JPH075176B2 - 低摺動音搬送ベルト - Google Patents

低摺動音搬送ベルト

Info

Publication number
JPH075176B2
JPH075176B2 JP1164876A JP16487689A JPH075176B2 JP H075176 B2 JPH075176 B2 JP H075176B2 JP 1164876 A JP1164876 A JP 1164876A JP 16487689 A JP16487689 A JP 16487689A JP H075176 B2 JPH075176 B2 JP H075176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor belt
belt
woven
lower layer
warp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1164876A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0331107A (ja
Inventor
均 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP1164876A priority Critical patent/JPH075176B2/ja
Publication of JPH0331107A publication Critical patent/JPH0331107A/ja
Publication of JPH075176B2 publication Critical patent/JPH075176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は低摺動音搬送ベルトに関し、詳しくはテーブ
ル支持コンベヤベルトとして、テーブル面との接触面を
織布、搬送面を樹脂層とした薄型構造の搬送ベルトの改
良に関する。
〔従来の技術〕 従来、搬送ベルトとして、平滑なテーブル上にそのまま
ベルトを摺動させるテーブル支持コンベヤが食品製造、
流通、製紙、製本、電子機器製造などの各産業分野で広
く利用されている。
このテーブル支持コンベヤは、平滑面上を滑り移動する
ので、ローラ支持コンベヤに比べ振動が少ないと言った
利点を有する。
〔従来技術の問題点〕
ところで、上記テーブル支持コンベヤは、テーブル支持
面を摺動するため、シューシューと言う比較的周波数の
高い擦過騒音が著るしく、特にベルトの強度を付与する
ため、裏面補強布として剛直な織布を使用したものほど
上記弊害は顕著となる。
また、このような問題を解消するため、例えば摺動面を
不織布、綿布など柔軟性の有る布で構成することも試み
られているが、消音化は図れてもベルトの厚さが増すた
め屈曲性が劣り、耐用寿命が不足する問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明と上記問題点に鑑み、従来のベルト強度を損な
うことなく、ベルト長さ方向の屈曲性、幅方向の剛性を
維持し、しかも著るしく擦過騒音の少ない低摺動音搬送
ベルトを提供することを目的としてなされたものであ
る。
〔課題を解決するための技術〕
即ち、この発明の低摺動音搬送ベルトは、少なくとも下
層を短繊維の撚糸で構成した上下二層からなる緯糸を経
糸で織成し、かつ、経糸の締付けにより下層の緯糸を膨
出させると共に前記撚糸の短繊維をけば立たせた二重織
り織布を補強芯体とし、前記下層部を裏面とし、上層部
に樹脂層を一体に形成して表面搬送面として成ることを
特徴とするものである。
〔作用〕
この発明における二重織り織布1は第1図に示すよう
に、緯糸2…2が上下二層A、Bとされ、これを経糸3
で相互に絡めるように織成した織布を言い、少なくとも
下層緯糸2Bを短繊維の撚糸とされた織布を用いる。な
お、第1図はこの発明の一実施例の断面図を示し、図中
4は樹脂層、矢印Xはベルトの進行方向を示す。
織布1を上記の構成とする理由は、第2図に示すように
二重織りを構成する経糸3の締め付け力により下層の緯
糸2Bを膨らませ、さらに緯糸2Bを構成する撚糸の短繊維
をけば立たせ、織布表面の柔軟性を発揮させ、騒音原因
となるテーブル面との接触表面の硬さを解消し、一方ベ
ルトに加わる張力をもっぱら経糸に負担させることによ
って、ベルトの抗張力を持たせるのである。なお、第2
図は第1図のII−II線断面図を示す。
下層を構成する緯糸2Bとしては、合成、あるいは天然、
もしくは両者混紡の短繊維の撚糸で、10〜20番手の4〜
6本撚りの太さの糸の使用が好適である。
また、上層を構成する繊維2Aとしては合成繊維、モノフ
ィラメントが適し、経糸としては、合成繊維のマルチフ
ィラメントが使用される。
また、二重織りとしては、織布表面が綾織り、裏面がト
ルコ朱子織りなどのものが適する。
ベルト表面の樹脂層は、従来一般に採用されている柔軟
性樹脂が使用され、特に記する点はない。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例を説明する。
経糸として1500d/lポリエステル繊維、緯糸として上層
を1000d/lポリエステルモノフィラメント、下層をポリ
エステルスパン糸と綿比率50/50の混紡糸で20/5の太
さのものを用い、第3図に示す実施例1〜5のように下
層表面はトルコ朱子織り、上層表面がハーフマット、2/
2綾くずしとした織布を用い、織布上層表面上に第1
図、第2図に示すように樹脂層を一体に形成し、厚さ1.
05mm、幅50cmの試供ベルトを得た。
次に、上記で得たベルトを第4図に示す装置で騒音測定
試験、及び耐久性試験を行った。
第4図に示す試験装置は100mφの駆動プーリP1に対し1.
5mの軸間距離をおいて50mmφの従動プーリP2,P3を配
し、50mmφのプーリP4,P5を配置したもので、図示のよ
うに搬送ベルトVを装架し従動プーリP2,P3間に、表面
を良く磨いた鉄板製接触テーブルTを配置したものであ
る。
まず、ベルトVを65〜200m/minで走行させ鉄板製接触テ
ーブルTより100mmの位置に騒音測定器(普通騒音計:
リオン社製NA−20型、オクターブフィルターNX−01A
型、中心周波数31.5〜16,000Hz(10バンド)およびAll
Pass)を配置して測定を行った。その結果は表1の通り
であった。
なお、表1中比較例は補強布としてポリエステル繊維製
平織りの帆布を一層用いた従来の搬送ベルトのものを示
す。
なお、表1中ベルト無しは搬送ベルトを装架せず、駆動
部のみ稼動させた状態をいう。
表1より明らかなように、同一速度における4KHz帯騒音
は平均20デシベル、8KHz帯では平均28デシベル、16KHz
帯では20デシベル以上の騒音低下が達成されていること
が判明した。
次に、周速度30m/minにて5mmRのナイフエッジ走行によ
る耐久性試験を行ったところ、実施例、比較例共に走行
50万サイクル経過後も異常無なかった。
〔効果〕
この発明は以上説明したように、テーブル表面二重織り
織布の緯糸のみを接触させる構成としたので、補強布の
長手方向抗張力を損なうことなく、テーブルとの接触面
のみを柔わらかい表面とすることができ、耐久性を損な
うことなく、著るしい消音化を図ることができる効果を
有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の側断面図、第2図は第1図
のII−II線断面図、第3図は、実施例の織成を示す図、
第4図は試験装置を示す側面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも下層を短繊維の撚糸で構成した
    上下二層からなる緯糸を経糸で織成し、かつ、経糸の締
    付けにより下層の緯糸を膨出させると共に前記撚糸の短
    繊維をけば立たせた二重織り織布を補強芯体とし、前記
    下層部を裏面とし、上層部に樹脂層を一体に形成して表
    面搬送面として成ることを特徴とする低摺動音搬送ベル
    ト。
JP1164876A 1989-06-27 1989-06-27 低摺動音搬送ベルト Expired - Fee Related JPH075176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1164876A JPH075176B2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 低摺動音搬送ベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1164876A JPH075176B2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 低摺動音搬送ベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0331107A JPH0331107A (ja) 1991-02-08
JPH075176B2 true JPH075176B2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=15801596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1164876A Expired - Fee Related JPH075176B2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 低摺動音搬送ベルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH075176B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19543975C1 (de) * 1995-11-25 1997-03-20 Forbo Int Sa Transportband mit einem Laufseitengewebe
CN111434813A (zh) * 2019-01-11 2020-07-21 乔意隆股份公司 包括具有双侧缎纹组织的织物的带

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735414U (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 バンドー化学株式会社 軽量物搬送ベルト
JP2014201853A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 横浜ゴム株式会社 コンベヤベルト用繊維補強層

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS443451Y1 (ja) * 1965-06-23 1969-02-07
JPS6031930B2 (ja) * 1978-07-28 1985-07-25 東海ゴム工業株式会社 ラフトップコンベヤベルト表面成形用布
JPS60224892A (ja) * 1984-04-17 1985-11-09 ヤマウチ株式会社 エンドレス・ベルト
JPS6175410U (ja) * 1984-10-24 1986-05-21

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19543975C1 (de) * 1995-11-25 1997-03-20 Forbo Int Sa Transportband mit einem Laufseitengewebe
EP0775648A2 (de) 1995-11-25 1997-05-28 FORBO International S.A. Transportband mit einem Laufseitengewebe
CN111434813A (zh) * 2019-01-11 2020-07-21 乔意隆股份公司 包括具有双侧缎纹组织的织物的带
US11529791B2 (en) 2019-01-11 2022-12-20 Chiorino S.P.A. Belt comprising a fabric with bilateral satin weave

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0331107A (ja) 1991-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4283454A (en) Papermakers wet felt with ribbed and smooth surface textures
JP3956341B2 (ja) 工業用多層織物
US3815645A (en) Machine cloth for the paper or cellulose industries
KR850001410B1 (ko) 제지용 니들 펠트(needle felt) 및 그 제조방법
US5089324A (en) Press section dewatering fabric
EP1967621A2 (en) Abrasive backing and abrasive cloth
US20210324552A1 (en) Multilayer fabric for nonwoven fabric
KR20180042304A (ko) 섬유 기계용 벨트
EP0493458B1 (en) Press section dewatering fabric
JPH075176B2 (ja) 低摺動音搬送ベルト
US5840636A (en) Conveyor belt having a woven fabric backing
KR850001411B1 (ko) 제지용 니들 펠트(needle felt) 및 그 제조방법
JPH0644891Y2 (ja) 低摺動音搬送ベルト
JP2823827B2 (ja) コンベヤベルト
JP3938511B2 (ja) 工業用多層織物
JP3933448B2 (ja) 工業用多層織物
JP4566484B2 (ja) 製紙機械用ドライヤーフェルト
JPH11152694A (ja) 工業用織物
SU1180418A1 (ru) Ткана прокладка дл конвейерных лент
JPH03227478A (ja) 抄紙用ドライヤーカンバス
JP2003239189A (ja) 工業用多層織物
JP4005381B2 (ja) 工業用多層織物
JPH0712325Y2 (ja) コンベアベルト
JP2023101976A (ja) 工業用織物
JP2023101974A (ja) 工業用織物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees