この結果、送信側と受信側
との間での通信経路が開放され、該当するプロセッサ間
のネットワーク経路封鎖によるシステムダウンを防ぐこ
とができる。なお、受信側は、そのデータはパリティー
エラーであるのでそれを破棄することができる。
【0053】一方、受信側の主記憶の障害によりデータ
の書き込みが不可能になった場合、受信側のプロセッサ
では、ネットワークアダプタ装置から主記憶装置への転
送は中止するが、ネットワークアダプタ装置は、パケッ
トの受信はエンドフラグを受信するまで受信処理を続け
るので、受信処理を完了することができる。この結果、
送信側と受信側との間での通信経路が開放され、該当す
るプロセッサ間のネットワーク経路封鎖によるシステム
ダウンを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成図である。
【図2】ネットワークアダプタ装置ADPの構成を示
す。
【図3】転送単位であるパケットの構成を示す。
【図4】ネットワークアダプタ装置ADP内の送信回路
内のパケット構成回路の構成を示す。
【図5】ネットワークアダプタ装置ADP内の送信回路
内のDMA回路の構成を示す。
【図6】ネットワークアダプタ装置ADP内の受信回路
内のパケット解析回路の構成を示す。
【図7】ネットワークアダプタ装置ADP内の受信回路
内のパケット受信回路の構成を示す。
【図8】ネットワークアダプタ装置ADP内の主記憶制
御回路内の障害解析回路の構成を示す。
【図9】従来の技術を示す。
【符号の説明】
IP 命令処理装置 MS 主記憶処理装置 IOP 入出力処理装置 ADP ネットワークアダプタ装置 NW ネットワーク 100 送信回路 200 受信回路 300 主記憶制御装置 110 パケット構成回路 120 DMA回路 210 パケット解析回路 803 パケット受信回路 310 バス制御回路 320 バス障害解析回路 120 送信回路内のスタートフラグレジスタ 130 送信回路内のエンドフラグレジス 810 ダミーデータ生成回路 220 受信回路内のスタートフラグレジスタ 230 受信回路内のエンドフラグレジスタ 260 フラグ解析回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサと、任意の前記プロセ
    ッサ相互間でパケットを転送できるネットワークとから
    構成される並列プロセッサにおいて、 送信側プロセッサが、パケットの転送開始時には、前記
    パケット転送を開始することを示すスタートコードを前
    記パケットに先立ち前記ネットワークに転送し、かつ、
    前記パケットの転送完了時に前記パケット転送の完了を
    示すエンドコードを転送する手段を有し、 受信側プロセッサが、前もって保持しているスタートコ
    ードおよびエンドコードと、受信したスタートコードお
    よびエンドコードとが一致しない場合、パケットを異常
    受信したと判断する判断手段とを有することを特徴とす
    る並列プロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、当該パケット内のデー
    タ長を使用して定まる、前記受信したスタートコードか
    ら所定データ量の後に位置する、受信データを前記エン
    ドコードとみなすことを特徴とする請求項1記載の並列
    プロセッサ。
  3. 【請求項3】 複数のプロセッサと、任意の前記プロセ
    ッサ相互間でパケットを転送できるネットワークとから
    構成される並列プロセッサにおいて、 送信側プロセッサが、パケットの転送開始時には、前記
    パケット転送を開始することを示すスタートコードを前
    記パケットに先立ち前記ネットワークに転送する手段を
    有し、 受信側プロセッサは、前もって保持しているスタートコ
    ードと、前記ネットワークから受信したコードが一致し
    た場合に前記受信したコードをスタートコードとみな
    し、前記受信したコードの次に来る前記ネットワークか
    らのデータを常に新たなパケットに先立つコードして受
    信する手段を有することを特徴とする並列プロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記各プロセッサは、ネットワークアダ
    プタ装置と命令処理装置とから構成され、前記ネットワ
    ークアダプタ装置は、前記ネットワークから転送される
    パケットを受信できる受信処理可能状態と前記ネットワ
    ークから転送されるパケットを受信できない受信停止状
    態を有し、 前記ネットワークアダプタ装置は、前記判断手段を有
    し、前記受信可能状態で、前記判断手段により異常受信
    と判断した場合、前記命令処理装置へ割込みを発生する
    と共に、受信停止状態となり、 前記ネットワークアダプタ装置は、前記命令処理装置か
    らの指示により、受信停止状態より受信処理可能状態に
    なると、ネットワークよりスタートフラグに相当するデ
    ータを受信し、スタートコードと比較して、スタートコ
    ードと不一致の場合は受信処理を再開始せず、スタート
    コードに一致の場合には、受信処理を再開して、パケッ
    トの再同期をとることを特徴とする請求項1記載の並列
    プロセッサ。
  5. 【請求項5】 複数のプロセッサと、任意の前記プロセ
    ッサ相互間でデータ転送が行えるネットワークとから構
    成され、かつ、前記各プロセッサは、命令処理装置と、
    主記憶装置と、前記主記憶装置と前記ネットワークを接
    続するネットワークアダプタ装置から構成される並列プ
    ロセッサにおいて、 送信側のプロセッサは、前記主記憶と前記ネットワーク
    アダプタ装置との間でネットワーク上を転送するデータ
    を転送しながら、当該データを前記ネットワークへ送信
    する送信手段を有し、 前記送信手段の動作最中に、前記主記憶と前記ネットワ
    ークアダプタ装置との間でのデータ転送が不可能となっ
    た場合、前記ネットワークアダプタ装置は、当該送信側
    プロセッサが転送すべきデータ長になるまで任意データ
    を生成し、送信し、送信処理を終了する手段を有するこ
    と特徴とする並列プロセッサ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の並列プロセッサにおい
    て、 前記任意データはエラーを示すデータを生成する手段で
    あり、 前記送信側のプロセッサは、パケットの転送開始時に
    は、前記パケット転送を開始することを示すスタートコ
    ードを前記パケットに先立ち前記ネットワークに転送
    し、かつ、前記パケットの転送完了時に前記パケット転
    送の完了を示すエンドコードを転送する手段を有し、 受信側プロセッサが、前もって保持しているスタートコ
    ードおよびエンドコードと、受信したスタートコードお
    よびエンドコードとが一致し、かつ、受信したパケット
    のデータがエラーを示すとき、当該受信側プロセッサの
    命令処理装置へ割込みを行う手段を有することを特徴と
    する並列プロセッサ。
JP7500795A 1995-03-31 1995-03-31 並列プロセッサ Pending JPH08272752A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6996623B1 (en) * 1999-09-08 2006-02-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Reception display apparatus and method for displaying screen partially with certain timing even when all data for the screen has not been received, and computer-readable record medium recording such reception display program
JP2013178675A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Fujitsu Ltd マルチプロセッサ装置、及びマルチプロセッサ装置の電力制御方法

Cited By (2)

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