JPH0772762A - クリ−ニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリ−ニング装置を新しいものに交換する際
に、回収した残留トナ−をこぼすことを防ぎ、画像形成
装置を汚すことなく、作業を行なうことができるクリ−
ニング装置を提供する。 【構成】 この発明は、走行する像担持体に対向し、該
像担持体側に開口を有するクリ−ナ−ハウジングと、該
クリ−ナ−ハウジングの開口の一部をふさぎ、端部が前
記像担持体表面に当接するように配設されたクリ−ニン
グブレ−ドと、前記像担持体の走行方向にみて、前記ク
リ−ニングブレ−ドより上流側の位置であって、前記ク
リ−ナハウジング内に設けられ、前記クリ−ニングブレ
−ドにより除去されたトナ−を捕捉し、前記クリ−ナ−
ハウジング内に搬送するクリ−ニングロ−ラと、一方の
端部が前記クリ−ニングロ−ラに当接し、他方の端部が
クリ−ニングハウジングに固定され、前記クリ−ニング
ロ−ラとの協働で前記クリ−ナ−ハウジングの開口をふ
さぐスクレ−パとを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、マイ
クロ機器、レ−ザビ−ムプリンタ等の画像形成装置に適
用されるクリ−ニング装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】像担持体表面に形成したトナ−像を、紙
等の転写材に転写する工程を繰り返す電子写真複写機等
の画像形成装置においては、転写工程終了ごとに、転写
時に転写に寄与せず像担持体に残る残留トナ−や紙粉等
の異物を除去するクリ−ニング装置を配設することが良
質の画像を得るための必須要件である。

【０００３】従来から広く実用されている回転円筒状の
像担持体を用いた画像形成装置に配したクリ−ニング装
置においては、像担持体の走行方向にみて上流側にファ
−ブラシロ−ラ、磁気ロ−ラなどのクリ−ニングロ−ラ
を配して、主に紙粉等の異物を除去し、下流側に配した
クリ−ニングブレ−ドで残留トナ−を除去する。さら
に、クリ−ニングロ−ラ及びクリ−ニングブレ−ドで除
去された像担持体表面上の紙粉等の異物やトナ−を、ク
リ−ニングロ−ラで捕集搬送し、このクリ−ニングロ−
ラにスクレ−パを当接させて、この捕集搬送される紙粉
等の異物やトナ−を除去する。

【０００４】スクレ−パによって除去されたトナ−や紙
粉等の異物は、クリ−ニング装置内に設けられたトナ−
溜りに蓄積し、このトナ−溜りが除去されたトナ−や紙
粉等の異物で満杯になった時点で、クリ−ニング装置を
新しいものに交換する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のクリ−ニング装置においては、クリ−ニング装置
を交換する際に、クリ−ニング装置のクリ−ニングブレ
−ドとクリ−ニングロ−ラの間から、トナ−溜りに蓄積
されたトナ−、紙粉等の異物がこぼれてしまい、画像形
成装置本体を汚してしまうという問題があった。

【０００６】本発明の目的は、上記した従来技術の実情
に鑑みてなされたもので、クリ−ニング装置を交換する
際に、画像形成装置本体を汚すことなく交換できるクリ
−ニング装置を提供することにある。

【課題を解決するための手段】

【０００７】上記の目的を達成するために、この発明で
は、走行する像担持体に対向し、該像担持体側に開口を
有するクリ−ナ−ハウジングと、該クリ−ナ−ハウジン
グの開口の一部をふさぎ、端部が前記像担持体表面に当
接するように配設されたクリ−ニングブレ−ドと、前記
像担持体の走行方向にみて、前記クリ−ニングブレ−ド
より上流側の位置であって、前記クリ−ナハウジング内
に設けられ、前記クリ−ニングブレ−ドにより除去され
たトナ−を捕捉し、前記クリ−ナ−ハウジング内に搬送
するクリ−ニングロ−ラと、一方の端部が前記クリ−ニ
ングロ−ラに当接し、他方の端部がクリ−ニングハウジ
ングに固定され、前記クリ−ニングロ−ラとの協働で前
記クリ−ナ−ハウジングの開口をふさぐスクレ−パとを
有する構成としたものである。

【作用】

【０００８】この発明においては、クリ−ニングハウジ
ングの開口を、一方の端部がクリ−ニングロ−ラに当接
し、他方の端部がクリ−ニングロ−ラに固定されたスク
レ−パによってふさぐようにしたものである。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
具体的に説明する。図１は、本発明の実施例を適用し得
る電子写真複写機の概略図である。

【００１０】図において、１は感光体ドラムで、２の帯
電器により一様に帯電された後、像露光３によって静電
潜像が形成される。この潜像は、トナ−を用いる現像手
段４により顕像化され、この顕像化されたトナ−画像は
転写帯電器６によって転写材５に転写される。転写像を
得た転写材５は、分離帯電器７によって感光体ドラム１
から分離される。ここで転写されずに感光体ドラム１表
面に残留したトナ−や、感光体ドラム１表面に付着した
紙粉等の異物は、クリ−ニング装置８により除去され、
次の工程に備える。

【００１１】本実施例によるクリ−ニング装置８は、第
２図に示すように構成されている。図中８１は、クリ−
ニングハウジングで、感光体ドラム１に対向する側に開
口を有し、内部にトナ−溜り８５を有するものである。
このクリ−ニングハウジング８１の開口を有する側に、
クリ−ニングブレ−ド８２が、該ブレ−ド８２を支持す
る支持部材８６ａを介して、該ブレ−ド８２の一端が感
光体ドラム１表面に当接するように設けられている。こ
のクリ−ニングブレ−ド８２とクリ−ニングハウジング
８１との間には、磁気ロ−ラ８３が設けられている。一
方の端部が磁気ロ−ラ８３に当接し、他方の端部がクリ
−ニングハウジング８１に固定されるスクレ−パ８４
が、クリ−ニングハウジング８１の開口に通じるクリ−
ニングブレ−ド８２と磁気ロ−ラ８３との隙間をふさぐ
ように、クリ−ニングハウジング８１内に設けられてい
る。尚、スクレ−パ８４は、このスクレ−パ８４をクリ
−ニングハウジング８１内に固定する固定部材８６ｂを
介して取付けられている。

【００１２】ところで、前述の画像転写時にはトナ−の
すべてが転写材５に転写するわけではなく、一部は感光
体ドラム１上に残留する。この残留トナ−はクリ−ニン
グ装置８へと送られ、ここで、クリ−ニングブレ−ド８
２によって掻き落される。この掻き落されたトナ−は、
磁気ロ−ラ８３の回転により該ロ−ラ８３に捕集され、
クリ−ニングハウジング８１内に搬送される。この搬送
されたトナ−は、磁気ロ−ラ８３からスクレ−パ８４に
よって掻き落され、トナ−溜り８５に回収される。この
トナ−溜り８５が回収されたトナ−で満杯になった時点
で、クリ−ニング装置８を取り外して新しいものに交換
する。前述したように、スクレ−パ８４を、クリ−ニン
グハウジング８１の開口に通じるクリ−ニングブレ−ド
８２と磁気ロ−ラ８３の隙間をふさぐように設けている
ので、クリ−ニング装置８を感光体ドラム１から取り外
す際に、トナ−溜り８５に回収されたトナ−が、クリ−
ニングハウジングの開口からこぼれることがない。

【００１３】尚、クリ−ニング装置８を像担持体に取付
ける位置は、像担持体１の頂点近傍から像担持体１の走
行方向にみて下流側に取付けるのがよい。このように取
付けることにより、トナ−溜り８５が、磁気ロ−ラ８３
とスクレ−パ８４との当接部より下方に位置することに
なり、重力を利用して、除去されたトナ−を効率良く回
収することができる。

【００１４】また、図３に示すように、スクレ−パは、
磁気ロ−ラ８３に当接する端部のエッジ８４ｂを磁気ロ
−ラ８３に当接させずに、その近傍のひとつの面８４ａ
にシリコンゴム、ウレタンゴム等の弾性材料で形成した
フェルト様のパッド８７を取付けたものを該ロ−ラ８３
に圧接させる構成のものを使用してもよい。このスクレ
−パを用いることにより、スクレ−パを磁気ロ−ラ８３
に取付ける際の取り付け位置精度をラフにすることがで
き、スクレ−パを取り付ける際の作業を簡単に行なうこ
とができる。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スクレ−パを、クリ−ニングハウジングの開口に通
じるクリ−ニングブレ−ドと磁気ロ−ラの隙間をふさぐ
ように設けているので、クリ−ニング装置を像担持体か
ら取り外す際に、トナ−溜りに回収されたトナ−が、ク
リ−ニングハウジングの開口からこぼれることがないの
で、クリ−ニング装置を交換する際に、画像形成装置本
体を汚してしまうことを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を適用し得る電子写真複写機の
要部側断面図。

【図２】本発明の実施例におけるクリ−ニング装置の構
成を示す側断面図。

【図３】本発明に利用できるクリ−ニング装置の構成を
示す側断面図。

【符号の説明】

１ 像担持体 ２ 帯電器 ３ 露光装置 ４ 現像装置 ５ 転写材 ７ 分離帯電器 ８ クリ−ニング装置 ８１ クリ−ニングハウジング ８２ クリ−ニングブレ−ド ８３ 磁気ロ−ラ ８４ スクレ−パ ８５ トナ−溜り ８６ａ，８６ｂ 支持部材 ８７ パッド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 走行する像担持体に対向し、該像担持体
   側に開口を有するクリ−ナ−ハウジングと、該クリ−ナ
   −ハウジングの開口の一部をふさぎ、端部が前記像担持
   体表面に当接するように配設されたクリ−ニングブレ−
   ドと、前記像担持体の走行方向にみて、前記クリ−ニン
   グブレ−ドより上流側の位置であって、前記クリ−ナハ
   ウジング内に設けられ、前記クリ−ニングブレ−ドによ
   り除去されたトナ−を捕捉し、前記クリ−ナ−ハウジン
   グ内に搬送するクリ−ニングロ−ラと、一方の端部が前
   記クリ−ニングロ−ラに当接し、他方の端部がクリ−ニ
   ングハウジングに固定され、前記クリ−ニングロ−ラと
   の協働で前記クリ−ナ−ハウジングの開口をふさぐスク
   レ−パとを有することを特徴とするクリ−ニング装置。