JPH0751154A - 低燃性まくら - Google Patents

低燃性まくら

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JPH0751154A
JPH0751154A JP6149280A JP14928094A JPH0751154A JP H0751154 A JPH0751154 A JP H0751154A JP 6149280 A JP6149280 A JP 6149280A JP 14928094 A JP14928094 A JP 14928094A JP H0751154 A JPH0751154 A JP H0751154A
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JP
Japan
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cover
woven
fibers
pillow
low
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Pending
Application number
JP6149280A
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English (en)
Inventor
Franz Thoennessen
フランツ・テンネッセン
Hans H Muehlhaus
ハンス・ハインリッヒ・ミュールハウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/001Fireproof means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G9/00Bed-covers; Counterpanes; Travelling rugs; Sleeping rugs; Sleeping bags; Pillows
    • A47G9/10Pillows

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Bedding Items (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製造に経費がかからないばかりでなく、ひどい
条件で使用してもクリーニングおよび殺菌が容易であ
り、そしてリサイクルが簡単なクッション材料およびカ
バーよりなる低燃性まくらを提供する。 【構成】クッションコアーが、線密度3−50dtex
の繊維またはフィラメントよりなる、厚さ5−15c
m、好ましくは8−12cmおよび基本重量500−3
000g/m2の、結合剤で固定化された不織ブロック
よりなり、そしてカバーが、織布または編布を含むまた
はからなる布シート材料よりなるポケット形の閉じるこ
とのできる覆いであり、クッションコアーおよび覆いの
繊維およびフィラメントが耐燃性ポリエステルよりな
る、クッションコアーおよびこれから取りはずすことが
できるカバーよりなる低燃性まくら;およびクッション
コアーが、不織ブロックの他に、高さが不織ブロックの
幅に相当し、直径が5−20cmである円筒形不織ロー
ルよりなり、該ロールが分離できるようにまたはできな
いようにブロックにつながれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結合剤で固定化した不
織ブロックと、クッションコアーから取りはずし可能な
カバーとからなり、このカバーが布シート材料よりなる
ポケット状の閉じることのできる覆いよりなり、クッシ
ョンコアーおよび覆いの繊維およびフィラメントが耐燃
性ポリエステルよりなる、低燃性まくらに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭またはその他の場所での火災は、た
ばこ、ロウソク、電気製品の過熱または裸火、例えば修
理作業による裸火のような発火源が、家具または備品の
クッションと接触し、そしてこのクッションの中で火が
くすぶったりまたは燃え上がるということが多くの原因
となっている。比較的多くの人々が集まる施設、例えば
ホテル、会議センター、また船、鉄道の客車または飛行
機のような輸送手段には、そこで使用される家具または
備品の耐燃性を規制する規則がある。特に契約区域、ま
た家庭区域では、ぼやを含めた火災は重大であり、しば
しば居住者にとって致命的な結果となる。従って、発火
源によって発火しにくいクッション製品を提供すること
は非常に重要なことである。
【0003】これまでにも、低燃性クッション材料の要
件を満たそうとする試みがないことはなかった。例え
ば、特願昭60−2,274号には、バルク繊維製品、
例えば熱可塑性合成ポリエステル繊維、難燃性繊維およ
び/またはポリアミド繊維の充填物を詰めたまくらが記
載されている。使用される少なくとも30重量%の繊維
は、断面の円周1−5mmおよび繊維の長さ10mm以
下の難燃性合成ポリエステル繊維である。断面自体は三
つの先端のある形または卍形である。
【0004】しかしながら、この公知の材料は、使用繊
維の断面が複雑な形であるため、製造が比較的こみいっ
ており経費がかかるばかりでなく、異なる繊維材料を含
んでいるために、リサイクルが実質的に不可能であると
いう大きな欠点も有していのである。しかしながら、最
近のクッション材料は低燃性であるばかりでなく、衛生
学的にも満足なものにすべきである;すなわち、これら
は十分にきれいにすることができ、そして必要ならば、
ひどい状態の下でも殺菌することができ、そして万一そ
れらを交換しなければならない場合には、納得がいくよ
うに廃棄することができ、好ましくは容易にリサイクル
することができるようにすべきである。
【0005】特に、低燃性クッション材料の製造コスト
をいかにして減少させるかという問題は、ドイツ実用新
案第84 29 666号に論じられており、これには
シート、タイル等の形の耐燃性ウェブが記載されてお
り、これは少なくとも片側を難燃性表面仕上げウェブと
組み合わせたそれ自体公知のかさ張ったクッションウェ
ブよりなり、クッションウェブおよび表面仕上げウェブ
を広い面積にわたって結合させている。低燃性表面仕上
げウェブは、ある割合のホットメルト接着性繊維および
/またはある割合の合成繊維を含有する低燃性繊維のニ
ードルフェルトであり、低燃性繊維はポリ塩化ビニル、
変性ポリアクリロニトリルまたは共重合体からなる。こ
の材料はまた、現代のクッション材料の要件、特に満足
なクリーニングを行うことができるという要件を十分に
満たすことができず、そして種々の繊維材料が含まれて
いるため、リサイクルできず、廃棄が難しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製造に経費
がかからないばかりでなく、ひどい条件で使用してもク
リーニングおよび殺菌が容易であり、そしてリサイクル
が簡単なクッション材料を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の低燃性まくらは
クッションコアーおよびこれから取りはずすことができ
るカバーよりなり、クッションコアーは線密度3−50
dtex、好ましくは6−20dtexの繊維またはフ
ィラメントよりなる、厚さ5−15cm、好ましくは8
−12cmおよび基本重量500−3000g/m2
好ましくは1000−2000g/m2の、結合剤で固
定化された不織ブロックよりなる。カバーは織布または
編布を含むまたはからなる布シート材料よりなるポケッ
トの形をした閉じることのできる覆いであり、クッショ
ンコアーおよび覆いの繊維およびフィラメントは耐燃性
ポリエステルよりなる。
【0008】本発明の低燃性まくらの別の具体例は、不
織ブロックの他に、高さが不織ブロックの幅に相当し、
直径が5−20cm、好ましくは10−20cmである
円筒形不織ロールよりなり、該ロールが分離ができるよ
うにまたはできないようにブロックにつながれているク
ッションコアーよりなる。不織ロールと不織ブロックと
の間の分離ができない結合は、例えば、不織布の固定化
結合剤が活性化される− 溶融性結合剤を使用する場
合、例えば溶融性結合剤の融点より上に加熱することに
よって − ウェブの固定化相において、不織ブロック
と不織ロールとの間の満足な結合が2つの部分間の接触
点で形成されるように、2つの部分を一緒にプレスする
と簡単に得られる。
【0009】不織ブロックと不織ロールとの間の分離可
能な結合は、例えば、接触領域に貼った再粘着性接着剤
のストリップまたはフックアンドループファスナーによ
って得ることができる。別の具体例では、クッションコ
アーの不織ブロックと不織ロールがそれぞれ別のカバー
を有し、2つの部分が分離可能なようにつなぐ。この場
合においても、分離可能な結合は、ストリップの形で取
り付けた再粘着性接着剤によって、または好ましくはフ
ックアンドループファスナーによって得ることができ
る。
【0010】この好ましい具体例における本発明の低燃
性まくらは、首を支持するのに特に適している(ネック
ロール)。従って、この具体例のまくらは特に整形外科
分野で使用すると特に都合がよい。クッションコアーの
不織ロールは、非固定化状態で巻き取り、次に結合剤を
活性化させることによって固定化し、そしてロール状で
安定化させた、基本重量200−800g/m2の巻き
取りシート状不織布よりなるのが好ましい。
【0011】図1は、不織ブロック(2)、不織ロール
(3)、不織ブロック(2)と不織ロール(3)との間
を分離可能な結合にする結合部材(4)、および一緒に
なったカバー(5)よりなる、本発明のまくら(1)の
概略断面図である。
【0012】図2は、不織ブロック(12)、不織ロー
ル(13)、不織ブロック(12)および不織ロール
(13)のためのカバー(15)および(15′)、並
びにまくらのカバーされた部分の間を分離可能な結合に
する結合部材(14)よりなる、本発明のまくら(1
1)の別の具体例の概略断面図である。
【0013】本発明の低燃性まくらの不織ブロックおよ
び不織ロールは、連続フィラメントまたはステープルフ
ァイバーからなる。不織ロールの繊維材料の線密度は、
不織ブロックの繊維材料の線密度より高くなるように選
択する。これによって、ロールの圧縮強度はより高くな
り、そして特に首のための良好な支持体となる。もちろ
ん、不織ブロックおよび不織ロールを異なる繊維材料か
らつくることも可能であり;特に、これらは繊維長さが
異なっていてもよい。例えば、不織ブロックは連続フィ
ラメント繊維そして不織ロールはステープルファイバー
から、またはこの逆からなっていてもよい。不織ブロッ
クおよび/または不織ロールに使用されるステープルフ
ァイバーのステープルの長さは、30−150mm、好
ましくは40−100mmであると都合がよい。
【0014】本発明のまくらに使用する結合剤は、液体
連続相の蒸発によって、不織布の固定化を引き起こす結
合剤分散液でもよいが、溶融性結合剤を使用するのが好
ましい。従って、不織ブロックばかりでなく不織ロール
のクッションコアーは、溶融性結合剤で固定化された不
織布よりなるのが好ましい。溶融性結合剤は不織布の中
に繊維(結合繊維)の形で導入するのが特に都合がよ
い。ウェブの固定化の好ましい程度によって、結合剤の
重量割合は、全不織布重量(結合剤を含めて)の5−3
5重量%、好ましくは10−25重量%である。リサイ
クル性が好ましいという観点からは、耐力不織繊維の融
点より少なくとも10℃、好ましくは20℃低い融点の
変性ポリエステルが、溶融性結合剤に特に好ましい。
【0015】溶融性結合剤を繊維の形で用いるのが好ま
しいが、このようにするならば、異なる結合繊維の形で
もよく、または2成分繊維の一部、平行またはコアー−
鞘型の一部であってもよく、この場合、鞘または2成分
繊維の一方が溶融性結合剤である。廃棄が容易であるた
めには、耐力繊維ばかりでなく、クッションコアーの結
合繊維も、融点の異なるポリエステルよりなるのが特に
好ましい。上記の規定範囲内で、結合剤含有量はクッシ
ョンコアーの感触が比較的硬いものとなるように選択す
るのが好ましい。
【0016】本発明の難燃性まくらのカバーは、連続フ
ィラメントヤーンまたはステープルファイバーヤーンか
らの織布または編布よりなる。カバー用の織布または編
布の基本重量は100−300g/m2であると都合が
よい。この目的のための織布は平織またはサテン/サテ
ーン織であると都合がよく、これは特に気持ちのよい肌
触りを与える。編布は同じ理由で単一面に編んだものが
好ましい。特に好ましいのは、カバーが基本重量50−
300g/m2の不織布と基本重量100−300g/
2の織布または編布との少なくとも2つの層を組み合
わせたものよりなり、これらが好ましくはキルティング
によって一緒に結合されている、本発明の低燃性まくら
である。特に都合のよいのは、両面を織布または編布で
表面仕上げし、そしてキルティングしたそのような不織
布よりなるカバーである。そのようなカバーの3層構造
体の利点は、そのような多層カバーがクッションコアー
がなくとも薄い頭支えとして用いることができることで
ある。
【0017】本発明の低燃性まくらが特に肌にやさし
く、織物の風合いであるためには、カバーの織布または
編布を構成する繊維が、表面組織を施されたマルチフィ
ラメントヤーンまたはステープルファイバーヤーンであ
るのが好ましい。この表面組織付けは、一般的な方法、
特にエアージェットテクスチャリングまたは偽ツイスト
テクスチャリングによって施されてきた。カバーの糸の
線密度は60−200dtex内であると都合がよく、
マルチフィラメントヤーンは一般に30−150の個々
のフィラメントを含む。
【0018】クッションコアーおよびカバーの繊維材料
に適したポリエステル − 本発明の目的のための繊維
材料にはステープルファイバーだけでなく連続フィラメ
ント繊維もある − は、耐燃性となるように変性した
または仕上げた、そして主に芳香族ジカルボン酸および
脂肪族ジオールから誘導された構成単位からなる紡糸可
能なグレードのものである。広く用いられる芳香族ジカ
ルボン酸構成単位はベンゼンジカルボン酸、特にテレフ
タル酸およびイソフタル酸の2価の基であり、広く用い
られるジオールは炭素原子数が2−4のものであり、エ
チレングリコールが特に適している。変性ポリエステル
は少なくとも85モル%のエチレンテレフタレート単位
を含有しているのが好ましい。残りの15モル%はジカ
ルボン酸単位およびグリコール単位であり、これらは変
性剤として作用し、これによって当該業者はフィラメン
ト製品の物理的および化学的性質を特定の方法で左右す
ることができる。そのようなジカルボン酸単位の例はイ
ソフタル酸または脂肪族ジカルボン酸、例えばグルタル
酸、アジピン酸およびセバシン酸の基であり;変性ジオ
ール基の例はより長いジオール、例えばプロパンジオー
ルまたはブタンジオールの基、ジ−もしくはトリエチレ
ングリコールの基、少量存在させるならば、分子量が約
500−2000のポリグリコールの基である。特に好
ましいのは、少なくとも95モル%のエチレンテレフタ
レート単位を含むポリエステルであり、特に非変性PE
Tでできたポリエステルが好ましい。
【0019】耐燃性を付与するためのこれらのポリエス
テル材料の変性は、ハロゲン化合物、特に臭素化合物を
加えることによって、または特に都合よくはポリエステ
ル鎖に共縮合させた0.1−20、好ましくは2−12
重量%のリン化合物を存在させることによって行う。本
発明の低燃性まくらの繊維材料用の特に好ましい耐燃性
ポリエステルは、式
【化2】 (式中、Rは炭素原子数2−6のアルキレンもしくはポ
リメチレンまたはフェニルであり、R1は炭素原子数1
−6のアルキル、アリールまたはアラルキルである)の
構成基を鎖の中に共縮合させて含むものである。式Iに
おける記号の好ましい意味は、Rがエチレンであり、R
1がメチル、エチル、フェニルまたはo−、m−もしく
はp−メチルフェニル、特にメチルである。
【0020】本発明のまくらに存在するポリエステルの
分子量は、25℃のジクロロ酢酸100mlに重合体1
gが含まれる溶液で測定した固有粘度(IV)が、0.
5−1.4dl/gに相当するものである。本発明の低
燃性まくらのさらに好ましい具体例では、クッションコ
アーおよびカバーの製造に用いられる繊維材料は、ポリ
エステル組成物および紡糸条件を考慮して選択して、ク
ッションコアーは殺菌することができそしてカバーは沸
騰洗浄することができるようにする。
【0021】低燃性まくらのカバーを、ジップファスナ
ー(ジッパー)またはフックアンドループファスナーに
よって閉じられるようにつくるとさらにずっと都合がよ
い。本発明のまくらを十分にリサイクルできるようにす
るためには(単一材料構成)、まくらカバーのジップフ
ァスナーまたはフックアンドループファスナーをポリエ
ステルモノフィラメントからなるようにするのが好まし
い。ジップファスナーまたはフックアンドループファス
ナーのモノフィラメントを、まくらの繊維材料の残りの
ような耐燃性ポリエステルからなるようにすると特に好
ましい。
【0022】以下の具体的な実施例で本発明の低燃性ま
くらの製造について説明する。実施例で使用した耐燃性
ポリエステル繊維はいずれも、上記式Iの構成基を組み
込むことによって耐燃性にしたポリエチレンテレフタレ
ートで製造した((R)TREVIRA CS − ヘ
キスト社の繊維材料)。
【0023】
【実施例】
a) 不織ブロック ワーカーアンドストリッパー型のカーディング機を使用
して、式Iの構成ブロックを組み込むことによって耐燃
性にしたステープル長さ80mmの17dtexポリエ
チレンテレフタレートステープルファイバー80重量
%、およびコアー−鞘重量比50:50、線密度4.4
dtexおよびステープル長さ50mmの耐燃性ポリエ
チレンテレフタレートのコアーとポリ(エチレンテレフ
タレートイソフタレート)の鞘のコアー−鞘型との2成
分繊維20重量%の混合物を、基本重量1500g/m
2のウェブに加工した。ウェブを8−10cmのレベル
に圧縮し、熱空気オーブン中で160℃にて結合させ
た。
【0024】b) ネックロール 同じ繊維混合物を同じ機械でカードして、400g/m
2のウェブを製造し、次にこれを軽く針で縫うことによ
って予備固定化した。なお結合剤で固定化すべき得られ
たウェブを、直径15cmのロールに巻き取り、そして
その形で熱空気オーブン中、160℃にて固化した。得
られたまくらおよびネックロール用のクッションコアー
は低燃性であり、リサイクル、洗浄および殺菌が可能で
あり、そして比較的堅い手触りのものであった。これら
のコアー材料の手触りの堅さ、圧縮強さおよび回復力
は、繊維の線密度、結合剤含有量、硬化温度および空気
供給を選択することによって希望どうりに変更および調
整することができる。
【0025】c) カバー 上で製造された不織ブロックおよび不織ロール用に、開
口側にポリエステルワイヤで製造されたジッパーを有す
る別々のカバーを縫った。このカバーには、耐燃性ポリ
エチレンテレフタレート繊維よりなる基本重量200g
/m2の繊維ウェブ、およびこの両側に付けた、耐燃性
ポリエチレンテレフタレートのステープルファイバーヤ
ーン(繊維線密度1.7dtex)で製造された織布
(180g/m2)よりなる3層布シート材料を用い
た。2つのカバーには適当な位置に、耐燃性ポリエステ
ルワイヤのフックアンドループファスナーストリップを
付ける。その結果、ネックロールは分離可能なように適
当な位置でまくらにつなぐことができる。カバーは不織
ブロックおよび不織ロールの上をすべらせ、ジッパーで
閉じる。次に、得られたまくらの部材をフックアンドル
ープファスナーストリップのところで共に押し付けてて
これらを結合し、本発明のまくらを得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】不織ブロック(2)、不織ロール(3)、不織
ブロック(2)と不織ロール(3)との間を分離可能な
結合にする結合部材(4)、および一緒になったカバー
(5)よりなる、本発明のまくら(1)の概略断面図で
ある。
【図2】不織ブロック(12)、不織ロール(13)、
不織ブロック(12)および不織ロール(13)のため
のカバー(15)および(15′)、並びにまくらのカ
バーされた部分の間を分離可能な結合にする結合部材
(14)よりなる、本発明のまくら(11)の別の具体
例の概略断面図である。
【符号の説明】
1 まくら 2 不織ブロック 3 不織ロール 4 結合部材 5 カバー 11 まくら 12 不織ブロック 13 不織ロール 14 結合部材 15および15′ カバー

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッションコアーが、線密度3−50d
    texの繊維またはフィラメントよりなる、厚さ5−1
    5cm、好ましくは8−12cmおよび基本重量500
    −3000g/m2の、結合剤で固定化された不織ブロ
    ックよりなり、そしてカバーが、織布または編布を含む
    またはからなる布シート材料よりなるポケット形の閉じ
    ることのできる覆いであり、クッションコアーおよび覆
    いの繊維およびフィラメントが耐燃性ポリエステルより
    なる、クッションコアーおよびこれから取りはずすこと
    ができるカバーよりなる低燃性まくら。
  2. 【請求項2】 クッションコアーが、不織ブロックの他
    に、高さが不織ブロックの幅に相当し、直径が5−20
    cmである円筒形不織ロールよりなり、該ロールが取り
    はずしができるようにまたはできないように該ブロック
    につながれている、請求項1の低燃性まくら。
  3. 【請求項3】 クッションコアーの不織ブロックおよび
    不織ロールがそれぞれ別々のカバーを有し、そしてこれ
    らの2つの部分が分離できるように共につながれてい
    る、請求項1または2の低燃性まくら。
  4. 【請求項4】 クッションコアーが殺菌できる、請求項
    1ないし3のいずれかの低燃性まくら。
  5. 【請求項5】 クッションコアーが溶融性結合剤で固定
    化された不織布よりなる、請求項1ないし4のいずれか
    の低燃性まくら。
  6. 【請求項6】 溶融性結合剤を繊維の形、好ましくは2
    成分繊維、特に融点の異なる2種のポリエステルからな
    るそのような繊維の形で不織布に導入された、請求項1
    ないし5のいずれかの低燃性まくら。
  7. 【請求項7】 カバーを煮沸洗浄することができる、請
    求項1ないし6のいずれかの低燃性まくら。
  8. 【請求項8】 カバーの布シート材料が、基本重量50
    −300g/m2の不織布と基本重量100−300g
    /m2の織布または編布との少なくとも2層の組み合わ
    せよりなり、これらが、好ましくはキルティングによっ
    て、共につながれている、請求項1ないし7のいずれか
    の低燃性まくら。
  9. 【請求項9】 クッションコアーおよびカバーの繊維が
    耐燃性ポリエチレンテレフタレートよりなる、請求項1
    ないし8のいずれかの低燃性まくら。
  10. 【請求項10】 耐燃性ポリエステルが式I 【化1】 (式中、Rは炭素原子数2−6のアルキレンもしくはポ
    リメチレンまたはフェニルであり、R1は炭素原子数1
    −6のアルキル、アリールまたはアラルキルである)の
    共縮合構造単位を含む、請求項1ないし9のいずれかの
    低燃性まくら。
  11. 【請求項11】 カバーが、好ましくはポリエステルワ
    イヤ、特に耐燃性ポリエステルワイヤで製造されたジッ
    パーまたはフックアンドループファスナーによって閉じ
    ることができる、請求項1ないし10のいずれかの低燃
    性まくら。
  12. 【請求項12】 線密度3−50dtexの耐燃性ポリ
    エステルよりなる繊維またはフィラメントを用いて、フ
    ィラメントをスクリーン上にランダムに置くことによ
    り、またはステープルファイバーをカーディング機によ
    って置くことにより、基本重量500−3000g/m
    2の不織ブロックを形成することによってコアーを製造
    し、該不織ブロックを厚さ5−15cm、好ましくは8
    −12cmに圧縮し、これを結合し、切断して好ましい
    形にし、そしてこのようにして得たコアーをカバーの中
    に入れることよりなり、該カバーは織布または編布を含
    むまたはからなる布シート材料よりなるポケット形の閉
    じることのできる覆いであり、覆いの繊維およびフィラ
    メントは耐燃性ポリエステルよりなる、クッションコア
    ーおよびこれから取りはずすことができるカバーよりな
    る低燃性まくらの製造方法。
  13. 【請求項13】 コアーの製造の他に、線密度3−50
    dtexの耐燃性ポリエステルよりなる繊維またはフィ
    ラメントを用いて、フィラメントをスクリーン上にラン
    ダムに置くことにより、またはステープルファイバーを
    カーディング機によって置くことにより、不織布を形成
    し、得られた不織布を高さが不織ブロックの幅に相当
    し、直径が5−20cmである円筒形ロールに巻き取
    り、これを結合し、そして該ロールを分離できるように
    またはできないようブロックににつなぎ、このようにし
    て得たコアーを適切なカバーの中に入れるか、あるいは
    該ロールおよびブロックをそれぞれ適切なカバーに入
    れ、カバーした部分を分離できるようにまたはできない
    ように互いにつなぐことによってネックロールを製造す
    ることよりなり、該カバーは織布または編布を含むまた
    はからなるポケット形の閉じることのできる覆いであ
    り、ケースの繊維およびフィラメントは耐燃性ポリエス
    テルよりなる、請求項12の製造方法。
  14. 【請求項14】 結合を溶融結合剤によって行う、請求
    項12または13の方法。
  15. 【請求項15】 繊維またはフィラメントの形の溶融結
    合剤を用いることよりなる、請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 溶融結合剤の溶融温度とコアーおよび
    ネックロールの繊維またはフィラメントの溶融温度との
    間の温度で行う熱処理によって、溶融結合剤を活性化す
    ることよりなる、請求項12ないし15のいずれかの方
    法。
  17. 【請求項17】 式Iの共縮合構造単位を含む耐燃性ポ
    リエステルからのフィラメントまたは繊維を使用するこ
    とよりなる、請求項12ないし16のいずれかの方法。
  18. 【請求項18】 好ましくはポリエステルワイヤ、特に
    耐燃性ポリエステルワイヤで製造されたジップファスナ
    ーまたはフックアンドループファスナーによって閉じる
    ことができるカバーを使用することよりなる、請求項1
    2ないし17のいずれかの方法。
JP6149280A 1993-06-30 1994-06-30 低燃性まくら Pending JPH0751154A (ja)

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