JPH0735414U - 軽量物搬送ベルト - Google Patents

軽量物搬送ベルト

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JPH0735414U
JPH0735414U JP6626993U JP6626993U JPH0735414U JP H0735414 U JPH0735414 U JP H0735414U JP 6626993 U JP6626993 U JP 6626993U JP 6626993 U JP6626993 U JP 6626993U JP H0735414 U JPH0735414 U JP H0735414U
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JP
Japan
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belt
yarn
woven
lightweight
ply structure
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Pending
Application number
JP6626993U
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English (en)
Inventor
均 中西
Original Assignee
バンドー化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2プライ構造のベルトと同程度の幅方向の剛
性を有し、且つ長手方向には小径プーリに適合できる柔
軟性を有する、広幅にも適用可能な1プライ構造の軽量
物搬送ベルトを提供する。 【構成】 上下2層の緯糸1を経糸2で織成した二重織
り織布からなる芯体の片面に樹脂層3を一体に成形して
いる。緯糸1はガラス繊維、ポリプロピレン繊維もしく
はポリエステル繊維の無撚糸またはモノフィラメント糸
であり、経糸2はマルチフィラメント糸である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軽量物搬送ベルトに関し、詳しくは広幅(ベルト幅600mm以上)に 適用可能な1プライ構造の軽量物搬送ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
物流業界における仕分け装置には搬送ベルトが多用されており、装置の軽量化 のためベルト自体も軽量化が要望されている。 しかし、従来、ベルト幅が600mmを超える広幅用に1プライ構造の軽量ベル トを使用すると、ベルトの剛性不足によるプーリクラウンの影響によってベルト にシワや耳部ソリ上がりといった問題が発生した。そのため、広幅用としては、 2プライ以上の多層プライ構造のベルトや多重織構造のベルトが使用されている 。ところが、2プライ以上のベルトはベルト長手方向の柔軟性に欠けるため、プ ーリ径を大きくする必要があり、必然的にコンベヤ装置全体が大がかりなものと なる。
【0003】 本考案はこのような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであって 、その目的は、2プライ構造のベルトと同程度の幅方向の剛性を有し、且つ長手 方向には小径プーリに適合できる柔軟性を有する、広幅にも適用可能な1プライ 構造の軽量物搬送ベルトを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の要旨は、上下2層の緯糸を経糸で織成した 二重織り織布からなる芯体の片面に樹脂層を一体に成形して該樹脂層を搬送面と した軽量物搬送ベルトにおいて、上記緯糸をガラス繊維、ポリプロピレン繊維も しくはポリエステル繊維の無撚糸またはモノフィラメント糸とし、経糸をマルチ フィラメント糸としたことを特徴とする1プライ構造の軽量物搬送ベルトにある 。
【0005】
【作用】
高弾性率のガラス繊維、ポリプロピレン繊維もしくはポリエステル繊維の無撚 糸またはモノフィラメント糸を上下2層構造の緯糸として使用したので、ベルト 幅方向の剛性を高めることができる。 また、1プライ構造であるから、中間樹脂層が介在せず、しかも経糸にはマル チフィラメント糸を使用しているので、ベルト長手方向の柔軟性は損なわれない 。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。図1は本考案の軽量物搬送ベルトの断面を 示し、1は上下2層の緯糸、2は経糸、3は樹脂層(ポリウレタン)である。そ して、以下の表1に示す仕様からなる本考案のベルトと比較例のベルトを作製し 、ベルトの縦・横剛性値、ベルトの1%伸張時の荷重を測定した。これらの測定 値も表1に併記する。
【0007】
【表1】
【0008】 表1に明らかなように、本実施例のベルトは1プライ構造の比較例1のベルト と略同重量であるが、縦方向(長手方向)・横方向(幅方向)の剛性値はともに 比較例1のベルトの2倍以上あり、しかも幅方向の剛性値は長手方向の剛性値の 約3倍もあり、幅方向の剛性が極めて高い。さらに、本実施例のベルトの長手方 向の剛性値は2プライ構造の比較例2のベルト(現行ベルト)の1/2以下であ り、長手方向の柔軟性は現行ベルトより優れている。
【0009】 そして、仕分けコンベヤベルト(1500mm幅×3000mm長)として、実施 例1のベルトを適用した。その結果、2プライ構造の現行ベルトに比してベルト 単体として約2.5kg/本の軽量化を達成するとともに、長手方向が柔軟性に富 むため、50mm径の小径プーリを使用することができ(2プライ構造ベルトでは 80mm径のプーリを使用)、コンベヤ装置の軽量化が図れた。また、幅方向の剛 性が高いため、1プライ構造であるに関わらず、ベルトのシワやタクレが発生す ることはなかった。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係る軽量物搬送ベルトは上記のとおり構成されているので、次の効果 を奏する。 1プライ構造であるにも関わらず幅方向の剛性が高く、広幅用として使用し てもシワやタクレが発生しにくい。 1プライの軽量構造であり、長手方向には柔軟性があるため、小径プーリを 使用することが可能で、コンベヤ装置の軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の軽量物搬送ベルトの断面図である。
【符号の説明】
1…緯糸 2…経糸 3…樹脂層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下2層の緯糸を経糸で織成した二重織
    り織布からなる芯体の片面に樹脂層を一体に成形して該
    樹脂層を搬送面とした軽量物搬送ベルトにおいて、上記
    緯糸をガラス繊維、ポリプロピレン繊維もしくはポリエ
    ステル繊維の無撚糸またはモノフィラメント糸とし、経
    糸をマルチフィラメント糸としたことを特徴とする1プ
    ライ構造の軽量物搬送ベルト。
JP6626993U 1993-12-13 1993-12-13 軽量物搬送ベルト Pending JPH0735414U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0331107A (ja) * 1989-06-27 1991-02-08 Bando Chem Ind Ltd 低摺動音搬送ベルト
JPH03259810A (ja) * 1990-03-09 1991-11-19 Bridgestone Corp 被搬送物の横方向移動容易なベルト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0331107A (ja) * 1989-06-27 1991-02-08 Bando Chem Ind Ltd 低摺動音搬送ベルト
JPH03259810A (ja) * 1990-03-09 1991-11-19 Bridgestone Corp 被搬送物の横方向移動容易なベルト

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