JPH075777Y2 - ポットの上蓋取付け構造 - Google Patents

ポットの上蓋取付け構造

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JPH075777Y2
JPH075777Y2 JP1423188U JP1423188U JPH075777Y2 JP H075777 Y2 JPH075777 Y2 JP H075777Y2 JP 1423188 U JP1423188 U JP 1423188U JP 1423188 U JP1423188 U JP 1423188U JP H075777 Y2 JPH075777 Y2 JP H075777Y2
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JP
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upper lid
mouthpiece
pot
rear side
locking
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JP1423188U
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JPH01118736U (ja
Inventor
茂弘 山中
Original Assignee
ピーコック魔法瓶工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、湯沸と保温とを兼用でき、しかも、希望す
る任意時に保温中の熱湯を再沸騰させることができる沸
騰型電気ポットや、保温機能を備えたエアポットのよう
なポットの上蓋取付け構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述例のポットを構成する容器本体の口金部に対
して上蓋を取付ける場合、ポットの注出口側を前部とす
る口金部の後部側に上蓋の後部側を開閉可能に枢着し、
この上蓋を前部側へ回動して口金部に嵌合した後、上蓋
と口金部との前部側をロックボタン等により固定する。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 このような、従来のポットの上蓋取付け構造は、口金部
に上蓋を円滑に嵌合させるべく、口金部と上蓋との嵌合
部分に若干余裕を持たせているので、嵌合時に上蓋が前
後方向へガタ付きやすく、上蓋裏面の嵌合部分が口金部
内部の嵌合部分に当接して良好な嵌合が行なえない、か
つ上蓋の位置ずれを修正しつつ嵌合させないと、相互の
嵌合が円滑に行なえない問題点を有する。
また、上述の上蓋のガタ付き現象により、口金部と上蓋
との嵌合面に若干の隙間が生じて、ポットの保温機能が
低下すると共に、例えばエア加圧式のエアポットの場
合、この隙間から吹込みエアが漏洩して、内容液の注出
に十分なエア圧をポット内に加圧することができないと
いう問題点を有する。
(ニ)問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するために、この考案のポットの上
蓋取付け構造は、ポットを構成する容器本体の上部に口
金部を形成し、該ポットの注出口側を前部とする口金部
の後部側に上蓋を開閉可能に枢着したポットの上蓋取付
け構造であって、上記口金部の後部側平面に形成した鉤
状係止部に、上蓋の後部側裏面に形成した支軸を係合し
て開閉可能に枢着し、上記鉤状係止部より内側へ所定間
隔を隔てた口金部の後部側平面にがた付き防止用の係止
凹部を、前記上蓋の後部側裏面には上記係止凹部に係止
されるがたつきを阻止用の係止凸部をそれぞれ形成した
構成とする。
(ホ)作用 この考案は、ポットを構成する容器本体の口金部に形成
した鉤状係止部に、上蓋に形成した支軸を係合して開閉
可能に枢着し、この上蓋を前部側へ回動して口金部に嵌
合すると共に、口金部の後部側平面上に形成した係止凹
部に対して上蓋の後部側裏面と形成した係止凸部を係合
して、上蓋の前後方向へのガタ付きを防止する。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、ポットを構成する容器本体の口金部
と、上蓋とにそれぞれ形成された上述の係止凸部と係止
凹部との係合により、上蓋の前後方向へのガタ付きが確
実に防止されて、口金部に対して上蓋を円滑かつ良好な
状態に嵌合させることかできる。
しかも、上述の口金部と上蓋とを正確に合致させてシー
ルするので、ポットの保温機能が損なわれず、貯留した
内容液を一定の温度に保温することができると共に、例
えばエア加圧式のエアポットの場合、エア洩れが確実に
防止され、液注出に充分なエア圧をポット内に加圧する
ことができ、内容液の注出動作が円滑に行える。
(ト)実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は沸騰電気ポットの上蓋取付け構造を示し、第1図
において、このポット1は、有底筒状に形成した容器本
体2の内部にタンク3を内装し、このタンク3の上端に
口金部4を気密状態に固定して構成している。
上述のタンク3は、下方外周壁に装着したヒータ5の加
熱により内溶液を熱湯化し、このタンク3底面に接続し
た注出管6を介して、容器本体2に形成した注出口2aよ
り内容液を注出する。
前述の口金部4には、第2図に示すように、上述の容器
本体2の注出口2a側を前部とする口金部4の後部側に、
開放側を口金部4の中心部に向けて鉤状係止部4aを平面
4b上に形成し、この鉤状係止部4aの開放側であって、鉤
状係止部4aより所定間隔を隔てた口金部4の後部側平面
4b上に軸抜止突起4cを形成すると共に、この口金部4に
嵌合する上蓋7の後部側に軸架した支軸7aを、口金部4
の上部より鉤状係止部4aと軸抜止突起4cとの間に挿入し
て、鉤状係止部4aに支軸7aを係合することで、上蓋7を
口金部4に対して上記支軸7aを中心として回動可能に枢
着している。
さらに、上述の軸抜止突起4cより口金部4の中心部側へ
所定間隔を隔てた後部側平面4b上に係止突起4eを形成
し、軸抜止突起4cと係止突起4eとの間に係止凹部4dを形
成すると共に、前述の口金部4と上蓋7との嵌合時にお
いて、上蓋7の後部側裏面に形成した係止凸部7bを、口
金部4の後部側に係止した係止凹部4dに係合して、上蓋
7の前後方向へのガタ付きを阻止する。
なお、上述の口金部4より上蓋7を取外す場合、各ロッ
クボタン10,10を押圧して各係止片8,8と各フック10a,10
aとを離脱した後、上蓋7を若干上方へ持上げた状態で
前部側へスライドし、口金部4の後部側に形成した凸状
のカム4fに、上蓋7の後部側に形成した凹状のカム7dを
係止して、テコの原理を利用して上蓋7を若干下方へ回
動すると、鉤状係止部4aから支軸7aが外れて上蓋7を取
外すことができる。
一方、口金部4の前部側には左右一対で互いが内面側に
突出する各係止片8,8を形成している。
上述の上蓋7は、前部側に常時スプリング9で外方向に
付勢された左右一対のロックボタン10,10を出没可能に
設け、これらの各ロックボタン10.10の下方に形成した
各フック10a,10aが前述の各係止片8,8と係合すること
で、前述の口金部4と上蓋7を開放不可に固定し、かつ
前述のタンク3の上端開口部を上蓋7下面の気密蓋11に
嵌着係合したシールリング12で気密化する。
この上蓋7には、上面中央部に貫通形成したガイド孔7c
にプッシュ部材13を上下摺動可能に係合し、このプッシ
ュ部材13の内面中央部にポンプ押圧部13aを一体的に形
成して、後述するエアポンプ14の吸気弁15上部に当接し
ている。
上述のエアポンプ14は、例えば軟質の合成樹脂で上下方
向へ伸縮可能な筒状のベローズ16を形成し、このベロー
ズ16の上端開口縁にポンプ上板17を、ベローズ16の下端
開口縁にポンプ下板18をそれぞれ高周波溶着して、その
内部を気密室空間に形成すると共に、このポンプ上板17
とポンプ下板18間にスプリング19を内設して、エアポン
プ14を常時膨張方向に付勢している。
上述のポンプ上板17の中央部には、作動具装着管17aを
下方に向けて垂設し、この作動具装着管17aの上方側に
は、前述の吸気弁15が上下動可能であって、かつ下端に
形成したストッパ片15a,15aで上動を規制した状態に係
合し、この作動具装着管17aの下方側には、弁材20を嵌
着固定した作動具21が上下動可能であって、かつ上端に
形成したフランジ部21aで下動を規制した状態に係合す
ると共に、この吸気弁15と作動具21間にスプリング22を
介設して、吸気弁15を上方向へ、作動具21を下方向へ相
対離間する方向に常時付勢している。
前述の弁材20は、三層の円筒状に形成して周壁に通気溝
20aを形成すると共に、前述のポンプ下板18の中央部に
開口した吹込孔18aに貫通して上下動可能に設け、上段
部に前述の作動具21を嵌着固定している。
上述の弁材20には、中段部に円板状の蒸気止弁23を嵌着
固定して、この弁材20が上方に位置する注出休止時に
は、ポンプ下板18の裏面側より蒸気止弁23を吹込孔18a
の周面に圧接してエアポンプ14内への蒸気侵入を閉塞す
る。
さらに、下段部には合成ゴムで形成した伸縮可能な切換
弁24を嵌着固定して、弁材20が下方に位置する液注出時
には、下部に配設した蒸気ガイド室25の通気孔25a周面
に圧接して、前述のタンク3とポンプ14とを気密連通さ
せ、エアポンプ14よりの加圧空気を前述の通気孔25aを
介してタンク3内に吹込ませ、タンク3内の内容液を注
出管6を介して注出する。
前述の蒸気ガイド室25は、上下端を開放して円筒状に形
成され、前述のポンプ下板18と気密蓋11間に挟持すると
共に、上端側に上述の切換弁24の外周縁を挟持固定し、
下端側にシールパッキング26を挟持固定して、前述の容
器本体2とエアポンプ14間を気密連通させている。
上述の蒸気ガイド室25の一側部には蒸気放出路25bを一
体的に延設して、蒸気ガイド室25内に流入した蒸気を外
部に誘導すると共に、蒸気放出路25bに配設した沸騰サ
ーモスタット27に蒸気を吹付けて、この蒸気温により内
溶液の沸騰を検知してヒータ5の加熱を制御する。
図示実施例は上記の如く構成するものにして以下作用を
説明する。
第3図の(イ)に示すように、容器本体2の口金部4に
形成した鉤状係止部4aと軸抜止突起4cとの間に、上蓋7
に形成した支軸7aを矢印aで示酢ように上部より挿入し
た後、同図の(ロ)に示すように、上蓋7を後部側へ若
干スライドさせて支軸7aを口金部4の鉤状係止部4aに係
合する。
そして同図の(ロ)に矢印bで示すように、上蓋7を下
方へ回動して口金部4に嵌合させると、同図の(ハ)に
示す如く上蓋7の後部側に形成した係止凸部7bが、口金
部4の後部側に形成した軸抜止突起4cと係止突起4e間の
係止凹部4dに係合して、上蓋7の前後方向へのガタ付き
が防止されると共に、上蓋7の前部側に取付けた各ロッ
クボタン10,10の各フック10a,10aを、口金部4の前部側
に突出した各係止片8,8に係合して相互2,7を開放不可に
固定することで、第1図に示す如く上蓋7の取付けが完
了する。
このようにポット1を構成する容器本体2の口金部4に
形成した係止凹部4dと、上蓋7に形成した係止凸部7bと
の係合により、上蓋7の前後方向へのガタ付きが確実に
防止されて、口金部4に対して上蓋7を円滑かつ良好な
状態に嵌合させることができる。
しかも、上述の口金部4と上蓋7とを正確に合致させて
シールするので、ポット1の保温機能が損なわれず、貯
留した内容液を一定の温度に保温することができると共
に、プッシュ部材13を押下して加圧エアをタンク3内に
吹込む際、エア洩れが確実に防止され、プッシュ部材13
の押下操作により液注出に十分なエア圧をタンク3内に
加圧して、内溶液の注出動作が円滑に行える。
なお、この考案は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
例えば、上述の上蓋取付け構造を利用して、保温機能を
備えたエアポットの上蓋を取付けるもよい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はポットの縦断側面図、 第2図は口金部と上蓋との取付け部分を示すポットの要
部拡大側面図、 第3図の(イ)(ロ)(ハ)は蓋の取付け動作を説明す
る要部拡大側面図である。 1…ポット、2…容器本体 2a…注出口、4…口金部 4a…鉤状係止部、4b…平面 4d…係止凹部、7…上蓋 7a…支軸、7b…係止凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポット(1)を構成する容器本体(2)の
    上部に口金部(4)を形成し、該ポット(1)の注出口
    (2a)側を前部とする口金部(4)の後部側に上蓋
    (7)を開閉可能に枢着したポットの上蓋取付け構造で
    あって、 上記口金部(4)の後部側平面(4b)に形成した鉤状係
    止部(4a)に、上蓋(7)の後部側裏面に形成した支軸
    (7a)を係合して開閉可能に枢着し、 上記鉤状係止部(4a)より内側へ所定間隔を隔てた口金
    部(4)の後部側平面(4b)にがた付き防止用の係止凹
    部(4d)を、前記上蓋(7)の後部側裏面には上記係止
    凹部(4d)に係止されるがた付き阻止用の係止凸部(7
    b)をそれぞれ形成した ポットの上蓋取付け構造。
JP1423188U 1988-02-04 1988-02-04 ポットの上蓋取付け構造 Expired - Lifetime JPH075777Y2 (ja)

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JPH01118736U JPH01118736U (ja) 1989-08-10
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