JPH0773964B2 - タイヤ滑り止め装置用取付装置及びタイヤ滑り止め装置 - Google Patents

タイヤ滑り止め装置用取付装置及びタイヤ滑り止め装置

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JPH0773964B2
JPH0773964B2 JP31893792A JP31893792A JPH0773964B2 JP H0773964 B2 JPH0773964 B2 JP H0773964B2 JP 31893792 A JP31893792 A JP 31893792A JP 31893792 A JP31893792 A JP 31893792A JP H0773964 B2 JPH0773964 B2 JP H0773964B2
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tire
closed loop
loop
slip
wire
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国紀 荒牧
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関根  登
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤ外周へタイヤ滑り
止め装置を取付けるためのタイヤ滑り止め装置用取付装
置及び確実に路面へ駆動力、制動力を伝達することので
きるタイヤ滑り止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】積雪時等に使用される車両用タイヤ滑り
止め装置としては一般的に用いられる金属チエーンのほ
かに、ゴム製、ウレタンエラストマー製等の滑り止め装
置が提案されている(実公昭54ー8483号)。さら
にこの走行時における振動を少なくするためにゴムをネ
ツト状に張設するタイヤ滑り止め装置もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの滑り止め装置
はいずれも、その幅方向端部をワイヤロープ、ゴム等で
掛止めてタイヤ側面へ配置するようになっている。これ
らのワイヤはその締付が弱いと、走行時にタイヤ滑り止
め装置が遠心力で膨らんでタイヤへの取付けが不確実と
なる。これは特に、タイヤをジヤツキアツプしないで滑
り止め装置を取付けた場合に、タイヤ滑り止め装置の端
部を連結するロープが偏心して取付けられる場合に多く
発生する。このようにロープが偏心して取付けられると
若干の走行時(100m程度)に、表側すなわち車外側
のロープが40〜50mm程度弛み、一旦車両を停止させ
てロープを締め直す必要がある。
【0004】またロープに代えてゴムリングを用いたも
のでは、ゴムリングの張力でタイヤ滑り止め装置の端部
を互いに引っ張り合うことができるが、ゴムリングは局
部的な伸びが大きいため、小さな力(車両のサイドフオ
ース、遠心力等)で伸張するので、タイヤの急な空転
時、高速走行時にはこのゴムリングが伸びてタイヤへの
取付けが不確実になる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、走行後に締め
直す必要がなく常にタイヤ滑り止め装置をタイヤ外周へ
確実に取付けることができるタイヤ滑り止め装置用取付
装置及び確実に路面へ駆動力、制動力を伝達することの
できるタイヤ滑り止め装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
タイヤ滑り止め本体の周回り方向へ設けられる複数個の
幅方向端部に巻き掛けて、前記タイヤ滑り止め本体をタ
イヤ外周へ取付けるためのタイヤ滑り止め装置用取付装
置であって、前記複数個の幅方向端部へ閉鎖ループ状に
巻き掛けられると共に前記幅方向端部に対して長手方向
へ相対移動可能とされ、非伸縮部及び非伸縮部へ張力を
付与する弾性部を有する可撓性長尺体と、前記可撓性長
尺体を前記弾性部が含まれない第1の閉鎖ループと前記
弾性部を含む第2の閉鎖ループとの多重ループ状態にす
ると共に、前記第1の閉鎖ループの一端側及び前記第2
の閉鎖ループの一端側を連結する多重ループ形成手段
と、前記多重ループ形成手段に連結され、前記第1の閉
鎖ループと前記第2の閉鎖ループとの間に配設されて前
記第1の閉鎖ループをループ長が縮まる方向にのみ移動
可能に支持する支持手段と、を有することを特徴として
いる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、タイヤ外周
へ配設される可撓性のタイヤ滑り止め本体と、前記タイ
ヤ滑り止め本体の周回り方向へ設けられる複数個の幅方
向端部に巻き掛けて、前記タイヤ滑り止め本体をタイヤ
外周へ取付けるためのタイヤ滑り止め装置用取付装置
と、を備えたタイヤ滑り止め装置であって、前記タイヤ
滑り止め装置用取付装置は、前記複数個の幅方向端部へ
閉鎖ループ状に巻き掛けられると共に前記幅方向端部に
対して長手方向へ相対移動可能とされ、非伸縮部及び非
伸縮部へ張力を付与する弾性部を有する可撓性長尺体
と、前記可撓性長尺体を前記弾性部が含まれない第1の
閉鎖ループと前記弾性部を含む第2の閉鎖ループとの多
重ループ状態にすると共に、前記第1の閉鎖ループの一
端側及び前記第2の閉鎖ループの一端側を連結する多重
ループ形成手段と、前記多重ループ形成手段に連結さ
れ、前記第1の閉鎖ループと前記第2の閉鎖ループとの
間に配設されて前記第1の閉鎖ループをループ長が縮ま
る方向にのみ移動可能に支持する支持手段と、を有する
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載のタイヤ滑り止め装置用取付装置
は、タイヤ滑り止め本体の周回り方向へ設けられる複数
個の幅方向端部に、弾性部が含まれない第1の閉鎖ルー
プと弾性部が含まれる第2の閉鎖ループを有する可撓性
長尺体を巻き掛けて使用する。
【0009】この可撓性長尺体は、多重ループ形成手段
によって弾性部が含まれない第1の閉鎖ループと、弾性
部を含む第2の閉鎖ループとの多重ループ状態にされ、
第1の閉鎖ループの一端側及び第2の閉鎖ループの一端
側がこの多重ループ形成手段に連結されている。ここ
で、第1の閉鎖ループが支持手段によってループ長が縮
まる方向にのみ移動可能に支持されているため、この可
撓性長尺体をタイヤ滑り止め本体の幅方向端部へ巻き掛
けると、弾性部が含まれない第1の閉鎖ループ、すなわ
ち、非伸縮部のみからなる第1の閉鎖ループの非伸縮部
は、弾性部によって張力が付与されてループ長が縮まる
方向にのみ移動する。これによって第1の閉鎖ループが
縮径し、タイヤ滑り止め本体の幅方向端部がタイヤの回
転軸方向へ引っ張られ、タイヤ滑り止め本体がタイヤ外
周へ緩みなく装着される。
【0010】ここで、可撓性長尺体は、幅方向端部に対
し長手方向へ相対移動可能とされているため、タイヤ滑
り止め本体の幅方向端部を周方向へ付勢する等の不具合
はなく、タイヤ滑り止め本体の幅方向端部を均等に回転
軸方向へ引っ張ることができ、これによってタイヤ滑り
止め本体をタイヤ外周へ均一に密着させることができ
る。
【0011】また、走行により、タイヤ滑り止め本体が
タイヤ外周へなじむ過程において、タイヤ滑り止め本体
に弛みが生じたとしても、第1の閉鎖ループが弾性部を
含む第2の閉鎖ループ側ヘ引っ張られるためにタイヤ滑
り止め本体の弛みは即座に解消される。しかも、第1の
閉鎖ループは支持手段によってループ長が縮まる方向に
のみ移動可能に支持されるため、走行中に第1の閉鎖ル
ープが緩むこと、即ちタイヤ滑り止め本体が弛むことは
ない。これによって、タイヤ滑り止め本体は確実に路面
へ駆動力、制動力を伝達することができる。
【0012】また、弾性部を含む可撓性長尺体は、タイ
ヤ回転軸を中心として環状に配設されるため、タイヤの
回転バランスを崩す恐れがない。さらに、本発明のタイ
ヤ滑り止め装置用取付装置は、可撓性長尺体を用いてい
るために小さく畳むことができ、小さなスペースに収納
することができる。
【0013】また、請求項2記載のタイヤ滑り止め装置
は、先ず、タイヤ外周へタイヤ滑り止め本体を配設し、
次にタイヤ滑り止め本体の周回り方向へ設けられる複数
個の幅方向端部に、弾性部が含まれない第1の閉鎖ルー
プと弾性部が含まれる第2の閉鎖ループを有する可撓性
長尺体を巻き掛けて使用する。
【0014】可撓性長尺体は、多重ループ形成手段によ
って弾性部が含まれない第1の閉鎖ループと、弾性部を
含む第2の閉鎖ループとの多重ループ状態にされ、第1
の閉鎖ループの一端側及び第2の閉鎖ループの一端側が
この多重ループ形成手段に連結されている。ここで、第
1の閉鎖ループが支持手段によってループ長が縮まる方
向にのみ移動可能に支持されているため、この可撓性長
尺体をタイヤ滑り止め本体の幅方向端部へ巻き掛ける
と、弾性部が含まれない第1の閉鎖ループ、すなわち、
非伸縮部のみからなる第1の閉鎖ループの非伸縮部は、
弾性部によって張力が付与されてループ長が縮まる方向
にのみ移動する。これによって第1の閉鎖ループが縮径
し、タイヤ滑り止め本体の幅方向端部がタイヤの回転軸
方向へ引っ張られ、タイヤ滑り止め本体がタイヤ外周へ
緩みなく装着される。
【0015】ここで、可撓性長尺体は、幅方向端部に対
し長手方向へ相対移動可能とされているため、タイヤ滑
り止め本体の幅方向端部が周方向へ付勢される等の不具
合はなく、タイヤ滑り止め本体の幅方向端部は均等に回
転軸方向へ引っ張られて、タイヤ滑り止め本体はタイヤ
外周へ均一に密着される。
【0016】また、走行により、タイヤ滑り止め本体が
タイヤ外周へなじむ過程において、タイヤ滑り止め本体
に弛みが生じたとしても、第1の閉鎖ループが弾性部を
含む第2の閉鎖ループ側ヘ引っ張られるためにタイヤ滑
り止め本体の弛みは即座に解消される。しかも、第1の
閉鎖ループは支持手段によってループ長が縮まる方向に
のみ移動可能に支持されるため、走行中に第1の閉鎖ル
ープが緩むこと、即ちタイヤ滑り止め本体が弛むことは
ない。これによって、タイヤ滑り止め本体は確実に路面
へ駆動力、制動力を伝達することができる。
【0017】
【実施例】図1には本発明の第1実施例に係るタイヤ滑
り止め装置12のタイヤ滑り止め装置用取付装置として
の取付装置10の主要部が、図2にはこの取付装置10
によってタイヤ滑り止め装置12をタイヤ14へ取付け
た状態が示されている。
【0018】タイヤ滑り止め装置12は可撓性を有する
薄肉のゴム材から形成され、平面形状が略菱形の本体1
6からその幅方向へ取付片18が等間隔で突出し、これ
らの取付片18の先端部に幅方向端部としてのフツク2
0を介して可撓長尺体としてのワイヤ22の中間部を掛
止めるようになっている。なお、タイヤ滑り止め装置1
2は薄肉のゴム材から形成されるのみならず、可撓性の
部材であれば、ウレタン樹脂等の合成樹脂で形成されて
いてもよい。
【0019】また取付片18はタイヤ滑り止め装置12
の長手方向両端部で二股状のフツク24によって係止さ
れ、長手方向両端部が互いに連結されると共にフツク2
4がフツク20と共にワイヤ22の中間部の掛止用とな
っている。
【0020】なお図2にはタイヤ14の車両外側の取付
状態のみが示されているが、図面裏側の車両内側の取付
状態も表側と略同様である。しかしこの裏側は取付装置
10は設けられておらず、単にワイヤによってループ状
にタイヤ滑り止め装置12の幅方向端部が掛止られるの
みの構成である。
【0021】図1に示される如くワイヤ22の一端は係
止装置11の支持手段の一部を構成する本体26へ取付
けられている。すなわち本体26は円筒形状であり、そ
の外周へブラケツト28によってワイヤ22の一端が固
着されている。
【0022】本体26はワイヤ22が取付けられた反対
側の端部が小径部30となっており、中間部はテーパ部
32となっている。
【0023】小径部30及びテーパ部32内には、支持
手段の他の一部を構成する円筒形状のスライダ34が収
容されている。このスライダ34は軸心部に貫通孔36
を有し、ワイヤ22の他端部付近が挿通されている。
【0024】スライダ34は軸心から放射方向に複数個
(好ましくは軸周りに等間隔で3個)の貫通孔38が穿
設されており、それぞれ支持手段の他の一部を構成する
ロツクボール40が収容されている。
【0025】スライダ34は本体26の一端部へ取付け
られる蓋42との間に支持手段の他の一部を構成する圧
縮コイルばね44が介在され、これによってスライダ3
4は小径部30から抜き出る方向に付勢されている。こ
のためロツクボール40はテーパ部32の内側によって
軸心方向へ、すなわち貫通孔36を挿通されているワイ
ヤ22の外側へ押圧され、ワイヤ22の図1左方向への
移動が阻止されるようになっている。
【0026】この場合テーパ部32の内側斜面はワイヤ
22が貫通孔36を通って左方向へ移動しようとする
と、ロツクボール40をテーパ部32の内側斜面へ押圧
するので、ロツクボール40は更にワイヤ22方向へ移
動する力を受け、これによって複数個のロツクボール4
0でワイヤ22が強固に保持されて図1左方向への移動
が阻止される。
【0027】小径部30からはスライダ34の操作部4
6が突出しており、この操作部46を小径部30内へ押
し込めば、ロツクボール40はテーパ部32の内側斜面
との間に隙間を生ずるので、ワイヤ22への強固な押圧
が解除され、ワイヤ22が貫通孔36を通って図1左方
向へスライドできる構成である。
【0028】貫通孔36から突出したワイヤ22の先端
部にはループ部48が形成され、このループ部48へは
付勢手段としての引張コイルばね50の一端が取付けら
れている。この引張コイルばね50の他端は図2に示さ
れる如く組付時において適宜位置へ引っ掛けられ、ワイ
ヤ22を図1右方向に引張る力を生じさせる作用をな
す。
【0029】なお本体26の外周には本体26をフツク
20等へ引っ掛けるためのブラケツト52を取付けるこ
とが好ましい。
【0030】次に本実施例の作用を説明する。タイヤ滑
り止め装置12をタイヤ14へ取付ける場合には、タイ
ヤ滑り止め装置12をタイヤ14の外周へ巻付け、幅方
向一側であって車両奥側、すなわち図2の紙面奥側を図
示しないワイヤで互いに掛止める。
【0031】ここで幅方向の他の片側、すなわち図2の
手前側のフツク20、フツク24へワイヤ22を掛止め
る。
【0032】ここで引張コイルばね50の先端をフツク
20等の適宜位置へ引掛ければ、ワイヤ22にはこの引
張コイルばね50の引張力によって適宜張力が発生し、
弛みの無い状態でタイヤ滑り止め装置12をタイヤ14
の外周へ取付けることになる。
【0033】走行時には、若干の慣らし走行(100m
程度)によってタイヤ14とタイヤ滑り止め装置12が
遠心力でなじみ、偏心状態が直って、ワイヤ22は楕円
形状から円形に近くなる。このためワイヤ22は30〜
50mm程度が余って弛むが、引張コイルばね50の張力
によってこの緩んだワイヤ22は貫通孔36内を通過し
て引っ張られることになる。また弛み部分が引っ張られ
た後はロツクボール40がワイヤ22の逆戻りを防止す
るので、ワイヤ22はフツク20,24から外れること
なく、かつ確実にタイヤ滑り止め装置12をタイヤ14
へ取付けた状態を維持する。
【0034】取り外し時には操作部46を本体26内へ
押し込めばロツクボール40はワイヤ22との係合を解
除するのでワイヤ22は容易に逆方向へ移動でき、ワイ
ヤ22の全体が弛むのでフツク20,24から取外すこ
とができる。
【0035】図3には本発明の第2実施例に係る取付装
置10が示されている。この実施例では係止装置11は
ラチエツト機構を備え、ワイヤ22の一端に取付けられ
たラチエツト金具54が本体56内を貫通しており、貫
通先端部に圧縮コイルばね44の一端が取付けられてい
る。また本体56内にはピン58でラチエツトポウル6
0の中間部が軸支され、一端部は圧縮コイルばね44で
ラチエツト金具54のラチエツト面へと押圧されてい
る。このためワイヤ22の一端部は本体56を通って引
張コイルばね50方向へ移動可能であるが、逆方向へは
ラチエツトポウル60とラチエツト金具54との係合に
より移動不可能となる。
【0036】したがってこの実施例においても前記実施
例と同様の効果を奏することができ、取り外し時には本
体56から突出したラチエツトポウル60の他の一端を
押圧回転させればラチエツトポウル60とラチエツト金
具54との係合が解除されるのでワイヤ22を弛めるこ
とができる。
【0037】図4には本発明の第3実施例に係る取付装
置10の係止装置11が示されている。この実施例では
本体64内へピン66で軸周りに等間隔に複数個のカム
クリート68が軸支されている。これらのカムクリート
68は圧縮コイルばね44の付勢力でそのラチエツト部
がワイヤ22へ押圧されている。この押圧面はワイヤ2
2が逆戻りする場合に、より強固にワイヤ22を押圧す
るように複数個のピン66を結ぶ位置よりも図4右側に
配置されている。
【0038】またこれらのカムクリート68の背後から
はアーム70が突出して本体64の外側へ配置されてい
るため、このアーム70を圧縮コイルばね44の付勢力
に抗して操作すれば、カムクリート68のラチエツトバ
ーはワイヤ22から離間してワイヤ22を逆方向へ移動
可能としている。
【0039】なお、タイヤ滑り止め装置12をタイヤ1
4に取付けるには、取付装置10に加えて、ゴムリング
等の伸縮性のある長尺体をフツク20、24へ掛け止め
てワイヤ22を締まり易くすればさらに効果的である。
この場合、図2に示される形状のフツク20、24の代
りに、図5に示すように、2つの鉤部80a、80cを
有するフツク80をかしめ部80bにてタイヤ滑り止め
装置12の取付片18にかしめて用い、2つの鉤部80
a、80cのいずれか一方にワイヤ22を、他方にゴム
リング等を掛止めることとすれば便利である。これらは
以下の実施例においても同様である。
【0040】図6には本発明の第4実施例に係る取付装
置10が示されている。この実施例ではワイヤ22及び
係止装置11は第1実施例と同様の構成であるが、第1
実施例の引張コイルばね50に代えて弾性部としての長
尺のゴムバンド90が用いられている。このゴムバンド
90の一端部にはループ部92が形成されており、この
ループ部92が非伸縮部としてのワイヤ22のループ部
48と連鎖されている。ゴムバンド90の他端部は係止
装置11に多重ループ形成手段としてのブラケツト94
を介して固着されている。この構成により、ゴムバンド
90はワイヤ22と同様にループ状とされている。な
お、この実施例では、ワイヤ22のみのループが第1の
閉鎖ループであり、ゴムバンド90を含むループが第2
の閉鎖ループとなる。
【0041】この取付装置10は、始めにループ状とさ
れたワイヤ22が図7に示されるフツク20、24へ掛
止められた後に、ループ状とされたゴムバンド90が同
フツク20、24へ掛止められる。これにより、ワイヤ
22はゴムバンド90の引張力で適宜張力が発生し、図
7に示されるように弛みの無い状態でタイヤ滑り止め装
置12をタイヤ14の外周へ取り付けることになる。
【0042】この実施例でも前記実施例と同様に、慣ら
し走行で生じたワイヤ22の弛みはゴムバンド90の張
力で除去されるが、前記実施例と異なりゴムバンド90
の端部は係止装置11に固着されていて端部掛止位置の
選択は不要とされている。このため、操作する人間の力
の入れ加減で前記掛止位置が異なる結果、ゴムバンド9
0に付与される張力が異なると云うことがなく、常に設
定値の張力が付与されることになる。
【0043】さらに、取付装置10を構成するワイヤ2
2及びゴムバンド90がタイヤ回転軸を中心として環状
に配設されるため、スプリング等がタイヤ回転軸に対し
て偏って配設されたものに比較するとタイヤの回転バラ
ンスを崩す恐れがない。
【0044】また、この実施例ではゴムバンド90は長
手方向に直線的に引張られるのではなく、長手方向交差
方向に引張られてフツク20、24に掛止めされるよう
に操作されるので、掛止操作及び取外し操作も容易であ
る。3本のリング状のゴムバンドを用いる従前のものと
比較しても操作力が軽減されている。
【0045】また、ゴムバンド90はリング状のゴムバ
ンドと同様な締付力を付与するので、ワイヤ22がルー
プ状に拘束されていることと相まって、タイヤ14とタ
イヤ滑り止め装置12とのずれや、タイヤ滑り止め装置
12の脱輪・巻込等を防止する効果が極めて大きい。
【0046】なお、係止装置11はフツク20等に掛止
する態様の他に、フツク20とフツク20等との間に掛
けわたすようにすることも可能である。
【0047】また、ゴムバンド90の端部を係止装置1
1に取り外し可能に掛止めるようにしておいて、張力の
調節の必要が生じた時に、フツク20等に掛止めたり、
ゴムバンド90を1周させてから係止装置11に掛止め
るように使用しても良い。さらに、始めからゴムバンド
90の端部はフツク20等に掛止めるような設定にして
おいても良い。この場合には、ゴムバンド90は略完全
に一周されることを要さず、また逆に一周以上されても
良い。
【0048】また、タイヤ滑り止め装置12を取り付け
る際に、ワイヤ22を係止装置11からゴムバンド90
方向へ過度に引き出してしまうと、ゴムバンド90に張
力が作用しなくなるので、これを防止するために、ワイ
ヤ22が係止装置11から引き出される最大長さを制限
する手段を設けることが好ましい。このための具体的手
段の一例としては、図6に想像線で示されるように、ワ
イヤ22の所定位置にかしめ等でストツパ金具96を固
着しておけば良い。
【0049】上記第4実施例は係止装置11を第2実施
例又は第3実施例に示されたものに代えて実施できるこ
とは勿論であるが、他にも種々の構成によって実施可能
である。
【0050】なお、図7に示されるフツク20、24に
代えて図17に示されるようなフツク150を用いれ
ば、ゴムバンド90とワイヤ22とが互いに絡んだり、
お互いの側面を押しあったりして滑りが悪くなりワイヤ
22の絞り込みが阻害されることが確実に防止される。
このようなフツク150は後述の第7実施例(図15及
び図16に図示)に用いても好ましい。
【0051】また、タイヤ14の回転に伴なってワイヤ
22の緩みがとれ、緊張されてゆくが、タイヤ14の回
転方向とワイヤ22の付勢方向とが逆となるようにした
方がワイヤ22を絞り込み易い。従って、装着状態を示
す図7(図2の場合も同様)は左回転する左輪とする取
付態様が好ましい。
【0052】なお、本実施例のタイヤ滑り止め装置12
は、従来のタイヤサイドに配設される一対の金属リング
間を複数本のチェーンで連結するタイプのタイヤ滑り止
め装置(例えば、特開昭51−98806号等)とは異
なって、可撓性を有しているゴム材から形成されてお
り、取付装置10も可撓性を有するワイヤ22及びゴム
バンド90から形成されているために全体として小さく
畳むことができ、小さなスペースに収納することができ
る。また、タイヤ滑り止め装置12と取付装置10とを
分離可能であるため、個別に収納することもできる。
【0053】図8乃至図10には本発明の第5実施例に
係る取付装置10が示されている。この実施例の取付装
置10は長尺体としてのテンシヨンメンバ100がプラ
スチツクス又はスチール等から形成されている。テンシ
ヨンメンバ100は軸線方向へ延びる切欠部が形成され
た円筒状の本体部材102と、本体部材102の一端部
に固着された一部切欠断面の円柱状の端部部材104と
から構成されている。本体部材102の他端部には係止
装置11が固着されている。
【0054】テンシヨンメンバ100は環状に成形され
ており、端部部材104は先端部が係止装置11のハウ
ジング106を通って本体部材102の内方へ進入して
いる。端部部材104の先端部には弾性部としてのゴム
バンド108の一端部が係止されている。ゴムバンド1
08は本体部材102の内方を通り、さらに端部部材1
04に形成された貫通孔110を通って他端部が前記ハ
ウジング106に係止されている。
【0055】これにより、テンシヨンメンバ100はゴ
ムバンド108に付勢されて外力が作用していない状態
から縮径されている。この際のテンシヨンメンバ100
の直径は前記第1実施例の図2において環状に配置され
たフツク20、24の先端鉤部を通る円の直径よりも小
さくなるように設定されている。
【0056】端部部材104には内周面に鋸歯状の爪部
112が連続形成されている。また、係止装置11には
一端部がハウジング106に固着されて他端部が操作部
114とされたばね材からなるロツクレバー116が設
けられている。ロツクレバー116の中間部にはパウル
部118が形成されている。
【0057】ロツクレバー116は操作部114に操作
力が作用していない状態では図9に実線で示されるよう
に爪部112と爪部112との間に嵌入している。爪部
112は頂点を挟む2辺の傾斜角が一方は鋭く他方は緩
やかに形成されているので、端部部材104が本体部材
102に対し相対的に矢印A方向へ向う荷重を受ける
と、爪部112がパウル部118を押圧してロツクレバ
ー116を弾性変形させることができる。これにより、
端部部材104は矢印A方向へ移動することができる。
従って、係止装置11はテンシヨンメンバ100がゴム
バンド108に付勢されて縮径されるのを妨げることは
ない。
【0058】また、端部部材104が反矢印A方向へ向
う相対荷重を受けた場合には、パウル部118が爪部1
12の移動を阻止するので、端部部材104は移動する
ことができない。操作部114に操作力が加えられてロ
ツクレバー116が図9に鎖線で示されるように弾性変
形された状態では、端部部材104は係止装置11によ
る拘束を解除される。
【0059】上記のように構成される本実施例では、操
作部114を押圧してロツクレバー116を図9に鎖線
で示される状態とし、この状態のままテンシヨンメンバ
100をゴムバンド108の付勢力に抗して拡径して滑
り止め装置のフツク(第1実施例図2における符号2
0、24)の周囲に位置させる。しかる後に操作部11
4の押圧を解除するとパウル部118と爪部112とが
係合するが、これに拘わらずテンシヨンメンバ100は
ゴムバンド108に付勢されてフツクと押圧当接するま
で縮径される。
【0060】この状態から走行が開始されてタイヤとタ
イヤ滑り止め装置がなじみ始めると、テンシヨンメンバ
100はゴムバンド108に付勢されてさらに縮径さ
れ、両者が完全になじむまで縮径が続く。縮径されたテ
ンシヨンメンバ100はロツクレバー116の操作部1
14が押圧操作されない限りは拡径することがない。
【0061】この実施例の取付装置10では、前記第4
実施例と同様に縮径量を大きく設定することが可能であ
るとともに、端部部材104が他の部分との間に大きな
摩擦力を発生させることなく本体部材102の内方を移
動可能となるので、縮径が円滑になされる。
【0062】また、本実施例ではテンシヨンメンバ10
0が一重のリング形状となるので、単純な外観形状とな
り見映が向上するとともに、取付時にまぎらわしさを伴
なわない。
【0063】なお、本実施例ではテンシヨンメンバ10
0はプラスチツクス又はスチール製としているので、テ
ンシヨンメンバ100自身も弾性力を有しているが、テ
ンシヨンメンバ100の材質は可撓性を有するものであ
れば良く、必ずしも弾性を有する必要はない。
【0064】図11乃至図14には本発明の第6実施例
に係る取付装置10が示されている。この実施例の取付
装置10は可撓長尺体としてのワイヤ22が係止装置1
1に巻取可能となっている。
【0065】係止装置11にはハウジング120にワイ
ヤ22の一端部が係止されている。ワイヤ22の他端部
はハウジング120の内方に回転可能に収容された円筒
形のリール122の外周部へ係止されている。
【0066】リール122の内方には一端部がハウジン
グ120に係止され他端部がリール122の内周部に係
止された全舞ばね124が配置されている。これにより
リール122は全舞ばね124により図14矢印B方向
へ付勢されてワイヤ22を巻き取ることができるように
なっている。
【0067】また、リール122の内方にはハウジング
120を貫通するシヤフト126の一端部に固着された
ロツクカム128が配置されている。ロツクカム128
には、コイル部がシヤフト126に巻装され一方のフツ
ク部がハウジング120に係止されたねじりコイルばね
130の他方のフツク部が係止されている。これによ
り、ロツクカム128はねじりコイルばね130により
図13矢印C方向へ付勢されて先端部がリール122の
内周面に押圧当接するようになっている。
【0068】このねじりコイルばね130は全舞ばね1
24の付勢力でリール122がワイヤ22を巻き取るの
を妨げない付勢力に設定されている。また、ロツクカム
128はワイヤ22がリール122から引き出される方
向へ荷重を受けると、リール122へ強く押圧当接して
摩擦力でリール122の回転を阻止できるようになって
いる。
【0069】前記シヤフト126の他端部にはハウジン
グ120の表面壁120Aに配置されたロツク解除レバ
ー132が固着されている。ロツク解除レバー132は
ねじりコイルばね130の付勢力に抗して図11矢印D
方向(反矢印C方向)へ回転されることでロツクカム1
28をリール122の内周面から離間させるようになっ
ている。
【0070】係止装置11はハウジング120の裏面壁
120Bに鉤形に突設された一対の取付部134がタイ
ヤ滑り止め装置に掛止されるようになっている。
【0071】上記のように構成される本実施例では、係
止装置11をタイヤ滑り止め装置へ掛止した後に、ロツ
ク解除レバー132を矢印D方向へ回転させた状態でワ
イヤ22をリール122から充分に引き出し、ワイヤ2
2をタイヤ滑り止め装置の全てのフツクへ掛けてゆく。
掛止装置11はロツク解除レバー132の操作が停止さ
れるとロツクカム128がリール122の内周面と押圧
当接するが、これに拘わらずリール122は全舞ばね1
24の付勢力でワイヤ22を巻き取り、ワイヤ22はフ
ツクに押圧当接した状態となる。
【0072】この状態から走行が開始されてタイヤとタ
イヤ滑り止め装置がなじみ始めると、リール122は全
舞ばね124の付勢力で余分に引き出されているワイヤ
22を巻き取ってゆく。
【0073】いちど巻き取られたワイヤ22は、ロツク
解除レバー132が操作されない限りはロツクカム12
8がリール122のワイヤ引出方向への回転を阻止する
ので、引き出されることはない。
【0074】なお、上記第6実施例ではリール122の
内周面に内歯ラチエツトホイールを設け、ロツクカム1
28に代えて内歯ラチエツトホイールと係合するパウル
を設ける態様も実施可能である。
【0075】なお前記第1乃至第4実施例及び第6実施
例においては、ワイヤ22が図2及び図7に示されるフ
ツク20、24部分を容易にスライドできるように、ワ
イヤ22の外周へ樹脂、ゴム等を被覆したり、保護カバ
ーを取付け、この保護カバーをフツク20、24へ掛止
め、この保護カバー内をワイヤ22が移動するようにし
てもよい。さらには、フツク20、24に滑車をつけ、
これによりワイヤ22をスライドし易くしてもよい。
【0076】また、可撓長尺体としてワイヤ22の代わ
りに繊維ロープ等の伸び難い長尺物を用いてもよく、さ
らに付勢手段として引張コイルばね50やゴムバンド9
0、108以外の他の付勢手段を用いてもよいのは勿論
である。
【0077】図15及び図16には本発明の第7実施例
に係る取付装置10が示されている。この実施例の取付
装置10では前記第4実施例の取付装置10(図6)に
前記第3実施例の係止装置11(図4)に類似した係止
装置11を適用している。
【0078】係止装置11にはアルミ鋳物、強化樹脂等
の材料からなるボデー100の一端部に互いに平行する
第1貫通孔102と第2貫通孔104とが形成されてい
る。第1貫通孔102には樹脂で被覆されたロープ10
6の一端部が挿通され、ロープ106はこの部分がルー
プ部108に形成されている。ロープ106は中間部が
第2貫通孔104に挿通され、他端部がゴムバンド11
0の一端部にかしめ金具112を介して係止されてい
る。ゴムバンド110の他端部はループ部108に係止
されている。
【0079】第2貫通孔104は断面形状が長方形とさ
れており、ロープ106は長手方向だけではなく長手交
差方向へも第2貫通孔104内を移動可能となってい
る。第2貫通孔104内にはボデー100にピン114
で軸支されてカムクリート116が配置されている。こ
のカムクリート116は図示しないばねで矢印E方向へ
付勢されてロープ106を第2貫通孔104の内壁とで
挟持し、カムクリート116に形成されたアーム118
の操作で付勢力に抗して反矢印E方向へ回転されること
でロープ106の挟持状態を解除するようになってい
る。
【0080】ボデー100の他端部には一対のフツク1
20が形成されている。このフツク120は前記第4実
施例におけるフツク24に代るもので、タイヤ滑り止め
装置12の長手方向両端部同士を連結するようになって
いる。
【0081】この実施例の取付装置10はフツク120
をタイヤ滑り止め装置12へ掛止した後に、前記第4実
施例と同様にしてタイヤ滑り止め装置12へ掛止され、
係止装置11は前記第3実施例と同様に作用する。
【0082】なお、係止装置11を強化樹脂等の軽量の
材料で形成することにより、タイヤ回転軸に対する重量
バランスを良好なものとすることができる。
【0083】図18及び図19には第7実施例の係止装
置11の変形例が示されており、この実施例ではフツク
120がボデー100に対して揺動可能となっており、
図19に示される首下長さLを短くして係止装置11を
小型化することができる。即ち、フツク120を図20
に示されるように傾けてタイヤ滑り止め装置12の取付
片18へ取り付けることができるためである。この例の
場合には、カムクリート116のアーム118が横方向
に突出しているので、この点からも小型化される。
【0084】また、図21に示されるように、取付後に
は、タイヤ14のシヨルダ部に倣って最適各に揺動され
るので、タイヤ14へ良くフイツトする。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載のタイヤ滑り止め装置用取
付装置は上記構成としたので、走行中等に緩むことはな
く、確実にタイヤ滑り止め本体をタイヤ外周へ確実に支
持できるという優れた効果を有する。
【0086】また、請求項2記載のタイヤ滑り止め装置
は上記構成としたので、タイヤ滑り止め本体は緩むこと
なく確実にタイヤ外周へ支持され、路面へ駆動力、制動
力を確実に伝達できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ滑り止め装置の第1実施例を示
す要部断面図である。
【図2】第1実施例に係るタイヤ滑り止め装置の取付状
態を示す斜視図である。
【図3】第2実施例に係るタイヤ滑り止め装置用取付装
置の断面図である。
【図4】第3実施例に係るタイヤ滑り止め装置用取付装
置の断面図である。
【図5】フツクの変形例を示す断面側面図である。
【図6】第4実施例に係るタイヤ滑り止め装置用取付装
置の断面図である。
【図7】第4実施例に係るタイヤ滑り止め装置の取付状
態を示す斜視図である。
【図8】第5実施例に係るタイヤ滑り止め装置の正面図
である。
【図9】図8の一部詳細断面図である。
【図10】図9のXーX線矢視断面図である。
【図11】第6実施例に係るタイヤ滑り止め装置の斜視
図である。
【図12】図11のXIV ーXIV 線矢視断面図である。
【図13】図12のXVーXV線矢視断面図である。
【図14】図12のXVI ーXVI 線矢視断面図である。
【図15】第7実施例に係るタイヤ滑り止め装置の正面
図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】フツクの変形例を示す断面図である。
【図18】第7実施例の係止装置の変形例を示す正面図
である。
【図19】図18の側面図である。
【図20】図18の係止装置の取付方法を示す斜視図で
ある。
【図21】図18の係止装置のタイヤへの適合状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 取付装置(タイヤ滑り止め装置用取付装置) 12 タイヤ滑り止め装置 14 タイヤ 20 フツク(幅方向端部) 22 ワイヤ(非伸縮部、可撓性長尺体) 26 本体(支持手段) 28 ブラケツト(多重ループ形成手段) 34 スライダ(支持手段) 40 ロツクボール(支持手段) 44 圧縮コイルばね(支持手段) 90 ゴムバンド(弾性部、可撓性長尺体) 94 ブラケツト(多重ループ形成手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ滑り止め本体の周回り方向へ設け
    られる複数個の幅方向端部に巻き掛けて、前記タイヤ滑
    り止め本体をタイヤ外周へ取付けるためのタイヤ滑り止
    め装置用取付装置であって、 前記複数個の幅方向端部へ閉鎖ループ状に巻き掛けられ
    ると共に前記幅方向端部に対して長手方向へ相対移動可
    能とされ、非伸縮部及び非伸縮部へ張力を付与する弾性
    部を有する可撓性長尺体と、 前記可撓性長尺体を前記弾性部が含まれない第1の閉鎖
    ループと前記弾性部を含む第2の閉鎖ループとの多重ル
    ープ状態にすると共に、前記第1の閉鎖ループの一端側
    及び前記第2の閉鎖ループの一端側を連結する多重ルー
    プ形成手段と、 前記多重ループ形成手段に連結され、前記第1の閉鎖ル
    ープと前記第2の閉鎖ループとの間に配設されて前記第
    1の閉鎖ループをループ長が縮まる方向にのみ移動可能
    に支持する支持手段と、 を有することを特徴とするタイヤ滑り止め装置用取付装
    置。
  2. 【請求項2】 タイヤ外周へ配設される可撓性のタイヤ
    滑り止め本体と、 前記タイヤ滑り止め本体の周回り方向へ設けられる複数
    個の幅方向端部に巻き掛けて、前記タイヤ滑り止め本体
    をタイヤ外周へ取付けるためのタイヤ滑り止め装置用取
    付装置と、を備えたタイヤ滑り止め装置であって、 前記タイヤ滑り止め装置用取付装置は、前記複数個の幅
    方向端部へ閉鎖ループ状に巻き掛けられると共に前記幅
    方向端部に対して長手方向へ相対移動可能とされ、非伸
    縮部及び非伸縮部へ張力を付与する弾性部を有する可撓
    性長尺体と、 前記可撓性長尺体を前記弾性部が含まれない第1の閉鎖
    ループと前記弾性部を含む第2の閉鎖ループとの多重ル
    ープ状態にすると共に、前記第1の閉鎖ループの一端側
    及び前記第2の閉鎖ループの一端側を連結する多重ルー
    プ形成手段と、 前記多重ループ形成手段に連結され、前記第1の閉鎖ル
    ープと前記第2の閉鎖ループとの間に配設されて前記第
    1の閉鎖ループをループ長が縮まる方向にのみ移動可能
    に支持する支持手段と、 を有することを特徴とするタイヤ滑り止め装置。
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