JPH0752665A - 車両の電装品冷却装置 - Google Patents

車両の電装品冷却装置

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JPH0752665A
JPH0752665A JP22211393A JP22211393A JPH0752665A JP H0752665 A JPH0752665 A JP H0752665A JP 22211393 A JP22211393 A JP 22211393A JP 22211393 A JP22211393 A JP 22211393A JP H0752665 A JPH0752665 A JP H0752665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
relay
air
engine
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP22211393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Haba
美貴 幅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リレーボックス等の放熱性を向上させ、熱だ
まりを減少させた車両用電装品の冷却装置を得ること。 【構成】 エンジンルーム11にリレー9等の電装品を配
設した車両において、このような電装品を収納したリレ
ーボックス22の一部に開口部24を形成すると共に、この
リレーボックス22の内部をエアクリーナ15の上流側に連
通させる。このようにしたので、エンジンを始動させた
場合、エンジンの吸気負圧によって、エアクリーナ15に
接続したリレーボックス22内の熱がエアクリーナ側に吸
い出される。これによって、リレーボックス22の内部に
組込んだリレー9等を冷却することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンルームに配設
したリレー等の電装品の温度上昇を抑制するための車両
の電装品冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエンジンルームには電装
品、たとえば、リレー等を収納したリレーボックスおよ
び、これらの配線や機器等の損傷を防止するためのヒュ
ーズを収納したヒューズボックスが配設されている。
【0003】上記のリレーボックスには、電装品である
リレー等が収納されていることから、また、リレーボッ
クスを配置しているエンジンルームの環境から、リレー
ボックスやリレー等が熱を持つことが多かった。
【0004】リレーボックスやリレーが熱を持った場
合、その熱を放熱しないとリレーが熱の影響を受けるこ
とになる。このような熱害の発生を防止するために、従
来は、ボックスに対していろいろな対策が講じられてき
た。
【0005】その対策として、図5に示すようなリレー
ボックス1が形成されている。このリレーボックス1は
実際のリレー等を収納した部分2の外側に熱害対策とし
ての空間部3を設け、リレーボックス1全体の体積を大
きく取ることにより放熱面を広げ、熱だまりを減少させ
ているものである。図において、符号4で示すものはリ
レーに接続した電線である。
【0006】また、別のものとして、図6に示すような
リレーボックス5がある。このリレーボックス5は、リ
レーボックス5の上面に冷却水用の循環路6を設け、側
部に空冷用ファン7を設けて、冷却水と冷却風とによっ
てリレーボックス5を冷却するようにしたものである。
【0007】さらに、別なものとして、図7に示すよう
なボックス8がある。このボックス8は、内部に収納す
るリレー9やヒューズ(図示省略)の数を減少させたも
のである。すなわち、従来は図8に示すように、ボック
ス8の内部に5個、収納していたリレー9またはヒュー
ズを、図7に示すように、4個に減少させて、余分のリ
レー9′または余分のヒューズは別のブラケット10を形
成して、それによって取付けていた。
【0008】なお、車両取付用リレーボックスとして、
実開平2-57748号公報に開示されているものがある。こ
の公報に開示されているものは、エンジンルーム内に吸
い込まれる冷却空気の上流側に開口したエアスクープ
と、冷却空気の下流側に開口し、取込んだ空気を吐出す
るエアアウトレットとを設け、内部にリレーを設けたも
のである。
【0009】また、自動車のバッテリ冷却装置として、
実開昭61-179030 号公報に開示されているものがある。
この公報に開示されているものは、エンジンルーム内に
設けたバッテリの周囲にエンジンルームの他部と区画す
るカバー部材を設け、このカバー部材の内部にエアクリ
ーナの吸気通路を設けたものである。
【0010】さらに、車両用電子機器の冷却構造とし
て、実開昭59-9116 号公報に開示されているものがあ
る。この公報に開示されているものは、エンジンルーム
内に設置されたエンジン用エア供給系エアダクトに電子
機器を組込み、このエアダクトの電子機器の下流に分岐
管を設け、分岐管に電子機器冷却用の電動ファンを設け
たものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
において、図5に示すリレーボックスのように、ボック
スの体積を大きくしたものは、エンジンルームのレイア
ウト上、実現が難しい問題があった。
【0012】また、図6に示すリレーボックスに冷却水
用の循環路や冷却ファンを取付けたものは、循環路や冷
却ファン等の装置を別に設ける必要があるので、コスト
が高くなり取付けが不可能になる問題があった。
【0013】さらに、図7に示すように、ボックスの内
部のリレーまたはヒューズを減少させることは、近年の
自動車における電気回路数の増加を考えると、前述と同
様に実現し難い問題がある。
【0014】なお、実開平2-57748号公報に開示されて
いる車両取付用リレーボックスは、エンジンルーム内に
吸込まれる冷却空気の上流側に開口したエアスクープ
と、冷却空気の下流側に開口し、取込んだ空気を吐出す
るエアアウトレットとを設け、内部にリレーを設けたも
のであるが、エンジン始動後、走行しなければ効果を発
揮しない欠点がある。
【0015】また、実開昭61-179030 号公報に開示され
た自動車のバッテリ冷却装置はエアクリーナの吸気通路
をバッテリとエンジンルームの他部とを区画するカバー
部材の内部に設けたものであるが、バッテリが密閉され
ていないので、クリーナの吸気によってバッテリが完全
に冷却されることはなく、また、始動時にはバッテリの
働きが弱くなる欠点もある。
【0016】さらに、実開昭59-9116 号公報に開示され
ている車両用電子機器の冷却構造は、エンジン用エア供
給系エアダクトに電子機器を組込み、このエアダクトの
電子機器の下流に設けた分岐管に電子機器冷却用の電動
ファンを設けたものなので、電子機器を冷却するための
電動ファンが必要となり、コスト的な問題が発生する虞
がある。
【0017】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、リレー等の電装品を収納したボック
スとエアクリーナとを接続させ、エンジンの負圧によっ
てボックス内からエアと共に熱を吸入し、ボックスの放
熱性を向上させて熱だまりをなくすようにした車両の電
装品冷却装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、エンジンルームにリレー等の
電装品を配設した車両において、前記電装品を収納した
ボックスの一部に開口部を設けると共に、該ボックスの
内部をエアクリーナの上流側に連通させたことを特徴と
するものである。
【0019】
【作用】本発明は、以上説明したようにエンジンルーム
に配設したリレー等の電装品を収納したボックスの一部
に開口部を形成し、さらに、このボックスをエアクリー
ナの上流側に接続したので、エンジンを始動させた場
合、エンジンの吸気負圧によってボックス内の熱がクリ
ーナ側に吸出されることになる。これによって、ボック
スおよびボックスの内部に収納したリレー等の電装品を
冷却することが可能になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
もとづいて説明する。なお、図5ないし図7と同一の部
材には同一の付す。図において、符号11はエンジンルー
ムを示している。エンジンルーム11にはエンジン12が設
けられ、エンジン12にはエキゾーストマニホールド13お
よびインテークマニホールド14が接続されている。
【0021】また、インテークマニホールド14の上流に
はエアクリーナ15が接続されている。エアクリーナ15は
エアクリーナボックス16とエアーフィルタ17および図示
しないキャップとから概略構成されており、エアーフィ
ルタ17はエアクリーナボックス16の略中央部に、エアの
流れに直交させて取付けられている。
【0022】このエアクリーナボックス16のクリーンサ
イド18にインテークマニホールド14が接続しており、エ
アクリーナボックス16の上流側、すなわちダストサイド
19にエアを吸入するエアーダクト20の後端部が接続され
ている(図3参照)。また、エアダクト20の先端部はエ
ア吸入口21となっている。
【0023】このエアーダクト20には、図2に示すよう
に、内部に電装品であるリレー9等を収納したボックス
であるリレーボックス22がホース23によって接続されて
いる。また、リレーボックス22の底部にはエアクリーナ
15側に流れるエアを取入れる開口部24が設けられてい
る。
【0024】次に、本実施例の作用を説明する。エンジ
ン12が運転を始めると、エンジン12の負圧によって、イ
ンテークマニホールド14のエアは矢印Aおよび矢印Bの
ように流れることになる。
【0025】これにより、エアクリーナボックス16内の
エアは矢印Cのように流れ、エアダクト20内を通るエア
は矢印Dのように流れる。このため、エアダクト20の内
部にはエアダクト20のエア吸入口21およびエアダクト20
に繋がるリレーボックス22よりエアが流入してくる。
【0026】リレーボックス22の内部のエアがエアダク
ト20に吸い出されると、必然的にエアがリレーボックス
22の下部の開口部24から流入することになる(矢印E参
照)。このようにリレーボックス22へのエアの流入、流
出によってリレー9が冷却されることになる。
【0027】なお、本実施例はリレー9を収納したボッ
クス22をエアクリーナ15に接続したエアダクト20の周壁
に接続させたが、このようにせず、図4に示すように、
リレー9を収納したリレーボックス22に設けた配管25を
直接にクリーナボックス16に接続してもよい。
【0028】このようにリレーボックス22を接続すれば
前述の実施例と同様にリレー9を冷却することが可能に
なる。また、リレーボックス22の冷却について説明した
が、リレーボックス22に止まらず、ヒューズを収納した
ヒューズボックスの冷却もこの冷却装置によって冷却す
ることが可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、エンジ
ンルームに配設したリレー等の電装品を組込んだボック
スの一部に開口部を形成し、さらに、このボックスをエ
アクリーナの上流側に接続したので、エンジンを始動さ
せた場合、エンジンの負圧によってボックス内の熱をク
リーナ側に吸い出すことができる。これによって、ボッ
クス類およびボックスの内部に収納したリレー等の電装
品を冷却することができる。
【0030】このようにボックス類の温度上昇を抑制す
ることができるので、ボックス内部の電装品の収納環境
を向上させることができる。
【0031】電装品を収納したボックスをエアクリーナ
の上流に接続しただけなので、ボックスのスペースを大
きくする必要がなくなり、省スペースで多数の負荷を組
込むことができる。
【0032】また、電気的および機械的な装置が不要の
ためコスト面において有利である。さらに、本発明は、
簡単な装置のため故障等に対しても修理が容易になり、
信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すボックスの断面図である。
【図3】エアクリーナの上部断面図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来のリレーボックスの斜視図である。
【図6】従来の別のリレーボックスの斜視図である。
【図7】従来のさらに別のボックスを示す斜視図であ
る。
【図8】従来のさらに以前のボックスの斜視図である。
【符号の説明】
9 リレー 11 エンジンルーム 15 エアクリーナ 22 リレーボックス 24 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームにリレー等の電装品を配
    設した車両において、前記電装品を収納したボックスの
    一部に開口部を形成すると共に、該ボックスの内部をエ
    アクリーナの上流側に連通させたことを特徴とする車両
    の電装品冷却装置。
JP22211393A 1993-08-13 1993-08-13 車両の電装品冷却装置 Pending JPH0752665A (ja)

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JP22211393A JPH0752665A (ja) 1993-08-13 1993-08-13 車両の電装品冷却装置

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JP22211393A JPH0752665A (ja) 1993-08-13 1993-08-13 車両の電装品冷却装置

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JPH0752665A true JPH0752665A (ja) 1995-02-28

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JP22211393A Pending JPH0752665A (ja) 1993-08-13 1993-08-13 車両の電装品冷却装置

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