JPH077109Y2 - チャック装置 - Google Patents

チャック装置

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JPH077109Y2
JPH077109Y2 JP1989122636U JP12263689U JPH077109Y2 JP H077109 Y2 JPH077109 Y2 JP H077109Y2 JP 1989122636 U JP1989122636 U JP 1989122636U JP 12263689 U JP12263689 U JP 12263689U JP H077109 Y2 JPH077109 Y2 JP H077109Y2
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JP
Japan
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claw
chuck
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pawl
chuck device
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JP1989122636U
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JPH0362790U (ja
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富雄 扇原
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はチャック装置に関し、特に、物品を把持する
一対の爪を有するチャック装置の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来この種のチャック装置として、第3図に示すような
左右連動方式のチャック装置と、第4図に示すような片
側開閉方式のチャック装置が知られている。また、特開
昭62-28190号公報には第5図に示すような一方が進退動
するとともに他方が該進退動に連動して搖動する開閉方
式(以下、進退−搖動連動方式と称す。)のチャック装
置が開示されている。
この内、第3図に示す左右連動方式のものは、昇降及び
回転可能な軸1に装着されるチャック本体2の左右両端
に伸縮移動するロッド3を介して左右の爪4,5を設けた
ので、ロッド3を図中矢印で示す方向に収縮移動させて
左右の爪4,5により部品6を把持するようにしたもので
ある。
また、第4図に示す片側開閉方式のものは、チャック本
体2の一端2aに固定爪7を設け、他端部に固定爪7に対
して進退移動可能な移動爪8を設けたもので、移動爪8
を図中矢印で示すように固定爪7に向って移動させるこ
とにより、部品6を把持するようにしたものである。ま
た、第5図に示す特開昭62-28190号公報に開示された進
退−搖動連動方式のチャック装置は、チャック本体50に
支軸51によって搖動可能に枢着された搖動爪52と、チャ
ック本体50のガイドブロック53にて挟装されロッド54下
端に配されたカムローラ55をカムプレート56にて昇降動
させることにより昇降動するスライダー57に固定され直
線的に進退動可能な進退動爪58と、によって構成される
とともに前記進退動爪58の進退動に連動するようにスラ
イダー57に取着された当接部材のローラ60を介して付勢
されたばね59の弾発力に抗して搖動爪52が搖動し、種々
の大きさの物品Gと把持するように構成されたものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第3図に示す左右連動方式のチャック装
置においては、左右の爪4,5のストローク範囲内で長さ
の異なる部品6の把持に対応できるが、部品6のセンタ
を基準とするため、チャック装置の前後の部品6の加工
工程において搬送コンベアもセンタ基準としなければな
らないという問題点があった。
また、第4図に示す片側開閉方式のチャック装置におい
ては、片側を基準として部品6の長さの変化に対応させ
るため、両側移動方式に比べて有利であるが、この片側
開閉方式においては、チャック装置を下降する際、固定
爪7と部品6との間にクリアランスCを設ける必要があ
り、部品6の把持時にこのクリアランスC分だけ部品6
を移動爪8で動かしてしまうことになる。
したがって、部品6がICのような部品であれば外部接続
端子を不用意に折り曲げてしまい商品価値を損ねてしま
うという問題点があった。
この問題を解決するためにチャック下降時に固定爪7を
部品端部に接触するまで移動させ、クリアランスCをな
くしてから部品6を把持する方法が考えられるが、この
方法ではそのための機構が複雑となるという問題点があ
った。また、第5図に示す進退一搖動連動方式のチャッ
ク装置においては、搖動可能な搖動爪52が単にばね59に
よって閉じる方向へ付勢されており、進退動する進退動
爪58の開く方向の直線動でばね59の弾発力に抗して開く
方向へ搖動し、進退動爪58の閉じる方向の直線動でばね
59の復元力で閉じる方向へ搖動する仕組みとなっている
に過ぎず、搖動爪52は物品Gの大きさに応じて当接する
まで搖動するのであって把持状態は握持と言うべきもの
である。
したがって、把持されるべき物品Gが所定の大きさより
も小さい場合は搖動爪52の物品Gに接する当接面61がチ
ャック本体50に直角状態となった場合から更に搖動した
状態で把持し、物品Gが所定の大きさよりも大きい場合
は搖動爪52の物品Gに接する当接面61がチャック本体50
に対して直角状態となる前のやや開いた状態で挟持する
ことになる。即ち、搖動爪52の当接面61のチャック本体
50に対する角度は一定しない。
この点、特に直方体形状の物品(例えばICのような電子
部品)はチャック本体50に対して直角状の爪によって平
行に当接して把持することが物品を傷付けないようにす
る必要と基準位置出しを行うという意味から望ましく、
上記チャック機構では管球部品に対するチャック装置と
しては有効であっても外部接続端子を備えた電子部品等
のチャック装置としては不向きであるという問題点があ
った。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡
単な機構で確実に部品の把持を行えるようにしたチャッ
ク装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、チャック本体
の一端部に搖動可能に枢着された第1の爪と、他端部に
前記第1の爪に向って進退可能な第2の爪と、によって
構成されるとともに前記第2の爪の進退動に連動して第
1の爪が付勢された弾発力に抗して搖動する機構が設け
られたチャック装置において、チャック本体を直線移動
及び回転移動可能な軸に装着するとともに、前記第2の
爪の第1の爪方向への近接移動に伴い第1の爪が弾発力
に抗して把持側方向へチャック本体に対して直角状とな
るまで移動し、該直角状となった第1の爪と更に近接移
動する第2の爪によって部品に対し平行に当接してこれ
を把持するチャック構造となしたものである。
この考案において、上記伝達手段は第2の爪の進退移動
に伴って第1の爪を揺動させるものであれば任意のもの
でよく、例えば第2の爪に設けられる駆動カム部と第1
の爪に設けられる従動部とから成るカム機構で構成する
ことができる。
また、伝達手段の別の構造として、リンク機構やラック
とピニオン等の他、例えば第1及び第2の爪に互いに反
発する同極性のマグネット部材を用いることもできる。
(作用) 上記のように構成することにより、部品が置かれた部位
にチャックを下降及び又は回転移動させた後、第2の爪
を第1の爪に向って移動させると、伝達手段が作動して
第1の爪が把持側にチャック本体に対して直角状になる
まで搖動し、第1の爪と第2の爪が共働して部品を平行
に把持することができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案のチャック装置9の斜視図が示されてい
る。
この実施例のチャック装置9は、直線移動及び回転移動
可能な軸10に装着されるブロック状のチャック本体12
と、このチャック本体12の一端部に枢支ピン14をもって
一端が枢着される揺動可能な第1の爪16と、チャック本
体12の他端部において第1の爪16に向って進退可能に配
設される第2の爪18と、第1の爪16と第2の爪18との間
に介在されて第2の爪18の進退移動を第1の爪16の揺動
に変換する伝達手段20とで主要部が構成されている。
第1の爪16はチャック本体12の一端の両側に取付けられ
る一対のブラケット22a,22bに架設される枢支ピン14を
もって揺動可能に枢着されると共に、チャック本体12の
端面に突設されるばね受け用ブラケット24と第1の爪16
の外側面に突設されるばね受け用ブラケット26に張着さ
れた復元ばね28によって常時開放方向すなわち部品Aの
把持と逆方向に弾発力が付勢されている。
第2の爪18は、チャック本体12の側方に取り付けられた
スライドガイド30に沿って案内されるスライド板32と、
このスライド板32の下面に垂直状に突設される板状爪片
34とで構成されており、図示しないシリンダ等の駆動手
段によってスライド板32が第1の爪16に対して進退移動
し得るように構成されている。
伝達手段20は、第2の爪18のスライド板32の側方に設け
られており、第1の爪16に向って下り勾配のカム面36を
有す駆動カム部38と、この駆動カム部38のカム面36に係
合する従動部であるベアリング40とで構成されている。
ベアリング40は一端が枢支ピン14に固着される作動アー
ム42の他端部にピン44をもって回転自在に装着されてお
り、かつ、復元ばね28の弾発力によって常時駆動カム部
38のカム面36に接触係合されるように構成されている。
次に、上記のように構成される本実施例に係わるチャッ
ク装置9の作動態様を第2図(a)〜(c)を参照して
説明する。
まず、第2図(a)に示すように、軸10を下降及び回転
させてチャック本体12を部品Aが置かれたテーブルB上
に移動させる。
次に、第2図(b)に示すように、スライド板32を移動
させて第2の爪18を第1の爪16に近接移動させることに
より、駆動カム部38のカム面36に接触するベアリング40
がカム面36に沿って上昇して作動アーム42が上方へ回転
し、この作動アーム42の回転に伴って第1の爪16が復元
ばね28の弾発力に抗して把持側方向へ回転することにな
る。
この第1の爪16の回転はベアリング40がカム面36の頂部
に達した時点で停止し、チャック本体12に対して直角状
となって第1の爪16が部品Aに接触する。
更に、第2の爪18を移動させると、2図(c)に示すよ
うに、第1の爪16はチャック本体12に対して直角状とな
った状態のまま、第2の爪18が更に近接移動して両爪の
当接面が部品Aに対して平行に当接して把持する。
したがって、第2の爪18のストローク範囲から第1の爪
16の回転ストローク分を除いた範囲内の部品Aの長さに
対応することができる。
また、部品Aの把持状態を解放するには、上述した把持
動作の逆動作を行えばよく、この際、第1の爪16は復元
ばね28の弾発力によって初期位置に復元されることにな
る。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案のチャック装置は上記の
ように構成されているので、以下に記載するような効果
が得られる。
第1の爪がチャック本体に対して直角状となるま回転
変位し、第2の爪が更に直線変位して第1の爪と共働し
て当接面が部品に対して平行に当接するため、部品を移
動させること無く、且つ傷付けずに確実に把持すること
ができるという優れた効果を有する。
第2の爪の進退移動により第1の爪を開閉させるた
め、簡単な機構により部品を把持することができ、さら
に、部品の長さの変化に対応させることができるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のチャック装置の斜視図、 第2図(a)〜(c)は本考案のチャック装置の作動態
様を示す側面図、 第3図は従来の左右連動方式のチャック装置の側面図、 第4図は従来の片側開閉方式のチャック装置の側面図で
ある。第5図は従来の進退一搖動連動方式のチャック装
置の側面図である。 9……チャック装置、10……軸、12……チャック本体、
16……第1の爪、18……第2の爪、20……伝達手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャック本体の一端部に揺動可能に枢着さ
    れた第1の爪と、他端部に前記第1の爪に向って進退可
    能な第2の爪と、によって構成されるとともに前記第2
    の爪の進退動に連動して第1の爪が付勢された弾発力に
    抗して揺動する機構が設けられたチャック装置におい
    て、 チャック本体を直線移動及び回転移動可能な軸に装着す
    るとともに、前記第2の爪の第1の爪方向への近接移動
    に伴い第1の爪が弾発力に抗して把持側方向へチャック
    本体に対して直角状となるまで揺動し、該直角状となっ
    た第1の爪と更に近接移動する第2の爪によって部品に
    対し平行に当接してこれを把持することを特徴とするチ
    ャック装置。
JP1989122636U 1989-10-19 1989-10-19 チャック装置 Expired - Lifetime JPH077109Y2 (ja)

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JPH0362790U JPH0362790U (ja) 1991-06-19
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5648116B2 (ja) * 2013-11-15 2015-01-07 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体処理システム
JP6302340B2 (ja) * 2014-04-23 2018-03-28 Thk株式会社 把持装置

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JPS6228190A (ja) * 1985-07-31 1987-02-06 株式会社東芝 チヤツク装置

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JPH0362790U (ja) 1991-06-19

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