JPS62299395A - 印刷媒体とパンケ−キ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、放電破壊を用いて電気的に′ＦＪ単に印刷可
能な印刷媒体とパンケーキに関するものである。

従来の技術 湿し水の供給なしに平版印刷を行うための印刷原版とし
て、シリコーンゴムやフッ素化合物などのインキ反撥性
を利用したドライオフセット平版がある。その印刷方法
は、非画線部をインキ反ｔａ性の材料で形成することに
よって湿し水を使用せずにインキを画線部のみに選択的
に付着させるというものである。インキ反１ｎ性の材料
としては主としてシリコーン樹脂が使用されている。放
電破壊を利用して画線部のシリコーン樹脂を取り除き、
インキを画線部に載せて被印刷体に転写する方法がしら
れている。（特公昭５２−３０８５７号公報）この方法
に用いられる印刷媒体はインキ受容性の支持体の一方の
面に放電破壊により部分的に除去可能な導電層を備え、
さらにその上面にインキ反ｔａ性の絶縁層を備えた様な
構成になっている。

発明が解決しようとする問題点 上記の方法ではインクはインクローラでインクを練り均
一な膜にして供給していた。そのための装置は大変大損
りなもので、小さくすることは困難であった。また、イ
ンクが乾くために使用後のクリーニングはかかせないも
のであり、簡単にファクシミリやプリンタとして使える
ようなものではなかった。

本発明はかかる点にかえりみて、大損りなインク練りと
いう工程を要せずに印刷を行うことのできるドライオフ
セット用の印刷媒体を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の印刷媒体は、イン
キ受容性の支持体の一方の面に放電破壊により部分的に
除去可能な導電層を備え、さらにその上面にインキ反ｔ
ａ性の層を備え、支持体の他方の面にインキを塗布して
いる。

印刷媒体の表面の導電層およびインキ反１θ性の層を放
電破壊により取り除き、印刷媒体の裏面のインキと表面
を接触剥離して、放電破壊した画線部にインキを付ける
。その後、被印刷体に転写して印刷する。

作用 本発明は上記した構成によって、簡易型のドライオフセ
ット印刷を可能にする。また、後述するように印刷媒体
のパンケーキあるいは印刷媒体を保持するカートリジを
工夫して、元来乾いて硬くなるインキを空気から遮断し
て使用前には乾かないようにすることが出来る。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図において、１０１はインキ受容性の支持体であり
、各種樹脂フィルム等が使用可能である。

１０２は導電層で、アルミニウムや亜鉛などの蒸着膜か
らなる層である。１０３はインキ反１８性の層で、シリ
コーン樹脂やフッ素樹脂が使用される。

１０４はインキである。

上記の印刷媒体を用いて印刷する方法を説明する。

上記した構成の印刷媒体２０１を、第２図に示すように
設定する。２０２は印刷媒体を巻いておく巻き取りボビ
ンである。印刷媒体はアースローラ２０３及びテンショ
ンローラ２０４、押し付はローラ２０５、転写ローラ２
０６を通って図の様に引き出す０図において印刷媒体２
０１のインキ面は巻き取りボビン２０２の外側であり、
太い線で描いである０巻き取りボビン２０２から引き出
した印刷媒体の表側のインキ反Ｉ８性の層は記録ヘッド
２０８により、電気信号源２１０の電気信号に従って破
壊される。プラテン２０９は記録ヘッドに印刷媒体を押
しあてて接触をよくする。その後、印刷媒体を押し付は
ローラ２０５のところで印刷媒体の裏面のインキと接触
させ、インキ反ｆａ性の層が破壊された画線部にインキ
を付着させる。

２１２はその付着したインキである。このインキを転写
ローラ２０６により被印刷体２１１の表面に押し付けて
転写し、印刷を終る。２１３は被印刷体に印刷された画
線部に対応する像である。

第２図は単なる一例であり、裏面のインキを表のインキ
反撥性の層側に接触させてその後ｆｆ１１１　離する方
法は他にも多く考えられる０本発明がこの一実施例に限
り使用されるということはない。

実施例１ ２５μのポリエステルフィルムの一方の面にアルミニウ
ムを６００人になるように真空蒸着し、さらにその上に
、硬化剤（Ｃａｔａｌｙｓｔ　Ｐ　Ｌ　−４信越化学工
業株式会社）を樹脂に対して１％添加したシリコーン樹
脂（ＫＳ７７２　　信越化学工業株式会社）のトルエン
溶液を塗布乾燥（１５０℃、５分）して０．５μ程度の
厚さのシリコーン樹脂層を形成した。つぎに、フィルム
の他の面にインキ（ドライオカラ−プロセスインキＳ　
大日本インキ化学工業株式会社）をローラーでよく練り
塗布した。

第２図の様な実験機を作成し、この印刷媒体をセントし
印刷をおこなった。電気信号を印加しない時は、インキ
反撥性の層にはインキが付かず、被印刷体（祇）にはな
にも書けなかったが、電気信号（′８を圧５０Ｖ、パル
ス巾２０μｓ）を印加したところ第１図の８２Ｎ１０２
とインキ反ｔＲ性の層が破壊されて孔があき、その部分
にインキが付き、被印刷体に電気信号に対応する鮮明な
像ができた。

しかしながら、この印刷媒体では長時間に渡って良好な
印字を続けることができなかった。その原因は、記録ヘ
ッドの先端に固着物が付着し、放電破壊を妨害するから
であった。

実施例２ ウレタン樹脂（クリスパン７２０９　大日本インキ化学
工業株式会社）１０部、微粉末シリカ１．５部、酢酸エ
チル８７．５部を充分に混合分散し、架橋剤（クリスパ
ンＮＸ　　大日本インキ化学工業株式会社）１部を加え
た塗料を、２５μのポリエステルフィルムの一方の面′
に乾燥塗布１４　ｇｌｒｄになるように塗布し、透明に
近い粗面化層を設け、この上にアルミニウム６００人に
なるように真空蒸着し、さらにその上に、硬化剤（Ｃａ
ｔａｌｙｓｔＰＬ−３信越化学工業株式会社）を樹脂に
対して０．５％添加したシリコーン樹脂（ＫＳ７７２信
越化学工業株式会社）のトルエン溶液を塗布乾燥（１５
０℃、５分）して０．５部程度の厚さのシリコーン樹脂
層を形成した。つぎに、フィルムの他の面にインキ（ド
ライオカラ−プロセスインキＳ　大日本インキ化学工業
株式会社）をローラーでよく練り塗布した。

実施例１と同様の実験を行ったところ、実施例１よりは
より安定した高品質の印刷ができた。実施例１では良好
な印刷を連続して行うことが出来なかったが、この印刷
媒体では良好な印刷を長時間続けることができた。

実施例３ 第３図の様な印刷媒体３０１を巻き取りボビン（隠れて
いる）巻いたパンケーキを作った。印刷媒体は実施例２
のものと同じであり３〇−真中のものをボビンに巻いて
、側面をワックス３０２で封止した。ワックスのない場
合は３日もすれば内部の方でも乾いたが、ワックスで封
止した場合は１ヶ月経っても使用可能であった。

実施例３において封止材にワックスを用いたが、他のも
のでも効果があるであろうことは明らかである。

発明の効果 以上のように、インキ受容性の支持体の一方の面に放電
破壊により部分的に除去可能な導電層を備え、さらにそ
の上面にインキ反（ｎ性の層を備え、支持体の他方の面
にインキを塗布したことを特徴とする印刷媒体を用いる
ことにより、インキの均一性が容易に得られ、従来、必
要であったインキ練りが不要になり、また、インキが乾
かないようにすることができた。そのために、ドライオ
フセットの優れた高速性、低消費電力をそなえたファク
シミリやプリンタを実現できるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の印刷媒体の構成図、第２図は本発明の
印刷媒体を用いた印刷機の実例を示す構成図、第３図は
、インキの乾かないパンケーキの一例を示す斜視図であ
る。 １０１・・・・・・支持体、１０２・・・・・・導電層
、１０３・・・・・・インキ反撥性の層、１０４・・・
・・・インキ、２０１・・・・・・印刷媒体、２０２・
・・・・・巻き取りボビン、２０３・・・・・・アース
ローラ、２０４・・・・・・テンションローラ、２０５
・・・・・・押し付はローラ、２０６・・・・・・転写
ローラ、２０８・・・・・・記録ヘッド、２０９・・・
・・・プラテン、２１０・・・・・・電気信号源、２１
１・・・・・・被印刷体、２１２・・・・・・画線部に
付着したインキ、２１３・・・・・・被印刷体に印刷さ
れた像。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）インキ受容性の支持体の一方の面に放電破壊によ
   り部分的に除去可能な導電層を備え、さらにその上面に
   インキ反撥性の層を備え、支持体の他方の面にインキを
   塗布したことを特徴とする印刷媒体。
2. （２）インキ受容性の支持体が、支持体上にインキ受容
   性の粗面化層を設けたような構成である、特許請求の範
   囲第（１）項記載の印刷媒体。
3. （３）インキ受容性の支持体の一方の面に放電破壊によ
   り部分的に除去可能な導電層を備え、さらにその上面に
   インキ反撥性の層を備え、支持体の他方の面にインキを
   塗布した印刷媒体を巻き、側面に封止を施したパンケー
   キ。