JPH0775077A - Tv電話装置 - Google Patents

Tv電話装置

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JPH0775077A
JPH0775077A JP5243906A JP24390693A JPH0775077A JP H0775077 A JPH0775077 A JP H0775077A JP 5243906 A JP5243906 A JP 5243906A JP 24390693 A JP24390693 A JP 24390693A JP H0775077 A JPH0775077 A JP H0775077A
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JP
Japan
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image
frame
data
unit
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JP5243906A
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English (en)
Inventor
Makoto Senda
誠 千田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 装置コストを低減できるTV電話装置を提供
する。 【構成】 複数端末との画像,音声の相互通信を、少な
くとも画像圧縮伸長処理手段10を用いて行うTV電話
装置で、画像圧縮伸長処理手段10は、複数端末からの
各画像データを各々蓄積する画像蓄積手段と、複数の画
像記憶手段と、画像蓄積手段に蓄積されている各画像デ
ータのうちの1つを選択する選択手段と、前記画像記憶
手段に記憶されている前記画像データの前画像データを
読み出す読出手段と、前記画像データと前記前画像デー
タとを復号化する復号化手段と、この復号化手段により
復号化した画像データを複数の画像記憶手段のうちの空
の画像記憶手段に書き込む書込手段とを有するものであ
る。この構成により、各画像データを時分割処理で復号
化することができ、画像圧縮伸長処理手段10の復号化
手段は複数でなく一つですみ、回路規模の縮小が可能で
装置コストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV電話装置に関し、
特にデジタル通信回線を介して、映像及び音声の送受信
を行うTV電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ電話回線に接続した電話
機間の交信では、音声のみ伝送可能であり、伝送速度も
低速であった。
【0003】しかし、近年、通信技術や半導体技術,光
技術の進歩に伴い、デジタル電話回線が整備され、高速
で大容量のデータの伝送が可能になった。
【0004】特に、デジタル伝送の特徴としては、伝送
によるデータの品質低下が無く送受両側で同レベルの品
質が保たれること、伝送データのメディアの特性に応じ
た伝送路を必要とせず、メディアの統合が図れること等
があり、復号メディア端末間の伝送が可能になった。従
って、従来の音声のみの交信から画像をも同時に伝送す
る電話端末が出現している。
【0005】こうした状況の中、異なる復号端末間にお
いても相互通信が可能になるようCCITT等による国
際標準化が進められており、デジタル電話回線を用いた
テレビ電話装置,テレビ会議システム等のAV(Aud
io Visual)サービスとして、AVサービス用
のサービス規定,プロトコル規定,マルチメディア多重
化フレーム構成規定がCCITT勧告(または草案)
H.320,H.242,H.221等として発表されている。
【0006】H.221では、64Kbpsから1920K
bpsまでのAVサービスにおけるフレーム構成及び端
末能力の交換や通信モードのFAS(Fram Ali
gnment Signal),BAS(Bit Al
location Signal)の符号割当が定義さ
れている。
【0007】H.242では、BASを用いたAV端末間で
の能力交換及び通信モード切り替え等のプロトコルが定
義され、H.320ではAVサービス全般のシステムアスペ
クトが定義されている。
【0008】上記勧告(または勧告草案)においては、
エンドツーエンドの物理コネクションの設定及びインチ
ャネルでのFASによる同期確立後、インチャネルでB
ASを用いた端末能力の交換シーケンス,通信モードの
指定によるモード切り替えシーケンス等の手順により端
末間で画像,音声,データ等のマルチメディア通信を行
うための方法が規定されている。
【0009】但し、各端末において自己の端末能力を状
況に応じて変化させたり交換された能力の範囲内でどの
通信モードを用いるかは規定の範囲外である。
【0010】マルチメディア通信における各メディアの
転送速度は、音声データは音声符号化方式を指定するこ
とで決定され、制御データは、その使用の有無,使用す
る場合の転送速度を指定することにより決定され、設定
した通信路全体のデータ転送速度から、音声データの転
送速度と制御データの転送速度を引いた残りが画像デー
タの転送速度になる。
【0011】
【発明が解決しようとうする課題】しかしながら、上記
従来例のTV電話装置によれば、1端末との相互通信し
かできず、他地点との相互通信を考えた場合には、回線
部は当然複数持つ必要がある。更に、画像や音声の通信
をする際には、通信路の通信容量に限りがあるのでデー
タを圧縮伸張する符号化復号化が行われる。
【0012】ここで、音声データの圧縮の場合には、画
像に比べればデータ量も少ないので、データを圧縮伸張
する符号化復号化部を同時に通信する端末台数分持つこ
とはさほど問題にはならない。
【0013】しかし、画像データの圧縮伸張を行う場合
には、アルゴリズムも複雑で、かつ、データ量も多いた
め高速の演算処理が要求され、このような符号化複合化
部を同時に通信する端末台数分持つことは、回路規模の
増大、使用するメモリ容量の増大を招き、装置コストが
高騰してしまうという問題がある。
【0014】そこで、本発明は、回路規模の縮小が可能
で装置コストを低減できるTV電話装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の端末と
の画像,音声の相互通信を、少なくとも画像データの圧
縮、伸長処理を行う画像圧縮伸長処理手段を用いて行う
TV電話装置において、前記画像圧縮伸長処理手段は、
複数の端末からの各画像データを各々蓄積する画像蓄積
手段と、複数の画像記憶手段と、前記画像蓄積手段に蓄
積されている各画像データのうちの1つを選択する選択
手段と、前記画像記憶手段に記憶されている前記選択手
段により選択した画像データの前画像データを読み出す
読出手段と、前記選択手段により選択した画像データと
読出手段により読み出した前画像データとにより復号化
する復号化手段と、この復号化手段により復号化した画
像データを前記複数の画像記憶手段のうちの空の画像記
憶手段を選択して書き込む書込手段とを有するものであ
る。
【0016】前記複数の画像記憶手段の数は、同時に通
信が必要な端末数より少なくとも一つ多く設定する。
【0017】
【作用】前記TV電話装置の作用を説明する。
【0018】このTV電話装置の画像蓄積手段は、複数
の端末からの各画像データを各々蓄積する。前記選択手
段は、前記画像蓄積手段に蓄積されている各画像データ
のうちの1つを選択する。
【0019】また、前記読出手段は、画像記憶手段に記
憶されている前記選択手段により選択した画像データの
前画像データを読み出す。
【0020】前記復号化手段は、前記選択手段により選
択した画像データと読出手段により読み出した前画像デ
ータとを復号化する。
【0021】この復号化手段により復号化された画像デ
ータは、前記書込手段により選択される前記複数の画像
記憶手段のうちの空の画像記憶手段に書き込まれる。
【0022】このような動作により、複数端末からの複
数の画像データを時分割処理で復号化することができ、
画像圧縮伸長処理手段の復号化手段は複数でなく一つで
すみ、回路規模の縮小が可能で装置コストを低減でき
る。
【0023】また、前記複数の画像記憶手段の数を、同
時に通信が必要な端末数より少なくとも一つ多くだけ設
定することですみ、この点からも回路規模の縮小が可能
で装置コストを低減できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0025】図1は本発明の一実施例に係わるTV電話
装置の構成ブロック図で、特に、回線数を4回線とし、
同時通信先を4端末とした場合を示すものである。
【0026】同図に示すTV電話装置は、全体の制御を
行うシステム制御部12と、このシステム制御部12に
接続した本装置の制御をするための制御情報入力に使用
するキーボード,タッチパネル等の操作部11と、シス
テム制御部12の指示により、音声入力手段としてハン
ドセット1,マイク2,スピーカ3を切り換える機能、
音量レベル調整のための利得調整機能、ハンドセット1
がオンフック状態かオフフック状態かを検知するオン/
オフ検知機能、音声入出力手段として、マイク2とスピ
ーカ3を使用した時にエコーを消去するためのエコーキ
ャンセル機能,ダイヤルトーン,呼出トーン,ビジート
ーン,着信音等のトーン生成機能を持つ音声インターフ
ェース部4と、システム制御部12の制御により、64
kbpsPCM(A−law),64kbpsPCM
(μ−law),7kHzオーディオ(SB−ADPC
M),32kbpsADPCM,16kbps(例え
ば、APC−AB)8kbps等の音声符号化/復号化
アルゴリズムに従って、送信音声信号をA/D変換し符
号化する機能、受信音声信号を復号化してD/A変換す
る機能を持つ4個構成の音声符号化部5a、音声復号化
部5b及び音声合成部5cからなる音声圧縮伸長処理手
段5と、標準装備され人物を撮影するカメラ6、本装置
の画像入力手段の一つであり、絵や画面などを入力する
ための書画カメラ7及び前記カメラ6又は書画カメラ7
よりの入力画像や相手からの受信画像やシステム制御部
12からの画像を表示する表示部8を接続し、前記シス
テム制御部12の指示により、書画カメラ7等からの入
力画像の切り換え機能、上述した各画像の表示切り換え
及び表示分割機能、書画カメラ7等の各画像入出力部の
映像信号と電気的/信号的に整合をとるための信号変換
機能を持つ画像入力部9a及び画像出力部9bからなる
画像入出力処理手段9と、送信画像をA/D変換し符号
化する機能を持った画像符号化部10a及び受信画像を
復号化しD/A変換する機能をもつ復号化手段としての
画像復号化部10bからなる画像圧縮伸長処理手段10
と、前記音声符号化部5aからの音声データ、画像符号
化部10aからの画像データ、システム制御部12から
の制御データを送信フレーム単位に多重化するととも
に、受信フレームを構成単位の各メディアに分離し前記
音声復号化部5b、画像復号化部10bに転送する多重
分離部13(CCITT勧告としては、H.221があ
る。)と、ISDNユーザ網インターフェースに従って
回線を制御する4個構成の回線インターフェース部14
とを具備している。
【0027】尚、図1中、15は管理テーブル等を記憶
する記憶部である。
【0028】前記画像圧縮伸長処理手段10は、大容量
の画像の生データに、動き補償,駒落とし,フレーム間
補償及びフレーム間補償,DCT変換,ベクトル量子化
変換などの種々の手法によって帯域圧縮を行い、小容量
化してデジタル回線で伝送可能にしている。
【0029】現在、ISDN回線の基本インターフェー
スが64kbpsであるが、この伝送速度でも伝送可能
な画像の符号化方式としてはCCITT勧告草案H.261
がある。
【0030】前記システム制御部12は、CPU,RO
M,RAM,補助記憶装置,キャラクタジェネレータ,
画像信号生成回路等を備え、各部の状態を監視し装置全
体の制御,状態に応じた操作/表示画面作成及びアプリ
ケーションプログラムの実行などを行うようになってい
る。
【0031】前記TV電話装置によれば、4個構成の回
線インターフェース部14と4個構成の多重分離部13
とにより通信先である4端末と同時に通信が可能とな
る。
【0032】前記音声復号化部5bは4個あるので4端
末から受信した音声符号化データを同時に復号化が可能
である。
【0033】次に、前記画像圧縮伸長処理手段10にお
ける画像復号化部10bについて図2を参照して詳述す
る。
【0034】この画像復号化部10bは、画像符号化デ
ータのBCHフレームをはずすための第1乃至第4BC
H復号化部16,17,18,19と、BCHフレーム
がはずされ画像データ多重化フレームを一次蓄積し後段
の処理との同期をとる画像蓄積手段としての第1乃至第
4受信バッファ20,21,22,23と、第1乃至第
4受信バッファ20,21,22,23の画像符号化デ
ータのうち復号化する画像符号化データの一つを選択す
る選択手段としての復号化選択部24と、画像データ多
重化フレームのフレームヘッダとGOBヘッダをはずす
画像フレーム分離部25と、画像データを可変長復号化
するVLD部26と、各マクロブロック(MB)の係数
データを逆量子化する逆量子化部27と、係数データを
基に逆DCTする逆DCT部28と、フレームヘッダの
内容を解読するFH(フレームヘッダ)解読部29と、
GOBヘッダの内容を解読するGOBH解読部30、マ
クロブロックの内容を解読するMBH解読部31、GO
Bヘッダ及びマクロブロックヘッダからのヘッダ情報の
量子化ステップサイズを設定するステップサイズ設定部
32と、INTERモード時に受信した画像データと前
フレームの画像データとの差分を演算器55でとって画
像記憶手段としての第1乃至第5フレームメモリ39乃
至43に書込むか、INTRAモード時に受信した画像
データをそのまま第1乃至第5フレームメモリ39乃至
43に書込むかを切換える切換部33,34と、画像デ
ータをフィルタ処理するか否かを切換えるフィルタ処理
切換部35,36と、動き補償モード時に前フレームの
画像データにフィルタ処理をするフィルタ37と、復号
化時に第1乃至第5フレームメモリ39乃至43のアク
セス時にメモリアドレスを出力しメモリ制御をするフレ
ームメモリ第1制御部38と、画像データを画像出力部
9bへ出力する際の第1乃至第5フレームメモリ39乃
至43へのアクセス時にメモリアドレスを出力するフレ
ームメモリ第2制御部48と、第1乃至第5フレームメ
モリ39乃至43への書込み時に第1乃至第5フレーム
メモリ39乃至43のいずれに書込むかを選択する書込
手段としての書込切換部44と、INTERモード時に
前フレームを参照するがそのときに第1乃至第5フレー
ムメモリ39乃至43のいずれから読み出すかを選択す
る読出手段としての読出切換部45と、この画像復号化
部10bの全体を制御する復号化制御部46と、管理テ
ーブル等を記憶する記憶部47と、前記画像出力部9b
へ出力する画像データを選択するフレームメモリ選択部
49と、前記フレームメモリ第1制御部38、フレーム
メモリ第2制御部48のアドレスの出力を選択するアド
レス選択部50乃至54とを具備している。
【0035】上記の構成により、複数の画像データを時
分割で処理し、あたかも同時に処理しているように見せ
ることが可能となる。
【0036】次に、前記画像出力部9bについて内部構
成を図3を参照して説明する。
【0037】この画像出力部9bは、前記復号化部10
bからの画像データを画素密度変換する画素密度変換部
63と、各端末からの画像データを別々に記憶する画像
メモリ62、画像メモリへの画像データの書込み読み出
し時のメモリ空間を指定する画像メモリ制御部55と、
各端末からの画像データを記憶するメモリ空間領域登録
しておく記憶部56、カラールックアップテーブル57
と、グラフィック画像データのある特定のデータの時に
画像データに切換える制御を行う画像データ制御部58
と、グラフィック画像データと受信画像データとを切換
える画像データ切換部59と、ビデオ同期信号発生部6
0と、A/D変換部61とを具備している。
【0038】このような構成の画像出力部9bにより、
カラールックアップテーブル57からのグラフィックデ
ータを画面前面に表示し、その画面上に複数の受信画像
データをウィンドゥ表示させることができる。また、受
信画像データ上にスーパーインポーズ表示のようにカラ
ールックアップテーブル57からのグラフィックデータ
を表示させることも可能である。
【0039】さらに、複数の受信画像データが重なり合
った時に、その重なり部分をどちらかの受信画像を選択
して表示することができる。
【0040】上記構成のTV電話装置の動作を説明する
が、その前に画像データの符号化処理について図4乃至
図6を参照して簡単に説明する。
【0041】H.261勧告草案においては、取り扱う画像
信号は、NTSC,PAL,デジタルテレビ規格などの
異なった複数の規格が存在するため、お互いに通信がで
きるように世界共通の画像信号フォーマットを採用して
いる。
【0042】このフォーマットは、図4に示すようなC
IFフォーマットと称し、標本数が輝度Yは352画素
×288ライン、色差Cr,Cbは176画素×144
ラインで規定されている。
【0043】標本点(サンプリング点)については、色
差(Cr,Cb)は、図6に示す輝度4地点(Y1,Y
2,Y3,Y4)の等距離にある点と定められている。
【0044】更に、CIFフォーマットの1/4は図6
に示すQCIFフォーマットと称し、標本数が輝度Yは
176画素×144ライン、色差ブロックCr,Cb
は、83画素×72ラインで定義されている。
【0045】ここで、上記フォーマットは、GOBフォ
ーマット複数個で構成され、そのGOBフォーマットは
MBフォーマット33個で構成され、更に、MBフォー
マットは8画素×8ラインの輝度ブロックY1,Y2,
Y3,Y4の4ブロックと8画素×8ラインの色差ブロ
ックCr,Cbの2ブロックで構成されており、階層構
造になっている。
【0046】この階層構造により符号化をMB単位で行
うことが可能となる。
【0047】GOBは、標本数が輝度ブロック176画
素×48ライン、色差ブロックCr,Cb88画素×2
4ラインに定義され、CIFフォーマットの1/12,
QCIFフォーマットの1/3に相当し、GOBの番号
がCIFフォーマットではGOB1からGOB12ま
で、QCIFフォーマットではGOB1,GOB3,G
OB5が割り当てられている。
【0048】次に、符号化され画像データのフレーム構
成は図5に示すような多重化フレーム構成となってい
る。但し、ここでは説明の都合上、FH(フレームヘッ
ダ)を付加したまま説明することとする。
【0049】図5に示すように、画面の1フレームのデ
ータの先頭にFHがつき、画面を12分割した1ブロッ
クをGOBとして、GOB1からGOB12まで順次伝
送される。FH及びGOBの分割方法は、図5に示すよ
うになっている。
【0050】即ち、FHは、PSCとTRとPTYPE
で構成されている。
【0051】PSCはフレーム開始符号で20ビットの
“0000 0000 00000001 0000”
である。TRはフレーム番号で5ボットの“1”から
“30”までの値を使用する。PTYPEはタイプ情報
で6ビットで、スプリット・スクリーン指示情報,書画
カメラ指示情報,画面凍結解除,情報源フォーマット指
示情報(CIF,QCIF)が含まれている。つまり、
前記FH解読部29は、上記内容の解読結果をフレーム
メモリ第1制御部38及び符号化制御部46に送ること
になる。
【0052】次に、GOBヘッダは、GBSCとGNと
GQUANTで構成されている。GBSCはGOB開始
符号で16ビットの“0000 0000 0000
0001”である。GNはGOB番号で4ビットで
“1”から“12”まで使用する。GNが“0”の場合
にはPSCで使用しているので、FHのPSCとGOB
のGBSC+GNは、共に20ビットで連続した値とみ
なすことができる。
【0053】GQUANTは量子化特性情報で5ビット
で量子化ステップサイズの情報を含む。
【0054】MBヘッダはMB(マクロブロック)と称
する画素ブロックのヘッダである。MBは上述したよう
に、33個のMBで1つのGOBを構成しており、1M
Bは8画素×8ラインの輝度信号(Y)4個と8画素×
8ラインの色差信号(Cb,Cr)2個で構成されてい
る。
【0055】ここで、各ブロックの番号として、Yには
1から4まで、Cbには5、Crには6の番号が割当て
られている。
【0056】このMBヘッダはMBAとMTYPEとM
QUANTとMVDとCBPで構成されている。
【0057】MBAはMBの位置を表すマクロブロック
アドレスで先頭のMBのみ絶対値で、それ以降は、差分
の可変長符号である。
【0058】MTYPEはMBのタイプ情報で、INT
RA(フレーム内符号化),INTER(フレーム間差
分符号化),MC(動き補償付きフレーム間差分符号
化),FIL(フィルター)などそのMBのデータに処
理を施した処理タイプが挿入されている。MQUANT
はGQUANTと同じである。
【0059】MVDは動きベクトル情報である。CBP
は有意ブロックパターンで先ほどのMBのYの4個とC
r,Cbのうちの有効な画素ブロックの番号を情報とし
て含んでいる。このMBヘッダのあとには、圧縮符号化
した画像データが先述したように、Y4個Cr,Cbの
うち有意ブロックとなった画素ブロックが番号順に入っ
ている。
【0060】次に、回線に出力されるデータは、図8に
示すようなフォーマットの誤り訂正フレームである。
【0061】1フレームは、Sn(誤り訂正フレーム)
ビットが1ビット、Fi(フィル識別子)が1ビット、
画像データが492ビット、誤り訂正パリティーが18
ビットの計512ビットで構成されている。更に、この
フレームが8フレームで1マルチフレームを構成してい
る。尚、Fiは”1”のとき画像データを意味し、”
0”のとき無効データを意味する。
【0062】このような画像データの圧縮方法及び画像
フォーマットは、CCITTでH.261 勧告として既に
勧告化されており、その勧告に準拠していれば、他の勧
告に準拠したTV電話装置とも相互通信が可能となる。
【0063】次に、符号化方法を簡単に説明すると、ま
ず、自然界の映像には画素間の相関が強いことや周波数
成分が低周波に集中し高周波は小さいこと等を利用して
フレーム内のデータを8画素×8画素のブロックとし2
次元DCT変換するフレーム内符号化と、前フレームと
現フレームの同位置の画像ブロックにおいて両者の相関
が強いときにフレーム間の差分を取りその差分値に対し
て8画素×8画素のブロックを2次元DCT変換するフ
レーム間符号化と、前フレームから現フレームへ類似し
た画像ブロックが相対的に隣接移動した場合に、これを
検知してその画像ブロックの移動量と移動方向の情報を
送るのみで画像データそのものを送らずに済ませること
で発生データ量を減らす動き補償と、DCT変換後の各
周波数ごとの係数値が低周波数領域では値が発生する
が、高周波領域では値が発生しにくくゼロ値が続くこと
を利用したゼロランレングス符号化と、データの発生量
に応じてデータの量子化ステップ幅を変更することでデ
ータの発生量を調整する量子化と、発生頻度の高いデー
タパターンに対しては短い符号値を、発生頻度の低いデ
ータパターンに対しては長い符号値を割当てることで、
トータル的に発生したデータ量よりも少ないデータ量に
変換する可変長符号化と、フレームをスキップして、画
像データそのものを落してしまう駒落し等とからなる複
数の圧縮技術をハイブリットにし低レートの通信におい
ても動画像を通信可能としている。
【0064】次に、本実施例のTV電話装置の動作説明
を行う。
【0065】まず、各端末から送信され回線インターフ
ェース部14、多重分離部13を経て画像復号化部10
bに至った各々符号化されている画像データは、各々別
々に第1乃至第4BCH復号化部16乃至19によりB
CH復号化されて各々第1乃至第4受信バッファ20乃
至23に蓄積される。
【0066】前記符号化制御部46は、復号化する前に
第1乃至第4受信バッファ20乃至23の蓄積状況を検
索し、画像データのフレームヘッダを検知し、又は、第
1乃至第4受信バッファの蓄積容量を算出する(H.261
では、QCIFフォーマットでは1フレーム当り最大6
4kbit、CIFフォーマットでは1フレーム当り最
大256kbitと定められている)。
【0067】第1乃至第4受信バッファ20乃至23の
いずれか一つ以上に1フレーム以上の画像データが蓄積
されているようであれば、符号化制御部46は1フレー
ム以上蓄積されている第1乃至第4受信バッファ20乃
至23のうちの一つを選択して、BCH復号化されてい
る画像データを読み出し、その画像データに対してVL
D部26、逆量子化部27、逆DCT部28等により復
号化処理を施して通常の画像データに変換する。
【0068】INTERモードのときには、選択された
いずれかの受信バッファ20乃至23からの画像データ
の前画像データを蓄積している第1乃至第5フレームメ
モリ39乃至43のうちのいずれかを前記記憶部47に
登録されているフレームメモリ管理テーブルを基に検索
して、読出切換部45によりその前画像データを読み出
し、フィルタ処理が必要で有ればフィルタ37でフィル
タ処理を実行し、切換部33、34で演算器55を選択
して、既述した動作で復号化された画像データと前記前
画像データとを加算し、加算処理後の画像データを、前
記書込切換部44により前記記憶部47に登録されてい
るフレームメモリ管理テーブルの管理データを基に検索
した空いている第1乃至第5フレームメモリ39乃至4
3のうちのいずれかに書き込む。
【0069】また、INTRAモードのときには、読出
切換部45による第1乃至第5フレームメモリ39乃至
43のうちのいずれかからの読み出しはなく、復号化さ
れた画像データを切換部33、34により演算器55を
オフにして、先ほど書込切換部44で選択した第1乃至
第5フレームメモリ39乃至43のうちのいずれかに書
き込む。
【0070】また、画像データを画像出力部9bへ転送
する際には、フレームメモリ選択部49により読み出す
画像データを記憶している第1乃至第5フレームメモリ
39乃至43のうちのいずれかを選択し、前記フレーム
メモリ第2制御部48からのアドレスデータに基づいて
当該画像データを読み出す。
【0071】このような画像データの転送の際には、画
像復号化部10bから画像出力部9bへその画像データ
が前記第1乃至第4受信バッファ20乃至23のうちの
いずれかからの画像データであるかを示すデータをも転
送する。
【0072】図9は、復号化されている画像データのフ
レーム制御タイミングを示している。
【0073】同図に示すように、1フレーム分の画像デ
ータの復号化処理時間がフレーム処理周期よりも短くな
るように設定している。
【0074】例えば、前記4端末と同時に通信したとき
に、各端末からの画像データのフレームレートが最大
7.5フレーム/秒の時(Kパラメータ=4)には、
7.5×4の30フレーム/秒がフレーム処理周期とな
る。
【0075】また、図9に示す各ブロックの大きさは処
理時間を示している。ブロック内のA乃至Dの文字及び
1、2、…等の数字はフレーム識別番号で、前記第1乃
至第4受信バッファ20乃至23がA乃至Dに各々対応
し、1、2、…等の数字はフレーム番号を示している。
【0076】例えば、A1は第1受信バッファ20のフ
レーム番号1番目を意味している。図9に示す書込みF
Mは、前記画像データが書込まれる第1乃至第5フレー
ムメモリ39乃至43を意味し、また、読み出しFM
は、前記画像データと加算されるための前画像データが
読み出される第1乃至第5フレームメモリ39乃至43
を意味している。
【0077】このことから、画像データがA2 で、書込
みFMがFM4 で、読み出しFMがFM1の場合には、
第1受信バッファ20の2番目のフレームメモリから読
み出された復号化されている画像データを、INTER
モードのときは読み出しFMがFM1で蓄積されている
第1フレームメモリ39から読み出した前回の第1受信
バッファ20から送られている画像データと加算して、
第4フレームメモリ42に書込み、INTRAモードの
ときはそのまま第4フレームメモリ42に書込むことを
表している。
【0078】また、前記第1受信バッファ20に復号化
すべき画像データが1フレーム分蓄積されていない場合
には、そのフレーム処理周期中は何もしない。
【0079】さらに、符号化されている画像データを復
号化している途中で、エラーが発生した場合には、直ち
に復号化処理を中断し、書込まれつつある第1乃至第5
フレームメモリ39乃至43は更新されずに引続き空の
第1乃至第5フレームメモリ39乃至43として登録さ
れる。また、読み出されていた第1乃至第5フレームメ
モリ39乃至43も更新されず、引続き保持されて、次
回の復号化処理まで持越される。
【0080】図9から分かるように、第1乃至第5フレ
ームメモリ39乃至43は第1乃至第4受信バッファ2
0乃至23と常に固定的に対応しているわけではなく、
常に空いている若番の第1乃至第5フレームメモリ39
乃至43を選択して画像データの書込みを行う。
【0081】このためフレーム処理周期毎に第1乃至第
5フレームメモリ39乃至43の使用状況を管理する必
要がある。
【0082】図10にはそのフレームメモリ管理テーブ
ルが示されている。このフレームメモリ管理テーブル
は、前記記憶部47に記憶されており、各フレーム周期
毎に最初に画像データの書込みのための第1乃至第5フ
レームメモリ39乃至43を参照し、書込みが終了する
と、加算するために読み出されていた第1乃至第5フレ
ームメモリ39乃至43の画像データは古くなり、この
古い画像データは不要となるため当該第1乃至第5フレ
ームメモリ39乃至43は空として登録され、書込まれ
ていた第1乃至第5フレームメモリ39乃至43の画像
データが古い画像データに取って替ることになるため当
該第1乃至第5フレームメモリ39乃至43が新規に登
録される。
【0083】図10には、図9に示す矢印の位置での登
録状況が示されている。
【0084】即ち、第2受信バッファ21からの画像デ
ータを、第2フレームメモリ40から読み出した画像デ
ータに加算し、第5フレームメモリ43への書込みが終
了したところなので、第2フレームメモリ40が空き、
第5フレームメモリ43の画像データがB2 となってい
る。
【0085】復号化された画像データを画像出力部9b
へ転送するために第1乃至第5フレームメモリ39乃至
43から読み出す場合には、フレーム処理周期の1周期
前に復号化処理された画像データを次のフレーム処理周
期の時に読み出すことで、制御の容易化を図れる。
【0086】但し、復号化のために書込み処理中の第1
乃至第5フレームメモリ39乃至43であれば、第1乃
至第5フレームメモリ39乃至43のうちのいずれから
画像データを読み出しても良い。
【0087】また、その読み出された画像データととも
に、フレーム識別番号の情報も前記画像出力部9bへ転
送される。
【0088】画像出力部9bへ転送された画像データ
は、画素密度変換部63により画素密度変換されて、画
像メモリ62へ記憶される。
【0089】この場合に、画像メモリ制御部55は、記
憶部56に記憶されている各相手端末に割振られたメモ
リ空間a乃至dを参照して、前記フレーム識別番号によ
り対応するメモリ空間a乃至dへ当該画像データを書込
む。
【0090】書込まれた画像データを表示する場合に
は、画像データ切換部59により当該メモリ空間a乃至
dから読み出し、A/D変換部59によりA/D変換し
た後前記表示部8に送る。
【0091】画像メモリ62のメモリ空間a乃至dは、
前記第1乃至第4受信バッファ20乃至23の各画像デ
ータに対応している。
【0092】このように、複数端末からの複数の画像デ
ータを上述した動作で時分割処理し復号化することによ
り、画像復号化部10bは複数持たずに一つで良くな
り、かつ、画像復号化部10bの第1乃至第5フレーム
メモリ39乃至43の数も同時に通信する必要がある端
末の台数の数に1つ分加算した数だけであれば良いの
で、複数の端末と同時に通信する場合でも経済的に画像
復号化部10bを構築することができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、上述した
構成としたので、複数端末からの複数の画像データを時
分割処理で復号化でき、復号化手段は複数持たずに一つ
でよく回路規模の縮小を通じて装置コストを低減できる
TV電話装置を提供することができる。
【0094】また、本発明によれば、画像記憶手段の数
も同時に通信する必要がある端末の台数の数に1つ分加
算した数だけですみ、この点からも回路規模の縮小を通
じて装置コストを低減できるTV電話装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTV電話装置の実施例を示すブロック
図である。
【図2】本実施例の画像復号化部の構成を示すブロック
図である。
【図3】本実施例の画像出力部の構成を示すブロック図
である。
【図4】本実施例の画像データのフォーマットを示す説
明図である。
【図5】本実施例の画像データのフォーマットを示す説
明図である。
【図6】本実施例の画像データのサンプリング点を示す
説明図である。
【図7】本実施例の画像データの多重化フレームを示す
説明図である。
【図8】本実施例の画像データの誤り訂正フレームを示
す説明図である。
【図9】本実施例の画像データのフレーム制御タイミン
グを示す説明図である。
【図10】本実施例の画像データのフレーム管理テーブ
ルを示す説明図である。
【符号の説明】
5 音声圧縮伸長手段 10 画像圧縮伸長手段 12 システム制御部 20乃至23 第1乃至第4受信バッファ 24 復号化選択部 44 書込切換部 39乃至43 第1乃至第5フレームメモリ 45 読出切換部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末との画像,音声の相互通信
    を、少なくとも画像データの圧縮、伸長処理を行う画像
    圧縮伸長処理手段を用いて行うTV電話装置において、
    前記画像圧縮伸長処理手段は、複数の端末からの各画像
    データを各々蓄積する画像蓄積手段と、複数の画像記憶
    手段と、前記画像蓄積手段に蓄積されている各画像デー
    タのうちの1つを選択する選択手段と、前記画像記憶手
    段に記憶されている前記選択手段により選択した画像デ
    ータの前画像データを読み出す読出手段と、前記選択手
    段により選択した画像データと読出手段により読み出し
    た前画像データとにより復号化する復号化手段と、この
    復号化手段により復号化した画像データを前記複数の画
    像記憶手段のうちの空の画像記憶手段を選択して書き込
    む書込手段とを有することを特徴とするTV電話装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の画像記憶手段の数は、同時に
    通信が必要な端末数より少なくとも一つ多いものである
    請求項1記載のTV電話装置。
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