JPH0780342B2 - 印刷方法 - Google Patents

印刷方法

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JPH0780342B2
JPH0780342B2 JP13513087A JP13513087A JPH0780342B2 JP H0780342 B2 JPH0780342 B2 JP H0780342B2 JP 13513087 A JP13513087 A JP 13513087A JP 13513087 A JP13513087 A JP 13513087A JP H0780342 B2 JPH0780342 B2 JP H0780342B2
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JP
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ink
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JP13513087A
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康雄 福井
勝秀 塚本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、乾式平版による印刷を簡単に行うための印刷
方法に関するものである。
従来の技術 湿し水の供給なしに平版印刷を行うための印刷原版とし
て、シリコーンゴムやフッ素化合物などのインキ反撥性
を利用した乾式平版がある。(特公昭44−23042号公
報、特公昭46−16044号公報、特開昭50−50102号公報)
その方法は、非画線部をインキ反撥性の材料で形成する
ことによって湿し水を使用せずにインキを画線部のみに
選択的に付着させるというものである。
従来、乾式平版による印刷は、通常のオフセット印刷機
を用いて湿し水供給装置を停止した状態で行われてき
た。つまり、印刷機にセットしたインキ壷からインキを
取り出し、このインキを多数のローラで練ってインキロ
ーラ上にインキ層を形成し、あらかじめ印刷機に取り付
けておいた印刷原版の版面にインキローラを接触させて
版面にインキを供給し、版面上のインキを被印刷体に転
写してゆく。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような印刷方法では印刷機にはイ
ンキ層を形成するための多数のローラが必要であり、か
つ印刷を行う前にインキ練りを行う必要がある。
本発明はかかる点に省みて、印刷を行う際にインキ練り
を必要とせず、いつでもすぐに印刷できる印刷方法を提
供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の印刷方法は、版面
がインキ受容性を有する部分とインキ反撥性を有する部
分とから成る印刷媒体を用い、 1. 前記印刷媒体と不要インキ除去体とをインキ層を介
在させて近接させ、 2. 加圧密着させたのちに印刷媒体と不要インキ除去体
とを分離し、 3. 印刷媒体に残っているインキを被印刷体に転写す
る。
手順で印刷を行う。
作用 本発明は上記した方法によって、従来になくファクシミ
リやプリンタにも使える乾式平版による印刷を可能にす
るものである。
実施例 以下本発明の一実施例の印刷方法について、図面を参照
しながら説明する。
図は本発明の実施例における印刷方法の手順を示す工程
図である。
図(a)に印刷媒体の構成を示す。図において印刷媒体
1はインキ受容体2上にインキ反撥層3を設けたような
構成になっているが、印刷媒体の構成はこれに限るもの
ではない。例えば、インキ反撥体上にインキ受容層を設
けたような構成でもよいし、あるいはインキ受容性を有
する部分とインキ反撥性を有する部分とが同一平面上に
あってもよい。使用可能な乾式平版としては、感光性樹
脂版のように現像液を用いて現像を行うもの、放電破壊
により描画するもの、機械的に画線部を形成して製版す
るものなどがある。
まず、図(b)の様に不要インキ除去体4上にインキ層
5を形成して作成したインキシート6を、インキ層5が
印刷媒体1の版面と接するようにして重ね合わせ、加圧
ローラ7で印刷媒体1とインキシート6とを加圧密着さ
せる。その後、印刷媒体1から不要インキ除去体4を分
離すると、版面の画線部8にインキが付着した印刷媒体
1が得られる。
次に、図(c)の様に印刷媒体1に被印刷体10を重ね合
わせ、圧力ローラ7で圧力を加えて被印刷体10を印刷媒
体1に押し付ける。そして、印刷媒体1から被印刷体10
を分離すると、印刷媒体1の画線部8に付着していたイ
ンキが被印刷体10に転移する。
実施例1 製版済みの市販の乾式平版(水なし平版ポジタイプ 東
レ株式会社製)の版面上に市販のカーボン紙(ゼネラル
株式会社製)を重ね合わせ、金属ローラを用いて加圧密
着させた。そして、カーボン紙を版面から剥離すると画
線部にインキの付着した印刷媒体が得られた。
この印刷媒体に紙を重ね合わせて、ローラで圧力を加え
た後に印刷媒体から紙をはがしたところ、紙の上に印刷
媒体の画線部の像が得られた。
実施例2 ウレタン樹脂(クリスバン7209 大日本インキ化学工業
株式会社製)10重量部、微粉末シリカ1.5重量部、酢酸
エチル87.5重量部を十分に混合分散し、架橋剤(クリス
バン 大日本インキ化学工業株式会社製)1重量部を加
えた塗料を、24μのポリエチレンテレフタレートフィル
ム上に乾燥塗布量4g/m2になるように塗布し、透明に近
い粗面化層を設けた。この粗面化層上にアルミニウムを
600Åになるように真空蒸着し、更にその上に、硬化剤
(Catalyst PL−3 信越化学工業株式会社製)を樹脂
に対して0.5%添加したシリコーン樹脂(KS772 信越化
学工業株式会社製)のトルエン溶液を塗布乾燥(150℃
5分)しておよそ0.2μの厚さのシリコーン樹脂層を
形成した印刷媒体を作った。
この印刷媒体を市販の放電記録装置(UA720K 日本アレ
フ株式会社製)に装着し、印加電圧50Vで文字を記録し
たところ印字特性が非常に良好であった。
次に、オフセットインキ(ドライオカラープロセスイン
キS 大日本インキ化学工業株式会社製)をハンドロー
ラで練り、ポリエチレンテレフタレートフィルム上に延
ばしてインキ層を形成しインキシートを作成した。
このインキシートを先に作成しておいた印刷媒体に重ね
合わせ、ゴムローラで圧力を加えた後、印刷媒体からイ
ンキシートを剥離したところ印刷媒体の画線部にインキ
の付着した印刷媒体が得られた。
この印刷媒体に紙を重ね合わせ、再びゴムローラで圧力
を加えた後に印刷媒体から紙をはがしたところ、紙の上
に印刷媒体の画線部の像が得られた。
実施例3 厚さ25μのポリエチレンテレフタレートフィルム上にシ
リコーンゴム(KE45TS 信越化学工業株式会社製)を塗
布し室温硬化させて2μ程度のインキ反撥性のシリコー
ンゴム層を形成し、印刷媒体を作成した。
次に、先端の鋭利な刃物で印刷媒体上のシリコーンゴム
層を部分的に除去して画線部を形成した。
この印刷媒体を用いて、実施例1と同様にして印刷媒体
にインキを付着させ紙に印刷したところ、紙の上に印刷
媒体の画線部の像が得られた。
発明の効果 以上のように、本発明の印刷方法は、版面がインキ受容
性を有する部分とインキ反撥性を有する部分とから成る
印刷媒体を用い、 1. 前記印刷媒体と不要インキ除去体とをインキ層を介
在させて近接させ、 2. 加圧密着させたのちに印刷媒体と不要インキ除去体
とを分離し、 3. 印刷媒体に残っているインキを被印刷体に転写す
る。
手順で印刷を行うために従来の乾式平版による印刷のよ
うに印刷の際にインキを練る必要がなく、従って印刷機
にはインキを練るための多数のローラを必要とせず、簡
単に印刷のできる優れた印刷方法を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の印刷方法の手順を示す工程図である。 1……印刷媒体、2……インキ受容体、3……インキ反
撥層、4……不要インキ除去体、5……インキ層、6…
…インキシート、7……圧力ローラ、8……画線部、9
……被印刷体に転移したインキ、10……被印刷体。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版面がインキ受容性を有する部分とインキ
    反撥性を有する部分とから成る印刷媒体を用い、 1. 前記印刷媒体と不要インキ除去体とをインキ層を介
    在させて近接させ、 2. 加圧密着させたのちに印刷媒体と不要インキ除去体
    とを分離し、 3. 印刷媒体に残っているインキを被印刷体に転写する 手順で印刷を行う印刷方法。
  2. 【請求項2】不要インキ除去体が樹脂フィルムから成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の印刷
    方法。
  3. 【請求項3】インキ反撥性を有する部分がシリコーン材
    料から成ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】不要インキ除去体が支持体上にインキ層を
    設けたような構成であることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項または第(2)項記載の印刷方法。
  5. 【請求項5】印刷媒体が、インキ受容性の支持体の一方
    の面に放電破壊により部分的に除去可能な導電層を備
    え、更にその上にインキ反撥性を備えたような構成であ
    り、印刷媒体の表面に放電破壊によりインキ反撥性を有
    しない部分を形成することにより作成されることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項から第(4)項までの
    いずれかに記載の印刷方法。
  6. 【請求項6】印刷媒体が、インキ受容性の支持体の一方
    の面にインキ反撥層を備えたような構成であり、印刷媒
    体の表面のインキ反撥層を機械的に除去してインキ反撥
    性を有しない部分を形成することにより作成されること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項から第(4)項
    までのいずれかに記載の印刷方法。
JP13513087A 1987-05-29 1987-05-29 印刷方法 Expired - Lifetime JPH0780342B2 (ja)

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JPS63297087A JPS63297087A (ja) 1988-12-05
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