JPH075841B2 - ***物処理用粒状材 - Google Patents

***物処理用粒状材

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JPH075841B2
JPH075841B2 JP1086433A JP8643389A JPH075841B2 JP H075841 B2 JPH075841 B2 JP H075841B2 JP 1086433 A JP1086433 A JP 1086433A JP 8643389 A JP8643389 A JP 8643389A JP H075841 B2 JPH075841 B2 JP H075841B2
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water
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resin
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JP1086433A
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充治 富永
公雄 石原
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フジライト工業株式会社
石原紙業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、老人、病人または家畜、小動物等の液状***
物処理用の粒状材に関し、特に詳しくは便器や排尿個所
に充填しその少量によって大量の液状***物を吸収させ
ることにより目的物を効率よく処理できる吸水性にすぐ
れた粒状材に係るものである。
〔従来の技術〕
従来、ペット、家畜または実験用小動物の液状***物の
処理には、布や紙のシート類を敷くとか、便器に砂を敷
きつめるとかしてここに用便させ、用便後のシート類や
砂等を交換する手段がとられている。
また、排尿意識のある老人、病人では便器(尿器)とと
もに布や紙のおむつが併用されている。これらの手段も
衛生上の問題や取扱い上の問題から、前記小動物用には
ペット砂と称される粒状品が、また老人用には紙おむつ
が、いずれも使い捨てタイプの用品として用いられるよ
うになってきている。
ところで、小動物の便器に敷き詰めるものに代表される
ような使い捨てタイプの液状***物処理材は、パルプま
たは紙粉を成形したものや、無機材料より製造されてい
る。これらのものに例をとれば、***物によって汚され
た部分のみを便器から取除き、その都度その分だけ補充
すれば済むから、一度の使用で全体を取替えなければな
らないシート類と比較するとかなりの便益が得られる。
しかしこれら従来の処理材は、液状***物の殆んどであ
る尿(以下、尿と称する。)を吸収する能力が低く、無
機材料質のもので自重の1〜2倍程度まで、パルプまた
は紙粉を成形したタイプでも自重の10〜20倍程度が吸収
の限度であるため、一度の排尿で吸収飽和して捨てなけ
ればならなくなる量が多くなっている。従って経済性が
著しく改善されるには至らず、特に大型犬とか人間のよ
うに一回に多量の尿を排出する場合には殆んど利用でき
なかった。
次に尿を吸収飽和した部分の処理について考えてみる
と、無機材料質のものは不燃物であるからゴミとしての
処理ができず不衛生になり易い。一方、特公昭54−2494
5号に開示されているような紙を加工したものやパルプ
を成形したタイプのものは、吸収飽和した部分を水洗便
所へ流すことにより処理できるとされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記した特公昭54−24945号に例示されるような従来技
術は、紙やパルプ自体は水溶性または水分散性を有する
が前述したように吸水率が低く、一度に多量のものを水
洗便所に流すと配管を詰まらせる懸念があった。さら
に、紙は水分散性を有するといっても、その中には炭酸
カルシウム、タルクのような紙質改良用の無機物を多く
含んでおり、それを水洗便所に流すと浄化槽や下水処理
場においてスラッジが増大し、処理負荷が大きくなると
いう問題が生じ易かった。
また、人間用として、紙おむつを併用しつつ便器、尿器
を用いるときには、前記の紙またはパルプを成形した処
理材を尿器等に詰めて用いるのは困難であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、このような現況を解除するためになされたも
ので、尿に対する吸収性を著しく改善し、少量の使用で
大量の液状***物(尿)を処理することを可能とした排
泄物処理用粒状材を提案する。
本発明では高吸水性樹脂をパルプ(粉砕品、以下同
様)、紙粉等に対し一定比率で混じて形成し、さらに使
用する高吸水性樹脂については多量の水に会合したとき
に異なる状態となるようにその粒度を何段階かに選別
し、それらを複合して使用することにした。すなわち、
本発明は、 高吸水速度を有し吸水後は高ゲル強度となる粒径75μm
〜1mmの粉末高吸水性樹脂と、吸水後高粘度化する粒径7
4μm以下の微粉末高吸水性樹脂とを組合せた高吸水性
樹脂を乾燥重量で5〜25wt%と、 パルプおよび/または紙粉を乾燥重量で75〜95wt%とを
配合し、 この配合体に水分を含ませて混合し、造粒工程にかけて
得られる、 ***物処理用粒状材である。
本発明では自重の100倍以上の吸水量を有する高吸水性
樹脂を用いる。高分子吸水剤と通称される高吸水性樹脂
は、通常単一の性状となる一定の粉末度で使用し、使い
捨ておむつや生理用品にその例が多くみられる。本発明
では、性状の異なる種種の高吸水性樹脂を混合し、各段
階ごとに求められる特性を順次発現させていく構成とし
た点が新規である。
本発明に用いる高吸水性樹脂は、ポリアクリル酸塩系に
代表される合成ポリマーや、セルロース系の樹脂で、比
較的入手の容易な粒径1mm以下の高吸水性樹脂で、高吸
水速度を有し吸水後は高ゲル強度となる粉末状のもの
と、吸水後に高粘度化する微粉末状のものとを組合せ使
用する。この高吸水性樹脂は、粉末組成分と微粉末組成
分との比較が50:50を中心に、粒状材のサイズに対応し
て一定範囲内に設定することができる。
これらの各粉末度の高吸水性樹脂をパルプ、紙粉または
両者をフィラーとして造粒するとにより吸水経路および
空間を内部に有する状態の粒状体とし、液状***物
(尿)処理用粒状材としたものである。なお、高吸水性
樹脂のみを粒状物としても、その吸水速度は前記本発明
品に比べて著しく遅く、実用に供することはできない。
〔発明の作用・効果〕
高吸水性樹脂は、パルプに対して5〜25wt%とした。高
吸水性樹脂の配合量が多い程、尿の吸収能力は増すが限
度があり、25wt%を超えると尿の吸収に役立つ経路が小
さくなり、著しく吸収速度が下り、尿の実効吸収量はむ
しろ減少する。逆に高吸水性樹脂が5wt%未満であると
半乾式の押出機等においては、樹脂の混合により得られ
る潤滑性が著しく低下し造粒が困難となる。また、フィ
ラーとして用いるパルプまたは紙粉は、それらだけで粒
状体としても水中にあっても組織繊維どうしが絡み合っ
て容易に分散し難い。
本発明の粒状材においては、高吸水性樹脂の介在のため
繊維の絡まりを緩和し、樹脂が吸水し著しく体積を増大
させることにより粒状材自体の崩壊を容易とする。
高吸水性樹脂は粒径74μm以下の微粉末と、粒径105μ
m程度の粉末とを配合している。これらの微粉末と粉末
との配合率は重量比で50:50を中心にして、粒状材の大
きさに応じ一定範囲内に設定できる。粒状材製品の差渡
し径または辺長が5mm程度より大きな粒状体の場合に
は、高吸水性樹脂中に微粉末が占める比率が30〜80wt%
が好ましい。これに比べ粒状材製品の差渡し径または辺
長が3mm程度より小さいときは、微粉末部分が少い方が
よく5〜60wt%の範囲が好ましい。
本発明の粒状材が尿に濡れたときには74μm以下の微粉
末樹脂により増粘作用が起り、粉状材どうしが糊で固め
られたような状態となり、濡れて凝固した部分のみをス
コップ等により容易に便器等から排除できるようにな
る。さらに水洗便所のような多量の水の中では、糊状と
なっていた微粉末樹脂は水に溶解し、粘性は減少しさら
に消滅するから下水をつまらせることはない。
一方、105μm程度の粉末樹脂は、少量の使用で尿の吸
水力を大きくし、また、その吸水速度も速いことから樹
脂の配合割合を少くすることを可能とする。そして吸水
後のゲル強度が高いので、水洗便所等の多量の水の中に
あっても完全に溶解してしまわずゲル状を保ち、糊のよ
うにならないので流動性を低下させることなく、また、
下水の処理施設においても容易に捕集し、排除すること
ができる。さらにゲル強度が高いことはペット類が足で
本発明の粒状材を掻きまぜたりしたときにも本発明粒状
材に吸収された尿が足に付着することがない。
この粒径を特定の分級度合とすることにより、高吸水性
樹脂の機能を使い分ける構成は、樹脂の種類・特性によ
って、選択する粒度または組合せに若干の巾をもたせる
ことができるがその発現する機能は前記の傾向と変らな
い。
このようにして得られる本発明の粒状材は、組成分中の
高吸水性樹脂が尿を吸収した後水洗便所に流すことが可
能となるが、高吸水性樹脂中でも粒径の大きな粉末部分
は粒どうしの接着状態がないので水中で一体化すること
もなく、絡まり合っていたフィラーの繊維組織の解散を
促進するから、パルプまたは紙粉のみでできた粒状物と
異なり、本発明の粒状体は完全に崩壊する。
従って、本発明の***物処理用粒状材は、 (1)使用中の衛生が保たれる、 (2)使用後の処理が簡便で、配管の閉塞等のトラブル
が一切ない、 (3)パルプまたは紙粉等、他産業で生ずる残品を活用
でき経済的である、 等のすぐれた効果がある。
〔実施例〕
以下、本発明の実施の具体例を説明する。
高吸水性樹脂として日本触媒化学工業株式会社製のポリ
アクリル酸塩系樹脂を用い、粒径105μm程度の粉末と
粒径74μm以下の微粉末とを等量(両者とも50wt%)配
合した。フィラーは粉砕したパルプを約30wt%含み、残
部は製紙工場から排出される紙粉および簡易紙おむつ製
造工程で排出されるスクラップ等の活用品を用いた。
これらから、表1に示す混合比、加水量、乾燥時間で粒
状物を製造し、その得られた製品の性状を併せ示した。
加水はスプレーで、高吸水性樹脂とフィラーとの混合体
に散布しながら行い、押出機により造粒した。乾燥は40
〜45℃の緩やかな通気乾燥によった。
No.1,2,3,4,5が本発明例、No.6,7か比較例である。
以上の結果から、高吸水性樹脂量は、製品粒状材の乾燥
重量の75〜25wt%がよく、押出造粒工程においても少な
い加水量で造粒が可能であった。また、水中での崩壊速
度も前記樹脂混合比をもつ本発明例のものがすぐれてい
る。
他の実施例として、表1の樹脂混合比と同じ原料に対
し、スプレーで40wt%の水分を加え、混練しながら約10
00r.p.m.で回転しているディスク上に適下し、その遠心
力により造粒した。得られた粒状材の性状は表1に示す
性状と同じく、本発明例のものが吸水量も大きく、水中
での崩壊時間もきわめて短く、水洗便所での処理に適し
ている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高吸水速度を有し吸水後は高ゲル強度とな
    る粒径75μm〜1mmの粉末高吸水性樹脂と、吸水後高粘
    度化する粒径74μm以下の微粉末高吸水樹脂とを組合せ
    た高吸水性樹脂を乾燥重量で5〜25wt%と、 パルプおよび/または紙粉を乾燥重量で75〜95wt%とを
    配合し、 この配合体に水分を含ませて混合し、造粒工程にかけて
    得られる、 ことを特徴とする***物処理用粒状材。
JP1086433A 1989-04-05 1989-04-05 ***物処理用粒状材 Expired - Lifetime JPH075841B2 (ja)

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JPH02265968A JPH02265968A (ja) 1990-10-30
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