JPH076544Y2 - 差信号測定器 - Google Patents

差信号測定器

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JPH076544Y2
JPH076544Y2 JP2414988U JP2414988U JPH076544Y2 JP H076544 Y2 JPH076544 Y2 JP H076544Y2 JP 2414988 U JP2414988 U JP 2414988U JP 2414988 U JP2414988 U JP 2414988U JP H076544 Y2 JPH076544 Y2 JP H076544Y2
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difference
signal
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scanner
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JP2414988U
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JPH01128183U (ja
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敏秋 塚田
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はLSIテスタ等で要求される多数チャネル間の差
信号を高精度,安価,かつ簡単な構成で測定する手段に
関するものである。
〔従来の技術〕
LSI等は多数の出力端子ピンがあるが、このLSIの良否を
判別する上において、検査対象のLSI(以下、DUTと記
す。DUT:Device Uuder Test)の各出力端子から出力さ
れる信号間の例えば電圧差を調べることで、良否判別に
役立てる場合がある。
第3図は、従来のLSIテスタに用いられる差信号測定器
の構成例を示す図である。同図において、DUT1からは複
数チャネルの信号(ch1,ch2,…)が出力されている。任
意のチャネル信号間の差電圧を測定するためには、従来
は第3図のように2組のスキャナ10,11と差動増幅器12
が必要であった。
その理由を第2図を用いて説明する。一般にLSIの各チ
ャネル信号には、第2図に示すようにコモンモード・ノ
イズNCが重畳されている。従って、もし1組のスキャナ
しか備えていないと、例えばch3信号とch4信号を同時刻
にサンプリングすることができない。即ち、交互にサン
プリングすることになる。同時刻にサンプリングできな
いと、各測定値に含まれているコモンモード・ノイズ成
分NCの電圧レベルが刻々と変化しているので、各サンプ
リングごとのデータについて差演算を行なっても正しい
差電圧を求めたことにならない。第2図で説明すると、
ch3信号のデータD31とch4信号のデータD41の差演算は、
同図に示す正しい差電圧VAとはならない。
以上の理由から従来は2つのスキャナと差動増幅器を備
えていた。2つのスキャナ10,11は、各信号線にそれぞ
れ接続されたスイッチ素子を有し、図示していない制御
機器からのコントロール信号によりどれか1つの信号線
の電圧を選択して取出し差動増幅器12の一方の入力端子
に導くことができる。従って、例えばch1とch2の差電圧
を得ようとする場合は、それぞれのスキャナ10,11の所
定のスイッチ素子がオンとなるように制御すれば、DUT1
から同時刻に出力された信号同士を差動増幅器12へ取込
むことができる。その後AD変換器3でデジタルデータへ
変換し、図示していない各種データ処理回路へ転送され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上のような従来の差信号測定器は、2組のスキャナと
差動増幅器が必要であり、部品点数が多くまた高価とな
る課題がある。
本考案の目的は、従来例と比較してスキャナ1個と差動
増幅器を必要としない差信号測定器を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記課題を解決するために 複数本の信号線を導入し、各信号線間の電気量の差を測
定する装置において、 各信号線にそれぞれ接続されたスイッチ素子を有し、任
意の2つの信号線の電気量を交互に繰返してサンプリン
グすることができるスキャナと、 前記スキャナの出力をデジタル信号のデータ(D31,D41,
D32,D42,…)へ変換するAD変換器と、 前記AD変換器のデータをそれぞれ記憶し、このデータか
ら2つの信号線の電気量の差の平均値を算出するコント
ローラと、 を備えるようにしたものである。
〔作用〕
本考案では1個のスキャナを用いて交互にサンプリング
された電気量に基づくデータを一旦保存し、例えばこれ
の差演算を複数回行なうと共に、その結果得られた複数
個の値を更に平均演算して電気量の差の平均を算出する
コントローラを備えている。従って差動増幅器は必要と
せず、スキャナも1個で良い。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案を詳しく説明する。
第1図は本考案に係る差信号測定器の一実施例を示す
図、第2図は第1図装置におけるチャネル信号の様子を
示す図である。
第1図において、1はDUTであり第3図で説明したと同
様に複数の信号(ch1,ch2,…)を出力する。
2はスキャナであり、DUTからの信号線にそれぞれ接続
されたスイッチ素子(SW1,SW2,…)を有している。そし
て例えば後述するコントローラの制御により任意の2つ
の信号線の電気量を交互に繰返してサンプリングして次
段に取出すことができる。
3はAD変換器であり、スキャナ2の出力をデジタル信号
のデータ(D31,D41,D32,D42,…)へ変換するものであ
る。
4はコントローラであり、AD変換器3の出力データをそ
れぞれ記憶し、このデータから2つの信号線の電気量の
差の平均値を算出するものである。電気量の差の平均値
を算出する手段は幾つかあるが、例えば、前記交互にサ
ンプリングされた電気量に基づくAD変換器3のデータの
差演算を複数回行なうと共に、その結果得られた複数個
の値を更に平均演算して電気量の差の平均を算出する方
法がある。この場合は、コントローラ4はAD変換器3か
ら導入したデータ及び差演算した値を一旦記憶するメモ
リと、差演算部と、平均演算部と、を有している。もち
ろんコントローラ4の構成は差の平均値を得ることがで
きればどのようなものであっても良い。
以上のように構成された第1図装置の動作を第2図を参
照しながら説明する。
例えばch3信号とch4信号の差電圧(電圧に限定するもの
ではない)を得る動作を説明する。ch3とch4の信号には
第2図に示すようにコモンモード・ノイズNCが重畳され
ている。コントローラ4からの制御により、スキャナ2
のスイッチ素子SW3とSW4は交互にオン・オフをn回繰返
す。従って、AD変換器3からは第2図に示すようなデジ
タルデータD31→D41→D32→D42→D33→…→D3n→D4nが
順に出力される。そして、これらのデジタルデータD31,
D41,D32,D42,D33,…,D3n,D4nはコントローラ4に内蔵さ
れているメモリに一旦格納される。
その後、(1)式又は(2)式に示す演算をコントロー
ラ4にて行い、2つの信号ch3とch4の差電圧の平均値VA
を得る。
この(1)式の方法は、ch3とch4のデータ(第2図参
照)の総和をそれぞれ得て、これの差を求め、これを繰
返し回数nで除算したものである。
この(2)式の方法は交互にサンプリングされた電気量
に基づくAD変換器のデータの差演算をn回行なうと共
に、その結果得られたn個の値を更に平均演算してVA
求めるようにしたものである。
なお、上述では電気量の差として差電圧で説明したが、
これに限らず電気信号として取込みAD変換できる信号
(例えば電流値,抵抗値,周波数値等)であればどのよ
うなものでもでも良い。
また、2チャネル間と限定せず、より多数点のシーケン
シャル測定を行い、測定点間の差計算を行なうこともで
きる。
〔本考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば従来手段と比べてスキ
ャナを1個と差動増幅器1個を必要とすることなく、差
信号を測定することができ、安価かつ簡単な構成の差信
号測定器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る差信号測定器の一実施例を示す
図、第2図は第1図装置におけるチャネル信号の様子を
示す図、第3図は従来の構成例を示す図である。 1……DUT、2……スキャナ、3……AD変換器、4……
コントローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の信号線を導入し、各信号線間の電
    気量の差を測定する装置において、 各信号線にそれぞれ接続されたスイッチ素子を有し、任
    意の2つの信号線の電気量を交互に繰返してサンプリン
    グすることができるスキャナと、 前記スキャナの出力をデジタル信号のデータ(D31,D41,
    D32,D42,…)へ変換するAD変換器と、 前記AD変換器のデータをそれぞれ記憶し、このデータか
    ら2つの信号線の電気量の差の平均値を算出するコント
    ローラと、 を備えたことを特徴とする差信号測定器。
JP2414988U 1988-02-25 1988-02-25 差信号測定器 Expired - Lifetime JPH076544Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2414988U JPH076544Y2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 差信号測定器

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JP2414988U JPH076544Y2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 差信号測定器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01128183U JPH01128183U (ja) 1989-09-01
JPH076544Y2 true JPH076544Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31243748

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