JPH075321Y2 - シリンダヘッドガスケット - Google Patents
シリンダヘッドガスケットInfo
- Publication number
- JPH075321Y2 JPH075321Y2 JP1987156427U JP15642787U JPH075321Y2 JP H075321 Y2 JPH075321 Y2 JP H075321Y2 JP 1987156427 U JP1987156427 U JP 1987156427U JP 15642787 U JP15642787 U JP 15642787U JP H075321 Y2 JPH075321 Y2 JP H075321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing
- reinforcing rod
- cylinder head
- cylinder
- head gasket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はシリンダヘッドガスケットに関するものであ
る。
る。
［従来の技術］ シリンダ穴に補強リングを配設し、該補強リングによっ
てシール面圧を保持するようにした構造のものは、例え
ば、実開昭56−30657号公報所載の通り公知である。
てシール面圧を保持するようにした構造のものは、例え
ば、実開昭56−30657号公報所載の通り公知である。
［考案が解決しようとする問題点］ 概し、シリンダヘッドガスケットは締付ボルトによる締
付加重によってシール面圧を確保する一方、近年の内燃
機関の高出力化にともない熱負荷の増大に対処しなけれ
ばならず、熱負荷の増大はシリンダ穴間の狭隘部に現わ
れる。
付加重によってシール面圧を確保する一方、近年の内燃
機関の高出力化にともない熱負荷の増大に対処しなけれ
ばならず、熱負荷の増大はシリンダ穴間の狭隘部に現わ
れる。
熱負荷によるガスケットのへたりや疲労を防ぐためには
前記公報に記載のように二重の補強リングを配すること
が想起されるが、反面、補強リングを二重にしたことに
より、各部に必要なシール面圧を確保するためには相応
の締付加重を必要とする。
前記公報に記載のように二重の補強リングを配すること
が想起されるが、反面、補強リングを二重にしたことに
より、各部に必要なシール面圧を確保するためには相応
の締付加重を必要とする。
すなわち、締付加重を熱負荷の大きな部分に部分的に集
中させれば締付加重を増大させず（締付ボルトを大きく
する）ともすむことになるが、前記の従来例はシール面
圧の確保のために不必要な部分にまで締付加重を負荷し
なければならないので、ボルトを相応に大きくしなけれ
ばならず、従って、近年の内燃機関の小形化に不適とな
っている。
中させれば締付加重を増大させず（締付ボルトを大きく
する）ともすむことになるが、前記の従来例はシール面
圧の確保のために不必要な部分にまで締付加重を負荷し
なければならないので、ボルトを相応に大きくしなけれ
ばならず、従って、近年の内燃機関の小形化に不適とな
っている。
［問題点を解決するための手段］ 本考案は、内燃機関の高出力化と小形化という相反する
課題に対処するために案出したもので、グロメットなど
より成る折返し部でシリンダ穴を構成し、該シリンダ穴
を取り囲む補強リングと該補強リング間に介在させた補
強杆を前記折返し部内に収設すると共に、補強杆を互い
に隣接するシリンダ穴の間の狭隘部にのみ配した構成と
したものである。
課題に対処するために案出したもので、グロメットなど
より成る折返し部でシリンダ穴を構成し、該シリンダ穴
を取り囲む補強リングと該補強リング間に介在させた補
強杆を前記折返し部内に収設すると共に、補強杆を互い
に隣接するシリンダ穴の間の狭隘部にのみ配した構成と
したものである。
［実施例］ 図面は本考案に係るシリンダヘッドガスケットの実施例
を示し、図示Ａはシリンダヘッドガスケット、１はシリ
ンダ穴、２は該シリンダ穴１を構成する折り返し部、３
は折り返し部２内に収設し、前記シリンダ穴１を取り囲
む補強リング、４は補強杆をそれぞれ示している。
を示し、図示Ａはシリンダヘッドガスケット、１はシリ
ンダ穴、２は該シリンダ穴１を構成する折り返し部、３
は折り返し部２内に収設し、前記シリンダ穴１を取り囲
む補強リング、４は補強杆をそれぞれ示している。
第１図ないし第３図で示す第一実施例のガスケットＡ
は、上板５と下板６との間に中間板７を介在させ、シリ
ンダ穴１部において下板６を上板５側に折り返して折り
返し部２を形成し、該折り返し部２内に補強リング３を
収設した金属積層形ガスケットを示し、互いに隣接する
シリンダ穴1,1間の狭隘部10に、前記補強リング3,3間に
介在させた直状の補強杆４を配し、該補強杆４を折り返
し部２によって挟持して構成したものである。
は、上板５と下板６との間に中間板７を介在させ、シリ
ンダ穴１部において下板６を上板５側に折り返して折り
返し部２を形成し、該折り返し部２内に補強リング３を
収設した金属積層形ガスケットを示し、互いに隣接する
シリンダ穴1,1間の狭隘部10に、前記補強リング3,3間に
介在させた直状の補強杆４を配し、該補強杆４を折り返
し部２によって挟持して構成したものである。
なお、補強杆４は少くも一方の補強リング３に溶接して
ある。
ある。
第二実施例は第４図ないし第６図で示し、この第二実施
例のものは金属製の芯材８に非金属材料を積層したメタ
ルグラファイトシート９にシリンダ穴１を構成するグロ
メットを組付けて折り返し部２と成し、該折り返し部２
に補強リング３を収設してガスケットＡとしたもので、
シリンダ穴1,1間の狭隘部10に各補強リング3,3に沿わせ
た一対の補強杆4,4を介在させ、該補強杆４を折り返し
部２によって挟持して構成したものである。補強リング
３と補強杆４は互いに溶接してある。補強杆４は補強リ
ング３と同じ材質でも良いが、硬度や材質を変化させて
構成する場合がある。
例のものは金属製の芯材８に非金属材料を積層したメタ
ルグラファイトシート９にシリンダ穴１を構成するグロ
メットを組付けて折り返し部２と成し、該折り返し部２
に補強リング３を収設してガスケットＡとしたもので、
シリンダ穴1,1間の狭隘部10に各補強リング3,3に沿わせ
た一対の補強杆4,4を介在させ、該補強杆４を折り返し
部２によって挟持して構成したものである。補強リング
３と補強杆４は互いに溶接してある。補強杆４は補強リ
ング３と同じ材質でも良いが、硬度や材質を変化させて
構成する場合がある。
第７図は補強杆４を補強リング３により大径にして構成
し、この補強杆４を第一若しくは第二実施例のガスケッ
トＡに用いて構成するものである。
し、この補強杆４を第一若しくは第二実施例のガスケッ
トＡに用いて構成するものである。
第一実施例の補強杆を第二実施例の補強杆に代え、或い
は第二実施例の補強杆を第一実施例の補強杆に代えても
良い。また、補強杆を耐熱性に優れているステンレスな
どの耐熱鋼を用いるとより効果的である。
は第二実施例の補強杆を第一実施例の補強杆に代えても
良い。また、補強杆を耐熱性に優れているステンレスな
どの耐熱鋼を用いるとより効果的である。
［考案の効果］ 本考案は、グロメットなどの折返し部でシリンダ穴を構
成し、折り返し部内に収設した補強リングによってシリ
ンダ穴周囲のシール面圧を確保でき、また、熱負荷の高
いシリンダ穴間の狭隘部のみに補強杆を配したものであ
るから、この補強杆の存在によって狭隘部のシール面圧
を高めつつ、へたりや疲労を補強してガス漏れを防ぐこ
とができる。しかも、折返し部内に補強リングを収設
し、補強リング間に補強杆を配してあるから、折返し部
によって補強リング等を高熱から保護できると共に、補
強リング等を硬質の材料で用いても折返し部が干渉材料
となってシリンダヘッド等への圧痕を防ぎ、補強リング
と補強杆の圧縮量の差（硬いと圧縮されにくい）も吸収
することができ、内燃機関の小形化に逆行することのな
いガスケットを提供できる。
成し、折り返し部内に収設した補強リングによってシリ
ンダ穴周囲のシール面圧を確保でき、また、熱負荷の高
いシリンダ穴間の狭隘部のみに補強杆を配したものであ
るから、この補強杆の存在によって狭隘部のシール面圧
を高めつつ、へたりや疲労を補強してガス漏れを防ぐこ
とができる。しかも、折返し部内に補強リングを収設
し、補強リング間に補強杆を配してあるから、折返し部
によって補強リング等を高熱から保護できると共に、補
強リング等を硬質の材料で用いても折返し部が干渉材料
となってシリンダヘッド等への圧痕を防ぎ、補強リング
と補強杆の圧縮量の差（硬いと圧縮されにくい）も吸収
することができ、内燃機関の小形化に逆行することのな
いガスケットを提供できる。
図面は本考案に係るシリンダヘッドガスケットの実施例
を示し、第１図は平面図、第２図は第１図Ｉ−Ｉ′線断
面図、第３図は補強リングと補強杆の関係を示す平面
図、第４図ないし第６図の第二実施例を示し、第４図は
断面図、第５図は補強リングと補強杆の関係を示す平面
図、第６図は同一部欠截斜視図、第７図は第三実施例に
おける補強リングと補強杆の関係を示す断面図である。 １…シリンダ穴、３…補強リング、４…補強杆、10…狭
隘部
を示し、第１図は平面図、第２図は第１図Ｉ−Ｉ′線断
面図、第３図は補強リングと補強杆の関係を示す平面
図、第４図ないし第６図の第二実施例を示し、第４図は
断面図、第５図は補強リングと補強杆の関係を示す平面
図、第６図は同一部欠截斜視図、第７図は第三実施例に
おける補強リングと補強杆の関係を示す断面図である。 １…シリンダ穴、３…補強リング、４…補強杆、10…狭
隘部
Claims (1)
- 【請求項１】グロメットなどより成る折返し部でシリン
ダ穴を構成し、該シリンダ穴を取り囲む補強リングと該
補強リング間に介在させた補強杆を前記折返し部内に収
設すると共に、補強杆を互いに隣接するシリンダ穴の間
の狭隘部にのみ配したことを特徴とするシリンダヘッド
ガスケット。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/936,866 US4711456A (en) | 1986-07-29 | 1986-12-02 | Gasket for an internal combustion engine |
| US936866 | 1986-12-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63132168U JPS63132168U (ja) | 1988-08-30 |
| JPH075321Y2 true JPH075321Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31188987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987156427U Expired - Lifetime JPH075321Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1987-10-13 | シリンダヘッドガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075321Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5642431Y2 (ja) * | 1975-09-02 | 1981-10-05 |
-
1987
- 1987-10-13 JP JP1987156427U patent/JPH075321Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63132168U (ja) | 1988-08-30 |
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