JPH0778663A - シールド電線のアース方法と、それに用いるアース用接続子 - Google Patents

シールド電線のアース方法と、それに用いるアース用接続子

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JPH0778663A
JPH0778663A JP5250067A JP25006793A JPH0778663A JP H0778663 A JPH0778663 A JP H0778663A JP 5250067 A JP5250067 A JP 5250067A JP 25006793 A JP25006793 A JP 25006793A JP H0778663 A JPH0778663 A JP H0778663A
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JP
Japan
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wire
protector
grounding
wire harness
vehicle body
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Pending
Application number
JP5250067A
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English (en)
Inventor
Takeji Ito
武治 伊藤
Kenji Ito
賢二 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネス用成形プロテクタ10に収納
するシールド電線1の車体へのアース回路の形成加工を
簡素化すると共に、アース回路のためのシース層の不存
在部分を解消して、シールド性能の向上を図る。 【構成】 シールド電線1の中間部分のシース層3の絶
縁外皮4を剥離した露出導電層5Aを設け、その露出導
電層5Aへの接触部7と車体14への接続部8を有する
アース用接続子6を用いて、その接続部8をワイヤハー
ネス用成形プロテクタ10の底板15の外側に重合させ
ると共に、接触部7を成形プロテクタ10の内側へ突出
させて装着し、その接触部7にシールド電線1の露出導
電層5Aを入れて接続し、しかるのち、成形プロテクタ
10を車体14に取り付け固定することによって、接続
部8を底板15と車体14間に挾着して車体14と面接
触導通さるアース方法と、アース用接続子6が特徴であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器や自動車の電
気配線に用いられ、信号用導体のコア電線をシース層で
包み込み、そのコア電線への外部からの電磁波の悪影響
を防止すると共に、そのコア電線から外部への電磁波の
漏洩を防止するシールド電線のアース方法に関するもの
で、詳しくは、ワイヤハーネスの電線群を収納して、そ
のワイヤハーネスの車体・機器への配設姿勢を整えて保
持するワイヤハーネス用成形プロテクタに収納するシー
ド電線のアース方法と、そのアース方法に用いるアース
用接続子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールド電線1は、図3参照、アルミニ
ウム線等の導電性金属網等からなる導電層5を絶縁外皮
4の内側に有するシース層3によって、信号線のコア電
線2を包み込む構造を有し、そのシールド電線1の端部
に、以下に述べるアース回路が形成される。即ち、シー
ルド電線1の端部の若干部分の絶縁外皮4を剥離して、
露出した導電層5を撚り集めて単線状態のドレーン線2
0に加工し、そのドレーン線20に接続子22を圧着し
て、予め設けた車体・機器側のアース線21と接続子2
2を接続してアース回路を形成したり、或は、シールド
電線1内にコア電線2と平行する導電性網体からなるド
レーン線(図示しない)を内設したものでは、シールド
電線1の端部の若干部分のシース層3を剥離して、露出
したドレーン線を前記同様に単線形状になして接続子2
2を圧着し、同じく予め設けたアース線に接続してアー
ス回路が形成される。そして、そのシールド電線1の端
部に形成した単線状態のドレーン線20には、熱収縮チ
ューブの嵌着またはテープ巻き等による絶縁処理が施さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のアース回
路の形成方法は、シールド電線1の端部の剥離加工と、
導電層5を撚り集めて単線状態のドレーン線20になす
加工、および、そのドレーン線20に熱収縮チューブの
嵌装等を施す絶縁処理は、作業が極めて煩雑にして作業
性が悪く非能率作業にして、近年の電線量産の高生産性
に反する難点がある。
【0004】さらに、前記の導電層5を撚り集めて単線
状態のドレーン線20に加工する場合は、相当長のシー
ス層3を剥離する必要があり(通常約200粍)、さら
に、撚線のドレーン線に接続子22を圧着する場合も、
剛性に欠けるドレーン線を固定保持するのに必要なドレ
ーン線長さが必要なるので、シールド電線1の端部剥離
を相当長にせざるを得ない。従って、これ等の長い剥離
部分はシース層3が不存在となって、シールド性能が失
われる品質上の難点がある。本発明は、以上の従来技術
の諸難点を解消するシールド電線のアース方法を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のシールド電線のアース方法は「溝体のワイヤ
ハーネス用成形プロテクタに収納したシールド電線を、
車体・機器にアース接続するにおいて、シールド電線の
中間部分のシース層の絶縁外皮を剥離して、前記シース
層の導電層を露出させ、しかるのち、前記露出導電層へ
の接触部と車体・機器への接続部を有するアース用接続
子を用いて、前記ワイヤハーネス用成形プロテクタ内の
シールド電線の前記露出導電層に前記接触部を接続する
と共に、前記接続部を、前記ワイヤハーネス用成形プロ
テクタの外側へ出して前記ワイヤハーネス用成形プロテ
クタの底部外側に重合し、前記ワイヤハーネス用成形プ
ロテクタを車体・機器に取付け固定することによって、
前記接続部を、前記底部と車体・機器間に挾着し、前記
アース用接続子を介して前記シース層と車体・機器間を
接続導通するアース回路になす方法」が特徴である。
【0006】そして、以上のアース方法に用いるアース
用接続子は、単一の板材を折り曲げて、中央部分を、ワ
イヤハーネス用成形プロテクタの底部外側に面接触する
平板状の接続部になすと共に、その接続部の両端を曲成
して対向一対の挾着片からなる接触部になし、その接触
部をワイヤハーネス用成形プロテクタの接続子挿通孔か
ら入れてワイヤハーネス用成形プロテクタに装着する構
造のものが主として用いられる。
【0007】
【作用】以上の本発明のシールド電線のアース方法は、
ワイヤハーネス用成形プロテクタに収納したシールド電
線の中間の露出導電層とワイヤハーネス用成形プロテク
タの底部間に、前記のアース用接続子が用いられ、その
ワイヤハーネス用成形プロテクタを車体へ固定すると、
その接続子の接続部が、その底部と車体等の間に挾着し
て接触導通するので、シールド電線のシース層と車体・
機器間に有効なアース回路が形成できる。
【0008】そして、従来方法におけるシールド電線の
端部を長く剥離してアース回路を形成する煩雑な作業は
無用にして、その端部のシース層は有効に温存されるの
で、シールド性能の欠落部分がなく、シールド性能が向
上する。さらに、前記のアース用接続子を装着するため
の絶縁外皮の剥離は、アース用接続子の幅に当る小量で
充分であり、その剥離部分へアース用接続子を接触さ
せ、そのシールド電線を収納した成形プロテクタを車体
等に取付ける簡易作業で足るので、シールド電線のアー
ス回路形成加工は、前記の従来方法に比べて特段に簡素
化できる。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図1を参照して、この実
施例のアース方法に用いるアース用接続子6は、図1の
(B)参照、帯状の単一板材を曲成して、中央部分の平
板状の接続部8と、その接続部8の両端を曲成して対向
一対の挾着片16となした接触部7からなる形状を有
し、この接触部7の上方から、後述するシールド電線1
の露出導電層5Aを押し入れると、その露出導電層5A
に一対の挾着片16が弾圧して、露出導電層5Aと接触
部7が接続導通するようになっている。そして、このア
ース用接続子6を用いて、以下の手順方法によってアー
ス回路が形成される。
【0010】即ち、図1の(A)参照、U字溝体のワイ
ヤハーネス用成形プロテクタ10(以下、単に成形プロ
テクタ10という)の底板15に、前記のアース用接続
子6の一対の挾着片16を挿通する接続子挿通孔12を
設け、底板15の外側から、この接続子挿通孔12に挾
着片16を通して、接続部8を底板15の外周に重合添
設すると共に、接触部7を成形プロテクタ10の内側へ
突設させて、アース用接続子6が成形プロテクタ10に
装着される。そして、成形プロテクタ10に収納するシ
ールド電線1の中間所定位置のシース層3の絶縁外皮4
を剥離して、絶縁外皮4の下側の導電層5を全周露出
し、円筒状をなす露出導電層5Aを、突設している接触
部7に挿入してシールド電線1を成形プロテクタ10に
収納する。そして、その成形プロテクタ10を車体14
に取付け固定することによって、アース用接続子6の接
続部8を、底板15と車体14の間に挾着固定して、接
続部8と車体14を面接触させて電気的に導通させ、ア
ース用接続子6を介してシース層3と車体14を接続導
通して、シールド電線1のアース回路が形成される。
【0011】つぎに、図2を参照して本考案の他の実施
例のアース用接続子6を説明する。即ち、図2の(A)
のものは、単一の帯状板材を曲成してコ字形状になし、
平行する接触部7と接続部8を、連結部17を介して一
体になした形状を有し、このコ字形のアース用接続子6
の接触部7を、成形プロテクタ10の溝側板の接続子挿
通孔12から成形プロテクタ10の内側に突出させると
共に、接続部8を底板15の外側に重合添設して装着さ
れ、その接触部7をシールド電線1の露出導電層5Aに
圧接させて接触導通させ、成形プロテクタ10を車体1
4に取付け固定することによって、接続部8を底板15
と車体14間に挾着固定して、接続部8を車体14に面
接触導通させるようになっている。
【0012】そして、図2の(B)のものは、板状の接
続部8の両端に一対の接触部7を平行立設したU字形の
アース用接続子6であり、同じく接続部8を底板15の
外側に重合させると共に、成形プロテクタ10内に突き
出した接触部7を折り曲げて露出導電層5Aに圧着して
接続される。さらに、図2の(C)のものは、導電性テ
ープ18をアース用接続子6となし、一端を成形プロテ
クタ10内の露出導電層5Aに巻き付けた導電性テープ
18を、成形プロテクタ10の外周に一周巻きすると共
に、その巻き付け装着姿勢を成形プロテクタ10に覆着
した蓋19によってセットし、成形プロテクタ10を車
体14へ取付け固定することによって、底板15の外側
に巻着した導電性テープ18を車体14に面接触させて
導通させ、前記実施例と同様のシールド電線1のアース
回路が形成される。なお、図2の(A)の場合は、成形
プロテクタ10内に、シールド電線1の位置を安定させ
る案内突起23を設けることがある。
【0013】以上の各実施例のものは前記の作用があ
り、シールド電線1の中間の露出導電層5Aと成形プロ
テクタ10の底部間に、アース用接続子6を装着して、
成形プロテクタ10を車体14へ取付けるのみでアース
回路が形成できるので、アース回路の形成加工が極めて
簡易にして、従来の長いアース線は不用になると共に、
シールド電線端部の煩雑な加工とシース層不存在部分が
解消される。
【0014】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のシールド
電線のアース方法と、それに用いるアース用接続子は、
シールド電線端部の長いシース層不存在部分が解消され
てシールド性能を向上し、さらに、アース回路がシンプ
ル化して加工が簡素化能率化し、シールド電線のコスト
低減を促進すると共に、ワイヤハーネスの量産高生産性
の要求を満す諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のシールド電線のアース方法
とそれに用いるアース用接続子を示し、図中の(A)
は、そのアース方法の手順と手法を示す斜視図、図中の
(B)は、そのアース用接続子の斜視図、図中の(C)
は、アース回路の状態を示すワイヤハーネス用成形プロ
テクタの横断面図
【図2】本発明の他の実施例のアース用接続子を示し、
図中の(A)(B)(C)ともその形状と使用状態の説
明図
【図3】従来のシールド電線のアース回路の形成方法を
示す斜視図
【符号の説明】
1 シールド電線 2 コア電線 3 シース層 4 絶縁外皮 5 導電層 5A 露出導電層 6 アース用接続子 7 接触部 8 接続部 10 ワイヤハーネス用成形プロテクタ 12 接続子挿通孔 13 取付けボルト 14 車体 15 底板 16 挾着片 17 連結部 18 導電性テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝体のワイヤハーネス用成形プロテクタ
    に収納したシールド電線を、車体・機器にアース接続す
    るにおいて、シールド電線の中間部分のシース層の絶縁
    外皮を剥離して、前記シース層の導電層を露出させ、し
    かるのち、前記露出導電層への接触部と車体・機器への
    接続部を有するアース用接続子を用いて、前記ワイヤハ
    ーネス用成形プロテクタ内のシールド電線の前記露出導
    電層に前記接触部を接続すると共に、前記接続部を、前
    記ワイヤハーネス用成形プロテクタの外側へ出して前記
    ワイヤハーネス用成形プロテクタの底部外側に重合し、
    前記ワイヤハーネス用成形プロテクタを車体・機器に取
    付け固定することによって、前記接続部を、前記底部と
    車体・機器間に挾着し、前記アース用接続子を介して前
    記シース層と車体・機器間を接続導通するアース回路に
    なすことを特徴とするシールド電線のアース方法。
  2. 【請求項2】 単一の板材を曲成した中間部分を、ワイ
    ヤハーネス用成形プロテクタの底部外側に面接触する平
    板状の接続部になすと共に、該接続部の両端を対向一対
    の挾着片からなる接触部になした構造を特徴とする請求
    項1のシールド電線のアース方法に用いるアース用接続
    子。
JP5250067A 1993-09-09 1993-09-09 シールド電線のアース方法と、それに用いるアース用接続子 Pending JPH0778663A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014212607A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2014212608A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 住友電装株式会社 電気接続箱
DE102022004821B3 (de) 2022-12-20 2024-04-04 Mercedes-Benz Group AG Kabelkanal

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