JPH0759308A - 外溝ステーターの巻線機 - Google Patents

外溝ステーターの巻線機

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JPH0759308A
JPH0759308A JP21899493A JP21899493A JPH0759308A JP H0759308 A JPH0759308 A JP H0759308A JP 21899493 A JP21899493 A JP 21899493A JP 21899493 A JP21899493 A JP 21899493A JP H0759308 A JPH0759308 A JP H0759308A
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JP
Japan
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shaft
fryer
guide member
winding machine
axial direction
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JP21899493A
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Masato Kamei
真人 亀井
Tetsuo Koizumi
哲郎 小泉
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Kamei Machine Project Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の巻線機で極の間隔や極の断面寸法など
が異なる複数種の外溝ステータの巻線を行う。 【構成】 中空の回転軸5に回転体1が取付けられ、回
転体1に支軸16により保持体13が揺動可能に枢支さ
れる。回転体1に設けた支軸16を曲率中心とする円弧
状のガイド溝10に調整部ネジ14cを挿入し、ナット
14aをネジ込み、支軸16を支点として、保持体13
を揺動して所定の傾斜角に設定したうえ、調整部ネジ1
4cを回転体1の側面に締付ける。先端にノズル8を有
するフライヤー軸19は、その軸線方向に前後移動自在
に支持される。回転軸5に挿入し、その端部から突出さ
せ、かつ軸線方向に前後移動自在な作動軸6の先端に、
第1案内部材11aを固定する。これにスライド自在に
組合わされた第2案内部材11bを、ピン20を介して
フライヤー軸19に枢結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外溝ステーターの巻線
機に係り、特に外溝ステーターの電気子鉄心の極に電線
を整列して巻線する際に、極数が異なる別の電気子鉄心
に巻線する場合にも、巻線機の一部を調整することによ
り同一の巻線機で対応できる外溝ステーターの巻線機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】外溝ステーターの巻線機は、先端にノズ
ルを有するフライヤー軸が回転軸に取付けられて回転す
る回転体に設けられている。しかも、このフライヤー軸
は、前記回転軸の軸線に対して傾斜して取付けられてい
ると共に、フライヤー軸自体がその軸線に沿って前後移
動できるように構成されている。そして、このフライヤ
ー軸が前記回転体の回転軸を回転軸線とする円錐運動を
行い、かつフライヤー軸の軸線に沿って前後移動を行う
とき、ノズルの先端から導出された電線(コイル)を電
気子鉄心の極の内端から外端に亘って整列して巻き付け
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の巻線機
は構造が複雑なため、装置が大型化した。しかも、極数
が異なる別の電気子鉄心に巻線する場合は、フライヤー
軸の円錐運動の傾斜角が異なるため、これに合わせた傾
斜角を有する別のフライヤー軸と交換しなければなら
ず、その交換作業に面倒な手間と時間がかかった。場合
によっては、巻線機の機構を別設計にしなければならな
かった。
【0004】また、複数枚の電気子鉄心を積層するステ
ーターの積層厚みが異なる場合も、フライヤー軸の傾斜
角の微調整が必要なことがあり、従来の巻線機は簡易な
傾斜角可変装置が無いため、傾斜角の微調整が非常に困
難であった。さらに、巻線機の各装置が大きく、かつ複
雑なため、可動部の回転モーメントの不均衡が生じ易
く、そのためフライヤー軸の高速回転には不適当であ
り、かつ駆動装置として大きな力のモーターが必要であ
った。
【0005】本発明は、従来の巻線機の欠点を改良し、
極数の異なる外溝ステーターの巻線作業に切り替えたと
き、その他、フライヤー軸の傾斜角の微調整が必要な場
合などに於いて、それに対応してフライヤー軸の傾斜角
度を簡単に変換できる機構と、その変換が機械の内部機
構に影響しない構造の動力伝達機構を具備した外溝ステ
ーターの巻線機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は先端にノズルを有するフライヤー軸をその
軸線方向に移動可能に、かつ回転体をその回転軸線に対
して傾斜して設け、前記回転軸線のまわりに円錐軌跡を
描いて前記フライヤー軸を回転させるようにした外溝ス
テーターの巻線機において、前記フライヤー軸をその軸
線方向に移動可能に支持する保持体を設け、この保持体
をフライヤー軸の軸線と直交する方向に設けた支軸を介
して、回転体に傾斜角調整可能に取付けたことを特徴と
するものである。
【0007】また、本発明において、保持体は回転体に
形成された溝部に嵌合され、かつ支軸を介して溝部の両
側壁に揺動可能に支持され、この支軸と離れて保持体に
設けられた傾斜角位置決め部材が支軸を曲率中心とする
円弧状のガイド溝に挿入され、フライヤー軸をその軸線
方向に前後移動させる伝達機構が前記回転体に設けられ
た第1案内部材と、この第1案内部材にスライド自在に
組合わされた第2案内部材とから構成され、この第2案
内部材がフライヤー軸に枢軸を介して結合された構成を
特徴とするものである。
【0008】さらに、本発明において、回転体は中空の
回転軸に取付けられ、第1案内部材は回転軸に挿入さ
れ、中心部に電線を通す軸孔を有すると共に、回転軸か
ら突出し、かつ軸線方向に可動自在な作動軸に設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によると、回転体が回転軸を中心に回転
すると、フライヤー軸が円錐軌跡を描いて回転する。そ
して、保持体をその支軸を介して所望の角度に回動させ
ることにより、前記フライヤー軸を所定の傾斜角に設定
することができる。また、フライヤー軸は保持体に支持
されて、前後移動の伝達機構を構成する第1と第2の案
内部材により軸線方向に前後移動できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は巻線機の主要部であるフライヤー軸の取付け
部の平面図、図2は図1の側面図、図3は正面図、図4
は図1のA−A線断面図、図5は図4のB−B線断面
図、図6は図4のC−C線断面図、図7はフライヤー軸
の取付け部材の分解斜視図である。
【0011】また、図8は巻線機の平面図、図9は図8
の断面図、図10は外溝ステーターとフライヤー軸との
関係を示す説明図、図11は図10の右側面図でフライ
ヤー軸の回転軌跡を示す説明図であり、図12,図13
は極数の異なる2種の外溝ステーターの側面図である。
【0012】まず、図12,図13によって、外溝ステ
ーターについて説明すると、外溝ステーターには、図1
2に示すステーター21と図13に示すステーター21
aのように巻線の巻付部である極22の数やスロット2
2aの形状、大きさが異なる複数種の外溝ステーターが
ある。また、ステーターの側面形状は同じでも、積層鉄
心の枚数が異なり、極の断面が厚い場合と薄い場合等が
ある。これらいずれの場合も、ステーター21,…に巻
線を行うには、フライヤー軸の傾斜角の調整が必要とな
る。
【0013】さらに、図10,図11によって説明する
と、ステーター21の1つの極22をフライヤー軸で巻
線する場合、フライヤー軸の先端のノズル8から電線が
連続して引出されると共に、極22の両側のスロット2
2aの開口部(スロットオープニング)22bを通る円
を底面とし、ステーター21の中心線を頂点とする円錐
面を軌跡とする円錐運動をする。このとき、ノズル8の
中心線の延長と前記円錐運動の回転軸線S1 との交点S
がステーター21の取付中心に位置する。
【0014】しかも、巻線箇所は極22の長さの全体、
つまりスロット22aの底からスロット開口部22bの
内側までの範囲であるから、ノズル8はほぼその間をフ
ライヤー軸の軸線方向に前後移動し、それにより、極2
2の全長に亘り整然と巻線を行う。このノズル8とフラ
イヤー軸の回転運動は載頭円錐面を形成する。
【0015】また、上記の巻線を行う場合、図12,図
13にそれぞれ示すステーター21,21aのように極
数が異なれば、各1極の円周方向の幅が異なるからフラ
イヤー軸の円錐運動の円錐角はおのずから異なり、それ
に対応するよう図10に示すフライヤー軸の傾斜角度α
を変える必要がある。極数が同じでも鉄心の枚数が異な
り、極22の厚みが変わることによっても、フライヤー
軸の傾斜角を変える必要が生じる。本実施例では上記の
場合、フライヤー軸とノズル8の傾斜角を簡単に調整で
きるようになっており、しかも巻線機の他の機構を変更
することなく調整できる構成とされている。
【0016】以下、これら構成を図1〜図7によって順
次説明する。フライヤー軸19を取付ける回転体1は、
中空軸である回転軸5の端部に取付けられている。回転
軸5の内部には、電線23を通す軸孔6aを有する作動
軸6が挿入されており、この作動軸6は回転軸5と同期
回転すると共に、軸線方向には独自に前後移動すること
ができない。
【0017】図4,図5に示すように、回転体1に形成
された嵌合孔1hに回転軸5が挿入され、嵌合孔1hと
直交する方向に形成されたネジ孔2hに嵌合した締付体
2aにスリーブ3を介してボルト2を螺合し、ナット4
を締付けることにより、スリーブ3と締付体2aの外周
で回転軸5の外周を締付けることにより、回転体1が回
転軸5に固着されている。
【0018】回転体1には、前記嵌合孔1hと直交する
方向に貫通して開口1aが設けられており、回転軸5の
先端から軸受け9aを介して突出した作動軸6は開口1
aを横切って伸びて、先端部開口1gに挿入され、回転
体1の外部に突出している。
【0019】作動軸6の他端から軸孔6aに挿入された
電線23は、作動軸6の先端に取付けられたセラミック
などの耐摩耗材からなるアイレット7aから引出された
うえ、フライヤー軸19の先端部に形成された長孔53
を介して、フライヤー軸19の先端に取付けられたノズ
ル8の孔に挿入され、ノズル8の先端から引き出されて
いる。
【0020】フライヤー軸19は、図7に示すように所
定長の軸体であって、このフライヤー軸19は保持体1
3に支持される。この保持体13は、その長手方向にガ
イド孔13aを有すると共に、中間部に上下方向に貫通
する開口13bを有している。そして、フライヤー軸1
9は、開口13bを通過して、そのガイド孔13aにス
ライド自在に挿入されている。
【0021】図7において、11は第1案内部材11a
と第2案内部材11bとをスライド自在に組合わせて構
成されるフライヤー軸19の前後移動伝達機構である。
第1案内部材11aは断面ほぼH形であって、その中間
に貫通孔11cが形成されていて、この貫通孔11cに
作動軸6の先端部6bが挿入されている。第1案内部材
11aの下端から貫通孔11cにかけてネジ穴11dが
開設され、このネジ穴11dに固定ネジ18をネジ込む
ことにより、作動軸6の先端部6bが第1案内部材11
aに固着される。
【0022】また、この前後移動伝達機構11の第2案
内部材11bは、平行な2本のガイド枠11e,11e
が、連結部11fで結合されていて、このガイド枠11
e,11eが、第1案内部材11aの2つの凹部11h
にスライド自在に嵌合されている。第2案内部材11b
の上部において、2本のガイド枠11e,11eの間に
フライヤー軸19が配置され、フライヤー軸19に形成
されたピン孔20aとガイド枠11e,11eの上部に
形成されたピン孔20bに支持ピン20が挿入される。
この支持ピン20が設けられた第2案内部材11bの上
端は、保持台60の開口60bに位置しており、この開
口60bを介して上下動できる。
【0023】上記前後動伝達機構11は、図4に示され
るように回転体1の開口1aに配置される。回転体1の
上部には、図5,図6に示されるように凹溝1dが形成
されていて、フライヤー軸19を前後移動自在に支持す
る保持体13は、この凹溝1dに支軸16を介して揺動
可能に配置される。すなわち、支軸16は植込みボルト
で保持体13の前部両側に植込まれ、凹溝1dの両側壁
1eに形成した軸孔に挿入され、両側壁1eの外側から
支軸16のネジ部に座金15aを介して、ナット15を
ネジ込み固定されている(図1参照)。
【0024】保持体13の他端部には、調整部ネジ14
cが両側から植込まれ、一方、凹溝1dの両側壁1eに
は、支軸16を曲率中心とする円弧状のガイド溝10が
形成されていて、調整部ネジ14cをガイド溝10に遊
嵌したうえ、この調整部ネジ14cに座金14bを介し
て、ナット14aをネジ込み固定している。なお、図示
しないが、調整部ネジ14cとナット14aに変えて一
体になった固定ボルトを保持体13に設けたネジに螺合
してもよい。また、側壁1eには、円孔1cが設けら
れ、保持体13には長孔13cが形成されているが、こ
れら各孔は支持ピン20をピン孔20a,20bに挿入
するための作業窓である。
【0025】したがって、支軸16を支点として保持体
13を適正な角度に調整したうえ、調整部ネジ14cに
ナット14aをネジ込むことにより、フライヤー軸19
の回転軸5に対する傾斜角を容易に微調整することがで
きる。
【0026】次に、これら構成の作用を説明する。回転
軸5を回転することにより、回転体1を介して保持体1
3とフライヤー軸19が一体に回転し、このフライヤー
軸19は、回転軸5を軸線とする円錐運動を行う。この
とき、図10,図11に示すようにノズル8は、外軸ス
テーター21の極22の両側のスロット22aに入り円
運動を行って、極22に電線(コイル)23を巻きつけ
ることができる。
【0027】また、回転軸5の回転と共に、作動軸6が
軸線方向に所定のタイミングで前後移動を行う。それに
伴い、第1案内部材11aと第2案内部材11bが、作
動軸6と一体にその軸線方向に移動する。このとき、フ
ライヤー軸19は、保持体13のガイド13aに沿っ
て、フライヤー軸線方向のみの前後移動が許容される
が、フライヤー軸19は、上記保持体13に支持されて
おり、かつ第2案内部材11bがピン20を介してフラ
イヤー軸19に枢結されているので、第2案内部材11
bの前後移動は、第1案内部材11aに対するスライド
昇降移動(伸縮移動)となり、さらに前記フライヤー軸
19には、フライヤー軸線に沿う前後移動として伝達さ
れる。
【0028】このようにして、フライヤー軸19が円錐
運動を行うと共に、フライヤー軸線に沿う前後移動によ
り、図10,図11に示すように、ノズル8はスロット
22aを介して極22の周囲を回転しながら、この極2
2に電線23を巻付けることができる。さらに、スロッ
ト22aの底からスロット開口部22bに亘って、極2
2の全長部に均等に、かつ整然と電線23を巻付けるこ
とができる。
【0029】さらに、図8,図9によって、前記回転軸
5と作動軸6のそれぞれの動力伝達機構を説明する。各
図において、架台51上に支持枠26が設けられ、この
支持枠26に支持筒25が設けられていて、この支持筒
25には、ベアリング24を介して回転軸5が支持され
ている。回転軸5はスリーブ27とベアリングナット2
8により、支持筒25に対し軸方向にずれ動かないよう
に支持されている。
【0030】架台51の下面には、第1モーター50が
設置されていて、この第1モーター50のプーリ49と
回転軸5にパワーロック30を介して取付けたタイミン
グプーリ29との間に、タイミングベルト48が掛け渡
されている。
【0031】したがって、第1モーター50を駆動する
ことにより、タンミングベルト48を介して回転軸5を
回転させることができる。なお、回転軸5の端部には、
エンコーダ(回転検出器)31が取付けられており、図
示しない回転検出装置によりエンコーダ31の回転を読
みとり、回転軸5の回転駆動を制御できる。
【0032】作動軸6は回転軸5の後端から軸受9bを
介して後方に突出しており、この作動軸6の後端部に軸
受けユニット54が設けられている。この軸受けユニッ
ト54は、回転軸5が回転中に作動軸6を同期して回転
させ、しかも軸線方向に可動自在とするものであり、次
の構成からなる。
【0033】すなわち、作動軸6の段付き部にベアリン
グ34が介装され、このベアリング34がベアリングケ
ース32で保持されている。この左右のベアリング34
間には、スペーサー33が介装され、一方のベアリング
ケース32の外端は、ベアリングナット35で締結され
ている。また、作動軸6の後端には、セラミックなどの
耐摩耗材からなるアイレット7aが取付けられており、
ボビン63から引き出された電線23は、このアイレッ
ト7aを介して作動軸6の軸孔6aを通り、作動軸6の
他端のアイレット7から引き出されている。
【0034】架台51の下面には、第1モーター50と
並設して第2モーター44が設けられている。また、架
台51の上面には、支持台46が設けられ、この支持台
46にボールネジ38が支持されている。つまり、ボー
ルネジ38の一端は、ボールベアリング47によって直
接に、他端はボールベアリング45を支持する軸受け外
筒39を介して支持台46に支持されている。
【0035】軸受け外筒39から突出する軸端には、ナ
ット40を介してタイミングプーリー41が取付けられ
ていて、このタイミングプーリー41と第2モーター4
4のプーリー43との間に、タイミングベルト42が掛
けられている。ボールネジ38には、このボールネジ3
8に沿って往復直進移動できるボールナット37が螺合
しており、このボールナット37と軸受けユニット54
のベアリングケース32とが接続金具36により連結さ
れている。
【0036】したがって、第2モーター44の正逆転に
より、タイミングベルト42と,ボールネジ38を介し
てボールナット37がボールネジ38に沿って移動し、
それと一体に軸受けユニット54を介して作動軸6がそ
の軸線方向に移動できる。
【0037】また、図9に示すように架台51の上面に
は、ステーターの取付台64が設けられている。この取
付台64は、筒状体であって、その筒部に取付け軸64
aが、その昇降位置を自在に決められるように設けられ
ており、取付け軸64aの上端に外溝ステーター21が
水平に取付けられている。
【0038】そして、第1モーター50と第2モーター
44の駆動により、回転軸5と作動軸6を駆動し、ボビ
ン63から引き出された電線23を、作動軸6の軸孔6
aを通してノズル8の先端から引き出すと共に、ノズル
8とフライヤー軸19の円錐運動とフライヤー軸線に沿
う前後移動を行わせて、電線23を外溝ステーター2
1,21aの極22に整然と巻付けることができる。な
お、本発明は前記の実施例に限定されず、各部の構成は
必要に応じて適宜変更することは構わない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の巻線機に
よると、フライヤー軸の傾斜角を調整することにより、
同一の巻線機で極数や極の断面寸法などが異なる各種の
外溝ステーターの巻線を行うことができる。しかもフラ
イヤー軸の傾斜角調整自在な取付け部の構造が簡単であ
り、巻線機の小型化、高速化が可能となる。
【0040】また、回転軸を中空軸とし、電線を通す作
動軸を回転軸内に挿通したことにより、構造が一層簡単
になり、機械の小型化が可能となった。これら回転軸と
作動軸は共に円筒形であるので、巻線機の高速回転にお
いても不均衡による振動が生じない。
【0041】以上のように、本発明によると巻線対象で
ある外溝ステーターの小型化、量産化および多様化の要
求に対応でき、かつ巻線機の小型化と高速化が可能とな
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフライヤー軸の取付け部
の平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の正面図。
【図4】図1のA−A線断面図。
【図5】図4のB−B線断面図。
【図6】図4のC−C線断面図。
【図7】フライヤー軸の取付け部材の斜視図。
【図8】巻線機の平面図。
【図9】図8の断面図。
【図10】外溝ステーターとフライヤー軸との関係を示
す説明図。
【図11】図10の右側面図から見たフライヤー軸の回
転軌跡の説明図。
【図12】外溝ステーターの第1例の側面図。
【図13】外溝ステーターの第2例の側面図。
【符号の説明】
1 回転体 5 回転軸 6 作動軸 8 ノズル 10 ガイド溝 11a 第1案内部材 11b 第2案内部材 13 保持体 14a ナット 14c 調整部ネジ 16 支軸 19 フライヤー軸 20 ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にノズルを有するフライヤー軸をそ
    の軸線方向に移動可能に、かつ前記フライヤー軸を回転
    体の回転軸線に対して傾斜して設け、前記回転軸線のま
    わりに円錐軌跡を描いて前記フライヤー軸を回転させる
    ようにした外溝ステーターの巻線機において、前記フラ
    イヤー軸をその軸線方向に移動可能に支持する保持体を
    設け、この保持体をフライヤー軸の軸線と直交する方向
    に設けた支軸を介して、回転体に傾斜角調整可能に取付
    けたことを特徴とする外溝ステーターの巻線機。
  2. 【請求項2】 保持体は回転体に形成された溝部に嵌合
    され、かつ支軸を介して溝部の両側壁に揺動可能に支持
    され、この支軸と離れて保持体に設けられた傾斜角位置
    決め部材が支軸を曲率中心とする円弧状のガイド溝に挿
    入され、フライヤー軸をその軸線方向に前後移動させる
    伝達機構が前記回転体に設けられた第1案内部材と、こ
    の第1案内部材にスライド自在に組合わされた第2案内
    部材とから構成され、この第2案内部材がフライヤー軸
    に枢軸を介して結合された構成を特徴とする請求項1記
    載の外溝ステーターの巻線機。
  3. 【請求項3】 回転体は中空の回転軸に取付けられ、第
    1案内部材は回転軸に挿入され、中心部に電線を通す軸
    孔を有すると共に、回転軸から突出し、かつ軸線方向に
    可動自在な作動軸に設けられていることを特徴とする請
    求項2記載の外溝ステーターの巻線機。
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