JPH0755401Y2 - 変速機の油路構造 - Google Patents
変速機の油路構造Info
- Publication number
- JPH0755401Y2 JPH0755401Y2 JP1987111856U JP11185687U JPH0755401Y2 JP H0755401 Y2 JPH0755401 Y2 JP H0755401Y2 JP 1987111856 U JP1987111856 U JP 1987111856U JP 11185687 U JP11185687 U JP 11185687U JP H0755401 Y2 JPH0755401 Y2 JP H0755401Y2
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- Japan
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- oil passage
- oil
- pump
- radial
- shaft
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は変速機の油路構造、特にＶベルト式無段変速機
のオイルポンプ周りにおける油路構造に関するものであ
る。
のオイルポンプ周りにおける油路構造に関するものであ
る。
（従来の技術） 無段変速機を含む自動変速機は、変速機ケースに取付け
たオイルポンプをエンジン駆動して、該ポンプからのオ
イルにより所定の変速制御はもとより、各部の潤滑やト
ルクコンバータのロックアップ制御を行う。
たオイルポンプをエンジン駆動して、該ポンプからのオ
イルにより所定の変速制御はもとより、各部の潤滑やト
ルクコンバータのロックアップ制御を行う。
ところで、各部の潤滑やロックアップ制御のための油路
は、潤滑オイルの油源場所やトルクコンバータの配置に
起因して、オイルポンプとこれに同軸に挿置した変速機
入力軸との間を経由する油路構造にすることが多い。
は、潤滑オイルの油源場所やトルクコンバータの配置に
起因して、オイルポンプとこれに同軸に挿置した変速機
入力軸との間を経由する油路構造にすることが多い。
（考案が解決しようとする課題） ところでＶベルト式無段変速機において、潤滑油路は変
速機の中心部だけでなく、その外周に掛け渡したＶベル
トを潤滑する必要があり、分岐油路にならざるを得ず、
更に加えてロックアップ制御油路までをも、オイルポン
プ及び入力軸間を経由した油路構造とするのでは、油路
構造の占有スペースが大きくなって、オイルポンプの大
型化、ひいては変速機の大型化を避けられない。
速機の中心部だけでなく、その外周に掛け渡したＶベル
トを潤滑する必要があり、分岐油路にならざるを得ず、
更に加えてロックアップ制御油路までをも、オイルポン
プ及び入力軸間を経由した油路構造とするのでは、油路
構造の占有スペースが大きくなって、オイルポンプの大
型化、ひいては変速機の大型化を避けられない。
本考案は上記の実情に鑑み、潤滑油路及びロックアップ
制御油路をまとめてコンパクトに、オイルポンプ及びこ
れに同軸に挿置したシャフトの周りに納め得る油路構造
を提供し、もって上述の問題を解消することを目的とす
る。
制御油路をまとめてコンパクトに、オイルポンプ及びこ
れに同軸に挿置したシャフトの周りに納め得る油路構造
を提供し、もって上述の問題を解消することを目的とす
る。
（課題を解決するための手段） この目的のため本考案の油路構造は、 オイルポンプを変速機ケースに取付けて具え、該オイル
ポンプのポンプハウジング及びポンプカバーに同軸にシ
ャフトを挿置したＶベルト式無段変速機において、 前記シャフトに軸線方向へ延在して、ポンプカバーへの
シャフト挿置部に至る中心部潤滑油路及びロックアップ
制御油路を相互に遮断して形成し、 前記ポンプカバーに軸心へ向け延在する潤滑油供給用径
方向油路、Ｖベルト潤滑用径方向油路、及びロックアッ
プ制御用径方向油路（17）を形成し、 前記シャフト及びポンプカバーの挿置部に、前記中心部
潤滑油路及びロックアップ制御油路に夫々通じた円周条
溝を設定し、 中心部潤滑油路に通じた円周条溝を前記潤滑油供給用径
方向油路及びＶベルト潤滑用径方向油路に連通させ、 ロックアップ制御油路に通じた円周条溝を前記ロックア
ップ制御用径方向油路に連通させた構成に特徴づけられ
る。
ポンプのポンプハウジング及びポンプカバーに同軸にシ
ャフトを挿置したＶベルト式無段変速機において、 前記シャフトに軸線方向へ延在して、ポンプカバーへの
シャフト挿置部に至る中心部潤滑油路及びロックアップ
制御油路を相互に遮断して形成し、 前記ポンプカバーに軸心へ向け延在する潤滑油供給用径
方向油路、Ｖベルト潤滑用径方向油路、及びロックアッ
プ制御用径方向油路（17）を形成し、 前記シャフト及びポンプカバーの挿置部に、前記中心部
潤滑油路及びロックアップ制御油路に夫々通じた円周条
溝を設定し、 中心部潤滑油路に通じた円周条溝を前記潤滑油供給用径
方向油路及びＶベルト潤滑用径方向油路に連通させ、 ロックアップ制御油路に通じた円周条溝を前記ロックア
ップ制御用径方向油路に連通させた構成に特徴づけられ
る。
（作用） Ｖベルト式無段変速機はオイルポンプからのオイルを作
動油として所定の作動を行う。そして潤滑については、
潤滑油供給用径方向油路から対応する円周条溝に至った
潤滑油が、一方で中心部潤滑油路に、又他方でＶベルト
潤滑用径方向油路に供給されることにより、変速機を中
心部から潤滑すると共に、当該中心部の外周に掛け渡し
たＶベルトを潤滑することができる。また、トルクコン
バータのロックアップ制御については、ロックアップ制
御用径方向油路へのオイルの給排により、対応する円周
条溝を経てロックアップ制御油路に対しオイルを給排す
ることで、所定のロックアップ制御が可能である。
動油として所定の作動を行う。そして潤滑については、
潤滑油供給用径方向油路から対応する円周条溝に至った
潤滑油が、一方で中心部潤滑油路に、又他方でＶベルト
潤滑用径方向油路に供給されることにより、変速機を中
心部から潤滑すると共に、当該中心部の外周に掛け渡し
たＶベルトを潤滑することができる。また、トルクコン
バータのロックアップ制御については、ロックアップ制
御用径方向油路へのオイルの給排により、対応する円周
条溝を経てロックアップ制御油路に対しオイルを給排す
ることで、所定のロックアップ制御が可能である。
ところで、潤滑油路構造を、オイルポンプに同軸に挿置
したシャフトの中心部潤滑油路と、ポンプカバーに形成
した潤滑油供給用径方向油路及びＶベルト潤滑用径方向
油路と、ポンプカバー及びシャフト間にあって中心部潤
滑油路を双方の径方向油路に通じさせる円周条溝とで構
成したから、潤滑油路構造が分岐油路であってもこれを
コンパクトにオイルポンプ及びシャフト間に納めること
ができる。又ロックアップ制御油路構造も、シャフトに
形成したロックアップ制御油路と、ポンプカバーに形成
したロックアップ制御用径方向油路と、これら油路を連
通させるようポンプカバー及びシャフト間に設定した円
周条溝とで構成するから、コンパクトにオイルポンプ及
びシャフト間に納めることができる。従って、このロッ
クアップ制御油路構造及び上記の潤滑油路構造を共に、
オイルポンプ及びこれに挿置したシャフトの周りに設定
すると雖も、オイルポンプが大型になることがなく、変
速機の大型化を回避し得る。
したシャフトの中心部潤滑油路と、ポンプカバーに形成
した潤滑油供給用径方向油路及びＶベルト潤滑用径方向
油路と、ポンプカバー及びシャフト間にあって中心部潤
滑油路を双方の径方向油路に通じさせる円周条溝とで構
成したから、潤滑油路構造が分岐油路であってもこれを
コンパクトにオイルポンプ及びシャフト間に納めること
ができる。又ロックアップ制御油路構造も、シャフトに
形成したロックアップ制御油路と、ポンプカバーに形成
したロックアップ制御用径方向油路と、これら油路を連
通させるようポンプカバー及びシャフト間に設定した円
周条溝とで構成するから、コンパクトにオイルポンプ及
びシャフト間に納めることができる。従って、このロッ
クアップ制御油路構造及び上記の潤滑油路構造を共に、
オイルポンプ及びこれに挿置したシャフトの周りに設定
すると雖も、オイルポンプが大型になることがなく、変
速機の大型化を回避し得る。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第１図及び第２図は本考案一実施の態様になる油路構造
を適用したＶベルト式無段変速機を例示するもので、１
は変速機ケース、２は継手カバー、３は入力軸（シャフ
ト）を夫々示す。入力軸３は継手カバー２内の流体継手
を経てエンジン動力を入力され、無段変速機はこの動力
を変速して出力するものとする。
を適用したＶベルト式無段変速機を例示するもので、１
は変速機ケース、２は継手カバー、３は入力軸（シャフ
ト）を夫々示す。入力軸３は継手カバー２内の流体継手
を経てエンジン動力を入力され、無段変速機はこの動力
を変速して出力するものとする。
変速機ケース１及び継手カバー２の合せ面近傍に配して
入力軸３に同軸に内接歯車式オイルポンプ４を設け、こ
のオイルポンプはポンプハウジング５内にインナギヤ６
及びアウタギヤ７を収納し、ポンプカバー８によりポン
プハウジング５を塞いで構成する。ポンプハウジング５
及びポンプカバー８をボルト９で合体し、ポンプカバー
８をボルト10により変速機ケース１に取着して、オイル
ポンプ４の取付けを行う。
入力軸３に同軸に内接歯車式オイルポンプ４を設け、こ
のオイルポンプはポンプハウジング５内にインナギヤ６
及びアウタギヤ７を収納し、ポンプカバー８によりポン
プハウジング５を塞いで構成する。ポンプハウジング５
及びポンプカバー８をボルト９で合体し、ポンプカバー
８をボルト10により変速機ケース１に取着して、オイル
ポンプ４の取付けを行う。
ポンプカバー８の中心にボス部8aを一体成形し、その内
部にスリーブ11を嵌挿して一体結合すると共に、このス
リーブに入力軸３を回転自在に挿置する。そして入力軸
３にその両端面より軸方向へ延在する盲孔型式の個々に
独立した軸方向油路3a,3bを形成し、油路3aを中心部潤
滑油路とし、油路3bを前記流体継手のロックアップ制御
油路とする。
部にスリーブ11を嵌挿して一体結合すると共に、このス
リーブに入力軸３を回転自在に挿置する。そして入力軸
３にその両端面より軸方向へ延在する盲孔型式の個々に
独立した軸方向油路3a,3bを形成し、油路3aを中心部潤
滑油路とし、油路3bを前記流体継手のロックアップ制御
油路とする。
油路3aは径方向孔3c及び外周条溝（円周条溝）3d、更に
スリーブ11の径方向孔11aを経てボス部8a内の縦溝12に
通じさせ、又縦溝12はポンプカバー８の潤滑油供給用径
方向油路13に通じさせる。スリーブ11には更に、第２図
に示す如く別の径方向孔11bを穿ち、これをボス部8aの
縦溝14を経てＶベルト潤滑油孔としてのＶベルト潤滑用
径方向油路15に通じさせると共に、外周条溝3dに開口さ
せる。
スリーブ11の径方向孔11aを経てボス部8a内の縦溝12に
通じさせ、又縦溝12はポンプカバー８の潤滑油供給用径
方向油路13に通じさせる。スリーブ11には更に、第２図
に示す如く別の径方向孔11bを穿ち、これをボス部8aの
縦溝14を経てＶベルト潤滑油孔としてのＶベルト潤滑用
径方向油路15に通じさせると共に、外周条溝3dに開口さ
せる。
軸方向油路3bは径方向孔3e及び外周条溝（円周条溝）3
f、更にスリーブ11の径方向孔11cを経てボス部8a内の縦
溝16に通じさせ、又縦溝16はポンプカバー８のロックア
ップ制御用径方向油路17に通じさせる。
f、更にスリーブ11の径方向孔11cを経てボス部8a内の縦
溝16に通じさせ、又縦溝16はポンプカバー８のロックア
ップ制御用径方向油路17に通じさせる。
かかる構成において、径方向油路13へ矢印の如く流入し
たオイルは縦溝12及び孔11aを経て外周条溝3dに至り、
一方で径方向孔3cを経由し軸方向油路3aに供給されて変
速機中心部の潤滑に供され、他方で径方向孔11b、縦溝1
4を経由し径方向油路15に供給され、変速機中心部の外
周に掛け渡したＶベルトの潤滑に供される。
たオイルは縦溝12及び孔11aを経て外周条溝3dに至り、
一方で径方向孔3cを経由し軸方向油路3aに供給されて変
速機中心部の潤滑に供され、他方で径方向孔11b、縦溝1
4を経由し径方向油路15に供給され、変速機中心部の外
周に掛け渡したＶベルトの潤滑に供される。
又、径方向油路17に対してなされるロックアップ制御圧
の給排は縦溝16、径方向孔11c、外周条溝3f、径方向孔3
eを経て軸方向油路3bに伝わり、流体継手を所定通りに
ロックアップ制御することができる。
の給排は縦溝16、径方向孔11c、外周条溝3f、径方向孔3
eを経て軸方向油路3bに伝わり、流体継手を所定通りに
ロックアップ制御することができる。
ところで、潤滑油路構造を、オイルポンプ４に同軸に挿
置した入力軸３の中心部潤滑油路3aと、ポンプカバー８
に形成した潤滑油供給用径方向油路13及びＶベルト潤滑
用径方向油路15と、ポンプカバー８及び入力軸３間にあ
って中心部潤滑油路3aを双方の径方向油路13,15に通じ
させる円周条溝3dとで構成したから、潤滑油路構造が分
岐油路であってもこれをコンパクトにオイルポンプ４及
び入力軸３間に納めることができる。又ロックアップ制
御路路構造も、入力軸３に形成したロックアップ制御油
路3bと、ポンプカバー８に形成したロックアップ制御用
径方向油路17と、これら油路を連通させるようポンプカ
バー８及び入力軸３間に設定した円周条溝3fとで構成す
るから、コンパクトにオイルポンプ４及び入力軸３間に
納めることができる。従って、このロックアップ制御油
路構造及び上記の潤滑油路構造を共にオイルポンプ４及
びこれに挿置した入力軸３の周りに設定すると雖も、オ
イルポンプ４が大型になることがなく、変速機の大型化
を回避し得る。
置した入力軸３の中心部潤滑油路3aと、ポンプカバー８
に形成した潤滑油供給用径方向油路13及びＶベルト潤滑
用径方向油路15と、ポンプカバー８及び入力軸３間にあ
って中心部潤滑油路3aを双方の径方向油路13,15に通じ
させる円周条溝3dとで構成したから、潤滑油路構造が分
岐油路であってもこれをコンパクトにオイルポンプ４及
び入力軸３間に納めることができる。又ロックアップ制
御路路構造も、入力軸３に形成したロックアップ制御油
路3bと、ポンプカバー８に形成したロックアップ制御用
径方向油路17と、これら油路を連通させるようポンプカ
バー８及び入力軸３間に設定した円周条溝3fとで構成す
るから、コンパクトにオイルポンプ４及び入力軸３間に
納めることができる。従って、このロックアップ制御油
路構造及び上記の潤滑油路構造を共にオイルポンプ４及
びこれに挿置した入力軸３の周りに設定すると雖も、オ
イルポンプ４が大型になることがなく、変速機の大型化
を回避し得る。
なお上述の例では、軸方向油路3a,3bを盲孔として両者
間を遮断することとしたが、この場合孔加工が２工程必
要となって工数の増大と設備費の増大を避けられない
し、遮断壁の厚さを強度上必要な厚さに管理する煩わし
さがあると共に、この厚さがかなり大きくて軸方向寸法
の増大を惹起する。
間を遮断することとしたが、この場合孔加工が２工程必
要となって工数の増大と設備費の増大を避けられない
し、遮断壁の厚さを強度上必要な厚さに管理する煩わし
さがあると共に、この厚さがかなり大きくて軸方向寸法
の増大を惹起する。
本考案においてはこの問題解決のため第３図の如く、軸
方向油路3a,3bを先ず１本の貫通孔として入力軸３に形
成し、その一端開口よりシールボール18を打込んで油路
3a,3b間を遮断するのが良い。
方向油路3a,3bを先ず１本の貫通孔として入力軸３に形
成し、その一端開口よりシールボール18を打込んで油路
3a,3b間を遮断するのが良い。
しかしてこの場合、油路3a,3bのうち高圧となる油路3b
を低圧用の油路3aより大径として段差を設定し、この段
差に突当るまでシールボール18を油路3bの開口端より打
込むのが良い。この場合、シールボール18の打込位置が
明確となる上に、シールボール18の抜け止めがなされて
有利である。
を低圧用の油路3aより大径として段差を設定し、この段
差に突当るまでシールボール18を油路3bの開口端より打
込むのが良い。この場合、シールボール18の打込位置が
明確となる上に、シールボール18の抜け止めがなされて
有利である。
（考案の効果） かくして本考案油路構造は上述の如く、分岐油路である
潤滑油路構造及びロックアップ制御油路構造を共に、オ
イルポンプ４及びこれに挿置したシャフト３との間に設
定すると雖も、 シャフト３に軸線方向へ延在するよう穿った中心部潤滑
油路3a及びロックアップ制御油路3bと、 ポンプカバー８に形成した潤滑油供給用径方向油路13、
Ｖベルト潤滑用径方向油路15、及びロックアップ制御用
径方向油路17と、 シャフト３及びポンプカバー８の挿置部に設定され、油
路3a,13,15間を相互に通じる円周条溝3d、及び油路3b,1
7間を通じる円周条溝3fとで、上記の潤滑油路構造及び
ロックアップ制御油路構造を構成したから、 全ての油路構造をポンプカバー８及びシャフト３間にコ
ンパクトに納めることができ、ポンプカバーの小型化、
ひいては変速機の小型化を図ることができる。
潤滑油路構造及びロックアップ制御油路構造を共に、オ
イルポンプ４及びこれに挿置したシャフト３との間に設
定すると雖も、 シャフト３に軸線方向へ延在するよう穿った中心部潤滑
油路3a及びロックアップ制御油路3bと、 ポンプカバー８に形成した潤滑油供給用径方向油路13、
Ｖベルト潤滑用径方向油路15、及びロックアップ制御用
径方向油路17と、 シャフト３及びポンプカバー８の挿置部に設定され、油
路3a,13,15間を相互に通じる円周条溝3d、及び油路3b,1
7間を通じる円周条溝3fとで、上記の潤滑油路構造及び
ロックアップ制御油路構造を構成したから、 全ての油路構造をポンプカバー８及びシャフト３間にコ
ンパクトに納めることができ、ポンプカバーの小型化、
ひいては変速機の小型化を図ることができる。
第１図は本考案油路構造の一実施例を示すＶベルト式無
段変速機の要部縦断側面図、 第２図は第１図のII-II断面図、 第３図は本考案の他の例を示す第１図と同様の要部縦断
側面図である。 １……変速機ケース、２……継手カバー ３……入力軸（シャフト）、3a……中心部潤滑油路 3b……ロックアップ制御油路、3d,3f……円周条溝 ４……オイルポンプ、５……ポンプハウジング ８……ポンプカバー、8a……ボス部 11……スリーブ、13……潤滑油供給用径方向油路 15……Ｖベルト潤滑用径方向油路、17……ロックアップ
制御用径方向油路 18……シールボール
段変速機の要部縦断側面図、 第２図は第１図のII-II断面図、 第３図は本考案の他の例を示す第１図と同様の要部縦断
側面図である。 １……変速機ケース、２……継手カバー ３……入力軸（シャフト）、3a……中心部潤滑油路 3b……ロックアップ制御油路、3d,3f……円周条溝 ４……オイルポンプ、５……ポンプハウジング ８……ポンプカバー、8a……ボス部 11……スリーブ、13……潤滑油供給用径方向油路 15……Ｖベルト潤滑用径方向油路、17……ロックアップ
制御用径方向油路 18……シールボール
Claims (1)
- 【請求項１】オイルポンプ（４）を変速機ケース（１）
に取付けて具え、該オイルポンプのポンプハウジング
（５）及びポンプカバー（８）に同軸にシャフト（３）
を挿置したＶベルト式無段変速機において、 前記シャフト（３）に軸線方向へ延在して、ポンプカバ
ー（８）へのシャフト挿置部に至る中心部潤滑油路（3
a）及びロックアップ制御油路（3b）を相互に遮断して
形成し、 前記ポンプカバー（８）に軸心へ向け延在する潤滑油供
給用径方向油路（13）、Ｖベルト潤滑用径方向油路（1
5）、及びロックアップ制御用径方向油路（17）を形成
し、 前記シャフト（３）及びポンプカバー（８）の挿置部
に、前記中心部潤滑油路（3a）及びロックアップ制御油
路（3b）に夫々通じた円周条溝（3d），（3f）を設定
し、 中心部潤滑油路（3a）に通じた円周条溝（3d）を前記潤
滑油供給用径方向油路（13）及びＶベルト潤滑用径方向
油路（15）に連通させ、 ロックアップ制御油路（3b）に通じた円周条溝（3f）を
前記ロックアップ制御用径方向油路（17）に連通させた
ことを特徴とする変速機の油路構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987111856U JPH0755401Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 変速機の油路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987111856U JPH0755401Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 変速機の油路構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6418667U JPS6418667U (ja) | 1989-01-30 |
| JPH0755401Y2 true JPH0755401Y2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=31350277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987111856U Expired - Lifetime JPH0755401Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 変速機の油路構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755401Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009243597A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Aisin Aw Co Ltd | 発進装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004183714A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Aisin Aw Co Ltd | 車輌用変速機の潤滑装置 |
| JP5081472B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2012-11-28 | アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社 | 発進装置の油路構造 |
| JP5151967B2 (ja) * | 2008-12-24 | 2013-02-27 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機のオイルポンプ装置 |
| JP5405429B2 (ja) * | 2010-10-18 | 2014-02-05 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の油路構造 |
| JP7353873B2 (ja) * | 2019-08-30 | 2023-10-02 | ダイハツ工業株式会社 | 変速機 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4108290A (en) * | 1976-11-12 | 1978-08-22 | Borg-Warner Corporation | Hydraulic torque converter lock-up clutch |
| JPS5824657B2 (ja) * | 1978-02-01 | 1983-05-23 | 本田技研工業株式会社 | 油圧クラツチへの作動油供給装置 |
| JPS572952A (en) * | 1980-06-09 | 1982-01-08 | Suda Kensetsu:Kk | Hot wind type heating apparatus |
| JPS5986738A (ja) * | 1982-11-11 | 1984-05-19 | Honda Motor Co Ltd | 車両用変速機における流体トルクコンバ−タ用クラツチの作動制御装置 |
| JPS60161727U (ja) * | 1984-04-03 | 1985-10-26 | マツダ株式会社 | 車両の油圧クラツチ装置 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP1987111856U patent/JPH0755401Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009243597A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Aisin Aw Co Ltd | 発進装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6418667U (ja) | 1989-01-30 |
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