JPH0780237B2 - 熱可塑性樹脂シートの折曲方法及び折曲装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂シートの折曲方法及び折曲装置

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JPH0780237B2
JPH0780237B2 JP2166420A JP16642090A JPH0780237B2 JP H0780237 B2 JPH0780237 B2 JP H0780237B2 JP 2166420 A JP2166420 A JP 2166420A JP 16642090 A JP16642090 A JP 16642090A JP H0780237 B2 JPH0780237 B2 JP H0780237B2
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thermoplastic resin
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folding
heating
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昇 小橋
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高木 達雄
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱可塑性樹脂シートの製造、特には、各種包
装用ケース等に使用される熱可塑性樹脂シートの折曲方
法及び折曲装置に関するものである。
[従来の技術] 比較的厚く、かつ硬質の熱可塑性樹脂シートの折曲加工
は、通常、当該熱可塑性樹脂シート1をある程度加熱し
て軟化させた状態で行われるが、熱可塑性樹脂シートは
加熱するとその表面にしわが形成されたり、その寸法に
くるいが生じるという問題点があった。
他方、冷間ないしは比較的低い温度すなわち熱可塑性樹
脂シートの軟化点未満の温度で折曲加工を行った場合に
は、十分に折り曲げることができず折り曲げがあまくな
ってしまうほか、折曲部が白くなるという白化現象が起
こるという問題点があり、これにはまた加工時間が長く
かかるという問題点もあった。また、折曲部付近のみを
熱可塑性樹脂シートの軟化点まで加熱して折曲加工を行
う方法もあるが、この場合も、シート厚がある程度以上
ある熱可塑性樹脂シートの場合には、上記の問題が依然
として解決されず、精度の点でも問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記従来技術の問題点にかんがみ、シート厚
がある程度以上ある硬質の熱可塑性樹脂シートの折曲加
工を冷間で行っても、折り曲げがあまくなったり、折曲
部が白化現象を起こしたりせず、精度良く、かつ、加工
時間も短い熱可塑性樹脂シートの折曲方法及び折曲装置
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の熱可塑性樹脂シート
の折曲方法は、熱可塑性樹脂シートを断面コ状に折り曲
げる際に、熱可塑性樹脂シートの2本の折曲線上のみを
同時に加熱した後、該熱可塑性樹脂シートの加熱した部
分が内側となるように熱可塑性樹脂シートの一端面が折
曲部をはさんで当該熱可塑性樹脂シートとほぼ平行にな
るまで折り曲げることを要旨とする。
また、本発明の熱可塑性樹脂シートの折曲装置は、熱可
塑性樹脂シート載置台と、該載置台に移動可能に設けら
れた熱可塑性樹脂シートの2本の折曲線上のみを同時に
加熱する加熱部材と、熱可塑性樹脂シートの折曲部の厚
さを規制する規制板と、該規制板に沿って前記熱可塑性
樹脂シートの加熱した部分が内側となるように熱可塑性
樹脂シートを折り曲げる折曲部材とからなることを要旨
とする。
また、熱可塑性樹脂シートの折曲装置において、加熱部
材及び折曲部材をそれぞれ複数備え、熱可塑性樹脂シー
トの少なくとも2端を同時に折り曲げるようにすること
もできる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は、本発明に係る折曲装置であり、当
該装置は、熱可塑性樹脂シート1を載置する載置台2
と、該載置台2に移動可能に設けられた熱可塑性樹脂シ
ート1を加熱する加熱部材8と、熱可塑性樹脂シートの
折曲部の折曲厚を規定する規制板4と、該規制板4に沿
って熱可塑性樹脂シート1を折り曲げる折曲部材5と、
該折曲部材5の上部に設けられた熱可塑性樹脂シート1
の位置決め部材3と、上記折曲部材5、加熱部材8及び
規正板4を動かす油圧や空気圧により作動するアクチュ
エータ11、12、13、14とからなっている。
本発明の方法を第3図及び第4図に基づいて説明する
と、まず、第3図(a)に示すように、折り曲げを目的
とする熱可塑性樹脂シート1を載置台2上に載せ、当該
熱可塑性樹脂シート1を折曲部材5に設けた位置決め部
材3を使用し、アクチュエータ12を操作することにより
所定位置に設置する。つぎに、第3図(b)及び第4図
に示すように、規正板4をアクチュエータ14を操作して
熱可塑性樹脂シート1の上部に重ね、これによって、熱
可塑性樹脂シート1が動かないように固定する。そし
て、断面コ状の端部10を有する加熱部材8をアクチュエ
ータ13を操作して熱可塑性樹脂シート1の折曲部6に当
接させて当該熱可塑性樹脂シート1の折曲線7上を加熱
する。ついで、第3図(c)に示すように、折曲部材5
をアクチュエータ11を操作して折曲部材5の下面が熱可
塑性樹脂シート1の折曲部6の厚さと同じになる位置ま
で上昇させる。これによって、熱可塑性樹脂シート1は
規正板4側の折曲線7に沿って折り曲げられることとな
る。その後、第3図(d)に示すように、折曲部材5を
アクチュエータ12を操作して水平に移動させることによ
り、熱可塑性樹脂シート1の1端面が折曲部6をはさん
で当該熱可塑性樹脂シート面とほぼ水平になるよう折り
曲げる。この折り曲げは、規正板4に沿って行われるの
で、折曲部6は、規正板4の外形に沿った断面コ状に精
度よく形成される。なお、この工程が終了した後、折曲
部材5でアクチュエータ11を操作して熱可塑性樹脂シー
ト1を上方より押圧すると、さらに折曲部6の寸法精度
が良くなる。
以上、熱可塑性樹脂シート1の1端を折り曲げる方法に
ついて説明したが、第2図に示すように、加熱部材8及
び折曲部材5をそれぞれ複数備え、熱可塑性樹脂シート
1の少なくとも2端を同時に折り曲げるようにすること
も可能である。なお、方形の熱可塑性樹脂シート1の4
端を同時に折り曲げる際には、第6図に示すように規正
板4を分割して構成しておき、熱可塑性樹脂シート1の
成型後取り外すことができるようにしておく必要があ
る。
本発明に用いられる加熱部材8は、第5図に示すような
形状、構造を有するものであり、加熱部材端部10は、熱
可塑性樹脂シート1の折曲線7上を加熱できるように、
断面コ状をしている。加熱部材8の厚さtは、規正板4
の厚さとほぼ等しくすることが好ましく、また、加熱部
材端部10の加熱部の厚さt1は、加熱部材8の厚さtが5m
mの場合には、0.5mm程度とするのが適当であるが、これ
は、熱可塑性樹脂シート1の材質及びシートの厚さ、折
曲部6の厚さ、外気温度等により調整するのが好まし
い。また、加熱部材8には、その適宜の位置に加熱部材
8を内部から加熱するためのヒータ9が埋設されてい
る。ヒータ9には、シーズヒータ、棒状ヒータ等を用い
るのが適当である。
本発明方法及び装置で製造された熱可塑性樹脂シート製
品を第7図に示す。本発明が適用できる熱可塑性樹脂シ
ートとしては、硬質又は半硬質の熱可塑性樹脂シート、
例えば、ポリ塩化ビニル、塩素化塩化ビニル樹脂、ポリ
ビニルアルコール、酢酸ビニル、ポリプロピレン等の合
成樹脂シートがあり、また、当該熱可塑性樹脂シートの
シートの厚さには特に制限はないが、0.05〜2.0mmの厚
さのものが好ましい。
[発明の効果] 本発明の熱可塑性樹脂シートの折曲方法及び折曲装置に
よれば、熱可塑性樹脂シートの2本の折曲線上のみを同
時に加熱した後、熱可塑性樹脂シートの加熱した部分が
内側となるように折り曲げているため、折り曲げを精度
よく行うことができ、また、折曲部が白化せず、さら
に、折曲部の表面側は直接加熱されないため、変形や傷
による引っかかりがなく、見栄えもよい上、強度的にも
優れている。また、製品の製造を短時間で行うことがで
き、特に同時に複数箇所の折り曲げを行うことも可能で
あり、作業効率を向上することができる。さらに、本発
明の熱可塑性樹脂シートの折曲方法及び折曲装置は、種
々の材質、厚さの硬質又は半硬質の熱可塑性樹脂シート
に適用可能である。
これらのことから、本発明に係る熱可塑性樹脂シートの
折曲方法及び折曲装置は、例えば、各種包装用ケースの
ほかプラスチック封筒、レコードジャケット、カレンダ
ーケース等の製造に広く使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る熱可塑性樹脂シートの折曲装置の
要部正面図、第2図は同全体正面図、第3図は本発明に
よる熱可塑性樹脂シートの折曲方法の工程図、第4図は
同工程のうち加熱工程の詳細工程図、第5図は本発明に
使用される加熱部材の正面図、第6図は本発明に使用さ
れる規正版の実施例を示す平面図、第7図は本発明方法
及び装置で製造された熱可塑性樹脂シート製品の斜視図
及びその断面図である。 1……熱可塑性樹脂シート 2……載置台 3……位置決め部材 4……規正板 5……折曲部材 6……折曲部 7……折曲線 8……加熱部材 9……ヒータ 10……加熱部材端部 11、12、13、14……アクチュエータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂シート(1)を断面コ状に折
    り曲げる際に、熱可塑性樹脂シート(1)の2本の折曲
    線(7)上のみを同時に加熱した後、該熱可塑性樹脂シ
    ート(1)の加熱した部分が内側となるように熱可塑性
    樹脂シート(1)の一端面が折曲部(6)をはさんで当
    該熱可塑性樹脂シートとほぼ平行になるまで折り曲げる
    ことを特徴とする熱可塑性樹脂シートの折曲方法。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂シート(1)の載置台(2)
    と、該載置台(2)に移動可能に設けられた熱可塑性樹
    脂シート(1)の2本の折曲線(7)上のみを同時に加
    熱する加熱部材(8)と、熱可塑性樹脂シート(1)の
    折曲部(6)の厚さを規制する規制板(4)と、該規制
    板(4)に沿って前記熱可塑性樹脂シート(1)の加熱
    した部分が内側となるように熱可塑性樹脂シート(1)
    を折り曲げる折曲部材(5)とからなることを特徴とす
    る熱可塑性樹脂シートの折曲装置。
  3. 【請求項3】前記加熱部材(8)及び折曲部材(5)を
    それぞれ複数備え、熱可塑性樹脂シート(1)の少なく
    とも2端を同時に折り曲げるようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載の熱可塑性樹脂シートの折曲装置。
JP2166420A 1990-06-25 1990-06-25 熱可塑性樹脂シートの折曲方法及び折曲装置 Expired - Lifetime JPH0780237B2 (ja)

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