JPH0783965A - 非接触型電圧測定装置 - Google Patents

非接触型電圧測定装置

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JPH0783965A
JPH0783965A JP5224851A JP22485193A JPH0783965A JP H0783965 A JPH0783965 A JP H0783965A JP 5224851 A JP5224851 A JP 5224851A JP 22485193 A JP22485193 A JP 22485193A JP H0783965 A JPH0783965 A JP H0783965A
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JP
Japan
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phase
laser light
beam splitter
separated
polarization beam
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Pending
Application number
JP5224851A
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English (en)
Inventor
Masaru Nishida
勝 西田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】非接触型電気測定装置のS/N比を向上させ
る。 【構成】EO素子と被測定物の電界により変調のかかっ
たレーザ光の偏光ビームスプリッタで分離した同相、逆
相成分を1/2λ板を回転させることで制御し同量とす
る。また片方の光検出器を移動する事により分離された
レーザ光の位相を調整する。この分離、光量・位相調整
されたレーザ光の差分をとる。 【効果】電気的な付加回路が必要なく、同期をとるため
の参照信号も必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気回路上の電位をレ
ーザ光を用いて非接触で測定する非接触型電圧測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のレーザ光を用いた非接触型
電圧測定装置は、例えば特開平3−6465号公報に示
されるように、被測定物である電気回路に容量負荷を与
えないため高周波数領域でも正確な波形観測が可能にな
るといった目的で用いられている。
【0003】図3は、従来のレーザ光を用いた非接触型
電圧測定装置を示すブロック図である。図3において、
305はシュタルク効果を有するガスを封入したマイク
ロセルである。レーザ光源301から放射されるレーザ
光の周波数は特定の周波数に安定化されたいる。このレ
ーザ光はミラー302で光路を変更され、ビームスプリ
ッタ303、凸レンズ304、マイクロセル305を通
過し、IC306の電極上に集光される。この電極から
の反射光は再度マイクロセル305、凸レンズ304を
通過し平行光と成った後ビームスプリッタ303で反射
され光検出器310に入射される。光検出器310では
フォトダイオード、水銀カドミテルル検出器等を用いて
光信号を電気信号に変換する。
【0004】レーザ光源301のレーザ光は発振器30
8の参照信号によりわずかに周波数変調されていて光検
出器310の出力信号はロックイン増幅器311で発振
器308の参照信号と同期検波され参照信号と同期の取
れた成分のみが検出される。その結果、レーザ光源30
1の光強度のドリフトが除去できS/N比の良い信号が
検出できる。ロックイン増幅器311からの検出信号は
周波数変調されたレーザ光を同期検波しているので光吸
収強度の一次微分となっている。マイクロセル305の
凸レンズ304よりの面には導電性で光を通す透明薄膜
電極が付けられており、この電極にIC306のグラン
ド電位を基準とした電圧が直流増幅器307によりかけ
られている。
【0005】直流増幅器307の電圧はレーザ光源30
1の発振周波数との兼ね合いでマイクロセル305内の
ガスの光吸収周波数がIC306の電極の電圧の変化と
ロックイン増幅器311で出力する信号の変化が比例す
る位置に来るように設定されている。ここでIC306
上の電極の電圧が変化するとシュタルク効果によりマイ
クロセル305内のガスの光吸収周波数が変化し、光検
出器310で検出される光強度が変化しロックイン増幅
器311の出力は変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のレーザ光を
用いた非接触型電圧測定装置では、被測定物である電気
回路(ここではIC)に印加する電圧をロックイン増幅
器の参照信号と同期させている。つまり予め周波数の解
っている信号の電気回路内での波形観測にしか適用でき
ないという課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の非接触型電圧測
定装置は、被試験物の測定点に印加される電圧により電
界が加えられるEO素子と、このEO素子を通過したレ
ーザ光を同相,逆相成分に分離する偏光ビームスプリッ
タと、前記EO素子を通過したレーザ光の偏光面の前記
偏光ビームスプリッタに対する入射角を調整し前記測定
点の電圧が所定の状態である時の前記偏光ビームスプリ
ッタで分離される同相,逆相成分の光量を同量にする1
/2λ板と、それぞれが前記偏光ビームスプリッタで分
離されたレーザ光の同相及び逆相成分のそれぞれを電気
信号に変換する第1及び第2のフォトディテクタと、こ
の第1及び第2のフォトディテクタの出力の差分をとる
作動増幅器とを備えている。
【0008】本発明の非接触型電圧測定装置は、第1ま
たは第2フォトディテクタを光軸の方向に移動させるこ
とにより前記第1および第2のフォトディテクタそれぞ
れが受光するレーザ光の位相差を調整するようにでき
る。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の光学系路を示す
構成図である。
【0011】図1において、EO素子101は、被試験
物102上の測定点110の電気信号と導電性で光を通
す透明薄膜電極111とで挟み込み電界を印加すること
により、EO素子101に入射し反射側端面の誘電体多
層反射膜112で反射されるレーザ光108aの偏光状
態を変調するものである。
【0012】EO素子101としては、例えば、一軸性
結晶であるニオブ酸リチウムを縦型動作で用いる。この
EO素子に電界を印加すると、ポッケルス効果により屈
折率変化を起こし、このEO素子を通過するレーザ光は
偏光状態が変化する。つまり、偏光面が印加された電界
に比例して回転することになる。
【0013】ミラー109はレーザ光108aをEO素
子101に導くためのものである。凸レンズ113は微
小測定点を測定するため平行光であるレーザ光108a
を集光し、又、反射され戻ってくるレーザ光を平行光に
戻すためのものである。1/2λ板106は、誘導体多
層反射膜112で反射され凸レンズ113を通った偏光
状態に変調のかかったレーザ光108bの偏光面を回転
させるものであり、偏光ビームスプリッタ103は1/
2λ板106で偏光面を回転させられたレーザ光108
cを同相、逆相(P偏光、S偏光)に分離するためのも
のである。フォトディテクタ104、105は偏光ビー
ムスプリッタ103で分離されたレーザ光108d、1
08eを電気信号に変換する光変換器であり、差動増幅
器107は、フォトディテクタ104、105からの電
気信号の差分を取ることにより測定点110に印加され
た信号成分を検出するためのものである。
【0014】EO素子101を透過し、誘電体多層反射
膜112で反射され、被測定物102上の測定点110
の電気信号により変調されたレーザ光108bは、1/
2λ板106により、その偏光面を回転させられ、偏光
ビームスプリッタ103により同相、逆相のレーザ光1
08d及び108eに分離され、フォトディテクタ10
4及び105にそれぞれ入射し、電気信号に変換され
る。
【0015】これにより、被試験物102の測定点11
0に電気信号が印加されていない状態のレーザ光108
cの、偏光ビームスプリッタ103による、レーザ光1
08d及び108eへの分離比を、1/2λ板106の
回転により制御することが可能となり、レーザ光108
d及び108eの光量を同量に調整できる。つまり、初
期状態のバイアスを調整して、より検出感度が高く、被
試験物102の測定点110の電気信号に出力される電
気信号が比例する状態にすることができる。
【0016】図2(a)及び(b)は、フォトディテク
タ104及び105の出力を示し、偏光ビームスプリッ
タ103で分離されたレーザ光の同相成分201及び逆
相成分202からなる。偏光ビームスプリッタ103は
入射光に対し分離される出力光量の分離比を、その入射
光の偏光面との位置関係により無段階に調整する事がで
きるものであり、偏光ビームスプリッタ103で分離さ
れた同相成分201、逆相成分202は図2に示すよう
にレーザ光源の光強度のドリフトが同位相で現れ、測定
点110の電気信号により変調された信号成分203は
逆位相として現れる。
【0017】又、片方のフォトディテクタ105をレー
ザ光108eの光軸に平行に移動させることにより光路
差を調整し、偏光ビームスプリッタ103でレーザ光1
08cを同相、逆相に分離する際に生ずるレーザ光10
8d及び108eの位相差と、フォトディテクタ104
及び105で光電気変換の際に生ずる電気信号の位相差
を調整する。
【0018】上述のように分離され、被試験物102の
測定点110に電気信号が印加されていない状態のレー
ザ光の分離比が同量となるように調整され、位相差を調
整されたレーザ光108d及び108eを、フォトディ
テクタ104及び105により電気信号に変換し、それ
ぞれ正入力、負入力として差動増幅器107に入力して
おき、ここで測定点110に電気信号を印加すると、差
動増幅器107からは測定点110に印加される電気信
号に比例する信号が出力される。しかも、差動増幅器1
07の出力はレーザ光源の光強度ドリフトが除去され、
偏光面のドリフト及びEO素子の自然複屈折によるレー
ザ光偏光面の回転を補償したS/N比の良い信号となっ
ている。
【0019】なお、フォトディテクタとして例えばフォ
トダイオード、光電管等を用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の非接触型
電圧測定装置は、被試験物に対する印加信号を参照信号
として用いることが無いため、被測定信号と同期を取る
必要がなくどのような信号でも測定でき、同期を取るた
めの付加回路も必要がないといった効果がある。
【0021】又、レーザ光源の光強度ドリフトを除去す
るため被測定信号のS/N比を向上させ、レーザ光源の
偏光面ドリフト及びEO素子の自然複屈折によるレーザ
光偏光面の回転の補償を行うため、被測定信号の検出感
度を向上させるという効果がある。
【0022】又、レーザ光の偏光面と、レーザ光を同
相、逆相の両成分に分離する偏光ビームスプリッタとの
位置関係を制御できるようにすることによりレーザ光の
同相、逆相両成分の分離比を容易に制御、調整できる様
にし、又、フォトディテクタを移動させることにより同
相、逆相成分の位相差を容易に制御、調整できる様にし
たため、フォトディテクタによって電気信号に変換され
た同相、逆相両成分を作動増幅器に入力する際に、利得
調整、位相調整する必要がなくなり、そのための電気的
な付加回路が必要なくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光学系路を示す構成図であ
る。
【図2】(a)は図1に示すフォトディテクタ104の
出力を示す図、(b)は図1に示すフォトディテクタ1
05の出力を示す図である。
【図3】図3は従来の非接触型電圧測定装置の光学系路
を示す構成図である。
【符号の説明】
101 EO素子 102 被試験物 103 偏光ビームスプリッタ 104 フォトディテクタ 105 ヘォトディテクタ 106 1/2λ板 107 差動増幅器 108a〜e レーザ光 109 ミラー 110 測定点 111 透明薄膜電極 112 誘電体多層反射膜 113 凸レンズ 201 同相成分 202 逆相成分 301 レーザ光源 302 ミラー 303 ビームスプリッタ 304 凸レンズ 305 マイクロセル 306 ウェハー上に形成されたIC 307 直流増幅器 308 発振器 309 移動ステージ 310 光検出器 311 ロックイン増幅器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験物の測定点に印加される電圧によ
    り電界が加えられるEO素子と、このEO素子を通過し
    たレーザ光を同相,逆相成分に分離する偏光ビームスプ
    リッタと、前記EO素子を通過したレーザ光の偏光面の
    前記偏光ビームスプリッタに対する入射角を調整し前記
    測定点の電圧が所定の状態である時の前記偏光ビームス
    プリッタで分離される同相,逆相成分の光量を同量にす
    る1/2λ板と、それぞれが前記偏光ビームスプリッタ
    で分離されたレーザ光の同相及び逆相成分のそれぞれを
    電気信号に変換する第1及び第2のフォトディテクタ
    と、この第1及び第2のフォトディテクタの出力の差分
    をとる作動増幅器とを含むことを特徴とする非接触型電
    圧測定装置。
  2. 【請求項2】 第1または第2フォトディテクタを光軸
    の方向に移動させることにより前記第1および第2のフ
    ォトディテクタそれぞれが受光するレーザ光の位相差を
    調整する請求項1記載の非接触型電圧測定装置。
JP5224851A 1993-09-10 1993-09-10 非接触型電圧測定装置 Pending JPH0783965A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0980083A (ja) * 1995-09-14 1997-03-28 Nec Corp プリント基板の信号波形測定装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05164788A (ja) * 1991-12-18 1993-06-29 Fujitsu Ltd 信号測定装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960402