JPH075537Y2 - 磁気ヘッドの取付位置調整機構 - Google Patents

磁気ヘッドの取付位置調整機構

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JPH075537Y2
JPH075537Y2 JP1988069741U JP6974188U JPH075537Y2 JP H075537 Y2 JPH075537 Y2 JP H075537Y2 JP 1988069741 U JP1988069741 U JP 1988069741U JP 6974188 U JP6974188 U JP 6974188U JP H075537 Y2 JPH075537 Y2 JP H075537Y2
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JP
Japan
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head
base
magnetic head
adjusting
magnetic
Prior art date
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JP1988069741U
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JPH01174711U (ja
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博史 麻生
勉 内野
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁気ヘッドの取付位置調整機構に係り、特に2
インチ径のフレキシブルディスクに対応する磁気記録再
生装置に用いて良好な磁気ヘッドの取付位置調整機構に
関する。
従来の技術 2インチ径のフレキシブルディスク装置に用いられる磁
気ヘッドは、5インチ径、3.5インチ径のフレキシブル
ディスク装置に用いられる磁気ヘッドと異なり、ビデオ
ヘッドと同様な構造とされている。
従来の2インチ径のフレキシブルディスク装置における
磁気ヘッドの取付構造を第3図に示す。磁気ヘッド1は
ビデオヘッドと同様にヘッドベース2の先端に取付けら
れており、またヘッドベース2はヘッドキャリッジ3に
一体的に形成された基台部4に固定(例えばねじ止め)
されている。この基台部4はヘッドキャリッジ3に垂設
されており、よって磁気ヘッド1はディスク5に略垂直
に当設する。そして、ステッピングモータ等の駆動手段
により移動するヘッドキャリッジ3に伴い磁気ヘッド1
も図中矢印A1,A2方向へ移動し、磁気記録再生が行なわ
れる構成とされていた。尚、同図中、6はヘッドシール
ド板であり、また7はディスクケースである。
考案が解決しようとする課題 上記のように2インチ径のフレキシブルディスク装置で
は、磁気ヘッド1がビデオヘッドと同様な構造とされて
おり、ディスク5に対して垂直に当接されて磁気記録再
生処理が行なわれるため、磁気ヘッド1の取付け(即
ち、ヘッドーベース2の取付け)に際し、取付けの高さ
及び傾きに対し高い精度が要求される。
しかるに従来においては、磁気ヘッド1の取付位置調整
機構は設けられておらず、従って、基台4に取付け後、
実装状態でラッピングを行なうことにより取付け時の高
さ補正、傾き補正を行なっていた。このため、ラッピン
グ時間及びラッピングシートの摩耗等の管理が必要とな
ると共にラッピングの工数が増し、生産性が低下すると
いう課題があった。また、このラッピング作業を低減す
るためには、ヘッドキャリッジ3,基台4等の加工精度を
向上させねばならないという課題があった。
本考案は上記の点に鑑みて創作されたものであり、生産
性の向上を図り得る磁気ヘッドの取付位置調整機構を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本考案では、 磁気ヘッドの取付位置調整機構を、 ヘッドキャリッジに垂設されており、磁気ヘッドが設け
られたヘッドベースが対向配置されると共に、このヘッ
ドベースと当接する突起部が離間した二箇所に形成され
てなる基台部と、 この基台部に取付けられており、上記突起部と異なる位
置でヘッドベースと当接し、その螺進度を調整すること
により突起部を支点として上記ヘッドベースを変位させ
る調整ねじと、 上記磁気ヘッドをシールドすると共に、ヘッドベースが
調整ねじに圧接されるようにヘッドベースを押圧付勢す
る圧接付勢部が形成されてなるシールド部材と、 上記ヘッドキャリッッジのヘッドベース配設位置の下方
位置に形成されており、高さ調整用治具が挿入される挿
入口とにより構成した。
作用 上記構成とされた磁気ヘッドの取付位置調整機構では、
磁気ヘッドをシールドするシールド部材に、ヘッドベー
スを調整ねじに圧接付勢するための圧接付勢部が形成さ
れているため、ヘッドベースを圧接するために別個部品
を必要とすることはなく、部品点数の削減及び組立て性
の向上を図ることができる。
また、ヘッドベースと当接する突起部が離間した二箇所
に形成されているため、ヘッドベースの垂直軸を中心と
した回動はこの離間配設されたふたつの突起部により規
制されるため、ヘッドベースの変位は突起部を支点とし
た変位のみとなり、磁気ヘッドの取付位置調整を正確に
行うことが可能となる。
実施例 次に本考案の実施例について図面と共に説明する。第1
図及び第2図は本考案の一実施例である磁気ヘッドの取
付位置調整機構8(以下、単に調整機構という)を示し
ている。第1図は調整機構8の断面図であり、第2図は
調整機構8の部品構成図である。
調整機構8は、大略すると基台部9,調整ネジ10,ヘッド
シールド板11及び挿通孔12等より構成されている。
基台部9はヘッドキャリッジ13に一体的に形成されてお
り、ヘッドキャリッジ13に対し垂立した構成とされてい
る。しかるに、ヘッドキャリッジ13に対する垂立精度は
従来のように高い精度とする必要はなく、その形成は困
難を伴うものではない。この基台部9の内側面には磁気
ヘッド14が設けられたヘッドベース15が対向配設される
が、このヘッドスペース15と対向する内側面9aの上部に
は一対の突起部16が離間した状態で形成されている。
尚、ヘッドキャリッジ13自体は周知の構造とされてお
り、例えばステッピングモータを用いたニードル・スク
リュ方式の駆動機構に駆動されて移動し得るよう構成さ
れている。また、このヘッドキャリッッジ13も磁気ヘッ
ド14の配設位置近傍における加工精度は従来に比べ低く
てよい。
調整ねじ10は、基台部9の上記した突起部16の形成位置
より下方位置に形成されたねじ孔17に螺着される。この
調整ねじ10は、配設されるヘッドベース15と対向当接し
得るよう構成されている。また調整ねじ10は螺進度を調
整することにより、基台部9の内側面9aからの突出量を
調整し得る。
ヘッドシールド板11は、磁気ヘッド14の記録再生処理が
外乱により影響されないようシールドを行なうものであ
り、ヘッドキャリッジ13に形成された取付溝13a及び取
付突起13bに係止されることによりヘッドキャリッジ13
に取付けられる。このヘッドシールド板11には、取付け
状態において基台部9に向け延出するばね片18が折曲形
成されている。このばね片18は、ヘッドベース15を基台
部9に向け押圧付勢する。また、その押圧位置は、前記
した調整ねじ10及び突起部16がヘッドベース15と当接す
る位置の略中央近傍位置である。
挿通孔12は、ヘッドキャリッジ13に形成された孔であ
り、その形成位置は、ヘッドベース15の配設位置の下方
位置である。この挿通孔12には、取付位置調整時に高さ
調整用治具19が挿入される。
上記構成による調整機構8を用いた、具体的な磁気ヘッ
ド14の取付位置の調整手順について説明する。
まず、基台部9にヘッドベース15を対向配設すると共
に、ヘッドシールド板11をヘッドキャリッジ13に取付け
る。更に挿通孔12より高さ調整用治具19を挿入する。
尚、この時、調整ねじ10は突起部16の突出量と略同程度
に内側面9aより突出させておくとよい。
この状態が第1図に示される状態である。この時、ヘッ
ドベース15はヘッドシールド板11に形成されたばね片18
に押圧され、突起部16を支点として図中反時計方向へ回
動付勢されており、よってヘッドベース15は調整ねじ10
に圧接している。この際、突起部16は基台部9の内側部
9aの両側部分に形成位置が選定されているため、ヘッド
ベース15が内側部9aに装着された状態においてヘッドベ
ース15の両側部は離間配設された一対の突起部16と当接
した構成となっている。従って、この取付状態において
ヘッドベース15の垂直軸を中心とした回動(第2図に矢
印B1,B2で示す回動)は規制されており、ヘッドベース1
5の変位は突起部16を支点とした変位(第2図に矢印C1,
C2で示す変位)のみとなる。
また、本実施例ではヘッドベース15を基台部9に向け圧
着付勢する構成として、ヘッドシールド板11に一体的に
形成されたばね片18を用いている。ヘッドシールド板11
は、外部磁界が磁気ヘッド14により記録再生処理に影響
を及ぼすのを防止するために磁気ヘッド14の近傍に必ず
配設されるものである。このヘッドシールド板11を利用
し、ヘッドベース15を基台部9に向け圧着付勢するばね
片18をヘッドシールド板11に一体的に形成することによ
り、新たにヘッドベース15を基台部9に向け圧着付勢す
る部材を設ける必要がなくなり、部品点数の削減及び組
立て作業の簡単化を図ることができる。また、ヘッドベ
ース15の下端部は高さ調整用治具19と当接することによ
り高さ位置が正規の高さ位置(磁気ヘッド14がディスク
と当接する位置)に規定される。尚、この正規の高さ位
置には予めオプチカルフラット20が設けられており、高
さの位置決めはこのオプチカルフラット20を基準として
も行なうことができる。
上記の如く高さの位置が決められると、続いて磁気ヘッ
ド14の傾きの調整を行なう。具体的には、磁気ヘッド14
の先端とオプチカルフラット20が当接することにより生
ずる干渉縞を見ながら、調整ねじ10を螺進、螺退させる
ことにより行なう。調整ねじ10を螺進させることにより
磁気ヘッド14は図中矢印A1方向へ傾き、螺退させること
によりA2方向へ傾く。よって調整ねじ10により、磁気ヘ
ッド14の傾きを調整でき、また正規の傾きに到ったこと
はオプチカルフラット20の干渉縞により肉眼により容易
に、かつ正確に知ることができ、磁気ヘッド14の傾き調
整を高精度い行なうことができる。
このように、調整機構8を設けることにより、ラッピン
グ作業を行なうことなく磁気ヘッド14の高さ調整及び傾
き調整を行なうことができる。よって、ラッピング作業
に起因した種々の管理を不要にでき作業工数も削減でき
生産性を向上させることができる。また、基台部9及び
ヘッドキャリッジ13等の加工精度を従来に比べて低くし
てもこれに起因する誤差は調整時に相殺されるため何ら
不都合は生じず、これによっても生産性を向上させるこ
とができる。
上記の手順により、高さ及び傾きが正規な状態に位置決
めされると、高さ調整用治具19は挿通孔12から引き抜か
れ、続いて接着剤を導入して各構成部品を固定し、磁気
ヘッド14の組立調整作業は終了する。
考案の効果 上述の如く本考案によれば、磁気ヘッドをシールドする
シールド部材に、ヘッドベースを調整ねじに圧接付勢す
るための圧接付勢部が形成されているため、ヘッドベー
スを圧接するために別個部品を必要とすることはなく、
部品点数の削減及び組立て性の向上を図ることができ
る。
また、ヘッドベースと当接する突起部が離間した二箇所
に形成されているため、ヘッドベースの垂直軸を中心と
した回動はこの離間配設されたふたつの突起部により規
制されるため、ヘッドベースの変位は突起部を支点とし
た変位のみとなり、磁気ヘッドの取付位置調整を正確に
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例でる調整機構の断面図、第2
図は調整機構の部品構成図、第3図は従来の磁気ヘッド
の取付調整を説明するための図である。 8……調整機構、9……基台部、10……調整ねじ、12…
…挿通孔、13……ヘッドキャリッッジ、14……磁気ヘッ
ド、15……ヘッドベース、16……突起部、18……ばね
片、19……高さ調整用治具、20……オプチカルフラッ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドキャリッジに垂設されており、磁気
    ヘッドが設けられたヘッドベースが対向配置されると共
    に、該ヘッドベースと当接する突起部が離間した二箇所
    に形成されてなる基台部と、 該基台部に取付けられており、該突起部と異なる位置で
    該ヘッドベースと当接し、その螺進度を調整することに
    より該突起部を支点として該ヘッドベースを変位させる
    調整ねじと、 該磁気ヘッドをシールドすると共に、該ヘッドベースが
    該調整ねじに圧接されるよう該ヘッドベースを押圧付勢
    する圧接付勢部が形成されてなるシールド部材と、 上記ヘッドキャリッジの該ヘッドベース配設位置の下方
    位置に形成されており、高さ調整用治具が挿入される挿
    入口とにより構成される磁気ヘッドの取付位置調整機
    構。
JP1988069741U 1988-05-26 1988-05-26 磁気ヘッドの取付位置調整機構 Expired - Lifetime JPH075537Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPH01174711U JPH01174711U (ja) 1989-12-12
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911525A (ja) * 1982-07-09 1984-01-21 Hitachi Ltd ヘツド支持装置
JPS6255276U (ja) * 1985-09-24 1987-04-06

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